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JP2016157515A - Led点灯回路、ledランプ及びled点灯装置並びにこれらに用いる通電制御回路 - Google Patents

Led点灯回路、ledランプ及びled点灯装置並びにこれらに用いる通電制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】連続点灯用のLEDの点灯回路と間欠点灯用のLEDの点灯回路とを簡素な構成で一回路とし、LED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置並びにこれらに用いる通電制御回路における配線の簡素化、小型化及び低コスト化を実現する。
【解決手段】通電制御回路(7A)は、直流定電流が供給される第1及び第2の入力端子(T5、T6)間に直列接続される第1の発光色の第1のLEDアレイ(61)と第1の発光色とは異なる第2の発光色の第2のLEDアレイ(62)からなるLEDアレイ直列回路に接続される。通電制御回路(7A)は、第1及び第2の入力端子間に、第2のLEDアレイに並列接続されたスイッチング素子(70)と、スイッチング素子を所定の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフするPWM制御回路(71)とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置並びにこれらに用いる通電制御回路に関する。
特許文献1は、植生地域に隣接した位置への設置に適した街路灯を開示する。同文献の街路灯では、植生地域側への照射を行うための光源と、植生地域でない側への照射を行う光源とが組み合わされ、前者の光源は波長500〜580nmの緑色光を発光し、後者の光源は波長500〜580nmの緑色光以外の波長域を含む光を発光する。そして、緑色光以外の波長域を含む光を発光する光源は、植生地域側に照射されない程度に指向性の高い多数のLEDからなり、街路灯として必要な照度を与える。これにより、街路灯としての機能を確保しつつ、植物への夜間照明によってその開花の遅延又は収穫の減少がもたらされる光害を抑制することが開示される。
特許文献2は、夜間照明による植物への光害の評価方向、光害回避照明装置等を開示し、光害回避照明装置として、植物への光害を回避しつつも対人照明として自然な照明を得るための夜間照明装置を開示する。同文献によると、この夜間照明装置において、青色LEDをパルス発光周波数300〜2700Hz及びデューティ比10〜90%で駆動すること、緑色LEDをパルス発光周波数50〜1000Hz及びデューティ比20〜90%で駆動すること、又は黄緑色LEDをパルス発光周波数500〜2700Hz及びデューティ比10〜90%で駆動することが好ましいとされている。
特許第4839447号公報 再表2011−052462号公報
上記のように、植生区域に隣接する区域の道路灯等の照明において、特定の発光色の光を特定の態様で点灯することにより、好適な対人照明と光害の抑制とを両立できることが分かってきている。そして、近年では、このような照明の一態様として、1つの照明装置に複数の発光色のLEDを配置してその一部のLEDを間欠点灯させる構成、すなわち、連続点灯されるLEDと間欠点灯されるLEDとが搭載された照明装置が提案されている。しかし、連続点灯用のLEDのための点灯装置と、間欠点灯用のLEDのための点灯装置とが個別に設けられる場合には、点灯回路乃至は点灯装置の配線の複雑化、大型化、及びこれらによる高コスト化が問題となる。
そこで、本発明は、連続点灯用のLEDの点灯回路と間欠点灯用のLEDの点灯回路とを簡素な構成で一回路とし、LED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置並びにこれらに用いる通電制御回路の配線の簡素化、小型化、及び低コスト化を実現することを課題とする。
本発明の第1の形態による通電制御回路(7A)は、直流定電流が供給される第1及び第2の入力端子(T5、T6)間に直列接続される第1の発光色の第1のLEDアレイと前記第1の発光色とは異なる第2の発光色の第2のLEDアレイからなるLEDアレイ直列回路に接続される。通電制御回路(7A)は、第1及び第2の入力端子間に、第2のLEDアレイに並列接続されたスイッチング素子(70)と、スイッチング素子を所定の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフするPWM制御回路(71)とを備える。
上記第1の形態の通電制御回路によると、直流電源とLEDランプとを1対(2本)の直流配線のみで接続することが可能となる。したがって、このような通電制御回路が用いられるLED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置において、配線の簡素化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。また、上記通電制御回路は、連続点灯用のLEDの点灯回路と間欠点灯用のLEDの点灯回路とを最小限の要素によって一回路で構成するための基本要素となる。したがって、このような通電制御回路が用いられるLED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置において、小型化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。
本発明の第2の形態による通電制御回路(7B)は、直流定電流が供給される第1及び第2の入力端子(T5、T6)間に直列接続される第1の発光色の第1のLEDアレイ及び相互に異なる第2乃至第n(3≦n)の発光色をそれぞれ有する第2乃至第nのLEDアレイからなるLEDアレイ直列回路に接続される。通電制御回路(7B)は、第2乃至第nのLEDアレイにそれぞれ並列接続される第2乃至第nのスイッチング素子(70−2〜70−n)と、第2乃至第nのスイッチング素子の各々を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフ可能なPWM制御回路(71)と、第2乃至第nのスイッチング素子のうちの対象スイッチング素子を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフさせるとともに、対象スイッチング素子以外の残余のスイッチング素子がある場合には残余のスイッチング素子をオン状態とするようにPWM制御回路を動作させる選択回路(72)とを備える。
上記第2の形態によると、第1の形態と同様に、直流電源とLEDランプとを1対(2本)の直流配線のみで接続することが可能となり、通電制御回路が用いられるLED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置における配線の簡素化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。また、上記通電制御回路は、連続点灯用のLEDの点灯回路と間欠点灯用のLEDの点灯回路とを比較的少ない要素によって一回路で構成するための基本要素となる。したがって、このような通電制御回路が用いられるLED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置において、小型化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。また更に、選択回路によって間欠点灯用のLEDアレイを設置環境等に応じて変更することが可能となり、環境適応性が向上する。
本発明の第3の形態による通電制御回路(7C)は、直流定電流が供給される第1及び第2の入力端子(T5、T6)間に直列接続される相互に異なる第1乃至第n(2≦n)の発光色をそれぞれ有する第1乃至第nのLEDアレイからなるLEDアレイ直列回路に接続される。通電制御回路(7C)は、第1乃至第nのLEDアレイにそれぞれ並列接続される第1乃至第nのスイッチング素子(70−1〜70−n)と、第1乃至第nのスイッチング素子の各々を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフ可能なPWM制御回路(71)と、第1乃至第nのスイッチング素子のうちの第1の対象スイッチング素子をオフ状態とし、第2の対象スイッチング素子を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフさせ、第1及び第2の対象スイッチング素子以外の残余のスイッチング素子がある場合には残余のスイッチング素子をオン状態とするようにPWM制御回路を動作させる選択回路(72)とを備える。
上記第3の形態によると、第1の実施形態と同様に、直流電源とLEDランプとを1対(2本)の直流配線のみで接続することが可能となり、通電制御回路が用いられるLED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置における配線の簡素化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。また、第2の実施形態と同様に、通電制御回路が用いられるLED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置において、小型化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。また更に、選択回路によって連続点灯用のLEDアレイと間欠点灯用のLEDアレイの組合せを設置環境等に応じて変更することが可能となり、環境適応性が更に向上する。
上記第2又は第3の形態の通電制御回路において、選択回路(72)が、計時手段(73)を備え、計時手段によって決定される所定の期間に応じて各対象スイッチング素子を選択するように構成される。これにより、季節、時間帯等に応じて、間欠点灯用のLEDアレイ、又は連続点灯用のLEDアレイと間欠点灯用のLEDアレイの組合せを切り換えることが可能となり、自然環境への適応性が向上する。
本発明の第4の形態による、直流定電圧が供給される第1及び第2の入力端子(T5、T6)間に接続される通電制御回路(7D)は、第1及び第2の入力端子間に接続されて第1の発光色の第1のLEDアレイに連続的に定電流を出力する第1のDC/DCコンバータ(8)と、第1及び第2の入力端子間に接続されて第1の発光色とは異なる第n(n=2)の発光色の第2のLEDアレイに所定の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力する第2のDC/DCコンバータ(9)とを備える。
上記第4の形態によると、第1の実施形態と同様に、直流電源とLEDランプとを1対(2本)の直流配線のみで接続することが可能となり、通電制御回路が用いられるLED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置における配線の簡素化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。また、連続点灯又は間欠点灯されるLEDアレイの系統数が増加しても第1又は第2のDC/DCコンバータを並列的に増設することにより通電制御回路を構成することができ、回路の拡張性が得られる。また、LEDアレイそれぞれに供給される定電流のピーク値を対応のDC/DCコンバータにおいて個々に設定できるので、設計の柔軟性が得られる。すなわち、全体として高い設計自由度が得られる。
本発明の第5の形態による、直流定電圧が供給される第1及び第2の入力端子(T5、T6)間に接続される通電制御回路(7E)は、第1及び第2の入力端子間に接続されて第1の発光色の第1のLEDアレイに連続的に定電流を出力する第1のDC/DCコンバータ(8)と、第1及び第2の入力端子間に並列接続されて相互に異なる第2乃至第n(3≦n)の発光色をそれぞれ有する第2乃至第nのLEDアレイの各々に対応の所定の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力可能な第2乃至第nのDC/DCコンバータ(9−2〜9−n)と、第2乃至第nのDC/DCコンバータのうちの対象DC/DCコンバータを動作させるとともに、第2乃至第nのDC/DCコンバータのうちの対象DC/DCコンバータ以外の残余のDC/DCコンバータがある場合には残余のDC/DCコンバータを停止させる選択回路(74)とを備える。
上記第5の形態によると、第1の実施形態と同様に、直流電源とLEDランプとを1対(2本)の直流配線のみで接続することが可能となり、通電制御回路が用いられるLED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置における配線の簡素化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。また、連続点灯又は間欠点灯されるLEDアレイの系統数が増減しても第1又は第2のDC/DCコンバータを並列的に増設又は除去することにより通電制御回路を構成することができ、回路の拡張性が得られる。また、LEDアレイそれぞれに供給される定電流のピーク値を対応のDC/DCコンバータにおいて個々に設定できるので、設計の柔軟性が得られる。すなわち、全体として高い設計自由度が得られる。また更に、第2の実施形態と同様に、選択回路によって間欠点灯用のLEDアレイを設置環境等に応じて変更することが可能となり、環境適応性が向上する。
本発明の第6の形態による、直流定電圧が供給される第1及び第2の入力端子間(T5、T6)に接続される通電制御回路(7F)は、第1及び第2の入力端子間に並列接続されて相互に異なる第1乃至第n(2≦n)の発光色をそれぞれ有する第1乃至第nのLEDアレイの各々に連続的に、又は対応の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に、定電流を出力可能な第1乃至第nのDC/DCコンバータ(9−1〜9−n)と、第1乃至第nのDC/DCコンバータのうちの、第1の対象DC/DCコンバータに連続的に定電流を出力させ、第2の対象DC/DCコンバータに対応の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力させ、第1及び第2の対象DC/DCコンバータ以外の残余のDC/DCコンバータがある場合には残余のDC/DCコンバータの出力を停止させる選択回路(74)とを備える。
上記第6の形態によると、第1の実施形態と同様に、直流電源とLEDランプとを1対(2本)の直流配線のみで接続することが可能となり、通電制御回路が用いられるLED点灯回路、LEDランプ及びLED点灯装置における配線の簡素化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。また、第5の形態と同様に、回路の拡張性及び設計の柔軟性が得られ、高い設計自由度が得られる。また更に、第3の実施形態と同様に、選択回路によって連続点灯用のLEDアレイと間欠点灯用のLEDアレイの組合せを設置環境等に応じて変更することが可能となり、環境適応性が更に向上する。
上記第5又は第6の通電制御回路において、選択回路(74)が、計時手段(75)を備え、計時手段によって決定される所定の期間に応じて各対象DC/DCコンバータを選択するように構成される。これにより、季節、時間帯等に応じて、間欠点灯用のLEDアレイ、又は連続点灯用のLEDアレイと間欠点灯用のLEDアレイの組合せを切り換えることができ、自然環境への適応性が向上する。
また、本発明は、上記第1から第3のいずれかの通電制御回路(7A、7B、7C)と、第1及び第2の端子に直流定電流を供給するDC/DCコンバータ(5A)とを備えたLED点灯回路も含む。あるいは、本発明は、上記第4から第6のいずれかの通電制御回路(7D、7E、7F)と、第1及び第2の端子に直流定電圧を供給するDC/DCコンバータ(5B)とを備えたLED点灯回路も含む。これにより、上述した各効果を有するLED点灯回路が実現される。すなわち、LED点灯回路において、連続点灯用のLEDの点灯回路と間欠点灯用のLEDの点灯回路とを簡素な構成で一回路とし、LED点灯回路における配線の簡素化、小型化、及び低コスト化を実現することが可能となる。
本発明のLEDランプ(6A、6B、6C)は、上記第1から第3のいずれかの通電制御回路(7A、7B、7C)と、第1及び第2の入力端子(T5、T6)と、LEDアレイ直列回路(61、62、62−1〜62−n)とを備える。あるいは、本発明のLEDランプ(6D、6E、6F)は、上記第4から第6のいずれかの通電制御回路(7D、7E、7F)と、第1及び第2の入力端子(T5、T6)と、第1乃至第nのLEDアレイ(61、62、62−1〜62−n)とを備える。このようなLEDランプは、直流電源に対して2線で接続可能であるので、既存の直流電源に対しても容易に接続可能であり、LEDランプの導入容易性が高まる。
上記いずれかのLEDランプにおいて、第1の発光色の波長が435nm以上500nm未満であり、第2の発光色の波長が500nm以上580nm以下であることが好ましい。また、所定の周波数及びデューティ比について、周波数が1.8kHz以上2.2kHz以下、好ましくは1.9kHz以上2.1kHz以下であり、オンデューティが72%以上88%以下、好ましくは76%以上84%以下である。このような発光条件を満たすことにより、好適な対人照明と光害の抑制とが確実に両立される。
また、上記いずれかのLEDランプにおいて、第1及び第2の入力端子がE26口金又はE39口金(105)からなることが好ましい。これによると、直流電源とLEDランプとが、口金として一般的なE26口金又はE39口金によって接続されるので、LED点灯装置への導入容易性が高まる。また、LEDランプを道路灯等の照明器具本体に設置する作業者による誤配線が防止され、設置容易性が高まる。
本発明のLED点灯装置は、上記第1から第3のいずれかのLEDランプ(6A、6B、6C)と、第1及び第2の端子に直流定電流を供給するDC/DCコンバータ(5A)を有する直流電源(2A)とを備える。あるいは、本発明のLED点灯装置は、上記第4から第6のいずれかのLEDランプ(6D、6E、6F)と、第1及び第2の端子に直流定電圧を供給するDC/DCコンバータ(5B)を有する直流電源(2B)とを備える。これにより、上述した各効果を有するLED点灯装置が実現される。すなわち、LED点灯装置において、連続点灯用のLEDの点灯回路と間欠点灯用のLEDの点灯回路とを簡素な構成で一回路とし、LED点灯装置における配線の簡素化、小型化、及び低コスト化を実現することが可能となる。
本発明の第1の実施形態によるLEDランプを含むLED点灯装置を示す回路構成図である。 第1の実施形態のLEDランプの動作を示す図である。 第1の実施形態のLEDランプの一形態を示す図である。 第1の実施形態のLEDランプの他の形態を示す図である。 本発明の第2の実施形態によるLEDランプを含むLED点灯装置を示す回路構成図である。 本発明の第3の実施形態によるLEDランプを含むLED点灯装置を示す回路構成図である。 本発明の第4の実施形態によるLEDランプを含むLED点灯装置を示す回路構成図である。 第4の実施形態のLEDランプの動作を示す図である。 本発明の第5及び第6の実施形態によるLEDランプを含むLED点灯装置を示す回路構成図である。 第1の参照例によるLED点灯装置を示す図である。 第2の参照例によるLED点灯装置を示す図である。
<第1の実施形態>
図1に、本発明の第1の実施形態によるLED点灯装置1Aの回路構成図を示す。LED点灯装置1Aは、直流電源2A及びLEDランプ6Aを含む。直流電源2Aは入力端子T1及びT2並びに出力端子T3及びT4を備え、入力端子T1及びT2には商用電源等の交流電源ACが投入され、出力端子T3及びT4から直流電力(本実施形態では直流電流)が出力される。LEDランプ6Aは入力端子T5及びT6を有し、直流電源2Aの出力端子T3及びT4からの直流電流が配線W1及びW2を介して入力端子T5及びT6に投入される。
直流電源2Aは、整流回路3、力率改善回路4(以下、「PFC4」という)及びDC/DCコンバータ5Aを備える。概略として、交流電源ACからの入力電圧が整流回路3によって整流され、整流回路3の整流出力がPFC4によって昇圧され、PFC4の昇圧出力がDC/DCコンバータ5Aによって降圧されて所定の電流値の直流電流に変換される。
整流回路3は、ダイオードブリッジ等の全波整流回路からなる。入力電源が交流電源ではなく、バッテリ等の直流電源である場合には整流回路3は不要である。なお、整流回路3の前段又は後段には、ノイズフィルタ、電流ヒューズ、バリスタ等の入力回路(不図示)が必要に応じて設けられる。
PFC4は、インダクタ40、MOSFET等のスイッチング素子41、ダイオード42、平滑コンデンサ43、及びPFC制御回路44を含み、整流回路3の整流出力を昇圧して平滑化する。スイッチング素子41はPWM制御回路44によってPWM制御される。スイッチング素子41のオン期間にインダクタ40→スイッチング素子41に電流が流れ、インダクタ40にエネルギーが蓄えられる。スイッチング素子41のオフ期間に、インダクタ40に蓄えられているエネルギーにより、インダクタ40→ダイオード42→平滑コンデンサ43に電流が流れ、平滑コンデンサ43が充電される。この充電動作により平滑コンデンサ43の電圧が昇圧され、その後維持される。なお、後述のDC/DCコンバータ5Aのみで力率改善機能が担保される場合にはPFC4は不要である。
DC/DCコンバータ5Aの主回路部は、トランス50、MOSFET等からなるスイッチング素子51、ダイオード52及びコンデンサ53を備え、絶縁型のフライバックコンバータ(降圧コンバータ)を構成する。なお、図1においては、コンデンサ53として電解コンデンサを図示しているが、コンデンサ53はフィルムコンデンサ等であってもよい。DC/DCコンバータ5Aの制御部は、PWM制御回路54、オペアンプ55、電流検出抵抗56、電圧源57及びフォトカプラ58を備え、定電流制御回路を構成する。PWM制御回路54は、スイッチング素子51を数10kHz〜数100kHzの周波数でPWM駆動する制御ICを含む。なお、上記制御部の制御電源は、コンデンサ53の電圧が降圧されて供給されてもよいし、トランス50の補助巻線(不図示)の電圧が整流平滑されて供給されてもよい。
DC/DCコンバータ5Aにおいて、スイッチング素子51のオン期間にトランス50の一次巻線によってエネルギーが蓄積され、スイッチング素子51のオフ期間にそのエネルギーがトランス50の二次巻線側からダイオード52を介してコンデンサ53に充電される。DC/DCコンバータ5Aの出力は、スイッチング素子51のPWM制御におけるオンデューティ(オン幅)、トランス50の一次巻線に対する二次巻線の巻数比等によって決まる。なお、以降の説明において、DC/DCコンバータ5Aの出力電流を「出力電流Ic5」という。
電流検出抵抗56は出力電流Ic5の経路に挿入された低抵抗素子からなり、電流検出抵抗56には出力電流Ic5に比例した電圧が発生する。以降において、電流検出抵抗56によって検出される出力電流Ic5の値を電流検出値というものとする。オペアンプ55は出力電流Ic5を一定化させる機能を担う定電流制御用のオペアンプである。オペアンプ55の負入力端子(−)には電流検出抵抗56によって検出された電流検出値が入力され、正入力端子(+)には出力電流Ic5の目標値に対応する電圧値が電圧源57から入力される。なお、オペアンプ55の負入力端子と出力端子の間には不図示の帰還素子(抵抗、コンデンサ、又はこれらの直列回路若しくは並列回路)が接続されるものとする。
オペアンプ55は、負入力端子に入力される電流検出値と、正入力端子に入力される電圧値との誤差を増幅して出力する。言い換えると、オペアンプ55及びPWM制御回路54は、電流検出値が電圧源57の電圧値に一致するようにスイッチング素子51のPWM制御におけるオン幅を決定することになる。オペアンプ55の出力は、フォトカプラ58によって基準電位変換されて(必要に応じて反転されて)PWM制御回路54に入力される。オペアンプ55の出力状態に応じてフォトカプラ58のフォトダイオードに電流が流れ、フォトカプラ58のフォトトランジスタには、フォトダイオードに流れる電流(発光)に応じた出力電流が流れる。前述したように、PWM制御回路54はフォトカプラ58のフォトトランジスタの出力状態に応じたパルス幅のPWM駆動信号を生成し、それをスイッチング素子51のゲート信号として出力する。これにより、出力電流Ic5の定電流制御が行われる。
LEDランプ6Aは、LEDアレイ61、LEDアレイ62及び通電制御回路7Aを含む。LEDアレイ61及びLEDアレイ62は、DC/DCコンバータ5Aからの直流定電流が供給される入力端子T5−T6間に直列接続され、LEDアレイ直列回路を構成する。なお、通電制御回路7A及びDC/DCコンバータ5A(更に、必要に応じて整流回路3及びPFC4)はLED点灯回路を構成する。
LEDアレイ61は第1の発光色を有し、LEDアレイ62は第2の発光色を有する。本実施形態では、第1の発光色は青色であり、第2の発光色は緑色である。この組合せは、例えばイネの植生区域に適しているとされる。なお、青色LEDの発光波長は435nm以上500nm未満であり、緑色LEDの発光波長は500nm以上580nm以下であるものとする。なお、発光波長が560nm〜580nmにおける実際の発光色は黄緑〜黄色となるが、本明細書においては、このような黄緑〜黄色も含めて緑色というものとする。
LEDアレイ61とLEDアレイ62は直列接続され、入力端子T5にLEDアレイ61のアノード端が接続され、LEDアレイ61のカソード端にLEDアレイ62のアノード端が接続され、LEDアレイ62のカソード端が入力端子T6に接続される。本実施形態では、LEDアレイ61として、4個のLED素子からなる1列の直列LEDを図示し、LEDアレイ62として、9個のLED素子からなる1列の直列LEDを図示するが、各LEDアレイの構成はこれに限られない。すなわち、各LEDアレイにおいて、1列の直列LEDに含まれるLED素子の数、及び直列LEDの並列数は、LED点灯装置1A又はLEDランプ6Aの仕様に応じて適宜定められる。
通電制御回路7Aは、スイッチング素子70及びPWM制御回路71を備える。スイッチング素子70は、例えばMOSFETからなり、LEDアレイ62に並列接続される。スイッチング素子70のドレイン端子がLEDアレイ62のアノード端に、ソース端子がLEDアレイ62のカソード端に接続され、ゲート端子にPWM制御回路71からのゲート信号が入力される。PWM制御回路71は、例えばマイコンで構成され、入力端子T6の電位を基準電位として、入力端子T5の電位から給電されて動作し、スイッチング素子70へのゲート信号における駆動周波数及びデューティ比を決定する。入力端子T5からPWM制御回路71への給電には、例えば、三端子レギュレータ、ツェナーダイオード等の定電圧回路(不図示)が用いられる。
スイッチング素子70がオン(ゲート信号がハイ)の期間においては、直流電源2Aからの出力電流Ic5がLEDアレイ61及びスイッチング素子70に流れる。一方、スイッチング素子70がオフ(ゲート信号がロー)の期間においては、出力電流Ic5がLEDアレイ61及び62に流れる。言い換えると、LEDアレイ61には連続的に出力電流Ic5が流れ、LEDアレイ62にはスイッチング素子70のオン/オフに応じて間欠的に出力電流Ic5が流れる。
本実施形態では、間欠点灯におけるLEDアレイ62のオン/オフ動作の周波数(スイッチング素子70の駆動周波数)は2kHzである。この周波数は、2kHzの±10%(すなわち、1.8kHz〜2.2kHz)、好ましくは±5%(すなわち、1.9kHz〜2.1kHz)の精度で調整される。また、間欠点灯におけるデューティ比について、LEDアレイ62のオン/オフ動作のオンデューティは80%である(すなわち、スイッチング素子70のオンデューティは20%である)。このLEDアレイ62のオンデューティは、80%の±10%(すなわち、72%〜88%)、好ましくは±5%(すなわち、76%〜84%)の精度で調整される。
上記発光色のLEDアレイ61及び62においてLEDアレイ62を上述の周波数及びデューティ比によって間欠点灯する点灯態様は、対人照明及び光害抑制の両立に適することが確認されつつある。一般に、より高い周波数は、ノイズ(例えば、EDランプ6からの輻射ノイズ)の観点で不利となる。また、より低い周波数は、歩行者、車両のドライバ等のユーザにおける視覚性の観点で不利となる(すなわち、低い周波数による点滅がちらつきとなって視認され易くなる)。したがって、このような観点からも、上述した範囲の周波数が好適である。また、点灯オンデューティが小さいほど本実施形態の本来の目的である間欠点灯性が得られるが、搭載されるLED数に対して得られる輝度が減少するため、所望の輝度を得るのにLEDアレイ62に多数のLED素子を用いる必要が生ずる。また、LEDアレイ62のオンデューティが小さいと、連続点灯されるLEDアレイ61と間欠点灯されるLEDアレイ62との間で、総点灯時間の差に起因して、LEDアレイ61の寿命がLEDアレイ62の寿命に対して相対的に大幅に短くなる。これにより、LEDアレイ61が寿命に達してLEDランプ6A又はLED点灯装置1Aの交換サイクルが到来する時点においても、寿命が進んでいないLEDアレイ62を処分することになり、資源が無駄になるとともに、LED点灯装置1Aのコスト効率が低下する。したがって、このような観点からも、上述した範囲のオンデューティが好適である。
このように、上述したLEDアレイ61及び62の発光色並びにLEDアレイ62の間欠点灯における周波数及びデューティ比が適用されることにより、好適な対人照明と光害の抑制とが確実に両立される。すなわち、植生区域に隣接する区域に特に好適なLED点灯装置1A又はLEDランプ6Aが実現される。なお、好適な対人照明とは、必要な照度、及びユーザに違和感を与えない自然な発光が確保された照明をいうものとする。
図2に、LEDランプ6Aの動作を示す。縦軸に、上段から(a)スイッチング素子70のゲート電圧、(b)LEDアレイ61の電圧、(c)LEDアレイ62の電圧、(d)LEDアレイ61の電流、及び(e)LEDアレイ62の電流を示し、横軸は時間を示す。図2に示すように、スイッチング素子70がオンデューティ20%で駆動される。これにより、LEDアレイ62の電圧はLEDアレイ62の順方向電圧Vf2付近をピークとするオンデューティ80%の矩形波となり、LEDアレイ62の電流は出力電流Ic5をピークとするオンデューティ80%の矩形波となる。一方、LEDアレイ61の電圧はLEDアレイ61の順方向電圧Vf1付近で一定となり、LEDアレイ61の電流は出力電流Ic5で一定となる。
一設計例として、LEDアレイ61として、4個のLED素子の直列LEDが8列に並列接続されたLEDアレイ(合計32個のLED素子)が採用される。ここで、順方向電圧Vf1は12Vであり、LED電流=出力電流Ic5は360mAである。また、LEDアレイ62として、9個のLED素子の直列LEDが8列に並列接続されたLEDアレイ(合計72個のLED素子)が採用される。ここで、順方向電圧Vf2は27Vであり、LED電流のピーク=出力電流Ic5は360mAである(オンデューティが80%であるので実効値は320mArmsである)。
図3に、LEDランプ6Aの一形態を示す。図3においては、LEDランプ6Aの中心軸Xcに沿う模式的断面図が示される。LEDランプ6Aは、LED基板101a及び101b、回路基板102、胴体部103、前面カバー104a及び104b並びに口金105を備える。LED基板101a及び101bにはLEDアレイ61及び62が実装される。LED基板101aに実装されたLEDアレイ61及び62をそれぞれLEDアレイ61a及び62aといい、LED基板101bに実装されたLEDアレイ61及び62をそれぞれLEDアレイ61b及び62bというものとする。
LED基板101a及び101bは、胴体部103に固定され、LEDランプ6Aの照射面を規定する。図3では、対向する向きに平行に配置された2枚のLED基板が図示され、その一方(LED基板101a)が図における上方への照射面を規定し、他方(LED基板101b)が図における下方への照射面を形成しているが、LED基板の枚数及び配置は、適宜定められる。例えば、3枚、4枚、5枚又は6枚のLED基板が中心軸Xcに関してそれぞれ120度、90度、72度又は60度ずつ回転された位置に配置され、それぞれ3方向、4方向、5方向又は6方向の照射面が規定されるように構成することができる。
また、図3においては、LED基板101a及び101bの各々において、口金105に近い側にLEDアレイ61a及び61b(青色)が配置され、他方にLEDアレイ62a及び62b(緑色)が配置されているが、逆の態様で配置されていてもよい。すなわち、口金105に近い側にLEDアレイ62a及び62bが配置され、他方にLEDアレイ61a及び61bが配置されていてもよい。あるいは、LEDアレイ61a及び61bを構成する青色LED素子とLEDアレイ62a及び62bを構成する緑色LED素子とが混合的に分布及び配置されていてもよい。このように、各LEDアレイ又は各LED素子の配置は所望の配光設計に応じて適宜定められる。
回路基板102にはスイッチング素子70及びPWM制御回路71が実装され、回路基板102は筒状の胴体部103の内部に固定される。図3においては、回路基板102として、中心軸Xcに平行(すなわち、筒状の胴体部103の延在方向に平行)に配置された略矩形の基板が図示されているが、中心軸Xcに垂直(すなわち、筒状の胴体部103の径方向に平行)に配置される略円形状の基板が採用されてもよい。この場合、スイッチング素子70及びPWM制御回路71の回路部品は、回路基板102の口金105側の面に実装されることが部品温度上昇の抑制の観点から好ましい。また、回路基板102は片面実装基板であっても両面実装基板であってもよい。
回路基板102は、接続点C1〜C6を有する。接続点C1及びC3は入力端子T5及びPWM制御回路71の電源供給端と同電位であり、接続点C2及びC6は入力端子T6、スイッチング素子70のソース端子及びPWM制御回路71の基準電位端と同電位である(図1参照)。接続点C1は口金105のシェル105aに接続され、接続点C2は口金105のアイレット105bに接続される。接続点C3はLED基板101aのLEDアレイ61aのアノード端に接続され、接続点C6はLED基板101bのLEDアレイ62bのカソード端に接続される。接続点C4及びC5はスイッチング素子70のドレイン端子と同電位である。接続点C4はLED基板101bのLEDアレイ61bのカソード端に接続され、接続点C5はLED基板101aのLEDアレイ62aのアノード端に接続される。接続点C1〜C6の各々は、コネクタ形態のものであってもよいし、基板上の配線パターンの一部(半田付け部分)であってもよい。
なお、LED基板101aとLED基板101bとの同電位点は適宜配線接続される。例えば、LEDアレイ61aとLEDアレイ61bのアノード端同士、又はLEDアレイ61aとLEDアレイ61bのカソード端同士が、配線101cによって接続される。また、LEDアレイ62aとLEDアレイ62bのアノード端同士、又はLEDアレイ62aとLEDアレイ62bのカソード端同士が、配線101dによって接続される。
胴体部103は、中心軸Xcを中心軸とする円筒形部材からなり、搭載される各LED基板をその照射面を径方向外側に向けて保持するための開口を外周面に有する。胴体部103は、樹脂又は金属からなり、一部材として形成されていてもよいし、複数の部材が接合されて形成されていてもよい。例えば、胴体部103は、中心軸Xcに沿って周方向に分割された部材が接合されたものであってもよく、この場合、1つの部材が1つのLED基板を保持する構成とすることができる。胴体部103の一端に、口金105が取り付けられる。また、上述したように、胴体部103は、内部に回路基板102を保持する。回路基板102は、胴体部103内部の口金105側に配置されることが、LEDランプ6Aにおける温度分布の観点から好ましい。すなわち、そのような配置によると、回路基板102における発熱と、LED基板101a及び101bにおける発熱とが分散され、相互に影響し合わない。
前面カバー104a及び104bは、例えば透明又は半透明のガラスからなる。前面カバー104aはLEDアレイ61a及び62aの照射面を覆い、前面カバー104bはLEDアレイ61b及び62bの照射面を覆い、それぞれ胴体部103に固定される。
口金105は、例えばE26口金又はE39口金であればよく、側部のシェル105a、先端のアイレット105b、及びシェル105aとアイレット105bの間の絶縁部105cを有し、シェル105aが筒状胴体部103の一端に固定される。なお、シェル105a(又はシェル105a及び接続点C1)が入力端子T5に相当し、アイレット105b(又はアイレット105b及び接続点C2)が入力端子T6に相当する。そして、配線W1及びW2のLEDランプ6側先端にE26口金用ソケット又はE39口金用ソケット(不図示)が設けられるものとする。なお、本実施形態では、口金105がE口金であるものとして説明するが、口金105はT口金等、他の形態の口金であっても本発明は実施可能である。口金105がT口金の場合、一対の電極の一方が入力端子T5に相当し、他方が入力端子T6に相当する。
図4に、LEDランプ6Aの他の形態を示す。図4においても、LEDランプ6Aの中心軸Xcに沿う模式的断面図が示される。LEDランプ6Aは、LED基板111、回路基板112、胴体部113、前面カバー114及び口金105を備える。
LED基板111には、LEDアレイ61及び62が実装される。LED基板111は、円筒形の胴体部113に固定され、LEDランプ6Aの照射面を規定する。図4に示すように、LED基板111は、中心軸Xcに平行でかつ口金105と対向する方向(図の左方向)に照射面を規定する。また、図4においては、LED基板111において、LEDアレイ(青色)61とLEDアレイ62(緑色)とが区分けされて配置されているが、これらの配置は図示したものに限られない。例えば、LEDアレイ61とLEDアレイ62とは同心配置されていてもよく、LEDアレイ61及び62の一方がLED基板111の中心領域に、他方が外周領域にLEDアレイ62が配置されてもよい。あるいは、LEDアレイ61及び62を構成するLED素子が混合的に分布及び配置されていてもよい。各LEDアレイ又は各LED素子の配置は所望の配光設計に応じて適宜定められる。
回路基板112にはスイッチング素子70及びPWM制御回路71が実装され、回路基板112は筒状の胴体部113の内部に固定される。図4においては、回路基板112として、中心軸Xcに平行(すなわち、筒状の胴体部103の延在方向に平行)に配置された略台形の基板が図示されるが、中心軸Xcに垂直(すなわち、筒状の胴体部113を径方向に平行)に配置された略円形状の基板が採用されてもよい。また、回路基板112は片面実装基板であっても両面実装基板であってもよい。
回路基板112は、接続点C1〜C6を有する。図3の場合と同様に、接続点C1及びC3は入力端子T5及びPWM制御回路71の電源供給端と同電位であり、接続点C2及びC6は入力端子T6、スイッチング素子70のソース端子及びPWM制御回路71の基準電位端と同電位である(図1参照)。接続点C1は口金105のシェル105aに接続され、接続点C2は口金105のアイレット105bに接続される。接続点C3はLEDアレイ61のアノード端に接続され、接続点C6はLEDアレイ62のカソード端に接続される。接続点C4及びC5はスイッチング素子70のドレイン端子と同電位であり、接続点C4はLEDアレイ61のカソード端に接続され、接続点C5はLEDアレイ62のアノード端に接続される。
胴体部113は、中心軸Xcを中心軸とする樹脂又は金属製の円筒形部材からなる。胴体部113は、テーパ状の円筒形部材であり、光照射方向側の大径開口端及び口金105側の小径開口端を有する。胴体部113の大径開口端にLED基板111が固定され、胴体部113の内部に回路基板112が保持される。胴体部113の小径開口端に口金105が取り付けられる。
前面カバー114は、例えば透明又は半透明のガラスからなり、ドーム形状である。前面カバー114は、LEDアレイ61及び62の照射面を覆い、その端部が胴体部113の大径開口端に固定される。
口金105は、例えばE26口金又はE39口金であればよく、そのシェル105aが胴体部103の小径開口端に固定される。口金105の構成は、図3に示したものと同様である。このように、テーパ状の円筒形部材からなる胴体部113、ドーム形状の前面カバー114及び口金105によって、電球形のLEDランプ6Aが構成される。本例においても、口金105は、T口金等の他の形態の口金であってもよい。
以上のように、本実施形態によると、直流定電流が供給される入力端子T5−T6間に、第1の発光色のLEDアレイ61と第2の発光色のLEDアレイ62からなるLEDアレイ直列回路が接続される。そして、通電制御回路7Aが、LEDアレイ62に並列接続されるスイッチング素子70と、スイッチング素子70を所定の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフするPWM制御回路71とを備える。このような通電制御回路7A、並びに通電制御回路7Aを用いたLED点灯回路(7A、5A)、LEDランプ6A及びLED点灯装置1Aによると、少なくとも以下のような有利な効果を得ることができる。
(1)簡素な配線
通電制御回路7Aを用いる構成によると、直流電源2AとLEDランプ6Aとが1対(2本)の直流配線W1及びW2のみで接続される。したがって、このような通電制御回路7Aの適用により、LED点灯回路(7A、5A)、LEDランプ6A及びLED点灯装置1Aにおける配線の簡素化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。また、LEDランプ6Aは、直流電源2Aに対して2線で接続可能であるので、既存の直流電源2Aに対しても容易に接続可能であり、LEDランプ6Aの導入容易性が高まる。特に、直流電力が供給される入力端子T5及びT6がE26口金又はE39口金によって構成されるので、LEDランプ6Aを道路灯等の照明器具本体に設置する作業者による誤配線が防止され、設置容易性が高まる。
(2)小型化
通電制御回路7Aは、連続点灯用のLEDの点灯回路と間欠点灯用のLEDの点灯回路とを少ない要素によって一回路で構成するための基本要素となる。したがって、このような通電制御回路7Aの適用により、LED点灯回路(7A、5A)、LEDランプ6A及びLED点灯装置1Aの小型化及びそれに伴う低コスト化が可能となる。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、最小単位として一組の連続点灯用のLEDアレイ及び間欠点灯用のLEDアレイが設けられた構成を示したが、本実施形態では、複数の間欠点灯用のLEDアレイが設けられ、そこから動作対象となるLEDアレイが選択される構成を示す。
図5に、本実施形態によるLED点灯装置1Bの回路構成図を示す。LED点灯装置1Bは、直流電源2A及びLEDランプ6Bを含む。直流電源2Aの構成及び直流電源2AとLEDランプ6Bの接続構成は、第1の実施形態の直流電源2Aの構成及び直流電源2AとLEDランプ6Aの接続構成と同様であるのでそれらの説明を省略する。また、第1の実施形態のLED点灯装置1Aと同様の構成には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
LEDランプ6Bは、LEDアレイ61、LEDアレイ62−2〜62−n(3≦n)及び通電制御回路7Bを含む。LEDアレイ61とLEDアレイ62−2〜62−nのLEDアレイ直列回路が、DC/DCコンバータ5Aからの直流定電流が供給される入力端子T5−T6間に接続され、通電制御回路7BがLEDアレイ62−2〜62−nに接続される。本実施形態においても、通電制御回路7B及びDC/DCコンバータ5A(更に、必要に応じて整流回路3及びPFC4)がLED点灯回路を構成する。
入力端子T5にLEDアレイ61のアノード端が接続され、LEDアレイ61のカソード端にLEDアレイ62−2のアノード端が接続され、LEDアレイ62−nのカソード端が入力端子T6に接続される。LEDアレイ61は第1の発光色を有し、LEDアレイ62−2〜62−nは第2〜第nの発光色をそれぞれ有する。第2〜第nの発光色は相互に異なるものであればよい。本実施形態では、第1の発光色は青色であり、第2〜第nの発光色のいずれかが緑色であるものとする。各LEDアレイにおいて、1列の直列LEDに含まれるLED素子の数、及び直列LEDの並列数は、LED点灯装置1B又はLEDランプ6Bの仕様に応じて適宜定められる。
通電制御回路7Bは、スイッチング素子70−2〜70−n、PWM制御回路71及び選択回路72を備える。スイッチング素子70−2〜70−nは、例えばMOSFETからなり、LEDアレイ62−2〜62−nにそれぞれ並列接続される。スイッチング素子70−k(2≦k≦n)のドレイン端子がLEDアレイ62−kのアノード端に、ソース端子がLEDアレイ62−kのカソード端に接続され、ゲート端子にPWM制御回路71からのゲート信号がそれぞれ入力される。PWM制御回路71は、例えばマイコンからなり、スイッチング素子70−2〜70−nへのゲート信号における駆動周波数及びデューティ比を決定する。入力端子T5からPWM制御回路71への給電には、例えば、三端子レギュレータ、ツェナーダイオード等の定電圧回路(不図示)が用いられる。
選択回路72は、スイッチング素子70−2〜70−nのうちの対象スイッチング素子70−y(2≦y≦n)を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフさせるとともに、対象スイッチング素子70−y以外の残余のスイッチング素子がある場合にはその残余のスイッチング素子をオン状態とするようにPWM制御回路71を動作させる。本実施形態では、対象スイッチング素子は1つであるが、複数であってもよい。なお、本実施形態において、対象スイッチング素子70−y以外のスイッチング素子をまとめて残余のスイッチング素子70Rというものとする。また、同様に、LEDアレイ62−y(対象スイッチング素子70−yに対応するLEDアレイ)以外のLEDアレイをまとめて残余のLEDアレイ62Rというものとする。選択回路72に選択される対象スイッチング素子70−y(したがって、LEDアレイ62−y)は、LEDランプ6B又はLED点灯装置1Bの工場出荷時に仕様に応じて設定されてもよいし、後述するように時間に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。
対象スイッチング素子70−yがオンの期間においては、直流電源2Aからの出力電流Ic5は、LEDアレイ61及び全スイッチング素子70−2〜70−nに流れる。一方、対象スイッチング素子70−yがオフの期間においては、出力電流Ic5は、LEDアレイ61及び62−y並びに残余のスイッチング素子70Rに流れる。言い換えると、LEDアレイ61には連続的に出力電流Ic5が流れ、LEDアレイ62−yにはスイッチング素子70のオン/オフに応じて間欠的に出力電流Ic5が流れ、残余のLEDアレイ62Rに電流は流れない。
間欠点灯におけるLEDアレイ62−yのオン/オフ動作の周波数(対象スイッチング素子70−yの駆動周波数)及びデューティ比は、LED点灯装置1B又はLEDランプ6Bの仕様に応じて適宜定められる。LEDアレイ62−yが緑色LEDアレイである場合には、第1の実施形態において上述した周波数及びデューティ比が適用され得る。
選択回路72は、時計、タイマ等の計時手段73を備える。選択回路72は、計時手段73によって決定される所定の期間に応じて対象スイッチング素子70−y(すなわち、LEDアレイ62−y)を選択するように構成される。例えば、LEDアレイ62−yが、季節に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。これにより、植物の生育に応じて、その生育過程に好適な点灯状態を適用することができる。また逆に、冬のように植生が存在しなくなった時期(例えば、収穫後、草枯れ後、落葉後等)には、対人照明のみを考慮した点灯状態を適用することができる。また、LEDアレイ62−yが、一日のうちの時間帯に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。これにより、植物の育成に応じてよりきめ細かい点灯制御が実現される。
また、第1の実施形態と同様に、本実施形態におけるLEDアレイ61及び62−2〜62−n並びに通電制御回路7Bを胴体部103又は113に収容してLEDランプ6Bを構成することができる(図3及び図4参照)。
以上のように、本実施形態によると、直流定電流が供給される入力端子T5−T6間に直列接続される第1の発光色のLEDアレイ61及び第2〜第n(3≦n)の発光色をそれぞれ有するLEDアレイ62−2〜62−nに接続される通電制御回路7Bは、LEDアレイ62−2〜62−nにそれぞれ並列接続されるスイッチング素子70−2〜70−nと、スイッチング素子70−2〜70−nの各々を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフ可能なPWM制御回路71と、スイッチング素子70−2〜70−nのうちの対象スイッチング素子70−yを対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフさせるとともに、残余のスイッチング素子70Rをオン状態とするようにPWM制御回路71を動作させる選択回路72とを備える。これにより、第1の実施形態と実質的に同じ有利な効果「(1)簡素な配線」及び「(2)小型化」とともに、以下の有利な効果を得ることができる。
(3)高い環境適応性
LED点灯装置1Bによると、選択回路72によって間欠点灯用のLEDアレイ62−yを設置環境等に応じて変更することが可能となり、環境適応性が向上する。また、計時手段73の使用により、季節、時間帯等に応じて間欠点灯用のLEDアレイ62−yを切り換えることが可能となり、より自然環境に適応した構成が実現される。
<第3の実施形態>
上記第1の実施形態では、最小単位として一組の連続点灯用のLEDアレイ及び間欠点灯用のLEDアレイが設けられた構成を示したが、本実施形態では、複数のLEDアレイの中から連続点灯用のLEDアレイ及び間欠点灯用のLEDアレイの組合せが選択される構成を示す。
図6に、本実施形態によるLED点灯装置1Cの回路構成図を示す。LED点灯装置1Cは、直流電源2A及びLEDランプ6Cを含む。直流電源2Aの構成及び直流電源2AとLEDランプ6Cの接続構成は、第1の実施形態の直流電源2Aの構成及び直流電源2AとLEDランプ6Aの接続構成と同様であるのでそれらの説明を省略する。また、第1又は第2の実施形態のLED点灯装置1A又は1Bと同様の構成には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
LEDランプ6Cは、LEDアレイ62−1〜62−n(2≦n)及び通電制御回路7Cを含む。LEDアレイ62−1〜62−nのLEDアレイ直列回路が、DC/DCコンバータ5Aからの直流定電流が供給される入力端子T5−T6間に接続される。本実施形態においても、通電制御回路7C及びDC/DCコンバータ5A(更に、必要に応じて整流回路3及びPFC4)がLED点灯回路を構成する。
入力端子T5にLEDアレイ62−1のアノード端が接続され、LEDアレイ62−nのカソード端が入力端子T6に接続される。LEDアレイ62−1〜62−nは第1〜第nの発光色をそれぞれ有する。第1〜第nの発光色は相互に異なるものであればよい。本実施形態では、第1〜第nの発光色のいずれか1つが青色であり、他のいずれか1つが緑色であるものとする。各LEDアレイにおいて、1列の直列LEDに含まれるLED素子の数、及び直列LEDの並列数は、LED点灯装置1C又はLEDランプ6Cの仕様に応じて適宜定められる。
通電制御回路7Cは、スイッチング素子70−1〜70−n、PWM制御回路71及び選択回路72を備える。スイッチング素子70−1〜70−nは、例えばMOSFETからなり、LEDアレイ61−1〜62−nにそれぞれ並列接続される。スイッチング素子70−k(1≦k≦n)のドレイン端子がLEDアレイ62−kのアノード端に、ソース端子がLEDアレイ62−kのカソード端に接続され、ゲート端子にPWM制御回路71からのゲート信号がそれぞれ入力される。PWM制御回路71は、例えばマイコンからなり、スイッチング素子70−1〜70−nへのゲート信号における駆動周波数及びデューティ比を決定する。入力端子T5からPWM制御回路71への給電には、例えば、三端子レギュレータ、ツェナーダイオード等の定電圧回路(不図示)が用いられる。
選択回路72は、スイッチング素子70−1〜70−nのうちの第1の対象スイッチング素子70−x(1≦x≦n)をオフ状態とし、第2の対象スイッチング素子70−y(1≦y≦n)を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフさせるとともに、対象スイッチング素子70−x及び70−y以外の残余のスイッチング素子がある場合にはその残余のスイッチング素子をオン状態とするようにPWM制御回路71を動作させる。本実施形態では、対象スイッチング素子は2個であるが、3個以上であってもよい。なお、本実施形態において、対象スイッチング素子70−x及び70−y以外のスイッチング素子をまとめて残余のスイッチング素子70Rというものとする。また、同様に、LEDアレイ62−x及び62−y以外のLEDアレイをまとめて残余のLEDアレイ62Rというものとする。選択回路72に選択される対象スイッチング素子70−x及び70−y(したがって、LEDアレイ62−x及び62−y)は、LEDランプ6C又はLED点灯装置1Cの工場出荷時に仕様に応じて設定されてもよいし、後述するように時間に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。
対象スイッチング素子70−yがオンの期間においては、直流電源2Aからの出力電流Ic5は、LEDアレイ62−x、及びスイッチング素子70−x以外の全スイッチング素子に流れる。一方、対象スイッチング素子70−yがオフの期間においては、出力電流Ic5は、LEDアレイ62−x及び残余のスイッチング素子70Rに流れる。言い換えると、LEDアレイ62−xには連続的に出力電流Ic5が流れ、LEDアレイ62−yにはスイッチング素子70のオン/オフに応じて間欠的に出力電流Ic5が流れ、残余のLEDアレイ62Rに電流は流れない。
間欠点灯におけるLEDアレイ62−yのオン/オフ動作の周波数(対象スイッチング素子70−yの駆動周波数)及びデューティ比は、LED点灯装置1C又はLEDランプ6Cの仕様に応じて適宜定められる。LEDアレイ62−x及びLEDアレイ62−yがそれぞれ青色LEDアレイ及び緑色LEDアレイである場合には、LEDアレイ62−yについては、第1の実施形態において上述した周波数及びデューティ比が適用され得る。
選択回路72は、時計、タイマ等の計時手段73を備える。選択回路72は、計時手段73によって決定される所定の期間に応じて対象スイッチング素子70−x及び70−y(すなわち、LEDアレイ62−x及び62−y)を選択するように構成される。例えば、LEDアレイ62−x及び62−yが、季節に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。これにより、植物の生育に応じて、その生育過程に好適な点灯状態を適用することができる。また逆に、冬のように植生が存在しなくなった時期(例えば、収穫後、草枯れ後、落葉後等)には、対人照明のみを考慮した点灯状態を適用することができる。また、LEDアレイ62−x及び62−yが、一日のうちの時間帯に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。これにより、植物の育成に応じてよりきめ細かい点灯制御が実現される。
また、第1の実施形態と同様に、本実施形態におけるLEDアレイ62−1〜62−n及び通電制御回路7Cを胴体部103又は113に収容してLEDランプ6Cを構成することができる(図3及び図4参照)。
以上のように、本実施形態によると、直流定電流が供給される入力端子T5−T6間に直列接続される第1〜第nの発光色をそれぞれ有するLEDアレイ62−1〜62−nに接続される通電制御回路7Cは、LEDアレイ62−1〜62−nにそれぞれ並列接続されるスイッチング素子70−1〜70−nと、スイッチング素子70−1〜70−nの各々を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフ可能なPWM制御回路71と、スイッチング素子70−1〜70−nのうちの対象スイッチング素子70−xをオフ状態とし、対象スイッチング素子70−yを対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフさせ、残余のスイッチング素子70Rをオン状態とするようにPWM制御回路71を制御する選択回路72とを備える。これにより、第1の実施形態と実質的に同じ有利な効果「(1)簡素な配線」及び「(2)小型化」とともに、以下の有利な効果を得ることができる。
(3α)高い環境適応性
LED点灯装置1Cによると、選択回路72によって連続点灯用のLEDアレイ62−xと間欠点灯用のLEDアレイ62−yの組合せを変更することが可能となるので、この組合せを設置環境等に応じて変更することができ、環境適応性が更に向上する。また、計時手段73の使用により、季節、時間帯等に応じて上記組合せを切り換えることが可能となり、より自然環境に適応した構成が実現される。
<第4の実施形態>
上記第1乃至第3の実施形態では、通電制御回路がスイッチング素子70及びPWM制御回路71を備える構成を示したが、本実施形態では、通電制御回路が、それぞれのLEDアレイに対応して並列接続されたDC/DCコンバータを備える構成を示す。第1の実施形態では、直流電源2AのDC/DCコンバータ5Aが定電流の直流電力を出力する定電流源として機能するものであったが、本実施形態では、DC/DCコンバータ5Bが定電圧の直流電力を出力する定電圧源として機能する。
図7に、本実施形態によるLED点灯装置1Dの回路構成図を示す。LED点灯装置1Dは、直流電源2B及びLEDランプ6Dを含む。直流電源2は入力端子T1及びT2並びに出力端子T3及びT4を備え、入力端子T1及びT2には商用電源等の交流電源ACが投入され、出力端子T3及びT4から直流電力(本実施形態では直流電圧)が出力される。LEDランプ6Dは入力端子T5及びT6を有し、直流電源2Bの出力端子T3及びT4からの直流電圧が配線W1及びW2を介して入力端子T5及びT6に印加される。以降において、第1の実施形態のLED点灯装置1Aと同様の構成には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
直流電源2Bは、整流回路3、PFC4及びDC/DCコンバータ5Bを備える。整流回路3及びPFC4は、第1の実施形態のものと同様であり、DC/DCコンバータ5Bの主回路部(トランス50、スイッチング素子51、ダイオード52及びコンデンサ53)も第1の実施形態のものと同様である。なお、後述のDC/DCコンバータ5Bのみで力率改善機能が担保される場合にはPFC4は不要である。以降の説明において、DC/DCコンバータ5Bの出力電圧を「出力電圧Vc5」というものとする。
DC/DCコンバータ5Bの制御部は、PWM制御回路54、オペアンプ55、電圧源57、フォトカプラ58及び電圧検出抵抗59を備え、定電圧制御回路を構成する。本実施形態のPWM制御回路54、オペアンプ55、電圧源57及びフォトカプラ58の構成は、第1の実施形態で示したものと同様である(ただし、動作は相違し得る)。
電圧検出抵抗59は、コンデンサ53に並列接続された分圧抵抗からなり、これにより出力電圧Vc5の分圧値が検出される。以降において、電圧検出抵抗59によって検出される出力電圧Vc5の値を電圧検出値というものとする。本実施形態では、オペアンプ55は出力電圧Vc5を一定化させる機能を担う定電圧制御用のオペアンプである。オペアンプ55の負入力端子(−)には電圧検出抵抗59によって検出された電圧検出値が入力され、正入力端子(+)には出力電圧Vc5の目標値に対応する電圧値が電圧源57から入力される。オペアンプ55は、負入力端子に入力される電圧検出値と、正入力端子に入力される電圧値との誤差を増幅して出力する。言い換えると、オペアンプ55は、電圧検出値が電圧源57の電圧値に一致するようにPWM制御におけるオン幅を決定することになる。フォトカプラ58及びPWM制御回路54は、第1の実施形態のものと同様に動作し、これにより出力電圧Vc5の定電圧制御が行われる。
LEDランプ6Dは、LEDアレイ61、LEDアレイ62、連続点灯用DC/DCコンバータ8(以下、「DC/DCコンバータ8」という)及び間欠点灯用DC/DCコンバータ9(以下、「DC/DCコンバータ9」という)を含む。なお、DC/DCコンバータ8及び9を併せて通電制御回路7Dという。そして、通電制御回路7D及びDC/DCコンバータ5B(更に、必要に応じて整流回路3及びPFC4)がLED点灯回路を構成する。
入力端子T5に、DC/DCコンバータ8及び9のそれぞれの高電位側入力端が接続され、入力端子T6に、DC/DCコンバータ8及び9のそれぞれの基準電位側入力端が接続される。DC/DCコンバータ8の出力端間にLEDアレイ61が接続され、DC/DCコンバータ9の出力端間にLEDアレイ62が接続される。
LEDアレイ61は第1の発光色を有し、LEDアレイ62は第2の発光色を有する。本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、LEDアレイ61は発光波長が435nm以上500nm未満の青色LEDアレイであり、LEDアレイ62は発光波長が500nm以上580nm以下の緑色LEDアレイである。本実施形態では、LEDアレイ61として、4個のLED素子からなる1つのLEDアレイを図示し、LEDアレイ62として、8個のLED素子からなる1の直列LEDアレイを図示するが、各LEDアレイの構成はこれに限られない。すなわち、各LEDアレイにおいて、1つの直列LEDアレイに含まれるLED素子の数、及び直列LEDアレイの並列数は、LED点灯装置1D又はLEDランプ6Dの仕様に応じて適宜定められる。
DC/DCコンバータ8の主回路部は、インダクタ80、MOSFET等のスイッチング素子81、ダイオード82及びコンデンサ83を備え、降圧チョッパ回路を構成する。なお、図7においては、コンデンサ83として電解コンデンサを図示しているが、コンデンサ83はフィルムコンデンサ等であってもよい。DC/DCコンバータ8の制御部は、PWM制御回路84、オペアンプ85、電流検出抵抗86及び電圧源87を備え、定電流制御回路を構成する。PWM制御回路84は、スイッチング素子81を数10kHz〜数100kHzの周波数でPWM駆動する制御ICを含む。上記制御部の制御電源は、三端子レギュレータ等の定電圧回路(不図示)によって入力端子T5から適宜給電される。
DC/DCコンバータ8において、スイッチング素子81のオン期間にスイッチング素子81→インダクタ80→LEDアレイ61に電流が流れ、インダクタ80にエネルギーが蓄えられる。スイッチング素子81のオフ期間に、インダクタ80に蓄えられているエネルギーにより、インダクタ80→LEDアレイ61→ダイオード82に電流が流れる。コンデンサ83はLED電流及び電圧を平滑化する。これにより、入力端子T5−T6間の電圧が降圧されてLEDアレイ61に供給される。DC/DCコンバータ8の出力電流(すなわち、LEDアレイ61のLED電流)は、スイッチング素子81のPWM制御におけるオンデューティ(オン幅)によって決まる。なお、以降において、DC/DCコンバータ8の出力電流を「出力電流Ic8」というものとする。
電流検出抵抗86は出力電流Ic8の経路に挿入された低抵抗素子からなり、電流検出抵抗86には出力電流Ic8に比例した電圧が発生する。以降において、電流検出抵抗86によって検出される出力電流Ic8の値をLED電流検出値というものとする。オペアンプ85は出力電流Ic8を一定化させる機能を担う定電流制御用のオペアンプである。オペアンプ85の負入力端子(−)には電流検出抵抗86によって検出されたLED電流検出値が入力され、正入力端子(+)には出力電流Ic8の目標値に対応する電圧値が電圧源87から入力される。なお、オペアンプ85の負入力端子と出力端子の間には不図示の帰還素子が接続されるものとする。オペアンプ85は、負入力端子に入力されるLED電流検出値と、正入力端子に入力される電圧値との誤差を増幅して出力する。言い換えると、オペアンプ85は、LED電流検出値が電圧源87の電圧値に一致するようにPWM制御におけるオン幅を決定することになる。これにより、出力電流Ic8、すなわちLEDアレイ61のLED電流の定電流制御が行われる。
DC/DCコンバータ9の主回路部は、DC/DCコンバータ8の主回路部と実質的に同様であり、インダクタ90、MOSFET等のスイッチング素子91、ダイオード92及びコンデンサ93を備え、降圧チョッパ回路を構成する。DC/DCコンバータ9の制御部は、PWM制御回路94、オペアンプ95、電流検出抵抗96、電圧源97及び間欠発振用のPWM制御回路98(以下、「PWM制御回路98」という)を備える。PWM制御回路94は、スイッチング素子91を数10kHz〜数100kHzの周波数でPWM駆動する制御ICを含む。PWM制御回路94、オペアンプ95、電流検出抵抗96及び電圧源97の構成は、DC/DCコンバータ8のPWM制御回路84、オペアンプ85、電流検出抵抗86及び電圧源87の構成と同様である(ただし、回路定数は相違し得る)。上記制御部の制御電源は、三端子レギュレータ等の定電圧回路(不図示)によって入力端子T5の電位から適宜給電される。
PWM制御回路98は、例えばマイコンを含み、PWM制御回路94から出力されるゲート信号を間欠的に有効/無効とすることにより、DC/DCコンバータ9の出力電流(すなわち、LEDアレイ62のLED電流)を間欠的に出力/停止させる。PWM制御回路94から出力されるゲート信号が有効である期間においては、DC/DCコンバータ9の動作は、DC/DCコンバータ8の動作と同じであり、LEDアレイ62のLED電流の定電流制御が行われる。なお、以降において、DC/DCコンバータ9の出力動作が有効である期間における出力電流を「出力電流Ic9」というものとする。
PWM制御回路98は、例えば、PWM制御回路94を構成する制御ICのイネーブル端子を所定の周波数及びデューティ比でオン/オフする間欠PWM信号を出力する。本実施形態においては、PWM制御回路98の間欠PWM信号が論理ハイの場合にはPWM制御回路94のゲート信号の出力が有効となり、間欠PWM信号が論理ローの場合にはゲート信号の出力が無効となるように構成されるものとする。ただし、間欠PWM信号の論理と、ゲート信号の出力の有効/無効の論理は上記と逆であってもよい。あるいは、間欠PWM信号は、電圧源97の電圧値を上記所定の周波数及びデューティ比でゼロとする信号であってもよい。これにより、電圧源97の電圧値がゼロとなっている期間においては、出力電流Ic9の目標値がゼロとなり、オペアンプ95のフィードバック作用によりPWM制御回路94はゲート信号を停止させてDC/DCコンバータ9の出力を停止させる。
本実施形態においても、LEDアレイ62の間欠点灯の態様(周波数及びデューティ比)は第1の実施形態と同様である。すなわち、PWM制御回路98によるLEDアレイ62のオン/オフ動作の周波数は2kHzである。このオン/オフ動作の周波数は、2kHzの±10%(すなわち、1.8kHz〜2.2kHz)、好ましくは±5%(すなわち、1.9kHz〜2.1kHz)の精度で調整される。また、LEDアレイ62のオン/オフ動作のオンデューティは80%である。このオン/オフ動作のオンデューティは、80%の±10%(すなわち、72%〜88%)、好ましくは±5%(すなわち、76%〜84%)の精度で調整される。
図8に、LEDランプ6Dの動作を示す。縦軸に、上段から(a)PWM制御回路98の間欠PWM信号、(b)LEDアレイ61の電圧、(c)LEDアレイ62の電圧、(d)LEDアレイ61の電流、及び(e)LEDアレイ62の電流を示し、横軸は時間を示す。図8に示すように、PWM制御回路98からオンデューティ80%の間欠PWM信号が出力される。これにより、これにより、LEDアレイ62の電圧はLEDアレイ62の順方向電圧Vf2付近をピークとするオンデューティ80%の矩形波となり、LEDアレイ62の電流はDC/DCコンバータ9の出力電流Ic9をピークとするオンデューティ80%の矩形波となる。一方、LEDアレイ61の電圧はLEDアレイ61の順方向電圧Vf1付近で一定となり、LEDアレイ61の電流はDC/DCコンバータ8の出力電流Ic8で一定となる。
一設計例として、LEDアレイ61として、第1の実施形態と同様に、4個のLED素子の直列LEDが8列に並列接続されたLEDアレイが採用され、順方向電圧Vf1は12Vであり、LED電流=出力電流Ic8は360mAである。また、LEDアレイ62として、8個のLED素子の直列LEDが8列に並列接続されたLEDアレイ(合計64個のLED素子)が採用される。ここで、順方向電圧Vf2は24Vであり、LED電流のピーク=出力電流Ic9は400mAである(オンデューティが80%であるので実効値は360mArmsである)。
なお、第1の実施形態と同様に、本実施形態におけるLEDアレイ61及び62並びにDC/DCコンバータ8及び9を胴体部103又は113に収容してLEDランプ6を構成することができる(図3及び図4参照)。この場合も、入力端子T5は口金105のシェル105a(又はシェル105a及び接続点C1)によって構成され、入力端子T6は口金105のアイレット105b(又はアイレット105b及び接続点C2)によって構成される。そして、LED基板101a及び101b又は111と回路基板102又は112とは適宜の接続点及び配線によって接続される。また、回路基板102又は112が中心軸Xcに垂直に配置される場合には、複数の回路基板102又は112が平行に配置されるようにしてもよい。また、口金105は、E26口金又はE39口金であってもよいし、T口金等の他の形態の口金であってもよい。
以上のように、本実施形態によると、直流定電圧が供給される入力端子T5−T6間に接続される通電制御回路7Dは、入力端子T5−T6間に接続されて第1の発光色のLEDアレイ61に連続的に定電流を出力するDC/DCコンバータ8と、入力端子T5−T6間に接続されて第2の発光色のLEDアレイ62に所定の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力するDC/DCコンバータ9を備える。これにより、第1の実施形態と実質的に同じ有利な効果「(1)簡素な配線」とともに、以下の有利な効果を得ることができる。
(4)高い設計自由度
本実施形態によると、連続点灯又は間欠点灯されるLEDアレイの系統数が増加してもDC/DCコンバータ8又はDC/DCコンバータ9を並列的に増設することによりLEDランプ6Dを構成することができ、LED点灯装置1Dの拡張性が得られる。また、LEDアレイそれぞれに供給される定電流のピーク値を対応のDC/DCコンバータにおいて個々に設定できるので、設計の柔軟性が得られる。すなわち、全体として高い設計自由度が得られる。
<第5の実施形態>
上記第4の実施形態では、最小単位として一組の連続点灯用のLEDアレイ及び間欠点灯用のLEDアレイが設けられた構成を示したが、本実施形態では、複数の間欠点灯用のLEDアレイが設けられ、そこから動作対象となるLEDアレイが選択される構成を示す。
図9に、本実施形態によるLED点灯装置1Eの回路構成図を示す。LED点灯装置1Eは、直流電源2B及びLEDランプ6Eを含む。直流電源2Bの構成及び直流電源2BとLEDランプ6Eの接続構成は、第4の実施形態の直流電源2Bの構成及び直流電源2BとLEDランプ6Dの接続構成と同様であるのでそれらの説明を省略する。また、第4の実施形態のLED点灯装置1Dと同様の構成には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
LEDランプ6Eは、LEDアレイ61、LEDアレイ62−2〜62−n(3≦n)、DC/DCコンバータ8、DC/DCコンバータ9−2〜9−n及び選択回路74を含む。なお、DC/DCコンバータ8及び9−2〜9−nを併せて通電制御回路7Eという。本実施形態においても、通電制御回路7E及びDC/DCコンバータ5B(更に、必要に応じて整流回路3及びPFC4)がLED点灯回路を構成する。
入力端子T5に、DC/DCコンバータ8及び9−2〜9−nのそれぞれの高電位側入力端が接続され、入力端子T6に、DC/DCコンバータ8及び9−2〜9−nのそれぞれの基準電位側入力端が接続される。DC/DCコンバータ8の出力端間にLEDアレイ61が接続され、DC/DCコンバータ9−2〜9−nの出力端間にLEDアレイ62−2〜62−nがそれぞれ接続される。
LEDアレイ61は第1の発光色を有し、LEDアレイ62−2〜62−nは第2〜第nの発光色をそれぞれ有する。第2〜第nの発光色は相互に異なるものであればよい。本実施形態では、第1の発光色は第1の実施形態と同様に青色であり、第2〜第nの発光色のいずれかが緑色であるものとする。DC/DCコンバータ9−2〜9−nの各々の構成は、第4の実施形態におけるDC/DCコンバータ9の構成と同様である。すなわち、DC/DCコンバータ8はLEDアレイ61に連続的に定電流を出力し、DC/DCコンバータ9−2〜9−nはLEDアレイ62−2〜62−nの各々に対応の所定の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力することができる。
選択回路74は、DC/DCコンバータ9−2〜9−nのうちの対象DC/DCコンバータ9−y(2≦y≦n)を動作させるとともに、DC/DCコンバータ9−2〜9−nのうちの対象DC/DCコンバータ9−y以外の残余のDC/DCコンバータがある場合には残余のDC/DCコンバータを停止させる。本実施形態では、対象DC/DCコンバータは1つであるが、複数であってもよい。なお、本実施形態において、対象DC/DCコンバータ9−y以外のDC/DCコンバータをまとめて残余のDC/DCコンバータ9Rというものとする。また、同様に、LEDアレイ62−y(対象DC/DCコンバータ9−yに対応するLEDアレイ)以外のLEDアレイをまとめて残余のLEDアレイ62Rというものとする。選択回路74に選択される対象DC/DCコンバータ9−y(したがって、LEDアレイ62−y)は、LEDランプ6E又はLED点灯装置1Eの工場出荷時に仕様に応じて設定されてもよいし、後述するように時間に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。
対象DC/DCコンバータ9−yの動作期間においては、LEDアレイ61に連続的に出力電流Ic8が流れ、LEDアレイ62−yにはDC/DCコンバータ9−yの動作に応じて間欠的に出力電流Ic9が流れ、残余のLEDアレイ62Rに電流は流れない。間欠点灯におけるLEDアレイ62−yのオン/オフ動作の周波数(対象DC/DCコンバータ9−yの駆動周波数)及びデューティ比は、LED点灯装置1E又はLEDランプ6Eの仕様に応じて適宜定められる。LEDアレイ62−yが緑色LEDアレイである場合には、第4の実施形態において上述した周波数及びデューティ比が適用され得る。
選択回路74は、時計、タイマ等の計時手段75を備える。選択回路74は、計時手段75によって決定される所定の期間に応じて対象DC/DCコンバータ9−y(すなわち、LEDアレイ62−y)を選択するように構成される。例えば、LEDアレイ62−yが、季節に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。これにより、植物の生育に応じて、その生育過程に好適な点灯状態を適用することができる。また逆に、冬のように植生が存在しなくなった時期(例えば、収穫後、草枯れ後、落葉後等)には、対人照明のみを考慮した点灯状態を適用することができる。また、LEDアレイ62−yが、一日のうちの時間帯に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。これにより、植物の育成に応じてよりきめ細かい点灯制御が実現される。
また、第1又は第4の実施形態と同様に、本実施形態におけるLEDアレイ61及び62−2〜62−n並びに通電制御回路7Eを胴体部103又は113に収容してLEDランプ6Eを構成することができる(図3及び図4参照)。
以上のように、本実施形態によると、直流定電圧が供給される入力端子T5−T6間に接続される通電制御回路7Eは、第1の発光色のLEDアレイ61に連続的に定電流を出力するDC/DCコンバータ8と、第2〜第nの発光色をそれぞれ有するLEDアレイ62−2〜62−nの各々に対応の所定の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力可能なDC/DCコンバータ9−1〜9−nと、DC/DCコンバータ9−2〜9−nのうちの対象DC/DCコンバータ9−yを動作させるとともに、残余のDC/DCコンバータ9Rを停止させる選択回路74とを備える。これにより、第4の実施形態と実質的に同じ有利な効果「(1)簡素な配線」及び「(4)高い設計自由度」並びに第2の実施形態と実質的に同じ有利な効果「(3)高い環境適応性」を得ることができる。
<第6の実施形態>
上記第4の実施形態では、最小単位として一組の連続点灯用のLEDアレイ及び間欠点灯用のLEDアレイが設けられた構成を示したが、本実施形態では、複数のLEDアレイの中から連続点灯用のLEDアレイ及び間欠点灯用のLEDアレイの組合せが選択される構成を示す。
図9(第5の実施形態と図面と共用する)に、本実施形態によるLED点灯装置1Fの回路構成図を示す。LED点灯装置1Fは、直流電源2B及びLEDランプ6Fを含む。直流電源2Bの構成及び直流電源2BとLEDランプ6Fの接続構成は、第4の実施形態の直流電源2Bの構成及び直流電源2BとLEDランプ6Dの接続構成と同様であるのでそれらの説明を省略する。また、第4又は第5の実施形態のLED点灯装置1D又は1Eと同様の構成には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
LEDランプ6Fは、LEDアレイ62−1〜62−n(2≦n)、DC/DCコンバータ9−1〜9−n及び選択回路74を含む。なお、DC/DCコンバータ9−1〜9−nを併せて通電制御回路7Fという。本実施形態においても、通電制御回路7F及びDC/DCコンバータ5B(更に、必要に応じて整流回路3及びPFC4)がLED点灯回路を構成する。
入力端子T5に、DC/DCコンバータ9−1〜9−nのそれぞれの高電位側入力端が接続され、入力端子T6に、DC/DCコンバータ9−1〜9−nのそれぞれの基準電位側入力端が接続される。DC/DCコンバータ9−1〜9−nの出力端間にLEDアレイ62−1〜62−nがそれぞれ接続される。LEDアレイ61−2〜62−nは第1〜第nの発光色をそれぞれ有する。第1〜第nの発光色は相互に異なるものであればよい。本実施形態では、第1〜第nの発光色のいずれか1つが青色であり、他のいずれか1つが緑色であるものとする。
DC/DCコンバータ9−1〜9−nの各々の構成は、第4の実施形態におけるDC/DCコンバータ9の構成と基本的には同様であるが、間欠出力だけでなく連続出力動作を行うことも可能に構成される。すなわち、DC/DCコンバータ9−1〜9−nはLEDアレイ62−1〜62−nの各々に、連続的に、又は対応の所定の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力することができる。
選択回路74は、DC/DCコンバータ9−1〜9−nのうちの対象DC/DCコンバータ9−x(1≦x≦n)を連続出力状態とし、対象DC/DCコンバータ9−y(1≦y≦n)を間欠出力動作させ、対象DC/DCコンバータ9−x及び9−y以外の残余のDC/DCコンバータがある場合には残余のDC/DCコンバータを停止させる。本実施形態では、対象DC/DCコンバータが2個であるが、3個以上であってもよい。なお、本実施形態において、対象DC/DCコンバータ9−x及び9−y以外のDC/DCコンバータをまとめて残余のDC/DCコンバータ9Rというものとする。また、同様に、LEDアレイ62−x及び62−y(対象DC/DCコンバータ9−x及び9−yに対応するLEDアレイ)以外のLEDアレイをまとめて残余のLEDアレイ62Rというものとする。選択回路74に選択される対象DC/DCコンバータ9−x及び9−y(したがって、LEDアレイ62−x及び62−y)は、LEDランプ6F又はLED点灯装置1Fの工場出荷時に仕様に応じて設定されてもよいし、後述するように時間に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。
対象DC/DCコンバータ9−yの動作期間においては、LEDアレイ62−xに連続的に出力電流Ic9が流れ、LEDアレイ62−yにはDC/DCコンバータ9−yの動作に応じて間欠的に出力電流Ic9が流れ、残余のLEDアレイ62Rに電流は流れない。間欠点灯におけるLEDアレイ62−yのオン/オフ動作の周波数(対象DC/DCコンバータ9−yの駆動周波数)及びデューティ比は、LED点灯装置1F又はLEDランプ6Fの仕様に応じて適宜定められる。LEDアレイ62−x及びLEDアレイ62−yがそれぞれ青色LEDアレイ及び緑色LEDアレイである場合には、LEDアレイ62−yについては、第4の実施形態において上述した周波数及びデューティ比が適用され得る。
選択回路74は、時計、タイマ等の計時手段75を備える。選択回路74は、計時手段75によって決定される所定の期間に応じて対象DC/DCコンバータ9−x及び9−y(すなわち、LEDアレイ62−x及び62−y)を選択するように構成される。例えば、LEDアレイ62−x及び62−yが、季節に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。これにより、植物の生育に応じて、その生育過程に好適な点灯状態を適用することができる。また逆に、冬のように植生が存在しなくなった時期(例えば、収穫後、草枯れ後、落葉後等)には、対人照明のみを考慮した点灯状態を適用することができる。また、LEDアレイ62−x及び62−yが、一日のうちの時間帯に応じて選択及び変更されるようにしてもよい。これにより、植物の育成に応じてよりきめ細かい点灯制御が実現される。
また、第1又は第4の実施形態と同様に、本実施形態における62−1〜62−n並びに通電制御回路7Fを胴体部103又は113に収容してLEDランプ6Fを構成することができる(図3及び図4参照)。
以上のように、本実施形態によると、直流定電圧が供給される入力端子T5−T6間に接続される通電制御回路7Fは、第1〜第nの発光色をそれぞれ有するLEDアレイ62−1〜62−nの各々に連続的に、又は対応の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に、定電流を出力可能なDC/DCコンバータ9−1〜9−nと、DC/DCコンバータ9−1〜9−nのうちの、対象DC/DCコンバータ9−xに連続的に定電流を出力させ、対象DC/DCコンバータ9−yに対応の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力させ、残余のDC/DCコンバータ9Rの出力を停止させる選択回路74とを備える。これにより、第4の実施形態と実質的に同じ有利な効果「(2)簡素な配線」及び「(4)高い設計自由度」並びに第3の実施形態と実質的に同じ有利な効果「(3α)高い環境適応性」が得られる。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
(1)DC/DCコンバータ5A又は5Bの変形
上記各実施形態においては、DC/DCコンバータ5A及び5Bとして絶縁型フライバックコンバータを示した。絶縁型フライバックコンバータにおいては、1次側(直流電源2の入力側)に対して2次側(直流電源2の出力側及びLEDランプ6A〜6F)がトランス50によって絶縁されるので、安全対策の観点等において有利となる。ただし、1次側と2次側の絶縁構成が不要な場合には、DC/DCコンバータ5A又は5Bは降圧チョッパ回路で構成されていてもよい。また、上述したように、DC/DCコンバータ5A又は5Bのみで力率改善機能が担保される場合にはPFC4は不要である。この場合、DC/DCコンバータ5A又は5B(フライバックコンバータ)の入力側に接続されるコンデンサは、例えば、1μF以下といったような小容量なものである必要がある。
(2)LEDアレイ61、62及び62−1〜62−nの発光態様の変形
上記各実施形態においては、LEDアレイ61、62及び62−1〜62−nの発光色並びにLEDアレイ62及び62−1〜62−nの間欠点灯の周波数及びオンデューティについて特定の例(イネの植生区域に対して好適であることが確認されている例)を示した。一方、更に異なる発光態様(発光色、周波数、オンデューティ等)が提案される場合にも、上記各実施形態の構成が適用可能である。
(3)LEDアレイ61、62及び62−1〜62−nの形態の変形
上記各実施形態においてはLEDアレイ61、62及び62−1〜62−nをLED素子で構成したが、広義のLEDアレイとして、LEDアレイ61、62及び62−1〜62−nの全部又は一部が有機ELからなるものであってもよい。これにより、LEDランプ6A〜6Fを平面発光又は曲面発光による面発光形態のランプとして構成することが可能となる。
(4)通電制御回路7Aの変形
上記第1の実施形態においては、最も安価な構成として、LEDアレイ61及び62の直列回路としてLEDアレイ61が高電側に、LEDアレイ62が低電位側に接続され、LEDアレイ62に並列接続されるスイッチング素子70がNチャネルMOSFETからなる構成を示した。一方、LEDアレイ61及び62の直列回路としてLEDアレイ62が高電側に、LEDアレイ61が低電位側に接続され、LEDアレイ62に並列接続されるスイッチング素子70がPチャネルMOSFETからなる構成も可能である。
(5)DC/DCコンバータ8、9及び9−1〜9−nの変形
上記第4乃至6の実施形態においては、DC/DCコンバータ8、9及び9−1〜9−nとして降圧チョッパ回路を示したが、フライバックコンバータ等の他の形式のDC/DCコンバータが採用されてもよい。また、DC/DCコンバータ8、9及び9−1〜9−nとして降圧回路を示したが、DC/DCコンバータ5Bの降圧値がLEDアレイ61、62及び62−1〜62−nの順方向電圧以下である場合には、DC/DCコンバータ8、9及び9−1〜9−nには昇圧回路が採用される。この場合の回路構成として、フライバックコンバータが採用されてもよいし、PFC4のような昇圧チョッパ回路が採用されてもよい。
<第1の参照例>
上記第1の実施形態では、電源側(直流電源2A側)に整流回路3、PFC4及びDC/DCコンバータ5Aが含まれ、光源側(LEDランプ6A側)にLEDアレイ61及び62並びに通電制御回路7Aが含まれる構成を示した。これに対し、第1の参照例として、電源側に整流回路3、PFC4、DC/DCコンバータ5A及び通電制御回路7Aが含まれる構成を示す。
図10に本参照例のLED点灯装置1Gの回路構成図を示す。LED点灯装置1Gは直流電源2G及びLED光源6Gからなり、直流電源2Gは整流回路3、PFC4、DC/DCコンバータ5A及び通電制御回路7Aを含み、LED光源6GはLEDアレイ61及び62を含む。LED点灯装置1Gの回路動作は、第1の実施形態のLED点灯装置1Aのものと同様である。ただし、PWM制御回路71の制御電源は、コンデンサ53の電圧が降圧されて供給されてもよいし、トランス50の補助巻線(不図示)の電圧が整流平滑されて供給されてもよい。本参照例の場合、直流電源2GとLED光源6Gとの接続には、1対の直流配線W3及びW4並びに電流経路切換用の配線W5の合計3本の配線が必要となる。例えば、直流電源2G及びLED光源6Gは、1つの筐体及び照射面カバーに含まれて照明器具を構成する。
<第2の参照例>
上記第4の実施形態では、電源側(直流電源2B側)に整流回路3、PFC4及びDC/DCコンバータ5Bが含まれ、光源側(LEDランプ6D側)にLEDアレイ61及び62並びにDC/DCコンバータ8及び9が含まれる構成を示した。これに対し、第2の参照例として、電源側に整流回路3、PFC4並びにDC/DCコンバータ5B、8及び9が含まれる構成を示す。
図11に本参照例のLED点灯装置1Hの回路構成図を示す。LED点灯装置1Hは直流電源2H及びLED光源6Hからなり、直流電源2Hは整流回路3、PFC4並びにDC/DCコンバータ5B、8及び9を含み、LED光源6HはLEDアレイ61及び62を含む。LED点灯装置1Hの回路動作は、第4の実施形態のLED点灯装置1Dと同様である。DC/DCコンバータ8及び9の制御電源は、コンデンサ53の電圧が降圧されて供給されてもよいし、トランス50の補助巻線(不図示)の電圧が整流平滑されて供給されてもよい。本参照例の場合、直流電源2HとLED光源6Hとの接続には、DC/DCコンバータ8とLEDアレイ61を接続する1対の直流配線W6及びW7並びにDC/DCコンバータ9とLEDアレイ62を接続する1対の直流配線W8及びW9の合計4本の配線が必要となる。例えば、直流電源2H及びLED光源6Hは、1つの筐体及び照射面カバーに含まれて照明器具を構成する。
1A、1B、1C、1D、1E、1F LED点灯装置
2A、2B 直流電源
5A、5B DC/DCコンバータ
6A、6B、6C、6D、6E、6F LEDランプ
7A、7B、7C、7D、7E、7F 通電制御回路
8 連続点灯用DC/DCコンバータ
9、9−1〜9−n 間欠点灯用DC/DCコンバータ
61、61a、61b LEDアレイ
62、62a、62b、62−1〜62−n LEDアレイ
70、70−1〜70−n スイッチング素子
71 PWM制御回路
72、74 選択回路
73、75 計時手段
105 口金
T5、T6 入力端子

Claims (20)

  1. 直流定電流が供給される第1及び第2の入力端子間に直列接続される第1の発光色の第1のLEDアレイと前記第1の発光色とは異なる第2の発光色の第2のLEDアレイからなるLEDアレイ直列回路に接続される通電制御回路であって、前記第1及び第2の入力端子間に、
    前記第2のLEDアレイに並列接続されたスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子を所定の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフするPWM制御回路と
    を備えた通電制御回路。
  2. 直流定電流が供給される第1及び第2の入力端子間に直列接続される第1の発光色の第1のLEDアレイ及び相互に異なる第2乃至第n(3≦n)の発光色をそれぞれ有する第2乃至第nのLEDアレイからなるLEDアレイ直列回路に接続される通電制御回路であって、
    前記第2乃至第nのLEDアレイにそれぞれ並列接続される第2乃至第nのスイッチング素子と、
    前記第2乃至第nのスイッチング素子の各々を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフ可能なPWM制御回路と、
    前記第2乃至第nのスイッチング素子のうちの対象スイッチング素子を前記対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフさせるとともに、前記対象スイッチング素子以外の残余のスイッチング素子がある場合には該残余のスイッチング素子をオン状態とするように前記PWM制御回路を動作させる選択回路と
    を備えた通電制御回路。
  3. 直流定電流が供給される第1及び第2の入力端子間に直列接続される相互に異なる第1乃至第n(2≦n)の発光色をそれぞれ有する第1乃至第nのLEDアレイからなるLEDアレイ直列回路に接続される通電制御回路であって、
    前記第1乃至第nのLEDアレイにそれぞれ並列接続される第1乃至第nのスイッチング素子と、
    前記第1乃至第nのスイッチング素子の各々を対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフ可能なPWM制御回路と、
    前記第1乃至第nのスイッチング素子のうちの第1の対象スイッチング素子をオフ状態とし、第2の対象スイッチング素子を前記対応の周波数及びデューティ比に基づいてオン/オフさせ、前記第1及び第2の対象スイッチング素子以外の残余のスイッチング素子がある場合には該残余のスイッチング素子をオン状態とするように前記PWM制御回路を動作させる選択回路と
    を備えた通電制御回路。
  4. 請求項2又は3に記載の通電制御回路において、前記選択回路が、計時手段を備え、該計時手段によって決定される所定の期間に応じて前記各対象スイッチング素子を選択するように構成された、通電制御回路。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の通電制御回路と、
    前記第1及び第2の端子に前記直流定電流を供給するDC/DCコンバータと
    を備えたLED点灯回路。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の通電制御回路と、
    前記第1及び第2の入力端子と、
    前記LEDアレイ直列回路と
    を備えたLEDランプ。
  7. 請求項6に記載のLEDランプにおいて、前記第1の発光色の波長が435nm以上500nm未満であり、前記第2の発光色の波長が500nm以上580nm以下である、LEDランプ。
  8. 請求項6又は7に記載のLEDランプにおいて、前記所定の周波数及びデューティ比について、周波数が1.8kHz以上2.2kHz以下、好ましくは1.9kHz以上2.1kHz以下であり、オンデューティが72%以上88%以下、好ましくは76%以上84%以下である、LEDランプ。
  9. 請求項6から8のいずれか一項に記載のLEDランプにおいて、前記第1及び第2の入力端子がE26口金又はE39口金からなる、LEDランプ。
  10. 請求項6から9のいずれか一項に記載のLEDランプと、
    前記第1及び第2の端子に前記直流定電流を供給するDC/DCコンバータを有する直流電源と
    を備えたLED点灯装置。
  11. 直流定電圧が供給される第1及び第2の入力端子間に接続される通電制御回路であって、
    前記第1及び第2の入力端子間に接続され、第1の発光色の第1のLEDアレイに連続的に定電流を出力する第1のDC/DCコンバータと、
    前記第1及び第2の入力端子間に接続され、前記第1の発光色とは異なる第n(n=2)の発光色の第2のLEDアレイに所定の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力する第2のDC/DCコンバータと
    を備えた通電制御回路。
  12. 直流定電圧が供給される第1及び第2の入力端子間に接続される通電制御回路であって、
    前記第1及び第2の入力端子間に接続され、第1の発光色の第1のLEDアレイに連続的に定電流を出力する第1のDC/DCコンバータと、
    前記第1及び第2の入力端子間に並列接続され、相互に異なる第2乃至第n(3≦n)の発光色をそれぞれ有する第2乃至第nのLEDアレイの各々に対応の所定の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力可能な第2乃至第nのDC/DCコンバータと、
    前記第2乃至第nのDC/DCコンバータのうちの対象DC/DCコンバータを動作させるとともに、前記第2乃至第nのDC/DCコンバータのうちの前記対象DC/DCコンバータ以外の残余のDC/DCコンバータがある場合には該残余のDC/DCコンバータを停止させる選択回路と
    を備えた通電制御回路。
  13. 直流定電圧が供給される第1及び第2の入力端子間に接続される通電制御回路であって、
    前記第1及び第2の入力端子間に並列接続され、相互に異なる第1乃至第n(2≦n)の発光色をそれぞれ有する第1乃至第nのLEDアレイの各々に連続的に、又は対応の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に、定電流を出力可能な第1乃至第nのDC/DCコンバータと、
    前記第1乃至第nのDC/DCコンバータのうちの、第1の対象DC/DCコンバータに連続的に定電流を出力させ、第2の対象DC/DCコンバータに前記対応の周波数及びデューティ比に基づいて間欠的に定電流を出力させ、前記第1及び第2の対象DC/DCコンバータ以外の残余のDC/DCコンバータがある場合には該残余のDC/DCコンバータの出力を停止させる選択回路と
    を備えた通電制御回路。
  14. 請求項12又は13に記載の通電制御回路において、前記選択回路が、計時手段を備え、該計時手段によって決定される所定の期間に応じて前記各対象DC/DCコンバータを選択するように構成された、通電制御回路。
  15. 請求項11から14のいずれか一項に記載の通電制御回路と、
    前記第1及び第2の端子に前記直流定電圧を供給するDC/DCコンバータと
    を備えたLED点灯回路。
  16. 請求項11から15のいずれか一項に記載の通電制御回路と、
    前記第1及び第2の入力端子と、
    前記第1乃至第nのLEDアレイと
    を備えたLEDランプ。
  17. 請求項16に記載のLEDランプにおいて、前記第1の発光色の波長が435nm以上500nm未満であり、前記第2の発光色の波長が500nm以上580nm以下である、LEDランプ。
  18. 請求項16又は17に記載のLEDランプにおいて、前記所定の周波数及びデューティ比について、周波数が1.8kHz以上2.2kHz以下、好ましくは1.9kHz以上2.1kHz以下であり、オンデューティが72%以上88%以下、好ましくは76%以上84%以下である、LEDランプ。
  19. 請求項16から18のいずれか一項に記載のLEDランプにおいて、前記第1及び第2の入力端子がE26口金又はE39口金からなる、LEDランプ。
  20. 請求項16から19のいずれか一項に記載のLEDランプと、
    前記第1及び第2の端子に前記直流定電圧を供給するDC/DCコンバータを有する直流電源と
    を備えたLED点灯装置。

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