JP2016098488A - 建築物外壁用塗料及びこれを用いた建築物外壁の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】短繊維を含む透明樹脂塗料をコテなどで塗装しても塗料のママコ状態が発生しにくく、均一な透明塗膜を形成できる建築物外壁用塗料及びこれを用いた建築物外壁の施工方法を提供する。
【解決手段】水系エマルション樹脂を含む透明塗料であって、固形成分100質量%当たり2〜25質量%のナノファイバー短繊維を添加する。本発明の施工方法は、タイル壁面(4)に透明防水プライマーを塗布して防水プライマー層を形成し、その表面に前記の透明塗料を塗布して透明樹脂塗膜(5a)を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】水系エマルション樹脂を含む透明塗料であって、固形成分100質量%当たり2〜25質量%のナノファイバー短繊維を添加する。本発明の施工方法は、タイル壁面(4)に透明防水プライマーを塗布して防水プライマー層を形成し、その表面に前記の透明塗料を塗布して透明樹脂塗膜(5a)を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、建築物外壁用塗料及びこれを用いた建築物外壁の施工方法に関する。とくに透明性と塗装性に優れた建築物外壁用塗料とこれを用いて建築物外壁面から既設タイルが剥離・脱落する恐れのない建築物の外壁の施工方法に関する。
建築物の外壁面のタイル施工部分が経時的に劣化し、躯体と下地モルタル(「貼付けモルタル」を含む)との間、あるいは、下地モルタルとタイルとの間に浮きが発生することがしばしばあった。そして、最悪の場合には、建築物の外壁面からタイルが剥離・脱落し、人身事故に繋がる恐れがあった。一方、タイルは、その色調や色合いの美しさから、建築物の外壁面の表面仕上げ材として根強い人気がある。従来、このような躯体からの下地モルタルの浮きや貼付けモルタルからのタイルの浮きを補修するために、次のような工法が採られていた。すなわち、タイル施工面に樹脂注入用のパイプ状のピン(パイプアンカーピン)を打ち込み、当該ピンを介してエポキシ樹脂を注入することにより、躯体と下地モルタルとの間隙、あるいは、下地モルタルとタイルとの間隙にエポキシ樹脂を充填する工法(注入工法)が採られていた(例えば、特許文献1参照)。特許文献2〜3にはネットと短繊維を含む透明樹脂塗料によりタイル壁面を補強することが提案されている。
しかし、上記従来の工法では、短繊維を含む透明樹脂塗料をコテなどで塗装する際に、塗料がママコ状態になりやすく、均一な透明塗膜が形成しにくいという問題があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、短繊維を含む透明樹脂塗料をコテなどで塗装しても塗料のママコ状態が発生しにくく、均一な透明塗膜を形成できる建築物外壁用塗料及びこれを用いた建築物外壁の施工方法を提供する。
本発明の建築物外壁用塗料は、水系エマルション樹脂を含む透明塗料であって、前記塗料には前記塗料の固形成分100質量%当たり2〜25質量%のナノファイバー短繊維が添加されていることを特徴とする。
本発明の建築物外壁の施工方法は、タイル壁面を透明樹脂塗料で補強するための建築物外壁の施工方法であって、前記タイル壁面に、透明防水プライマーを塗布して防水プライマー層を形成する工程と、前記防水プライマー層が乾燥した後に、前記防水プライマー層の表面に、透明樹脂塗料を塗布して透明樹脂塗膜を形成する工程を含み、前記透明樹脂塗膜の塗料は、前記の外壁用塗料であることを特徴とする。
本発明によれば、水系エマルション樹脂を含む透明塗料であって、前記塗料には前記塗料の固形成分100質量%当たり2〜25質量%のナノファイバー短繊維が添加されていることにより、コテなどで塗装しても塗料のママコ状態が発生しにくく、均一な透明塗膜を形成できる。すなわち、ナノファイバー自体は透明性が高く、短繊維は絡みにくいことからコテなどで塗装しても塗料のママコ状態が発生しにくい。この結果、塗装面も相乗的に透明性が高い効果が得られる。その結果、タイル壁面の持つ色調や色合いの外観を残したまま、タイルの剥離・脱落防止効果を付与することのできる建築物の外壁構造及び建築物の外壁の施工方法を提供することができる。
本発明は、水系エマルション樹脂を含み、塗料の固形成分100質量%当たり2〜25質量%のナノファイバー短繊維が添加されている透明塗料である。ナノファイバー短繊維は塗料の固形成分100質量%当たり5〜20質量%であるのがさらに好ましい。前記の範囲であれば、コテなどで塗装しても塗料のママコ状態が発生しにくく、均一な透明塗膜を形成するのに都合よい。
前記ナノファイバーの繊維直径は4〜100nmが好ましく、さらに好ましくは10〜50nmである。前記の範囲であれば、コテなどで塗装しても塗料のママコ状態が発生しにくく、均一な透明塗膜を形成するのにさらに都合よい。同様な理由により、前記ナノファイバーの繊維長さは1〜10μmが好ましく、さらに好ましくは5μm程度である。
前記ナノファイバーは、セルロース繊維、ポリビニルアルコール繊維、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維及びフッ素樹脂繊維から選ばれる少なくとも1つであるのが好ましい。この中でもセルロース繊維が好ましい。具体的にはスギノマシン社製、商品名“BiNFi-s” (繊維直径20nm、繊維長2μm)がある。この商品は植物パルプ等をボールミル、高圧ホモジナイザー、二軸混練機、破砕機、超音波等の機械的処理によりナノレベルまで解繊したミクロフィブリル化セルロースである。製品番号"TMa-10005"はカタログによれば平均繊維径20nm,比表面積100m2/gと記載されている。
本発明の外壁用塗料の透明度は、厚さ0.5μmの乾燥塗膜としたときのJIS Z 8722で測定される透光率が60%以上であるのが好ましく、さらに好ましくは65〜95%である。
水系エマルション樹脂は、ポリエステル系樹脂エマルション、ポリカーボネート系樹脂エマルション、ポリアミド系樹脂エマルション、ポリイミド系樹脂エマルション、ポリエーテルスルホン系樹脂エマルション、ポリスルホン系樹脂エマルション、ポリスチレン系樹脂エマルション、ポリノルボルネン系樹脂エマルション、ポリオレフィン系樹脂エマルション、アクリル系樹脂エマルション及びアセテート系樹脂エマルションから選ばれる少なくとも1つを主成分として含むことが好ましい。水系エマルション樹脂であれば溶剤系に比べて安全性が高く、環境にも好ましい。
外壁用塗料はコテ塗り又はローラ塗り用塗料であるのが好ましい。コテ塗り又はローラ塗り用塗料においては、ママコ状態が発生しやすいが、これを防止できる。とくにコテ塗りはコテにより塗料を何回もこすりつけるためママコ状態が発生しやすいが、これを防止できる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いてさらに具体的に説明する。下記の図面において、同一符号は同一物を示す。
<建築物の外壁構造>
まず、本発明に係る建築物の外壁構造について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態における建築物の外壁構造を示す断面図である。図1に示すように、コンクリート躯体1には、下地モルタル(「貼付けモルタル」を含む)2を介して複数のタイル3が縦横に貼り付けられており、これによりタイル壁面4が形成されている。タイル壁面4には、当該タイル壁面4を覆うようにして透明な防水プライマー層(図示せず)が形成されている。この防水プライマー層は、コンクリート躯体1からタイル3の目地部を通って染み出してくる水分を遮断するためのものである。また、防水プライマー層の表面には、当該防水プライマー層の表面を覆うようにして透明な樹脂塗膜5が形成されている。コンクリート躯体1には、タイル壁面4を貫いて、ワッシャ8が取り付けられた状態のアンカーピン7が打ち込まれている。ここで、アンカーピン7の頭部及びワッシャ8は、樹脂塗膜5に固定されている。また、アンカーピン7としては、引抜き強度が高くなるように、先端部分(コンクリート躯体1に打ち込まれる部分)がやや膨らんでネジ山が形成された、ステンレス鋼(SUS304)製の、“ハマタップピン”(株式会社ハマキャスト製)が用いられている。尚、図1においては、タイル3を貫いてアンカーピン7が打ち込まれているが、タイルの目地部を貫いてアンカーピン7を打ち込んでもよい。
まず、本発明に係る建築物の外壁構造について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態における建築物の外壁構造を示す断面図である。図1に示すように、コンクリート躯体1には、下地モルタル(「貼付けモルタル」を含む)2を介して複数のタイル3が縦横に貼り付けられており、これによりタイル壁面4が形成されている。タイル壁面4には、当該タイル壁面4を覆うようにして透明な防水プライマー層(図示せず)が形成されている。この防水プライマー層は、コンクリート躯体1からタイル3の目地部を通って染み出してくる水分を遮断するためのものである。また、防水プライマー層の表面には、当該防水プライマー層の表面を覆うようにして透明な樹脂塗膜5が形成されている。コンクリート躯体1には、タイル壁面4を貫いて、ワッシャ8が取り付けられた状態のアンカーピン7が打ち込まれている。ここで、アンカーピン7の頭部及びワッシャ8は、樹脂塗膜5に固定されている。また、アンカーピン7としては、引抜き強度が高くなるように、先端部分(コンクリート躯体1に打ち込まれる部分)がやや膨らんでネジ山が形成された、ステンレス鋼(SUS304)製の、“ハマタップピン”(株式会社ハマキャスト製)が用いられている。尚、図1においては、タイル3を貫いてアンカーピン7が打ち込まれているが、タイルの目地部を貫いてアンカーピン7を打ち込んでもよい。
透明な樹脂塗膜5はナノファイバーが混合されており、単層で十分な強度を有する。図1に示すように樹脂塗膜5には透明な補強材6を埋設することもできる。透明な補強材6の埋設は、さらに高い強度を必要とする場合や、透明な補強材6を埋設できるタイル壁に適用する。これにより引っ張り強度の高い樹脂塗膜が得られる。
以上の建築物の外壁構造の構成によれば、樹脂塗膜5(引っ張り強度の高い樹脂塗膜)と当該樹脂塗膜5をコンクリート躯体1に強固に固定するアンカーピン7とにより、建築物の外壁面にタイル3の剥離・脱落防止効果を付与することが可能となる。また、防水プライマー層及び樹脂塗膜5は全て透明であり、さらに、タイル壁面4と樹脂塗膜5との間に防水プライマー層を介在させることにより、コンクリート躯体1からタイル3の目地部を通って染み出してくる水分を遮断して、樹脂塗膜5が白化するのを防止したので、タイル壁面4の持つ色調や色合いの外観を残したままの状態にすることができる。すなわち、本実施の形態の建築物の外壁構造の構成によれば、タイル壁面4の持つ色調や色合いの外観を残したまま、タイル3の剥離・脱落防止効果を付与することのできる建築物の外壁構造を提供することができる。そして、このような外壁構造とすることにより、タイル壁面としての3年ごとの打診調査、補修、報告が不要となり、長期的に見た場合に建築物のライフサイクルコストを大幅に低減することが可能となる。この場合、アンカーピン7の頭部及びワッシャ8をタイル3の色と同一の色に塗装しておけば、アンカーピン7の頭部及びワッシャ8を目立たなくして、タイル壁面4の持つ色調や色合いの外観を損なうことがないようにすることができる。
さらに、樹脂塗膜5の表面には透明性トップコート(図示せず)が塗布されている。このように樹脂塗膜5の表面にトップコートを塗布すれば、建築物の外壁面の耐久性及び耐候性を向上させることができると共に、汚染を防止することもできる。
防水プライマー層の材料としては、アクリル系塗料等を用いることができる。中でも、アクリル−シリコン系塗料又はアクリル−ウレタン系塗料が、防水プライマー層の材料として好ましい。アクリル−シリコン系塗料としては、例えば、神東塗料株式会社製、商品名“マイルドハイテンクリヤー”等を用いることができ、アクリル−ウレタン系塗料としては、例えば、セラスター塗料株式会社製の二液反応硬化形アクリルウレタン系塗材である商品名“フォック・LC185クリア”等を用いることができる。尚、防水プライマー層の材料としては透光率の高いもの(透明であるもの)が好ましいが、透明にこだわらなければ、アクリル−ウレタン系塗料としてセラスター塗料株式会社製の二液反応硬化形アクリルウレタン系塗材である商品名“フォック・LC185”各色等を使用することもできる。
樹脂塗膜5の材料としては、ポリエステル系樹脂エマルション、ポリカーボネート系樹脂エマルション、ポリアミド系樹脂エマルション、ポリイミド系樹脂エマルション、ポリエーテルスルホン系樹脂エマルション、ポリスルホン系樹脂エマルション、ポリスチレン系樹脂エマルション、ポリノルボルネン系樹脂エマルション、ポリオレフィン系樹脂エマルション、アクリル系樹脂エマルション及びアセテート系樹脂エマルション等を主成分として含むものを用いることができる。中でも、ポリエステル−ウレタン樹脂エマルションなどのポリエステル系樹脂エマルション、あるいは、アクリル−シリコン樹脂エマルション又はアクリル−ウレタン樹脂エマルションなどのアクリル系樹脂エマルションは、比較的低温で硬化し、かつ、良好な耐候性、耐水性、耐酸性、高い平滑性、及び、高い硬度などの塗膜特性が容易に得られる点で、樹脂塗膜5の材料として好ましい。特に、シリコン含有量7〜30%のアクリル−シリコン樹脂エマルション(アクリル組成=メタクリル酸メチル(MMA)/アクリル酸2エチルヘキシル(2EHA))が好ましく、昭和電工社製、樹脂エマルションタイプの透明樹脂塗料、商品名"ポリゾールTLX−1099"等を用いることができる。
補強材6を使用する場合は、ネットとし、その材料としては、ポリビニルアルコール(PVA)、ナイロン、ポリプロピレン(PP)、ポリテトラフルオロエチレン及びポリエチレン等を用いることができる。補強材6としては、特に、ポリビニルアルコール(PVA)の割布を用いてネット状に形成したもの(ケン化率98%)(以下単に「PVA割布ネット」という)(透光率約85%)、ポリエチレン製、ナイロン製又はポリプロピレン(PP)製のネット(目開き1〜15mm)が好ましい。PVA割布ネットは、格子目を構成した低伸度の構造体であり、樹脂塗膜5に対して縦方向、横方向の安定性と強度補強効果とを与える。PVA割布ネットとしては、例えば、ダイオ化成株式会社製のPVA系変性透明割布ネット・DT550を用いることができる。尚、補強材6としては透光率の高いもの(透明であるもの)が好ましいが、透明にこだわらなければ、補強材6の材料としてビニロン、カーボン等を使用することもできる。補強材6として、ネット状に形成したものを用いることにより、当該補強材6を樹脂塗膜5の材料中に十分絡めて、補強材6と樹脂塗膜5とを一体化することができる。
防水プライマー層、樹脂塗膜5、及びトップコートの透光率は、それぞれ70%以上であるのが好ましく、さらに80%以上であるのが好ましい。ここで、透光率は、JIS Z 8722に準拠した方法で測定される。
補強材6を使用する場合も、フィラーが分散され、かつ、補強材6が埋設された樹脂塗膜5の透光率は、70%以上であるのが好ましく、さらには80%以上であるのが好ましい。
下地モルタル2とそれに貼り付けられたタイル3との合計厚みは約60mm、防水プライマー層の厚みは30〜100μm、樹脂塗膜5の塗布量は0.7〜1.9kg/m2、トップコートの塗布量は0.2〜0.3kg/m2である。
アンカーピン7としてのアンカーピンは、下地モルタル2とそれに貼り付けられたタイル3との合計厚みが約60mmの場合、その大きさが直径6.0mm×長さ95mmであり、埋め込み深さ(コンクリート躯体1に打ち込まれる部分の長さ)は35mmである。
トップコート塗料としては下記A液とB液を含む。
[A液]
(1)フルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルの共重合体を含むフッ素樹脂
(2)親水性付与剤として、アルコキシル基の加水分解によるシラノール基を含むシラン系化合物、光触媒酸化チタン、アルカリシリケート系無機塗材、金属アルコキシド系無機材から選ばれる少なくとも一つの物質
(3)紫外線吸収剤
(4)溶剤
[B液]
(1)硬化剤
(2)溶剤
前記A液とB液を混合して透明性トップコート塗料とするのが好ましい。
[A液]
(1)フルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルの共重合体を含むフッ素樹脂
(2)親水性付与剤として、アルコキシル基の加水分解によるシラノール基を含むシラン系化合物、光触媒酸化チタン、アルカリシリケート系無機塗材、金属アルコキシド系無機材から選ばれる少なくとも一つの物質
(3)紫外線吸収剤
(4)溶剤
[B液]
(1)硬化剤
(2)溶剤
前記A液とB液を混合して透明性トップコート塗料とするのが好ましい。
トップコート塗料は、例えばトウペ社製、商品名“ニューガーメットDC#500”として市販されている。この塗料を使用してローラ塗装する。ローラ塗装の利点は、外壁表面に凹凸があっても均一膜厚に塗装でき、塗装むらがなく、空気泡も含まず、塗装効率も高いためである。塗装後は常温(0〜40℃程度)硬化させる。
<建築物の外壁の施工方法>
次に、本発明に係る建築物の外壁の施工方法について、図2〜図5を参照しながら説明する。ここでは、既設タイル壁面の補修方法を例に挙げて説明する。
次に、本発明に係る建築物の外壁の施工方法について、図2〜図5を参照しながら説明する。ここでは、既設タイル壁面の補修方法を例に挙げて説明する。
図2は本発明の一実施形態における、下地モルタル等の浮きが発生している場合の補修方法を示す断面図、図3は本発明の一実施形態における建築物の外壁の施工方法の一部を示す工程断面図、図4は本発明の一実施形態における建築物の外壁の施工方法を示すフローチャート、図5は本発明の一実施形態における建築物の外壁の施工方法に用いるアンカーピンの打込み位置(アンカーピン用の穴の位置)を示す概略正面図である。
まず事前調査として、タイル3の欠落、浮き部等の調査、付着力の測定などを行う(図4のステップ1)。次に事前調査によってタイル3の欠落が発見された場合には、タイル欠落部の補修を行い、下地モルタル2等の浮きが発生していることが発見された場合には、エポキシ樹脂の注入を行う(図4のステップ2)。例えば、下地モルタル2の浮きが発生している場合には、図2に示すように、タイル壁面4を貫いて、電気ドリルでコンクリート躯体1にパイプアンカーピン用の穴を穿孔し、ワッシャ13が取り付けられた状態の樹脂注入用のパイプアンカーピン9(ステンレス鋼(SUS304)製)(吉野精機株式会社製)を前記穴に挿入する。そして、パイプアンカーピン9にエポキシ樹脂10を注入することにより、パイプアンカーピン9に設けられた吐出口11を介して、コンクリート躯体1と下地モルタル2との間隙14にエポキシ樹脂10を充填する。尚、パイプアンカーピン9の頭部及びワッシャ13は、タイル3の色と同一の色に塗装しておく。パイプアンカーピン9は、ロックピン15を打ち込んでコンクリート躯体1に固定する開脚型のピンである。パイプアンカーピン9は、その大きさが直径6.0mm×長さ40〜90mmであり、埋め込み深さ(コンクリート躯体1に打ち込まれる部分の長さ)は30mm以上である。
次に、タイル壁面4を低圧洗浄して、タイル壁面4の汚れを除去する(図4のステップ3)。次に、タイル壁面4に、ローラを用いて、透明性プライマーとしての神東塗料株式会社製、商品名“マイルドハイテンクリヤー”を塗布することにより、透明な防水プライマー層(厚み約50μm)(図示せず)(透光率約90%以上)を形成する(図4のステップ4)。ここで、透明性プライマーの塗布量は、約0.2kg/m2である。
次に、図3Aに示すように、防水プライマー層が乾燥した後に、当該防水プライマー層の表面に、コテを用いて、透明な樹脂塗膜5(図1参照)を形成するための第1層目の樹脂塗膜材料5a(塗布量約0.5kg/m2)を塗布する(図4のステップ5)。第1層目の樹脂塗膜材料5aとしては、繊維フィラーとして繊維直径20nmのセルロース繊維(スギノマシン社製、商品名"BiNFi-s",商品番号"TMa-10005")を15質量%の割合で均一に分散した昭和電工社製、樹脂エマルションタイプの透明樹脂塗料、商品名"ポリゾールTLX−1099"を用いる。
次に、図3Bに示すように、第1層目の樹脂塗膜材料5aを塗布した後、直ちに、当該第1層目の樹脂塗膜材料5aの上に、ダイオ化成株式会社製のPVA系変性透明割布ネット・DT550からなる複数枚の補強材6(各補強材6の大きさ1.05m×1.05m)を、50mmずつ重ねた状態で縦横に貼り付け、金ゴテでしごいて、当該補強材6を第1層目の樹脂塗膜材料5aに埋め込む(図4のステップ6)。
次に、図3Cに示すように、第1層目の樹脂塗膜材料5aが乾燥した後に、第1層目の樹脂塗膜材料5a、補強材6、タイル3、下地モルタル2を貫いて、電気ドリルでコンクリート躯体1に直径6.5mmのアンカーピン用の穴12を穿孔し(図4のステップ7)、穴12に残っている削粉を清掃する。図5に示すように、アンカーピン用の穴12は1m2当たり4個穿孔され、隣接する穴12の間隔は縦、横共に500mmである。
次に、図3Dに示すように、アンカーピン用の穴12に、ワッシャ8が取り付けられた状態のアンカーピン7をハンマードリル又はハンマーで打ち込み(図4のステップ8)、ワッシャ8で補強材6を押え付ける。すなわち、補強材6、第1層目の樹脂塗膜材料5a及びタイル壁面4を貫いてコンクリート躯体1にアンカーピン7を打ち込む。アンカーピン7の頭部及びワッシャ8は、タイル3の色と同一の色に塗装しておく。
次に、コンクリート躯体1に打ち込んだアンカーピン7の頭部、ワッシャ8及びその周辺に透明な樹脂塗膜5(図1参照)の材料(繊維フィラーとして繊維直径20nmのセルロース繊維(スギノマシン社製、商品名"BiNFi-s",商品番号"TMa-10005")を15質量%の割合で均一に分散した昭和電工社製、樹脂エマルションタイプの透明樹脂塗料、商品名"ポリゾールTLX−1099"を用いて下塗りする(図4のステップ9)。このように下塗りするのは、アンカーピン7の頭部、ワッシャ8及びその周辺にも透明な樹脂塗膜5の材料を十分に行き渡らせるためである。
次に、図3Eに示すように、補強材6を貼り付けた後の第1層目の樹脂塗膜材料5aの上に、コテを用いて、透明な樹脂塗膜5(図1参照)を形成するための第2層目の樹脂塗膜材料5b(塗布量約0.4kg/m2)を塗布する(図4のステップ10)。第2層目の樹脂塗膜材料5bは、第1層目の樹脂塗膜材料5aと同じものである。また、図示は省略するが、第2層目の樹脂塗膜材料5bの上に、コテを用いて、透明な樹脂塗膜5を形成するための第3層目の樹脂塗膜材料(塗布量約0.4kg/m2)を塗布する(図4のステップ11)。第3層目の樹脂塗膜材料は、第1層目の樹脂塗膜材料5aと同じものである。
以上の工程により、繊維フィラーとして繊維直径20nmのセルロース繊維(スギノマシン社製、商品名"BiNFi-s",商品番号"TMa-10005")を15質量%の割合で均一に分散され、かつPVA系変性透明割布ネット・DT550が埋設された、昭和電工社製、樹脂エマルションタイプの透明樹脂塗料、商品名"ポリゾールTLX−1099"からなる塗布量約1.3kg/m2の樹脂塗膜5が得られる。このようにして得られた樹脂塗膜5の透光率は約80%である。そして、アンカーピン7の頭部及びワッシャ8は、樹脂塗膜5中に固定された状態となる。
以上の施工方法によれば、上述した建築物の外壁構造を容易に実現することができる。すなわち、タイル壁面の持つ色調や色合いの外観を残したまま、タイルの剥離・脱落防止効果を付与することのできる建築物の外壁の施工方法を提供することが可能となる。
最後に、第2層目の樹脂塗膜材料5b及び第3層目の樹脂塗膜材料が乾燥した後、樹脂塗膜5の表面に、ローラを用いて、超耐候性トップコート塗料を2回に分けて塗布した(図4のステップ12)。トップコート塗料は、トウペ社製、商品名“ニューガーメットDC#500”を用いた。この塗膜は親水性である。このように、トップコートとして親水性の材質のものを使用すれば、塵埃が付着し難く、一旦付着した塵埃も雨水等によって容易に洗い流すことができる。トップコート塗料は2回塗りするのが好ましい。これにより上塗り材(トップコート)をむらなく塗れ、長期間メンテフリーが達成できる。また、前記上塗り材にはさらに溶剤を添加して粘度35〜55センチポイズ(23℃,BL型,回転数60rpm)に調整して塗装するのが好ましい。これにより均一膜厚に塗装でき、塗装効率もよくなる。前記上塗り材の塗装量は、乾燥後の固形分で50〜200g/m2の範囲が好ましく、80〜150g/m2の範囲がさらに好ましい。これにより長期間のメンテフリーが達成できる。
本工法における、タイルの剥離・脱落を防止するために設けられた樹脂塗膜5(樹脂+フィラー+ネット)及びコブラアンカーピンが、建築物の外壁全体を支持する強度について計算すると、以下のようになる。
(1)まず、下地モルタル2とそれに貼り付けられたタイル3との合計厚みが60mm(ここでは、比重2.2とする)、樹脂塗膜5(樹脂+フィラー+ネット)の塗布量が約1.3kg/m2(比重1.0)の場合、壁面全体の自重は133.3kg/m2=1.31kN/m2となる。
(2)一方、安全性を考慮したコブラアンカーピン(直径6.0mm、埋め込み深さ35mm、コンクリート躯体1のコンクリート圧縮強度32.7N/mm2)の引抜き強度は8.01kN/本となる。そして、1m2当たり4本のコブラアンカーピンが使用されるので、アンカーピンの1m2当たりの引抜き強度は8.01kN/本×(4本/m2)=32.04kN/m2となる。
(3)従って、本工法によれば、タイルの剥離・脱落を確実に防止することができる。また、(樹脂+フィラー+ネット)の引っ張り強度は最大420N/45mm幅であり、1m幅当たり9333N(952kgf/1m幅)の強度があり、タイルの脱落の予防保全効果がある。
(1)まず、下地モルタル2とそれに貼り付けられたタイル3との合計厚みが60mm(ここでは、比重2.2とする)、樹脂塗膜5(樹脂+フィラー+ネット)の塗布量が約1.3kg/m2(比重1.0)の場合、壁面全体の自重は133.3kg/m2=1.31kN/m2となる。
(2)一方、安全性を考慮したコブラアンカーピン(直径6.0mm、埋め込み深さ35mm、コンクリート躯体1のコンクリート圧縮強度32.7N/mm2)の引抜き強度は8.01kN/本となる。そして、1m2当たり4本のコブラアンカーピンが使用されるので、アンカーピンの1m2当たりの引抜き強度は8.01kN/本×(4本/m2)=32.04kN/m2となる。
(3)従って、本工法によれば、タイルの剥離・脱落を確実に防止することができる。また、(樹脂+フィラー+ネット)の引っ張り強度は最大420N/45mm幅であり、1m幅当たり9333N(952kgf/1m幅)の強度があり、タイルの脱落の予防保全効果がある。
本発明は、タイル壁面の持つ色調や色合いの外観を残したまま、タイルの剥離・脱落防止効果を付与することのできる建築物の外壁構造及び建築物の外壁の施工方法を提供することができるので、建築物の外壁面の仕上げに対して有用である。
1 コンクリート躯体
2 下地モルタル(貼付けモルタルを含む)
3 タイル
4 タイル壁面
5 樹脂塗膜
5a 第1層目の樹脂塗膜材料
5b 第2層目の樹脂塗膜材料
6 補強材(ネット)
7 アンカーピン
8,13 ワッシャ
9 パイプアンカーピン
10 エポキシ樹脂
11 吐出口
12 アンカーピン用の穴
2 下地モルタル(貼付けモルタルを含む)
3 タイル
4 タイル壁面
5 樹脂塗膜
5a 第1層目の樹脂塗膜材料
5b 第2層目の樹脂塗膜材料
6 補強材(ネット)
7 アンカーピン
8,13 ワッシャ
9 パイプアンカーピン
10 エポキシ樹脂
11 吐出口
12 アンカーピン用の穴
Claims (12)
- 水系エマルション樹脂を含む透明塗料であって、
前記塗料には前記塗料の固形成分100質量%当たり2〜25質量%のナノファイバー短繊維が添加されていることを特徴とする建築物外壁用塗料。 - 前記ナノファイバーの繊維直径が10〜900nmの範囲である請求項1に記載の建築物外壁用塗料。
- 前記ナノファイバーの繊維長さが1〜10nmの範囲である請求項1又は2に記載の建築物外壁用塗料。
- 前記ナノファイバーは、セルロース繊維、ポリビニルアルコール繊維、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維及びフッ素樹脂繊維から選ばれる少なくとも1つである請求項1〜3のいずれかに記載の建築物外壁用塗料。
- 前記外壁用塗料の透明度は、厚さ0.5μmの乾燥塗膜としたときのJIS Z 8722で測定される透光率が60%以上である請求項1〜4のいずれかに記載の建築物外壁用塗料。
- 前記水系エマルション樹脂は、ポリエステル系樹脂エマルション、ポリカーボネート系樹脂エマルション、ポリアミド系樹脂エマルション、ポリイミド系樹脂エマルション、ポリエーテルスルホン系樹脂エマルション、ポリスルホン系樹脂エマルション、ポリスチレン系樹脂エマルション、ポリノルボルネン系樹脂エマルション、ポリオレフィン系樹脂エマルション、アクリル系樹脂エマルション及びアセテート系樹脂エマルションから選ばれる少なくとも1つを主成分として含む請求項1〜5のいずれかに記載の建築物外壁用塗料。
- 前記外壁用塗料はコテ塗り又はローラ塗り用塗料である請求項1〜6のいずれかに記載の建築物外壁用塗料。
- タイル壁面を透明樹脂塗料で補強するための建築物外壁の施工方法であって、
前記タイル壁面に、透明防水プライマーを塗布して防水プライマー層を形成する工程と、
前記防水プライマー層が乾燥した後に、前記防水プライマー層の表面に、透明樹脂塗料を塗布して透明樹脂塗膜を形成する工程を含み、
前記透明樹脂塗膜の塗料は、請求項1〜7のいずれかに記載の外壁用塗料であることを特徴とする建築物外壁の施工方法。 - 前記防水プライマー層及び前記透明樹脂塗膜のJIS Z 8722で測定される透光率は、それぞれ60%以上である請求項8に記載の建築物外壁の施工方法。
- 前記透明樹脂塗膜が乾燥した後に、前記透明樹脂塗膜及び前記タイル壁面を貫いて躯体にアンカーピンを打ち込む工程をさらに備え、前記アンカーピンを打ち込んだ後、ネット状の透明補強材を貼り付け、その後前記透明樹脂塗料と同一の透明樹脂塗料を外層樹脂塗膜として塗布する請求項8又は9に記載の建築物外壁の施工方法。
- 前記外層の透明樹脂塗膜が乾燥した後に、前記樹脂塗膜の表面に透明性トップコート塗料を塗布する工程をさらに備えた請求項8〜10のいずれかに記載の建築物外壁の施工方法。
- 前記上透明性トップコート塗料は下記A液とB液を含み、
[A液]
(1)フルオロオレフィンとアルキルビニルエーテルの共重合体を含むフッ素樹脂
(2)親水性付与剤として、アルコキシル基の加水分解によるシラノール基を含むシラン系化合物、光触媒酸化チタン、アルカリシリケート系無機塗材、金属アルコキシド系無機材から選ばれる少なくとも一つの物質
(3)紫外線吸収剤
(4)溶剤
[B液]
(1)硬化剤
(2)溶剤
前記A液とB液を混合して透明性トップコート塗料とし、ローラ塗りする請求項8〜13のいずれかに記載の建築物外壁の施工方法。
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- 2014-11-18 JP JP2014233897A patent/JP2016098488A/ja active Pending
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