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JP2016073619A5 - 膝関節運動用支持具及びその使用方法 - Google Patents

膝関節運動用支持具及びその使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、使用者が仰向けに寝た状態または座位状態で膝関節を支えつつ膝関節の運動を行うことができる膝関節運動用支持具及びその使用方法に関する。
以上の事情に鑑みて、本発明は、積極的かつ適切な膝関節の屈曲運動をアシストすることができる膝関節運動用支持具およびその使用方法を提供することを目的とする。
第1発明の膝関節運動用支持具(後述の健康器具)は、仰向けに寝た状態又は座位状態の使用者の膝関節を支え、使用者が膝関節の運動を行うのを補助する膝関節運動用支持具であって、
前記使用者が仰向けに寝た状態又は座位状態で位置する使用面の上に設置され、前記使用者の片膝を下側から支える支持体と、
前記使用者の膝よりつま先側に装着され、該使用者が引き寄せ可能な補助具とを備え、
前記支持体は、
板材で三角柱状に形成されたコア部と、
前記コア部の2つの側面にわたって張り付けられた弾性部材とを備え、
前記コア部の残りの1つの側面は、前記支持体の設置に際して前記使用面に接する設置面(底面33)を構成し、
前記コア部の断面形状である三角形状において、前記設置面上に位置する1辺を底辺とすれば、該底辺の対角は鋭角であり、前記支持体が前記使用者の片膝を支えた状態におけるつま先側の底角は、該対角よりも大きく、かつ太もも側の底角よりも小さいことを特徴とする
第2発明の膝関節運動用支持具は、
仰向けに寝た状態又は座位状態の使用者の膝関節を支え、使用者が膝関節の運動を行うのを補助する膝関節運動用支持具であって、
前記使用者が仰向けに寝た状態又は座位状態で位置する使用面上に設置され、該使用者の片膝を下側から支える支持体と、
前記使用者の膝よりつま先側に装着され、該使用者が引き寄せ可能な補助具とを備え、
前記支持体は、三角柱状の形状を有し、その3つの側面のうちの1つの面を、前記使用面上への設置に際して該使用面に接する設置面として有し、
前記支持体の断面形状である三角形状において、前記支持体の設置面上の1辺を底辺とすれば、該底辺の対角は鋭角であり、前記支持体が前記使用者の片膝を支えた状態におけるつま先側の底角は、該対角よりも大きく、かつ太もも側の底角よりも小さく、
前記支持体の下には、所定の高さの台座部が着脱自在に取り付けられることを特徴とする
第3発明の膝関節運動用支持具は、
仰向けに寝た状態又は座位状態の使用者の膝関節を支え、使用者が膝関節の運動を行うのを補助する膝関節運動用支持具であって、
前記使用者が仰向けに寝た状態又は座位状態で位置する使用面上に設置され、該使用者の片膝を下側から支える支持体と、
前記支持体は、三角柱状の形状を有し、その3つの側面のうちの1つの面を、前記使用面上への設置に際して該使用面に接する設置面として有し、
前記支持体の断面形状である三角形状において、前記支持体の設置面上の1辺を底辺とすれば、該底辺の対角は10°〜40°であり、つま先側の底角は50°〜80°であり、太もも側の底角は70°〜90°で、かつ該つま先側の底角よりも大きいことを特徴とする
第1〜第3発明の膝関節運動用支持具によれば、三角柱の1側面を設置面(底面11、33)とした支持体が、片膝が支持される幅で、断面が前記1側面を底辺とする対角が鋭角の三角形で、使用者の膝下に挟み込んだ際に、つま先側の底角が対角よりも大きく且つ太もも側の底角よりも小さくなるように配置される。そのため、膝立てした状態で太ももおよび脹脛に三角柱の側面が沿って膝関節およびその前後を支持しつつ、膝関節の動きを許容する適度な間隙空間を載置面側に形成することができる。
このように、第1〜第3発明の膝関節運動用支持具によれば、積極的かつ適切な膝関節の屈曲運動をアシストすることができる。
発明の膝関節運動用支持具は、第1〜第3発明において、
前記補助具は、
前記使用者の足首に固定されるサポータと、
前記サポータに連結された紐体と
を有し、
前記紐体は、前記使用者が引き寄せ可能に構成されることを特徴とする。
発明の膝関節運動用支持具によれば、補助具を具体的に足首に固定するサポータとすることで、タオルや手ぬぐい、さらには紐状のものよりもずれ上がりを防止することができ、確実に足首部分を紐体を介して引き寄せることができる。
このように第発明の膝関節運動用支持具によれば、積極的かつ適切な膝関節の屈曲運動を確実に継続して行うことができる。
発明の膝関節運動用支持具は、第発明において、
前記サポータは、前記使用者の足首への着脱を補助する棒体の先端部が係合可能な係合部を有することを特徴とする。
発明の膝関節運動用支持具によれば、補助具を具体的に足首に固定するサポータとした場合には、ずれ上がりを防止して確実に足首部分を紐体を介して引き寄せることができるが、使用者は、その着脱が逆に煩雑となる。特に、膝関節の屈曲運動を必要とする使用者にとっては、膝を曲げての着脱は困難な場合もある。
このように、第発明の膝関節運動用支持具によれば、使用者の利便性を向上せつつ、積極的かつ適切な膝関節の屈曲運動を確実に継続して行うことができる。
発明の膝関節運動用支持具は、第1発明において、前記コア部は、前記対角を形成する部分が所定の曲率半径で面取りされた形状を有し、
前記弾性部材は、所定の厚さを有し、
前記所定の曲率半径は0.3〜2.5cmの範囲内の平均的な曲率半径であり、
前記所定の厚さは0.5〜4cmの範囲内の厚さであることを特徴とする。
発明の健康器具によれば、支持体の対角側の角部が面取りされた形状を有するので、該角部を使用者の膝関節の内側に対して良好にフィットさせることができる。また、コア部は中空であり、コア部に弾性部材を張り付けるだけで構成されるので、軽量で操作性が良く、膝関節の屈曲運動をさらに良好にアシストできる健康器具を提供することができる。また、第発明における対角を形成する部分の曲率半径及び弾性部材の厚さとして好ましい値を与えて、第発明の効果を確実に奏することができる。
第7発明の膝関節運動用支持具は、第1〜第6のいずれかの発明において、
前記支持体のつま先側の側面又は太もも側の側面に取り付けて、前記対角を変更可能にする補助側部を備えることを特徴とする。
第8発明に係る膝関節運動用支持具の使用方法は、
請求項1〜7のいずれかの膝関節運動用支持具の使用方法であって、
使用者が、
仰向けに寝た状態又は座位状態で位置する使用面上に前記膝関節運動用支持具を該膝関節運動用支持具の支持体の設置面が該使用面に接するように配置し、
前記支持体のつま先側の底角が該使用者のつま先側に位置し、該支持体の太もも側の底角が該使用者の太もも側に位置するように該支持体を膝下に挟み込み、
前記膝関節運動用支持具の引き寄せ可能な補助具を膝よりつま先側に装着し、該補助具によりつま先側を太もも側に引き寄せることによって膝関節の屈曲運動を可能とすることを特徴とする。
発明の膝関節運動用支持具の使用方法によれば、三角柱の1側面を底面とした支持体が、片膝が支持される幅で、断面が前記1側面を底辺とする対角が鋭角の三角形で、使用者の膝下に挟み込んだ際に、つま先側の底角が対角よりも大きく且つ太もも側の底角よりも小さくなるように配置される。そのため、膝立てした状態で太ももおよび脹脛に三角柱の側面が沿って膝関節およびその前後を支持しつつ、膝関節の動きを許容する適度な間隙空間を載置面側に形成することができる。
このように、第発明の健康器具の使用方法によれば、積極的かつ適切な膝関節の屈曲運動をアシストすることができる。

Claims (8)

  1. 仰向けに寝た状態又は座位状態の使用者の膝関節を支え、使用者が膝関節の運動を行うのを補助する膝関節運動用支持具であって、
    前記使用者が仰向けに寝た状態又は座位状態で位置する使用面の上に設置され、前記使用者の片膝を下側から支える支持体と、
    前記使用者の膝よりつま先側に装着され、該使用者が引き寄せ可能な補助具とを備え、
    前記支持体は、
    板材で三角柱状に形成されたコア部と、
    前記コア部の2つの側面にわたって張り付けられた弾性部材とを備え、
    前記コア部の残りの1つの側面は、前記支持体の設置に際して前記使用面に接する設置面を構成し、
    前記コア部の断面形状である三角形状において、前記設置面上に位置する1辺を底辺とすれば、該底辺の対角は鋭角であり、前記支持体が前記使用者の片膝を支えた状態におけるつま先側の底角は、該対角よりも大きく、かつ太もも側の底角よりも小さいことを特徴とする膝関節運動用支持具
  2. 仰向けに寝た状態又は座位状態の使用者の膝関節を支え、使用者が膝関節の運動を行うのを補助する膝関節運動用支持具であって、
    前記使用者が仰向けに寝た状態又は座位状態で位置する使用面上に設置され、該使用者の片膝を下側から支える支持体と、
    前記使用者の膝よりつま先側に装着され、該使用者が引き寄せ可能な補助具とを備え、
    前記支持体は、三角柱状の形状を有し、その3つの側面のうちの1つの面を、前記使用面上への設置に際して該使用面に接する設置面として有し、
    前記支持体の断面形状である三角形状において、前記支持体の設置面上の1辺を底辺とすれば、該底辺の対角は鋭角であり、前記支持体が前記使用者の片膝を支えた状態におけるつま先側の底角は、該対角よりも大きく、かつ太もも側の底角よりも小さく、
    前記支持体の下には、所定の高さの台座部が着脱自在に取り付けられることを特徴とする膝関節運動用支持具
  3. 仰向けに寝た状態又は座位状態の使用者の膝関節を支え、使用者が膝関節の運動を行うのを補助する膝関節運動用支持具であって、
    前記使用者が仰向けに寝た状態又は座位状態で位置する使用面上に設置され、該使用者の片膝を下側から支える支持体と、
    前記使用者の膝よりつま先側に装着され、該使用者が引き寄せ可能な補助具とを備え、
    前記支持体は、三角柱状の形状を有し、その3つの側面のうちの1つの面を、前記使用面上への設置に際して該使用面に接する設置面として有し、
    前記支持体の断面形状である三角形状において、前記支持体の設置面上の1辺を底辺とすれば、該底辺の対角は10°〜40°であり、つま先側の底角は50°〜80°であり、太もも側の底角は70°〜90°で、かつつま先側の底角よりも大きいことを特徴とする膝関節運動用支持具
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の膝関節運動用支持具において、
    前記補助具は、
    前記使用者の足首に固定されるサポータと、
    前記サポータに連結された紐体と
    を有し、
    前記紐体は、前記使用者が引き寄せ可能に構成されることを特徴とする膝関節運動用支持具
  5. 請求項記載の膝関節運動用支持具において、
    前記サポータは、前記使用者の足首への着脱を補助する棒体の先端部が係合可能な係合部を有することを特徴とする膝関節運動用支持具
  6. 請求項1に記載の膝関節運動用支持具において、
    前記コア部は、前記対角を形成する部分が所定の曲率半径で面取りされた形状を有し、
    前記弾性部材は、所定の厚さを有し、
    前記所定の曲率半径は0.3〜2.5cmの範囲内の平均的な曲率半径であり、
    前記所定の厚さは0.5〜4cmの範囲内の厚さであることを特徴とする膝関節運動用支持具
  7. 請求項1〜6のいずれかの膝関節運動用支持具において、
    前記支持体のつま先側の側面又は太もも側の側面に取り付けて、前記対角を変更可能にする補助側部を備えることを特徴とする膝関節運動用支持具。
  8. 請求項1〜7のいずれかの膝関節運動用支持具の使用方法であって、
    使用者が、
    仰向けに寝た状態又は座位状態で位置する使用面上に前記膝関節運動用支持具を該膝関節運動用支持具の支持体の設置面が該使用面に接するように配置し、
    前記支持体のつま先側の底角が該使用者のつま先側に位置し、該支持体の太もも側の底角が該使用者の太もも側に位置するように該支持体を膝下に挟み込み、
    前記膝関節運動用支持具の引き寄せ可能な補助具を膝よりつま先側に装着し、該補助具によりつま先側を太もも側に引き寄せることによって膝関節の屈曲運動を可能とすることを特徴とする膝関節運動用支持具の使用方法。
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