JP2015106702A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は実施形態に係る基板処理装置100の概略構成の一例を模式的に示す図である。図2は、基板処理装置100の上面図である。この基板処理装置100は、半導体ウェハ等の基板Wの上面(「表面」とも称する)S1のうち基板の周縁(「端縁」、「周端縁」とも称する)E1から定められた幅の処理領域(「表面周縁部」とも称する)S3に純水などの処理液51を供給して処理液51を用いて処理領域S3に定められた処理を行う。
図3は、吐出部20が処理領域S3に処理液51を吐出する領域を説明するための上面図である。図3に示されるように、吐出部20は、処理領域S3の回転軌跡のうち洗浄部10に対して基板Wの回転方向下流側の半環状の領域M1(後述)内の、予め規定されている第2領域(「主吐出領域」)72に向けて処理液51を吐出する。従って、例えば、洗浄部10に対して基板Wの回転方向上流側に処理液51が吐出される場合に比べて、処理領域S3のうち洗浄部10によって処理液51が除かれて乾燥状態となる範囲が小さくなる。従って、上面S1の処理領域S3をより確実に洗浄できる。なお、半環状の領域M1は、処理領域S3の回転軌跡のうち洗浄部10と基板Wの回転軸a1とを通る平面J1によって区分される2つの半環状の領域のうち洗浄部に対して基板の回転方向下流側の領域である。
図4および図5は、吐出部20が処理液51を吐出する際の吐出方向V1を説明するための上面図および側面図である。処理液51は、吐出部20の吐出口21から吐出される。吐出部20の内部には、吐出口21と、吐出部20の上部に接続された配管アーム180とを連通する流路22(図12参照)が設けられており、処理液51は、流路22のうち吐出口21部分の軸(中心軸)23方向に沿った吐出方向V1に沿って吐出される。
図7〜図10は、気体噴射部30の噴射口31の一例として噴射口31a、31c、複数の噴射口31b、31dをそれぞれ示す上面図である。なお、図7〜図10に示されている噴射口31a〜31dは、気体噴射部30の上方から基板Wの回転軸a1方向に噴射口31a〜31dを透視したときの透視像である。
図12は、吐出部20の概略構成の一例を示す側面図である。図12に示されるように、吐出部20は、処理液51を吐出する吐出口21と、吐出口21と配管アーム180とに連通して吐出口21に処理液51を供給する流路22とを備えている。吐出口21の径φは、例えば、0.3mmなどに設定される。吐出口21部分における流路22の断面は、吐出口21部分における流路22の軸(「中心軸」)23方向に沿って処理領域S3の回転軌跡における領域79に投影される。
図17、図18は、基板処理装置100の洗浄動作の一例をそれぞれ示すタイムチャートである。図17は、ブラシ洗浄中(洗浄部10による洗浄中)に処理液の吐出が行われる場合のタイムチャートであり、図18は、ブラシ洗浄中に処理液の吐出が行われない場合のタイムチャートである。ブラシ洗浄中の処理液の吐出は、ブラシを処理液によって濡らすことを主な目的として行われる。図18に示されるようにブラシ洗浄中に処理液の吐出が行われ無くてもよい。図19は、基板処理装置100の処理液吐出動作の一例を示すフローチャートである。図20は、基板処理装置100の洗浄動作の一例を示すフローチャートである。
10 洗浄部
20 吐出部
21 吐出口
22 流路
23 軸
30 気体噴射部
31,31a,31b,32c,31d 噴射口
32 流路
36 側面
5 スピンチャック(基板回転機構)
10 洗浄部
51 処理液
52 気体
61 第1位置
62 第2位置
63 第3位置
71 第1領域
72 第2領域
73 第3領域
155 移動部
180 配管アーム
201 噴射目標領域
a1 回転軸
W 基板
S1 上面
S2 下面
S3 処理領域
S4 非処理領域
Claims (12)
- 基板を保持して回転させる基板回転機構と、
前記基板回転機構によって回転されている前記基板の上面のうち前記基板の周縁から定められた幅の処理領域に処理液を吐出する吐出部と、
前記吐出部を移動させる移動部と、
前記吐出部と前記移動部とのそれぞれの動作を制御する制御部と、
を備え、
前記吐出部は、前記処理液を吐出する吐出口と、前記吐出口に連通して前記吐出口に前記処理液を供給する流路とを備え、
前記制御部は、
前記吐出部が、前記基板の上方の第1位置で前記処理液の吐出を開始して前記処理液を吐出しつつ前記第1位置よりも前記基板の回転軸に近い第2位置に移動し、前記第2位置において前記処理液の吐出を続行するように、前記吐出部と前記移動部とを制御し、
前記第1位置は、前記吐出部の吐出口部分における前記流路の断面が、前記吐出口部分における前記流路の軸方向に沿って前記処理領域の回転軌跡における第1領域に投影される前記吐出部の位置であり、
前記第2位置は、前記流路の前記断面が、前記流路の前記軸方向に沿って前記回転軌跡における第2領域に投影される前記吐出部の位置であり、
前記第1領域は、前記第2領域よりも前記基板の周縁側の領域である、基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置であって、
前記基板の周縁から前記第1領域の中心までの距離が、前記吐出口の径の半分以上の長さである、基板処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、
前記第1領域の中心から前記第2領域の中心までの距離が、前記吐出口の径の半分以上の長さである、基板処理装置。 - 請求項1から請求項3の何れか1つの請求項に記載の基板処理装置であって、
前記制御部は、
前記第2位置において前記処理液を吐出している前記吐出部が、前記処理液を吐出しつつ前記第2位置よりも前記基板の回転軸から遠い第3位置に移動し、前記第3位置において前記処理液の吐出を停止するように、前記吐出部と前記移動部とをさらに制御し、
前記第3位置は、
前記流路の前記断面が前記流路の前記軸方向に沿って前記回転軌跡における第3領域に投影される前記吐出部の位置であり、
前記第3領域は、前記第2領域よりも前記基板の周縁側の領域である、基板処理装置。 - 請求項1から請求項4の何れか1つの請求項に記載の基板処理装置であって、
前記基板の周縁から前記第3領域の中心までの距離が、前記吐出口の径の半分以上の長さである、基板処理装置。 - 請求項1から請求項5の何れか1つの請求項に記載の基板処理装置であって、
前記基板回転機構によって回転されている前記基板の前記処理領域に当接し、前記処理領域を洗浄する洗浄部をさらに備える、基板処理装置。 - 基板を保持して回転させる基板回転ステップと、
処理液を吐出可能な吐出口を備える吐出部によって、基板回転ステップと並行して、前記基板の上面のうち前記基板の周縁から定められた幅の処理領域に前記処理液を吐出する吐出ステップと、
を備え、
前記吐出ステップは、
前記吐出部が前記処理領域の回転軌跡における第1領域に向けて前記処理液を吐出可能な第1位置において、前記吐出部に前記第1領域に向けた前記処理液の吐出を開始させる第1ステップと、
前記第1位置において前記第1領域に向けて前記処理液を吐出している前記吐出部に前記処理液の吐出を続行させつつ、前記回転軌跡における第2領域に向けて前記処理液を吐出可能な第2位置に前記吐出部を移動させる第2ステップと、
前記第2位置において、前記吐出部に第2領域に向けた前記処理液の吐出を続行させる第3ステップと、
を備えるステップであり、
前記第1領域は、前記第2領域よりも前記基板の周縁側の領域である、基板処理方法。 - 請求項7に記載の基板処理方法であって、
前記基板の周縁から前記第1領域の中心までの距離が、前記吐出口の径の半分以上の長さである、基板処理方法。 - 請求項7または請求項8に記載の基板処理方法であって、
前記第1領域の中心から前記第2領域の中心までの距離が、前記吐出口の径の半分以上の長さである、基板処理方法。 - 請求項7から請求項9の何れか1つの請求項に記載の基板処理方法であって、
前記吐出ステップは、
前記第3ステップに引き続いて、前記第2位置において前記第2領域に向けて前記処理液を吐出している前記吐出部に前記処理液の吐出を続行させつつ、前記吐出部を前記回転軌跡における第3領域に向けて前記処理液を吐出可能な第3位置に移動させる第4ステップと、
前記第3位置において前記吐出部に前記処理液の吐出を停止させる第5ステップと、
をさらに備えるステップであり、
前記第3領域は、前記第2領域よりも前記基板の周縁側の領域である、基板処理方法。 - 請求項7から請求項10の何れか1つの請求項に記載の基板処理方法であって、
前記基板の周縁から前記第3領域の中心までの距離が、前記吐出口の径の半分以上の長さである、基板処理方法。 - 請求項7から請求項11の何れか1つの請求項に記載の基板処理方法であって、
前記吐出部によって前記処理液を吐出されている前記基板の前記処理領域に当接して前記処理領域を洗浄可能な洗浄部によって、前記基板回転ステップと前記吐出ステップとのうち少なくとも前記基板回転ステップと並行して、前記処理領域を洗浄する洗浄ステップ、
をさらに備える、基板処理方法。
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