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JP2014172446A - アクセルレバーおよびそれを備えた船舶 - Google Patents

アクセルレバーおよびそれを備えた船舶 Download PDF

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JP2014172446A
JP2014172446A JP2013044618A JP2013044618A JP2014172446A JP 2014172446 A JP2014172446 A JP 2014172446A JP 2013044618 A JP2013044618 A JP 2013044618A JP 2013044618 A JP2013044618 A JP 2013044618A JP 2014172446 A JP2014172446 A JP 2014172446A
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JP
Japan
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potentiometer
accelerator lever
ship
lever
engine
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JP2013044618A
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English (en)
Inventor
Koichi Kanda
効一 神田
Toshimitsu Hirose
利光 廣瀬
Junichi Hitachi
純一 常陸
Atsushi Watanabe
淳 渡邊
Gakuji Tamura
学司 田村
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
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Abstract

【課題】長期間にわたって安定して操作量の検出をすることができるアクセルレバーおよびそれを備えた船舶を提供する。
【解決手段】ポテンショメータによって操作具の一つであるアクセルレバー2の操作量が検出される船舶において、複数のポテンショメータである第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとを具備し、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとによってアクセルレバー2の操作量を検出し、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとが検出した操作量が合成されて制御装置である操船制御装置19に入力される。
【選択図】図4

Description

本発明は、アクセルレバーおよびそれを備えた船舶に関する。
従来、船体内部又は外部に配置された原動機(エンジン)から船体外部に配置された複数の推進装置へ動力を伝達する船舶が知られている。推進装置は、推進用プロペラを回転することによって船体を推進させる。エンジンの操作等は、操縦席に設けられた操作具によって行われる。操作具の操作量は、操作具の内部に設けられたポテンショメータによって検出される。例えば、アクセルレバーのポテンショメータが検出した信号に基づいてエンジンのコントローラ(ECU)がエンジンのスロットルの制御を行う。
このような操作具を備えた船舶において、ポテンショメータに断線や短絡等の異常が発生した場合においても必要最低限の操船が行えるようにポテンショメータ以外に検出用のセンサを設けた操作具を備えた船舶がある。例えば、特許文献1に記載の如くである。
しかし、特許文献1に記載の船舶は、ポテンショメータに異常が発生した場合に操船機能が大幅に制限される。従って、必要最低限の操船機能が使用できても操縦者の技量によっては操船が困難な場合がある。このため、操作具に故障時の補助機能が付加されていても安定した操作が出来なくなる点で不利であった。
特開2009−67249号公報
本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであり、長期間にわたって安定して操作量の検出をすることができるアクセルレバーおよびそれを備えた船舶の提供を目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、ポテンショメータによって操作具の操作量が検出される船舶のアクセルレバーにおいて、複数のポテンショメータを具備し、それぞれのポテンショメータによってアクセルレバーの操作量を検出し、それぞれのポテンショメータが検出した操作量が合成されて制御装置に入力されるものである。
請求項2においては、前記複数のポテンショメータである第1ポテンショメータと第2ポテンショメータとがアクセルレバーの回転中心に設けられるとともに、第1ポテンショメータと第2ポテンショメータとが並列に接続され、アクセルレバーの揺動角度を検出するものである。
請求項3においては、船体にエンジンを備え、前記アクセルレバーによってエンジンの加速制御を行うアクセルレバーを備える船舶である。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、制御装置への入力構成を変更することなくアクセルレバーの信頼性が向上する。これにより、長期間にわたって安定して操作量の検出をすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1ポテンショメータと第2ポテンショメータとのうち一方のポテンショメータに一時的な非接触状態が生じてもアクセルレバーの操作量を安定的に検出することができる。これにより、長期間にわたって安定して操作量の検出をすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、船舶のアクセルレバーの信頼性が向上する。これにより、長期間にわたって安定して操作量の検出をすることができる。
本発明に係る船舶の全体概要を示す図。 本発明に係る船舶のアウトドライブ装置の構成を示す図。 本発明に係る船舶のアクセルレバーと操船制御装置との構成を示す図。 本発明に係る船舶のアクセルレバーの構成を示す図。
まず、図1及び図2を用いて本発明の一実施形態である船舶100の全体概要及び構成について説明する。なお、図1及び図2の船舶100は、アウトドライブ装置を二台備えた、いわゆる二軸推進方式の船舶を示している。但し、一軸推進方式等であっても成立し、これに限定するものではない。
図1及び図2に示すように、船舶100は、アクセルレバー2の操作に応じてエンジン6の運転状態、例えばスロットル装置7(図3参照)による燃料噴射量が調節され、ひいては推進用プロペラ15の回転速度が変更されて推進する。船舶100は、船体1にアクセルレバー2、操舵ハンドル3、ジョイスティックレバー4、二機のエンジン6、ECU9、二台のアウトドライブ装置10、及び操船制御装置19が具備される。さらに、船体1には、操舵ハンドル3又はジョイスティックレバー4の近傍にこれらの操作状況等の表示を行うモニタ5が設置される。船舶100は、操舵ハンドル3やジョイスティックレバー4の操作に応じてアウトドライブ装置10を回動可能に構成される。
ECU9は、エンジン6を制御するものである。ECU9には、エンジン6の制御を行うための種々のプログラムやデータが格納される。ECU9は、各エンジン6にそれぞれ設けられる。ECU9は、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。
ECU19は、スロットル装置7と接続され、スロットル装置7のスロットル弁7bの開閉を制御することが可能である(図3参照)。
図2に示すように、アウトドライブ装置10は、推進用プロペラ15を回転させることによって船体1を推進させる。また、アウトドライブ装置10は、船体1の進行方向に対して回動することによって該船体1を旋回させる。アウトドライブ装置10は、主に入力軸11と、切換クラッチ12と、駆動軸13と、出力軸14と、推進用プロペラ15と、で構成される。
入力軸11は、エンジン6の回転動力を切換クラッチ12に伝達する。入力軸11の一端部は、エンジン6の出力軸に取り付けられたユニバーサルジョイントと連結される。入力軸11の他端部は、アッパーハウジング10Uの内部に配置された切換クラッチ12と連結される。
切換クラッチ12は、入力軸11等を介して伝達されたエンジン6の回転動力を正回転方向又は逆回転方向に切換可能とする。切換クラッチ12は、ディスクプレートを備えるインナードラムと連結された正回転用ベベルギア、ならびに、逆回転用ベベルギアを有する。切換クラッチ12は、入力軸11に連結されたアウタードラムのプレッシャープレートをいずれのディスクプレートに押し付けるかによって回転方向の切り換えを行なう。
駆動軸13は、切換クラッチ12等を介して伝達されたエンジン6の回転動力を出力軸14に伝達する。駆動軸13の一端部に設けられたベベルギアは、切換クラッチ12に設けられた正回転用ベベルギア、ならびに、逆回転用ベベルギアと歯合される。駆動軸13の他端部に設けられたベベルギアは、ロアハウジング10Rの内部に配置された出力軸14のベベルギアと歯合される。
出力軸14は、駆動軸13等を介して伝達されたエンジン6の回転動力を推進用プロペラ15に伝達する。出力軸14の一端部に設けられたベベルギアは、上述したように駆動軸13のベベルギアと歯合さる。出力軸14の他端部には、推進用プロペラ15が取り付けられている。
推進用プロペラ15は、回転することによって推進力を発生させる。推進用プロペラ15は、出力軸14等を介して伝達されたエンジン6の回転動力によって駆動される。推進用プロペラ15は、回転軸周りに配置された複数枚のブレード15aが周囲の水をかくことによって推進力を発生させる。
なお、アウトドライブ装置10は、船体1の船尾板(トランサムボード)に取り付けられたジンバルハウジング8に支持されている。具体的には、アウトドライブ装置10は、該アウトドライブ装置10のジンバルリング16が喫水線wlから略垂直方向となるようにジンバルハウジング8に支持されている。なお、ジンバルリング16とは、アウトドライブ装置10に取り付けられた略円筒形状の回動軸である。アウトドライブ装置10は、該ジンバルリング16を中心として回動する。
ジンバルリング16の上側端部には、船体1の内部に延設された操舵アーム17が取り付けられている。そして、操舵アーム17は、ジンバルリング16を中心にアウトドライブ装置10を回動させる。なお、操舵アーム17は、操舵ハンドル3やジョイスティックレバー4の操作に応じて連動する油圧アクチュエータ18によって駆動される。
操船制御装置19は、アクセルレバー2、操舵ハンドル3、ジョイスティックレバー4等からの検出信号に基づいて制御信号を作成する。また、操船制御装置19は、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)からの情報に基づいて制御信号を作成することを可能としている。つまり、操船制御装置19は、オペレータが手動で行なう操船のほかに、自らの位置と設定された目的地とから航路を算出して自動で操船を行なう、いわゆる自動航法を可能としている。
操船制御装置19は、エンジン6及びアウトドライブ装置10の制御を行うための種々のプログラムやデータが格納される。ECU19は、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。
操船制御装置19は、アクセルレバー2、操舵ハンドル3及びジョイスティックレバー4等と接続され、アクセルレバー2、操舵ハンドル3及びジョイスティックレバー4等からの制御信号を取得することが可能である。
操船制御装置19は、各エンジン6のECU9と接続され、各エンジン6の起動状況及び各ECU9が取得する各種信号を取得することが可能である。
操船制御装置19は、モニタ5に接続され、モニタ5にアクセルレバー2、操舵ハンドル3及びジョイスティックレバー4等の操作状況、各ECU9から取得した各種信号に基づく各エンジン6の状況等を表示することが可能である。
次に、図3及び図4を用いて上述の操作具の一つであるアクセルレバー2について具体的に説明する。
図3に示すように、アクセルレバー2は、エンジン6の運転状態を調節するものである。具体的には、アクセルレバー2の操作量に基づいてエンジン6のスロットル装置7が作動して燃料噴射量が変更される。アクセルレバー2は、エンジン6から離れた位置にある操縦席に配置される。
アクセルレバー2は、揺動自在に支持される操作レバー2aの回転中心に第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとが設けられる。第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとは、回転角度を電圧に変換して検出する可変抵抗器から構成される。第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとは、接触型ポテンショメータから構成される。アクセルレバー2は、配線20(図4参照)を介して操船制御装置19に接続される。アクセルレバー2は、配線20を介して第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとが検出した操作レバー2aの揺動角度についての信号を操船制御装置19に伝達可能に構成される。なお、本実施形態において、ポテンショメータは接触型の可変抵抗器から構成されるが、これに限定されるものではなく操作レバー2aの操作量を検出できるものであればよい。
アクセルレバー2は、操作レバー2aが操作されると(図4における白塗矢印参照)第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとの抵抗値がその操作量に応じて変動する。それに伴い、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとに加わる電圧値が変動する。アクセルレバー2は、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとの電圧(検出信号)を操船制御装置19に伝達する。操船制御装置19は、アクセルレバー2から取得した検出信号に基づいてスロットル装置7の電動アクチュエータ7aに制御信号を伝達する。これにより、エンジン6のスロットル弁7cが電動アクチュエータ7aによって開閉制御され、エンジン6の回転速度が変更される。
アクセルレバー2の操作レバー2aがNの位置にある場合、エンジン6の出力が推進用プロペラ15に伝達されない。操作レバー2aがFの位置にある場合、船舶100が前進するようにエンジン6の出力が推進用プロペラ15に伝達される。エンジン6の出力は、操作レバー2aの操作量が増加するにつれて大きくなる。すなわち、船舶100の前進速度が増加する。操作レバー2aがRの位置にある場合、船舶100が後進するようにエンジン6の出力が推進用プロペラ15に伝達される。エンジン6の出力は、操作レバー2aの操作量が増加するにつれて大きくなる。すなわち、船舶100の後進速度が増加する。このように、アクセルレバー2は、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとが操作レバー2aの操作量を逐次検出して操船制御装置19に伝達するように構成される。
図4に示すように、アクセルレバー2は、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとが独立して操作レバー2aの操作量を検出可能に構成される。つまり、アクセルレバー2は、操作レバー2aの操作量を第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとによって二重に検出される。
アクセルレバー2は、その内部において第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとが並列に接続されている。これにより、アクセルレバー2は、第1ポテンショメータ2bの検出信号と第2ポテンショメータ2cの検出信号とが合成され、1つの出力として出力される。つまり、アクセルレバー2は、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとを具備しつつ、単一の系統である配線20のみで操船制御装置19に接続される。従って、ポテンショメータの数に応じて操船制御装置19の入出力点や操船制御装置19までの配線を複数設ける必要がない。なお、本実施形態において、アクセルレバー2は、2つのポテンショメータを具備するがこれに限定されるものではない。
また、アクセルレバー2は、一方のポテンショメータに一時的な電気的非接触状態(摺動雑音)による検出不良が生じても、他方のポテンショメータの検出信号により検出精度を維持することができる。同様に、アクセルレバー2は、一方のポテンショメータに故障が生じても他方のポテンショメータによって検出を継続することによって外乱によるアクセルレバー2の故障確率を低減させることができる。つまり、複数のポテンショメータを設けることでアクセルレバー2の耐用年数を長くすることができる。
以上の如く、本発明に係る船舶100は、ポテンショメータによって操作具の一つであるアクセルレバー2の操作量が検出される船舶100において、複数のポテンショメータである第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとを具備し、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとによってアクセルレバー2の操作量を検出し、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとが検出した操作量が合成されて制御装置である操船制御装置19に入力されるものである。
このように構成することにより、操船制御装置19の入力構成を変更することなくアクセルレバー2の信頼性が向上する。これにより、長期間にわたって安定して操作量の検出をすることができる。
また、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとがアクセルレバー2の回転中心に設けられるとともに、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとが並列に接続され、アクセルレバー2の揺動角度を検出するものである。
このように構成することにより、第1ポテンショメータ2bと第2ポテンショメータ2cとのうち一方のポテンショメータに一時的な非接触状態が生じてもアクセルレバー2の操作量を安定的に検出することができる。これにより、長期間にわたって安定して操作量の検出をすることができる。
また、船体1にエンジン6を備え、アクセルレバー2によってエンジン6の加速制御を行うアクセルレバー2を備えるものである。
このように構成することにより、船舶100のアクセルレバー2の信頼性が向上する。これにより、長期間にわたって安定して操作量の検出をすることができる。
2 アクセルレバー
2b 第1ポテンショメータ
2c 第2ポテンショメータ
19 操船制御装置
100 船舶

Claims (3)

  1. ポテンショメータによって操作具の操作量が検出される船舶のアクセルレバーにおいて、
    複数のポテンショメータを具備し、それぞれのポテンショメータによってアクセルレバーの操作量を検出し、それぞれのポテンショメータが検出した操作量が合成されて制御装置に入力されるアクセルレバー。
  2. 前記複数のポテンショメータである第1ポテンショメータと第2ポテンショメータとがアクセルレバーの回転中心に設けられるとともに、第1ポテンショメータと第2ポテンショメータとが並列に接続され、アクセルレバーの揺動角度を検出する請求項1に記載のアクセルレバー。
  3. 船体にエンジンを備え、前記アクセルレバーによってエンジンの加速制御を行う請求項1または請求項2に記載のアクセルレバーを備えた船舶。
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