JP2013173125A - Oil separator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、機器を通過した空気に含まれるオイルを分離するオイルセパレータに関する。 The present invention relates to an oil separator that separates oil contained in air that has passed through an apparatus.
トラック、バス、建機等の車両は、エンジンと直結したコンプレッサから送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンション等のシステムを制御している。この圧縮空気には、大気中に含まれる水分やコンプレッサ内を潤滑する油分が含まれている。この水分や油分を含む圧縮空気が各システム内に侵入すると、錆やゴム部材(Oリング等)の膨潤を招き作動不良の原因となる。このため、エア系統のコンプレッサの下流には、圧縮空気中の水分や油分を除去するためのエアドライヤが設けられている(例えば、特許文献1参照)。 Vehicles such as trucks, buses and construction machinery control systems such as brakes and suspensions using compressed air sent from a compressor directly connected to the engine. This compressed air contains moisture contained in the atmosphere and oil that lubricates the inside of the compressor. When this compressed air containing moisture and oil enters each system, rust and swelling of a rubber member (O-ring or the like) are caused, causing a malfunction. For this reason, the air dryer for removing the water | moisture content and oil content in compressed air is provided downstream of the compressor of an air system (for example, refer patent document 1).
エアドライヤ内には、フィルタ、シリカゲルやゼオライト等の乾燥剤が設けられている。そして、エアドライヤは、水分を除去する除湿作用と、乾燥剤に吸着させた水分を取り除き外部に放出する再生作用とを行う。 In the air dryer, a desiccant such as a filter, silica gel or zeolite is provided. And an air dryer performs the dehumidification effect | action which removes a water | moisture content, and the reproduction | regeneration effect | action which removes the water | moisture content adsorbed by the desiccant and discharge | releases outside.
ところで、乾燥剤の再生時にエアドライヤから放出される空気には水分とともに油分も含まれるため、環境負荷を考慮してエア系統のコンプレッサの下流にオイルセパレータを設けることを考えている。 By the way, since the oil released from the air dryer during regeneration of the desiccant contains oil as well as moisture, it is considered to provide an oil separator downstream of the compressor of the air system in consideration of environmental load.
オイルセパレータは、水分や油分を含んだ空気が衝突する複数の衝突板を筐体内に設けた衝突板方式のものがある(例えば、特許文献2参照)。この衝突板方式のオイルセパレータは、空気を衝突板に衝突させて気液分離を行うことで油分を回収し、清浄エアを排出する。 As an oil separator, there is a collision plate type in which a plurality of collision plates with which air containing moisture and oil collides are provided in a casing (for example, see Patent Document 2). This collision plate type oil separator collects oil and discharges clean air by performing gas-liquid separation by colliding air with the collision plate.
ところで、上記のオイルセパレータは、隔壁によって一次室と二次室とに分けられている。そして、上記のオイルセパレータでは、一次室において油分があまり分離されず、油分を含んだ空気が二次室に流入して、二次室において多くの油分が分離される。このため、上記のオイルセパレータでは、一次室よりも二次室に多くの油分が溜まることとなる。そこで、装置全体で多くの油分を分離可能なオイルセパレータが求められていた。 By the way, the oil separator is divided into a primary chamber and a secondary chamber by a partition wall. In the above oil separator, the oil content is not so much separated in the primary chamber, and the air containing the oil content flows into the secondary chamber and a large amount of oil is separated in the secondary chamber. For this reason, in the above oil separator, more oil is accumulated in the secondary chamber than in the primary chamber. Therefore, there has been a demand for an oil separator capable of separating a large amount of oil in the entire apparatus.
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置全体で多くの油分を分離可能なオイルセパレータを提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a situation, The objective is to provide the oil separator which can isolate | separate many oil components with the whole apparatus.
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、筐体内に流入した油分を含む空気を衝突板に衝突させることで油分を分離して回収するオイルセパレータにおいて、前記衝突板と空間とから構成され、流入口よりも横断面積が大きい膨張室を複数備え、各前記膨張室には、互いに対向する前記衝突板が少なくとも2枚設けられ、前記衝突板には、対向する前記衝突板に向かって流路を邪魔するように突出した邪魔板が設けられることをその要旨としている。
Hereinafter, means for achieving the above-described object and its operation and effects will be described.
The invention according to
同構成によれば、各膨張室が衝突板と空間とから構成されるので、空気に含まれる油分が衝突板に衝突して各膨張室において分離される。また、互いに対向する衝突板が各膨張室に少なくとも2枚設けられるとともに、これら衝突板に邪魔板が設けられているので、空気に含まれる油分の衝突が増加して多く分離される。また、邪魔板によって垂直方向への流れを作ることにより、重力を利用して油水分粒子の底部へ落下させることができる。さらに、膨張室内に溜めた油分が跳ね上がり、空気に含まれることを抑制できる。よって、各膨張室において分離される油分が増加するので、装置全体で多くの油分を分離することができる。 According to this configuration, since each expansion chamber is composed of the collision plate and the space, the oil contained in the air collides with the collision plate and is separated in each expansion chamber. In addition, since at least two collision plates facing each other are provided in each expansion chamber, and since the baffle plates are provided on these collision plates, collision of oil contained in air is increased and separated. Further, by creating a flow in the vertical direction by the baffle plate, it is possible to drop the oil moisture particles to the bottom using gravity. Furthermore, it is possible to suppress the oil accumulated in the expansion chamber from jumping up and being contained in the air. Therefore, since the oil component isolate | separated in each expansion chamber increases, many oil components can be isolate | separated by the whole apparatus.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のオイルセパレータにおいて、前記邪魔板同士の大きい面を近接させることで極狭部が形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、邪魔板同士を近接させることで極狭部が形成されているので、流路が狭まり空気の速度が低下し、空気に含まれる油分を多く分離することができる。
The gist of the invention described in
According to this configuration, since the extremely narrow portion is formed by bringing the baffle plates close to each other, the flow path is narrowed, the speed of the air is reduced, and a large amount of oil contained in the air can be separated.
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のオイルセパレータにおいて、各前記膨張室は、水平方向に併設されることをその要旨としている。
同構成によれば、各膨張室を水平方向に併設したので、鉛直方向への突出を抑えて、車両搭載時における他の部材への影響を抑制することができる。例えば、トラックの荷室の下に搭載する際には、荷室の容積を極力大きく確保することができる。
The gist of the invention described in
According to this configuration, since the expansion chambers are provided in the horizontal direction, the protrusion in the vertical direction can be suppressed, and the influence on other members when mounted on the vehicle can be suppressed. For example, when mounting under the cargo compartment of a truck, the volume of the cargo compartment can be secured as large as possible.
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、前記衝突板の下部には、貫通孔が形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、衝突板の下部に貫通孔を形成したので、分離された油分を膨張室毎に溜めることなく、全膨張室で溜めることができるので、油分を溜めることができる容積を増加させることができる。
The gist of the invention according to claim 4 is that, in the oil separator according to any one of
According to this configuration, since the through hole is formed in the lower part of the collision plate, the separated oil can be stored in all the expansion chambers without being stored in each expansion chamber, so the volume capable of storing the oil is increased. Can be made.
本発明によれば、オイルセパレータにおいて、装置全体で多くの油分を分離することができる。 According to the present invention, in the oil separator, a large amount of oil can be separated by the entire apparatus.
以下、本発明のオイルセパレータをエアドライヤの排気系統に具体化した一実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
図1に示されるように、トラック、バス、建機等の車両は、コンプレッサ1から送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンション等のシステムを制御している。このため、エア系統のコンプレッサ1の下流には、圧縮空気中の油水分を除去し、乾燥空気を提供するためのエアドライヤ2が設けられている。エアドライヤ2内には、乾燥剤が設けられている。そして、エアドライヤ2は、油水分を除去する除湿作用と、乾燥剤に吸着させた油水分を取り除き外部に放出する再生作用とを行う。
Hereinafter, an embodiment in which the oil separator of the present invention is embodied in an exhaust system of an air dryer will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, vehicles such as trucks, buses, and construction machinery control systems such as brakes and suspensions using compressed air sent from a
そこで、本実施例では、乾燥剤の再生時にエアドライヤ2から放出される空気(パージエア)には水分とともに油分も含まれるため、環境負荷を考慮してエア系統のコンプレッサ1の下流にオイルセパレータ3を設ける。特に、オイルセパレータ3は、エアドライヤ2の排気系統に設けられ、エアドライヤ2を再生する際に排出されるパージエアから油水分を分離して回収する。
Therefore, in this embodiment, the air (purge air) released from the
オイルセパレータ3は、油水分を含んだ空気が衝突する複数の衝突板を筐体内に設けた衝突板方式である。この衝突板方式のオイルセパレータ3は、油水分を含んだ空気を衝突板に衝突させて気液分離を行うことで油分を回収し、清浄エアを排出する。
The
図2に示されるように、オイルセパレータ3は、水平方向に延出した直方体状の筐体11である。筐体11の長手方向の対向する正面12と背面13とには、導入口14と排出口15とがそれぞれ形成されている。すなわち、オイルセパレータ3は、図2の左側から右側へ空気が通過するようになっている。また、排出口15が形成された側の底面16には、空気から分離した油水分を含むドレンを排出するドレン排出口17が形成されている。
As shown in FIG. 2, the
また、筐体11の上面には開口部18が形成されている。開口部18は、長方形状の蓋19によって閉蓋されている。開口部18と蓋19との間には、開口部18の全面を覆う密閉シート20が挟まれている。蓋19と密閉シート20と筐体11とは、複数のボルト21とナット22によって締め付け固定されている。蓋19は、収容される部材の移動を規制する。
An
図3に示されるように、筐体11内の長手方向における中央部分には、板状の隔壁30が設けられている。筐体11は、隔壁30によって、導入口14側を一次膨張室31と、排出口15側を二次膨張室32とに水平方向において区画されている。一次膨張室31と二次膨張室32との横断面積は、導入口14の横断面積よりも大きく形成されている。このため、導入された空気は膨張して通過速度が遅くなる。空気の通過速度が遅くなることによって、さらに、飽和水蒸気圧が低下し油水分が凝集し易くなり、粒子の質量が増加して衝突板に衝突し易くなる。
As shown in FIG. 3, a plate-
隔壁30の上部には、貫通孔(オリフィス孔)30aが一箇所形成されている。よって、この隔壁30は、オリフィス孔30aによってオリフィスとして機能する。また、隔壁30の底面16近傍の下部には、貫通孔が一箇所形成され、空気から分離して回収したドレンを膨張室31,32間で通過させる連通孔33が設けられている。
A through hole (orifice hole) 30 a is formed at one location in the upper part of the
また、筐体11内の隔壁30の両側には、対向する一対の衝突板34,35がそれぞれ設けられている。上流側の第1衝突板34は、筐体11の底面16から蓋19まで延出する第1立設板34aと、筐体11の長手方向において排出口15側へ第1立設板34aから垂直に延出する第1邪魔板34bとを備えている。第1衝突板34の第1立設板34aには、衝突板34,35の幅方向に延びる長方形状の第1貫通孔34cが第1邪魔板34bの接続部よりも下方に形成されている。
A pair of opposing
また、下流側の第2衝突板35は、筐体11の底面16から蓋19まで延出する第2立設板35aと、筐体11の長手方向において導入口14側へ第2立設板35aから垂直に延出する第2邪魔板35bとを備えている。第2衝突板35の第2立設板35aには、第2邪魔板35bの衝突板34,35の幅方向に延びる長方形状の第2貫通孔35cが第2邪魔板35bの接続部よりも上方に形成されている。
The
そして、第1邪魔板34bと第2邪魔板35bとは、流路を邪魔するように突出しており、互いの大きい面を近接させることで狭い隙間である極狭部36が形成されている。ここで、第1邪魔板34bが第2邪魔板35bよりも蓋19側に位置している。極狭部36によって空気の通過速度が速くなり、さらに蛇行流路が形成されていることにより油水分粒子の板への衝突機会が増加し、空気から油水分が分離される。また、邪魔板34b,35bがあることにより、落下した油水分が通過するエアによって巻き上げられて下流側へ運ばれないようになり、ドレンの採取量の減少を抑制できる。第1衝突板34及び第2衝突板35の底面16近傍の下部には、貫通孔が一箇所形成され、空気から分離して回収したドレンを通過させる連通孔33が設けられている。
And the
一次膨張室31は一対の衝突板34,35と空間とから構成されている。導入口14と一対の衝突板34,35との間の空間には、複数の孔が開いたパンチングメタル板37が片側に取り付けられたウレタンフォーム(スポンジ等)38が設置されている。ウレタンフォーム38は油水分を捕獲する。
The
二次膨張室32も一対の衝突板34,35と空間とから構成されている。一対の衝突板34,35と排出口15との間の空間には、複数の孔が開いたパンチングメタル板37に両側を挟まれたクラッシュドアルミ39が設置されている。クラッシュドアルミ39はさらに油水分を捕獲する。
The
図4に示されるように、各膨張室31,32には、筐体11の強度を高めるリブ40がそれぞれ設けられている。そして、リブ40の底面16側には、加熱手段としてのヒータ41を収容する円柱状の収容部23が形成されている。筐体11の外面にはヒータ41を挿入する挿入口24が形成され、挿入口24から収容部23に貫通している。ヒータ41は、円柱状であって、筐体11の外面から収容部23に挿入して設置されている。ヒータ41は、電源に接続されている。
As shown in FIG. 4, each
また、筐体11の外面の挿入口24の上方には、サーモスタット42を取り付ける取付穴25が形成されている。サーモスタット42は、取付穴25に取り付けられ、電源とヒータ41に接続されている。サーモスタット42は、筐体11の温度を検出して、ヒータ41の加熱を制御する。ヒータ41によって筐体11を加熱することで、筐体11の底面に溜まったドレンに含まれる水分を極力蒸発させ、油分の濃度が高いドレンを生成する。さらに、ヒータ41によって筐体11を加熱することで、寒冷地において水分が凍結してドレンをドレン排出口17から排出できない状態になることを防止することができる。
A mounting
図5及び図6に示されるように、筐体11の長手方向に延出する内壁26の両側には、隔壁30や衝突板34,35、ウレタンフォーム38、クラッシュドアルミ39等を組み付けるための組付構造として一対の組付溝27が複数形成されている。隔壁30と衝突板34,35とは、筐体11の開口部18側から組付溝27に挿入することで組み付けられる。ここで、第1衝突板34と第2衝突板35とは、第2衝突板35を挿入してから第1衝突板34を順に挿入することで筐体11に組み付けられる。ウレタンフォーム38とクラッシュドアルミ39とは、パンチングメタル板37を筐体11の開口部18側から組付溝27に挿入することで筐体11に組み付けられる。よって、本実施例のオイルセパレータ3は、複数ある組付溝27から選択することによって隔壁30や衝突板34,35、ウレタンフォーム38、クラッシュドアルミ39の取付位置を変更できる。また、オイルセパレータ3は、隔壁30や衝突板34,35、ウレタンフォーム38、クラッシュドアルミ39の組み合わせを選択することができる。よって、仕様要求に応じて容易に対応できる。
As shown in FIGS. 5 and 6,
次に、前述のように構成されたオイルセパレータの作用について図7を参照して説明する。
図7に示されるように、導入口14から一次膨張室31内に導入された空気は、ウレタンフォーム38によって油水分が捕獲されながら通過して、一次膨張室31の第1衝突板34の第1貫通孔34cを通過する。このとき、第1貫通孔34c以外の第1立設板34aに衝突した油水分が空気から分離される。そして、第1貫通孔34cを通過した空気は、第1邪魔板34bと第2邪魔板35bとによって形成された極狭部36に向かい通過する。このとき、第2立設板35aと第2邪魔板35bとに衝突した油水分が空気から分離される。
Next, the operation of the oil separator configured as described above will be described with reference to FIG.
As shown in FIG. 7, the air introduced into the
極狭部36を通過した空気は、第2立設板35aの第2貫通孔35cを通過して隔壁30のオリフィス孔30aに向かい通過する。このとき、オリフィス孔30a以外の隔壁30に衝突した油水分が空気から分離される。
The air that has passed through the extremely
隔壁30のオリフィス孔30aを通過した空気は、二次膨張室32の第1立設板34aの第1貫通孔34cを通過する。このとき、第1貫通孔34c以外の第1立設板34aに衝突した油水分が空気から分離される。そして、第1貫通孔34cを通過した空気は、第1邪魔板34bと第2邪魔板35bとによって形成された極狭部36に向かい通過する。このとき、第2立設板35aと第2邪魔板35bとに衝突した油水分が空気から分離される。
The air that has passed through the
極狭部36を通過した空気は、第2立設板35aの第2貫通孔35cを通過してクラッシュドアルミ39に向かい通過する。このとき、クラッシュドアルミ39に導入された空気は、クラッシュドアルミ39によってさらに油水分が捕獲されながら通過して、排出口15から油分を含まない清浄エアが外部に排出される。
The air that has passed through the extremely
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)各膨張室31,32が衝突板34,35と空間とから構成されるので、空気に含まれる油水分が衝突板34,35に衝突して各膨張室31,32において分離される。また、互いに対向する衝突板34,35が各膨張室31,32に2枚設けられるとともに、これら衝突板34,35に邪魔板34b,35bが設けられているので、空気に含まれる油水分の衝突が増加して多く分離される。また、邪魔板34b,35bによって垂直方向への流れを作ることにより、重力を利用して油水分粒子の底部へ落下させることができる。さらに、膨張室31,32内に溜めた油水分が跳ね上がり、空気に含まれることを抑制できる。よって、各膨張室31,32において分離される油水分が増加するので、装置全体で多くの油水分を分離することができる。
As described above, according to the embodiment described above, the following effects can be obtained.
(1) Since each of the
(2)邪魔板34b,35b同士を近接させることで極狭部36が形成されているので、流路が狭まり空気の速度が低下し、空気に含まれる油水分を多く分離することができる。
(2) Since the extremely
(3)各膨張室31,32を水平方向に併設したので、鉛直方向への突出を抑えて、車両搭載時における他の部材への影響を抑制することができる。例えば、トラックの荷室の下に搭載する際には、荷室の容積を極力大きく確保することができる。
(3) Since the
(4)衝突板34,35と隔壁30との下部に連通孔33を形成したので、分離された油水分を膨張室31,32毎に溜めることなく、全膨張室31,32で溜めることができるので、油水分を溜めることができる容積を増加させることができる。
(4) Since the
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、筐体11の開口部18と蓋19との間に密閉シート20を設けたが、密閉シート20を省略してもよい。なお、筐体11の開口部18と蓋19との間において密閉が保たれることが望ましい。
In addition, the said embodiment can be implemented with the following forms which changed this suitably.
In the above embodiment, the sealing
・上記実施形態では、立設板34a,35aに対して垂直に延出した邪魔板34b,35bを設けたが、極狭部36を維持できれば、邪魔板34b,35bを立設板34a,35aに対して垂直に形成しなくてもよい。
In the above-described embodiment, the
・上記実施形態では、一対の邪魔板34b,35bからなる極狭部36を設けたが、複数が互いに対となる邪魔板からなる極狭部を設けてもよい。
・上記実施形態では、隔壁30の下部に連通孔33を形成したが、各膨張室31,32にドレン排出口17を形成した場合には、隔壁30の連通孔33を省略してもよい。
In the above embodiment, the extremely
In the above embodiment, the
・上記実施形態では、蓋19によって衝突板34,35や隔壁30、ウレタンフォーム38、クラッシュドアルミ39等の移動を規制した。しかしながら、衝突板34,35や隔壁30、ウレタンフォーム38、クラッシュドアルミ39等が固定されていれば、蓋19による移動規制をなくしてもよい。
In the above embodiment, the movement of the
・上記実施形態では、一次膨張室31にクラッシュドアルミ39を設置したが、クラッシュドアルミ39に代えてウレタンフォーム38を設置してもよい。
・上記実施形態では、ウレタンフォーム38→衝突板34,35→隔壁30(オリフィス孔30a)→衝突板34,35→クラッシュドアルミ39の順で配置した。しかしながら、エアドライヤ2(コンプレッサ1)から排出される油水分量によって、これらの配置を代えたり、一部の部材を省略したり、一部の部材を増加したり、部材を変更したりしてもよい。
In the above embodiment, the crashed
In the above embodiment, the
・上記実施形態では、筐体11内を膨張室とドレン溜め部とに分ける仕切板を筐体11内の底部に設けてもよい。このようにすれば、筐体11内の底部に溜まったドレンの巻き上げを防止できる。また、仕切板と内壁との間に隙間がある場合は、分離した油水分を当該隙間からドレン溜め部に移動させる。一方、仕切板と内壁との間に隙間がない場合には、分離した油水分をドレン溜め部に移動させる連通孔が形成されることが望ましい。
In the above embodiment, a partition plate that divides the inside of the
・上記実施形態では、各膨張室31,32を水平方向に併設したが、垂直方向に併設してもよい。
・上記実施形態では、導入口14を正面12に形成し、排出口15を背面に形成したが、垂直方向に空間の余裕があれば、上面の蓋19や底面16に導入口14や排出口15を形成してもよい。
In the above embodiment, the
In the above embodiment, the
・上記実施形態では、一次膨張室31と二次膨張室32とをほぼ同じ大きさとしたが、一次膨張室31の容積よりも二次膨張室32の容積を大きくしてもよい。このようにすれば、飽和水蒸気圧がさらに低下して油水分が凝集し易くなり、粒子の質量が増加して衝突板に衝突し易くなる。よって、二次膨張室32において一次膨張室31よりも空気から分離した多くの油水分を溜めることができる。
In the above embodiment, the
・上記構成において、組付溝27と板の厚みを組付部品毎に変えることで、組付溝27に対して組付部品の組付可能な位置を限定してもよい。
・上記実施形態では、組付構造として組付溝27を筐体11の内壁26に複数形成したが、溝に限らず、係合構造等を採用してもよい。
In the above configuration, the position where the assembly component can be assembled to the
In the embodiment described above, a plurality of
・上記実施形態では、ヒータ41をリブ40に設置したが、ヒータ41をリブ40以外の場所に設置してもよい。
・上記実施形態では、ヒータ41を各膨張室31,32に設けたが、いずれかの膨張室のみに設けてもよい。また、ヒータ41の数量は必要に応じて変更可能である。さらに、ヒータ41が不要であれば、省略した構成を採用してもよい。
In the above embodiment, the
In the above embodiment, the
・上記実施形態では、オイルセパレータ3をエア系統のコンプレッサ1の下流であるエアドライヤ2の排気系統に設けた。しかしながら、図8に示されるように、オイルセパレータ3をエア系統のコンプレッサ1の下流であってエアドライヤ2の上流に設けてもよい。このようにすれば、コンプレッサ1の潤滑油等が含まれる空気から油分を分離して、清浄エアをエアドライヤ2に供給することができる。よって、エアドライヤ2に設けられる乾燥剤における油分による劣化を抑制することができる。
In the above embodiment, the
・上記実施形態では、トラック、バス、建機等の車両においてエアドライヤ2が設けられたエア系統にオイルセパレータ3を設けたが、油水分を含む空気から油分を分離する用途であればどこでも使うことができる。例えば、工場等で圧縮空気を乾燥させるエアドライヤからの大気への排気をオイルセパレータによって清浄してもよい。
In the above embodiment, the
1…コンプレッサ、2…エアドライヤ、3…オイルセパレータ、11…筐体、12…正面、13…背面、14…導入口、15…排出口、16…底面、17…ドレン排出口、18…開口部、19…蓋、20…密閉シート、21…ボルト、22…ナット、23…収容部、24…挿入口、25…取付穴、26…内壁、27…組付溝、30…隔壁、30a…オリフィス孔、31…一次膨張室、32…二次膨張室、33…連通孔、34…第1衝突板、34a…第1立設板、34b…第1邪魔板、34c…第1貫通孔、35…第2衝突板、35a…第2立設板、35b…第2邪魔板、35c…第2貫通孔、36…極狭部、37…パンチングメタル板、38…ウレタンフォーム、39…クラッシュドアルミ、40…リブ、41…ヒータ、42…サーモスタット。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記衝突板と空間とから構成され、流入口よりも横断面積が大きい膨張室を複数備え、
各前記膨張室には、互いに対向する前記衝突板が少なくとも2枚設けられ、
前記衝突板には、対向する前記衝突板に向かって流路を邪魔するように突出した邪魔板が設けられる
ことを特徴とするオイルセパレータ。 In an oil separator that separates and collects oil by colliding air containing oil that has flowed into the housing against the collision plate,
It is composed of the collision plate and a space, and includes a plurality of expansion chambers having a larger cross-sectional area than the inflow port,
Each expansion chamber is provided with at least two collision plates facing each other,
The oil separator, wherein the collision plate is provided with a baffle plate protruding so as to disturb the flow path toward the opposed collision plate.
前記邪魔板同士の大きい面を近接させることで極狭部が形成されている
ことを特徴とするオイルセパレータ。 In the oil separator according to claim 1,
An oil separator, wherein an extremely narrow portion is formed by bringing large surfaces of the baffle plates close to each other.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のオイルセパレータ。 The oil separator according to claim 1 or 2, wherein each of the expansion chambers is provided in the horizontal direction.
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のオイルセパレータ。 The oil separator according to any one of claims 1 to 3, wherein a through hole is formed in a lower portion of the collision plate.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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