JP2012115545A - 生体組織用刺激回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 生体組織用刺激回路は、電源側の第1半導体スイッチと接地側の第3半導体スイッチを直列接続してなる第1直列部と,電源側の第2半導体スイッチと接地側の第4半導体スイッチを直列接続してなる第2直列部とが並列接続されてなるHブリッジ回路と、第1半導体スイッチと第3半導体スイッチとの間の第1接続点に接続される刺激電極と、第2半導体スイッチと第4半導体スイッチとの間の第2接続点に接続される対向電極と、第3半導体スイッチ及び第4半導体スイッチの接地側の一端に設けられ、刺激電極から出力される電流値を定める第1電流源と、第1半導体スイッチ及び第2半導体スイッチの電源側の一端に設けられ、刺激電極から出力される電流値を定める第2電流源とを備える。
【選択図】 図1
Description
(2) (1)の生体組織用刺激回路において、前記電源側及び前記接地側のうち少なくとも一方には、前記第1電流源又は前記第2電流源と前記Hブリッジ回路との電気的な接続の有無を切換えるために,前記第1電流源又は前記第2電流源に対して並列接続されるバイパススイッチが設けられていることを特徴とする。
(3) (2)の生体組織用刺激回路において、前記バイパススイッチは少なくとも前記第1スイッチ及び第3スイッチに対してそれぞれ並列接続される又は、前記接地側に接続される前記第2スイッチと第4スイッチに対してそれぞれ並列接続されることを特徴とする。
(4) (3)の生体組織用刺激回路において、前記Hブリッジ回路の対向する前記第1半導体スイッチ及び前記第4半導体スイッチの組み合わせと、前記第2半導体スイッチと前記第3半導体スイッチとの組み合わせのオンとオフが交互に切換えられることにより、前記刺激電極から出力される双極性の電気刺激パルス信号の1stパルスと2ndパルスの正負の電流の極性が切換えられることを特徴とする。
(5) (4)の生体組織用刺激回路において、前記双極性の電気刺激パルス信号の電流の極性は、1stパルスで正電流,2ndパルスで負電流を出力するカソーディックファースト又は1stパルスで負電流,2ndパルスで正電流を出力するアノーディックファーストの印加パターンのいずれかであることを特徴とする。
(6) (5)の生体組織用刺激回路において、前記第1電流源又は前記第2電流源に並列接続される前記バイパススイッチのうち少なくとも一方は、前記1stパルスの出力時にオンとされ,前記2ndパルスの出力時にオフとされることを特徴とする。
(7) (6)の生体組織用刺激回路は、前記第1接続点及び前記第2接続点の電位差を検出するための電位差検出回路を備え、該電位差検出回路で検出された電位差に基づき前記第1電流源又は前記第2電流源に並列接続される前記バイパススイッチのうち少なくとも一方をオンとすることを特徴とする。
特に、双極性パルスの刺激条件が、1stパルスの電流値よりも、2ndパルスの電流値が低く設定される場合には、2ndパルスの出力時に抵抗Rでの電圧降下の電位Vrが小さくなるので、より電流値の大きな不正電流が発生しやすくなる。
勿論、バイパススイッチは電流源DS1と電流源DS2側の少なくとも一方、又は両方に設けられていても良い。
また、刺激回路100bにおいても、1stパルスの印加時にコンデンサCが充電されているかどうかを上述した電位差検出回路で検出することによって、図示を略す制御部により、上記に示すような各スイッチのONとOFFとが制御されるようにしても良い。
これにより、従来の回路構成では電荷バランスが崩れるために使用できなかった双極性パルスの刺激条件を、本実施形態の刺激回路では使用することが出来るようになる。これにより、刺激条件のバリエーションを増やすことができ、生体に対して様々な電気刺激を行うことができるようになる。
視覚再生補助装置1は、外界を撮影するための体外装置1aと、網膜を構成する細胞に電気刺激を与え視覚の再生を促す体内装置1bとからなる。体外装置1aは、患者が掛ける眼鏡形状のバイザ(図示を略す)と、バイザに取り付けられるCCDカメラ等からなる撮影装置3と、撮影装置3で撮影された被写体像を画像データに変換すると共に視覚再生補助装置1に電力供給を行うための外部デバイス4と、体外装置1aで生成された画像データ及び電力を体内装置1bに送信するための一次コイルからなる送信手段5等にて構成されている。なお、送信手段5の中心には図示なき磁石が取り付けられており、後述する体内装置1b側の受信手段6との位置固定に使用される。
20 対向電極
100、100a、100b、100c 刺激回路
DS1、DS2 電流源
SW1、SW2、SW3、SW4 半導体スイッチ
SW5、SW6、SW7 バイパススイッチ
Vh 電源
Claims (7)
- 電源側の第1半導体スイッチと接地側の第3半導体スイッチを直列接続してなる第1直列部と,電源側の第2半導体スイッチと接地側の第4半導体スイッチを直列接続してなる第2直列部とが並列接続されてなるHブリッジ回路と、
前記第1直列部の第1半導体スイッチと第3半導体スイッチとの間の第1接続点に接続される刺激電極と、
前記第2直列部の第2半導体スイッチと第4半導体スイッチとの間の第2接続点に接続される対向電極と、
前記第3半導体スイッチ及び前記第4半導体スイッチの接地側の一端に設けられる第1電流源であって,前記刺激電極から出力される電流値を定めるための第1電流源と、
前記第1半導体スイッチ及び前記第2半導体スイッチの電源側の一端に設けられる第2電流源であって,前記刺激電極から出力される電流値を定める第2電流源と、
を備えることを特徴とする生体組織用刺激回路。 - 請求項1の生体組織用刺激回路において、
前記電源側及び前記接地側のうち少なくとも一方には、前記第1電流源又は前記第2電流源と前記Hブリッジ回路との電気的な接続の有無を切換えるために,前記第1電流源又は前記第2電流源に対して並列接続されるバイパススイッチが設けられていることを特徴とする生体組織用刺激回路。 - 請求項2の生体組織用刺激回路において、
前記バイパススイッチは少なくとも前記第1スイッチ及び第3スイッチに対してそれぞれ並列接続される又は、前記接地側に接続される前記第2スイッチと第4スイッチに対してそれぞれ並列接続されることを特徴とする生体組織用刺激回路。 - 請求項3の生体組織用刺激回路において、
前記Hブリッジ回路の対向する前記第1半導体スイッチ及び前記第4半導体スイッチの組み合わせと、前記第2半導体スイッチと前記第3半導体スイッチとの組み合わせのオンとオフが交互に切換えられることにより、前記刺激電極から出力される双極性の電気刺激パルス信号の1stパルスと2ndパルスの正負の電流の極性が切換えられることを特徴とする生体組織用刺激回路。 - 請求項4の生体組織用刺激回路において、
前記双極性の電気刺激パルス信号の電流の極性は、1stパルスで正電流,2ndパルスで負電流を出力するカソーディックファースト又は1stパルスで負電流,2ndパルスで正電流を出力するアノーディックファーストの印加パターンのいずれかであることを特徴とする生体組織用刺激回路。 - 請求項5の生体組織用刺激回路において、
前記第1電流源又は前記第2電流源に並列接続される前記バイパススイッチのうち少なくとも一方は、前記1stパルスの出力時にオンとされ,前記2ndパルスの出力時にオフとされることを特徴とする生体組織用刺激回路。 - 請求項6の生体組織用刺激回路は、
前記第1接続点及び前記第2接続点の電位差を検出するための電位差検出回路を備え、該電位差検出回路で検出された電位差に基づき前記第1電流源又は前記第2電流源に並列接続される前記バイパススイッチのうち少なくとも一方をオンとすることを特徴とする生体組織用刺激回路。
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