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JP2012071716A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースに配設されたティアラインの配設位置が、エアバッグの膨張展開の基点となるインフレータの中央からずれた位置に設定されている場合であっても、エアバッグをバランスよく展開させることのできるエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】エアバッグ装置100は、エアバッグ30をインフレータ取り付け部に向かって折り畳み、第1の折り畳み部30a及び第2の折り畳み部30bをインフレータ50のキャビン側に配置した状態でケースとして機能するパッド10内に収容したものである。パッド10に配設されたティアライン13は、インフレータ50の中央に対して第1の折り畳み部30a側にずれた位置に配設されており、パッド10はこのティアライン13に沿って第1の扉D1と、第2の扉D2とに分断される。エアバッグ装置100にあっては、第1の扉D1によって覆われた第2の折り畳み部30bが蛇腹折りによって折り畳まれている。
【選択図】図2

Description

この発明は、衝突等の際にケース内からキャビン側へ膨出し、衝撃を緩和、吸収して乗員を保護するエアバッグ装置に関するものである。
衝突等による衝撃を緩和、吸収して乗員を保護する装置として、エアバッグ装置が知られている。例えば、車両のステアリングの中央部分には、衝突時にキャビン側に向かって膨出し、ステアリングと運転者との間に膨張展開するステアリング用のエアバッグ装置が内蔵されている。
ステアリング用のエアバッグ装置にあっては、エアバッグは、膨張用のガスを噴出するインフレータ側に向かって折り畳まれた状態でステアリングの中央に位置するパッドの内部に収容されている。そして、エアバッグを収容するケースとして機能するこのパッドには、エアバッグが膨張展開する際の押圧力によって破断するように、他の部分よりも薄肉化された溝状のティアラインが配設されている。これにより、エアバッグが膨張展開する際には、パッドがこのティアラインに沿って破断し、それによって生じる開口部からエアバッグがキャビン側に膨出するようになる。
ところで、ステアリングの中央部分には、多くの場合、エンブレムが取り付けられている。そのため、ステアリング用のエアバッグ装置にあっては、このエンブレムを避けるようにティアラインを配設する必要がある。例えば、特許文献1に記載のエアバッグ装置にあっては、図13に示されるように、縦方向に延びる2本のティアライン1aを結ぶように横方向に延びるティアライン1bを配設し、パッド1を上側扉Aと下側扉Bとに分断するようにしているが、ティアライン1bをエンブレム4の上方を迂回させるように配設している。
特開2002‐137709号公報
図14はエアバッグがパッド内部からキャビン側に向かって膨出しはじめたときの状態を示す断面図である。尚、図14にあっては左側がキャビン側になっている。
パッド1内に収容されたエアバッグ2は、インフレータ3から噴出するガスによってインフレータ3の取り付けられた部分を基点として膨張展開しようとする。しかし、上記特許文献1に記載されたエアバッグ装置のようにティアライン1bがパッド1の中央から上方にずれた位置に配設されている場合には、パッド1が破断したときの開口位置が図14に示されるようにインフレータ3が取り付けられている位置よりも上方にずれた位置となる。そのため、エアバッグ2は図14に白抜き矢印で示されるように上方に向かって展開しやすくなり、ステアリングの正面にバランスよくエアバッグ2を展開させることが難しくなってしまう。
尚、こうした課題は、エアバッグ及びインフレータを収容しているケースに配設されたティアラインの配設位置が、エアバッグの膨張展開の基点となるインフレータの中央からずれている場合には、概ね共通して生じ得るものであり、ステアリング用のエアバッグ装置に限らず、ダッシュボードに配設される助手席用エアバッグ装置等にあっても生じ得る。
この発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的はケースに配設されたティアラインの配設位置が、エアバッグの膨張展開の基点となるインフレータの中央からずれた位置に設定される場合であっても、エアバッグをバランスよく展開させることのできるエアバッグ装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、エアバッグをインフレータ取り付け部に向かって横方向の幅を狭めるように折り畳むことによって同インフレータ取り付け部を挟んで縦方向に延びる中間形態にし、その中間形態において前記縦方向に延びる部分をそれぞれ前記インフレータ取り付け部に向かって折り畳むことによってこれらの部分を第1の折り畳み部及び第2の折り畳み部とし、これら第1の折り畳み部及び第2の折り畳み部をインフレータのキャビン側に配置した状態でケース内に収容したエアバッグ装置であって、前記ケースには、前記インフレータの中央に対して前記第1の折り畳み部側にずれた位置に配設され、同ケースを、前記第1の折り畳み部及び前記第2の折り畳み部の双方に懸かり前記第2の折り畳み部側を支点に展開する第1の扉と、前記第1の折り畳み部に懸かり前記第1の折り畳み部側を支点に展開する第2の扉とに分断するティアラインが設けられており、前記第2の折り畳み部が蛇腹折りによって折り畳まれていることをその要旨とする。
エアバッグは、ロール状に折り畳まれることが多い。しかし、ロール状に折り畳まれたエアバッグは先端部側ほど内側に折り込まれており、先端部側の部分が外側の部分によって拘束されているため、外側に位置する基端部側の折りが解消されなければ、先端部側の折りがほどけない。そのため、ロール状に折り畳まれている部分は、折りが解消されにくく、膨張展開するまでに時間がかかりやすい傾向にある。
これに対してエアバッグを蛇腹折りによって折り畳んだ場合には、ロール状に折り畳んだ場合のように、折り畳んだ部分が他の部分に拘束されるということがない。そのため、エアバッグを蛇腹折りによって折り畳んだ場合には、ロール状に折り畳んだ場合と比較して折りがほどけやすくなる。
この点、請求項1に記載の発明にあっては、第1の折り畳み部に懸かる位置まで延びる第1の扉によって覆われてしまい、第1の折り畳み部よりも膨張展開しにくい状態にある第2の折り畳み部を蛇腹折りによって折り畳むようにしている。そのため、インフレータからガスが噴出されたときに、第2の折り畳み部の折りがほどけやすくなり、第2の折り畳み部が膨張展開しやすくなる。その結果、ケースに配設されたティアラインの配設位置が、エアバッグの膨張展開の基点となるインフレータの中央からずれた位置に設定されており、ティアラインが第1の折り畳み部側に偏った位置に配設されている状態であっても、第2の折り畳み部を速やかにキャビン側に膨出させることができるようになり、エアバッグをバランスよく展開させることができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエアバッグ装置において、前記インフレータのキャビン側に配置された前記第1の折り畳み部と前記第2の折り畳み部は、前記ケースにおける前記第1の扉及び前記第2の扉を形成する部分と前記インフレータとの間でその一部が重ねられており、その重ねられた部分において前記第2の折り畳み部が、前記第1の折り畳み部よりもキャビン側に位置していることをその要旨とする。
上記構成によれば、インフレータの上に折り重ねられた第1の折り畳み部の上に第2の折り畳み部が重ねられているため、インフレータからガスが噴出してエアバッグが膨張展開する際に、第1の折り畳み部がキャビン側に展開する力がその上に重ねられた第2の折り畳み部にもそれをキャビン側に展開させる力として作用するようになる。そのため、エアバッグが膨張展開する際に、第2の折り畳み部がキャビン側に膨出しやすくなる。
したがって、ティアラインがインフレータの取り付け位置からずれた位置に配設されており、ティアラインが第1の折り畳み部側に配設されている状態であっても、第2の折り畳み部を速やかにキャビン側に膨出させてエアバッグをバランスよく展開させることができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のエアバッグ装置において、前記エアバッグの内部には、前記インフレータから前記第1の折り畳み部に向かって噴出するガスの流れを遮る整流布が設けられていることをその要旨とする。
上記構成によれば、インフレータから噴出するガスが第1の折り畳み部に直接流入することを抑制することができるため、第1の折り畳み部の展開速度を抑制することができる。そのため、展開しにくい状態にある第2の折り畳み部の展開速度にあわせて第1の折り畳み部の展開速度を抑制し、エアバッグをバランスよく展開させることができるようになる。
請求項4に記載の発明は、車両のステアリングの中央に前記ケースとして機能するパッドが配設され、同パッドの内部に前記エアバッグ及び前記インフレータが収容されているステアリング用のエアバッグ装置であって、前記ステアリングが中立状態になっている状態において前記第1の折り畳み部が前記第2の折り畳み部の上方に位置するように配設され、前記パッドに形成される前記ティアラインが、同パッドにおける前記ステアリングの中央に位置する部分に設けられるエンブレムを上方から迂回するように配設されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアバッグ装置である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のエアバッグ装置において、蛇腹折りによって折り畳まれた前記第2の折り畳み部の先端部は、キャビン側とは反対の方向に下方から折り返されていることをその要旨とする。
請求項1〜3のエアバッグ装置は、上記請求項4に示されるようにステアリング用のエアバッグ装置として適用することができる。尚、ここでいう中立状態とは、ステアリングが左右どちらの方向にも操舵されていない状態のことであり、車両が直進するときのステアリングの操舵状態をいう(以下の部分についても同様)。
また、上記請求項4に記載されているように第2の折り畳み部が下方に位置するように配設される場合には、第2の折り畳み部の先端部をキャビン側とは反対の方向に下方から折り返すようにすることが望ましい。こうした構成を採用すれば、第2の折り畳み部の折りが解消される際に、先端部が、折り返された部分を支点として弧を描くようにして下方からキャビン側に繰り出されるようになる。そのため、展開中にその先端部が乗員と接触した場合には、その接触部位が支点となる部分よりも下方に位置するようになる。
これに対して、先端部を上方から折り返すようにした場合には、第2の折り畳み部の折りが解消される際に、先端部が、折り返された部分を支点として弧を描くようにして上方からキャビン側に繰り出されるようになる。そのため、この場合には展開中にその先端部が乗員と接触した場合に、その接触部位が支点となる部分よりも上方に位置するようになる。
すなわち、上記のように第2の折り畳み部の先端部を下方からキャビン側とは反対の方向に折り返すようにする構成を採用すれば、上方から折り返した場合と比較して展開中にその先端部が乗員と接触した場合の接触部位を下方に位置させることができるようになる。
膨張展開している最中にエアバッグが乗員と接触した場合には、エアバッグが乗員に引っかかり、その接触部位を基点として膨張展開するようになる場合がある。このとき、乗員との接触部位が上方に位置している場合には、その接触部位を基点として上方に向かって膨張したエアバッグによって乗員の頭部が下方から持ち上げられるような状態になってしまうおそれがある。
これに対して、上記請求項5に記載されているように第2の折り畳み部の先端部を下方からキャビン側とは反対側の方向に折り返す構成を採用するようにした場合には、上記のように上方から折り返す場合と比較して接触部位を下方に位置させることができるようになる。したがって、接触部位を基点として上方に向かってエアバッグが膨張した場合であっても乗員の頭部が持ち上げられるような状態になりにくくなる。また、仮にそのような状態になったとしても、そのときの衝撃を低減することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のエアバッグ装置において、前記エアバッグの内部には、前記インフレータから噴出するガスによって同エアバッグ内で筒状に膨らみ、その両端から同エアバッグ内にガスを導入することによって前記インフレータから噴出するガスを整流する整流布が設けられており、同整流布を前記第2の折り畳み部を形成する部分の方向に偏らせた状態で前記エアバッグが折り畳まれており、同エアバッグは前記第2の折り畳み部内に同整流布を挟み込んだ状態で前記ケース内に収容されていることをその要旨とする。
上記構成によれば、整流布が第2の折り畳み部内に挟み込まれているため、インフレータからガスが噴出して整流布が膨張しはじめたときに、その力が第2の折り畳み部を展開させる力として作用するようになる。そのため、第2の折り畳み部が展開しやすくなり、ティアラインがインフレータの取り付け位置からずれた位置に配設されており、ティアラインが第1の折り畳み部側に偏った位置に配設されている状態であっても、エアバッグをバランスよく展開させることができるようになる。
本発明のエアバッグ装置によれば、ケースに配設されたティアラインの配設位置が、エアバッグの膨張展開の基点となるインフレータの中央からずれた位置に設定される場合であっても、エアバッグをバランスよく展開させることができるようになる。
この発明の一実施形態にかかるエアバッグ装置の正面図。 同エアバッグ装置の断面図。 (a)は同エアバッグ装置にかかるエアバッグの背面図、(b)は同エアバッグの断面図。 (a),(b),(c)は中間形態への折り畳み方を示す模式図。 (a),(b),(c),(d),(e)は中間形態からの折り畳み方を示す模式図。 (a)は第1の折り畳み部及び第2の折り畳み部を形成した状態を示す模式図、(b)は第1の折り畳み部及び第2の折り畳み部をキャビン側に折り返した状態を示す模式図。 (a),(b)は最終的な収容形態への折り畳み方を示す模式図。 比較例としてのエアバッグ装置の断面図。 膨張展開中のエアバッグの状態を示したステアリング部分の側面図。 本実施形態の変更例としてのエアバッグ装置の断面図。 (a)は潰された状態におけるエアバッグの背面図、(b)潰された状態における同エアバッグの断面図。 収容形態における整流布の状態を示す模式図。 従来のエアバッグ装置におけるパッドの斜視図。 従来のエアバッグ装置においてエアバッグが膨出しはじめたときの状態を示す断面図。
以下、この発明にかかるエアバッグ装置を、車両のステアリングに搭載されるステアリング用のエアバッグ装置として具体化した一実施形態について、図1〜9を参照して説明する。
図1は本実施形態にかかるエアバッグ装置100の正面図であり、図2はエアバッグ装置100の断面図である。図1に示されるようにエアバッグ装置100は、二点鎖線で示されるステアリングの中央にステアリングパッドとして組み込まれる。
エアバッグ装置100においてケースとして機能するパッド10の中央部分には、ステアリングの略中央に位置するようにエンブレム20が取り付けられている。図2に示されるようにパッド10の内部には、折り畳まれたエアバッグ30が収容されている。尚、図2にあっては、折り畳まれたエアバッグ30の様子を実線で模式的に示している。
折り畳まれたエアバッグ30は、保護布40によって包まれた状態でバッグホルダ60に固定されている。具体的には、エアバッグ30の内部には円環状のリングリテーナ61が挿入されており、リングリテーナ61と、バッグホルダ60との間にエアバッグ30と保護布40を挟み込んだ状態で、このリングリテーナ61をバッグホルダ60にボルトやリベット等で固定することによってエアバッグ30がバッグホルダ60に固定されている。
バッグホルダ60には、エアバッグ30を膨張させるためのガスを発生させる円盤状のインフレータ50が固定されている。尚、インフレータ50は、図2に示されるようにバッグホルダ60に形成された取り付け孔60aに挿入され、図示しないガス噴出口がエアバッグ30内に臨むようにバッグホルダ60に固定されている。
このようにエアバッグ30及びインフレータ50が固定されたバッグホルダ60に対して、図2に示されるようにエアバッグ30を取り囲むようにパッド10が被せられ、エアバッグ装置100が構成されている。
尚、バッグホルダ60は、図2の下方右側に示されるようにホーンスイッチ70を介して二点鎖線で示されるステアリングのフレームと連結されている。ホーンスイッチ70は、車両のホーン(警笛)を作動させるためのスイッチである。したがって、このホーンスイッチ70を介してステアリングに固定されたエアバッグ装置100が乗員によって押下されたときにホーンが作動するようになっている。本実施形態にかかるエアバッグ装置100は、3点でステアリングに支持されている。すなわち、エアバッグ装置100は、図2に示されるホーンスイッチ70の他に、図示しない2つのホーンスイッチ70を備えており、これら3つのホーンスイッチ70を介してステアリングに固定されている。
図1に破線で示されるようにエアバッグ装置100のパッド10には、エアバッグ30が膨張展開する際の押圧力によって破断するように、他の部分よりも薄肉化された溝状のティアライン11,12,13が設けられている。
より具体的には、このエアバッグ装置100にあっては、図1における上下方向に延びる一対のティアライン11,12とこれら一対のティアライン11,12を結ぶように図1における左右方向に延びるティアライン13とが形成されている。これにより、パッド10は、図1に示されるようにステアリングが中立状態にあるときに、下方に位置する第1の扉D1と上方に位置する第2の扉D2に分断されるようになっている。これにより、エアバッグ30が膨張展開する際には、パッド10がこれらのティアライン11〜13に沿って破断する。そして、第1の扉D1が図2に点P1で示される下方の部分を支点にしてキャビン側に展開する一方、第2の扉D2が点P2で示される上方の部分を支点にして展開し、それによって生じる開口部からエアバッグ30がキャビン側に膨出するようになる。尚、ティアライン11,12,13は、キャビン側の乗員からは見えなくなるように、パッド10におけるエアバッグ30が収容される内側の面に形成されている。
また、パッド10の中央部分には、エンブレム20が取り付けられているため、横方向に延びるティアライン13は、図1及び図2に示されるようにこのエンブレム20を避けてエンブレム20の上方を迂回するように配設されている。
次に図3〜7を参照してパッド10内に収容されるエアバッグ30の構成と、その折り畳み方について説明する。図3はエアバッグ30の構成を説明する図であり、図3(a)はエアバッグ30をインフレータ50が挿入される背面側、すなわちキャビン側とは反対側から見た状態を示す背面図である。一方、図3(b)は、エアバッグ30の内部構造を示す断面図である。
図3(a)に示されるようにエアバッグ30は、円形になっている。エアバッグ30の背面部中央には孔が空けられており、この孔によってインフレータ50を取り付けるインフレータ取り付け部39が形成されている。また、図3(a)の上方に示されるようにエアバッグ30の背面には、エアバッグ30が膨張展開したときに、エアバッグ30内のガスを排気するベントホールが2つ設けられている。
エアバッグ30は、図3(b)に示されるようにインフレータ取り付け部39が形成された背面側の面を構成するインフレータ側パネル31と、膨張展開したときに運転者側に面することになるキャビン側の面を構成するキャビン側パネル32とを縫い合わせることによって袋状に形成されている。
エアバッグ30の内部には、インフレータ50からガスが噴出したときに筒状に膨らんでそのガスを整流する整流布33が取り付けられている。この整流布33はその中央にインフレータ取り付け部39と一体になる孔が形成された帯状のパーツからなり、その孔の周縁部分が補強布36とともにインフレータ側パネル31に縫いつけられている。そして、図3(b)の中央に示されるようにその両端部を縫い合わせることによって筒状に形成されている。
インフレータ側パネル31と整流布33の間には、補強布35とともに第1ベルト部材34aが挟み込まれており、これら第1ベルト部材34aと補強布35も、整流布33及び補強布36とともに、インフレータ側パネル31に縫いつけられている。
図3(b)の右側に示されるようにキャビン側パネル32の中央には第2ベルト部材34bが縫いつけられている。尚、第2ベルト部材34bは補強布37,38に挟み込まれており、これら補強布37,38とともにキャビン側パネル32の中央に縫いつけられている。
図3(b)の中央に示されるように第1ベルト部材34aと、第2ベルト部材34bはその先端部が互いに縫いつけられている。そして、これにより、インフレータ側パネル31とキャビン側パネル32とを連結するテザー34が形成されている。
エアバッグ30にあっては、テザー34によってインフレータ側パネル31とキャビン側パネル32とが連結されているため、エアバッグ30が膨張展開したときのエアバッグ30の厚み、すなわち図3(b)における左右方向の長さがテザー34の長さに応じて規制されるようになる。
また、エアバッグ30の内部には上述したように筒状に膨らむ整流布33が設けられている。そのため、インフレータ取り付け部39に取り付けられたインフレータ50からガスが噴出したときには、ガスが、筒状に膨らんだ整流布33の左右両端の開口から図3(a)に矢印で示されるようにエアバッグ30の内部に導入されるようなる。
このように形成されたエアバッグ30は、インフレータ取り付け部39に向かって折り畳まれてパッド10内に収容される。以下、図4〜7を参照してエアバッグ30の折り畳み方について説明する。
エアバッグ30はまず、図4に示されるように図4における左右方向である横方向の幅を狭めるようにインフレータ取り付け部39に向かって折り畳まれ、インフレータ取り付け部39を挟んで図4における上下方向である縦方向に延びる中間形態にされる。尚、図4(a),(b),(c)にあっては、上方にエアバッグ30の背面図を示す一方、その下方に、折り畳まれた状態のエアバッグ30を側方から見た状態を示す模式図を示している。
具体的には、図4(a)に一点鎖線で示される位置でエアバッグ30の図4(a)における左右の端部が、図4(a)の下方の模式図に矢印で示されるようにインフレータ取り付け部39側に折り返され、エアバッグ30は図4(b)に示されるような状態にされる。
そして、図4(b)にE1,E2として示される折り山の部分を内側に巻き込むようにロール状に折り畳むことにより、換言すれば、図4(b)の下方の模式図に矢印で示されるように続けて2回折り畳むことにより、エアバッグ30は図4(c)に示されるような縦方向に延びる中間形態にされる。
このように縦方向に延びる中間形態にされたエアバッグ30は、更に、図5に示されるように、その縦方向に延びる部分が、インフレータ取り付け部39に向かって折り畳まれる。尚、図5(a),(b),(c),(d),(e)にあっては、左側にエアバッグ30の背面図を示す一方、その右側に、折り畳まれた状態のエアバッグ30を側方から見た状態を示す模式図を示している。
具体的には、中間形態にされたエアバッグ30は、図5(a)に示されるように縦方向に延びる部分のうち、図5において上方に位置する部分の端部が、インフレータ取り付け部39側に折り返される。そして、この折り返された部分を内側に巻き込むようにロール状に折り畳むことにより、換言すれば、図5(a)の右側の模式図に矢印で示されるように続けて2回折り畳むことにより、上方に延びていた部分がインフレータ取り付け部39側に折り畳まれ、この部分が第1の折り畳み部30aとされる。
一方、縦方向に延びる部分のうち、図5において下方に位置する部分は、図5(b)の右側の模式図に矢印で示されるように続けて2回折り畳まれ、図5(c)に示されるように先端部が内側に巻き込まれた状態にされる。そして、図5において下方に位置する部分は、図5(d)に示されるように、この折り畳まれた部分を更にインフレータ取り付け部39に近づけるようにクランク状に折り曲げられ、図5(e)に示されるように蛇腹状に折り重ねられる。こうして下方に延びていた部分が蛇腹折りによってインフレータ取り付け部39側に折り畳まれ、この部分が第2の折り畳み部30bとされる。
このようにして第1の折り畳み部30a及び第2の折り畳み部30bが形成されたエアバッグ30は、更に図6及び図7に示されるように折り畳まれて最終的な収容形態にされる。
具体的には、図6(a)に矢印で示されるように、インフレータ取り付け部39側に折り重ねられた第1の折り畳み部30a及び第2の折り畳み部30bがインフレータ取り付け部39とは反対側のキャビン側に向かって折り返される。このとき、第1の折り畳み部30aが第2の折り畳み部30bよりも先に折り返され、図6(b)に示されるように第1の折り畳み部30aの一部にその上から第2の折り畳み部30bの一部が重なるようにする。
図7(a)は、このように第1の折り畳み部30a及び第2の折り畳み部30bが折り返された状態を示す三面図であり、折り返された状態のエアバッグ30を図6(b)に矢印で示されるようにキャビン側から見た状態を示す正面図と、その側面図を示している。
このように第1の折り畳み部30a及び第2の折り畳み部30bが折り返されたエアバッグ30は、図7(b)に矢印で示されるように図7(a)の正面図における左右方向に位置する端部がキャビン側に向かって折り曲げられ、最終的な収容形態にされる。
そして、こうして折り曲げられ収容形態にされたエアバッグ30は図7(b)に二点鎖線で示されるように保護布40によって包まれ、この状態が保持される。尚、保護布40はエアバッグ30が膨張するときに容易にちぎれるようになっており、インフレータ50からガスが噴出してエアバッグ30が膨張しはじめるとすぐにこの保護布40がちぎれてエアバッグ30が展開するようになっている。
こうして収容形態にされたエアバッグ30は、上述したように保護布40とともに、バッグホルダ60に固定され、図2に示されるようにインフレータ50が挿入された状態でパッド10内に収容される。
尚、エアバッグ30がパッド10内に収容されるときには、図2に示されるようにエアバッグ30の第1の折り畳み部30aが上方に位置する一方、第2の折り畳み部30bがエアバッグ装置100の下方に位置して、第2の折り畳み部30bが第1の扉D1によって覆われる状態になるように、その配設方向が設定されている。
以上説明した実施形態によれば、以下の作用効果が得られるようになる。
(1)エアバッグ30は、ロール状に折り畳まれることが多いが、上記実施形態のエアバッグ装置100にあっては、図2に示されるように第2の折り畳み部30bを蛇腹折りによって折り畳んでいる。
例えば、上述したように縦方向に延びる中間形態に折り畳まれたエアバッグ30を収容形態に折り畳む場合であっても、図8に示されるように下方に位置する第2の折り畳み部30bをロール状に折り畳むことが多い。しかし、ロール状に折り畳まれたエアバッグ30は先端部側ほど内側に折り込まれており、先端部側の部分が外側の部分によって拘束されているため、外側に位置するインフレータ取り付け部39に近い基端部側の折りが解消されなければ、先端部側の折りがほどけない。そのため、ロール状に折り畳まれている部分は、折りが解消されにくく、膨張展開するまでに時間がかかりやすい傾向にある。
これに対して上記実施形態のエアバッグ装置100にあっては、図2に示されるように第1の折り畳み部30aに懸かる位置まで延びる第1の扉D1によって覆われており、第1の折り畳み部30aよりも膨張展開しにくい状態にある第2の折り畳み部30bを蛇腹折りによって折り畳んでいる。エアバッグ30を蛇腹折りによって折り畳んだ場合には、ロール状に折り畳んだ場合のように、折り畳んだ部分が他の部分に拘束されるということがない。そのため、エアバッグ30を蛇腹折りによって折り畳んだ場合には、ロール状に折り畳んだ場合と比較して折りがほどけやすくなる。
そのため、本実施形態のエアバッグ装置100によれば、ティアライン13が第1の折り畳み部30a側に偏った位置に配設されている状態であっても、第2の折り畳み部30bを速やかにキャビン側に膨出させることができるようになる。したがって、エアバッグ30をバランスよく展開させることができる。
(2)インフレータ50の上に折り重ねられた第1の折り畳み部30aの上に第2の折り畳み部30bが重ねられている。そのため、インフレータ50からガスが噴出してエアバッグ30が膨張展開する際に、第1の折り畳み部30aがキャビン側に展開する力がその上に重ねられた第2の折り畳み部30bにもそれをキャビン側に展開させる力として作用するようになる。したがって、エアバッグ30が膨張展開する際に、第2の折り畳み部30bがキャビン側に膨出しやすくなる。
これにより、ティアライン13がインフレータ50の取り付け位置からずれた位置に配設されており、ティアライン13が第1の折り畳み部30a側に配設されている状態であっても、第2の折り畳み部30bを速やかにキャビン側に膨出させてエアバッグ30をバランスよく展開させることができる。
(3)エアバッグ30の内部には、整流布33が設けられており、インフレータ50からガスが噴出したときには、上述したように筒状に膨らんだ整流布33の左右両端の開口から図3(a)に矢印で示されるようにガスがエアバッグ30の内部に導入されるようなっている。すなわち、エアバッグ30の内部には、インフレータ50から図3(a)における上方、すなわち第1の折り畳み部30a側に向かって噴出するガスの流れを遮るように整流布33が設けられていることになる。
そのため、整流布33によって、インフレータ50から噴出するガスが第1の折り畳み部30aに直接流入することが抑制され、第1の折り畳み部30aの展開速度が抑制されるようになる。したがって、展開しにくい状態にある第2の折り畳み部30bの展開速度にあわせて第1の折り畳み部30aの展開速度を抑制し、エアバッグ30をバランスよく展開させることができる。
(4)図5を参照して説明したように第2の折り畳み部30bの先端部を内側に巻き込むように折り畳んでから同第2の折り畳み部30bを蛇腹状に折り畳んでいるため、図2に示されるように下方に位置する第2の折り畳み部30bの先端部はキャビン側とは反対の方向に下方から折り返された状態になっている。
このように第2の折り畳み部30bの先端部が折り返されていることにより、図9に示されるようにエアバッグ30がステアリングから膨出する際には、その折り返された先端部が、折り返された部分(図9における点C)を支点として矢印で示されるように弧を描くようにして下方からキャビン側に繰り出されるようになる。そのため、展開中にその先端部が乗員と接触した場合には、その接触部位が支点となる部分よりも下方に位置するようになる。例えば、図9に二点鎖線で示される位置でエアバッグ30の先端部が乗員と接触した場合には、繰り出された先端部と乗員とが点Xにおいて接触することになる。
これに対して、上記の実施形態の場合のように先端部を下方から折り返すのではなく、それとは反対に上方から折り返すようにした場合には、第2の折り畳み部30bの折りが解消される際に、先端部が、折り返された部分(図9における点C)を支点として図9に破線で示されるように弧を描くようにして上方からキャビン側に繰り出されるようになる。そのため、この場合には展開中にその先端部が乗員と接触した場合に、その接触部位が支点となる部分よりも上方に位置するようになる。例えば、図9に二点鎖線で示される位置でエアバッグ30の先端部が乗員と接触した場合には、繰り出された先端部と乗員とが点Yにおいて接触することになる。
すなわち、上記実施形態のように第2の折り畳み部30bの先端部を下方からキャビン側とは反対の方向に折り返すようにする構成を採用すれば、上方から折り返した場合と比較して展開中にその先端部が乗員と接触した場合の接触部位を下方に位置させることができるようになる。
エアバッグ30が膨張展開している最中に乗員と接触した場合には、エアバッグ30が乗員に引っかかり、エアバッグ30がその接触部位を基点として図9に白抜き矢印で示されるように上方に向かって膨張展開するようになる場合がある。このとき、乗員との接触部位が点Yで示されるように上方に位置している場合には、その接触部位を基点として上方に向かって膨張したエアバッグ30によって乗員の頭部が下方から持ち上げられるような状態になってしまうおそれがある。
これに対して、上記実施形態のように第2の折り畳み部30bの先端部を下方からキャビン側とは反対側の方向に折り返す構成を採用するようにした場合には、上記のように上方から折り返す場合と比較して接触部位を下方に位置させることができる。したがって、接触部位を基点として上方に向かってエアバッグ30が膨張した場合であっても乗員の頭部が持ち上げられるような状態になりにくくなる。また、仮にそのような状態になったとしても、その衝撃を低減することができる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態にあっては、蛇腹折りにされた第2の折り畳み部30bの一部を第1の折り畳み部30aの上に折り重ねる構成を示した。
これに対して、少なくとも第2の折り畳み部30bを蛇腹折りにする構成を採用してさえいれば、第2の折り畳み部30bをロール状に折り畳む場合と比較して第2の折り畳み部30bの折りがほどけやすくなるため、第2の折り畳み部30bを展開しやすくさせることができる。そのため、図10に示されるように蛇腹折りにされた第2の折り畳み部30bを第1の折り畳み部30aの上に折り重ねずにパッド10内に収容する構成を採用することもできる。
尚、この場合には、上記の(2)に記載された作用効果は得られなくなるものの、(1),(3),(4)に記載された作用効果を得ることができる。
・エアバッグ30を折り畳む際には、図11(a),(b)に示されるように整流布33を第2の折り畳み部30bを形成する部分、すなわちエアバッグ30の下方側の部分の方向に偏らせた状態でエアバッグ30を折り畳むようにすることが望ましい。
このように整流布33をエアバッグ30の下方に偏らせて折り畳むようにすれば、図12に示されるように整流布33が第2の折り畳み部30b内に挟み込まれた状態になり、この状態でエアバッグ30がパッド10に収容されるようになる。
こうした構成によれば、整流布33が第2の折り畳み部30b内に挟み込まれているため、インフレータ50からガスが噴出して整流布33が膨張しはじめたときに、その力が第2の折り畳み部30bを展開させる力として作用するようになる。そのため、第2の折り畳み部30bがより展開しやすくなり、ティアライン13がインフレータ50の取り付け位置からずれた位置に配設されており、ティアライン13が第1の折り畳み部30a側に偏った位置に配設されている状態であっても、エアバッグ30をバランスよく展開させることができるようになる。
・上記実施形態にあっては、第2の折り畳み部30bの先端部がキャビン側とは反対の方向に折り返されている構成を示したが、このように第2の折り畳み部30bの先端部をキャビン側とは反対の方向に折り返す構成を省略することもできる。尚、この場合には、上記(4)の作用効果を得ることはできなくなるものの、(1)〜(3)の作用効果を得ることができる。
・本願発明は、上記実施形態のようにティアライン13が上方にずれているような構成に限らず、ティアライン13がインフレータ50の中央からずれた位置に配設されたものであれば、適用することができる。例えば、ティアライン13が下方にずれた位置に形成される場合には、上記実施形態の構成におけるエアバッグ30の折り畳み方を上下逆さまにする等して蛇腹折りによって折り畳まれる第2の折り畳み部30bを上方に位置するように配設するようにすればよい。
また、ティアラインが上下方向にずれている場合のみならず、左右方向にずれている場合にも適用することができる。すなわち、ティアラインがインフレータ50の中央からずれた位置に配設されていることによって、エアバッグ30がバランスよく展開しにくい場合に、エアバッグ30の展開しにくい方向に位置する部分を蛇腹折りによって折り畳むようにすればよい。
・上記実施形態にあっては、本願発明をステアリング用のエアバッグ装置100として具体化した例を示したが、本願発明はステアリング用のエアバッグ装置に限らず、ケースに形成されたティアラインに沿ってケースが扉状に分断されるエアバッグ装置であれば、概ね適用することができる。例えば、車両のダッシュボードに内蔵される助手席用のエアバッグ装置に本願発明を適用することもできる。尚、助手席用エアバッグにあっては、ダッシュボードが、本願におけるパッド10と同様にエアバッグ30を収容するケースとして機能することになる。
10…パッド、11,12,13…ティアライン、20…エンブレム、30…エアバッグ、30a…第1の折り畳み部、30b…第2の折り畳み部、31…インフレータ側パネル、32…キャビン側パネル、33…整流布、34…テザー、34a…第1ベルト部材、34b…第2ベルト部材、35,36,37,38…補強布、39…インフレータ取り付け部、40…保護布、50…インフレータ、60…バッグホルダ、60a…取り付け孔、61…リングリテーナ、70…ホーンスイッチ、100…エアバッグ装置、D1…第1の扉、D2…第2の扉。

Claims (6)

  1. エアバッグをインフレータ取り付け部に向かって横方向の幅を狭めるように折り畳むことによって同インフレータ取り付け部を挟んで縦方向に延びる中間形態にし、その中間形態において前記縦方向に延びる部分をそれぞれ前記インフレータ取り付け部に向かって折り畳むことによってこれらの部分を第1の折り畳み部及び第2の折り畳み部とし、これら第1の折り畳み部及び第2の折り畳み部をインフレータのキャビン側に配置した状態でケース内に収容したエアバッグ装置であって、
    前記ケースには、前記インフレータの中央に対して前記第1の折り畳み部側にずれた位置に配設され、同ケースを、前記第1の折り畳み部及び前記第2の折り畳み部の双方に懸かり前記第2の折り畳み部側を支点に展開する第1の扉と、前記第1の折り畳み部に懸かり前記第1の折り畳み部側を支点に展開する第2の扉とに分断するティアラインが設けられており、
    前記第2の折り畳み部が蛇腹折りによって折り畳まれている
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1に記載のエアバッグ装置において、
    前記インフレータのキャビン側に配置された前記第1の折り畳み部と前記第2の折り畳み部は、前記ケースにおける前記第1の扉及び前記第2の扉を形成する部分と前記インフレータとの間でその一部が重ねられており、その重ねられた部分において前記第2の折り畳み部が、前記第1の折り畳み部よりもキャビン側に位置している
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のエアバッグ装置において、
    前記エアバッグの内部には、前記インフレータから前記第1の折り畳み部に向かって噴出するガスの流れを遮る整流布が設けられている
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 車両のステアリングの中央に前記ケースとして機能するパッドが配設され、同パッドの内部に前記エアバッグ及び前記インフレータが収容されているステアリング用のエアバッグ装置であって、
    前記ステアリングが中立状態になっている状態において前記第1の折り畳み部が前記第2の折り畳み部の上方に位置するように配設され、前記パッドに形成される前記ティアラインが、同パッドにおける前記ステアリングの中央に位置する部分に設けられるエンブレムを上方から迂回するように配設されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアバッグ装置。
  5. 請求項4に記載のエアバッグ装置において、
    蛇腹折りによって折り畳まれた前記第2の折り畳み部の先端部は、キャビン側とは反対の方向に下方から折り返されている
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のエアバッグ装置において、
    前記エアバッグの内部には、前記インフレータから噴出するガスによって同エアバッグ内で筒状に膨らみ、その両端から同エアバッグ内にガスを導入することによって前記インフレータから噴出するガスを整流する整流布が設けられており、
    同整流布を前記第2の折り畳み部を形成する部分の方向に偏らせた状態で前記エアバッグが折り畳まれており、同エアバッグは前記第2の折り畳み部内に同整流布を挟み込んだ状態で前記ケース内に収容されている
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
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