JP2011208538A - ポンプカバーの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車室内の騒音を効果的に低減して乗員の乗り心地感を向上させる。
【解決手段】ポンプカバー1は第1分割体3と第2分割体5とを備えている。第1分割体3と第2分割体5の分割箇所には、各々が組み合わさった状態で当接する当接部7,9が設けられている。当接部7と当接部9とを当接させて第1分割体3と第2分割体5とを組み合わせた状態で当接部7及び当接部9以外の分割箇所に隙間Sが形成される。ポンプカバー1と燃料ポンプPとの間には、吸音部材10が隙間Sを塞ぐように設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】ポンプカバー1は第1分割体3と第2分割体5とを備えている。第1分割体3と第2分割体5の分割箇所には、各々が組み合わさった状態で当接する当接部7,9が設けられている。当接部7と当接部9とを当接させて第1分割体3と第2分割体5とを組み合わせた状態で当接部7及び当接部9以外の分割箇所に隙間Sが形成される。ポンプカバー1と燃料ポンプPとの間には、吸音部材10が隙間Sを塞ぐように設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車のエンジンに付設された燃料ポンプに取り付けられる騒音防止用ポンプカバーの取付構造に関する。
従来より、自動車用ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどでは、燃料タンクから汲み上げる燃料を燃料ポンプで加圧し、エンジンの気筒内に加圧した燃料をインジェクタから正確に噴射することで、燃費低減や高出力化等を実現するようにしている。
例えば、特許文献1に開示されている燃料ポンプは、エンジンのシリンダヘッド上部に取り付けられていて、エンジンの吸気弁や排気弁を駆動するカムシャフトに設けられたポンプ用カムを使用し、該ポンプ用カムの動作によって燃料ポンプ内のプランジャがシリンダ内を往復運動することで燃料が加圧されるようになっている。
ところで、近年の自動車業界では、車室内の騒音をできるだけ排除して乗員の不快感を低減することが要求されている。このことに対し、特許文献1に開示されているようなエンジンに付設される燃料ポンプは、構造上、作動時に比較的大きな音を発生させるので、車室内にいる乗員の不快感を増加させる原因の1つとなっている。
これを回避するために、燃料ポンプをポンプカバーで覆うことによって燃料ポンプの騒音を吸音又は遮音する方法が考えられる。このことに対し、燃料ポンプには燃料の出入口となる配管等が繋がっていて、ポンプカバーを燃料ポンプに取り付けるためには、上記ポンプカバーの側壁に配管用の開口を設ける必要がある。
ところで、ポンプカバーが樹脂製である場合、これを一体成形しようとすると、配管用の開口がアンダーカットとなって、当該開口形成用のスライド型が余分に必要となり、型構造が複雑になってしまう。
そこで、上記に対応するために、ポンプカバーを複数の分割体からなる構造にする対応が考えられるが、ポンプカバーを複数の分割体からなる構造にすると、エンジンの振動が各々の分割体の分割箇所に伝わって当該箇所に新たな騒音(ビビリ音)が発生してしまい、当該騒音が車室内に伝わって乗員を不快にさせてしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車室内の騒音を効果的に低減して、乗員の乗り心地感を向上させることができるポンプカバーの取付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、複数の分割体からなるポンプカバーの分割箇所に隙間が形成されるようにして、該隙間を吸音部材で塞ぐようにしたことを特徴とする。
具体的には、騒音防止用の樹脂製ポンプカバーをエンジンに付設された燃料ポンプに取り付ける取付構造において、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記ポンプカバーは、複数の分割体を備え、該各分割体の分割箇所には、各々が組み合わさった状態で当接する当接部が設けられ、上記複数の分割体の各々の当接部を当接させて分割体同士を組み合わせた状態で、上記当接部以外の分割箇所に隙間が形成され、上記ポンプカバーと上記燃料ポンプとの間には、吸音部材が上記隙間を塞ぐように設けられていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記ポンプカバーは、上記当接部と上記エンジンとを共に固定手段で固定して燃料ポンプに取り付けられることを特徴とする。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記ポンプカバーの内面には、突条壁が突設されていることを特徴とする。
第1の発明では、ポンプカバーが分割構造であるので、ポンプカバーの側壁に開口があっても、開口がアンダーカットを構成しないようにポンプカバーを分割することでスライド型をなくし、互いに対向する固定型と可動型だけでポンプカバーのそれぞれの分割体を成形することができる。したがって、ポンプカバーを成形する成形型の構造がシンプルとなり、その結果、ポンプカバーを低コストで成形することができる。また、ポンプカバーを燃料ポンプに取り付けるとポンプカバーの当接部以外に隙間が形成されるので、エンジンの運転時に振動が発生しても当該隙間部分において、分割体同士が接触せず、分割体同士が接触した際に発生する接触音を無くすことができる。また、燃料ポンプから発生して上記隙間に向かって進む音は、隙間を塞ぐ吸音部材によって遮られるので、隙間から燃料ポンプの騒音が漏れるのを防ぐことができ、さらには、吸音部材自体が騒音を吸音するので上記隙間から漏れる燃料ポンプの騒音を小さくすることができる。したがって、エンジンの振動により発生する騒音と燃料ポンプにより発生する騒音とを効果的に低減して、乗員の乗り心地感を向上させることができる。
第2の発明では、ポンプカバーがエンジンに直接固定されることによって、該エンジンが振動しても燃料ポンプに対してポンプカバーの揺れが小さくなるので、エンジンが振動する際に燃料ポンプが揺れることによって発生する吸音部材への負担(ヘタリ)を低減することができ、吸音部材の劣化の進行を抑えて長期間効果的に騒音を低減できる。
第3の発明では、燃料ポンプから発生してポンプカバーまで放射状に進む音を突条壁が吸音若しくは遮音するようになるので、ポンプカバーより外方に漏れる音をさらに減らすことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
《発明の実施形態1》
図1乃至図3は、本発明の実施形態1に係るポンプカバーの取付構造が適用された自動車用エンジンEを示す。該エンジンEは、該エンジンEのシリンダヘッドChを覆うように上記エンジンEのクランク軸(図示せず)に沿って延びる略長方形状の樹脂製シリンダヘッドカバーCh1を有していて、該シリンダヘッドカバーCh1の上面周縁近傍には、燃料を加圧するための燃料ポンプPが、上記シリンダヘッドChに取り付けられている。上記燃料ポンプPは、略碗型形状をなすポンプ本体P1と、該ポンプ本体P1の内部から下方に突出する略円柱形状のプランジャPrとを備えている。図2及び図3に示すように、エンジンEのカムシャフトCsには、ポンプ用カムCs1が取り付けられていて、上記カムシャフトCsの回転に同期してポンプ用カムCs1が回転すると、この回転動作に連動してプランジャPrがポンプ本体P1内を上下動するようになっている。そして、上記プランジャPrがポンプ本体P1内で上下動することで図1に示す低圧燃料配管Lpからポンプ本体P1に送られてきた燃料が加圧されて、加圧された燃料は高圧燃料配管Hpを通ってコモンレール(図示せず)に蓄圧され、その後、インジェクタ(図示せず)へと送られてエンジンEの各気筒内に噴射されるようになっている。
《発明の実施形態1》
図1乃至図3は、本発明の実施形態1に係るポンプカバーの取付構造が適用された自動車用エンジンEを示す。該エンジンEは、該エンジンEのシリンダヘッドChを覆うように上記エンジンEのクランク軸(図示せず)に沿って延びる略長方形状の樹脂製シリンダヘッドカバーCh1を有していて、該シリンダヘッドカバーCh1の上面周縁近傍には、燃料を加圧するための燃料ポンプPが、上記シリンダヘッドChに取り付けられている。上記燃料ポンプPは、略碗型形状をなすポンプ本体P1と、該ポンプ本体P1の内部から下方に突出する略円柱形状のプランジャPrとを備えている。図2及び図3に示すように、エンジンEのカムシャフトCsには、ポンプ用カムCs1が取り付けられていて、上記カムシャフトCsの回転に同期してポンプ用カムCs1が回転すると、この回転動作に連動してプランジャPrがポンプ本体P1内を上下動するようになっている。そして、上記プランジャPrがポンプ本体P1内で上下動することで図1に示す低圧燃料配管Lpからポンプ本体P1に送られてきた燃料が加圧されて、加圧された燃料は高圧燃料配管Hpを通ってコモンレール(図示せず)に蓄圧され、その後、インジェクタ(図示せず)へと送られてエンジンEの各気筒内に噴射されるようになっている。
上記燃料ポンプPのポンプ本体P1は、樹脂製ポンプカバー1で覆われている。該ポンプカバー1は、下端が開放し側壁が上方から下方に向かって階段状に拡径する略碗型形状をなしていて、上側に位置する第1分割体3と、下側に位置する第2分割体5とに上下方向略中央下寄りの位置で上下に分割されている。
上記第1分割体3は、下方に開放する略碗型形状をなしていて、その下端縁3aには、略180°反対側のそれぞれの位置において、一対の板状当接部7が外側方に向かって一体に突設されている。これら当接部7には、略円筒形状の金属ブッシュBsを挿着可能な上下に貫通する貫通孔71が形成されていて、当接部7の下側に位置する端面73は、上記第1分割体3の両当接部7間の端縁3aより下方に位置している。また、上記第1分割体3の両当接部7間の側壁には、水平方向に並んで延びる低圧燃料配管Lp及び高圧燃料配管Hpを燃料ポンプPに繋ぐことが可能なように、下方に開放する切欠凹部11aが形成されている。したがって、この切欠凹部11aは、上記第1分割体3を成形する際に、上記切欠凹部11aの開放側を型開き方向に向けることでアンダーカットとなるのを回避することができる。
上記第2分割体5は、略短筒形状をなしていて、その上端縁5aには、略180°反対側のそれぞれの位置において、一対の板状当接部9が外側方に向かって一体に突設され、下端縁には、環状のフランジ51が内向きに向かって一体に突設されている。上記当接部9には、上記ブッシュBsを挿着可能な上下に貫通する貫通孔91が上記第1分割体3の貫通孔71に対応するように形成されていて、当接部9の上側に位置する端面93は、上記第2分割体5の両当接部9間の端縁5aより上方に位置している。また、上記第2分割体5の両当接部9間の側壁には、第1分割体3と同様に、低圧燃料配管Lp及び高圧燃料配管Hpを燃料ポンプPに繋ぐことが可能なように、上方に開放する切欠凹部11bが形成されていて、上記第1分割体3と第2分割体5とが組み合わさったときに、上記切欠凹部11aと切欠凹部11bとで開口11を形成するようになっている。この切欠凹部11bは、上記切欠凹部11aと同様に、上記第2分割体5を成形する際に、上記切欠凹部11bの開放側を型開き方向に向けることでアンダーカットとなるのを回避することができる。
上記ポンプカバー1と燃料ポンプPとの間には、吸音部材10が設けられている。該吸音部材10は、第1分割体3内方と第2分割体5内方とにそれぞれ1つずつ収容されている。
上記第1分割体3側の吸音部材10は、第1分割体3の開放側の形状が上記燃料ポンプP上部の形状に近似していて、燃料ポンプPに第1分割体3を組み付けたときに、燃料ポンプPの外面に隙間無く接触するようになっている。また、第1分割体3側の吸音部材10の下方に位置する端面10aは、当接部7の端面73の位置と略同一か、若しくは端面73より下方に位置するように形成されている。
一方、第2分割体5側の吸音部材10は、第2分割体5の上方開放側の形状が、上記燃料ポンプP下部の外面形状に近似していて、燃料ポンプPに第2分割体5を組み付けたときに、燃料ポンプPの外面に隙間無く接触するようになっている。また、第2分割体5側の吸音部材10の上方に位置する端面10bは、当接部9の端面93の位置と略同一か、若しくは端面93より上方に位置するように形成されている。
尚、上記吸音部材10は、燃料ポンプPの外面に圧接するのが好ましく、仮に非接触箇所が発生しても特に問題とならない。
さらに、上記下側に位置する吸音部材10の下端部は、燃料ポンプP下部とフランジ51の突出端縁との間を埋めるように形成されていて、その下端面は、フランジ51の下端面の位置と略同じとなっている。
上記第2分割体5には、ブッシュBsの上方が当接部9の端面93より上方に突出するように貫通孔91にブッシュBsが圧入されるようになっていて、シリンダヘッドカバーCh1のボス部Ch2のネジ穴h1に上記ブッシュBsが対応するように、第2分割体5の各当接部9を各ボス部Ch2上に乗せて第2分割体5をシリンダヘッドカバーCh1上にセットするようになっている。
また、上記フランジ51の突出端周縁のエンジンE側には、当該フランジ51の突出端縁に沿って連続する断熱性のシール材Cが配置されていて、該シール材CがシリンダヘッドカバーCh1とフランジ51との間を埋めるようになっている。したがって、上記シール材Cによって燃料ポンプPから発生する音をシリンダヘッドカバーCh1とフランジ51との間から外方に漏れないようにしている。
そして、配管等が接続されていない燃料ポンプPをシリンダヘッドChに取り付け、その状態で上記第1分割体3は、当該第1分割体3の各貫通孔71を上記各ブッシュBsに上方から嵌入することにより上記第2分割体5の上方にセットするようになっていて、上記ブッシュBsに上方からボルト(固定手段)Bを挿通して、該ボルトBをボス部Ch2のネジ穴h1にねじ込むことによって、第1分割体3側の吸音部材10と第2分割体5側の吸音部材10とが当接又は圧接するとともに、第1分割体3の当接部7が第2分割体5の当接部9に当接して、ポンプカバー1がエンジンEに固定されるとともに燃料ポンプPに取り付くようになっている。
上記当接部7の下側に位置する端面73は、上記第1分割体3の下端縁3aより下方に位置していて、上記当接部9の上側に位置する端面93は、上記第2分割体5の上端縁5aより上方に位置しているので、当接部7と当接部9とが当接すると、第1分割体3の両当接部7間の下端縁3aと第2分割体5の両当接部9間の上端縁5aとの間に隙間Sが形成されるようになっている。
また、上側及び下側に位置する2つの吸音部材10は、互いに当接又は圧接して隙間無く密着しているので、上記吸音部材10が上記第1分割体3及び第2分割体5の間に形成された隙間Sを塞ぐようになっている。
以上より、本発明の実施形態1によれば、ポンプカバー1が分割構造であるので、ポンプカバー1の側壁に開口11があっても、開口がアンダーカットを構成しないようにポンプカバー1を分割することでスライド型をなくし、互いに対向する固定型と可動型だけでポンプカバー1の第1分割体3及び第2分割体5を成形することができる。したがって、ポンプカバー1を成形する成形型の構造がシンプルとなり、その結果、ポンプカバー1を低コストで成形することができる。また、ポンプカバー1を燃料ポンプPに取り付けるとポンプカバー1の当接部7,9以外に隙間Sが形成されるので、エンジンEの運転時に振動が発生しても当該隙間S部分において第1分割体3と第2分割体5とが接触せず、分割体同士が接触した際に発生する接触音を無くすことができる。また、燃料ポンプPから発生して上記隙間Sに向かって進む音は、隙間Sを塞ぐ吸音部材10によって遮られるので、隙間Sから燃料ポンプPの騒音が漏れるのを防ぐことができ、さらには、吸音部材10自体が騒音を吸音するので上記隙間Sから漏れる燃料ポンプPの騒音を小さくすることができる。したがって、エンジンEの振動により発生する騒音と燃料ポンプにより発生する騒音とを効果的に低減して、乗員の乗り心地感を向上させることができる。
また、ポンプカバーPがエンジンEに直接固定されることによって、該エンジンEが振動しても燃料ポンプPに対してポンプカバー1の揺れが小さくなるので、エンジンEが振動する際に燃料ポンプPが揺れることによって発生する吸音部材10への負担(ヘタリ)を低減することができ、吸音部材10の劣化の進行を抑えて長期間効果的に騒音を低減できる。
《発明の実施形態2》
図4乃至図6は、本発明の実施形態2に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態2では、実施形態1のポンプカバー1の如き上下2つの分割体を組み合わせるのではなく、水平方向に分割された2つの分割体を組み合わせてなる点が実施形態1と異なっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の実施形態2》
図4乃至図6は、本発明の実施形態2に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態2では、実施形態1のポンプカバー1の如き上下2つの分割体を組み合わせるのではなく、水平方向に分割された2つの分割体を組み合わせてなる点が実施形態1と異なっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分のみを詳細に説明する。
図4に示すように、エンジンEのシリンダヘッドカバーCh1の上面には、該エンジンE幅方向に貫通するネジ穴h2が形成された略矩形状の取付板部Ch3が一対エンジンE長手方向に並んで一対上方突設されていて、該取付板部Ch3にポンプカバー1が取り付けられるようになっている。
上記ポンプカバー1の第1分割体3及び第2分割体5は、略碗型形状をエンジンE幅方向に縦割りした形状をなしていて、ボルトBを第1分割体3の貫通孔71及び第2分割体5の貫通孔91に側方から挿入するとともに上記取付板部Ch3のネジ穴h2にねじ込むことでエンジンEに固定されるようになっている。そして、図4に示すように、第1分割体3の両当接部7間の側壁には、並列に延びる低圧燃料配管Lp及び高圧燃料配管Hpを燃料ポンプPに繋ぐことが可能なように、略矩形状の開口11が形成されている。この開口11は、上記第1分割体3を成形する際に、当該開口11を型開き方向に向けることでアンダーカットとなるのを回避することができる。
以上より、本発明の実施形態2によれば、ポンプカバー1を実施形態1の如き上下2つの分割体を組み合わせるのではなく、水平方向に分割された第1分割体3及び第2分割体5を組み合わせる構成としても、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
《発明の実施形態3》
図7及び図8は、本発明の実施形態3に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態3では、ポンプカバー1内の一部構造が実施形態1と異なっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の実施形態3》
図7及び図8は、本発明の実施形態3に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態3では、ポンプカバー1内の一部構造が実施形態1と異なっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
第1分割体3の内面には、エンジンE長手方向及び幅方向に格子状に延びる板状の突条壁3cが下方に向かって一体に突設されている。そして、各突条壁3cの突出端は、第1分割体3を燃料ポンプPに取り付けた際に該燃料ポンプP外周に接触しない位置となっている。
第2分割体5の内面には、燃料ポンプPを挟んでエンジンE長手方向及び幅方向に格子状に延びる板状の突条壁5cが上方に向かって突設されている。該突条壁5cの先端は、ポンプカバー1を燃料ポンプPに取り付けた状態で、第1分割体3に設けられた突条壁3cの先端と向かい合わせでない位置において、第2分割体5の当接部9の端面93より上方で、且つ、燃料ポンプPと隙間Sとの間に位置している。このように、燃料ポンプPから放射状に進む騒音は、ポンプカバー1及び突条壁3c,5cで二重に遮断されるようになっている。また、突条壁5cの先端が燃料ポンプPと隙間Sとの間に位置しているので、燃料ポンプPから隙間Sに進む騒音は上記突条壁5cで遮断されるようになっている。したがって、上記突条壁3c及び突条壁5cを設けることによって効果的に燃料ポンプPから発生する騒音をポンプカバー1の外方に漏らさないようになっている。
上記吸音部材10は、発泡ウレタン原料を第1分割体3及び第2分割体5の内方に注入した後、発泡させることにより形成した発泡ウレタンからなっていて、これにより、格子状に延びる突条壁3c及び突条壁5cが第1分割体3及び第2分割体5の内方に設けられていても隅々まで発泡ウレタンが行き届いて、吸音部材10が隙間無く第1分割体3及び第2分割体5の内方に埋まるようになっている。
第1分割体3側の吸音部材10のエンジンE長手方向両側及び幅方向両側に位置する端面10aには、断面が略くの字状に凹陥してエンジンE幅方向及び長手方向に延びる凹陥部10cが形成されている。また、第2分割体5側の吸音部材10のエンジンE長手方向両側及び幅方向両側に位置する端面10bには、突条壁5cの突出端を覆うように、断面が略くの字状に突出してエンジンE幅方向及び長手方向に延びる突出部10dが形成されていて、上記上側及び下側の吸音部材10が互いに組み合わさったときに上記凹陥部10cに対応するようになっている。
以上より、本発明の実施形態3によれば、実施形態1と同様の効果が得られるとともに、燃料ポンプPから発生してポンプカバー1まで放射状に進む音を突条壁3c及び突条壁5cが遮音するようになるので、ポンプカバー1より外方に漏れる音をさらに減らすことができる。
尚、上記突条壁3c及び突条壁5cは、エンジンE長手方向及び幅方向に格子状に延びているが、燃料ポンプPから発生する騒音を遮るものであればよく、例えば、エンジンEの長手方向にのみ延びていてもよいし、エンジンEの幅方向にのみ延びていてもよい。また、上記突条壁3c及び突条壁5cをポンプカバー1の内面から所定の間隔をあけて該ポンプカバー1の内面に沿って延びる環状突条壁としてもよい。さらには、突条壁3c及び突条壁5cをポンプカバー1の内面に断続的に配設するような構造であってもよい。
また、ポンプカバー1を燃料ポンプPに取り付けた状態で、突条壁5cの先端が第1分割体3に設けられた突条壁3cの先端と向かい合わせでないように位置しているが、突条壁3cと向かい合わせとなる位置であってもよい。
また、ポンプカバー1を燃料ポンプPに取り付けた状態で、突条壁3c及び突条壁5cの少なくとも一方が、燃料ポンプPと隙間Sとの間を遮る位置まで突出していてもよい。
《発明の実施形態4》
図9乃至図10は、本発明の実施形態4に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態4では、ポンプカバー1内の一部構造が実施形態2と異なっているだけで、その他は実施形態2と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の実施形態4》
図9乃至図10は、本発明の実施形態4に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態4では、ポンプカバー1内の一部構造が実施形態2と異なっているだけで、その他は実施形態2と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
第1分割体3の内面には、第2分割体5側に向かって板状の突条壁3dが突設されていて、該突条壁3dは、上下方向に複数並列に設けられている。該突条壁3dは、第1分割体3側の吸音部材10の内部に位置していて、ポンプカバー1を燃料ポンプPに取り付けた状態で、その突出端が燃料ポンプPの外周に接触しない位置となっている。
第2分割体5の内面には、第1分割体3側に向かって板状の突条壁5dが突設されていて、該突条壁5dは、上記突条壁3dに対応するように、上下方向に複数並列に設けられている。該突条壁5dは、第2分割体5側の吸音部材10の内部に位置していて、ポンプカバー1を燃料ポンプPに取り付けた状態で、その突出端が燃料ポンプPの外周に接触しない位置となっている。
以上より、本発明の実施形態4によれば、実施形態2と同様の効果が得られるとともに、燃料ポンプPから発生してポンプカバー1まで放射状に進む音を突条壁3d及び突条壁5dが遮音するようになるので、ポンプカバー1より外方に漏れる音をさらに減らすことができる。
尚、実施形態3のポンプカバー1では、第1分割体3及び第2分割体5に突条壁3c及び突条壁5cを一体に設け、実施形態4のポンプカバー1では第1分割体3及び第2分割体5に突条壁3d及び突条壁5dを一体に設けたが、上記突条壁3c,3d,5c,5dを別部材として形成してもよく、例えば、吸音性を有する繊維層からなる部材を突条壁として、各々の突条壁の間に吸音部材10を隙間なく埋めることで当該突条壁をポンプカバー1内で固定し、吸音性の高いポンプカバー1となるようにしてもよい。
また、上記突条壁3c,3d,5c,5dにスリットを設けて、突条壁3c,3d,5c,5dがあっても発泡ウレタンをポンプカバー1内でより動き易くすることで吸音部材10が隙間無くポンプカバー1内に埋まるようにしてもよい。
また、ポンプカバー1を燃料ポンプPに取り付けた状態で、突条壁3d及び突条壁5dの少なくとも一方が、燃料ポンプPと隙間Sとの間を遮る位置まで突出していてもよい。
《発明の実施形態5》
図11及び図12は、本発明の実施形態5に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態5では、第2分割体5の一部構造が実施形態1のとは異なっていて、それに伴ってシリンダヘッドカバーCh1のボス部Ch2の上下の長さが長くなっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の実施形態5》
図11及び図12は、本発明の実施形態5に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態5では、第2分割体5の一部構造が実施形態1のとは異なっていて、それに伴ってシリンダヘッドカバーCh1のボス部Ch2の上下の長さが長くなっているだけで、その他は実施形態1と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
第2分割体5の側壁が、実施形態1に比べ上下方向に長くなっている。また、第2分割体5のフランジ51の突出端周縁の位置が燃料ポンプPのポンプ本体P1の外周縁より内側に位置して、ポンプ本体P1とシリンダヘッドカバーCh1の上面との間にフランジ51の突出端側が位置するようになっている。
以上より、本発明の実施形態5によれば、実施形態1と同様の効果が得られるとともに、フランジ51の突出端側がポンプ本体P1とシリンダヘッドカバーCh1の上面との間に位置しているので、ポンプカバー1がポンプ本体P1を覆う面積を実施形態1に比べ広くすることができ、さらに燃料ポンプPから発生する騒音をポンプカバー1から漏れないようにすることができる。
《発明の実施形態6》
図13乃至図15は、本発明の実施形態6に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態6では、第1分割体3の一部が実施形態1のとは異なっていて、その他は実施形態1と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の実施形態6》
図13乃至図15は、本発明の実施形態6に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態6では、第1分割体3の一部が実施形態1のとは異なっていて、その他は実施形態1と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
実施形態6のポンプカバー1は、第1分割体3の下端開口周縁が第2分割体5の上端開口周縁を覆うように取り付ける嵌合構造となっていて、上記第1分割体3の端縁3aにおける各当接部7間には、外方に延出するとともに延出端から下方に延びる断面略L字状のカバー壁部3eが形成されている。第1分割体3と第2分割体5とが組み合わさった状態で、上記カバー壁部3eは第2分割体5と接触しないようになっている。また、カバー壁部3eの下端は、第2分割体5の端縁5aより下側に位置していて、上記カバー壁部3eによって隙間Sが外側から見えないようになっている。
以上より、本発明の実施形態6によれば、実施形態1と同様の効果が得られるとともに、第1分割体3と第2分割体5とを組み合わせた際に形成される隙間Sを外側からカバー壁部3eが覆うようになるので、水等の不要物が上記隙間Sからポンプカバー1内に入り込み難くなり、当該不要物を起因とした燃料ポンプPの故障を回避することができる。
《発明の実施形態7》
図16乃至図18は、本発明の実施形態7に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態7では、第1分割体3の一部構造が実施形態2のとは異なっていて、その他は実施形態2と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の実施形態7》
図16乃至図18は、本発明の実施形態7に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態7では、第1分割体3の一部構造が実施形態2のとは異なっていて、その他は実施形態2と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
実施形態7のポンプカバー1は、第1分割体3の第2分割体側開口周縁が第2分割体5の第1分割体側開口周縁を覆うように取り付ける嵌合構造となっていて、第1分割体3の当接部7間に位置する端縁3aには、外方に延出するとともに延出端から第2分割体5側に延びる断面略L字状のカバー壁部3fが形成されている。第1分割体3と第2分割体5とが組み合わさった状態で、カバー壁部3fは第2分割体5に接触しないようになっている。また、カバー壁部3fの端部は、第2分割体5の端縁5aより第2分割体5側に位置していて、上記カバー壁部3fによって隙間Sが外側から見えないようになっている。
以上より、本発明の実施形態7によれば、実施形態2と同様の効果が得られるとともに、第1分割体3と第2分割体5とを組み合わせた際に形成される隙間Sを外側からカバー壁部3fが覆うようになるので、水等の不要物が上記隙間Sからポンプカバー1内に入り込み難くなり、当該不要物を起因とした燃料ポンプPの故障を回避することができる。
尚、本発明の実施形態6,7において、カバー壁部3e,3fの内面と第2分割体5の開口側周縁との間に形成された隙間Sに吸音部材10を配設するようにして、燃料ポンプPから発生する騒音をさらに隙間Sから漏れないようにしてもよい。
《発明の実施形態8》
図19は、本発明の実施形態8に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態8では、ポンプカバー1をシリンダヘッドカバーCh1に固定しない点が実施形態2と異なっていて、その他は実施形態2と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の実施形態8》
図19は、本発明の実施形態8に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態8では、ポンプカバー1をシリンダヘッドカバーCh1に固定しない点が実施形態2と異なっていて、その他は実施形態2と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
第2分割体5の当接部9には、図示しないが、エンジンE幅方向に軸心が一致するようにインサートナットが埋め込まれていて、第1分割体3の当接部7に形成された貫通孔71は、第1分割体3と第2分割体5とを組み立てる際に、上記インサートナットに対応するようになっている。また、シリンダヘッドカバーCh1には、実施形態2の如き取付板部Ch3が設けられていない。したがって、ボルトBを当接部7の貫通孔71に挿通させるとともに、ボルトBを当接部9のインサートナットにねじ込むことによって、吸音部材10を燃料ポンプPに圧接させてポンプカバー1を燃料ポンプPに取り付けるようになっている。
以上より、本発明の実施形態8によれば、実施形態2の如くポンプカバー1をシリンダヘッドカバーCh1に固定しなくても、エンジンEの振動により発生する騒音と燃料ポンプにより発生する騒音とを効果的に低減して、乗員の乗り心地感を向上させることができる。
《発明の実施形態9》
図20(a)は、本発明の実施形態9に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態9では、第1分割体3と第2分割体5とを組み付ける際の固定方法が実施形態8と異なっていて、その他は実施形態8と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
《発明の実施形態9》
図20(a)は、本発明の実施形態9に係るポンプカバー1の取付構造を示す。この実施形態9では、第1分割体3と第2分割体5とを組み付ける際の固定方法が実施形態8と異なっていて、その他は実施形態8と同じであるため、以下、異なる部分のみを詳細に説明する。
第1分割体3の各当接部7には、図20(b)に示すように、固定片(固定手段)77が一体に設けられていて、該固定部材77は、上記当接部7の上下端各々から第2分割体5側に並んで突設された一対の可撓性係合片75aと、該係合片75aの各々の先端において互いに向かい合う方向に突設された係合爪75bとで構成されている。そして、上記第2分割体5の各当接部9を係合片75aの間に向かって挿入すると、両係合片75aが挿入力によって互いに離れるように撓んだ後復元して、当接部9が係合爪75bに引っ掛かり、第1分割体3に第2分割体5が固定されるようになっている。
以上より、本発明の実施形態9によれば、実施形態8と同様の効果が得られるとともに、燃料ポンプPにポンプカバー1を取り付ける際に、燃料ポンプPを挟んで第1分割体3と第2分割体5とを互いに近づけるだけでよいため、ポンプカバー1の取付作業が極めて簡単容易である。
尚、本発明の実施形態1〜9では、2つの分割体からなるポンプカバー1について説明したが、当該ポンプカバー1は、3つ以上の分割体からなるものであってもよい。
また、本発明の実施形態1〜9では、ポンプカバー1を上下に2分割したものと、エンジンE幅方向に縦割りしたものとで説明したが、ポンプカバー1の分割箇所は上記に記載した位置に限らず、例えば、ポンプカバー1を斜めに分割したようなものであってもよい。さらに、分割箇所は直線形状でなくてもよく、例えば波形状となっていてもよい。
また、本発明の実施形態1〜9では、ポンプカバー1を略碗型形状としたが、燃料ポンプPを覆う形状であればよく、例えば球形状のものであってもよい。
また、実施形態1〜9の第1分割体3及び第2分割体5の各々に設けられた吸音部材10の端面10a,10bは、第1分割体3と第2分割体5とが組み合わさったときに、隙間Sから見える位置となっているが、ポンプカバー1を燃料ポンプPに取り付けたときに吸音部材10が隙間Sを塞ぐようになっていれば、上記端面10a,10bの位置はポンプカバー1内のどの場所にあってもよい。
また、本発明の実施形態1〜9では、ポンプカバー1とシリンダヘッドカバーCh1との間に断熱性のシール材Cを配設しているが、当該シール材Cに変えて高い耐熱性を有する吸音部材を配設するようにして、さらに燃料ポンプPから発生する騒音を吸音できるようにしてもよい。
本発明は、例えば、自動車のエンジンに付設された燃料ポンプに取り付けられる騒音防止用ポンプカバーの取付構造に適している。
1 ポンプカバー
3 第1分割体
3c 突条壁
3d 突条壁
5 第2分割体
5c 突条壁
5d 突条壁
7 当接部
9 当接部
10 吸音部材
77 固定部材
P 燃料ポンプ
E エンジン
B ボルト(固定手段)
S 隙間
3 第1分割体
3c 突条壁
3d 突条壁
5 第2分割体
5c 突条壁
5d 突条壁
7 当接部
9 当接部
10 吸音部材
77 固定部材
P 燃料ポンプ
E エンジン
B ボルト(固定手段)
S 隙間
Claims (3)
- 騒音防止用の樹脂製ポンプカバーをエンジンに付設された燃料ポンプに取り付ける取付構造であって、
上記ポンプカバーは、複数の分割体を備え、該各分割体の分割箇所には、各々が組み合わさった状態で当接する当接部が設けられ、
上記複数の分割体の各々の当接部を当接させて分割体同士を組み合わせた状態で、上記当接部以外の分割箇所に隙間が形成され、
上記ポンプカバーと上記燃料ポンプとの間には、吸音部材が上記隙間を塞ぐように設けられていることを特徴とするポンプカバーの取付構造。 - 請求項1に記載のポンプカバーの取付構造において、
上記ポンプカバーは、上記当接部と上記エンジンとを共に固定手段で固定して燃料ポンプに取り付けられることを特徴とするポンプカバーの取付構造。 - 請求項1又は2に記載のポンプカバー取付構造において、
上記ポンプカバーの内面には、突条壁が突設されていることを特徴とするポンプカバーの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010075791A JP2011208538A (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | ポンプカバーの取付構造 |
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- 2010-03-29 JP JP2010075791A patent/JP2011208538A/ja active Pending
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