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JP2011140819A5 - - Google Patents

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JP2011140819A5
JP2011140819A5 JP2010002452A JP2010002452A JP2011140819A5 JP 2011140819 A5 JP2011140819 A5 JP 2011140819A5 JP 2010002452 A JP2010002452 A JP 2010002452A JP 2010002452 A JP2010002452 A JP 2010002452A JP 2011140819 A5 JP2011140819 A5 JP 2011140819A5
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上記課題を解決するために、本発明は、機器本体の開口部を開閉する蓋が設けられた機器における前記機器本体および前記蓋の一方側に設けられたロック部材を備え、当該ロック部材は前記機器本体および前記蓋の他方側に設けられた被係合部に係合して前記蓋を閉状態にロックする蓋ロック装置であって、駆動源によって回転駆動される回転部材と、前記回転部材における当該回転部材の回転中心からずれた位置に設けられたクランクピンと、前記クランクピンが係合するクランク溝を備え、前記回転部材の回転を前記ロック部材が進退動作を行なうための往復運動に変換するスライダと、を有し、前記ロック部材が前記被係合部に係合しようとする前進は、前記クランク溝が前記クランクピンによって押圧される力のみで行なわれることを特徴とする。
本発明において、前記蓋が開状態にある間、前記ロック部材に形成した被干渉部に対して当該ロック部材の前進方向に位置して前記被干渉部と干渉可能な干渉部を備えたストッパ部材を有していることが好ましい。このように構成すると、蓋が開状態にある間、ストッパ部材は、ロック部材の前進を阻止するので、ロックが完了したものと誤って検出することがない。このような構成を採用した場合でも、本発明では、バネによってスライダやロック部材を付勢していないので、例えば、蓋を閉じた状態で急に蓋を開けても、ロック部材が急に突出するという事態が発生しない。
本発明において、前記被係合部は前記蓋の側に設けられ、前記機器本体の側には、前記蓋が開状態から閉状態に移行する際、前記蓋による押圧を前記ストッパ部材に伝達する伝達部材を備え、前記伝達部材により、前記ストッパ部材の前記干渉部は、前記ロック部材に対する前進阻止位置から退避するようにした構成を採用することができる。
本発明において、前記クランク溝において、前記ロック部材が前記被係合部と係合しているときに前記クランクピンが位置する部分は、前記スライダの進退方向に対して斜めに傾いた傾斜部になっていることが好ましい。このように構成すると、ロック部材を手動で動かす際、クランクピンがクランク溝の傾斜部に沿ってスムーズに移動するので、小さな力でロック部材を手動で動かすことができる。
本発明において、前記クランク溝は、上死点および下死点での前記クランクピンの当接個所を中心に対称形状に構成されていることが好ましい。このように構成すると、クランクピンがいずれの方向に移動してもスライダが直動するので、駆動源の回転方向には制約がない。従って、モータとしてACモータを用いた場合でも、逆転防止機構を設ける必要がない。
本発明において、前記駆動源はモータ部であり、該モータ部によって回転される歯車列を構成する一つの歯車が前記回転部材であり、前記スライダは、前記ロック部材の一部として前記ロック部材と一体に形成されており、前記ロック部材は、前記スライダを介して前記クランクピンにより直接進退動作される構成を採用することができる。
本発明において、前記クランク溝は、前記ロック部材の進退方向と直交する方向に延在形成されており、前記クランク溝に設けた前記傾斜部は、前記クランク溝内に突出するように形成されているとともに、前記傾斜部に対向する前記クランク溝の部分には凹部が形成されている構成を採用することができる。
本発明において、前記クランク溝は、前記クランクピンの移動軌跡に沿って延在する円弧部を備えていることが好ましい。このように構成すると、クランク溝の円弧部内であればクランクピンがいずれの個所に位置する場合でも、ロック部材の位置は同じである。従って、クランクピンの位置制御にずれが発生した場合でも、ロック部材が不用意に前進するなどの異常動作の発生を防止することができる。
また、本発明の別の形態に係る蓋ロック装置は、機器本体の開口部を開閉する蓋が設けられた機器における前記機器本体および前記蓋の一方側に設けられたロック部材を備え、当該ロック部材は前記機器本体および前記蓋の他方側に設けられた被係合部に係合して前記蓋を閉状態にロックする蓋ロック装置であって、駆動源によって回転駆動される回転部材と、前記回転部材における当該回転部材の回転中心からずれた位置に設けられたクランクピンと、前記クランクピンが係合するクランク溝を備え、前記回転部材の回転を前記ロック部材が進退動作を行なうための往復運動に変換するスライダと、を有し、前記ロック部材が前記被係合部に係合しようとする前進は、前記クランク溝が前記クランクピンによって押圧される力で行なわれ、前記ロック部材が前記被係合部と係合しているときに前記クランクピンが位置する前記クランク溝の部分は、前記スライダの進退方向に対して斜めに傾いた傾斜部になっていることを特徴とする。
本発明において、前記駆動源はモータ部であり、該モータ部によって回転される歯車列を構成する一つの歯車が前記回転部材であり、前記スライダは、前記ロック部材の一部として前記ロック部材と一体に形成されており、前記ロック部材は、前記スライダを介して前記クランクピンにより直接進退動作される構成を採用することができる。
本発明において、前記クランク溝は、前記ロック部材の進退方向と直交する方向に延在形成されており、前記クランク溝に設けた前記傾斜部は、前記クランク溝内に突出するように形成されているとともに、前記傾斜部に対向する前記クランク溝の部分には凹部が形成されている構成を採用することができる。
また、ケース10の下面には検出スイッチ60の端子65、66が設けられ、かかる端子65、66は、金属片を折り曲げて形成された可動片63および固定片64の端部からなる。ここで、可動片63の先端に設けられた突起部63aは、スライダ53が位置する側に向いており、スライダ53が前進したときに突起部63aと当接するように突出した当接部53aが形成されている。従って、スライダ53が+Z方向に前進して、ロック部材8が蓋230の被係合部236内に嵌って係合すると、当接部53aは、突起部63aを押圧して可動片63と固定片64とを接触させる。このため、機器本体210の側において、端子65、66がオープン状態であれば、蓋230のロックが行なわれていない状態と認識することができ、端子65、66がショート状態であれば、それを蓋230がロックされた状態と認識することができ、ロック完了信号を発生させることができる。従って、機器本体210では、ロック完了信号に基づいて蓋230のロックを確認し、かかるロック完了信号が発生してからドラムなどの回転を開始する。

Claims (12)

  1. 機器本体の開口部を開閉する蓋が設けられた機器における前記機器本体および前記蓋の一方側に設けられたロック部材を備え、当該ロック部材は前記機器本体および前記蓋の他方側に設けられた被係合部に係合して前記蓋を閉状態にロックする蓋ロック装置であって、
    駆動源によって回転駆動される回転部材と、
    前記回転部材における当該回転部材の回転中心からずれた位置に設けられたクランクピンと、
    前記クランクピンが係合するクランク溝を備え、前記回転部材の回転を前記ロック部材が進退動作を行なうための往復運動に変換するスライダと、
    を有し、
    前記ロック部材が前記被係合部に係合しようとする前進は、前記クランク溝が前記クランクピンによって押圧される力のみで行なわれることを特徴とする蓋ロック装置。
  2. 前記蓋が開状態にある間、前記ロック部材に形成した被干渉部に対して当該ロック部材の前進方向に位置して前記被干渉部と干渉可能な干渉部を備えたストッパ部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の蓋ロック装置。
  3. 前記被係合部は前記蓋の側に設けられ、前記機器本体の側には、前記蓋が開状態から閉状態に移行する際、前記蓋による押圧を前記ストッパ部材に伝達する伝達部材を備え、
    前記伝達部材により、前記ストッパ部材の前記干渉部は、前記ロック部材に対する前進阻止位置から退避するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の蓋ロック装置。
  4. 前記クランク溝において、前記ロック部材が前記被係合部と係合しているときに前記クランクピンが位置する部分は、前記スライダの進退方向に対して斜めに傾いた傾斜部になっていることを特徴とする請求項1に記載の蓋ロック装置。
  5. 前記クランク溝は、上死点および下死点での前記クランクピンの当接個所を中心に対称形状に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の蓋ロック装置。
  6. 前記駆動源はモータ部であり、
    該モータ部によって回転される歯車列を構成する一つの歯車が前記回転部材であり、
    前記スライダは、前記ロック部材の一部として前記ロック部材と一体に形成されており、
    前記ロック部材は、前記スライダを介して前記クランクピンにより直接進退動作されることを特徴とする請求項4に記載の蓋ロック装置。
  7. 前記クランク溝は、前記ロック部材の進退方向と直交する方向に延在形成されており、
    前記クランク溝に設けた前記傾斜部は、前記クランク溝内に突出するように形成されているとともに、前記傾斜部に対向する前記クランク溝の部分には凹部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の蓋ロック装置。
  8. 前記クランク溝は、上死点および下死点での前記クランクピンの当接個所を中心に対称形状に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋ロック装置。
  9. 前記クランク溝は、前記クランクピンの移動軌跡に沿って延在する円弧部を備えていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の蓋ロック装置。
  10. 機器本体の開口部を開閉する蓋が設けられた機器における前記機器本体および前記蓋の一方側に設けられたロック部材を備え、当該ロック部材は前記機器本体および前記蓋の他方側に設けられた被係合部に係合して前記蓋を閉状態にロックする蓋ロック装置であって、
    駆動源によって回転駆動される回転部材と、
    前記回転部材における当該回転部材の回転中心からずれた位置に設けられたクランクピンと、
    前記クランクピンが係合するクランク溝を備え、前記回転部材の回転を前記ロック部材が進退動作を行なうための往復運動に変換するスライダと、
    を有し、
    前記ロック部材が前記被係合部に係合しようとする前進は、前記クランク溝が前記クランクピンによって押圧される力で行なわれ、
    前記ロック部材が前記被係合部と係合しているときに前記クランクピンが位置する前記クランク溝の部分は、前記スライダの進退方向に対して斜めに傾いた傾斜部になっていることを特徴とする蓋ロック装置。
  11. 前記駆動源はモータ部であり、
    該モータ部によって回転される歯車列を構成する一つの歯車が前記回転部材であり、
    前記スライダは、前記ロック部材の一部として前記ロック部材と一体に形成されており、
    前記ロック部材は、前記スライダを介して前記クランクピンにより直接進退動作されることを特徴とする請求項10に記載の蓋ロック装置。
  12. 前記クランク溝は、前記ロック部材の進退方向と直交する方向に延在形成されており、
    前記クランク溝に設けた前記傾斜部は、前記クランク溝内に突出するように形成されているとともに、前記傾斜部に対向する前記クランク溝の部分には凹部が形成されていることを特徴とする請求項11に記載の蓋ロック装置。
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