JP2011020512A - Crawler tension wheel support member - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クローラ緊張輪を回転自在に支持する支持軸と、トラックフレームの角筒状のガイドレール部に摺動自在に内嵌される角筒状の差し込み部を有するテンションフレームとを備えているクローラ緊張輪支持部材に関する。 The present invention includes a support shaft that rotatably supports a crawler tension ring, and a tension frame having a rectangular tube-shaped insertion portion that is slidably fitted into a rectangular tube-shaped guide rail portion of the track frame. The present invention relates to a crawler tension ring support member.
従来のクローラ緊張輪支持部材は、市販の角パイプで構成された角筒状の差し込み部を、市販の角パイプで構成された角筒状のガイドレール部に摺動自在に内嵌できるように備えている(例えば、特許文献1参照。)。
図13(a)に示すように、市販の角パイプPは、角部分48の内側も外側も曲面で形成されており、外側曲面の外側曲率半径r1と内側曲面の内側曲率半径r2は、肉厚tに応じた半径であり、かつ、外側曲率半径r1は内側曲率半径r2よりも大きい。
このため、図13(b)に示すように、市販の角パイプPで構成されたガイドレール部29の内径にできるだけ近い外径の市販の角パイプPで差し込み部33を構成しても、差し込み部33をガイドレール部29に差し込んだ状態で、差し込み部33の外側平面部分47の夫々がガイドレール部29の内側平面部分49に対して接触可能な範囲は、差し込み部33を構成している角パイプPの角部分48における外側曲率半径r1の大きさによって決定される(外側曲率半径r1が大きくなるほど狭くなる。)。
尚、図13(b)においては、ガイドレール部29の内周面寸法と差し込み部33の外周面寸法との差を実際よりも誇張して記載してある。
The conventional crawler tension ring support member can be slidably fitted into a rectangular tube-shaped guide rail portion formed of a commercially available square pipe with a rectangular tube-shaped insertion portion formed of a commercially available square pipe. (For example, refer to Patent Document 1).
As shown in FIG. 13A, the commercially available square pipe P is formed with curved surfaces on both the inside and the outside of the
For this reason, as shown in FIG. 13B, even if the
In FIG. 13B, the difference between the inner peripheral surface dimension of the
支持軸に支持してあるクローラ緊張輪にクローラベルトを介して外力が作用してテンションフレームが捩られると、ガイドレール部を反力受けとして差し込み部に捩りモーメントが発生する。
図13(b)に示すように、差し込み部33に差し込み部中心46周りの捩りモーメントMが発生したときには、差し込み部33における外側平面部分47の幅方向端部近くの位置に反力Fが作用している。
この反力Fの大きさは、捩りモーメントMの大きさを一定とすると、差し込み部中心46からのモーメントレバー長さLが短いほど大きくなって、差し込み部33が損傷を受け易くなる。
従来のクローラ緊張輪支持部材は、市販の角パイプPで差し込み部33を構成してあるので、差し込み部33の損傷を防止できるようにモーメントレバー長さLを長くして差し込み部33に作用する反力Fを小さくするためには、市販の角パイプPのうちから外径が大きい角パイプPを選択して差し込み部33を構成する必要があり、これに伴って、テンションフレームが大型化することがある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、角筒状の差し込み部の損傷を防止できるようにするにあたって、テンションフレームが大型化し難いクローラ緊張輪支持部材を提供することを目的とする。
When an external force acts on the crawler tension ring supported by the support shaft via the crawler belt and the tension frame is twisted, a torsional moment is generated at the insertion portion with the guide rail portion as a reaction force receiver.
As shown in FIG. 13B, when a torsional moment M around the
If the magnitude of the torsional moment M is constant, the reaction force F increases as the moment lever length L from the
Since the conventional crawler tension ring support member comprises the
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a crawler tension ring support member in which a tension frame is difficult to be enlarged in order to prevent damage to a rectangular tube-shaped insertion portion. .
本発明の第1特徴構成は、クローラ緊張輪を支持する支持軸と、トラックフレームの角筒状のガイドレール部に摺動自在に内嵌される角筒状の差し込み部を有するテンションフレームとを備え、前記差し込み部を鋳物で形成して、前記ガイドレール部の内面に沿う外面形状に機械加工してある点にある。 A first characteristic configuration of the present invention includes: a support shaft that supports the crawler tension ring; and a tension frame that has a rectangular tube-like insertion portion that is slidably fitted in a rectangular tube-shaped guide rail portion of the track frame. And the insertion portion is formed of a casting and machined into an outer shape along the inner surface of the guide rail portion.
本構成のクローラ緊張輪支持部材であれば、図12に例示するように、ガイドレール部29を反力受けとして差し込み部33に差し込み部中心46周りの捩りモーメントMが発生したときに、差し込み部中心46からのモーメントレバー長さLを長くして差し込み部33に作用する反力Fを小さくすることができるように、つまり、差し込み部33の外側平面部分47の幅Bが広くなるように、角部分48における外側曲率半径r1が小さな角筒状の差し込み部33を有するテンションフレームを備えさせることができる。
したがって、角筒状の差し込み部の損傷を防止できるようにするにあたって、テンションフレームが大型化し難い。
With the crawler tension ring support member of this configuration, as illustrated in FIG. 12, when the torsional moment M around the
Therefore, it is difficult to increase the size of the tension frame in order to prevent damage to the rectangular tubular insertion portion.
本発明の第2特徴構成は、前記支持軸を前記差し込み部と一体の鋳物で形成して、前記クローラ緊張輪を回転自在に支持可能に機械加工してある点にある。 The second characteristic configuration of the present invention is that the support shaft is formed of a casting integrally formed with the insertion portion, and is machined so that the crawler tension ring can be rotatably supported.
本構成であれば、支持軸と差し込み部とをボルト連結などで互いに一体化することなく製作した支持軸を備えさせることができる。 If it is this structure, the support shaft manufactured without integrating a support shaft and an insertion part mutually by bolt connection etc. can be provided.
本発明の第3特徴構成は、前記テンションフレームは、前記ガイドレール部に対する前記差し込み部の差し込み深さを調節自在なネジ軸を挿通可能な一対のネジ軸挿通孔が形成されたネジ軸挿通部を一端側に有していると共に、前記ネジ軸挿通部に前記支持軸が固定され、前記テンションフレームは、前記差し込み部の中心線が前記支持軸の中心線と交差するように前記差し込み部を有し、かつ、前記差し込み部の中心線と前記支持軸の中心線とを含む仮想平面を挟んで対称の形状に形成され、前記一対のネジ軸挿通孔が前記仮想平面を挟んで対称の位置に形成されている点にある。 According to a third characteristic configuration of the present invention, the tension frame has a screw shaft insertion portion formed with a pair of screw shaft insertion holes into which a screw shaft capable of adjusting an insertion depth of the insertion portion with respect to the guide rail portion is adjustable. At one end, the support shaft is fixed to the screw shaft insertion portion, and the tension frame has the insertion portion so that the center line of the insertion portion intersects the center line of the support shaft. And having a symmetrical shape across a virtual plane including a center line of the insertion portion and a center line of the support shaft, and the pair of screw shaft insertion holes are symmetrical positions across the virtual plane It is in the point formed.
本構成であれば、作業車などにおける車体の左右両側に装備されたクローラベルトの夫々に対してテンション(緊張)を各別に付与できるように、左右のクローラベルト毎に対応して、クローラ緊張輪支持部材と、ガイドレール部に対する差し込み部の差し込み深さを調節自在なネジ軸とを組み付けるにあたって、左右のクローラ緊張輪支持部材を共通化して製造コストを安くすることができる。
つまり、図10,図11に例示するように、テンションフレーム34を、その仮想平面Sを挟む一方の側を上側にして一方のクローラベルトに対応して組み付け、仮想平面Sを挟む他方の側を上側にして他方のクローラベルトに対応して組み付けることにより、共通のクローラ緊張輪支持部材30を左右のクローラベルト毎に対応して対称に組み付けることができる。
また、図10,図11に例示するように、ネジ軸挿通部36に一対のネジ軸挿通孔35が仮想平面Sを挟んで対称の位置に形成されており、そのネジ軸挿通部36に支持軸32が固定されているので、支持軸32とテンションフレーム34との接続強度をネジ軸挿通部36で補強することができる。
With this configuration, a crawler tension ring is provided for each of the left and right crawler belts so that tension can be applied to each of the crawler belts mounted on the left and right sides of the vehicle body in a work vehicle or the like. In assembling the support member and the screw shaft that can adjust the insertion depth of the insertion portion with respect to the guide rail portion, the left and right crawler tension ring support members can be made common to reduce the manufacturing cost.
That is, as illustrated in FIGS. 10 and 11, the
Further, as illustrated in FIGS. 10 and 11, a pair of screw
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による作業車の一例としての稲,麦などの穀粒を収穫するための普通型コンバインを示す側面図である。
コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2に、運転座席が装備された運転部3、フィーダ4aが連結された機体前部の刈取り部4、機体後部の脱穀部5及びグレンタンク5aなどを備えている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view showing a conventional combine harvester for harvesting grains such as rice and wheat as an example of a work vehicle according to the present invention.
The combine includes a
図2,図3はクローラ走行装置1の側面図であり、図4はクローラ走行装置1の平面図である。
クローラ走行装置1は、機体前方側の駆動スプロケット6、機体後方側のクローラ緊張輪7、これらの間に配備された複数の接地転輪8、クローラベルト9を内周側から支持する上部転輪であるキャリアローラ10、クローラベルト9の外れ止め用のガイド9aを備え、ゴム製のクローラベルト9は、駆動スプロケット6とキャリアローラ10とクローラ緊張輪7と接地転輪8とに亘って巻回張設されている。
2 and 3 are side views of the
The
駆動スプロケット6とキャリアローラ10は機体フレーム11の側に支持され、クローラ緊張輪7と接地転輪8はトラックフレーム12に支持されている。
クローラベルト9には、内周面側に突出する左右一対の芯金突起13aを形成してある芯金13が前後方向に一定ピッチで埋設されている。接地転輪8は左右の芯金突起13aを外側左右から跨ぐように装着されており、クローラ緊張輪7及びキャリアローラ10は左右の芯金突起13aの間に係入するように装着されている。
駆動スプロケット6は、クローラベルト9の前後の芯金13の間に形成された駆動孔に咬合されている。
The driving
In the
The
機体フレーム11は、走行機体2の下部の略全幅に亘るデッキ状に構成されており、上述した脱穀部5等が搭載されているデッキフレーム14と、駆動スプロケット6とキャリアローラ10とを支持する機体前後方向に長い固定フレーム15とを備えている。
The
固定フレーム15はデッキフレーム14の下面側に固定してあり、固定フレーム15とトラックフレーム12とに亘って、機体フレーム11に対するトラックフレーム12の姿勢を上下方向に変更可能な姿勢変更機構16を設けてある。
The fixed
姿勢変更機構16は、機体前方側の前部揺動機構16aと機体後方側の後部揺動機構16bとを、固定フレーム15とトラックフレーム12とに亘って設けて構成してある。
前部揺動機構16aと後部揺動機構16bの夫々は、図5,図6にも示すように、固定フレーム15に機体横外方に向けた横向きに支持してある揺動支軸17a,17bと、当該揺動支軸17a,17bに上下揺動自在に支持してある揺動アーム18a,18bと、操作アーム19a,19bとを備え、揺動支軸17a,17bの夫々はクローラベルト9の内周側に入り込んでトラックフレーム12よりも高い位置に配置してある。
The
As shown in FIGS. 5 and 6, the
揺動支軸17a,17bの夫々は、固定フレーム15を貫通する状態で、当該固定フレーム15に軸芯Xa,Xb周りで回転自在に支持され、揺動支軸17a,17bの機体外方側への突出端側に揺動アーム18a,18bが一体に固定され、揺動支軸17a,17bの機体内方側への突出端側に操作アーム19a,19bが一体に固定されている。
揺動アーム18a,18bの夫々は、当該揺動アーム18a,18bの一端側に一体に備えたボス20a,20bに揺動支軸17a,17bを内嵌して、当該揺動支軸17a,17bに一体に固定されている。
Each of the
Each of the
前部揺動機構16aにおける揺動アーム18aの揺動端側は、トラックフレーム12の上面側に一体固定してある連結支持部21にピン21aで上下揺動自在に連結してある。
後部揺動機構16bにおける揺動アーム18bの揺動端側は、トラックフレーム12にピン22aで揺動自在に連結された揺動リンク22に、ピン22bで上下揺動自在に連結してある。
The swinging end side of the swinging
The swing end side of the
前部揺動機構16aと後部揺動機構16bの操作アーム19a,19bどうしを連結ロッド23で連結して四連リンクを構成してあり、後部揺動機構16bの操作アーム19bとデッキフレーム14とを油圧シリンダ24で連結してある。
The
したがって、油圧シリンダ24の収縮作動で各揺動アーム18a,18bを上向きに駆動揺動させると、トラックフレーム12が機体フレーム11の側に近接するように上方へ移動し、図3(a)に示すように機体フレーム11の地上高が低くなる。尚、図3(a)は、機体フレーム11の地上高が最も低い状態を示している。
Therefore, when the
逆に、油圧シリンダ24の伸長作動で各揺動アーム18a,18bを下向きに駆動揺動させると、トラックフレーム12が機体フレーム11の側から離間するように下方へ移動し、図3(b)に示すように機体フレーム11の地上高が高くなる。尚、図3(b)は、機体フレーム11の地上高が最も高い状態を示している。
On the contrary, when the
よって、左右のクローラ走行装置1における姿勢変更機構16の夫々に備えた油圧シリンダ24を独立して操作することで、機体フレーム11の左右における地上高を変更調節して、傾斜地においても機体フレーム11の姿勢を略水平に保持することができる。
Accordingly, by independently operating the
図2,図3に示すように、姿勢変更機構16の作動により、トラックフレーム12の機体フレーム11に対する姿勢を変更するに伴って、後部揺動機構16bにおける揺動支軸17bに、図2,図3(a)に示すように揺動支軸17bを内嵌してあるボス20bを介して接当可能な接当部材27をトラックフレーム12に設けて、機体フレーム11とトラックフレーム12との上下方向の最小間隔(地面に対する機体フレーム11の下限位置)を規制してある。
接当部材27の上端には、ボス20bを安定して支持するための水平面27aが形成されている。なお、 接当部材27の上端に、ボス20bの外周面に沿った側面視で下方にU字状に凹入する湾曲面、又は側面視で下方にV字状に凹入する接当面を形成してもよい。
As shown in FIGS. 2 and 3, as the posture of the
A
後部揺動機構16bの揺動支軸17bに、揺動アーム18bよりも機体横外方側に延設する延設部分25を連結して、その延設部分25にキャリアローラ10を回転自在に支持してある。
An
後部揺動機構16bの揺動支軸17bは、図6に示すように、揺動支軸17bとは別の支軸部材25を揺動支軸17bの先端穴部に内嵌した状態でピンで連結して、機体横外方側に延設してある。
キャリアローラ10は、ベアリング26を介して、支軸部材(延設部分)25に遊転自在に支持してある。
As shown in FIG. 6, the
The
クローラ緊張輪7の支持構造を説明する。
図1〜図4に示すように、クローラ緊張輪7は、トラックフレーム12の機体前後方向の後端側に装備したクローラ緊張装置28に装着してある。
The support structure of the
As shown in FIGS. 1 to 4, the
トラックフレーム12は、各接地転輪8を支持する下部トラックフレーム12aと、下部トラックフレーム12aの上側に連結された上部トラックフレーム12bとを有する。
上部トラックフレーム12bは、市販の鋼製で断面四角形状の角パイプで構成してある。
The
The
クローラ緊張装置28は、図7〜図9に示すように、上部トラックフレーム12bのうちの機体前後方向後端部分で構成されている角筒状のガイドレール部29と、クローラ緊張輪7と、ガイドレール部29に支持されるクローラ緊張輪支持部材30と、クローラ緊張輪7によってクローラベルト9に付与する張力を調節するための調節ネジ軸31とを有する。
As shown in FIGS. 7 to 9, the
クローラ緊張輪支持部材30は、図10,図11にも示すように、クローラ緊張輪7を回転自在に支持する支持軸32と、ガイドレール部29に摺動自在に内嵌される断面四角形状の角筒状の差し込み部33を有するテンションフレーム34とを備えている。
As shown in FIGS. 10 and 11, the crawler tension
テンションフレーム34は、調節ネジ軸31を挿通可能な一対のネジ軸挿通孔35が形成されたネジ軸挿通部36を一端側に有していると共に、そのネジ軸挿通部36に支持軸32が一体に鋳造されている。
The
調節ネジ軸31は、ガイドレール部29に対するテンションフレーム34の差し込み部33の差し込み深さを調節することにより、クローラ緊張輪7の支持位置を機体前後方向に変更してクローラベルト9に付与する張力を調節するものである。
The
調節ネジ軸31の一端側は上部トラックフレーム12bに設けたネジ支持体37に回り止め状態で支持され、他端側はネジ軸挿通部36の一方のネジ軸挿通孔35に装着した雌ネジ部材38にねじ込まれている。
雌ネジ部材38はネジ軸挿通部36にビス止めしてある。
One end side of the
The
ネジ支持体37は、調節ネジ軸31の前端部に備えた六角軸形の操作部39を回転操作自在に挿通してある当該ネジ支持体37のボス部に形成されたネジ軸孔40と、調節ネジ軸31に一体に設けてあるフランジ41に当接するストッパー面42とを備え、クローラベルト9に張力を付与するに伴う調節ネジ軸31からの反力を受け止め支持している。
The
ネジ軸孔40に挿通した操作部39には、四角形の板状回り止め体43に形成した回り止め孔44に挿通してある。
回り止め孔44は操作部39が係合する六角形に形成してあり、回り止め体43の側辺部分のネジ支持体37に対する当接により、調節ネジ軸31を回り止めしてある。
また、回り止め体43の抜け止め用の抜け止めピン45を操作部39に脱着自在に差し込んである。
The
The
Further, a retaining
したがって、回り止め体43を操作部39から抜き取って、操作部39を回転操作することにより、雌ネジ部材38が調節ネジ軸31に対して移動するので、クローラ緊張輪7の支持位置を機体前後方向に変更して、クローラベルト9に付与する張力を調節することができる。
Therefore, the
クローラ緊張輪支持部材30は、その全体がダクタイル鋳鉄などの鋳物で一体に形成してあり、角パイプ状(中空状)の差し込み部33はガイドレール部29の内面に沿う外面形状に機械加工してあるとともに、支持軸32はクローラ緊張輪7を支持可能に断面円形状に機械加工してある。差し込み部33の支持軸32の側の端部に、その内側を塞ぐ蓋部が鋳物で一体形成されており、差し込み部33の支持軸32の側とは反対側の端部は開放されている。
The entire crawler tension
したがって、図12に示すように、ガイドレール部29を反力受けとして差し込み部33に差し込み部中心46周りの捩りモーメントMが発生したときに、差し込み部中心46からのモーメントレバー長さLを長くして差し込み部33に作用する反力Fを小さくすることができるように、つまり、差し込み部33の外側平面部分47の幅Bが広くなるように、角部分48における外側曲率半径r1が所望の曲率半径に形成された角筒状の差し込み部33を有するテンションフレーム34を備えさせることができる。
尚、図12においては、ガイドレール部29の内周面寸法と差し込み部33の外周面寸法との差を実際よりも誇張して記載してある。
Accordingly, as shown in FIG. 12, when the torsional moment M around the
In FIG. 12, the difference between the inner peripheral surface dimension of the
テンションフレーム34は、図10,図11に示すように、差し込み部33の中心線Y33が支持軸32の中心線Y32と交差するように差し込み部33を有し、かつ、差し込み部33の中心線Y33と支持軸32の中心線Y32とを含む仮想平面Sを挟んで対称の形状に形成され、一対のネジ軸挿通孔35が仮想平面Sを挟んで左右対称の位置に形成されている。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
したがって、テンションフレーム34を、その仮想平面Sを挟む一方の側を上側にして一方のクローラベルト9に対応して組み付け、仮想平面Sを挟む他方の側を上側にして他方のクローラベルト9に対応して組み付けることにより、共通のクローラ緊張輪支持部材30を左右のクローラベルト9毎に対応して左右対称に組み付けることができる。
Therefore, the
すなわち、図7〜図10では、機体左側のクローラ緊張装置28に装着したクローラ緊張輪支持部材30を示したが、調節ネジ軸31をネジ軸挿通部36の他方のネジ軸挿通孔35に挿通して組み付けることで、機体右側のクローラ緊張装置28に装着するクローラ緊張輪支持部材30として使用することができる。
That is, in FIGS. 7 to 10, the crawler tension
〔その他の実施形態〕
1.本発明によるクローラ緊張輪支持部材は、左右クローラ走行装置毎に各別に製作されたものであってもよい。つまり、単一のネジ軸挿通孔を備えたものであってもよい。
2.本発明によるクローラ緊張輪支持部材は、差し込み部のみを鋳物で形成して、ガイドレール部の内面に沿う外面形状に機械加工してあってもよい。
[Other Embodiments]
1. The crawler tension ring support member according to the present invention may be manufactured separately for each of the left and right crawler traveling devices. That is, a single screw shaft insertion hole may be provided.
2. The crawler tension ring support member according to the present invention may be machined into an outer surface shape along the inner surface of the guide rail portion by forming only the insertion portion from a casting.
本発明は、コンバインやトラクタなどの農作業車やバックホーなどの建設作業車のクローラ走行装置において好適に実施することができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be suitably implemented in a crawler traveling device for an agricultural work vehicle such as a combine or tractor or a construction work vehicle such as a backhoe.
7 クローラ緊張輪
12 トラックフレーム
29 ガイドレール部
31 ネジ軸
32 支持軸
33 差し込み部
34 テンションフレーム
35 ネジ軸挿通孔
36 ネジ軸挿通部
S 仮想平面
Y33 差し込み部の中心線
Y32 支持軸の中心線
7
Claims (3)
前記差し込み部を鋳物で形成して、前記ガイドレール部の内面に沿う外面形状に機械加工してあるクローラ緊張輪支持部材。 A support shaft that rotatably supports the crawler tension ring, and a tension frame having a rectangular tube-like insertion portion that is slidably fitted in a rectangular tube-shaped guide rail portion of the track frame,
A crawler tension ring support member formed by casting the insertion portion and machined into an outer surface shape along an inner surface of the guide rail portion.
前記テンションフレームは、前記差し込み部の中心線が前記支持軸の中心線と交差するように前記差し込み部を有し、かつ、前記差し込み部の中心線と前記支持軸の中心線とを含む仮想平面を挟んで対称の形状に形成され、
前記一対のネジ軸挿通孔が前記仮想平面を挟んで対称の位置に形成されている請求項1又は2記載のクローラ緊張輪支持部材。 The tension frame has at one end a screw shaft insertion portion formed with a pair of screw shaft insertion holes through which a screw shaft capable of adjusting the insertion depth of the insertion portion with respect to the guide rail portion is adjustable. The support shaft is fixed to the screw shaft insertion portion,
The tension frame includes the insertion portion such that a center line of the insertion portion intersects a center line of the support shaft, and includes a virtual plane including the center line of the insertion portion and the center line of the support shaft. Is formed in a symmetrical shape across the
The crawler tension ring support member according to claim 1, wherein the pair of screw shaft insertion holes are formed at symmetrical positions across the virtual plane.
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