JP2010092772A - 有機el表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャビティー効果を強めることができ、かつ、外光反射率の上昇を抑制することができる有機EL表示装置を提供する。
【解決手段】有機EL表示装置は、基板と、それぞれ画素電極PE、反射膜RE、対向電極CE、並びに有機層を含み、基板上に配置された複数の有機EL素子OLEDと、を備えている。対向電極CEは、有機層上に位置し、Ag若しくはAgを主成分とするMgAg合金で形成された第1導電膜CE1と、第1導電膜に対して有機層の反対側に位置し、Mgを主成分とするMgAg合金で形成された第2導電膜CE2と、を有している。
【選択図】 図3
【解決手段】有機EL表示装置は、基板と、それぞれ画素電極PE、反射膜RE、対向電極CE、並びに有機層を含み、基板上に配置された複数の有機EL素子OLEDと、を備えている。対向電極CEは、有機層上に位置し、Ag若しくはAgを主成分とするMgAg合金で形成された第1導電膜CE1と、第1導電膜に対して有機層の反対側に位置し、Mgを主成分とするMgAg合金で形成された第2導電膜CE2と、を有している。
【選択図】 図3
Description
この発明は、有機EL表示装置に関する。
近年、表示装置として、有機EL表示装置及び液晶表示装置等が用いられている。有機EL表示装置は液晶表示装置に用いられるバックライトが不要であるため、製品の薄型化、軽量化、低消費電力化、低コスト化、及び水銀レス化が可能である。有機EL表示装置は自発光型の表示装置であることから、高視野角及び高速応答といった特徴を有している。上記したことから、有機EL表示装置は、ノートPC(パーソナルコンピュータ)、モニタ、及びビューワ等の静止画向け製品だけでなく、TV(テレビジョン)受像機等の動画向け製品としても注目されている。
有機EL表示装置は、アレイ基板を備えている。アレイ基板は、ガラス基板と、このガラス基板上にマトリクス状に配置された複数の有機EL素子とを有している。各有機EL素子は、1つの副画素を形成している。各有機EL素子は、陽極と、陽極に対向した陰極と、これら陽極及び陰極間に挟持された発光層(EL層)とを有している。発光層は、発光機能を有する有機化合物を含み、赤色、緑色、及び青色の何れかの発光色に発光可能である。
上記有機EL表示装置は、例えば発光層で発光した光を、発光層の第1端部(下端)及び第2端部(上端)との間で共振させる共振器構造を有している(例えば、特許文献1参照)。光は第2端部側から取り出される。第2端部側から入射される共振波長における外光の反射率を20%以下にしている。
特開2007−157732号公報
また、陰極の膜厚化を図り、キャビティー効果を強める技術も検討されている。しかしながらこの場合、陰極自体での外光反射率が高くなってしまう。このため、上記有機EL表示装置において、キャビティー効果を強めることと、外光反射率の更なる低下との両立が望まれている。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、キャビティー効果を強めることができ、かつ、外光反射率の上昇を抑制することができる有機EL表示装置を提供することにある。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、キャビティー効果を強めることができ、かつ、外光反射率の上昇を抑制することができる有機EL表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の態様に係る有機EL表示装置は、
基板と、
それぞれ画素電極、前記基板及び画素電極間に位置し光を反射する反射膜、前記画素電極に対して光出射面側に位置し前記画素電極に対向した半透明の対向電極、並びに前記画素電極及び対向電極間に挟持されているとともに発光体となる有機層を含み、前記基板上に配置された複数の有機EL素子と、を備え、
前記対向電極は、
前記有機層上に位置し、Ag若しくはAgを主成分とするMgAg合金で形成された第1導電膜と、
前記第1導電膜に対して前記有機層の反対側に位置し、Mgを主成分とするMgAg合金で形成された第2導電膜と、を有している。
基板と、
それぞれ画素電極、前記基板及び画素電極間に位置し光を反射する反射膜、前記画素電極に対して光出射面側に位置し前記画素電極に対向した半透明の対向電極、並びに前記画素電極及び対向電極間に挟持されているとともに発光体となる有機層を含み、前記基板上に配置された複数の有機EL素子と、を備え、
前記対向電極は、
前記有機層上に位置し、Ag若しくはAgを主成分とするMgAg合金で形成された第1導電膜と、
前記第1導電膜に対して前記有機層の反対側に位置し、Mgを主成分とするMgAg合金で形成された第2導電膜と、を有している。
この発明によれば、キャビティー効果を強めることができ、かつ、外光反射率の上昇を抑制することができる有機EL表示装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態に係る有機EL表示装置について詳細に説明する。なお、図2では、表示装置を、その表示面,すなわち前面又は光出射面,が上方を向き、背面が下方を向くように描いている。有機EL表示装置は、アクティブマトリクス型駆動方式を採用した上面発光型の有機EL表示装置である。
図1に示すように、有機EL表示装置は、有機ELパネルDPと、映像信号線ドライバXDRと、走査信号線ドライバYDRとを含んでいる。有機ELパネルDPは、マトリクス状に設けられた複数の画素PXを有している。各画素PXは、互いに隣合って配置された赤色を発光する有機EL素子OLEDを含んだ赤副画素PXR、緑色を発光する有機EL素子OLEDを含んだ緑副画素PXG及び青色を発光する有機EL素子OLEDを含んだ青副画素PXBを有している。
図1及び図2に示すように、有機ELパネルDPは、ガラス基板などの絶縁性の基板SUBを含んでいる。基板SUB上には、アンダーコート層UCが形成されている。アンダーコート層UCは、例えば、基板SUB上にSiNX層とSiOX層とをこの順に積層してなる。
アンダーコート層UC上では、チャネル層SCが配列している。各チャネル層SCは、例えば、p型領域とn型領域とを含んだポリシリコン層である。チャネル層SCは、ゲート絶縁膜GIで被覆されている。ゲート絶縁膜GIは、例えばTEOS(tetraethyl orthosilicate)などを用いて形成することができる。
ゲート絶縁膜GI上には、走査信号線SL及びゲート電極G等が形成されている。走査信号線SLは、各々が後述する画素PXの行方向(第1方向X)に延びており、画素PXの列方向(第2方向Y)に配列している。走査信号線SLは、例えばMoWなどからなる。ゲート電極Gは、チャネル層SCと交差しており、これら交差部は駆動トランジスタDRを構成している。なお、この例では、駆動トランジスタDRは、トップゲート型のTFT(薄膜トランジスタ)である。
ゲート絶縁膜GI、走査信号線SL及びゲート電極Gは、層間絶縁膜IIで被覆されている。層間絶縁膜IIは、例えばプラズマCVD法などにより成膜されたSiOXなどからなる。
層間絶縁膜II上には、映像信号線VLが形成されている。映像信号線VLは、各々が第2方向Yに延びており、第1方向Xに配列している。走査信号線SL及び映像信号線VLは、赤副画素PXR、緑副画素PXG及び青副画素PXBに接続されている。
層間絶縁膜II上には、ソース電極SE及びドレイン電極DEがさらに形成されている。ソース電極SE及びドレイン電極DEは、層間絶縁膜II及びゲート絶縁膜GIに設けられたコンタクトホールを介してチャネル層SCのソース領域及びドレイン領域にそれぞれ接続されている。ソース電極SE及びドレイン電極DEは、画素PXが含む素子間の接続に利用されている。
映像信号線VLとソース電極SEとドレイン電極DEとは、図2に示すパッシベーション膜PSで被覆されている。パッシベーション膜PSは、例えばSiNXなどからなる。パッシベーション膜PS上では、電極層Lが配列している。各電極層Lは、パッシベーション膜PSに設けたコンタクトホールを介して、駆動トランジスタDRのドレイン電極DEに接続されている。
電極層Lは、この例では、ITO(インジウム・スズ・オキサイド)の導電膜と、Ag(銀)の導電膜と、ITOの導電膜とを積層して形成され、3層構造(ITO/Ag/ITO)を採っている。
電極層Lの中間に位置したAg導電膜は、光を反射する光反射性の反射膜REである。電極層Lの上層のITOの導電膜は、画素電極PEである。ここでは、画素電極PEは、陽極である。
パッシベーション膜PS上には、さらに、隔壁絶縁層PIが形成されている。隔壁絶縁層PIには、画素電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられているか、或いは、画素電極PEが形成する列又は行に対応した位置にスリットが設けられている。ここでは、一例として、隔壁絶縁層PIは、画素電極PEに対応した位置に貫通孔を有している。隔壁絶縁層PIは、例えば、有機絶縁層である。隔壁絶縁層PIは、例えば、フォトリソグラフィ技術を用いて形成されている。
図2及び図3に示すように、画素電極PE上には、活性層として、発光層を含んだ有機物層ORGが形成されている。発光層は、例えば、発光色が赤色、緑色、又は青色のルミネセンス性有機化合物を含んだ薄膜である。この有機物層ORGは、発光層に加え、ホール注入層、ホール輸送層、電子輸送層、電子注入層などもさらに含むことができる。
図1乃至図3に示すように、隔壁絶縁層PI及び有機物層ORGは、対向電極CEで被覆されている。この例では、対向電極CEは、画素PX間で互いに接続された電極,すなわち共通電極である。また、この例では、対向電極CEは、陰極であり且つ光透過性の全面電極である。
各々の有機EL素子OLEDは、反射膜REと、画素電極PEと、有機物層ORGと、対向電極CEとを含んでいる。各副画素PXR、PXG、PXBは、駆動トランジスタDR及び有機EL素子OLED等を含んでいる。
複数の有機EL素子OLED上には、保護膜20が設けられている。より詳しくは、保護膜20は、対向電極CE上に成膜されている。保護膜20は、有機EL素子OLEDへの水や酸素の進入を抑制し、有機EL素子OLEDの特性の劣化を抑制するものである。
保護膜20上に、カラーフィルタCFが設けられている。カラーフィルタCFは、赤色の着色層、緑色の着色層及び青色の着色層を有している。赤色の着色層は赤副画素PXRに重なっている。緑色の着色層は緑副画素PXGに重なっている。青色の着色層は青副画素PXBに重なっている。
映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、この例では、基板SUB上にCOG(chip on glass)実装されている。映像信号線ドライバXDRには、映像信号線VLが接続されている。走査信号線ドライバYDRには、走査信号線SLが接続されている。
次に、上記対向電極CEについて詳述する。
図2及び図3に示すように、対向電極CEは、画素電極PEに対して光出射面側に位置している。対向電極CEは、2層構造の導電層である。対向電極CEは、第1導電膜CE1と、第2導電膜CE2とを有している。第1導電膜CE1は、有機物層ORG上に位置し、Ag若しくはAgを主成分とするMgAg合金(Mg:マグネシウム)で形成されている。第2導電膜CE2は、第1導電膜CE1に対して有機物層ORGの反対側に位置し、Mgを主成分とするMgAg合金で形成されている。
図2及び図3に示すように、対向電極CEは、画素電極PEに対して光出射面側に位置している。対向電極CEは、2層構造の導電層である。対向電極CEは、第1導電膜CE1と、第2導電膜CE2とを有している。第1導電膜CE1は、有機物層ORG上に位置し、Ag若しくはAgを主成分とするMgAg合金(Mg:マグネシウム)で形成されている。第2導電膜CE2は、第1導電膜CE1に対して有機物層ORGの反対側に位置し、Mgを主成分とするMgAg合金で形成されている。
この実施の形態において、第1導電膜CE1は、MgとAgとの比率が5対95のMgAg合金で形成されている。また、第2導電膜CE2は、MgとAgとの比率が90対10のMgAg合金で形成されている。
なお、第2導電膜CE2の厚膜化を図ることで、対向電極CEの厚膜化を図ることができる。
なお、第2導電膜CE2の厚膜化を図ることで、対向電極CEの厚膜化を図ることができる。
ここで、本願発明者等は、上記有機EL表示装置及び比較例の有機EL表示装置の外光反射率について調査した。ここで、比較例の有機EL表示装置では、対向電極CEは、1層構造であり、MgAg合金で形成されている。なお、両有機EL表示装置の対向電極CEの膜厚は同一である。
外光反射率を調査した結果、ピーク波長の反射率に差はほとんど見られなかった。しかしながら、ピーク周辺波長の反射率は、上記有機EL表示装置の方が比較例の有機EL表示装置より低くなることが分かった。
以上のように構成された有機EL表示装置によれば、有機EL表示装置は、反射膜RE、画素電極PE、有機物層ORG及び対向電極CEを含んだ有機EL素子OLEDを備えている。対向電極CEは、有機物層ORG上に位置しAg若しくはAgを主成分とするMgAg合金で形成された第1導電膜CE1と、第1導電膜に対して有機物層ORGの反対側に位置しMgを主成分とするMgAg合金で形成された第2導電膜CE2とを有している。
対向電極CEは、Ag比率の高い第1導電膜CE1を有しているため、発光色近辺でのキャビティー効果を強めることができる。また、対向電極CEは、光出射面側にMg比率の高い第2導電膜CE2を有しているため、第2導電膜CE2(対向電極CE)を厚膜化した場合の可視光全域での反射率の絶対値の上昇を抑制することができる。
言うまでもないが、上記有機EL表示装置は、カラーフィルタCFを備えているため、副画素PXR、PXG、PXBの発光色以外の波長での光反射率は大きく低下するものである。
上記したことから、キャビティー効果を強めることができ、かつ、反射率の上昇を抑制することができる有機EL表示装置を得ることができる。
言うまでもないが、上記有機EL表示装置は、カラーフィルタCFを備えているため、副画素PXR、PXG、PXBの発光色以外の波長での光反射率は大きく低下するものである。
上記したことから、キャビティー効果を強めることができ、かつ、反射率の上昇を抑制することができる有機EL表示装置を得ることができる。
次に、上記比較例の有機EL表示装置において、反射率が上昇してしまう理由について詳しく説明する。
カラーフィルタを併用する場合、副画素PXR、PXG、PXBの発光色以外の波長での反射率は大きく低下するものの、発光色近辺での反射率はそれほど低下しない。このため、比較例において、対向電極を厚膜化し、キャビティー効果を強めることで、発光色近辺での反射率を低減させている。
カラーフィルタを併用する場合、副画素PXR、PXG、PXBの発光色以外の波長での反射率は大きく低下するものの、発光色近辺での反射率はそれほど低下しない。このため、比較例において、対向電極を厚膜化し、キャビティー効果を強めることで、発光色近辺での反射率を低減させている。
しかしながら、発光色近辺でのキャビティー効果を強くできるものの、可視光全域の反射率絶対値が上昇してしまい、結果、外光反射率が悪化することになる。すなわち、対向電極の厚膜化により、対向電極自体での反射率が高くなってしまうためである。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記有機EL表示装置は、カラーフィルタCFを備えているが、これに限定されるものではなく、カラーフィルタ無しに形成されていても良い。
例えば、上記有機EL表示装置は、カラーフィルタCFを備えているが、これに限定されるものではなく、カラーフィルタ無しに形成されていても良い。
DP…有機ELパネル、SUB…基板、PX…画素、PXR…赤副画素、PXG…緑副画素、PXB…青副画素、DR…駆動トランジスタ、OLED…EL素子、RE…反射膜、PE…画素電極、ORG…有機物層、CE…対向電極、CE1…第1導電膜、CE2…第2導電膜、CF…カラーフィルタ。
Claims (5)
- 基板と、
それぞれ画素電極、前記基板及び画素電極間に位置し光を反射する反射膜、前記画素電極に対して光出射面側に位置し前記画素電極に対向した半透明の対向電極、並びに前記画素電極及び対向電極間に挟持されているとともに発光体となる有機層を含み、前記基板上に配置された複数の有機EL素子と、を備え、
前記対向電極は、
前記有機層上に位置し、Ag若しくはAgを主成分とするMgAg合金で形成された第1導電膜と、
前記第1導電膜に対して前記有機層の反対側に位置し、Mgを主成分とするMgAg合金で形成された第2導電膜と、を有している有機EL表示装置。 - 前記複数の有機EL素子に対して前記基板の反対側に位置したカラーフィルタをさらに備えている請求項1に記載の有機EL表示装置。
- 前記第1導電膜は、MgとAgとの比率が5対95のMgAg合金で形成されている請求項1に記載の有機EL表示装置。
- 前記第2導電膜は、MgとAgとの比率が90対10のMgAg合金で形成されている請求項1に記載の有機EL表示装置。
- 前記対向電極は、前記画素電極に対して前記基板の反対側に位置している請求項1に記載の有機EL表示装置。
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