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JP2010080523A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP2010080523A
JP2010080523A JP2008244576A JP2008244576A JP2010080523A JP 2010080523 A JP2010080523 A JP 2010080523A JP 2008244576 A JP2008244576 A JP 2008244576A JP 2008244576 A JP2008244576 A JP 2008244576A JP 2010080523 A JP2010080523 A JP 2010080523A
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interlayer insulating
hydrogen barrier
ferroelectric
gap
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村 芳 典 玖
Hiroyuki Kanetani
谷 宏 行 金
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Abstract

【課題】強誘電体キャパシタへのストレスを抑制し、強誘電体キャパシタの分極特性の劣化を抑制することができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、半導体基板10と、半導体基板の上方に設けられ、上部電極UE、強誘電体膜FEおよび下部電極LEを含む強誘電体キャパシタFCと、強誘電体キャパシタの周辺を取り囲むように設けられた上部層間絶縁膜ILD3,ILD4とを備え、強誘電体キャパシタと上部層間絶縁膜との間に間隙50が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体記憶装置に関する。
不揮発性半導体メモリの一つとして、強誘電体メモリ(Ferro-electric random access memory)が注目されている。強誘電体キャパシタの分極特性は、水素の還元作用により劣化するので、強誘電体キャパシタを水素から保護するために水素バリア膜が頻繁に用いられる。
強誘電体キャパシタの分極特性は、強誘電体キャパシタに接触する材料からのストレスにより劣化する。例えば、ストレスは、強誘電体キャパシタ自身の材料(PZT、Ir、IrO)、層間膜(TEOS)、水素バリア膜(Al、SiN)、金属配線(Ti、TiN、Al、W)等の様々な材料に起因する。強誘電体キャパシタの微細化により、ストレスによる強誘電体キャパシタの分極特性の劣化は益々深刻となっている。
特開2004−72001号公報
強誘電体キャパシタへのストレスを抑制し、強誘電体キャパシタの分極特性の劣化を抑制することができる半導体記憶装置を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上方に設けられ、上部電極、強誘電体膜および下部電極を含む強誘電体キャパシタと、前記強誘電体キャパシタの周辺を取り囲むように設けられた上部層間絶縁膜とを備え、前記強誘電体キャパシタと前記上部層間絶縁膜との間に間隙が設けられていることを特徴とする。
本発明による半導体記憶装置は、強誘電体キャパシタへのストレスを抑制し、強誘電体キャパシタの分極特性の劣化を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る実施形態に従った強誘電体メモリの構成を示す回路図である。本実施形態による強誘電体メモリは、チェーン型FeRAMである。チェーン型FeRAMは、セルトランジスタCTのソース−ドレイン間に強誘電体キャパシタFCの両端をそれぞれ接続し、これをユニットセル(メモリセルMC)とし、このユニットセル(メモリセルMC)を複数直列に接続した強誘電体メモリである。
本実施形態による強誘電体メモリは、ロウ方向へ延伸する複数のワード線WLi(iは整数)と、ロウ方向に対して直交するカラム方向へ延伸する複数のビット線BL、bBLと、ロウ方向へ延伸する複数のプレート線PLと、ブロック選択部BSPとを備える。
1つのメモリセルMCは、バイナリデータあるいはマルチビットデータを強誘電体キャパシタに記憶する。メモリセルMCは、ワード線WLiとビット線BL、bBLとの交点に対応して設けられている。各ワード線WLiは、ロウ方向に配列するセルトランジスタCTのゲートに接続されている。各ビット線BL、bBLは、カラム方向に配列するセルトランジスタCTのソースまたはドレインに接続されている。
強誘電体メモリは、互いに並列に接続された強誘電体キャパシタFCおよびセルトランジスタTCを含むメモリセルMCが複数個直列に接続されて構成されたセルブロックCBを複数備えている。セルブロックCBの一端は、ブロック選択部BSPの一端に接続されている。セルブロックCBの他端はプレート線PLに接続されている。ブロック選択部BSPの他端は、それぞれビット線BLまたはbBLに接続されている。即ち、ビット線BL、bBLは、それぞれブロック選択部BSPを介してセルブロックCBに接続されている。
ブロック選択部BSPは、エンハンスメント型トランジスタTSEとデプレーション型トランジスタTSDとを含む。エンハンスメント型トランジスタTSEおよびデプレーション型トランジスタTSDは、ブロック選択線BS0またはBS1によって制御される。これにより、ブロック選択部BSPは、ビット線対BLまたはbBLの一方を選択的にビット線BLまたはbBLに接続することができる。
センスアンプSAがビット線対BL、bBLに接続されている。センスアンプSAは、データ読出し時に、ビット線対BL、bBLに伝播するメモリセルからのデータを検出する。また、センスアンプSAは、データ書込み時にビット線対BL、bBLに電圧を印加し、メモリセルMCにデータを書き込むことができる。尚、本実施形態は、1T1Cモードまたは2T2Cモードのいずれで動作してもよい。
図2は、第1の実施形態に従った強誘電体キャパシタの構成を示す断面図である。図1では、強誘電体キャパシタの部分のみを示し、セルトランジスタについては省略されている。
本実施形態による強誘電体メモリは、シリコン基板10上に形成されている。セルトランジスタ(図1では不図示)がシリコン基板10上に設けられている。下部層間絶縁膜ILD1がセルトランジスタを被覆するようにシリコン基板10上に設けられている。水素バリア膜20、30が下部層間絶縁膜ILD1上に設けられている。中部層間絶縁膜ILD2が水素バリア膜20と強誘電体キャパシタFCとの間に設けられている。第1のコンタクトプラグPLG1は、中部層間絶縁膜ILD2、水素バリア膜20および下部層間絶縁膜ILD1を貫通してシリコン基板10に達するように設けられている。
強誘電体キャパシタFCは、第1のコンタクトプラグPLG1および中部層間絶縁膜ILD2上に設けられている。このように、第1のコンタクトプラグPLG1上に強誘電体キャパシタFCが設けられ、第1のコンタクトプラグPLG1が下部電極LEとセルトランジスタとの間を接続している。この構造は、COP(Capacitor On Plug )構造と呼ばれる。
強誘電体キャパシタFCは、下部電極LE、強誘電体膜FEおよび上部電極UEを含む。水素バリア膜30が、水素バリア膜20上および強誘電体キャパシタFCの側面に形成されている。上部層間絶縁膜ILD3、ILD4が、水素バリア膜30上において強誘電体キャパシタFCの周辺を取り囲むように設けられている。間隙50が、強誘電体キャパシタFCの側面と上部層間絶縁膜ILD3、ILD4との間に設けられている。本実施形態では、間隙50は、水素バリア膜30と上部層間絶縁膜ILD3、ILD4との間にある。
強誘電体キャパシタFCの上部電極UE上にも水素バリア膜30が設けられている。水素バリア膜30の一部が開口しており、第2のコンタクトプラグPLG2が、その開口に充填されている。これにより、第2のコンタクトプラグPLG2が上部電極UEに接続されている。第2のコンタクトプラグPLG2は、間隙50の開口部を塞いでいる。さらに、第3のコンタクトプラグPLG3が第2のコンタクトプラグPLG2上に設けられている。
ローカル配線LICが上部層間絶縁膜ILD4、第3のコンタクトプラグPLG3上に形成されている。ローカル配線LICは、第2および第3のコンタクトプラグPLG2、PLG3を介して上部電極UEに電気的に接続されている。さらに、ローカル配線LICは、ビット線方向に隣接する2つの強誘電体キャパシタの上部電極UEをセルトランジスタのソースまたはドレインの一方に電気的に接続する役目を果たす。
第1のコンタクトプラグPLG1は、下部電極LEをセルトランジスタのソースまたはドレインの他方に電気的に接続する。これにより、チェーン型FeRAMを構成することができる。
従来の強誘電体キャパシタの周囲には、間隙は設けられていなかった。本実施形態では、強誘電体キャパシタFCの側面および上面と上部層間絶縁膜ILD3、ILD4との間に間隙50が設けられている。これにより、上部層間絶縁膜ILD3、ILD4のストレスが強誘電体キャパシタFCに印加されない。また、強誘電体キャパシタFCの周囲に設けられた水素バリア膜30の体積が変化したとしても、間隙50が水素バリア膜30の体積変化を吸収することができる。これにより、強誘電体キャパシタFCへ印加されるストレスが低下する。その結果、強誘電体キャパシFCの分極特性の劣化を抑制することができる。
図3から図14は、第1の実施形態による強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図である。これらの図面には、メモリ領域および周辺回路領域が並べて示されている。
まず、STI(Shallow Trench Isolation)が素子分離のためにシリコン基板10上に形成される。図3に示すように、メモリ領域のシリコン基板10上にセルトランジスタCTを形成し、周辺回路領域のシリコン基板10上にトランジスタTpを形成する。セルトランジスタCTおよびトランジスタTpは、製造工程を短縮化するために同時に形成されることが好ましい。ただし、両者は、サイズ(W(ゲート幅)/L(ゲート長))またはチャネル不純物濃度において相違してもよい。ワード線WLは、セルトランジスタCTのゲート電極Gとしての機能を兼ね備えている。
次に、セルトランジスタCTおよびトランジスタTpを被覆するように下部層間絶縁膜ILD1が堆積される。さらに、CMP(Chemical-Mechanical Polishing)を用いて、第1の層間絶縁膜ILD1を平坦化する。下部層間絶縁膜ILD1の材料は、例えば、BPSG(Boron Phosphorous Silicate Glass)、P−TEOS(Plasma-Tetra Ethoxy Silane)等である。これにより、図3に示す構造が得られる。
次に、水素バリア膜20が下部層間絶縁膜ILD1上に堆積され、さらに中部層間絶縁膜ILD2が水素バリア膜20上に堆積される。水素バリア膜20の材料は、例えば、Al、SiN等である。
次に、中部層間絶縁膜ILD2、水素バリア膜20および下部層間絶縁膜ILD1を貫通し、セルトランジスタCTのソースまたはドレインに達するコンタクトホールを形成する。このとき、コンタクトホールは、トランジスタTpのゲート電極G上にも形成される。
次に、コンタクトホールに金属が埋め込まれる。金属は、例えば、タングステン、ドープトポリシリコン等である。さらに、CMPを用いて、金属を平坦化することによって、図4に示すように第1のコンタクトプラグPLG1が形成される。
次に、図5に示すように、中部層間絶縁膜ILD2および第1のコンタクトプラグPLG1上に、下部電極LE、強誘電体膜FEおよび上部電極UEの各材料がこの順番に堆積される。下部電極LEは、例えば、Ti、TiN、TiAlN、Pt、Ir、IrO、SRO、Ru、RuO等のいずれかを含む材料で形成される。強誘電体膜FEは、例えば、PZT、SBT等のいずれかを含む材料で形成される。上部電極UEは、例えば、Pt、Ir、IrO、SRO、Ru、RuO等のいずれかを含む材料で形成される。
次に、上部電極UE上にマスク材が堆積される。マスク材は、例えば、P−TEOS、O−TEOS、Al等で形成される。リソグラフィおよびRIE(Reactive Ion Etching)を用いて、マスク材を強誘電体キャパシタFCのパターンに加工する。続いて、マスク材をマスクとして用いて、上部電極UE、強誘電体膜FEおよび下部電極LEがエッチングされる。これにより、図6に示すように、強誘電体キャパシタFCが形成される。このとき、水素バリア膜20がエッチングストッパとして作用するので、中部層間絶縁膜ILD2も同時にエッチングされる。次に、強誘電体キャパシタFCの側面および上面、並びに、水素バリア膜20上に水素バリア膜30が堆積される。水素バリア膜30の材料は、例えば、Al、SiN等である。
次に、図7に示すように、水素バリア膜30上に上部層間絶縁膜ILD3を堆積し、CMPを用いて上部層間絶縁膜ILD3を平坦化する。上部層間絶縁膜ILD3の材料は、例えば、P−TEOS,O−TEOS,SOG、low−k膜(SiOF、SiOC)等である。
次に、リソグラフィおよびRIEを用いて、強誘電体キャパシタFCの周囲に溝Trを形成するように上部層間絶縁膜ILD3をエッチングする。これにより、図8に示すように、強誘電体キャパシタFCの上面および側面に形成された水素バリア膜30が露出される。
次に、図9に示すように、溝Tr内に犠牲層51を埋込み、CMPを用いて犠牲層51を平坦化する。犠牲層51の材料は、例えば、SiN、low−k膜(SiOF、SiOC)等である。ただし、犠牲層51の材料は、上部層間絶縁膜ILD3、水素バリア膜30および上部電極UEの材料に対して選択的にエッチングされ得る材料である必要がある。
犠牲層51は、溝Trの開口部を塞ぐように堆積すればよく、溝Trの底部まで充填する必要はない。従って、犠牲層51の形成後、溝Tr内にボイドが生じても構わない。むしろ、後の工程において、犠牲層51が除去されやすくなるので、溝Tr内にボイドが生じることは好ましい。
次に、図10に示すように、上部層間絶縁膜ILD3および犠牲層51上に上部層間絶縁膜ILD4を堆積する。上部層間絶縁膜ILD4の材料は、例えば、P−TEOS、O−TEOS、Al等である。
次に、リソグラフィおよびRIEを用いて、上部層間絶縁膜ILD4、ILD3、犠牲層51および水素バリア膜30を貫通し、図11に示すように上部電極UEに達するコンタクトホールCH1を形成する。
次に、図12に示すように、コンタクトホールCH1を介して犠牲層51を除去する。犠牲層51は、水素バリア膜30および上部層間絶縁膜ILD3、ILD4に対して選択的に除去できる材料から成る。例えば、水素バリア膜30がAlであり、上部層間絶縁膜ILD3,ILD4がP−TEOS,O−TEOS,SOG、または、low−k膜(SiOF、SiOC)であり、上部電極UEが、Pt、Ir、IrO、SRO、Ru、または、RuOである場合、犠牲層51は、SiNでよい。この場合、犠牲層51は、熱燐酸溶液によってウェットエッチングされ得る。
例えば、水素バリア膜30がAlであり、上部層間絶縁膜ILD3,ILD4がP−TEOS,O−TEOS,SOGであり、上部電極UEが、Pt、Ir、IrO、SRO、Ru、RuOである場合、犠牲層51は、low−k膜(SiOF、SiOC)でよい。この場合、犠牲層51は、プラズマエッチングにより選択的に除去され得る。
次に、スパッタリングを用いて、第2のコンタクトプラグPLG2の金属材料をコンタクトホールCH1に埋め込む。このとき、図13に示すように、間隙50の空間を維持しつつ、間隙50の開口部を塞ぐように第2のコンタクトプラグPLG2の金属材料をスパッタリングする。第2のコンタクトプラグPLG2の金属材料は、例えば、W、Al、TiN、Cu、Ti、Ta、TaN等のいずれかを含む材料である。
スパッタリングは水素を発生しないので、この工程において強誘電体キャパシタFCの劣化は生じない。CMPを用いて、上部層間絶縁膜ILD4上にある第2のコンタクトプラグPLG2の金属材料を除去する。これにより、第2のコンタクトプラグPLG2が形成される。
次に、図13に示すように、ビット線BLの延伸方向に隣接する強誘電体キャパシタFC間にコンタクトホールCH2を形成する。コンタクトホールCH2は、第1のコンタクトプラグPLG1上に形成される。また、コンタクトホールCH2は、周辺回路領域のコンタクトプラグPLG1上にも形成される。
次に、図14に示すように、MO−CVDまたはスパッタを用いて、コンタクトホールCH1およびCH2に第3のコンタクトプラグPLG3の金属材料を埋め込む。第3のコンタクトプラグPLG3の金属材料は、例えば、W、Al、TiN、Cu、Ta、TaN等のいずれかを含む材料である。MO−CVDは、水素を発生する。しかし、強誘電体キャパシタFCは、水素バリア膜20、30および第2のコンタクトプラグPLG2で被覆されている。また、間隙50の開口部は第2のコンタクトプラグPLG2によって塞がれている。従って、水素による強誘電体キャパシタFCの劣化を抑制することができる。
さらに、図14に示すように、第3のコンタクトプラグPLG3上にローカル配線LICを形成する。このとき、周辺回路領域において、第3のコンタクトプラグPLG3上に配線Wpが同時に形成される。その後、層間絶縁膜(図示せず)をさらに堆積し、本実施形態による強誘電体メモリが完成する。
第1の実施形態によれば、強誘電体キャパシタFCとその周囲にある上部層間絶縁膜ILD3、ILD4との間に間隙50が設けられている。間隙50は、強誘電体キャパシタFCに印加されるストレスを吸収し、緩和することができる。これにより、強誘電体キャパシタFCの分極特性の劣化を抑制することができる。
第1の実施形態において、間隙50の幅は、犠牲層51がエッチングできる限りにおいて狭くてよい。犠牲層51は、間隙50に完全に充填される必要はなく、間隙50の開口部を塞ぐことができれば足りる。むしろ、犠牲層51を容易にエッチングするために、間隙50に完全に充填されず、犠牲層51内にボイドが存在するほうが好ましい。さらに、第2のコンタクトプラグPLG2が間隙50の開口部を容易に塞ぐことができるためには、間隙50の幅が狭いことは好ましい。
(第2の実施形態)
図15は、本発明に係る第2の実施形態に従った強誘電体キャパシタの構成を示す断面図である。図15では、強誘電体キャパシタの部分のみを示し、セルトランジスタについては省略されている。第2の実施形態は、間隙50の内壁を被覆する水素バリア膜60を備えている。水素バリア膜60は、間隙50内における上部層間絶縁膜ILD3、ILD4の壁面にも形成されている。第2の実施形態その他の構成は、第1の実施形態の構成と同様でよい。
水素バリア膜60の材料は、例えば、ALD(Atomic Layer Deposition)法によって形成されたAlである。水素バリア膜60が間隙50の内壁を被覆することによって、さらに、強誘電体キャパシタFCの劣化を抑制することができる。
第2の実施形態では、強誘電体キャパシタFCの側面に設けられた水素バリア膜30、60と上部層間絶縁膜ILD3、ILD4の側面に設けられた水素バリア膜60との総膜厚が、水素の侵入を抑制するために充分な厚みであればよい。上部層間絶縁膜ILD3、ILD4の側面にある水素バリア膜60の膜厚の分だけ、強誘電体キャパシタFCの側面にある水素バリア膜30、60の膜厚を薄くすることができる。これは、強誘電体キャパシタFCに印加されるストレスの低減に繋がる。
図16および図17は、第2の実施形態による強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図である。これらの図面には、メモリ領域および周辺回路領域が並べて示されている。図3から図12に示す工程を経た後、図16に示すように、ALD法を用いて、間隙50の内壁に水素バリア膜60を堆積する。このとき、水素バリア膜60は、強誘電体キャパシタFCの側面(水素バリア膜30)上だけでなく、上部層間絶縁膜ILD3、ILD4の壁面にも堆積される。次に、水素バリア膜60をエッチングバックすることによって、コンタクトホールCH1の底部において上部電極UEを露出させる。
次に、第2のコンタクトプラグPLG2の金属材料をコンタクトホールCH1に埋め込む。このとき、図17に示すように、間隙50の空間を維持しつつ、間隙50の開口部を塞ぐように第2のコンタクトプラグPLG2の金属材料をスパッタリングする。第2のコンタクトプラグPLG2の材料およびその形成方向は、第1の実施形態のそれと同様である。
次に、コンタクトホールCH2、第3のコンタクトプラグPLG3およびローカル配線LICを形成する。これらの材料および形成方法は、第1の実施形態におけるそれらの材料および形成方法と同様である。
第2の実施形態において上部層間絶縁膜ILD3、ILD4がプラズマTEOSで形成される場合、水素が発生する。よって、上部層間絶縁膜ILD3、ILD4の形成前に、水素バリア膜30が強誘電体キャパシタFCの側面および上面を被覆している必要がある。しかし、上部層間絶縁膜ILD3、ILD4がオゾンTEOSで形成される場合、水素が発生しない。この場合、水素バリア膜30を設ける必要はなく、水素バリア膜60が強誘電体キャパシタFCの側面を直接被覆する。
(第3の実施形態)
図18は、本発明に係る第3の実施形態に従った強誘電体キャパシタの構成を示す断面図である。図18では、強誘電体キャパシタの部分のみを示し、セルトランジスタについては省略されている。第3の実施形態では、強誘電体キャパシタFCの側面に水素バリア膜が設けられておらず、間隙50の内壁面のうち、上部層間絶縁膜ILD3、ILD4の壁面を被覆する水素バリア膜70を備えている。第3の実施形態その他の構成は、第1の実施形態の構成と同様でよい。
間隙50は、水素バリア膜70と強誘電体キャパシタFCの側面との間に設けられている。強誘電体キャパシタFCの側面は、間隙50に直接面している。これにより、強誘電体キャパシタFCへ印加されるストレスがさらに低減される。
図19から図23は、第3の実施形態の製造方法を示す断面図である。まず、図3から図5に示す工程を経る。ここで、第3の実施形態では、水素バリア膜20の形成後、中部層間絶縁膜ILD2を堆積することなく、水素バリア膜20上に強誘電体キャパシタFCを形成する。また、強誘電体キャパシタFCの形成時にマスクとして用いたマスク材80を上部電極UE上に残置させておく。
次に、図19に示すように、強誘電体キャパシタFCの側面、マスク材80の上面、水素バリア膜20の上面および第1のコンタクトプラグPLG1の上面上に犠牲層51を堆積する。犠牲層51は、マスク材80と同一材料であることが好ましい。
次に、図20に示すように、第1のコンタクトプラグPLG1の上面が露出するまで犠牲層51をエッチングバックする。このとき、上部電極UE上の犠牲層51もエッチングされるが、上部電極UEの上面は、マスク材80によって被覆された状態を維持する。ここで、マスク材80は、犠牲層51と同一材料であり、後に、犠牲層として機能する。よって、便宜的に、マスク材80および犠牲層51をまとめて犠牲層51とする。
次に、図21に示すように、犠牲層51上に水素バリア膜70を堆積する。次に、図22に示すように、上層層間絶縁膜ILD3を水素バリア膜70上に堆積した後、強誘電体キャパシタFC上にコンタクトホールCH1を形成する。コンタクトホールCH1は、上部層間絶縁膜ILD3、水素バリア膜70および犠牲層51を貫通して、上部電極UEに達するように形成される。
次に、図23に示すように、コンタクトホールCH1を介して犠牲層51を除去する。その後、第1の実施形態と同様に、第2のコンタクトプラグPLG2、コンタクトホールCH2、第3のコンタクトプラグPLG3およびローカル配線LIC等を形成する。これにより、第3の実施形態による強誘電体メモリが完成する。
(第4の実施形態)
図24は、本発明に係る第4の実施形態に従った強誘電体キャパシタの構成を示す断面図である。図24では、強誘電体キャパシタの部分のみを示し、セルトランジスタについては省略されている。第4の実施形態では、強誘電体キャパシタFCの下部電極LEの底面の一部が間隙50に面している。第4の実施形態のその他の構成は、第3の実施形態の構成と同様でよい。
間隙50は、上部電極UEの上面の一部と上部層間絶縁膜ILD3、ILD4との間だけでなく、下部電極LEの底面の一部と下部層間絶縁膜ILD1との間にも設けられている。これにより、強誘電体キャパシタFCへ印加させるストレスがさらに低減される。
第4の実施形態の製造方法を説明する。第3の実施形態では、図19に示すように、強誘電体キャパシタFCは、水素バリア膜20上に直接設けられていた。第4の実施形態では、水素バリア膜20上に中部層間絶縁膜ILD2が設けられ、強誘電体キャパシタFCは、中部層間絶縁膜ILD2上に形成される。犠牲層51をエッチングするときに、下部電極LEの下にある中部層間絶縁膜ILD2を同時に除去する。第4の実施形態の製造方法のその他の工程は、第3の実施形態の製造方法と同様である。これにより、第4の実施形態による強誘電体メモリが形成され得る。
第3および第4の実施形態において、犠牲層51および/または中部層間絶縁膜ILD2の除去後、ALD法を用いて間隙50の内壁面に水素バリア膜60を堆積してもよい。このとき、強誘電体キャパシタFCの側面にも水素バリア膜60が薄く形成される。この場合、水素バリア膜60のストレスが強誘電体キャパシタ60に印加されるが、水素による強誘電体キャパシタ60の劣化をより良く抑制することができる。
(第5の実施形態)
第1から第4の実施形態では、間隙50は、強誘電体キャパシタFCのそれぞれに対応して個別に設けられていてもよい。しかし、間隙50は、複数の強誘電体キャパシタFCに共有されていてもよい。この場合、間隙50は、ワード線WLの延伸方向に隣接する複数の強誘電体キャパシタFCに対して共通に設けられている。
ビット線BLの延伸方向に隣接する複数の強誘電体キャパシタFC間には、ローカル配線LICと第1のコンタクトプラグPLG1とを接続するコンタクトプラグPLG3が設けられている。このため、間隙50は、ビット線BLの延伸方向に隣接する複数の強誘電体キャパシタFCに対して共通化させることはできない。
図25から図28は、それぞれ第1から第4の実施形態について、間隙50をワード線WLの延伸方向に隣接する複数の強誘電体キャパシタFCに対して共通化した形態を示す断面図である。間隙50は、ワード線WLの延伸方向に隣接する複数の強誘電体キャパシタFCの周囲に連通して設けられている。間隙50が複数の強誘電体キャパシタFCに共有されることによって、強誘電体メモリをさらに微細化することができる。また、犠牲層51の除去が容易になる。
本発明に係る実施形態に従った強誘電体メモリの構成を示す回路図。 第1の実施形態に従った強誘電体キャパシタの構成を示す断面図。 第1の実施形態による強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図3に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図4に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図5に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図6に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図7に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図8に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図9に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図10に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図11に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図12に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図13に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 本発明に係る第2の実施形態に従った強誘電体キャパシタの構成を示す断面図。 第2の実施形態による強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図16に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 本発明に係る第3の実施形態に従った強誘電体キャパシタの構成を示す断面図。 第3の実施形態の製造方法を示す断面図。 図19に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図20に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図21に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 図22に続く、強誘電体キャパシタFCの製造方法を示す断面図。 本発明に係る第4の実施形態に従った強誘電体キャパシタの構成を示す断面図。 第1の実施形態の変形例として、間隙50をワード線WLの延伸方向に隣接する複数の強誘電体キャパシタFCに対して共通化した形態を示す断面図。 第2の実施形態の変形例として、間隙50をワード線WLの延伸方向に隣接する複数の強誘電体キャパシタFCに対して共通化した形態を示す断面図。 第3の実施形態の変形例として、間隙50をワード線WLの延伸方向に隣接する複数の強誘電体キャパシタFCに対して共通化した形態を示す断面図。 第4の実施形態の変形例として、間隙50をワード線WLの延伸方向に隣接する複数の強誘電体キャパシタFCに対して共通化した形態を示す断面図。
符号の説明
10…シリコン基板、20、30…水素バリア膜、50…間隙、FC…強誘電体キャパシタ、ILD1…下部層間絶縁膜、ILD2…中部層間絶縁膜、ILD3、ILD4…上部層間絶縁膜、PLG1〜PLG3…コンタクトプラグ、LIC…ローカル配線

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上方に設けられ、上部電極、強誘電体膜および下部電極を含む強誘電体キャパシタと、
    前記強誘電体キャパシタの周辺を取り囲むように設けられた上部層間絶縁膜とを備え、
    前記強誘電体キャパシタと前記上部層間絶縁膜との間に間隙が設けられていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記半導体基板上に設けられたトランジスタと、
    前記トランジスタ上に形成された下部層間絶縁膜と、
    前記下部層間絶縁膜内に設けられたコンタクトプラグとをさらに備え、
    前記強誘電体キャパシタは、前記下部層間絶縁膜上に形成され、
    前記コンタクトプラグは、前記下部電極と前記トランジスタとの間を電気的に接続することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記強誘電体キャパシタの側面を被覆する水素バリア膜をさらに備え、
    前記間隙は、前記水素バリア膜と前記上部層間絶縁膜との間に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記間隙の内壁面のうち、前記上部層間絶縁膜の壁面を被覆する水素バリア膜をさらに備え、
    前記間隙は、前記水素バリア膜と前記強誘電体キャパシタの側面との間に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
  5. 複数の前記強誘電体キャパシタが配列されており、
    前記間隙は、前記複数の強誘電体キャパシタにおいて共有されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の半導体記憶装置。
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