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JP2010076509A - 電源監視装置 - Google Patents

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JP2010076509A
JP2010076509A JP2008244627A JP2008244627A JP2010076509A JP 2010076509 A JP2010076509 A JP 2010076509A JP 2008244627 A JP2008244627 A JP 2008244627A JP 2008244627 A JP2008244627 A JP 2008244627A JP 2010076509 A JP2010076509 A JP 2010076509A
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JP2008244627A
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Yoshihisa Hirano
善久 平野
Masaki Yoshino
正樹 芳野
Seiji Ishigaki
誠司 石垣
Kunihiko Ikegame
邦彦 池亀
Kinji Muraki
均至 村木
Kenji Iwasaki
健二 岩崎
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】エンジンの停止時のみならず、エンジン駆動時の蓄電池の過放電を好適に抑制することができる電源監視装置を提供する。
【解決手段】スイッチ制御ECU19aには、車載バッテリのバッテリ電圧を検出する電圧センサ19dが接続されている。スイッチ制御ECU19aは、電圧センサ19dから出力された電圧検出信号SVに基づいて車載バッテリの残存容量を検出するとともに、該残存容量に基づいて車載機器15〜18の動作を制限する電源監視部41を備えている。電源監視部41にメモリ42には、各車載機器15〜18の動作を制限する際の判定基準となる残量判定値が記憶されている。電源監視部41は、車載バッテリの電圧が残量判定値を下回る毎に、動作制限信号を出力し、該残量判定値に対応する車載機器15〜18の動作を制限する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンを始動する際の動力源となる蓄電池の残量を監視し、該蓄電池の過放電によるエンジン始動時の電力不足を防止する電源監視装置に関する。
従来、車両には、エンジンを始動する際の動力源、及びヘッドライト等の電装品の動力源となる蓄電池が搭載されている。車両には、エンジンにより駆動される発電機が搭載されており、エンジンの始動に伴い発電機が発電した電力は、蓄電池に充電される。
ところで、車両のヘッドライトは、車両駐車時、即ちエンジン停止時にも使用できるようになっている。エンジンを停止させた状態でヘッドライトを点灯すると、蓄電池の電力が消費され、残存容量が低下する。このため、例えば車両駐車時にヘッドライトを消し忘れた場合等、エンジンを停止させた状態におけるヘッドライトの点灯時間が長くなると、蓄電池の電圧がエンジンの始動に要する電圧を下回り、エンジンを再始動することができなくなってしまう場合があった。
このような事態を避けるために、例えば特許文献1に示されるように、車両には、蓄電池の残存容量を監視し、該残存容量に応じてヘッドライトへの電力の供給を制限する電源監視装置が搭載されている。この電源監視装置は、エンジン停止後、蓄電池の電圧値及び前記車載機器へ流出する電流値から、蓄電池の残存容量を算出するようになっている。そして、該残存容量がエンジンを再始動させるために最低限必要となる容量に低下するまでに、ヘッドライトへの電力供給を遮断することで、車両駐車時の蓄電池の過放電を防止する。
特開平10−70844号公報
ところで、車両には、蓄電池を動力源とする装置として、上述したヘッドライト以外に、オーディオ装置やエアコンディショナ装置等が搭載されている。例えば夜間渋滞時、ヘッドライトが点灯している状態で、オーディオ装置やエアコンディショナ装置等を使用している場合のように、エンジンの発電量が少ない時に複数の車載機器を同時に使用した場合、車載機器の消費電力がエンジンの発電量よりも大きくなる。このように、エンジンの発電量よりも車載機器の消費電力が大きくなると、蓄電池の残存容量が低下する。このため、エンジンが始動している状態においても、蓄電池の過放電が生じる虞がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、エンジンの停止時のみならず、エンジン駆動時の蓄電池の過放電を好適に抑制することができる電源監視装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、車両のエンジンを始動する際の動力源となる蓄電池の残量を検出する残量検出手段と、前記蓄電池を動力源とする複数の車載機器毎に予め設定された複数の残量判定値を記憶する記憶手段とを備え、前記蓄電池の残量が前記各残量判定値を下回る毎に、該残量判定値に対応する前記車載機器の動作を制限することをその要旨とする。
本発明によれば、蓄電池の残量が予め設定された残量判定値を下回る毎に、該残量判定値に対応する車載機器の動作が制限される。このため、蓄電池の残量の低下にともない、記憶手段に予め記憶されている残量判定値に応じた順序で、車載機器の動作が順次制限されることとなり、蓄電池の残量が低下する程、車載機器による蓄電池の消耗が抑制される。よって、車載機器の消費電力がエンジンの発電量を上回ることによる蓄電池の過放電を好適に抑制することができる。また、エンジン停止時における蓄電池の消耗を抑制することが可能となり、蓄電池の過放電を好適に抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、複数の前記車載機器は、前記車両の走行に関係する車室外の環境を調整する走行系車載機器、及び前記車両の走行に直接関係しない車室内の環境を調整する非走行系車載機器を含み、前記非走行系車載機器の動作を制限する際の残量判定値を、前記走行系車載機器の動作を制限する際の残量判定値よりも高く設定することをその要旨とする。
本発明によれば、非走行系車載機器の動作を制限する際の残量判定値を、走行系車載機器の動作を制限する際の残量判定値よりも高く設定したため、複数の車載機器を同時に使用することにより蓄電池の残存容量が低下した場合に車載機器の動作を制限する際には、走行系車載機器の動作が制限される前に、非走行系車載機器の動作が制限される。このため、非走行系車載機器の動作を制限した分だけ、蓄電池の消費を抑えることが可能となり、走行系車載機器の動作をより長期間継続させることができる。また、ユーザは、非走行系車載機器の動作が制限されたことに基づいて、走行系車載機器の動作が制限される前に、蓄電池の残存容量が低下している旨を把握することができる。このため、ユーザは走行系車載機器の動作が制限されてしまう前に、何らかの対策をうつことができる。よって、走行系車載機器の動作が制限されてしまうことを防止することができる。
請求項3に記載の発明は、前記車載機器の動作を制御する複数の制御手段と通信線を介して接続されており、前記蓄電池の残量が前記各残量判定値を下回る毎に、該残量判定値に対応する前記車載機器の動作を制限する旨の動作制限信号を、該車載機器の制御装置へ前記通信線を介して出力することをその要旨とする。
例えば複数の車載機器に対する電力の供給を遮断して車載機器の動作を個別に制限する場合、蓄電池と各車載機器との間の電源線を個別に遮断する必要があるため、システム構成が複雑になり、車両に対する取り付けも煩雑となる。本発明によれば、車載機器の動作を制御する複数の制御手段と通信線を介して接続されている。そして、車載機器との間の通信により車載機器の動作を制限する。このため、複数の車載機器に対する電力の供給を遮断して車載機器の動作を個別に制限する場合と比較して、配線が容易となり、システム構成も簡素化されるため、車両に対して容易に取り付けることができる。
請求項4に記載の発明は、前記車載機器に対応する操作装置の操作を検出する操作検出手段を備え、該操作検出手段の検出結果に基づいて、前記操作に応じた動作を要求する旨の作動要求信号を、前記通信線を介して前記車載機器に出力することをその要旨とする。
本発明によれば、車載機器に対応する操作装置の操作に応じた動作を要求する旨の作動要求信号が、電源監視装置から出力される。このように車載機器に対応して通常車両に設けられる操作装置と電源監視装置とを統合すれば、通信線の本数を増加させることなく車両に電源監視装置を搭載することが可能となり、この種の通信線に要するコストの削減を図ることが可能となる。
本発明によれば、エンジンの停止時のみならず、エンジン駆動時の蓄電池の過放電を好適に抑制することができる電源監視装置を得ることができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両10には、ユーザにより所持される電子キーKの妥当性を判断する照合制御装置11、蓄電池としての車載バッテリ12から各種制御装置及び車載機器に送られる電源の管理を行う電源制御装置13、及びエンジンEを制御するエンジン制御装置14が設けられている。また、車両10には、オーディオ装置15、エアコンディショナ装置(以下、エアコン装置という。)16、ワイパ装置17及び灯火装置18といった車載機器が搭載されている。これら照合制御装置11、電源制御装置13、エンジン制御装置14、オーディオ装置15、エアコン装置16、ワイパ装置17及び灯火装置18は、バス(多重通信線)Bを通じて相互に接続されている。このバスBには、ワイパ装置17及び灯火装置18を操作するための操作装置としてのコンビネーションスイッチ装置(以下、スイッチ装置という。)19も接続されている。なお、このバスBが通信線に相当する。
<照合制御装置>
照合制御装置11には、複数個の車室外発信機21(図1では1つのみ図示する。)、及び複数個の車室内発信機22(図1では1つのみ図示する。)、及び受信機23が接続されている。車室外発信機21は、例えば車両10の各サイドドア及びラゲージドアの内部に配設されて車室外にLF帯の無線信号を発信する。車室内発信機22は、例えば車両10の床下等に配設されて車室内にLF帯の無線信号を発信する。受信機23は、例えば車両10の後席側のピラーの内部に設けられてRF帯の無線信号を受信する。
また、照合制御装置11には、タッチセンサ24及びドアロックスイッチ25が接続されている。タッチセンサ24は、車両10の図示しないドアアウトサイドハンドルの例えば裏面に設けられてユーザ(この場合、運転者)により当該ハンドルが握られたことを検出する。ドアロックスイッチ25は、前記ドアアウトサイドハンドルの表面に設けられて解錠状態のドアを施錠する際にユーザにより押圧操作される。
そして、照合制御装置11は、ユーザにより所持される電子キーKとの間の無線通信を通じて当該電子キーKの妥当性を判断し、この判断結果に基づいて車両10のドアを施解錠する。具体的には、エンジンEが停止し且つすべてのドアが閉状態且つ施錠状態である駐車状態において、照合制御装置11は、車室外発信機21を通じて電子キーKに対する車室外照合用の応答要求信号Sreq(LF帯の無線信号)を発信することにより、車両10の周辺に電子キーKの車室外通信エリアを形成する。
電子キーKを所持するユーザが前記車室外通信エリアに進入して当該電子キーKが車室外照合用の応答要求信号Sreqを受信すると、当該電子キーKは車室外照合用の応答要求信号Sreqに対する応答信号Srep(RF帯の無線信号)を発信する。そして、照合制御装置11は、車室内の受信機23を通じて前記応答信号Srepを受信すると、自身に登録されたIDコードと、前記受信した応答信号Srepに含まれる電子キーKのIDコードとを照合(車室外照合)し、当該照合が成立したときにはドアの解錠を許可するとともに、タッチセンサ24を起動させてドアアンロック待機状態とする。タッチセンサ24は、ドアアンロック待機状態に保たれているときにドアアウトサイドハンドルが握られたことを検出すると、タッチセンサオン信号を照合制御装置11へ出力する。照合制御装置11は、このタッチセンサオン信号を受信すると、ドアの解錠を要求する解錠要求信号を電源制御装置13へ出力する。
また、ドアの解錠後、電子キーKを所持するユーザがドアを開けて車両10に乗り込んだとき、照合制御装置11は、後述するドアカーテシスイッチ33によりこれを検出するとともに、車室内発信機22を通じて車室内照合用の応答要求信号Sreqを発信する。これにより、車室内には電子キーKの車室内通信エリアが形成される。電子キーKは車室内照合用の応答要求信号Sreqを受信すると、自身に固有のIDコードを含む車室内照合用の応答信号Srepを返信する。照合制御装置11は、受信機23を通じて車室内照合用の応答信号Srepを受信すると、自身に登録されたIDコードと車室内照合用の応答信号Srepに含まれるIDコードとを照合(車室内照合)し、この照合結果を一時的に記憶する。
そして、照合制御装置11は、車両10に搭載された各種の車載システムの実行機能に応じて、電子キーKの妥当性の判断結果、すなわちIDコードの照合結果を各種の車載システムの電子制御装置へバスBを通じて送信する。具体的には、照合制御装置11は、IDコードの照合結果を、各種の車載システムで共用される電源制御装置13及びエンジン制御装置14等へバスBを通じて送信する。照合制御装置11は、例えばユーザによるエンジンEの始動操作が行われた際に、電源制御装置13からの照合結果の確認要求を受けて、前述のIDコードの照合結果を電源制御装置13へ送信する。また、照合制御装置11は、前述のIDコードの照合が成立した状態で、ユーザによるエンジンEの始動操作が行われたときには、定められたタイミングでエンジンEの始動を許可する始動許可信号Spをエンジン制御装置14へバスBを通じて送信する。
<電源制御装置>
一方、電源制御装置13には、エンジンスイッチ31及び電源用リレー回路32が接続されている。
エンジンスイッチ31は、オーディオ装置15やエアコン装置16等の車載機器(アクセサリ)及びエンジンEを作動させる際に車両10の電源位置を切り替えるべく押圧操作されるプッシュスイッチである。エンジンスイッチ31は、押圧操作されると、その旨示す操作信号を電源制御装置13へ出力する。電源用リレー回路32はアクセサリリレー32a及びイグニッションリレー32bを備えてなる。電源制御装置13からの指令に基づきアクセサリリレー32aがオンすると、車載バッテリ12からの電力がオーディオ装置15、エアコン装置16、ワイパ装置17及び灯火装置18へ供給される。また、電源制御装置13からの指令に基づきイグニッションリレー32bがオンすると、車載バッテリ12からの電力がエンジンEの図示しない始動補助回路へ供給される。
また、電源制御装置13には、ドアカーテシスイッチ33、ドアロックモータ34、及びドアロックポジションスイッチ35が接続されている。
ドアカーテシスイッチ33は、車両10のドアの開閉状態を検出してドア開閉信号を電源制御装置13へ出力する。ドアロックモータ34は、電源制御装置13から出力される施錠信号(ロック電流)及び解錠信号(アンロック電流)によりドアを施錠及び解錠するべく動作する。ドアロックポジションスイッチ35は、ドアの施解錠状態を検出して施解錠状態信号を電源制御装置13へ出力する。
さらに、電源制御装置13には、パーキングブレーキスイッチ36、ストップランプスイッチ37及びシフトポジションセンサ38が接続されている。
パーキングブレーキスイッチ36は、パーキングブレーキの作動を検出してその作動信号を電源制御装置13へ出力する。電源制御装置13は、作動信号が入力されているときにはパーキングブレーキが作動していると判断し、作動信号が入力されていないときにはパーキングブレーキが解除されていると判断する。
ストップランプスイッチ37は、図示しないブレーキペダルの踏み込み操作を検出してブレーキペダルオン信号を電源制御装置13へ出力する。電源制御装置13は、ブレーキペダルオン信号が入力されているときにはブレーキペダルが踏み込み操作されていると判断し、ブレーキペダルオン信号が入力されていないときにはブレーキペダルが踏み込み操作されていないと判断する。
シフトポジションセンサ38は、図示しないシフトレバーの操作位置であるシフトポジションが駐車位置であるパーキングポジション「P」に保持されていることを検出してパーキングポジション信号を電源制御装置13へ出力する。電源制御装置13は、パーキングポジション信号が入力されているときにはシフトレバーがパーキングポジションに保持されていると判断し、パーキングポジション信号が入力されていないときにはシフトレバーがパーキングポジション以外の位置(例えばドライブポジション)に保持されていると判断する。
電源制御装置13は、シフトレバーがパーキングポジションに保持されていること、及びブレーキペダルが踏み込まれていることが検出された場合、エンジンEの始動に関する装置の異常の有無を判断し、エンジンEの始動が可能か否かを判断する。エンジンEの始動に関する装置に異常がなかった場合、電源制御装置13は、エンジンEの始動が可能であると判断する。そして、エンジンEの始動が可能である旨判断している場合において、シフトレバーがパーキングポジションに保持されていること、及びブレーキペダルが踏み込まれていることが検出されている状態で、エンジンスイッチ31からの操作信号が入力されたときには、エンジンEの始動を要求する始動要求信号Segをエンジン制御装置14へバスBを通じて出力する。一方、エンジンEの始動に関する装置に異常があった場合、電源制御装置13はエンジンEの始動が不能であると判断する。そして、エンジンEの始動が不能である旨判断している場合において、シフトレバーがパーキングポジションに保持されていること、及びブレーキペダルが踏み込まれていることが検出されている状態で、エンジンスイッチ31からの操作信号が入力されたときには、エンジンEの始動を要求する始動要求信号Segを出力しない。
また、電源制御装置13は、シフトレバーがパーキングポジションに保持されている場合であって、ブレーキペダルが踏み込まれていることが検出されていないときにはエンジンスイッチ31からの操作信号が入力される度に、車両10の電源位置をオフ位置→アクセサリ位置→イグニッションオン位置→オフ位置の順に切り換える。すなわち、電源制御装置13は、車両10の電源位置をオフ位置とする場合にはアクセサリリレー32a及びイグニッションリレー32bの双方をオフ状態に、アクセサリ位置に切り換える場合にはアクセサリリレー32aをオン状態に、イグニッションオン位置に切り換える場合にはイグニッションリレー32bをさらにオン状態にする。
また、電源制御装置13は、照合制御装置11からの解錠要求信号を受信すると、ドアロックモータ34を駆動して全ドア連動で解錠するとともに、照合制御装置11からの施錠要求信号を受信すると、ドアロックモータ34を駆動して全ドア連動で施錠する。電源制御装置13は、ドアロックポジションスイッチ35がオフ状態からオン状態になったこと、すなわちドアロックポジションスイッチ35から解錠状態信号が入力されることをもってドアが解錠状態であることを認識する。また、電源制御装置13は、ドアロックポジションスイッチ35がオン状態からオフ状態になったこと、すなわちドアロックポジションスイッチ35から施錠状態信号が入力されることをもってドアが施錠状態であることを認識する。
ところで、上述したように、この車両10のエンジンEは、車載バッテリ12を動力源として始動する。一方、この車両10に搭載された車載機器も、車載バッテリ12を動力源として動作する。このため、車載機器の使用により車載バッテリ12の残存容量が低下し、該電圧がエンジンE始動時に必要な電圧を下回ると、エンジンを再始動することができなくなってしまう。このような事態を避けるために、車両10には、車載バッテリ12の電圧を監視する電源監視システムが搭載されている。
<電源監視システム>
次に、電源監視システムについて説明する。
図2に示すように、スイッチ装置19のスイッチ制御ECU19aには、操作検出手段としてのワイパスイッチ19bが接続されている。ワイパスイッチ19bは車室内の例えばステアリングコラムに設けられた図示しないワイパレバーのオンオフ操作に基づいて、操作検出信号を出力する。スイッチ制御ECU19aは、ワイパスイッチ19bからの操作検出信号に基づいて前記ワイパレバーのオンオフ操作を検出し、その旨示すワイパスイッチ操作信号をワイパ装置17へ出力する。なお、このワイパスイッチ操作信号が作動要求信号に相当する。また、スイッチ制御ECU19aには、操作検出手段としてのライトスイッチ19cが接続されている。ライトスイッチ19cは、図示しないライトスイッチノブのオンオフ操作に基づいて、操作検出信号を出力する。スイッチ制御ECU19aは、ライトスイッチ19cからの操作検出信号に基づいて前記ライトスイッチノブのオンオフ操作を検出し、その旨示すライトスイッチ操作信号を灯火装置18へ出力する。なお、このライトスイッチ操作信号も作動要求信号に相当する。
また、スイッチ制御ECU19aには、車載バッテリ12のバッテリ電圧を検出する残量検出手段としての電圧センサ19dが接続されている。スイッチ制御ECU19aは、電圧センサ19dから出力された電圧検出信号SVに基づいてオーディオ装置15、エアコン装置16、ワイパ装置17及び灯火装置18等の車載機器の動作を制限する電源監視部41を備えている。電源監視部41の記憶手段としてのメモリ42には、各車載機器15〜18の動作を制限する際の判定基準となる残量判定値V1〜V4が記憶されている。
図3に示すように、残量判定値V1〜V4は、車載バッテリ12の残存容量に対応する電圧値であり、車載機器15〜18毎に設定されている。また、オーディオ装置15及びエアコン装置16といった車両の走行に直接関係しない車載機器の残量判定値V1,V2が、ワイパ装置17及び灯火装置18といった車両の走行に関係する車載機器の残量判定値V3,V4よりも高く設定されている。具体的には、オーディオ装置15の残量判定値V1が最も高く、以下、エアコン装置16の残量判定値V2、ワイパ装置17の残量判定値V3、灯火装置18の残量判定値V4の順で低く設定されている。また、この灯火装置18の残量判定値V4は、エンジンEを始動する際に必要となる電圧Vigよりも大きく設定されている。なお、オーディオ装置15及びエアコン装置16が非走行系車載機器に相当し、ワイパ装置17及び灯火装置18が走行系車載機器に相当する。
電源監視部41は、車載バッテリ12の電圧が残量判定値V1〜V4を下回る毎に、該残量判定値V1〜V4に対応する車載機器15〜18の動作を制限する旨の動作制限信号を出力する。
オーディオ装置15のオーディオ制御ECU15aには、オーディオスイッチ15bが接続されている。オーディオスイッチ15bは、車室内のインストルメントパネルに設けられた図示しないオーディオボタンのオンオフ操作に基づいて、オーディオ操作信号を出力する。オーディオ制御ECU15aは、オーディオスイッチ15bから出力されたオーディオ操作信号に基づいて、前記オーディオボタンのオンオフ操作を検出し、オーディオ装置15を作動したり停止したりする。また、オーディオ制御ECU15aは、スイッチ制御ECU19aから出力される動作制限信号に基づいて、作動中のオーディオ装置15を停止する。
エアコン装置16のエアコン制御ECU16aには、エアコンスイッチ16bが接続されている。エアコンスイッチ16bは、車室内の図示しないインストルメントパネルに設けられた図示しないエアコンボタンのオンオフ操作に基づいて、エアコン操作信号を出力する。エアコン制御ECU16aは、エアコンスイッチ16bから出力されたエアコン操作信号に基づいて、前記エアコンボタンのオンオフ操作を検出し、エアコン装置16を作動させたり停止させたりする。また、エアコン制御ECU16aは、スイッチ制御ECU19aから出力される動作制限信号に基づいて、作動中のエアコン装置16を停止する。
ワイパ装置17のワイパECU17aには、スイッチ装置19のスイッチ制御ECU19aから出力されたワイパスイッチ操作信号が前記バスBを介して入力される。ワイパECU17aは、ワイパスイッチ操作信号に基づいて、ワイパモータ17bに駆動電力を供給する。このワイパモータ17bの駆動により、ワイパはウインドウガラスの払拭動作を行う。また、ワイパECU17aは、スイッチ制御ECU19aから出力される動作制限信号に基づいて作動中のワイパ装置17を停止する。
灯火装置18の灯火制御ECU18aには、スイッチ装置19のスイッチ制御ECU19aから出力されたライトスイッチ操作信号が前記バスBを介して入力される。灯火制御装置は、ライトスイッチ操作信号に基づいて、ライトスイッチ19cのオンオフ操作を検出し、ヘッドライト18bを点灯したり消灯したりする。また、灯火制御ECU18aは、スイッチ制御ECU19aから出力される動作制限信号に基づいて点灯中のヘッドライト18bを消灯する。
次に、このスイッチ装置19の動作について説明する。
電子キーKを所持するユーザがドアを開けて車両10の室内に乗り込んだ際、照合制御装置11は電子キーKとの間の相互無線通信を通じて当該電子キーKの妥当性を判断し、妥当である旨判断したときには電子キーKが車室内に存在するとして当該判断結果を一時的に記憶する。そして、電源制御装置13は、シフトレバーがパーキングポジションに保持されている旨検出している状態で、ブレーキペダルの踏み込み操作及びエンジンスイッチ31の押圧操作を検出した場合には、ユーザが車室内に乗り込んだ際に行われた電子キーKの妥当性の判断結果を照合制御装置11に対して確認する。すると、照合制御装置11は電子キーKの妥当性の判断結果を電源制御装置13に対して応答する。
電源制御装置13は、照合制御装置11を通じて取得した電子キーKの妥当性の判断結果が、妥当である旨示す判断結果であった場合には、アクセサリリレー32a及びイグニッションリレー32bをオン動作させる。これにより、車両10の各部に動作電力が供給される、又は供給可能となる。
そして、電源制御装置13は、エンジンEの始動を要求する始動要求信号Segをエンジン制御装置14へバスBを通じて送信する。また、照合制御装置11は、電子キーKが妥当である旨判断していたときには、このタイミングでエンジンEの始動を許可する始動許可信号Spをエンジン制御装置14へバスBを通じて送信する。エンジン制御装置14は、電源制御装置13からの始動要求信号Seg及び照合制御装置11からの始動許可信号Spの双方の入力があったときに、図示しないスタータモータを駆動させたり燃料噴射制御を行ったりしてエンジンEを始動させる。エンジン制御装置14は、エンジンEの回転数が設定値以上になったときにエンジンEが完全に作動開始した旨判断し、その旨示す完爆検出信号を電源制御装置13へ出力する。電源制御装置13はエンジン制御装置14からの完爆検出信号を受けて始動要求信号Segの出力を停止する。以上で、エンジンEの始動動作は完了となる。
このエンジンEの始動に伴い、図示しない発電機が駆動される。この発電機の駆動により車載バッテリ12に電力が充電される。
ここで、例えば車両10が道路を走行している場合のように、エンジンEの駆動時において図示しないアクセルペダルが踏み込まれている場合を想定する。この場合、エンジンEの駆動による前記発電機の発電量は、アクセルペダルが踏み込まれていない場合の発電量よりも大きくなる。従って、このような状態において複数の車載機器15〜18を同時に使用した場合、通常、前記発電機の発電量は、車載機器15〜18の消費電力の合計を上回る。このように、発電機の発電量が車載機器15〜18の全体の消費電力を上回る通常の走行状態において、車載バッテリ12が過放電してしまうことはない。
一方、例えば車両10が渋滞に巻き込まれていたり停車していたりする場合のように、エンジンEの駆動時において前記アクセルペダルが踏み込まれていない場合を想定する。この場合、エンジンEの駆動による発電機の発電量は、アクセルペダルが踏み込まれている場合の発電量よりも小さくなる。従って、このような状態において複数の車載機器15〜18を同時に使用した場合、車載機器15〜18の消費電力がエンジンEの発電量を上回る場合がある。このように、車載機器15〜18の消費電力が前記発電機の発電量を上回る停車状態においては、車載バッテリ12の残存容量が低下する。
上述したように、本実施の形態のスイッチ装置19のスイッチ制御ECU19aは、車載バッテリ12の電圧を検出し、該電圧が残量判定値V1〜V4を下回る毎に、該残量判定値V1〜V4に対応する車載機器15〜18の動作を制限する旨の動作制限信号を出力する。具体的には、例えばオーディオ装置15、エアコン装置16、ワイパ装置17及び灯火装置18を使用している状態において、図3に示すように、車載バッテリ12の電圧が、オーディオ装置15の動作を制限する判定基準となる残量判定値V1を下回った場合、スイッチ制御ECU19aは、オーディオ制御ECU15aへ停止する旨の動作制限信号を出力する。この動作制限信号を受けて、オーディオ制御ECU15aは、オーディオ装置15の動作を停止させる。このため、これ以降は、オーディオ装置15の使用による車載バッテリ12の電力の消耗が抑制される。
さらに車載バッテリ12の残存容量が低下し、該電圧が、エアコン装置16の動作を制限する判定基準となる残量判定値V2を下回った場合、スイッチ制御ECU19aは、エアコン制御ECU16aへ停止する旨の動作制限信号を出力する。この動作制限信号を受けて、エアコン制御ECU16aは、エアコン装置16の動作を停止させる。このため、これ以降はエアコン装置16の使用による車載バッテリ12の電力の消耗が抑制される。
さらに車載バッテリ12の残存容量が低下し、該電圧が、ワイパ装置17の動作を制限する判定基準となる残量判定値V3を下回った場合、スイッチ制御ECU19aは、ワイパECU17aへ動作を停止する旨の動作制限信号を出力する。この動作制限信号を受けて、ワイパECU17aは、ワイパ装置17の動作を停止させる。このため、これ以降は、ワイパ装置17の使用による車載バッテリ12の電力の消耗が抑制される。
さらに車載バッテリ12の残存容量が低下し、該電圧が、灯火装置18の動作を制限する判定基準値となる残量判定値V4を下回った場合、スイッチ制御ECU19aは、灯火装置18へ動作を停止する旨の動作制限信号を出力する。この動作制限信号を受けて、灯火装置18は、点灯中のヘッドライト18bを消灯する。このため、これ以降は、灯火装置18の使用による車載バッテリ12の電力の消耗が抑制される。
このように、車載バッテリ12の残量の低下にともない、スイッチ装置19(具体的には電源監視部41)のメモリ42に予め記憶されている残量判定値V1〜V4に応じた順序で、車載機器15〜18の動作が順次制限される。このため、車載バッテリ12の残量が低下する程、車載機器15〜18による車載バッテリ12の消耗が抑制される。よって、例えば夜間渋滞時、ヘッドライト18bが点灯している状態でオーディオ装置15やエアコン装置16等を使用した場合のように、エンジンEの発電量が少ない時に多くの車載機器を同時に使用することで車載バッテリ12が過放電してしまうことを防止することができる。
また、車載バッテリ12の電圧が灯火装置18の動作を制限する判定基準となる残量判定値V4を下回ると、オーディオ装置15、エアコン装置16、ワイパ装置17及び灯火装置18による車載バッテリ12の電力の消耗が抑制される。灯火装置18の残量判定値V4は、エンジンEの再始動に必要な電圧Vigよりも大きく設定されているため、エンジンEの再始動に必要な車載バッテリ12の電力が確保される。
また、動作を制限する際の判定基準となる残量判定値は、オーディオ装置15の残量判定値V1、エアコン装置16の残量判定値V2、ワイパ装置17の残量判定値V3、灯火装置18の残量判定値V4の順で小さくなるように設定されている。このため、残存容量の低下に伴い、オーディオ装置15、エアコン装置16、ワイパ装置17、灯火装置18の順で順次動作が制限される。即ち、車載バッテリ12の残存容量が低下した場合、ワイパ装置17や灯火装置18等の走行系車載機器17,18の動作が、オーディオ装置15やエアコン装置16等の非走行系車載機器15,16の動作よりも優先して行われる。また、非走行系車載機器15,16の動作が制限されることにより、該非走行系車載機器15,16の動作に要する電力の消費が抑制される。このため、走行系車載機器17,18をより長期間動作させることができる。
また、例えば、エンジンEの停止時において複数の車載機器15〜18を動作させている場合を想定する。この場合も、車載バッテリ12の残存容量が低下する。上述したように、車載バッテリ12の残量の低下にともない、スイッチ装置19のメモリ42に予め記憶されている残量判定値V1〜V4に応じた順序で、車載機器15〜18の動作が順次制限される。車載機器15〜18の動作が制限される程、それら車載機器15〜18による車載バッテリ12の消耗が抑制される。よって、例えば夜間、灯火装置18を使用した状態で車両10から長時間離れた場合に車載バッテリ12が過放電してしまうことを防止することができる。
次に、上記実施の形態の作用効果を以下に記載する。
(1)スイッチ装置19の電源監視部41は、車載バッテリ12の残量が予め設定された残量判定値V1〜V4を下回る毎に、該残量判定値V1〜V4に対応する車載機器15〜18の動作を制限する。このため、車載バッテリ12の残量の低下にともない、メモリ42に予め記憶されている残量判定値V1〜V4に応じた順序で、車載機器15〜18の動作が順次制限されることとなり、車載バッテリ12の残量が低下する程、車載機器15〜18による車載バッテリ12の消耗が抑制される。よって、車載機器15〜18の消費電力がエンジンEの発電量を上回ることによる車載バッテリ12の過放電を好適に抑制することができる。
(2)また、スイッチ装置19の電源監視部41は、エンジンE停止時においても、車載バッテリ12の残量が予め設定された残量判定値V1〜V4を下回る毎に、該残量判定値V1〜V4に対応する車載機器15〜18の動作を制限する。このため、エンジンE停止時における車載バッテリ12の消耗を抑制することが可能となり、車載バッテリ12の過放電を好適に抑制することができる。
(3)オーディオ装置15やエアコン装置16等の非走行系車載機器の動作を制限する際の残量判定値V1,V2を、ワイパ装置17や灯火装置18等の走行系車載機器の動作を制限する際の残量判定値V3,V4よりも高く設定した。このため、複数の車載機器15〜18を同時に使用することにより車載バッテリ12の残存容量が低下した場合に車載機器15〜18の動作を制限する際には、走行系車載機器17,18の動作が制限される前に、非走行系車載機器15,16の動作が制限される。よって、非走行系車載機器15,16の動作を制限した分だけ、車載バッテリ12の消費を抑えることが可能となり、走行系車載機器17,18の動作をより長期間継続させることができる。また、ユーザは、非走行系車載機器15,16の動作が制限されたことに基づいて、走行系車載機器17,18の動作が制限される前に、車載バッテリ12の残存容量が低下している旨を把握することができる。このため、ユーザは走行系車載機器17,18の動作が制限されてしまう前に、何らかの対策をうつことができる。よって、走行系車載機器17,18の動作が制限されてしまうことを防止することができる。
(4)例えば複数の車載機器15〜18に対する電力の供給を遮断して車載機器15〜18の動作を個別に制限する場合、車載バッテリ12と各車載機器15〜18との間の電源線を個別に遮断する必要があるため、システム構成が複雑になり、車両10に対する取り付けが煩雑となる。本実施の形態によれば、スイッチ装置19は、車載機器15〜18の動作を制御する複数の制御手段とバスBを介して接続されている。そして、車載機器15〜18との間の通信により車載機器15〜18の動作を制限する。このため、複数の車載機器15〜18に対する電力の供給を遮断して車載機器15〜18の動作を個別に制限する場合と比較して、配線が容易となり、システム構成が簡素化されるため、車両10に対して容易に取り付けることができる。
(5)スイッチ装置19に電源監視部41を設けた。このように車載機器に対応して通常車両10に設けられるスイッチ装置19のスイッチ制御ECU19aに電源監視部41を設けることにより、バスBの本数を増加させることなく車両10に電源監視装置を搭載することが可能となり、この種の通信線に要するコストの削減を図ることが可能となる。
尚、本実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、スイッチ装置19の電源監視部41は、車載機器15〜18を停止することにより、それらの動作を制限したが、車載機器15〜18の消費電力が低下するように制限すれば、それら車載機器15〜18の動作を継続させてもよい。
・上記実施の形態では、スイッチ装置19のスイッチ制御ECU19aに電源監視部41を設けたが、このような態様に限定されず、例えばオーディオ装置15、エアコン装置16、ワイパ装置17、灯火装置18の何れかの制御ECU15a〜18aに電源監視部41を設けてもよい。なお、このように各車載機器15〜18とバスBを通じて接続される車載機器の制御ECU15a〜18aに電源監視部41を設ければ、新たな通信線を追加することなく、車両10に電源監視装置を搭載することができる。
また、例えば、図4に示すように、電源監視ECU50aと電圧センサ50bとを備えた電源監視装置50をスイッチ装置19及び車載機器15〜18とは別に設けてもよい。なお、この場合、新たな通信線を追加して各車載機器15〜18と電源監視装置50とを接続する。
・上記実施の形態では、車載バッテリ12の残存容量が低下した場合、オーディオ装置15やエアコン装置16等の非走行系車載機器の動作を、ワイパ装置17や灯火装置18等の走行系車載機器の動作よりも早く制限するようにしたが、このような態様に限定されず、動作を制限する順序は適宜変更可能である。
車両の概略構成を示すブロック図。 電源監視システムの概略構成を示すブロック図。 電源監視システムの作用を説明するための説明図。 別例の電源監視システムの概略構成を示すブロック図。
符号の説明
10…車両、15…非走行系車載機器としてのオーディオ装置、16…非走行系車載機器としてのエアコン装置、17…走行系車載機器としてのワイパ装置、18…走行系車載機器としての灯火装置、19…電源監視装置及び操作装置としてのコンビネーションスイッチ装置、19b…操作検出手段としてのワイパスイッチ、19c…操作検出手段としてのライトスイッチ、19d,50b…残量検出手段としての電圧センサ、42…記憶手段としてのメモリ、E…エンジン、V1〜V4…残量判定値。

Claims (4)

  1. 車両のエンジンを始動する際の動力源となる蓄電池の残量を検出する残量検出手段と、
    前記蓄電池を動力源とする複数の車載機器毎に予め設定された複数の残量判定値を記憶する記憶手段とを備え、
    前記蓄電池の残量が前記各残量判定値を下回る毎に、該残量判定値に対応する前記車載機器の動作を制限することを特徴とする電源監視装置。
  2. 複数の前記車載機器は、前記車両の走行に関係する車室外の環境を調整する走行系車載機器、及び前記車両の走行に直接関係しない車室内の環境を調整する非走行系車載機器を含み、
    前記非走行系車載機器の動作を制限する際の残量判定値を、前記走行系車載機器の動作を制限する際の残量判定値よりも高く設定することを特徴とする請求項1に記載の電源監視装置。
  3. 前記車載機器の動作を制御する複数の制御手段と通信線を介して接続されており、前記蓄電池の残量が前記各残量判定値を下回る毎に、該残量判定値に対応する前記車載機器の動作を制限する旨の動作制限信号を、該車載機器の制御装置へ前記通信線を介して出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の電源監視装置。
  4. 前記車載機器に対応する操作装置の操作を検出する操作検出手段を備え、
    該操作検出手段の検出結果に基づいて、前記操作に応じた動作を要求する旨の作動要求信号を、前記通信線を介して前記車載機器に出力することを特徴とする請求項3に記載の電源監視装置。
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