JP2009235799A - Structure of control section of work machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建設作業、土木作業等に使用されるバックホー、スキッドローダ、トラックローダ等の作業機の操縦部構造に関する。 The present invention relates to a control unit structure of a work machine such as a backhoe, a skid loader, or a truck loader used for construction work, civil engineering work, and the like.
この種の従来技術においては、走行装置に縦軸廻り旋回可能に搭載された旋回台の前部に掘削装置を設け、この旋回台上に操縦台を固定し、この操縦台上に運転席を配置し、旋回台の後部にエンジンを搭載し、旋回台の右側部に作動油タンクを搭載し、この作動油タンクと前記運転席との間に仕切壁を設け、前記運転席の左右側方に左右操縦装置を配置しており、左右操縦装置は操作レバーで操作される主操縦バルブを備えていて、旋回台の旋回操作や、掘削装置におけるブーム、アーム及びバケット等の作動操作を行えるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。 In this type of prior art, an excavator is provided at the front of a swivel mounted on a traveling device so as to be able to swivel about a vertical axis, a control table is fixed on the swivel, and a driver's seat is placed on the control table. The engine is mounted on the rear of the swivel, the hydraulic oil tank is mounted on the right side of the swivel, a partition wall is provided between the hydraulic oil tank and the driver's seat, and left and right sides of the driver's seat. The left and right steering device is equipped with a main control valve that is operated by an operation lever so that the swivel can be turned and the boom, arm, bucket, etc. of the excavator can be operated. (For example, refer to Patent Document 1).
前記左操縦装置は、掘削装置の旋回・アーム操作用であり、旋回台の乗降口側に配置されるので、上方回動して待避させるための回動機構を有しており、運転席のみを搭載した操縦台の側面にステーを固定し、このステーに横軸を介して操縦ブラケットを枢支し、この操縦ブラケットに主操縦バルブを取り付け、この操縦ブラケットからステーまでの間に回動機構を組み付けている。
前記従来技術の左操縦装置は、操縦台の側面に設けられているので、操縦ブラケットは操縦台の側面に突出し、回動機構は操縦台の上面よりも下方に延設されており、特に操縦部をキャビンで包囲した場合には、左操縦装置の着脱、主操縦バルブ、回動機構等のメンテナンスをすることが困難になっており、また左右幅が広いので操縦部の占有面積をコンパクトにするのが困難になっている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした作業機の操縦部構造を提供することを目的とする。
Since the prior art left control device is provided on the side surface of the control table, the control bracket projects from the side surface of the control table, and the rotation mechanism extends below the upper surface of the control table. When the vehicle is enclosed in a cabin, it is difficult to perform maintenance on the left steering device, the main control valve, and the rotation mechanism, and the wide left / right width reduces the area occupied by the control unit. It has become difficult to do.
An object of the present invention is to provide a control structure for a working machine that can solve the problems of the conventional technology.
本発明は、操縦装置の着脱、操縦バルブ、回動機構等のメンテナンスを容易にでき、かつ操縦部の占有面積をコンパクトにできる作業機の操縦部構造を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a control unit structure for a working machine that can facilitate maintenance of a control device, attachment and detachment, control valves, a rotation mechanism, and the like, and can reduce the occupation area of the control unit.
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
第1に、機体6上に操縦台21を固定し、この操縦台21に運転席8及び操縦装置22を配置しており、前記操縦装置22は旋回台6に対して固定の支持ブラケット25に操縦ボックス26を回動機構29を介して使用姿勢から横軸27廻り上方回動可能に支持し、この操縦ボックス26に操縦バルブ28を設けている作業機の操縦部構造であって、
前記操縦台21の上面に前記支持ブラケット25を立設して操縦装置22を操縦台21の上面に配置し、前記回動機構29を操縦台21の上面より上位に配置していることである。
Specific means for solving the problems in the present invention are as follows.
First, a control table 21 is fixed on the
The
第2に、前記支持ブラケット25は操縦台21の上面に固定の取付部25Aと、この取付部25Aから立設していて前記操縦ボックス26を支持する支持部25Bとを有し、前記取付部25Aは操縦ボックス26の略左右方向幅内に位置し、操縦ボックス26の運転席8側と反対側の面は前記操縦台21の側端に左右方向で近接していることである。
第3に、前記操縦ボックス26は前上部に操縦バルブ28の装着部26Aを有し、この装着部26Aは操縦バルブ28の運転席8側と反対側の前側部及び後側部と運転席8側の後側部の3点で装着し、運転席8側でかつ前側に開放した取付開口26Bを有していることである。
[作用]
操縦台21の上面に支持ブラケット25を立設して、操縦装置22を操縦台21の上面に配置し、かつ回動機構29を操縦台21の上面より上位に配置すると、操縦装置22の取り付けを操縦台21の上方から行うことができ、操縦バルブ28及び回動機構29等のメンテナンスも容易になる。
Second, the
Thirdly, the
[Action]
When the
支持ブラケット25は取付部25Aが操縦ボックス26の略左右方向幅内に位置し、操縦ボックス26の運転席8側と反対側の面が操縦台21の側端に左右方向で近接していると、操縦装置22の左右幅を極力狭くでき、その下方にデッドスペースをつくることもなく、コンパクトに配置できる。
操縦ボックス26の前上部に操縦バルブ28の装着部26Aを設け、この装着部26Aが取付開口26Bを形成していると、この取付開口26Bを介して運転席8側の前方から操縦バルブ28を装着部26Aに装着でき、操縦バルブ28の着脱、メンテナンスが極めて容易になる。
The
When the
本発明によれば、操縦装置の着脱、操縦バルブ、回動機構等のメンテナンスを容易にでき、かつ操縦部の占有面積をコンパクトにできる。 According to the present invention, the attachment / detachment of the control device, the maintenance of the control valve, the rotation mechanism and the like can be facilitated, and the occupied area of the control unit can be made compact.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図19、20において、1は作業機(旋回作業機)として例示するバックホーであり、このバックホー1は上部の旋回体(上部構造体)2と、この旋回体2の下部の走行装置3と、この走行装置3の前部に装着された作業具としてのドーザ装置5と、旋回体2の前部に装着された作業装置としての掘削装置7とから主構成されている。
走行装置3は、前後一側に配置されたアイドラと、他側に配置された駆動輪と、これらアイドラと駆動輪との間に配置された複数の転輪とに亘って巻き掛けられたクローラベルトとを備えてなるクローラ走行体4を左右両側に備え、左右のクローラ走行体4の駆動輪をそれぞれ油圧式の走行モータによって駆動するように構成したクローラ式走行装置が採用されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In FIGS. 19 and 20,
The
ドーザ装置5は走行装置3の前部に上下揺動自在に装着され、油圧シリンダからなるドーザシリンダによって上下揺動される。
旋回体2は、走行装置3上に縦軸心X廻りに旋回自在に支持されていて、油圧式の旋回モータによって左右に旋回自在とされた旋回台(機体)6を有し、この旋回台6上の前後方向略中央に運転席8を配置し、旋回台6の後部にエンジンEを搭載し、旋回台6の右側部に作動油タンクT及びコントロールバルブQを搭載し、この作動油タンクTと前記運転席8との間に横仕切壁11Bを設け、前記運転席8の左右側方にそれぞれ操縦装置22、23を配置している。
The
The
旋回台6は前部に掘削装置7を装着し、この掘削装置7等との重量バランスを図るために後部に前記エンジンEのほかにカウンタウエイトWを装着している。
前記旋回台6の後部側のエンジンE、油圧ポンプ、エアクリーナ等を配置したエンジンルームは、前側が運転席8との間で固定されている前後仕切壁11Aによって区画され、後側及び左側がリアボンネット10A及び左カバー体10B等によってそれぞれ覆われている。
旋回台6の右側の作動油タンクT、コントロールバルブQ、ラジエータ等を配置したタンクルームは、左側が運転席8との間で固定されている横仕切壁11Bによって区画され、上側、前側及び右側が右カバー体10Cによってそれぞれ覆われている。
The
The engine room in which the engine E, the hydraulic pump, the air cleaner, and the like on the rear side of the
The tank room in which the hydraulic oil tank T, the control valve Q, the radiator and the like on the right side of the
掘削装置7は、旋回台6の前部に固着された支持ブラケット12にスイングブラケット13が上下方向の軸心廻りに左右揺動自在に支持され、このスイングブラケット13は油圧式のスイングシリンダによって左右に揺動される。
前記掘削装置7は、揺動ブラケット13に上下方向で揺動自在に支持されたブーム14と、基部側がブーム14の先端側に揺動自在に支持されたアーム15と、アーム15の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に取り付けられたバケット16とを備えて構成されており、それぞれ油圧シリンダからなるブームシリンダ17、アームシリンダ18、バケットシリンダ19で作動可能とされている。
In the excavator 7, a
The excavator 7 includes a boom 14 that is swingably supported by a
図1〜3、18〜20において、旋回台6上の操縦部Sは前記前後仕切壁11A及び横仕切壁11Bによって区画されており、前記運転席8は前後仕切壁11Aの前方側で且つ横仕切壁11Bの左側方に配置されており、運転席8の前方には、左右のクローラ走行体4をそれぞれ別々に又は同時に操作する左右一対の走行操作レバーSL、SRが配置され、左右の足下にはベタル類が配置されている。
前記操縦部Sを取り囲むキャビン20が旋回台6上に搭載されている。このキャビン20は後下部が前記前後仕切壁11Aによって形成されている。キャビン20の右側壁は存在するが、前記横仕切壁11Bで兼用してもよい。キャビン20の乗降口20aには開閉ドア20Aが設けられている。
1-3 and 18-20, the control part S on the
A
前記キャビン20の代えて、2柱式のロプス又は4柱式のキャノピ(日除け付き運転席保護装置)が装着されることもある。
図1〜7において、前記操縦部Sは旋回台6上に操縦台21を設け、この操縦台21上に運転席8と左右操縦装置22、23と搭載している。前記運転席8、左操縦装置22及び右操縦装置23はそれぞれ独立して構成され、組立てられている。
前記操縦台21は正面視が下向き解放のコ字形状であり、略平坦な上面部21Aと左右脚部21L、21Rとを有し、前記上面部21Aの下方でかつ左右脚部21L、21R間に前面開放状の収納空間21Bとなっており、この収納空間21Bに車両機器Kを収納配置している。
Instead of the
1 to 7, the control unit S has a control table 21 provided on a
The control table 21 has a U-shape that is open downward when viewed from the front, and has a substantially flat
操縦台21の上面には、運転席8の載置部21aと、左操縦装置22の載置部21bと、右操縦装置23の載置部21cとが形成され、それぞれの載置部21a〜21cに前記運転席8、左操縦装置22及び右操縦装置23が搭載され、かつボルト等の締結具により固定されている。前記運転席8はシート8Aの座面の左右幅がクッション具8Bより広くなっている。
前記左脚部21Lは左操縦装置22の左側面に略対応しており、右脚部21Rは右操縦装置23の右側面に略対応しており、左操縦装置22の左側面から右操縦装置23の右側面までのすべての範囲が操縦台21上に形成されている。
On the upper surface of the control table 21, a
The
即ち、前記左操縦装置22は運転席8の左側方に配置され、運転席8側と反対側の面は操縦台21の左側の端部に左右方向で近接しており、右操縦装置23は運転席8の右側方に配置され、運転席8側と反対側の面は操縦台21の右側の端部に左右方向で近接している。
前記操縦台21は板金で形成されていて、運転席載置部21aと左操縦装置載置部21b(一方の操縦装置載置部)と左脚部21L(一方の脚部)とを有する第1部材P1と、右操縦装置載置部21c(他方の操縦装置載置部)と右脚部21R(他方の脚部)とを有する第2部材P2とを有し、第1部材P1の運転席載置部21aの端部と第2部材P2の右操縦装置載置部21cの端部とを上下に重合して、ボルト等を介して連結して構成している。
That is, the
The
前記第2部材P2は、第1部材P1側の端部の仕切板P2aと、この仕切板P2aと右脚部21Rとに連結されて上下を仕切る中間板P2bと、これらの背面に配置された背面板P2cとを有し(図6、16に示す)、前記収納空間21Bを第1部材P1の内部の空間と第2部材P2の内部の空間とに区分しており、第1部材P1の内部には車両機器Kとしてエアコン装置K1が配置され、第2部材P2の内部にリレー、ヒューズ等を収納した電気ボックスK2が配置されている。また、第2部材P2の内部には他の車両機器Kも収納可能である。
The second member P2 is disposed on the rear side of the partition plate P2a at the end on the first member P1 side, the intermediate plate P2b that is connected to the partition plate P2a and the
第1部材P1の内部の収納空間21Bは運転席8の下方から左操縦装置22の下方に亘る広い空間となっており、エアコン装置K1は大型のものを収納可能であり、第2部材P2の内部の収納空間21Bは仕切板P2a、中間板P2b及び背面板P2cによって、エアコン装置K1配置空間と仕切られているので、電気ボックスK2等の熱、水分等を嫌う機器の収納に最適環境になっている。
左操縦装置22は、回動機構29を介して上方側に(上廻りに)回動可能とされている。これは、運転席8の左側(運転席8の左斜め前側、即ち、左操縦装置22の前方側)が乗降口20aになっているので、乗り降りの邪魔にならないように、左操縦装置22を上側に回動させることにより、乗降口20aを広くするように退避可能にしている。
The
The
図1〜4、6〜14において、前記左操縦装置22は、操縦台21に対して固定の支持ブラケット25に操縦ボックス26を横軸27を介して支持し、この操縦ボックス26に左側操縦バルブ28及び回動機構29を設けている。
前記支持ブラケット25は正面視略逆T字形状であり、水平の取付部25Aと、この取付部25Aの左右方向中途部から立設された支持部25Bとを有し、取付部25Aが操縦台21の上面部21Aに載置固定されている。
前記支持ブラケット25の取付部25A及び回動機構29は前記操縦ボックス26の左右幅内に位置し、前記回動機構29は取付部25Aより上位に位置している。
1 to 4 and 6 to 14, the
The
The mounting
前記操縦ボックス26は左側壁を形成する左板材26aに右側壁及び背壁を形成する右板材26bを溶着し、それらの前部に取付板26cを固着し、前記右板材26aの右側壁内面に軸受板26dを固着して箱形状に形成したものであり、前記左板材26aの左側面は操縦台21の左脚部21Lと略面一又は左右方向で近接するように配置されている。左右の板材26a、26bの間隔は取付板26cの幅より狭くなっている。
この操縦ボックス26は前上部の取付板26cに左側操縦バルブ28の装着部26Aを形成しており、この装着部26Aは左側操縦バルブ28の左前側部(運転席8側と反対側の前側部)、左後側部及び右後側部の3点で装着し、左前側部から右後側部に至る右前側に開放した取付開口26Bとなっており、この取付開口26Bを介して運転席8側である前右側方から左側操縦バルブ28を挿脱できるようになっている。前記左側操縦バルブ28は旋回・アーム操作用パイロットバルブであり、左操作レバー30によって操作される。
The
In this
前記支持ブラケット25の支持部25Bには左右方向の軸心を有する横軸27が設けられ、左操縦装置22の操縦ボックス26の後下部には左板材26aと軸受板26dとでボス部26Cが形成され、このボス部26Cは横軸27に軸心廻りに回動自在に外嵌されており、これによって左操縦装置22が横軸27を中心として左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されており、前記横軸27が左操縦装置22の回動支軸とされている。
また、操縦ボックス26の後部には枢軸32を介してカム体33の基部が枢支され、このカム体33の先端にアンロードレバー31の基部が固定されている。アンロードレバー31は支持部25Bの近傍から操縦ボックス26の前上方へ延設されていて、乗降に障害になる配置となっている。
The
Further, a base portion of the
前記カム体33にはカム溝34が基部側から先端に亘って形成され、前記支持ブラケット25の支持部25Bには左右方向の軸心を有するガイドピン35が突設されていて、このガイドピン35にカムフォロアを介して前記カム溝34が嵌合している。
前記カム溝34は基部側に形成した第1カム溝34Aと、この第1カム溝34Aから先端側に延びる第2カム溝34Bとが連続して形成されている。第1カム溝34Aは枢軸32の軸心を中心とする円弧状に形成され、第2カム溝34Bは、アンロードレバー31を図10に示す位置から図11に示す位置に回動した状態において、横軸27の軸心を中心とする円弧状となるように形成されている。
A
The
前記枢軸32が横軸27の後上方に位置し、ガイドピン35が横軸27の前上方でかつ枢軸32と横軸27との中間高さに位置することから、前記カム体33は枢軸32から前下向きに延びており、カム溝34は操縦ボックス26を必要角度、例えば、50°前後回動できる長さに形成されている。
前記カム体33の基部にはステー37が立設され、このステー37は操縦ボックス26の取付板26cとの間に戻しバネ38が介装され、右板材26aに設けたストッパ54と当接可能になっており、前記戻しバネ38によりアンロードレバー31が押し下げ方向(図9〜11における反時計方向)に付勢されている。
Since the
A
前記右板材26aに固定の軸受板26dの上部にはリミットスイッチからなる回動検出手段55が設けられ、この回動検出手段55のスイッチ片は前記ステー37に係合されている。
回動検出手段55は左右操縦装置22、23の電子制御部に接続されていて、オンからオフになることにより左右操縦装置22、23の油圧回路に設けられたアンロード弁を作動するものである。
即ち、アンロードレバー31が引き上げられて、ガイドピン35がカム体33の第1カム溝34A内を基端から先端側(第2カム溝34B側)へ相対的に移動するときに、ステー37の移動に伴って回動検出手段55のスイッチ片が突出することにより、アンロードレバー31の引き上げ(アンロード状態)を検出し、左右操縦装着22、23による旋回・アーム、ブーム・バケットの操作を不能にする。
A rotation detection means 55 including a limit switch is provided on the upper portion of the
The rotation detecting means 55 is connected to the electronic control unit of the left and
That is, when the unload
また、前記支持ブラケット25の支持部25Bと操縦ボックス26との間には、左操縦装置22の上方回動を補助するガスダンパ39がピン39a、39bを介して設けられ、クッションと当接部とからなる使用位置当接手段41及び回避位置当接手段42が設けられている。
さらに、前記支持ブラケット25の運転席8側の面には、左側操縦バルブ28に接続されたホースを案内する第1、第2案内部材43A、43Bが設けられている。これら第1、第2案内部材43A、43Bは支持ブラケット25の取付部25Aよりも運転席8側へ突出しているが、クッション具8Bの左右幅がシート8Aの座面より狭く形成されているので、シート8Aに左操縦装置22を近接させる障害にはならない。
Further, a
Further, on the surface of the
前記横軸27、カム体33、アンロードレバー31、戻しバネ38、回動検出手段55、使用位置当接手段41及び回避位置当接手段42等によって回動機構29が構成されている。
前記のように構成された左操縦装置22は、図8〜10に示す状態がバックホー1での作業をする使用位置(通常作業位置)とされ、この使用位置において、使用位置当接手段41によって操縦ボックス26の横軸27廻りの下方への回動が規制され、左操縦装置22が使用位置に保持されている。
The
In the
使用位置では、ガイドピン35は第1カム溝34Aの基端に位置しており、アンロードレバー31がストッパ54によって図8〜10の反時計方向の回動規制がなされていると共に、ガイドピン35によって操縦ボックス26(左操縦装置22)の横軸27廻りの回動(特に上側への回動)が規制されている。
さらに、使用位置では、アンロードレバー31が操作されていない状態であると、このアンロードレバー31はアンロード解除位置にあって回動検出手段55は上方回動を検出していなく、この状態において、旋回・アーム用の左操作レバー30を操作することにより、旋回台6の旋回とアーム15の昇降とが作動可能とされると共に、ブーム・バケット用の右操縦装置23による操作が作動可能とされる。
In the use position, the
Further, when the unload
前記使用位置からアンロードレバー31をカム体33が図8〜10の時計方向に回動し、ガイドピン35を相対的に第1カム溝34Aと第2カム溝34Bとの交差部分に位置すると、ガイドピン35が横軸27の軸心を中心とする円弧溝の第2カム溝34Bに係合することになるので、操縦ボックス26の横軸27廻りの上側への回動が許容され、回動検出手段55がオフになってアンロードレバー31によるアンロード状態を検出する。
アンロードレバー31がアンロード状態になった後にさらに操縦ボックス26とともに上方回動することにより、左操縦装置22は図11に示す上方回動位置となり、乗降口20aを広くするように上方退避する。
When the
When the unloading
この上方回動状態では、旋回・アーム用の左操作レバー30を操作しても、旋回台6とアーム15とが作動不能とされると共に、ブーム・バケット用の右操縦装置23を操作しても、ブーム14とバケット16とが作動不能とされる。
前記使用位置からアンロード状態へアンロードレバー31を引き上げるとき、ガスダンパ39が最大伸長状態となるまで、操縦ボックス26が横軸27廻りに上側に回動するのを補助する。そして回避位置当接手段42によって回避位置に保持される。
図1〜3、5〜7、15〜17において、前記右操縦装置23は、操縦ブラケット45に操縦バルブ(第1バルブ)46と作業具操作バルブ(第2バルブ)47とを設けており、右側操縦バルブ46は右操作レバー48によって、作業具操作バルブ47は作業操作レバー49によってそれぞれ操作可能になっている。
In this upward rotation state, even if the
When the unload
1 to 3, 5 to 7, and 15 to 17, the
前記操縦ブラケット45は縦壁45Aと下部の装着部45Bとを有し、前記装着部45Bは操縦台21の上面の右操縦装置載置部21cに上方から載置し、ボルト固定されている。
操縦台21に立姿勢となる前記縦壁45Aは、その上部から一方側へ、即ち、運転席8側へ複数の突起部45a〜45dを突出している。縦壁45Aの上面と前記突起部45a、45bとで前記右側操縦バルブ46を取り付ける第1取付部50を形成し、突起部45c、45dとで前記作業具操作バルブ47を取り付ける第2取付部51を形成している。
The
The
前記操縦ブラケット45は、装着部45Bと縦壁45Aと複数の突起部45a〜45dとはダイキャストで一体成形されており、前記突起部45bと突起部45cとの間は段違いであるが一体的に突出している。縦壁45Aの運転席8側の面には、突起部45a〜45dの下方に多数の補強用のリブ突起50eが縦横に突出形成されている。
前記右側操縦バルブ46はブーム・バケット用のパイロットバルブであり、右操作レバー48によってブームシリンダ17及びバケットシリンダ19用の制御弁を制御することができ、作業具操作バルブ47はドーザ装置5用のパイロットバルブであり、作業操作レバー49によってドーザシリンダ用の制御弁を制御することができる。
In the
The
前記操縦ブラケット45はリブ突起50eを設けて補強することにより、箱形状にしなくとも、縦壁45Aだけの片持ち構造でもその強度が確保され、ダイキャスト成形することにより、板金で形成する場合のようなバリ、カエリの発生がないので、バルブに接続されるホースの損傷が減少でき、リブ突起50e自体がホースガイドの役目を果たすようになっている。
前記右側操縦バルブ46の第1取付部50は運転席8側の前部に取付開口50aを有し、右側操縦バルブ46を運転席8側の前方から挿脱自在になっており、作業具操作バルブ47の第2取付部51は運転席8側の側部に取付開口51aを有し、作業具操作バルブ47を運転席8側の側方から挿脱自在になっている。
The
The first mounting
即ち、右側操縦バルブ46及び作業具操作バルブ47は、操縦ブラケット45に対して上下方向からではなく左右側方から、それぞれホースを接続したままでも着脱できるようになっている。
前記右側操縦バルブ46及び作業具操作バルブ47の組み付け、交換及びメンテナンス等は、操縦ブラケット45及び運転席8を操縦台21上に取り付けたままでも行うことができる。
前記右操縦装置23を前記に配置した状態で、前記縦壁45Aは右脚部21Rの近傍に位置し、その右外方には作業操作レバー49が配置され、右脚部21Rの略真上に配置されており、それらはキャビン20の右側壁に近接して配置されている。
That is, the
Assembly, replacement, maintenance and the like of the
With the
バックホー1にキャビン20の代わりにロプス装置又はキャノピ装置を装着する場合、前記左操縦装置22と同様に、右操縦装置23に回動機構を設けてアンロードレバーで上方回動可能に構成してもよい。
なお、本発明は前記実施形態における各部材の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図1〜20に示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
When a lops device or a canopy device is mounted on the
In the present invention, the shape of each member and the positional relationship between the front, back, left, and right in the above embodiment are best configured as shown in FIGS. However, it is not limited to the said embodiment, A member, a structure can be variously deformed, and a combination can also be changed.
例えば、バックホー1は作動油タンクT等のタンクルームを旋回台6の右側に配置しているが、タンクルームを旋回台6の左側に配置して、作動油タンクTと運転席8の配置、左右操縦装置22、23の配置等を左右逆にしてもよい。
操縦台21は左脚部21Lから右脚部21Rまでを1枚板をコ字形状に屈曲して形成してもよく、左右脚部21L、21Rの中途部に仕切板P2aを1枚設けているが、これを割愛したり、2枚以上設けたりしてもよい。
For example, the
The
1 バックホー(旋回作業機)
2 旋回体
3 走行装置
5 ドーザ装置
6 旋回台(機体)
7 掘削装置
8 運転席
20 キャビン
21 操縦台
22 左操縦装置
23 右操縦装置
25 支持ブラケット
26 操縦ボックス
27 横軸
28 操縦バルブ
29 回動機構
30 操作レバー
31 アンロードレバー
32 枢軸
1 Backhoe (Swivel work machine)
2
7
Claims (3)
前記操縦台(21)の上面に前記支持ブラケット(25)を立設して操縦装置(22)を操縦台(21)の上面に配置し、前記回動機構(29)を操縦台(21)の上面より上位に配置していることを特徴とする作業機の操縦部構造。 A control table (21) is fixed on the fuselage (6), and a driver's seat (8) and a control device (22) are arranged on the control table (21). The control device (22) is a swivel (6). The control box (26) is supported by the support bracket (25) fixed to the support bracket (25) via the rotation mechanism (29) so as to be rotatable about the horizontal axis (27) from the use posture. A working unit structure of a working machine provided with a steering valve (28) in
The support bracket (25) is erected on the upper surface of the control table (21), the control device (22) is arranged on the upper surface of the control table (21), and the turning mechanism (29) is connected to the control table (21). The operating unit structure of the work machine, characterized in that the operating unit is disposed above the upper surface of the working machine.
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