JP2009279201A - 放射線画像撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放射線画像の画質の低下を抑えつつ、放射線画像を速やかに得ることができる放射線画像撮影装置を提供する。
【解決手段】放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に各々蓄積される電荷量に応じた放射線画像の各画素のオフセット量を示すオフセット情報をHDD58に予め記憶しておき、オフセット量導出部82により、HDD58に記憶されたオフセット情報により示される予め定められた複数の蓄積時間毎の放射線画像の各画素のオフセット量から補間により、実際の蓄積時間における放射線画像の各画素のオフセット量を導出し、画像処理部84により、導出され各画素のオフセット量で検出された放射線画像を補正する。
【選択図】図4
【解決手段】放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に各々蓄積される電荷量に応じた放射線画像の各画素のオフセット量を示すオフセット情報をHDD58に予め記憶しておき、オフセット量導出部82により、HDD58に記憶されたオフセット情報により示される予め定められた複数の蓄積時間毎の放射線画像の各画素のオフセット量から補間により、実際の蓄積時間における放射線画像の各画素のオフセット量を導出し、画像処理部84により、導出され各画素のオフセット量で検出された放射線画像を補正する。
【選択図】図4
Description
本発明は、放射線画像撮影装置に係り、特に、半導体層に発生した電荷を放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積し、各電荷蓄積部に蓄積された電荷量を放射線画像の各画素を示す情報として検出する放射線画像撮影装置に関する。
近年、TFT(Thin film transistor)アクティブマトリックス基板上にX線感応層を配置し、X線情報を直接デジタルデータに変換できるFPD(flat panel detector)等の放射線検出素子を用いた放射線画像撮影装置が実用化されている。このFPDは、従来のイメージングプレートに比べて、即時に画像を確認でき、動画も確認できるといったメリットがあり、急速に普及が進んでいる。
この種の放射線検出素子は、種々のタイプのものが提案されており、例えば、放射線を直接、半導体層で電荷に変換して蓄積する直接変換方式や、放射線を一度CsI:Tl、GOS(Gd2O2S:Tb)などのシンチレータで光に変換し、変換した光を半導体層で電荷に変換して蓄積する間接変換方式がある。
この放射線検出素子には、例えば、複数の走査配線及び複数の信号配線が互いに交差して配設され、当該走査配線及び信号配線の各交差部に対応して電荷蓄積部及びTFTスイッチが設けられ、各交差部の電荷蓄積部及びTFTスイッチ素子を覆うように半導体層が設けられているものがある。このような放射線検出素子を用いた放射線画像撮影装置では、放射線画像を撮影する場合、X線が照射される間、各走査配線に対してOFF信号を出力して各TFTスイッチをオフにして半導体層に発生した電荷を各電荷蓄積部に蓄積し、画像を読み出す場合、各走査配線に対して1ラインずつ順にON信号を出力して各電荷蓄積部に蓄積された電荷を電気信号として読み出し、読み出した電気信号をデジタルデータへ変換することにより、放射線画像を得ている。
ところで、この種の放射線検出素子の各電荷蓄積部には、放射線を照射しなくても、暗電流等により電荷が蓄積されてしまい、放射線画像の画質が低下する、という問題があった。一般的には蓄積時間が長くなるほど各電荷蓄積部に蓄積される蓄積電荷量が大きくなる。この蓄積電荷量に応じた放射線画像の画素値の変化をオフセットと呼ぶ。従って、蓄積時間によりオフセット値が変化することになる。
この問題を解決するための技術として、特許文献1には、予め定めた複数の蓄積時間毎に、各電荷蓄積部に各々蓄積される電荷量に応じて画像の各画素に各々オフセットされるオフセット量を示すオフセット情報を予め記憶しておき、撮影する際に放射線を照射する時間を予め定めた複数の蓄積時間の何れかとし、撮影によって得られたX線画像を、撮影する際に蓄積時間に対応する予め記憶したオフセット情報により示されるオフセット量で補正する技術が開示されている。
国際公開番号WO−2007/026419号公報
ところで、放射線画像撮影装置には、撮影の際に関心部位を透過して放射線検出素子に照射される放射線の線量を所定量に制御するために、放射線検出素子に照射された放射線の線量を検出するセンサを設け、当該センサで検出される放射線の線量の累積が所定量となった場合に放射線の照射を停止する技術がある。このように放射線を照射する照射時間を変えて放射線検出素子に対して照射される放射線の線量の累積を一定に保つことにより、被写体の体厚や撮影部位が変わっても、良好な放射線画像を得ることができる。
しかしながら、特許文献1に開示された技術を用いてオフセットを補正するには、放射線検出素子に対しての放射線の照射停止後直ぐに各電荷蓄積部に蓄積された電荷を読み出すことができず、撮影から放射線画像を得られるまでの時間が長くなる場合がある、という問題点があった。
すなわち、図12に示すように、各電荷蓄積部に蓄積時間に応じて蓄積された電荷を補正するには、放射線検出素子に対してX線の照射を終了(X線照射がONからOFFへ変化した時点)しても電荷蓄積部に電荷を蓄積する蓄積時間が予め定めた複数の蓄積時間の何れかとなるまで待たねばならず、X線の照射を終了してから読み取りを開始するまでの時間Twが無駄な時間である。なお、図12では、複数の走査配線(1〜n)に対して1ラインずつ順にON信号を出力するタイミングを走査配線制御の1〜nのパルスで示している。また、放射線検出素子の各電荷蓄積容量に蓄積された電荷を初期化するために、放射線画像を撮影する蓄積時間の前に複数回電荷の読み出しを行っている。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、放射線画像の画質の低下を抑えつつ、放射線画像を速やかに得ることができる放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放射線画像撮影装置は、放射線が照射されることにより電荷が発生する半導体層、及び当該半導体層に発生した電荷と共に、当該電荷の蓄積時間に応じて電荷が各々蓄積される複数の電荷蓄積部を有する放射線検出素子と、前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷を各々読み出し、各電荷蓄積部に蓄積された電荷量を放射線画像の各画素を示す情報として検出する検出手段と、予め定められた複数の蓄積時間毎に、各電荷蓄積部に各々蓄積される電荷量に応じた前記放射線画像の各画素のオフセット量を示すオフセット情報を予め記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたオフセット情報により示される前記予め定められた複数の蓄積時間毎の前記放射線画像の各画素のオフセット量から補間により、前記検出手段により前記放射線検出素子の各電荷蓄積部から電荷を読み出した実際の蓄積時間における前記放射線画像の各画素のオフセット量を導出する導出手段と、前記導出手段により導出され各画素のオフセット量で前記検出手段により検出された放射線画像を補正する補正手段と、を備えている。
本発明の放射線画像撮影装置は、放射線が照射されることにより電荷が発生する半導体層、及び当該半導体層に発生した電荷と共に、当該電荷の蓄積時間に応じて電荷が各々蓄積される複数の電荷蓄積部を有する放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷が、検出手段により、各々読み出されて各電荷蓄積部に蓄積された電荷量を放射線画像の各画素を示す情報として検出される。
また、予め定められた複数の蓄積時間毎に、各電荷蓄積部に各々蓄積される電荷量に応じた放射線画像の各画素のオフセット量を示すオフセット情報が記憶手段に予め記憶されている。
そして、本発明では、導出手段により、記憶手段に記憶されたオフセット情報により示される予め定められた複数の蓄積時間毎の放射線画像の各画素のオフセット量から補間により、検出手段により放射線検出素子の各電荷蓄積部から電荷を読み出した実際の蓄積時間における放射線画像の各画素のオフセット量が導出され、補正手段により、導出手段により導出され各画素のオフセット量で検出手段により検出された放射線画像が補正される。
このように、本発明では、放射線検出素子の各電荷蓄積部に各々蓄積される電荷量に応じた放射線画像の各画素のオフセット量を示すオフセット情報を予め記憶しておき、記憶されたオフセット情報により示される予め定められた複数の蓄積時間毎の放射線画像の各画素のオフセット量から補間により、実際の蓄積時間における前記放射線画像の各画素のオフセット量を導出し、導出され各画素のオフセット量で検出された放射線画像を補正しているので、放射線画像の画質の低下を抑えることができる。また、実際の蓄積時間のオフセット量を導出して補正を行うので、各電荷蓄積部からの電荷の読み出しを予め定められた複数の蓄積時間の何れかまで待つ必要がなくなるため、放射線画像を速やかに得ることができる。
なお、本発明の放射線画像撮影装置は、前記放射線検出素子に対して照射されている放射線の線量を検出するセンサをさらに備え、前記検出手段が、1回の撮影において前記センサにより検出される放射線の線量の累計が所定量となった場合に、前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷を各々読み出して、各電荷蓄積部に蓄積された電荷量を放射線画像の各画素を示す情報として検出してもよい。
また、本発明の放射線画像撮影装置は、予め定められたタイミングで、放射線を照射することなく前記予め定められた複数の蓄積時間で前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷を前記検出手段により各々読み出し、各電荷蓄積部に蓄積された電荷量に基づいて前記オフセット情報を生成する生成手段をさらに備え、前記記憶手段が、前記生成手段により生成された前記オフセット情報を記憶してもよい。
また、上記生成手段は、前記予め定められた複数の蓄積時間のうちの一部の蓄積時間で前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷を前記検出手段により各々読み出し、各電荷蓄積部に蓄積された電荷量に基づいて前記放射線画像の各画素のオフセット量を求め、当該一部の蓄積時間での各画素のオフセット量から補間により、残りの蓄積時間での各画素のオフセット量を導出して前記オフセット情報を生成してもよい。
また、上記予め定められたタイミングは、装置電源がオンされた初期処理のタイミング、及び一定回数の撮影を行う毎又は温度を含む装置環境が所定以上変化する毎の撮影の合間のタイミングであることが好ましい。
また、上記生成手段は、前記記憶手段に記憶されたオフセット情報を更新する場合、前記予め定められた複数の蓄積時間毎に、前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷量に基づいて前記放射線画像の各画素のオフセット量を求め、当該各画素のオフセット量と前記記憶手段に記憶されたオフセット情報により示される同じ蓄積時間における前記放射線画像の各画素のオフセット量との重み付け加算を行うことにより各画素のオフセット量を導出して前記オフセット情報を生成してもよい。
このように、本発明によれば、放射線検出素子の各電荷蓄積部に各々蓄積される電荷量に応じた放射線画像の各画素のオフセット量を示すオフセット情報を予め記憶しておき、記憶されたオフセット情報により示される予め定められた複数の蓄積時間毎の放射線画像の各画素のオフセット量から補間により、実際の蓄積時間における前記放射線画像の各画素のオフセット量を導出し、導出され各画素のオフセット量で検出された放射線画像を補正しているので、放射線画像の画質の低下を抑えつつ、放射線画像を速やかに得ることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、以下では、本発明を、X線による放射線画像を撮像する放射線画像撮影装置10に適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
図1には、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10の概略構成が示されている。
図1には、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10の概略構成が示されている。
同図に示すように、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10は、被写体12に対してX線を放射する管球14と、被写体12に対して管球14の反対側に受像面が対向するように設けられ、当該受像面で受像されたX線を直接デジタルデータに変換する放射線検出素子(FPD)20と、を備えている。
管球14から照射されたX線は、被写体12を透過して放射線検出素子20に到達する。放射線検出素子20は、受像面にX線に対して感度を有する複数のセンサ部が2次元状に設けられ、当該受像面で受像された放射線画像を撮像する。
図2には、本実施の形態に係る放射線検出素子20の詳細な構成の一例が示されている。
同図に示すように、放射線検出素子20は、上部電極と半導体層と下部電極を備え、照射された放射線を受けて電荷を発生するセンサ部22と、センサ部22で発生した電荷を蓄積する電荷蓄積容量23と、電荷蓄積容量23に蓄積された電荷を読み出すためのTFT(Thin film transistor)スイッチ24と、を含んで構成される画素が2次元状に多数設けられている。電荷蓄積容量23の一方の電極は図示しない配線を介して接地されてグランドレベルとされている。なお、図2では、電荷蓄積容量23の一方の電極が個別にグランドに接続されているものとして示している。
また、放射線検出素子20には、上記TFTスイッチ24をON/OFFするための複数の走査配線26と、上記電荷蓄積容量23に蓄積された電荷を読み出すための複数の信号配線28と、が互いに交差して設けられている。
各信号配線28には、当該信号配線28に接続された何れかのTFTスイッチ24がONされることにより電荷蓄積容量23に蓄積された電荷量に応じた電気信号が流れる。各信号配線28には、各信号配線28に流れ出した電気信号を検出する信号検出回路30が接続されており、各走査配線26には、各走査配線26にTFTスイッチ24をON/OFFするための制御信号を出力するスキャン信号制御装置32が接続されている。
信号検出回路30は、各信号配線28毎に、入力される電気信号を増幅する増幅回路を内蔵している。信号検出回路30では、各信号配線28より入力される電気信号を増幅回路により増幅して検出することにより、画像を構成する各画素の情報として、各電荷蓄積容量23に蓄積された電荷量を検出する。
この信号検出回路30及びスキャン信号制御装置32には、信号検出回路30に対して信号検出のタイミングを示す制御信号を出力し、スキャン信号制御装置32に対してスキャン信号の出力のタイミングを示す制御信号を出力する信号処理装置34が接続されている。
また、放射線検出素子20には、画素が2次元状に設けられた画素領域の脇に放射線に対して感度を有するセンサ38が設けられている。センサ38は照射されているX線の線量を示す線量情報を出力する。
図3には、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10の動作を制御する制御部50の概略構成が示されている。
同図に示すように、制御部50は、放射線画像撮影装置10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)52と、CPU52による各種処理プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)54と、各種制御プログラムや後述するオフセット情報生成処理や画像補正処理などの各種処理を行うプログラム、各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)56と、各種情報を記憶するHDD(ハード・ディスク・ドライブ)58と、信号処理装置34を制御することにより放射線検出素子20による撮像動作の制御する検出素子制御部60と、管球14への電力供給を制御することにより、管球14からのX線の放射を制御する線源制御部62と、指示操作を受け付ける操作パネル64に対して入力された操作指示を検出する操作入力検出部66と、LCD等の表示装置68への画像やメッセージなどの各種情報の表示を制御する表示制御部70と、を備えている。
CPU52、RAM54、ROM56、HDD58、検出素子制御部60、線源制御部62、操作入力検出部66及び表示制御部70は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。
従って、CPU52は、RAM54、ROM56、及びHDD58に対するアクセスと、検出素子制御部60を介して放射線検出素子20の撮影動作の制御と、線源制御部62を介した管球14からのX線の放射の制御と、操作入力検出部66を介した操作パネル64に対して入力された操作指示の把握と、表示制御部70を介した表示装置68に対する各種情報の表示の制御と、を各々行うことができる。
また、線源制御部62は、センサ38とも接続されており、センサ38から出力された線量情報が入力される。
ところで、本実施の形態のような放射線検出素子20では、各電荷蓄積容量23に電荷の蓄積時間に応じて電荷が蓄積されてしまい、放射線画像の画質が低下する。
このため、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10では、予め定められた複数の蓄積時間毎に、各電荷蓄積部に各々蓄積される電荷量に応じて画像の各画素に各々オフセットされるオフセット量を示すオフセット情報をHDD58に予め記憶している。
そして、放射線画像撮影装置10では、放射線画像を撮影する毎に、HDD58に記憶されたオフセット情報により示される複数の蓄積時間毎の画像の各画素のオフセット量から実際の蓄積時間における画像の各画素のオフセット量を補間により導出し、導出され各画素のオフセット量で撮影によって得られた放射線画像の補正を行っている。
図4には、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10により放射線画像を撮影する際の制御の流れを機能的に示した機能ブロック図が示されている。
同図に示すように、放射線画像撮影装置10は、撮影動作を制御する撮影制御部80を備えている。撮影制御部80には、線源制御部62が接続されている。撮影制御部80は、操作パネル64に対して撮影開始を指示する所定操作が行われると線源制御部62に対してX線の照射を指示する照射指示信号を出力する。
線源制御部62は、撮影制御部80からX線の照射を指示する照射指示信号が入力すると、管球14に対して電力を供給して管球14からのX線の照射させる。
線源制御部62は、管球14からのX線の照射が開始されると、照射開始後にセンサ38より入力される線量情報により示されるX線の線量の累計し、累計したX線の線量が所定量となった場合に、管球14に対する電力の供給を停止して管球14からのX線の照射を停止させ、撮影制御部80に対してX線の照射終了を示す照射終了信号を出力する。
撮影制御部80は、検出素子制御部60にさらに接続されている。撮影制御部80は、線源制御部62から照射終了信号が入力すると、検出素子制御部60に対して電荷の読み取り開始を指示する読取指示信号を出力する。
検出素子制御部60は、信号処理装置34を介して信号検出回路30及びスキャン信号制御装置32を制御して放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に蓄積された電荷の読み出す。信号検出回路30は、アナログ信号処理回路30Aとアナログ/デジタル(A/D)変換部30Bを備えている。このアナログ信号処理回路30Aは、個々の信号配線28毎に設けられた増幅器及びサンプルホールド回路を備えており、個々の信号配線28を伝送された電荷信号は増幅器で増幅された後にサンプルホールド回路に保持される。アナログ信号処理回路30Aの出力側にはA/D変換部30Bが接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はA/D変換部30Bに順に入力され、A/D変換部30Bによってデジタルの画像データへ変換される。A/D変換部30Bにより変換された画像データはRAM54に記憶される。
また、撮影制御部80は、オフセット量導出部82にさらに接続されている。撮影制御部80は、線源制御部62に対して照射指示信号を出力してから信号検出回路30に対して読取指示信号を出力するまでの時間を実際の蓄積時間としてオフセット量導出部82に出力する。
オフセット量導出部82は、HDD58に記憶されたオフセット情報により示される複数の蓄積時間毎の画像の各画素のオフセット量から実際の蓄積時間における画像の各画素のオフセット量を補間により導出する。
オフセット量導出部82は、画像処理部84に接続されている。オフセット量導出部82は、導出された各画素のオフセット量を画像処理部84に出力する。
画像処理部84は、RAM54に記憶された画像データを読み出し、オフセット量導出部82により導出され各画素のオフセット量で画像データにより示される画像を補正する。画像処理部84により補正された画像データはHDD58に記憶される。
HDD58に記憶された画像データは、操作パネル64に対して画像表示を指示する所定操作が行われると表示装置68に表示される。
ところで、以上のように構成された放射線画像撮影装置10の各構成要素(撮影制御部80、オフセット量導出部82、及び画像処理部84)による処理は、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現することができる。但し、ソフトウェア構成による実現に限られるものではなく、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現することもできることは言うまでもない。
以下では、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10が、プログラムを実行することにより上記各構成要素による処理を実現するものとされている場合について説明する。この場合、プログラムをROM56やHDD58に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等を適用することができる。
次に、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10の作用について説明する。
放射線画像撮影装置10は、放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に蓄積時間に応じて蓄積される電荷量が温度などの装置環境に応じて変化する。
このため、放射線画像撮影装置10では、装置電源がオンされた初期処理のタイミングや、一定回数の撮影を行う毎又は温度を含む装置環境が所定以上変化する毎の撮影の合間のタイミングでオフセット情報を生成して更新している。
図5には、オフセット情報を生成する処理が模式的に示されている。
同図に示すように、本実施の形態では、予め定められた複数の蓄積時間(蓄積時間T1〜T4)毎に、所定回(本実施の形態では16回)ずつ撮影を行って放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に蓄積される電荷量の検出し、所定回検出された電荷量の平均値を求めてオフセット情報を生成してる。
図6には、CPU52により実行されるオフセット情報を生成するオフセット情報生成処理の詳細な流れを示すフローチャートが示されている。
ステップ100では、予め定められた複数の蓄積時間のうち、時間の短い順に更新対象とする蓄積時間を決定する。
次のステップ102では、電荷量を検出した検出回数Nを0(ゼロ)に初期化する。
次のステップ104では、管球14からX線を射出させずに、放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23から更新対象とする蓄積時間で電荷を読み出し、各電荷蓄積容量23に各々蓄積される電荷量を検出する。
次のステップ106では、検出された電荷量を各々記憶する。
次のステップ108では、検出回数Nをインクリメントする。
次のステップ110では、検出回数Nが所定回となったか否か判定し、肯定判定となった場合はステップ112へ移行し、否定判定となった場合はステップ104へ移行する。
ステップ112では、各電荷蓄積容量23毎に、各電荷蓄積容量23に所定回検出した電荷量の平均値を求め、当該電荷量の平均値に基づいて画像の各画素に各々オフセットされるオフセット量を導出する。
次のステップ114では、予め定められた複数の蓄積時間の全てで検出が完了したか否か判定し、肯定判定となった場合はステップ116へ移行し、否定判定となった場合はステップ100へ移行する。
ステップ116では、予め定められた複数の蓄積時間毎に導出した放射線画像の各画素に各々オフセットされるオフセット量をオフセット情報としてHDD58に記憶させ、処理終了となる。
なお、撮影の合間のタイミングでオフセット情報を生成して更新する場合、HDD58に記憶されるオフセット情報を新しく導出されたオフセット情報で更新すると、放射線画像の各画素のオフセット量が急激に変化して、オフセット情報の更新前後で放射線画像の画質が急激に変化する場合がある。
そこで、予め定められた複数の蓄積時間毎に、上記オフセット情報生成処理で生成されたオフセット情報により示される放射線画像の各画素のオフセット量とHDD58に記憶されたオフセット情報により示される同じ蓄積時間における放射線画像の各画素のオフセット量との重み付け加算を行うことにより放射線画像の各画素のオフセット量を導出してオフセット情報を更新してもよい。
例えば、オフセット情報生成処理で生成されたオフセット情報により示される放射線画像の画素(x,y)の蓄積時間T1でのオフセット量をP1(x,y)とし、HDD58に記憶されたオフセット情報により示される同じ蓄積時間T1における放射線画像の画素(x,y)のオフセット量をO’1(x,y)とした場合、例えば、以下の(1)式から画素(x,y)のオフセット量O1(x,y)を求めてもよい。
O1(x,y)={2×O’1(x,y)+P1(x,y)}/3・・・(1)
これにより、放射線画像の各画素のオフセット量の急激な変化を抑制することができるため、オフセット情報の更新前後で放射線画像の画質が外乱等により急激に変化することを抑制することができる。
これにより、放射線画像の各画素のオフセット量の急激な変化を抑制することができるため、オフセット情報の更新前後で放射線画像の画質が外乱等により急激に変化することを抑制することができる。
次に、放射線画像の撮影について説明する。
放射線画像の撮影を行う場合、検査技師は、被写体12を管球14と放射線検出素子20と間に配置し、操作パネル64に対して撮影を指示する所定の指示操作を行う。
CPU52は、撮影を指示する所定の指示操作が行われると、線源制御部62に対して照射指示信号を出力して線源制御部62を介して管球14を制御し、管球14からX線を照射させる。
管球14から照射されたX線は、被写体12を透過した後に放射線検出素子20に到達する。
これにより、放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23には照射されたX線の線量に応じた電荷が蓄積される。
線源制御部62は、X線照射開始後、照射開始後にセンサ38より入力される線量情報により示されるX線の線量の累計し、累計したX線の線量が所定量となった場合に、管球14からのX線の照射を停止させ、また、CPU52に対してX線の照射終了を示す照射終了信号を出力する。
CPU52は、線源制御部62から照射終了信号が入力すると、検出素子制御部60に対して電荷の読み取り開始を指示する読取指示信号を出力する。検出素子制御部60は、信号処理装置34を制御し、スキャン信号制御装置32から1ラインずつ順に各走査配線26にON信号(+10〜20V)を出力させ、各走査配線26に接続された各TFTスイッチ24を1ラインずつ順にONさせる。これにより、各信号配線28には1ラインずつ各電荷蓄積容量23に蓄積された電荷量に応じた電気信号が流れ出す。
信号検出回路30は、信号配線28に流れ出した電気信号に基づいて各電荷蓄積容量23に蓄積された電荷量を、画像を構成する各画素の画素値として検出する。これにより、放射線検出素子20に照射されたX線により示される放射線画像を示す画像データを得ることができる。
撮像によって得られた画像データはRAM54に一旦記憶される。
CPU52は、HDD58に記憶されたオフセット情報に基づいてRAM54に記憶された画像データにより示される放射線画像に対して画像補正処理を行う。
図7には、CPU52により実行される画像補正処理の流れを示すフローチャートが示されている。
ステップ200では、線源制御部62に対して照射指示信号を出力してから信号検出回路30に対して読取指示信号を出力するまでの時間を実際の蓄積時間として求める。
次のステップ202では、HDD58に記憶されたオフセット情報により示される前記予め定められた複数の蓄積時間毎の放射線画像の各画素のオフセット量から線形補間により、実際の蓄積時間に対応する各画素のオフセット量を導出する。
図8には、放射線画像の画素(x,y)の実際の蓄積時間に対応するオフセット量を線形補間により導出する様子が示されている。
画素(x,y)の蓄積時間T1でのオフセット量をO1(x,y)とし、蓄積時間T2でのオフセット量をO2(x,y)とし、蓄積時間T3でのオフセット量をO3(x,y)とする。
ここで、例えば、蓄積時間T2と蓄積時間T3の間の蓄積時間Tactでのオフセット量を求める場合は、蓄積時間T2のオフセット量をO2(x,y)と蓄積時間T3のオフセット量をO3(x,y)を結ぶ直線を求め、当該直線上で蓄積時間Tactに対応するOact(x,y)を求める。
次のステップ204では、RAM54に記憶された画像データにより示される放射線画像の各画素の画素値から、上記ステップ202において導出した実際の蓄積時間の各画素のオフセット量を減算することにより、放射線画像のオフセットを補正する。
次のステップ206では、補正後の画像データをHDD58に記憶させ、処理終了となる。
以上のように、本実施の形態によれば、例えば、図9に示されるように、放射線検出素子20に対してX線の照射を終了(X線照射がONからOFFへ変化した時点)して直ぐに放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に蓄積された電荷量を読み出すことができるため、放射線画像を速やかに得ることができる。また、実際の蓄積時間に対応する各画素のオフセット量を導出して放射線画像を補正することにより放射線画像の画質の低下を抑えることもできる。なお、図9の走査配線制御の1〜nのパルスは複数の走査配線(1〜n)に対して1ラインずつ順にON信号を出力するタイミングを示している。また、本実施の形態に係る放射線画像撮影装置10では、放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に蓄積された電荷を初期化するために、放射線画像を撮影する蓄積時間の前に複数回電荷の読み出しを行っている。
[第2の実施の形態]
ところで、図5に示すよう、複数の蓄積時間毎に、所定回(本実施の形態では16回)ずつ撮影を行って放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に蓄積される電荷量の検出した場合、検出を行う蓄積時間の数が多いほど処理時間TXが長くなる。
ところで、図5に示すよう、複数の蓄積時間毎に、所定回(本実施の形態では16回)ずつ撮影を行って放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に蓄積される電荷量の検出した場合、検出を行う蓄積時間の数が多いほど処理時間TXが長くなる。
そこで、本実施の形態では、複数の蓄積時間のうちの一部の蓄積時間で放射線画像の各画素のオフセット量を求め、当該一部の蓄積時間での各画素のオフセット量から補間により、残りの蓄積時間での各画素のオフセット量を導出して前記オフセット情報を生成する場合について説明する。
第2の実施の形態に係る放射線画像撮影装置10の構成は、上記第1の実施の形態(図1〜図4参照)と同一であるので、ここでの説明は省略する。
図10には、CPU52により実行されるオフセット情報を生成するオフセット情報生成処理の詳細な流れを示すフローチャートが示されている。なお、図10における図6と同一部分については同一の符号を付して説明を省略する。
ステップ300では、予め定められた複数の蓄積時間のうちの一部の蓄積時間のなかから更新対象とする蓄積時間を決定する。
ステップ314では、予め定められた複数の蓄積時間のうちの一部の蓄積時間の全てで検出が完了したか否か判定し、肯定判定となった場合はステップ315へ移行し、否定判定となった場合はステップ300へ移行する。
ステップ315では、一部の蓄積時間の放射線画像の各画素のオフセット量から線形補間により、残りの蓄積時間での放射線画像の各画素のオフセット量を導出する。
図11には、放射線画像の画素(x,y)の一部の蓄積時間のオフセット量から残りの蓄積時間毎のオフセット量を線形補間により導出する様子が示されている。
実際に放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に蓄積された電荷を読み取って求められた画素(x,y)の蓄積時間T1でのオフセット量をO1(x,y)とし、蓄積時間T2でのオフセット量をO2(x,y)とし、蓄積時間T3でのオフセット量をO3(x,y)とする。
ここで、例えば、蓄積時間t1、t2でのオフセット量を各々求める場合は、蓄積時間T1のオフセット量をO1(x,y)と蓄積時間T2のオフセット量をO2(x,y)を結ぶ直線を求め、当該直線上で蓄積時間t1、t2に各々対応するo1(x,y)、o2(x,y)を求める。また、蓄積時間t3、t4でのオフセット量を各々求める場合は、蓄積時間T2のオフセット量をO2(x,y)と蓄積時間T3のオフセット量をO3(x,y)を結ぶ直線を求め、当該直線上で蓄積時間t3、t4に各々対応するo3(x,y)、o4(x,y)を求める。
ステップ316では、一部の蓄積時間毎のオフセット量、及び上記ステップ315により求めた残りの蓄積時間毎のオフセット量をオフセット情報としてHDD58に記憶させ、処理終了となる。
以上のように、本実施の形態によれば、全ての蓄積時間でそれぞれ実際に放射線検出素子20の各電荷蓄積容量23に蓄積された電荷を読み取ってオフセット量を求める必要がなくなるため、オフセット情報生成処理の処理時間TXが長くなることを抑制することができる。特に、撮影の合間のタイミングでオフセット情報を生成して更新する場合は、オフセット情報生成処理の処理時間が長いと問題となる。このため、本実施の形態のような処理構成とすることにより、処理時間が長くなることを抑制することができる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、線形補間により実際の蓄積時間に対応する各画素のオフセット量を導出したが、これに限定されるものではなく、例えば、スプライン補間やキュービック補間により実際の蓄積時間に対応するオフセット量を導出してもよい。例えば、オフセット情報により示されるオフセット量からスプライン補間により各点を通る滑らかなスプライン曲線を求める。図8、11には、スプライン曲線が破線により示されている。このスプライン曲線上の実際の蓄積時間に対応する各画素のオフセット量を導出するようにしてもよい。また、第2の実施の形態では、撮影の合間のタイミングでオフセット情報を生成して更新する場合、放射線画像の画素(x,y)の一部の蓄積時間のオフセット量の変化量を求め、画素(x,y)の残りの蓄積時間のオフセット量を変化量だけ並行シフトさせることにより、残りの蓄積時間のオフセット量を求めてもよい。
また、装置電源がオンされた初期処理では、予め定めた複数の蓄積時間の全てで放射線画像の各画素のオフセット量を導出し、撮影の合間のタイミングでは、予め定めた複数の蓄積時間のうちの一部の蓄積時間のオフセット量を求めて残りの蓄積時間のオフセット量を補間や並行シフトにより求めるようにしてもよい。
その他、本実施の形態で説明した放射線画像撮影装置10の構成(図1〜図4参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で説明した各処理の流れ(図6、図7、図10参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
10 放射線画像撮影装置
20 放射線検出素子
23 電荷蓄積容量(電荷蓄積部)
30 信号検出回路(検出手段)
32 スキャン信号制御装置
38 センサ
52 CPU(導出手段、補正手段、生成手段)
58 HDD(記憶手段)
82 オフセット量導出部(導出手段)
84 画像処理部(補正手段)
20 放射線検出素子
23 電荷蓄積容量(電荷蓄積部)
30 信号検出回路(検出手段)
32 スキャン信号制御装置
38 センサ
52 CPU(導出手段、補正手段、生成手段)
58 HDD(記憶手段)
82 オフセット量導出部(導出手段)
84 画像処理部(補正手段)
Claims (6)
- 放射線が照射されることにより電荷が発生する半導体層、及び当該半導体層に発生した電荷と共に、当該電荷の蓄積時間に応じて電荷が各々蓄積される複数の電荷蓄積部を有する放射線検出素子と、
前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷を各々読み出し、各電荷蓄積部に蓄積された電荷量を放射線画像の各画素を示す情報として検出する検出手段と、
予め定められた複数の蓄積時間毎に、各電荷蓄積部に各々蓄積される電荷量に応じた前記放射線画像の各画素のオフセット量を示すオフセット情報を予め記憶した記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたオフセット情報により示される前記予め定められた複数の蓄積時間毎の前記放射線画像の各画素のオフセット量から補間により、前記検出手段により前記放射線検出素子の各電荷蓄積部から電荷を読み出した実際の蓄積時間における前記放射線画像の各画素のオフセット量を導出する導出手段と、
前記導出手段により導出され各画素のオフセット量で前記検出手段により検出された放射線画像を補正する補正手段と、
を備えた放射線画像撮影装置。 - 前記放射線検出素子に対して照射されている放射線の線量を検出するセンサをさらに備え、
前記検出手段は、1回の撮影において前記センサにより検出される放射線の線量の累計が所定量となった場合に、前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷を各々読み出して、各電荷蓄積部に蓄積された電荷量を放射線画像の各画素を示す情報として検出する
請求項1記載の放射線画像撮影装置。 - 予め定められたタイミングで、放射線を照射することなく前記予め定められた複数の蓄積時間で前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷を前記検出手段により各々読み出し、各電荷蓄積部に蓄積された電荷量に基づいて前記オフセット情報を生成する生成手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記生成手段により生成された前記オフセット情報を記憶する
請求項1又は請求項2記載の放射線画像撮影装置。 - 前記生成手段は、前記予め定められた複数の蓄積時間のうちの一部の蓄積時間で前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷を前記検出手段により各々読み出し、各電荷蓄積部に蓄積された電荷量に基づいて前記放射線画像の各画素のオフセット量を求め、当該一部の蓄積時間での各画素のオフセット量から補間により、残りの蓄積時間での各画素のオフセット量を導出して前記オフセット情報を生成する
請求項3記載の放射線画像撮影装置。 - 前記予め定められたタイミングは、装置電源がオンされた初期処理のタイミング、及び一定回数の撮影を行う毎又は温度を含む装置環境が所定以上変化する毎の撮影の合間のタイミングである
請求項3又は請求項4記載の放射線画像撮影装置。 - 前記生成手段は、前記記憶手段に記憶されたオフセット情報を更新する場合、前記予め定められた複数の蓄積時間毎に、前記放射線検出素子の各電荷蓄積部に蓄積された電荷量に基づいて前記放射線画像の各画素のオフセット量を求め、当該各画素のオフセット量と前記記憶手段に記憶されたオフセット情報により示される同じ蓄積時間における前記放射線画像の各画素のオフセット量との重み付け加算を行うことにより各画素のオフセット量を導出して前記オフセット情報を生成する
請求項3〜請求項5の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
Priority Applications (1)
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KR101147422B1 (ko) * | 2010-01-05 | 2012-05-24 | 삼성모바일디스플레이주식회사 | 엑스레이 감지 장치 및 엑스선 감지 방법 |
US8410450B2 (en) | 2010-01-04 | 2013-04-02 | Samsung Display Co., Ltd. | Apparatus for detecting X-rays and method of operating the same |
JP2017005627A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | キヤノン株式会社 | 放射線撮像装置及びその制御方法 |
-
2008
- 2008-05-22 JP JP2008134617A patent/JP2009279201A/ja active Pending
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