JP2009117441A - Workpiece holding apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、半導体ウエハ等のワークを保持するためのワーク保持装置に関するものである。 The present invention relates to a work holding device for holding a work such as a semiconductor wafer.
ワーク保持装置においては、ウエハ等のワークを保持するために真空による吸着や静電気力による吸着が利用されているが、現在では、吸着力の均一性が高い静電気力による吸着が多用されている。
従来、この種のワーク保持装置として、静電チャックがある。この静電チャックは、装置の吸着面とウエハとの間に発生させた静電気力によって、ウエハを保持するものである。しかし、この静電チャックは、残留電荷によるウエハ離脱のし難さや静電気による絶縁層破壊等の多くの問題を持っていた。
そこで、現在では、これらの問題に対処した各種の技術が提案されている。
例えば、特許文献1に開示の静電チャックのように、接地部材をウエハの裏面に接触させて、残留電荷を放電する技術がある。
また、特許文献2に開示の静電チャックのように、電荷を発生させるための電極とウエハ裏面との距離を最適値に設定したり、ウエハ吸着面と電極との間の絶縁層の材質やその粒径及び気孔率等を最適化して、静電気による絶縁層破壊の発生を防止する技術もある。
In a workpiece holding device, vacuum chucking or electrostatic chucking is used to hold a workpiece such as a wafer, but at present, electrostatic chucking with high uniformity of the chucking force is frequently used.
Conventionally, there is an electrostatic chuck as this type of work holding device. This electrostatic chuck holds a wafer by electrostatic force generated between the suction surface of the apparatus and the wafer. However, this electrostatic chuck has many problems such as difficulty in removing the wafer due to residual charges and breakdown of the insulating layer due to static electricity.
Therefore, various technologies that deal with these problems have been proposed.
For example, there is a technique of discharging a residual charge by bringing a grounding member into contact with the back surface of a wafer, like an electrostatic chuck disclosed in
Further, like the electrostatic chuck disclosed in
しかし、上記した従来の技術では、次のような問題がある。
特許文献1に開示の静電チャックでは、接地部材をウエハ裏面に接触させるために、接地部材がウエハ裏面を傷つけて、パーティクルをウエハから発生させるおそれがある。さらに、パーティクルが接地部材自身からも発生するおそれがある。また、接地部材の先端部をウエハ裏面に接触させて放電させる構成であるので、ウエハ裏面の電荷を局所的に放電させることができるが、ウエハ全面に亘って電荷を放電させることは困難である。
However, the conventional techniques described above have the following problems.
In the electrostatic chuck disclosed in
一方、特許文献2に開示の静電チャックでは、本体を窒化アルミニュウム等のセラミックスで形成しているので、必然的に、パーティクルが本体表面である吸着面から発生してしまう。また、電極とウエハ裏面との間の距離は、この間の絶縁層の磨耗等に対する耐久性と天秤に掛けて設計する必要ある。つまり、絶縁層を極力薄くして、印加電圧を下げるようにして、絶縁破壊を防止すると、絶縁層の早期摩耗によって、チャックの寿命が短くなる。かといって、絶縁層を厚くすると、印加電圧を上げなければならず、絶縁破壊が起こり易くなる。そして、残留電荷が増加して、パーティクルが吸着されたり、ウエハの剥離性が低下するおそれがある。
このような問題は、静電チャックだけでなく、ウエハ等のワークを静電気力で保持する各種のワーク保持装置で生じるおそれあり、かかる問題を解決する技術の出現が期待されていた。
On the other hand, in the electrostatic chuck disclosed in
Such a problem may occur not only in an electrostatic chuck but also in various workpiece holding devices that hold a workpiece such as a wafer with an electrostatic force, and the appearance of a technique for solving such a problem has been expected.
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、パーティクルの発生もなく、しかも、装置の寿命を縮めることなく残留電荷と絶縁破壊との防止を図ることができるワーク保持装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and provides a work holding device capable of preventing residual charges and dielectric breakdown without generating particles and reducing the life of the device. The purpose is to do.
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、ワークを吸着して保持するワーク保持装置であって、少なくとも表面が平坦なベースと、ベースの表面に貼り付けられ、ワークを接触させた際に、ワークをファンデルワールス力で吸着可能な表面構造と柔軟性とを有した吸着フィルムとを備える構成とした。
かかる構成により、ワークを吸着フィルムに押し付けて接触させると、吸着フィルムの表面がワークの裏面形状に従って変形して、吸着フィルムの表面の分子とワーク裏面の分子との距離が近接し、ワークがファンデルワールス力によって吸着フィルムの表面に吸着される。このように、吸着フィルムの表面が、ワークの裏面形状、即ち、ワーク裏面の反りや凹凸に従って変形するので、ワーク裏面と吸着フィルムとの接触面積が大きくなる。この結果、ワークに対する平坦度が見かけ以上に良くなり、吸着力の均一性が高まる。また、ワークをファンデルワールス力によって吸着フィルムに吸着させるので、上記した従来の静電チャックと異なり、電圧を印加する必要がない。したがって、残留電荷や絶縁破壊の問題も生ぜず、この結果、残留電荷や絶縁破壊の問題を解決するために装置の寿命を縮めることもない。さらに、電荷を放電させる接地部材のような金属も必要としないので、パーティクルの発生も抑えることができる。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention of
With this configuration, when the work is pressed against the suction film and brought into contact, the surface of the suction film is deformed according to the shape of the back of the work, and the distance between the molecule on the surface of the suction film and the molecule on the back of the work is close. It is adsorbed on the surface of the adsorbing film by Delwars force. As described above, the surface of the suction film is deformed according to the shape of the back surface of the work, that is, the warpage or unevenness of the back surface of the work. As a result, the flatness with respect to the workpiece is improved more than apparent, and the uniformity of the suction force is increased. Further, since the work is attracted to the attracting film by van der Waals force, it is not necessary to apply a voltage unlike the above-described conventional electrostatic chuck. Accordingly, there is no problem of residual charge or dielectric breakdown, and as a result, the lifetime of the apparatus is not shortened in order to solve the problem of residual charge or dielectric breakdown. Furthermore, since a metal such as a grounding member for discharging electric charge is not required, generation of particles can be suppressed.
請求項2の発明は、請求項1に記載のワーク保持装置において、吸着フィルムは、空気中に曝すとその表面に正電荷を帯電する性質を有する構成とした。
かかる構成により、ワーク保持装置を空気に曝すだけで、吸着フィルムの表面に正電荷が帯電する。これにより、吸着フィルム上のワークが負電荷に帯電するので、ワークは、吸着フィルムのファンデルワールス力だけでなく、静電気力によっても、吸着される。
According to a second aspect of the present invention, in the work holding device according to the first aspect, the adsorption film has a property of charging the surface with a positive charge when exposed to the air.
With this configuration, a positive charge is charged on the surface of the adsorption film only by exposing the work holding device to air. Thereby, since the workpiece | work on an adsorption | suction film is electrically charged by a negative charge, a workpiece | work is adsorb | sucked not only by the van der Waals force of an adsorption | suction film but by electrostatic force.
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のワーク保持装置において、吸着フィルムは、シリコーンゴムのフィルムである構成とした。 According to a third aspect of the present invention, in the work holding device according to the first or second aspect, the adsorption film is a silicone rubber film.
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のワーク保持装置において、ベース表面からベース内部に至る所定厚さの絶縁層を設け、電極板をこの絶縁層内に配設し、この電極板の端子をベースから外部に引き出した構成とする。
かかる構成により、電極に電圧を加えることで、吸着フィルムの表面を所望の電位に帯電させることができる。
According to a fourth aspect of the present invention, in the work holding device according to any one of the first to third aspects, an insulating layer having a predetermined thickness from the base surface to the inside of the base is provided, and the electrode plate is disposed in the insulating layer. It is set as the structure which pulled out the terminal of this electrode plate from the base to the exterior.
With this configuration, the surface of the adsorption film can be charged to a desired potential by applying a voltage to the electrode.
以上詳しく説明したように、この発明のワーク保持装置によれば、半導体ウエハ等のワークに対する吸着面の平坦性と吸着力の均一性を高めることができるだけでなく、パーティクルの発生もなく、しかも、装置の寿命を縮めることなく残留電荷と絶縁破壊との防止を図ることができるという優れた効果がある。 As described in detail above, according to the work holding device of the present invention, not only can the flatness of the suction surface and the uniformity of the suction force with respect to the work such as a semiconductor wafer be improved, but there is no generation of particles, There is an excellent effect that it is possible to prevent residual charges and dielectric breakdown without shortening the lifetime of the device.
また、請求項2の発明のよれば、ワーク保持装置を空気に曝すだけで、吸着フィルムを帯電させることができるので、帯電させるための高価な装置が不必要になり、その分、ワーク保持装置を低コストで製造することができるという効果がある。
According to the invention of
さらに、請求項4の発明によれば、ワークに対する吸着フィルムの吸着力をさらに高めることができるという効果がある。
Furthermore, according to the invention of
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。 The best mode of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は、この発明の第1実施例に係るワーク保持装置を示す分解斜視図であり、図2は、ワーク保持装置の断面図であり、図3は、ワーク保持装置の平面図である。
この実施例のワーク保持装置1は、ワークである半導体ウエハを吸着して保持するチャックであり、図1に示すように、ベース2と吸着フィルム3とを備える。
1 is an exploded perspective view showing a work holding device according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a sectional view of the work holding device, and FIG. 3 is a plan view of the work holding device.
The
ベース2は、台座であり、アルミナセラミックス,アルミニュウム、アルミニュウム合金等で形成されている。
このワーク保持装置1は、ウエハWを平坦に保持するチャックであるので、ベース2の表面2aが平坦に形成されている。
また、図2に示すように、ベース2内には、冷却水路20が設けられており、冷却水を注入口20aから冷却水路20内に入れ、循環させた後、排水口20bから排出することができるようになっている。
さらに、ベース2には、ベース2を上下に貫通する1対の細い孔21a,21bが穿設されており、リフトピン21がこれらの孔21a,21b内に昇降自在に挿入されている。
The
Since the
Further, as shown in FIG. 2, a
Further, the
吸着フィルム3は、直径が300mmのウエハWを吸着するためのフィルム状部材であり、接着剤4を介して、ベース2の表面2aに貼り付けられている。
かかる吸着フィルム3は、ウエハWを接触させた際に、ウエハWの裏面をファンデルワールス力で吸着することができる表面構造と柔軟性とを有している。
The
The adsorbing
ここで、吸着フィルム3の表面構造と柔軟性について説明する。
図4は、吸着フィルム3の表面構造と柔軟性を説明するための部分拡大概略図である。
ファンデルワールス力が物質とウエハ裏面との間に働くためには、物質とウエハ裏面との分子間距離が1〜5Åになる必要がある。
しかし、図4の(a)に示すように、通常の物質200では、μオーダーの微小な凹凸210がその表面に存在し、同様に、ウエハWの裏面waにも凹凸wbや反りが存在する。このため、ウエハWの裏面waを物質200の表面に押し付けると、凹凸wbと凹凸210とがぶつかり合い、ウエハと物質200とが点接触状態になる。したがって、ウエハWの分子と物質200の分子との距離が1〜5Å迄近づいている部分の面積が非常に小さい。このため、ウエハWに対する物質200のファンデルワールス力はほとんど働かず、ウエハWが物質200に吸着されることはない。
これに対して、図4の(b)に示すように、物質200の表面が、イモリの手の剛毛のように、例えば、長さ1μmで直径200nm程度のピラー(pillar)220を多数生植毛したような構造をとると、ウエハWを物質200の表面に押し付けた際に、これらのピラー220がウエハ裏面waに存在する凹凸wbや反りの形状に従って撓み、凹凸wbとピラー220とが面接触状態になる。この結果、ウエハ裏面waの分子と物質200の分子との距離が1〜5Å迄近づいている部分の面積が非常に大きくなり、ウエハWに対する物質200のファンデルワールス力が働いて、ウエハWが物質200に吸着されることとなる。
Here, the surface structure and flexibility of the
FIG. 4 is a partially enlarged schematic view for explaining the surface structure and flexibility of the
In order for the Van der Waals force to work between the substance and the back surface of the wafer, the intermolecular distance between the substance and the back surface of the wafer needs to be 1 to 5 mm.
However, as shown in FIG. 4A, in the
On the other hand, as shown in FIG. 4 (b), the surface of the
この実施例の吸着フィルム3の表面3aは、上記のようなピラー220を有した構造に限られるのではないが、少なくとも、ウエハWを吸着フィルム3に押し付けると、表面3aがウエハWの裏面形状に従って変形し、ウエハWの裏面との接触面積が大きくなって、ファンデルワールス力がウエハWに対して働く構造になっている。
この実施例では、吸着フィルム3を、上記のようなファンデルワールス力を生じさせることができる表面構造と柔軟性とを有するシリコーンゴムを用いて形成した。
また、シリコーンゴムは、帯電性にも優れており、空気中に曝すとその表面に正電荷を帯電する。すなわち、ほとんどの樹脂は、負極に帯電するが、シリコーンゴムでは正極に帯電する特徴がある。例えば、樹脂であるカプトンの表面電位は、−0.14kVで、シリコーンゴムの表面電位は、+0.11kVとなる。
The
In this example, the
Silicone rubber is also excellent in chargeability, and when exposed to air, its surface is charged with a positive charge. That is, most resins are charged on the negative electrode, but silicone rubber has a characteristic of being charged on the positive electrode. For example, the surface potential of Kapton, which is a resin, is −0.14 kV, and the surface potential of silicone rubber is +0.11 kV.
次に、この実施例のワーク保持装置1が示す作用及び効果について説明する。
図5は、このワーク保持装置1の使用例を示す概略図であり、図6は、吸着フィルム3とウエハWとの接触状態を説明するための模式図であり、図7は、吸着フィルム3からウエハWに働く力を説明するための部分拡大概略図であり、図8は、ウエハWを取り外す状態を示す概略図である。
図5の実線で示すように、ウエハWを、ワーク保持装置1の真上に位置させ、吸着フィルム3側に向けて下降させる。そして、二点差線で示すように、ウエハWの裏面waを吸着フィルム3に押し付けると、ウエハ裏面waが、吸着フィルム3の表面3aに接触する。
Next, the operation and effect of the
FIG. 5 is a schematic view showing an example of use of the
As shown by the solid line in FIG. 5, the wafer W is positioned directly above the
すると、図6に示すように、吸着フィルム3の表面3aがウエハWの裏面waの形状に従って変形し、表面3aと裏面waとが広面積で接触する。この結果、吸着フィルム3からのファンデルワールス力がウエハWに対して働く。また、吸着フィルム3が空気に曝されて、正極に帯電しているので、負極に帯電するウエハWに対して、静電気力が働く。
具体的には、図7に示すように、吸着フィルム3の分子31からのファンデルワールス力F1がウエハ裏面waの分子wpに働くと共に、吸着フィルム3内の正電荷32からの静電気力F2がウエハ裏面waの負電荷wmに対して働き、ウエハWがこれらの力によって吸着フィルム3の表面3aに吸着されることとなる。
Then, as shown in FIG. 6, the
Specifically, as shown in FIG. 7, the van der Waals force F1 from the
かかる状態で、図8に示すように、リフトピン21を上昇させて、ウエハWを吸着フィルム3から剥がす。
このとき、ウエハWと吸着フィルム3との間に働いている力は、ファンデルワールス力と静電気力である。これらの力は、リフトピン21を上昇させる機械的力に比べて極めて
小さいので、リフトピン21を上昇させることで、ウエハWを吸着フィルム3から容易に剥離することができる。
In this state, as shown in FIG. 8, the lift pins 21 are raised and the wafer W is peeled off from the
At this time, the forces acting between the wafer W and the
このように、この実施例のワーク保持装置1によれば、吸着フィルム3の表面3aが、ウエハ裏面waの形状に従って変形するので、ウエハWに対する平坦度が見かけ以上に良くなり、吸着力の均一性が向上する。また、ウエハWをファンデルワールス力と自然帯電した静電気力によって吸着フィルム3に吸着させるので、上記した従来の静電チャックと異なり、電圧を印加する作業を必要としない。しかも、帯電による吸着フィルム3の表面電位は、上記したように、「+0.11kV」程度であり、従来の静電チャックの表面電位に比べて非常に低い。したがって、残留電荷や絶縁破壊の問題も生ぜず、この結果、残留電荷や絶縁破壊の問題を解決するために装置の寿命を縮めることもない。さらに、電荷を放電させる接地部材のような金属も必要としないので、パーティクルの発生も抑えることができる。
As described above, according to the
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図9は、この発明の第2実施例に係るワーク保持装置1を示す断面図である。
この実施例は、帯電性能を高めた点が、上記第1実施例と異なる。
すなわち、図9に示すように、平板状の電極5を、絶縁層を形成するベース2の表面2a側に配設した。そして、電極5に接続された端子50をベース2の外部に引き出した。
Next explained is the second embodiment of the invention.
FIG. 9 is a sectional view showing a
This embodiment is different from the first embodiment in that the charging performance is improved.
That is, as shown in FIG. 9, the
図10は、電圧供給状態を示す断面図である。
図10に示すように、電源51の正極を端子50の後端50aに接続することができる。かかる状態で、電圧を端子50から電極5に加えることにより、吸着フィルム3の表面3aを所望の電位に帯電させることができる。
これにより、ウエハWに対する吸着フィルム3の吸着力をさらに高めることができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a voltage supply state.
As shown in FIG. 10, the positive electrode of the
Thereby, the adsorption | suction force of the
Since other configurations, operations, and effects are the same as those in the first embodiment, description thereof is omitted.
次に、この発明の第3実施例について説明する。
図11は、この発明の第3実施例に係るワーク保持装置を示す概略図である。
図11に示すように、この実施例のワーク保持装置1−1は、産業ロボット6に取り付けられる装置である。
このワーク保持装置1−1も上記実施例のワーク保持装置1とほぼ同様の構成をとるが、冷却水路20等を必ずしも設ける必要はない。
具体的には、ベース2の裏面側を産業ロボット6のアーム60の先端部に固定した。
これにより、産業ロボット6を制御して、アーム60を動かし、吸着フィルム3で吸着したウエハ等のワーク(図示省略)を所定の箇所に移す作業が可能となる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1及び第2実施例と同様であるので、その記載は省略する。
Next explained is the third embodiment of the invention.
FIG. 11 is a schematic view showing a work holding device according to a third embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 11, the workpiece holding device 1-1 of this embodiment is a device that is attached to the industrial robot 6.
The work holding device 1-1 also has substantially the same configuration as the
Specifically, the back side of the
Thereby, it is possible to control the industrial robot 6 to move the
Other configurations, operations, and effects are the same as those in the first and second embodiments, and thus description thereof is omitted.
次に、この発明の第4実施例について説明する。
図12は、この発明の第4実施例に係るワーク保持装置を示す概略図である。
図12に示すように、この実施例のワーク保持装置1−2は、基板検査装置7に用いられる装置である。
このワーク保持装置1−2も上記実施例のワーク保持装置1とほぼ同様の構成をとり、基板検査装置7に組み込まれている。
これにより、吸着フィルム3で吸着したウエハ等のワークW′を基板検査装置7によって検査することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1ないし第3実施例と同様であるので、その記載は省略する。
Next explained is the fourth embodiment of the invention.
FIG. 12 is a schematic view showing a work holding device according to a fourth embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 12, the work holding device 1-2 of this embodiment is a device used for the substrate inspection device 7.
The work holding device 1-2 also has substantially the same configuration as the
Thereby, the work W ′ such as a wafer sucked by the
Since other configurations, operations, and effects are the same as those in the first to third embodiments, description thereof is omitted.
次に、この発明の第5実施例について説明する。
図13は、この発明の第5実施例に係るワーク保持装置を示す概略図である。
図13に示すように、この実施例のワーク保持装置1−3は、ワークの搬送装置に用いられる装置である。
このワーク保持装置1−3も上記実施例のワーク保持装置1とほぼ同様の構成をとり、ワーク搬送装置のベルトコンベア8上に取り付けられている。
これにより、吸着フィルム3で吸着した金属,紙及びプラスチック等のワークW′をベルトコンベア8で所定箇所まで搬送することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1ないし第4実施例と同様であるので、その委細は省略する。
Next explained is the fifth embodiment of the invention.
FIG. 13 is a schematic view showing a work holding device according to a fifth embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 13, the workpiece holding device 1-3 of this embodiment is a device used for a workpiece transfer device.
This work holding device 1-3 also has substantially the same configuration as the
Thereby, the work W ′ made of metal, paper, plastic, or the like adsorbed by the
Other configurations, operations, and effects are the same as those in the first to fourth embodiments, and thus detailed descriptions thereof are omitted.
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記第1実施例では、ワーク保持装置1を、半導体ウエハのチャックとして用いた例を示したが、ワーク保持装置1を液晶パネル装置で用いられるガラス等のワークを吸着するためのチャックとしても用いることができることは勿論である。
In addition, this invention is not limited to the said Example, A various deformation | transformation and change are possible within the range of the summary of invention.
For example, in the first embodiment, the example in which the
1,1−1〜1−3…ワーク保持装置、 2…ベース、 2a,3a…表面、 3…吸着フィルム、 4…接着剤、 5…電極、 6…産業ロボット、 7…基板検査装置、 8…ベルトコンベア、 20…冷却水路、 20a…注入口、 20b…排水口、 21…リフトピン、 21a,21b…孔、 50…端子、 51…電源、 60…アーム、 W…ウエハ、 W′…ワーク、 wa…裏面。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
少なくとも表面が平坦なベースと、
上記ベースの表面に貼り付けられ、上記ワークを接触させた際に、当該ワークをファンデルワールス力で吸着可能な表面構造と柔軟性とを有した吸着フィルムと
を備えることを特徴とするワーク保持装置。 A workpiece holding device that holds and holds a workpiece such as a wafer,
A base with at least a flat surface,
A workpiece holding comprising: a suction film having a surface structure capable of adsorbing the workpiece with van der Waals force and a flexibility when the workpiece is attached to the surface of the base and contacting the workpiece. apparatus.
上記吸着フィルムは、空気中に曝すとその表面に正電荷を帯電する性質を有する、
ことを特徴とするワーク保持装置。 The work holding apparatus according to claim 1,
The adsorption film has a property of charging a positive charge on its surface when exposed to air.
A workpiece holding device characterized by that.
上記吸着フィルムは、シリコーンゴムのフィルムである、
ことを特徴とするワーク保持装置。 In the workpiece holding device according to claim 1 or 2,
The adsorption film is a silicone rubber film.
A workpiece holding device characterized by that.
上記ベース表面からベース内部に至る所定厚さの絶縁層を設け、電極板をこの絶縁層内に配設し、この電極板の端子を上記ベースから外部に引き出した、
ことを特徴とするワーク保持装置。 In the workpiece holding device according to any one of claims 1 to 3,
An insulating layer having a predetermined thickness extending from the base surface to the inside of the base is provided, an electrode plate is disposed in the insulating layer, and terminals of the electrode plate are drawn out from the base.
A workpiece holding device characterized by that.
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