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JP2009116865A - 情報提供方法及び広告提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】広告付きのWebページを生成するために貢献したWebAPIを明確にし、広告の紹介料を分配可能にする広告提供システム等を提供することを目的とする。
【解決手段】広告仲介サービス105が生成したセッションIDをWebサイト103、WebAPI104、広告仲介サービス105の間で引き回しながら処理を行うシステムであって、Webサイト103ではWebAPI104の処理結果及び広告情報のリソースを取得するためのリンク及び広告を選択したときに呼ばれるセッションIDをパラメータに持つリンクを含めたWebページを生成してWebブラウザ102に返し、Webブラウザ102が広告情報のリソースを広告仲介サービス105に要求すると、広告仲介サービス105では広告情報の要求があったことをセッションIDと関連付けて記録した後、広告情報のリソースをWebブラウザ102に返すことにより上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供方法及び広告提供方法に関し、特に、インターネット上でソフトウェア機能を提供するWebAPIを利用して生成された広告付きのWebページを提供し、広告付きのWebページを生成するために貢献したWebAPIを明確にし、広告の紹介料を分配可能にする技術に関する。
インターネット上に公開したWebサイトの運営者が広告仲介サービスを運営する広告仲介者と契約し、広告仲介サービスが配布する事業者の広告をWebページ内に掲載し、閲覧者のWebブラウザに広告を表示した回数や、閲覧者がその広告のリンクを選択して広告に対応する事業者のWebページに遷移した回数や、その広告を選択して広告に対応する事業者の商品販売ページに遷移し商品を購入した回数や購入額等に応じてWebサイト運営者に紹介料を与える方法が広く利用されている。
例えば、Google(登録商標)のAdSense(非特許文献1)では、広告を掲載するWeb運営者を募っている。Googleは、Web運営者のWebページに広告を掲載してもらい、そのWebページの閲覧者が広告のリンクをクリックすると、Web運営者に紹介料を支払う。
従来のWebサイトに対して広告を掲載する仕組みの概念図を図11に示す。Webブラウザ102からWebサイト201に対してWebページ要求211を行うとWebサイト201は広告付Webページ212を提供する。このとき、通常、広告情報リソースの格納元を示すURLを含んだHTMLを送信しWebブラウザではこのHTMLを受け取ると、広告情報要求213を行い広告情報リソースのURLに対してリソースを要求する。広告情報214が返ると、Webブラウザでは広告情報を表示する。広告情報は、通常、人目を引くように画像やアニメーションを用いて表現する。この画像やアニメーションは、閲覧者が選択したときにより詳しい情報を記載したページ(通常は広告を出している事業者のWebページ)を返すことができるようにリンクとする。
このリンクには紹介者識別情報を埋め込む。Webページの閲覧者がWebブラウザ上で広告を選択すると、広告選択215の通知を広告仲介サービス202に送出する。広告仲介サービス202がリクエストを受けると、広告に対応する事業者のWebサイト106にリダイレクトし、Webブラウザ102に広告に対応するページを表示する。このとき、広告仲介サービス202では、広告のリンクに埋め込まれた紹介者情報を利用して紹介者識別情報毎に選択された回数等を集計する。この集計結果に基づき、広告仲介者は紹介料として与える額を決定する。
特許文献1に記載の発明は、アフィリエイト広告を通して商品を購入するなどした場合に、その商品の購入者が紹介料を与える相手を選択する方法について記述している。
特許文献2に記載の発明は、GUIを持つアプリケーションの一部にWebブラウザを埋め込み、そこに広告を表示する方法について記述している。このようにすることで、例えば広告を表示している間だけ、アプリケーションの機能を利用可能にするといった制御を実現している。
特開2007−18200号公報 特開2003−323571号公報 Google AdSense https://www.google.com/adsense/login/ja/index.html
インターネット上でソフトウェア機能を提供する形態であるWebAPIが注目されている。Webアプリケーション開発者は、他者が提供するWebAPIを組み合わせることで高機能なWebアプリケーションを安価に実現することが可能となる。
WebAPIには、ユーザ認証を行うもの、与えられた文章を構文解析するもの、与えられた画像を加工するもの、地図情報を提供するものなど様々なものがある。WebAPIが返す情報は、Webアプリケーション開発者が加工してWebページに埋め込みWebブラウザに表示することができる。加工が可能であるため、WebAPIの戻り値として広告の情報を一緒に返したとしてもWebアプリケーションの開発者が排除することが可能であり、WebAPI提供者が広告による紹介料を得ることが難しいという課題がある。
特許文献1では、商品購入者が紹介料を与える相手を選択可能であるが、商品購入者の考えに依存してしまうため、公平に紹介料を得ることが難しい。
また、特許文献2を用いればWebページではなくコンピュータ上で動作するアプリケーションプログラムを通して広告収入を得る機会を得られるが、アプリケーションはGUIを提供する必要があり、GUIを持たないWebAPIに適用することはできない。
上記課題に鑑みて、本発明は、インターネット上でソフトウェア機能を提供するWebAPIを利用して生成された広告付きのWebページを提供し、広告付きのWebページを生成するために貢献したWebAPIを明確にし、広告の紹介料を分配可能にする広告提供システム及び広告提供方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の情報提供方法は、インターネット上でソフトウェア機能を提供するWebAPIプログラムと、前記WebAPIプログラムを利用するWebAPI利用プログラムと、前記WebAPIプログラムの呼び出しを制御するWebAPI呼び出し制御プログラムとを用いた情報提供方法であって、前記WebAPI利用プログラムが前記WebAPIプログラムを呼び出すときに、前記WebAPI呼び出し制御プログラムが発行するキー情報を取得し、前記キー情報を用いて前記WebAPIプログラムを呼び出し、前記WebAPIプログラムは前記WebAPI利用プログラムから受け取ったキー情報が正しいことを確認し、正しい場合のみ前記WebAPIプログラムの実行結果を返すようにWebAPI呼び出し制御を行うことを特徴とする。
さらに、本発明の情報提供方法は、前記WebAPI利用プログラムが前記WebAPIプログラムを呼び出すたびに、前記WebAPI呼び出し制御プログラムからセッションIDを取得し、前記セッションIDをキー情報として前記WebAPIプログラムを呼び出すWebAPI呼び出し制御を行う。
さらに、本発明の情報提供方法は、前記WebAPI利用プログラムは事前に前記WebAPI呼び出し制御プログラムから前記WebAPIプログラムを複数回呼び出し可能なキーを取得し、前記キーを用いて前記WebAPIプログラムを呼び出すWebAPI呼び出し制御を行う。
さらに、本発明の情報提供方法は、前記WebAPIプログラムが前記WebAPI呼び出しプログラムから受け取ったキー情報を、前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送出し、前記WebAPI呼び出し制御プログラムは受け取ったキー情報が前記WebAPI呼び出し制御プログラムが発行した正しいものであるかどうかを検証し、検証した結果を前記WebAPIプログラムに送出するWebAPI呼び出し制御を行う。
さらに、本発明の情報提供方法は、前記WebAPIプログラムは、前記WebAPI利用プログラムが送出したキー情報、呼び出し元のWebAPI利用プログラム及び呼び出し先のWebAPIプログラムが判断できる情報を、ログに書き出し、定期的にログを前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送出し、前記WebAPI呼び出し制御プログラムは前記ログを解析してキー情報が正しいかどうかを検証するWebAPI呼び出し制御を行う。
また、本発明の情報提供方法は、インターネット上でソフトウェア機能を提供するWebAPIプログラムが一つ又は複数のWebAPI利用プログラムから利用されている場合に、前記WebAPIプログラム又は前記WebAPI利用プログラムが、前記WebAPIプログラムの呼び出し状況をWebAPI呼び出し制御プログラムに送ることで、WebAPIプログラムの使用量を計測する。
さらに、本発明の情報提供方法は、前記WebAPI利用プログラム毎に一意に決めたキー情報を用いて前記WebAPI利用プログラムが前記WebAPIプログラムを呼び出し、前記WebAPIプログラムは前記キー情報を前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送ることでWebAPI呼び出し制御プログラムが、呼び出されたWebAPIプログラムの使用量を計測する。
さらに、本発明の情報提供方法は、前記WebAPI利用プログラムが利用したWebAPIプログラムをログに残し、又は前記WebAPIプログラムが呼び出されたWebAPI利用プログラムをログに残し、前記ログを定期的に前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送付し、前記WebAPI呼び出し制御プログラムでは前記ログを解析することで呼び出されたWebAPIプログラムを特定する。
さらに、本発明の情報提供方法は、前記WebAPI利用プログラムのログと前記WebAPIプログラムのログの両方を前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送り、両方のログを比較し、WebAPI呼び出しに関する両者の不一致を検出し、不正なログを見つける。
さらに、本発明の情報提供方法は、前記WebAPI利用プログラムは前記WebAPIプログラムを呼び出す前に前記WebAPI呼び出し制御プログラムが発行するセッションIDを取得し、前記WebAPI呼び出し制御プログラムは、前記セッションIDを発行したWebAPI利用プログラムを記録し、前記WebAPI呼び出しプログラムが前記セッションIDを用いて前記WebAPIプログラムを呼び出した後、前記WebAPIプログラムは前記セッションIDを前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送ることで、WebAPI呼び出し制御プログラムが呼び出し元であるWebAPI利用プログラムと呼び出し先であるWebAPIプログラムを特定する。
また、本発明の広告提供方法は、インターネット上でWebページを提供するWebサイトを用いた広告提供方法であって、前記Webサイトは一つ又は複数のWebAPIを用いたWebページであり、前記Webページに広告仲介サービスが提供する広告が掲載されている場合に、Webブラウザで前記Webページに掲載した広告が選択されたときに、前記Webページを構築するためにWebサイトが利用したWebAPIを特定し、前記WebAPI提供者に対価を支払う。
さらに、本発明の広告提供方法は、ネットワークで各々接続された、前記Webブラウザを稼動させるWebブラウザ処理装置と、前記Webサイトを稼動させるWebサイト処理装置と、前記WebAPIを稼動させるWebAPI処理装置と、広告仲介サービスを稼動させる広告仲介サービス処理装置とを有し、前記Webブラウザから前記Webページの要求を受けたWebサイト処理装置が、前記広告仲介サービス処理装置にWebサイト運営者の紹介者識別情報を送出し、前記広告仲介サービス処理装置からセッションIDと広告識別情報を取得し、当該セッションIDを引数に含めてWebAPIを呼び出し、前記WebAPI処理装置が、前記セッションIDと前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を広告仲介サービス処理装置に送出し、前記広告仲介サービス処理装置は、前記セッションIDが正しいものであることを確認し、セッションIDとWebAPI提供者の紹介者識別情報を記録し、前記広告仲介サービス処理装置で前記セッションIDが正しいことが判明した場合には、前記WebAPI処理装置は、前記WebAPIを実行して処理結果をWebサイト処理装置に返し、前記Webサイトでは、処理結果及び広告仲介サービスが保持する広告情報のURLとセッションIDを用いて、広告情報のリソースを取得するためのURLにパラメータとしてセッションIDを含めたWebページを生成して前記Webブラウザに返し、前記Webブラウザが広告情報のリソースを広告仲介サービス処理装置に要求すると、前記広告仲介サービス処理装置では広告情報の要求があったことをセッションIDと関連付けて記録した後、広告情報のリソースを前記Webブラウザに返し、前記WebブラウザではWebサイトが生成したWebページを表示する。
さらに、本発明の広告提供方法は、ネットワークで各々接続された、前記Webブラウザを稼動させるWebブラウザ処理装置と、前記Webサイトを稼動させる前記Webサイト処理装置と、前記WebAPIを稼動させるWebAPI処理装置と、広告仲介サービスを稼動させる広告仲介サービス処理装置とを有し、前記Webブラウザから前記Webページの要求を受けたWebサイト処理装置が、前記Webブラウザ処理装置にセッションID要求プログラム、WebAPI呼び出しプログラム及びページ生成プログラムを含むページをWebブラウザに返し、前記Webブラウザは、返されたページに含まれるプログラムを実行することにより、前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を広告仲介サービス処理装置に送出し、前記広告仲介サービス処理装置がリクエストを受けると、セッションID生成、貢献者記録を実施してセッションIDをWebブラウザに返し、前記Webブラウザは、前記セッションIDと前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を前記広告仲介サービス処理装置に送出し、前記広告仲介サービス処理装置は、前記セッションIDが正しいものであることを確認し、前記セッションIDと前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を記録し、前記広告仲介サービス処理装置で前記セッションIDが正しいことを確認した場合には前記WebAPI処理装置は、前記WebAPIを実行して処理結果を前記Webブラウザに送出し、前記Webブラウザは、前記Webページを生成し、広告情報のリソースを前記広告仲介サービス処理装置に要求すると、前記広告仲介サービス処理装置では広告情報の要求があったことを前記セッションIDと関連付けて記録した後、前記広告情報のリソースをWebブラウザに返し、前記Webブラウザでは生成したWebページを表示する。
さらに、本発明の広告提供方法は、ネットワークで各々接続された、前記Webブラウザを稼動させるWebブラウザ処理装置と、前記Webサイトを稼動させるWebサイト処理装置と、前記WebAPIを稼動させるWebAPI処理装置と、広告仲介サービスを稼動させる広告仲介サービス処理装置とを有し、前記Webブラウザから前記Webページの要求を受けたWebサイト処理装置が、前記広告仲介サービス処理装置にWebサイト運営者の紹介者識別情報を送出し、前記広告仲介サービス処理装置からセッションIDと広告識別情報を取得し、当該セッションIDを引数に含めてWebAPI呼び出しを前記広告仲介サービス処理装置に対して行い、前記広告仲介サービス処理装置は、前記セッションIDが正しいものであることを確認し、前記セッションIDと前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を記録し、WebAPI呼び出しを実施し、前記WebAPI処理装置は、前記WebAPIを実行して処理結果を広告仲介サービス処理装置に送出し、前記広告仲介サービス処理装置は、処理結果をWebサイト処理装置へ送出し、前記Webサイトでは、処理結果及び広告仲介サービスが保持する広告情報のURLとセッションIDを用いて、前記広告情報のリソースを取得するためのURLにパラメータとしてセッションIDを含めたWebページを生成して前記Webブラウザに返し、前記Webブラウザが広告情報のリソースを前記広告仲介サービス処理装置に要求すると、前記広告仲介サービス処理装置では広告情報の要求があったことを前記セッションIDと関連付けて記録した後、前記広告情報のリソースをWebブラウザに返し、前記Webブラウザでは前記Webサイトが生成したWebページを表示する。
さらに、本発明の広告提供方法は、ネットワークで各々接続された、前記Webブラウザを稼動させるWebブラウザ処理装置と、前記Webサイトを稼動させるWebサイト処理装置と、前記WebAPIを稼動させるWebAPI処理装置と、広告仲介サービスを稼動させる広告仲介サービス処理装置とを有し、前記Webブラウザから前記Webページの要求を受けたWebサイト処理装置が、前記広告仲介サービス処理装置にWebAPI呼び出しを実施し、前記広告仲介サービス処理装置は、セッションIDを生成し、前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を記録し、呼び出し先のWebAPIの紹介者識別情報を貢献者としてセッションIDと共に記録し、当該セッションIDを引数に含めてWebAPI呼び出しを前記WebAPI処理装置に対して行い、当該呼び出しを受けたWebAPI処理装置は、前記WebAPIを実行し、処理結果を前記広告仲介サービス処理装置に送出し、前記広告仲介サービス処理装置は、処理結果及びセッションIDをWebサイト処理装置へ送出し、前記Webサイトでは、処理結果及び広告仲介サービスが保持する広告情報のURLとセッションIDを用いて、前記広告情報のリソースを取得するためのURLにパラメータとしてセッションIDを含めたWebページを生成してWebブラウザに返し、前記Webブラウザが広告情報のリソースを広告仲介サービス処理装置に要求すると、前記広告仲介サービス処理装置では広告情報の要求があったことを前記セッションIDと関連付けて記録した後、前記広告情報のリソースを前記Webブラウザに返し、前記WebブラウザではWebサイトが生成したWebページを表示する。
さらに、本発明の広告提供方法は、上記生成されたWebブラウザに表示した広告を、閲覧者が選択したときに、前記広告仲介サービス処理装置には、前記広告識別情報と前記セッションIDが到達し、前記広告仲介サービス処理装置では選択されたこととそのときのセッションIDを記録しておき、広告仲介サービスでは広告識別情報に関連する事業者のWebサイトにリダイレクトすることで広告に対応するWebページを表示する。
さらに、本発明の広告提供方法は、前記広告仲介サービス処理装置に記録した広告情報の要求があったセッションIDを利用し、前記セッションIDに関連付いた紹介者識別情報を抽出することで広告を表示したWebページの生成に貢献したWebサイト運営者及びWebAPI提供者を特定する。
さらに、本発明の広告提供方法は、前記広告仲介サービス処理装置に記録した広告が選択されたときのセッションIDを利用し、前記セッションIDに関連付いた紹介者識別情報を抽出することで広告が選択されたWebページの生成に貢献したWebサイト運営者及びWebAPI提供者を特定する。
さらに、本発明の広告提供方法は、セッションIDではなく、Webサイトを一意に特定できるキーを用いて、Webサイトが利用したWebAPIを特定する場合には、前記Webサイトは、予めWebサイトを一意に識別できるキーを取得し、前記WebAPIを呼び出すときは前記キーを一緒に送出し、前記WebAPIは前記キーを広告仲介サービスに送出し、前記広告仲介サービスでは前記キーと前記キーを送出したWebAPIを関連付けて保持し、前記Webサイトは、前記WebAPIの処理結果と広告を埋め込んだWebページをWebブラウザに送出し、前記Webブラウザから埋め込んだ広告情報の画像等を取得するときに用いるURLには、前記広告情報の画像等を広告仲介サービスから取得するときに、広告仲介サービスにキーが渡るように、パラメータとしてキーを付加しておき、広告がクリックされたときに遷移するURLにも、パラメータとしてキーを付加しておき、前記Webブラウザに広告を表示したときや閲覧者が広告をクリックしたときに、広告仲介サービスにキーが送られるようにしておくことで広告の閲覧状況を把握可能とし、その回数に応じてWebサイト毎の広告への貢献度及び、キーとWebAPIを関連付けて保持している情報に基づいてWebサイト毎に利用したWebAPIとその回数を特定する。
さらに、本発明の広告提供方法は、前記Webサイト、前記WebAPIの何れか又は両方が前記WebAPIの呼び出しログをセッションID又はキーと共に保持し、前記ログを定期的に広告仲介サービスに送出し、前記広告仲介サービスでは、前記ログを解析することでWebサイトが利用したWebAPIを特定する。
さらに、本発明の広告提供方法は、前記広告仲介サービスは、前記Webサイトと前記WebAPIの両方からログを収集し、前記両方のログの内容を比較し、両者に前記WebAPIを呼び出した、又は呼び出された記述があったときにその呼び出しが確かであると判断する。
さらに、本発明は、Webブラウザに広告が表示された、又は広告がクリックされたときに発生する対価をWebAPI提供者に分配する対価分配方法であって、Webブラウザが広告を表示したWebページを要求したときに、その要求を受け取ったWebサイトが利用した一つ又は複数のWebAPIを特定し、発生した対価をWebAPI提供者に分配する。
さらに、本発明は、Webブラウザに広告が表示された、又は広告がクリックされたときに発生する対価を特定期間毎にWebAPI提供者に分配する対価分配方法であって、収集した広告に貢献したWebサイトと前記Webサイトが利用したWebAPIの記録から、前記特定期間内に前記Webサイトに発生した対価の総量と、前記Webサイトが利用した一つ又は複数のWebAPIの回数を求め、各WebAPIの利用回数に応じて対価の総量をWebAPI提供者に分配する。
さらに、本発明の広告提供方法は、利用しているWebAPIの種類に応じて表示する広告を選択する方法であり、広告仲介サービスは、WebAPIとそのWebAPIに関連する一つ又は複数のキーワードを管理し、広告情報とその広告に関連するキーワードを管理し、広告仲介サービスがWebブラウザから広告情報の要求を受け取ったときに、セッションIDを用いて利用したWebAPIを特定し、又はキーを用いてWebサイトが良く利用しているWebAPIを特定し、そのWebAPIに関連するキーワードを取得し、そのキーワードを同じキーワードを含む広告情報を選択することで、利用しているWebAPIの種類に応じた広告をWebブラウザに提供する。
さらに、本発明の広告提供方法は、前記Webブラウザからの全リクエストに対するWebAPIの使用量を計測するのではなく、特定期間に発生した前記Webブラウザからのリクエストに対するWebAPIの使用量を計測し、その計測結果に従って、前記WebAPIに分配する広告貢献の対価を決定する。
本発明によれば、インターネット上でソフトウェア機能を提供するWebAPIを利用して生成された広告付きのWebページを提供し、広告付きのWebページを生成するために貢献したWebAPIを明確にし、広告の紹介料を分配可能にすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
WebAPI提供者が広告仲介サービスを利用して広告収入を得るための仕組みの概念図を図1に示す。
Webブラウザ102は、Webブラウザ処理装置によって、Webサイト103は、Webサイト処理装置によって、WebAPI104は、WebAPI処理装置によって、広告仲介サービス105は、広告仲介サービス処理装置によって、事業者のWebサイト106は、事業者のWebサイト処理装置によって、それぞれ稼動し、これらはネットワークで接続されている。各処理装置は、コンピュータである。
WebAPI104を利用したいWebサイト運営者は広告仲介者と契約し、紹介者識別情報を取得する。また、紹介料を得たいWebAPI提供者も広告仲介者と契約し、紹介者識別情報を取得する。
まず、Webブラウザ102からWebサイト103にWebページ要求111を実施する。
Webサイトでは、広告仲介サービス105に対してセッションID要求112を実施する。このとき、Webサイト運営者の紹介者識別情報を送出する。広告仲介サービス105がセッションID要求を受け取ると、Webブラウザからのリクエストを特定するためのIDであるセッションID113を生成して返す。広告仲介サービス105では、生成したセッションIDと紹介者識別情報の組み合わせをデータベース等に記録する。
次に、Webサイト103ではAPI呼び出しを実施114しWebAPI104を呼び出す。このとき、広告仲介サービス105から受け取ったセッションIDを送出する。また、必要に応じて、WebAPIの実行に必要なデータもWebサイト103から、WebAPI104へ送る。
WebAPI104では、受け取ったセッションIDが正しいものであるかどうかを確認するために、広告仲介サービス105にセッションID確認115を実施し、WebAPI104の紹介者識別情報及びセッションIDを送出する。
広告仲介サービス105では、セッションIDを確認し、広告仲介サービス105が発行したものであるかどうか、いつ発行したものか(有効期限内であるか)、などの情報に基づき、有効であるかどうかを確認する。有効であった場合、そのセッションIDとWebAPI提供者の紹介者識別情報の組み合わせをデータベース等に記録する。WebAPI104に、セッションID確認結果116として返す。
WebAPI104では、セッションID確認結果が正しいものであればWebAPI104の機能を実行して呼び出し結果117をWebサイト103に返す。
Webサイト103では、WebAPI104の呼び出し結果117を用いてWebページの元となるHTMLを構築する。また、広告を表示するために、広告情報リソースのURLを埋め込む。このURLには、セッションIDや広告を特定するために用いる広告IDを埋め込む。また、その広告をWebブラウザ102で選択するときにより詳細な情報を提供するページに遷移させるが、このときに用いるリンクにもセッションIDを埋め込む。
構築した広告付Webページ118のHTMLをWebブラウザ102に送出すると、Webブラウザ102ではHTML内に埋め込むリソースをURLで示される箇所から取得する。広告情報もリソースの一つであり、広告情報要求119をURLに出すことにより取得する。広告情報のリソースは広告仲介サービス105が管理しており、このとき利用するリソースのURLはセッションIDを含める。広告仲介サービス105ではそのセッションIDと広告情報が要求された事実を記録しておくことでどのセッションIDの延長で広告情報が要求されたのかを知ることができる。
次に、広告仲介サービス105は要求された広告情報120をWebブラウザ102に返す。
Webブラウザ102では広告情報120を受け取ると、それをWebブラウザ102上に表示する。
広告が表示されたら課金する広告仲介サービス105であった場合、この表示した回数と表示に関与したWebサイト運営者、WebAPI提供者を集計することで紹介料を算出する。
Webブラウザ102に表示された広告が、閲覧者101にクリックされる等して選択された場合に課金する場合は、次の処理も行う。
広告のリンクは、広告仲介サービス105へのリンクであり、その広告が選択されたときに同時にセッションIDや広告を識別するために用いる広告IDも送出するようにURLにパラメータとしてセッションIDと広告IDを含める。
閲覧者101が、広告を選択すると、URLに広告選択121のリクエストを送出する。
広告仲介サービス105では、URLに含まれるセッションIDと広告が選択された事実をデータベース等に記録し、広告IDを参照して対応する広告に関するより詳しいページ(事業者のWebサイト106)にリダイレクト122する。その結果、Webブラウザには事業者のWebページ123が返され、表示される。
広告仲介サービス105に記録した広告選択の有無と選択された場合のセッションIDに関連付いたWebサイト運営者、WebAPI提供者を集計し、広告が選択されたことにより得られる紹介料を特定のルールに基づいて貢献者に分配することが可能となる。
さらに具体的な例として、有名人の誕生日を通知するWebAPIを想定する。WebAPIが要求を受信すると、パラメータとして渡された日付が誕生日である有名人の名前を返す。
Webサイトの運営者は、このWebAPIを利用して、自分のWebサイトに今日誕生日の有名人の名前を表示する機能を付加したいとする。
これを実現するためのシステム構成図を図2に示す。Webブラウザ102が動作するWebブラウザ処理装置360、Webページを返すWebサイト処理装置370、ソフトウェア機能を提供するWebAPI処理装置380、広告仲介サービス処理装置300は通信部303を備えており、この通信部303を介してネットワーク304に接続する。
各処理装置は、コンピュータである。
Webブラウザ処理装置360は、一般的なWebブラウザ102が稼動する処理装置であり本発明による特段の工夫はないため、詳しい説明は省略する。
Webサイト処理装置370は、Webブラウザ102からの要求を受けて情報を返す処理装置である。制御部301bと記憶部302bを持つ。制御部301bは送受信部374(Webサーバ相当)と、ページ生成部373、WebAPI呼び出し部372とセッションID要求部371を持つ。本発明とは直接関係ないが一般的にはWebサイトの記憶部302bはHTML375や画像376等を持つ。
WebAPI処理装置380は、WebAPIが持つ機能を要求されたときに、要求に応じた処理を行い要求者が求める結果を返す。本実施例では、日付毎にその日付が誕生日である有名人の名前を返す。WebAPI処理装置380は、制御部301cと記憶部302cを持つ。制御部301cは、送受信部381、WebAPI機能部382、セッションID確認要求部383を持つ。WebAPI機能部382では、日付からその日付が誕生日である有名人の名前を返す。記憶部302cは、有名人誕生日テーブル384を持つ。有名人誕生日テーブル384は、日付とその日付が誕生日である有名人の名前を対応付けて格納する。
広告仲介サービス処理装置300は、制御部301a、記憶部302aを備える。制御部301aは、セッションID生成部311、セッションID確認部312、貢献者記録部313、広告要求元IP取得部314、広告取得部315、選択記録部316、紹介料算出部317、送受信部318を持つ。記憶部302aは、Webサイト管理テーブル321、WebAPI管理テーブル322、セッション管理テーブル323、貢献者記録テーブル324、広告情報格納テーブル325を持つ。
Webサイト管理テーブル321は、紹介者識別情報331、WebサイトURL332、口座番号333等を格納する。
WebAPI管理テーブル322は、紹介者識別情報335、WebAPIのURL336、口座番号337等を格納する。
セッション管理テーブル323は、セッションID341、生成時刻342、広告要求元IP343、選択有無344を格納する。
貢献者記録テーブルは、セッションID345、紹介者識別情報346を格納する。
広告情報格納テーブルは、広告ID351、分類352、広告画像353、事業者URL354を格納する。
まず、準備としてWebAPI提供者は広告仲介サービスと契約し、WebAPIのURLや紹介料の振込先である口座番号等を登録し、紹介者識別情報の発行を受ける。紹介者識別情報とWebAPI提供者が登録した情報は、WebAPI管理テーブル322に格納する。
WebAPIを利用したいWebサイト運営者は同様に広告仲介サービスと契約し、WebサイトURLや紹介料の振込先である口座番号等を登録し、紹介者識別情報の発行を受ける。紹介者識別情報とWebサイト運営者が登録した情報は、Webサイト管理テーブル321に格納する。
Webブラウザ102からWebサイトのページを要求したときの処理の流れを図3に示す。処理の流れを通して各部で実施することを説明する。
閲覧者101がWebブラウザ102を操作し、WebサイトのWebページ要求402を行うとWebブラウザ102はWebサイトにWebページ要求403を送信する。
Webサイト処理装置370では、セッションID要求部371を用いてセッションID要求404を実施する。このとき、パラメータとして紹介者識別情報(ここではshoukaisha_site_0978とする)を与える。例えば以下のように広告仲介サービス処理装置300にHTTPアクセスすることでセッションIDを取得する。
http://koukoku_chuukai_service.com/get_session_id?shoukaisha_id=shoukaisha_site_0978
本実施例では、HTTPのGETリクエストで各種処理を要求するが、POSTやCookieを用いたパラメータの受け渡しを行っても良い。
広告仲介サービス処理装置300では、セッションID要求404を受信すると、セッションID生成部311を用いてセッションIDを生成し、セッション管理テーブル323にセッションID341として生成したセッションIDを、生成時刻として現在時刻を記録する。
セッションIDはWebブラウザ102からのWebページ要求403毎に固有のIDを生成する。
次に、貢献者記録部313を用いて貢献者記録テーブル324のセッションID欄345に生成したセッションIDを、紹介者識別情報欄346にパラメータで渡された紹介者識別情報を記録する。
生成したセッションIDは、Webサイト処理装置370に返す。
返されたセッションID407の例を以下に示す。これはXML形式でセッションID407を返した場合の例である。
<?xml version=“1.0” encoding=“UTF−8”?>
<item>
<session_id>0123456789abcdef</session_id>
</item>
セッションIDだけでなく、広告IDや広告として用いるリンク文字列を返す方法も考えられる。
セッションIDと広告IDを返す例:
<?xml version=“1.0” encoding=“UTF−8”?>
<item>
<session_id>0123456789abcdef</session_id>
<koukoku_id>0255</koukoku_id>
</item>
セッションIDとリンク文字列を返す例:
<?xml version=“1.0” encoding=“UTF−8”?>
<item>
<session_id>0123456789abcdef</session_id>
<link><a
href=“http://koukoku_chuukai_service.com/jump?koukoku_id=0255&session_id=0123456789abcdef” ><img
src=“http://koukoku_chuukai_service.com/koukoku_gazou?koukoku_id=0255&session_id=0123456789abcdef” ></a></link>
</item>
その他、引数に広告の分類を渡し、広告仲介サービス処理装置では、広告情報格納テーブル325の中から分類352が引数の分類と一致する広告の広告ID351をランダムに選択しても良い。
次にWebAPI呼び出し部372を用いてWebAPI呼び出し408を行う。このとき、パラメータとして本日の日付すなわちAPIの実行に必要なデータとセッションIDを与える。以下にHTTPアクセスにおける呼び出しの例を示す。
http://webapi_yuumeijin_birthday.com/get_names?date=0811&session_id=0123456789abcdef
WebAPI処理装置380では、上記の要求が到達するとセッションID確認要求部383を通してセッションID確認409を送出し、セッションIDが有効であるかどうかを広告仲介サービス処理装置300に確認する。このとき、事前に取得した紹介者識別情報(ここではshoukaisha_api_0888とする)も一緒に送信する。例えば以下のHTTPアクセスを行うことで実施する。
http://koukoku_chuukai_service.com/check?session_id=0123456789abcdef&shoukaisha_id=shoukaisha_api_0888
広告仲介サービス処理装置300では、上記の要求を受け取るとsession_idパラメータで渡されたセッションIDが有効であるかどうかを調べる。具体的には、セッションID確認部312を用いてセッションID確認410を実施する。セッションIDが、セッション管理テーブル323に存在しているかどうか、セッションIDの生成時刻342から特定時間(例えば5分)以上経過していないか、等に基づいて有効であるかどうかを判定する。
確認した結果、有効であった場合、貢献者記録411を実施する。貢献者記録部313を用いて貢献者記録テーブル324にセッションID及びshoukaisha_idパラメータで渡されたWebAPI提供者の紹介者識別情報を記録する。
セッションID確認結果412をWebAPI処理装置380に返信する。例えば、以下のようにXMLを用いて返信する方法が考えられる。
<?xml version=“1.0” encoding=“UTF−8”?>
<check>
<session_id>0123456789abcdef</session_id>
<result>valid</result>
</check>
上記では、resultタグに確認結果を含み、有効である場合は(例として)valid、無効である場合は(例として)invalidを返す。
WebAPI処理装置380でセッションIDが有効であることが分かったならば、WebAPI機能部382でWebAPIの機能を実行413する。具体的には、dateパラメータで受け取った日付が誕生日である有名人を有名人誕生日テーブル384から検索して取得する。
取得した有名人のリストは呼び出し結果414として返す。例えば、以下のようにXMLを用いて返信する方法が考えられる。
<?xml version=“1.0” encoding=“UTF−8”?>
<response>
<date>0811</date>
<list>
<name>鈴木さん</name>
<name>高野さん</name>
</list>
</response>
WebAPI処理装置380でセッションIDが無効であることが分かったならば、無効であることをWebAPIの呼び出し元に通知する。以下に例を示す。
<?xml version=“1.0” encoding=“UTF−8”?>
<response>invalid</response>
Webサイト処理装置380でWebAPIの実行結果を受け取ると、その実行結果と広告を用いてページ生成415する。
生成したページのイメージを図4に示す。ページの上部に今日誕生日の有名人表示領域502と広告表示領域501を配する。
今日誕生日の有名人表示領域502には、WebAPIが返した値をHTML化して書き込む。
広告は、以下のようにリンクの形で広告表示領域501に埋め込む。
<a href=“http://koukoku_chuukai_service.com/jump?koukoku_id=0255&session_id=0123456789abcdefg”><img src=“http://koukoku_chuukai_service.com
/koukoku_gazou?koukoku_id=0255&session_id=0123456789abcdefg”></a>
上記のaタグやimgタグに持つURLのsession_idパラメータの値(0123456789abcdefg)は、広告仲介サービス処理装置300にセッションID要求404を行った結果取得したセッションID407の値である。
koukoku_idパラメータとして埋め込む広告IDは事前にWebサイト運営者が選択した広告の広告IDを利用しても良いし、上記に示すようにセッションID407と一緒に広告IDを返す場合、広告仲介サービス処理装置300がその広告IDを返す方法も考えられる。また、セッションID407と一緒に広告のリンク全体を広告仲介サービス処理装置300が返す方法も考えられる。この場合は、広告仲介サービス処理装置300が返したリンクの文字列をそのままHTML内の広告表示領域501に転記することで広告付Webページを実現できる。
Webサイト処理装置370では、広告付Webページ416をWebブラウザ102に返す。Webブラウザ102では返されたWebページを解析し、足りない情報があればその情報をさらに要求する。
本実施例の場合、Webページとして返したHTMLの中の広告のリンクには、imgタグが存在し、この画像の存在場所であるURLがsrc属性として記述してある。Webブラウザ102では、src属性に記述されたURLにアクセスして広告情報要求417を実施する。
広告情報要求417を受けた広告仲介サービス処理装置300では、広告情報要求元IP記録418として、セッション管理テーブル323の広告要求元IPに広告情報要求元のIPアドレス、つまりWebブラウザ処理装置360のIPアドレスを記録した後、広告情報格納テーブル325から広告画像353を取得し、要求元のWebブラウザ102に返す。
本実施例では、画像を広告情報として返しているが、FlashやJavaAppletや動画をリンクとして利用する方法も考えられる。また、HTML内に別のHTMLを埋め込むiframeタグ等を用いることで埋め込む広告をHTMLとして取得、表示する方法も考えられる。
Webブラウザ102は取得した広告情報420を用いてWebページを構築して表示する。
閲覧者101は、Webブラウザ102に表示されたWebページを閲覧する。Webページ内に興味のある広告が表示されていた場合、その広告をクリックする等して広告選択421を実施する。
広告選択421を行うと、Webブラウザ102では広告のリンクのURLに広告選択422のリクエストを送信する。本実施例におけるURLは下記である。
http://koukoku_chuukai_service.com/jump?koukoku_id=0255&session_id=0123456789abcdefg
広告仲介サービス処理装置300では、広告が選択されたことをセッション管理テーブル323のセッションIDに対応する行の選択有無の欄344に有を記述することで記録する。セッション管理テーブル323の選択有無の欄344の初期値は無とする。
次に、事業者のWebサイト(http://jigyousha_page.com)にリダイレクトする。Webブラウザ102に事業者のWebサイトにリダイレクト424を指示し、Webブラウザ102は事業者のWebページ要求425を事業者のWebサイト処理装置401に送出することで、事業者のWebページ426を取得する。
リダイレクトとは、上記で示すようにWebブラウザ102にレスポンスを戻し、自動的(閲覧者101が関与せず)に、リダイレクト先のURL(事業者のWebサイトのURL)にリクエストを送信してリダイレクト先のWebページを取得して表示する処理を指す。
実現方法として、Webブラウザにリダイレクト(301もしくは302)のステータスコード及びリダイレクト先のURL(http://jigyousha_page.com)をレスポンスとして返すことで、Webブラウザが備えている機能を用いて自動的にリダイレクト先のURLにリクエストを送出し、事業者のWebサイト処理装置401のページを取得する方法や、次のようなタグを含むHTMLを返すことで、Webブラウザ102が備えている機能を用いてhttp://jigyousha_page.comにリクエストを送出し、事業者のWebページ426を取得する方法が考えられる。
<META HTTP−EQUIV=“refresh” content=“0;URL=http://jigyousha_page.com “>
[紹介料の算出方法]
紹介料の算出方法は様々な方針に基づいて決定される。ここでは、その一例について説明する。ここでの処理は、紹介料算出部317で行われる。
本実施例では、広告が一回選択されるたびに広告仲介者が支払う紹介料は30円の一定であるとする。広告を表示したWebページの構築時に関与したWebAPIがあれば、そのWebAPI提供者とWebサイト運営者に同額の紹介料を支払うとする。例えば、広告を選択されたWebページを構築するのに二つのWebAPIを利用したとすると、Webサイトの運営者及び二つのWebAPIの提供者各々に10円ずつ、計30円を支払う。
処理の流れを図5に示す。まず、紹介料算出テーブルを作成する602。これは、紹介者識別情報と紹介料のペアであり、全ての紹介者識別情報の行を持ち、各行の紹介料の初期値として0を格納したものである。
次に、セッション管理テーブルの生成時刻が紹介料を算出したい期間である行を一行ずつ順に取得する(この取得した行のデータを以下SCと呼ぶ)603。例えば、2007年の8月分の集計をしたい場合、生成時刻が2007/08/01 00:00:00から2007/09/01 00:00:00未満の間の行を一行ずつ取得する。
SCの選択有無の欄が有であるかどうかを調べ604、有でなければ次の行を取得する。
有であれば、紹介料を計算する。貢献者記録テーブルを参照し、SCのセッションIDと同じセッションIDを持つ行を全て取得605する。
選択毎の紹介料÷取得した行数を計算し、各紹介者に支払う紹介料を求める606。
次に、取得した行を一行ずつ順に取得する(この取得した行のデータを以下CCと呼ぶ)607。
紹介料算出テーブル内のCCの紹介者識別情報に対応する行の紹介料欄の値に各紹介者に支払う紹介料を加算する608。
貢献者テーブルから取得した全ての行の処理を終えたかどうかを調べ609、終えていなければ次の行について繰り返す。
全ての行の処理を終えていれば、次に、セッション管理テーブルの生成時刻が紹介料を算出したい期間である全ての行の処理を終えたかどうかを調べ610、終えていなければ次の行について繰り返す。終えていれば紹介料の算出処理を終了する。
紹介料算出テーブルに紹介者識別情報毎の紹介料が格納されるので、この額を各紹介者識別情報に対応する者に支払う。具体的には、Webサイト管理テーブル321やWebAPI管理テーブル322の口座番号の欄(333、337)に格納された口座番号を利用してその口座に振り込む方法が考えられる。
本実施例では、閲覧者により広告が選択されると広告仲介者は紹介料を支払うことにしたが、閲覧者のWebブラウザに広告が表示される毎に紹介料を支払っても良い。その場合は、SCの選択有無の欄が有かどうかを調べるステップ604は、SCの広告要求元IPが記録されていることを調べるステップとすれば良い。
[不正の発見方法]
本アイデアが含む、広告仲介サービスが不正に紹介料を支払うリスクを減らす施策について説明する。
(1)
本発明では、WebブラウザからWebサイトへのページを要求する毎に広告仲介サービスがセッションIDを発行してこれを管理する。これ以外の方法として、Webサイト運営者又はWebAPI提供者の紹介者識別情報を広告仲介サービスに通知することで貢献したことを広告仲介者に知らしめる方法も考えられる。しかし、この方法では実際にWebAPIが利用されていなくても紹介者識別情報を広告仲介サービスに通知することができるため、不正を働くことができてしまう。本発明のセッションIDを用いれば、WebAPIから広告仲介サービスにセッションID確認を行うことで通知されたセッションIDが広告仲介サービスにより発行した物であるかどうか、発行してから時間が経過し過ぎていないか等を確認することができるため、不正を困難にすることができる。
(2)
特定のセッションIDでWebAPIが呼び出されたときに複数回、セッションID確認を行うことで貢献者記録テーブルにWebAPI提供者の紹介者識別情報を複数回記録し、貢献度を上げる不正を行うことも想定できる。この場合は、1つのセッションIDにつき課金するのは1度だけというルールを設け、広告仲介サービスで貢献者記録テーブルに貢献者を書き込むときに、既に同じセッションIDと紹介者識別情報の行が存在しているかどうかを調べ、存在していない場合にのみ貢献者記録テーブルに記録することで防ぐことが可能である。もしくは、貢献者記録テーブルには複数行書き込み、紹介料算出時にセッションIDと紹介者識別情報のペアと同じ行が複数回出現しても一回とカウントして処理することで防ぐことが可能である。
(3)
Webサイトの運営者は、WebAPIを利用するためにWebページに広告を掲載する必要がある。しかし、デザイン性を損なう等の理由からWebAPIは利用したいが広告は掲載したくないWebサイト運営者もいるかもしれない。本発明を用いれば、広告のリンクをWebページに記述しなかった場合、Webブラウザから広告情報要求が広告仲介サービスに送信されない。本発明では、広告情報要求を広告仲介サービスが受信すると広告要求元IPをセッション管理テーブルに記録する。そのため、広告のリンクを埋め込んでいないWebページを提供した場合、広告要求元IPアドレスが記録されない。セッション管理テーブルの広告要求元IPが記録されていない行のセッションIDを、貢献者記録テーブルから探し、見つけた最初の行に含まれる紹介者識別情報から広告を表示していないWebサイト運営者を特定することができる。Webサイト運営者を特定したら、そのWebサイト運営者に注意を与えたり、利用を停止したりするなどの対処をすることが可能である。
また、広告要求元IPを記録するだけで良いなら、WebブラウザからではなくWebサイト処理装置から広告仲介サービスに広告情報要求を送出することで、セッション管理テーブルの広告要求元IP欄にIPアドレスを記録することが可能である。しかし、この場合、常に同じIPアドレスが格納されるか、もしくはいくつかの特定のIPアドレスばかりが広告要求元IP欄に格納されるため、セッション管理テーブルの広告要求元IP欄を分析することで不正が疑われるWebサイト運営者を特定することが可能である。
JavaScriptやCSSを用いればWebブラウザで広告情報を取得してもWebブラウザ上では見えないようにすることも可能である。この場合、広告選択率が極端に少なくなることが予想できる。Webサイト管理テーブルやセッション管理テーブル、貢献者記録テーブルを調べ、そのようなWebサイトを発見したら、直接Webサイトを閲覧し、目視で広告が掲載されているかどうかを確認すれば良い。
具体的には、紹介者管理テーブル内の各紹介者について、貢献者記録テーブルから紹介者に対応する紹介者識別情報のセッションIDを全て取得(セッションID数をWebページ表示回数とする)し、セッション管理テーブルから取得したセッションIDに対応する行で、かつ選択有無が有である行を全て取得(行数を選択回数とする)し、選択回数 ÷ Webページ表示回数が閾値(例えば0.01)以下であれば目視で確認したりして広告の表示が正しく行われているかどうかを確認する。
実施例1の効果について説明する。WebAPI提供者に広告収入を得る機会を提供することが可能となる。セッションIDを広告仲介サービス、WebAPI、Webサイトの3者のやり取り時に引き回すことにより、不正を働くことが困難な仕組みにすることができる。
ここでは、WebAPIについて、有名人の誕生日を通知するWebAPIを想定したが、WebAPIには、ユーザ認証を行うもの、与えられた文章を構文解析するもの、与えられた画像を加工するもの、地図情報を提供するものなど様々なものがある。そして、WebAPIの実行にデータが必要な場合もあり、この場合、本実施例の日付の代わりに、各WebAPIの実行に必要なデータが適用される。以下の実施例でも同様である。
実施例1では、セッションID要求404、WebAPI呼び出し408、ページ生成415をWebサイト処理装置370で実施したが、JavaScript等のWebブラウザ102で動作するプログラミング言語を用い、Webブラウザ102上でこれらの処理を実現しても良い。
この場合、実施例1でWebサイト処理装置370に配していたセッションID要求部371、WebAPI呼び出し部372、ページ生成部373をWebブラウザ102に配する。
具体的には、Webサイト処理装置370では、JavaScript等を用いてセッションID要求部、WebAPI呼び出し部、ページ生成部を含めたWebページをWebブラウザ102に送出する。これらの各部は、Webブラウザ102で実行する。
処理の流れを図6に示す。
実施例1との変更点を太線で示す。変更点を中心に説明する。Webブラウザ102からWebページ要求403を実施すると、Webサイト処理装置370は、送受信部374で要求を受け付け、セッションID要求部、WebAPI呼び出し部、ページ生成部を含むページ701をWebブラウザ102に返す。
Webブラウザ102では、返されたページに含まれるプログラムを実行する。
まず、セッションID要求部を用い広告仲介サービス処理装置300にセッションID要求702を行う。パラメータとして紹介者識別情報を送信する。
実施例2では、Webブラウザ102に表示したWebページの取得元(Webサイト処理装置370)とセッションIDの要求先(広告仲介サービス処理装置300)のドメインが異なる。現在のWebブラウザ102では、セキュリティ対策のため、Webページの取得元以外のドメインにJavaScriptから直接アクセスすることは通常できない。他ドメインに対してもアクセス可能とするJSONPという方法を用いたセッションID要求処理について説明する。
Webページには、下記に示すように広告仲介サービス処理装置からJavaScriptを取得するタグを記述する。
<script src=“http://koukoku_chuukai_service.com/get_session_id_json?callback=receiveSessionID&shoukaisha_id=shoukaisha_s
ite_0978”></script>
callbackパラメータには、セッションIDが取得されたときにWebブラウザ102によって呼び出してもらいたいメソッド名を記述する。また、Webページには下記のように呼び出し先のメソッドを定義しておく必要がある。
<script>
function receiveSessionID( data){
// セッションIDを取得した後の処理
・・・

</script>
上記のように広告仲介サービス処理装置300からJavaScriptを取得するタグを含むWebページを表示するとWebブラウザ102は広告仲介サービス処理装置300にHTTPのGETリクエストを送出する。
広告仲介サービス処理装置300がリクエストを受けると、実施例1と同様のセッションID生成405、貢献者記録406を実施してレスポンス(セッションID703)を返す。レスポンスは下記のようになる。
receiveSessionID( { “session_id” : “0123456789abcdef” } );
Webブラウザ102がこのレスポンスを受け取ると、上で示したWebページに含まれるreceiveSessionIDを呼び出す。以上のような処理を実施することにより、Webページを取得したドメインとは違うドメインにアクセスすることを可能とする。
実施例1と同様、広告仲介サービス処理装置300はセッションIDだけではなく、広告IDや広告のリンクを返しても良い。
セッションIDと広告IDを返す例:
receiveSessionID( { “session_id” : “0123456789abcdef”、 “koukoku_id” : “0255”} );
セッションIDとリンク文字列を返す例:
receiveSessionID( { “session_id” : “0123456789abcdef”、 “link” : “<a href=http://koukoku_chuukai_service.com/jump?koukoku_id=0255&session_id=0123456789abcdef><img src=“http://koukoku_chuukai_service.com/koukoku_gazou?koukoku_id=0255&session_id=0123456789abcdef”></a>“} );
次に、Webブラウザ102ではWebAPI呼び出し部を用いて、WebAPI呼び出し704を実施する。パラメータとして、日付とセッションIDを渡す。この呼び出しもセッションID要求702と同様、JSONPを用いて行うが、説明は省略する。WebAPIを呼び出した後のWebAPI処理装置380の処理は実施例1と同じである。
処理を終えると、呼び出し結果705をWebブラウザ102に返す。
Webブラウザ102では、ページ生成部を用い、広告の貼り付け及びWebAPIの呼び出し結果の表示などのページ生成706を実施する。
Webブラウザ102では、生成したWebページに外部から取得すべきリソースがあった場合、そのリソースを取得する処理を行う。本実施例の場合、広告のリンクが含む画像情報を、広告情報要求417を実施して取得する。本処理以降は、実施例1と同様なので説明を省略する。
本実施例では、セッションID要求、WebAPI呼び出し、ページ生成の処理をWebブラウザで実施する例を示したが、この中の一部の処理のみをWebブラウザで実施するようにしても良い。
例えば、Webページ要求を受けたWebサイト処理装置では、セッションID要求を行い、取得したセッションID及びWebAPI呼び出し部、ページ生成部を含むWebページを作成してWebブラウザに返すと、WebブラウザではそのセッションIDを利用してWebAPI呼び出し、ページ生成を実施するようにしても良い。
実施例2の効果について説明する。Webブラウザ102で入力フォームにテキスト文字列入力等による状態変更が発生したときにその状態変更に応じて動的にWebAPIを呼び出したい場合やWebページ全体ではなく一部のみ変更したい場合に有効な方式である。例えば、日付の入力フォームを設け、閲覧者101がそのフォームに日付を入力したときに即座にWebAPIの呼び出しを実施し、その日付が誕生日である有名人を取得してWebページの画面中の今日誕生日の有名人欄502のみを書き換えたい場合に有効である。これらは、本実施例では、WebブラウザがWebAPIの呼び出し結果を利用して画面構築を行うから可能となる。
WebサイトからWebAPIを呼び出すときに、直接WebAPI処理装置380を呼ぶのではなく、広告仲介サービス処理装置300を介してWebAPIを呼ぶ実施例について説明する。
図7に概念図を示す。太線で図1からの変更点を示す。
図1では、API呼び出し114を直接WebAPIに対して実施していたが、本実施例では広告仲介サービス803を介して実施する。広告仲介サービス803では、API呼び出し814を受けると、指定されたWebAPI呼び出し815を実施して呼び出し結果816を取得する。呼び出し結果816を取得したら、その呼び出し結果816をWebサイト801に返す。
システム構成を図8に示す。広告仲介サービス処理装置900に新たにWebAPI仲介部902を設け、WebAPI処理装置980からセッションID確認要求部を削除した構成となる。
シーケンス図を図9に示す。実施例1と差異がある箇所を太線で示した。差異のある箇所を中心に説明する。Webサイト処理装置980は、WebAPI呼び出し1001を広告仲介サービス処理装置900に対して行う。引数として呼び出し方法、呼び出し先URL、パラメータ、セッションIDを渡す。ここで、呼び出し方法とは、 HTTPのGET、POST等である。
例えば、引数が各々(get、http://webapi_yuumeijin_birthday.com/get_names、date=0811、0123456789abcdef)であった場合、広告仲介サービスには次のようなリクエストを送出する。
http://koukoku_chuukai_service.com/call_webapi?method=get&url=http%3A%2F%2Fwebapi_yuumeijin_birthday.com%2Fget_names&param=date%3D0811&session_id=0123456789abcdef
上記で”%xx”はHTTPでパラメータを送付するときに実施するエンコード後の文字列である。
広告仲介サービス処理装置900では、このリクエストを受けるとsession_idパラメータで受け取ったセッションIDに対してセッションID確認410を行う。具体的には、セッションIDである0123456789abcdefが正しいことを、セッションID確認部312を用いて確認する。不正であれば、セッションIDが不正であったことをWebサイト処理装置370に通知する。
セッションIDが正しければWebAPIの紹介者識別情報取得1002を実施する。WebAPI管理テーブル322の中からWebAPIのURLが、呼び出し先URLと一致する(又はURLが含むホスト名(webapi_yuumeijin_birthday.com)が一致する)行を取得し、その行の紹介者識別情報を取得することで実現できる。
貢献者記録411では、取得したWebAPIの紹介者識別情報とセッションIDのペアを、貢献者記録部313を用いて貢献者記録テーブル324に記録する。
次に、WebAPI呼び出し1003を実施する。本実施例のリクエストを受け取った場合、WebAPI仲介部902では次に示すURLにHTTPのGETリクエストを送出する。実施例1とは違い、ここでセッションIDを送出する必要はない。
http://webapi_yuumeijin_birthday.com/get_names?date=0811
WebAPI処理装置980でリクエストを受けると、dateパラメータで受け取った日付が誕生日である有名人の一覧をWebAPI機能部を実行413して取得し、広告仲介サービス処理装置900に呼び出し結果1004として返す。
広告仲介サービス処理装置900は、取得した有名人の一覧をWebサイト処理装置321に返す。
以降の処理は実施例1と同じであるため、説明を省略する。
実施例3の効果について説明する。実施例1では、WebAPIにセッションIDを受け付けたり、そのセッションIDを確認したりする処理を作り込む必要があったが、実施例3ではそのような処理は必要ないため既存のWebAPI処理装置を本アイデアの枠組みに組み込む際のコストが少なくて済む。
実施例3では、Webサイト処理装置370からセッションID要求404及びWebAPI呼び出し1001を別々に実施した。本実施例では、セッションID要求とWebAPI呼び出しを統合した場合について説明する。
図10に処理のシーケンスを示す。図9と差異がある箇所を太線で示した。差異のある箇所を中心に説明する。
システム構成は、図8の広告仲介サービス処理装置900からセッションID確認部312を削除した構成となる。
Webページ要求403を受けたWebサイト処理装置370は、まず、WebAPI呼び出し1101を実施する。引数として、呼び出し方法、呼び出し先URL、パラメータ、紹介者識別情報を取る。図9では、紹介者識別情報ではなく、セッションIDを引数として渡していた。
広告仲介サービス処理装置300が、WebAPI呼び出し1101を受けると、セッションIDを生成し、貢献者記録406を行う。貢献者記録406では引数で渡された紹介者識別情報とセッションIDの組み合わせを貢献者記録テーブル324に格納する。
次に、WebAPIの紹介者識別情報取得1002を行い、取得したWebAPIの紹介者識別情報を貢献者記録411にて記録する。
WebAPI呼び出し1003を実施すと、WebAPI処理装置で引数で渡された日付が誕生日である有名人のリストを取得し、呼び出し結果1004として返す。
WebAPIの結果を得たら、呼び出し結果及びセッションID1102をWebサイトに返す。このとき、呼び出し結果1004とセッションIDに加え、広告IDや広告を表示するためのリンクの文字列を一緒に返しても良い。
実施例4の効果について説明する。図10の処理では、Webサイト処理装置から広告仲介サービスへの一度のアクセスでセッションIDとWebAPIの呼び出し結果を取得することが可能である。そのため、ネットワークを跨る通信回数を減らすことが可能である。
また、実施例1〜3では、セッションIDをまず取得し、同じセッションIDを用いて複数のWebAPIを呼び出すことが可能であった。この場合、セッションIDを引き回す処理を実装する必要があった。実施例4では、複数のWebAPIを呼び出した結果、WebAPIの処理結果と、広告のリンクを返すことにすればセッションIDを引き回す処理を行わなくても良い。複数のWebAPIを呼び出したい場合は呼び出し毎に広告を載せることで対応することが可能である。この場合、WebAPIと広告が一対一の関係になるため、WebAPI毎に出力したい広告の種類を限定してWebサイトに表示することが可能となる。
実施例1では、広告がクリックされるなどして広告収入が発生するたびに広告がクリックされたページを構築するのに利用したWebAPIを特定し、発生した広告収入を分配していた。
本実施例では、Webサイトが呼び出した一つ又は複数のWebAPIの各使用量を月毎に求め、Webサイトを経由して獲得した紹介料の合計値を、WebAPIの使用量の差に応じてWebAPI提供者に分配する方法について記述する。
例えば、WebサイトAに貼り付けた広告による今月の収入が5000円だったとする。WebサイトAではWebAPIα、WebAPIβを利用しており、各々の利用回数が6000回、4000回であったとする。これはWebAPIの全呼び出し回数の60%と40%にあたるため、5000円のうちWebAPIαには3000円、WebAPIβには2000円を分配する。本例は一例であり、5000円のうちの一部をWebサイトAに分配したりする方法も考えられる。
図12に紹介料算出のフローチャートを示す。図2、図8のシステム構成に適用可能である。この紹介料算出処理は広告提供サービスで実施することを想定しているが、Webサイト処理装置でWebAPIの呼び出し回数をカウントし、Webサイトが広告仲介者から受け取る広告収入を、この紹介料算出処理を用いて行う実施形態も考えられる。
まず、紹介料算出テーブルを作成し、初期化する1202。紹介料算出テーブルには、各WebAPIの紹介者識別情報と紹介料のペアであり、紹介料の初期値は0である。
次に、Webサイト管理テーブルの行を一行ずつ順に取得する(この取得した行をWCと呼ぶ)1203。
呼び出し回数格納テーブル(紹介者識別情報と呼び出し回数)を作成し、初期化する1204。呼び出し回数の初期値は0である。紹介料合計値を初期化する1205。紹介料合計値の初期値は0である。紹介料合計値はステップ1203で取得したWebサイトを経由して発生した紹介料の合計値を格納する。WebAPI呼び出し合計回数を初期化する1206。初期値は0である。WebAPI呼び出し合計回数は、ステップ1203で取得したWebサイトが呼び出した全WebAPIの呼び出し回数を格納する。
セッション管理テーブルの生成時刻が紹介料を算出したい期間である行を一行ずつ順に取得する(この取得した行のデータをSCと呼ぶ)1208。貢献者記録テーブルを参照し、SCのセッションIDを持つ行を全て取得1208する。貢献者記録テーブルから取得した行の中に紹介者識別情報がWCの紹介者識別情報と一致する行がある1209かを調べ、なければステップ1208に戻る。あれば、SCの選択有無の欄が有1210であるかを調べ、有であれば紹介料合計値に選択毎の紹介料を加える1211。次に、貢献者記録テーブルから取得した行を一行ずつ順に取得する(この取得した行のデータをCCと呼ぶ)1212。呼び出し回数格納テーブル内のCCの紹介者識別情報に対応する行の値に1を加算する1213。WebAPI呼び出し合計回数に1を加算する1214。貢献者記録テーブルから取得した全ての行の処理を終えた1215かを確認し、終えていなければステップ1212に戻る。終えていれば、セッション管理テーブルの生成時刻が紹介料を算出したい期間である全ての行の処理を終えた1216かを確認し、終えていなければステップ1207に戻る。終えていれば、WebAPI毎の紹介料の分配を決める。
呼び出し回数格納テーブルの行を一行ずつ順に取得する(この取得した行をYCと呼ぶ)1217。紹介料算出テーブルのYCの貢献者識別情報の行に、紹介料合計値×YCの呼び出し回数÷WebAPI呼び出し合計回数を計算して格納する1218。呼び出し回数格納テーブルの全ての行の処理を終えた1219かを確認し、終えていなければステップ1217に戻る。終えていれば、Webサイト管理テーブルの全ての行の処理を終えた1220かを確認し、終えていなければステップ1203に戻り、次のWebサイトについても同様の処理を実施する。
実施例5では、特定のWebサイトを経由して得た紹介料を、そのWebサイトが利用したWebAPIに、WebAPIの利用率に応じて分配する方法について示した。実施例5では、実施例1〜4で示したシステムに適用可能な紹介料の振り分け方法を示したが、利用率に応じた分配を実施する場合、セッションIDを利用せずに実現できる。
本実施例ではセッションIDを利用しない実現方法について説明する。図13に概念図を示す。
セッションIDではなく、Webサイト毎に事前に決められたキーを用いてWebAPI1302を利用したWebサイト1301を特定する。キーとして広告仲介者が発行した紹介者識別情報を用いても良い。
システム構成を図14に示す。図2と異なる点を太線で示す。Webサイト管理テーブル1411にキー1401を追加し、貢献者記録テーブル1413に時刻1408、キー1404を追加し、広告要求管理テーブル1412を追加して広告要求時刻1402、キー1403、広告要求元IP1409を管理可能とし、広告選択管理テーブル1414を追加して、広告選択時刻1405、キー1406、広告選択元IP1407を管理可能とした。セッション管理テーブル323は削除した。
図13を用いて流れを説明する。Webブラウザ102がWebページ要求111をWebサイト1301に送ると、Webサイト1301はAPI呼び出し(キー)1311をWebAPI1302に対して行う。WebAPI1302はWebサイト1301が送出したキーが正当なものであることを確認するために、キー確認(紹介者識別情報及びキーを送出)1312を実施する。広告仲介サービス1303はキーが正しいかどうか(Webサイト管理テーブル1411に格納されたキーであるかどうか)を確認し、キーが正当なものであれば、時刻1408とキー1404とWebAPI1302の紹介者識別情報346を貢献者記録テーブル1413に格納する。そして、キー確認結果1313をWebAPI1302に返す。
WebAPI1302はキーが正当なものであればWebAPIの処理を実行し、呼び出し結果117をWebサイト1301に返す。Webサイト1301では、呼び出し結果及び広告表示のためのHTML等を埋め込んだ広告付Webページ(HTML)118を構築してWebブラウザ102に返す。Webブラウザ102では、広告情報を取得するために、広告情報要求(キーを送出)1314を広告仲介サービス1303に送付する。広告仲介サービス1303では、セッション管理テーブル1412に、広告要求時刻1402、キー1403、広告要求元IP134を追加する。そして、広告情報管理テーブル325から適切な広告情報120を取得し返す。Webブラウザ102では取得した広告情報を表示する。
閲覧者101が広告を選択すると、広告選択(キーを送出)121を広告仲介サービス1303に送出する。広告仲介サービス1303では、広告選択管理テーブル1414に広告選択時刻1405、キー1406、広告選択元IP1407を追加する。そして、事業者のWebサイト106にリダイレクト122する。事業者のWebサイト106では事業者のWebページ123を返し、Webブラウザ102はそのWebページを表示する。
図15に本実施例における紹介料算出のフローチャートを示す。図12との差分を中心に説明する。
ステップ1201〜1206までは図12と同様である。
次に、ステップ1203で取得したWCに対応するWebサイト毎に紹介料合計値を求める。広告選択管理テーブルの広告選択時刻が紹介料を算出したい期間である行を一行ずつ順に取得する(この取得した行をKCと呼ぶ)1501。KCのキーがWCのキーと一致1502するなら紹介料合計値に選択毎の紹介料を加える1211。広告選択管理テーブルの広告選択時刻が紹介料を算出したい期間である全ての行の処理を終えた1503かを確認し、終えていなければステップ1501に戻る。終えていればWCに対応するWebサイトの紹介料合計値の算出を終わる。
次に、WCに対応するWebサイトが利用した一つ又は複数のWebAPIの呼び出し回数を算出する。貢献者記録テーブルの時刻が紹介料を算出したい期間である行を一行ずつ順位取得する(この取得した行をCCと呼ぶ)1504。CCのキーがWCのキーと一致1505するなら呼び出し回数格納テーブル内のCCの紹介者識別情報に対応する行の値に1を加算する1213。WebAPI呼び出し合計回数に1を加算する1214。貢献者記録テーブルの時刻が紹介料を算出したい期間である全ての行の処理を終えた1506かを確認し、終えていなければステップ1504に戻る。終えていれば図12と同じである、ステップ1217からステップ1221までを実行し、紹介料を算出する。
本実施例を用いれば、広告仲介サービス105からセッションIDを取得する処理が必要なくなり通信回数が減るためWebブラウザからのリクエスト処理時間が短縮できる効果が期待できる。
なお、本実施例の方式では、Webサイト毎に既存となるキーを利用しているが、これに対して、実施例1〜5では、リクエスト毎に生成するセッションIDを用いていたため、WebAPIが呼ばれていないにも関わらず不正にキー確認を行い、WebAPIが多く呼ばれていると見せかける、という不正を働くことを困難とする利点を有する。
広告仲介サービスにリクエストの都度WebAPIの利用状況を通知するのではなく、一ヶ月に一回など定期的に利用状況を送出する実施例を示す。
図16に概念図を示す。図1ではリクエストの都度、広告仲介サービスにセッションID確認115及びセッションID確認結果116の取得を行っていたが、図16ではWebサイト103、WebAPI104から定期的にログを送出1610し、広告仲介サービス105ではこれを集計することで貢献したWebAPIを明確にする。
図17にシステム構成を示す。太枠で囲んだのが新規に追加した箇所である。
Webサイト処理装置、WebAPI処理装置には、ログ管理部1701を配置する。Webサイト処理装置のログ管理部1701bでは、WebAPIを呼び出したことをログ1702bとして残す。WebAPI処理装置のログ管理部1701cでは、WebAPIが呼び出されたことをログ1702cに残す。
ログ1702の例を図18に示す。Webサイトのログ1801、WebAPIのログ1802が各々セッションIDと呼出時刻、呼出元紹介者識別情報、呼出先紹介者識別情報をログとして記録する。
このログ1702は定期的(例えば一ヶ月に一回等)に広告仲介サービス処理装置に送出する。
ログの送出方法として、広告仲介サービス処理装置にログを受け取るためのWebサーバのようなプログラムを稼動させ、Webサイト処理装置、WebAPI処理装置が定期的にそのサーバにログを送付する方法や、Webサイト処理装置、WebAPI処理装置にWebサーバのようなサーバプログラムを稼動させ、広告提供サービスは定期的にWebサイト処理装置、WebAPI処理装置にログ送出要求を行い、Webサイト処理装置、WebAPI処理装置はその要求を受け取ると、ログを送付する、等の方法が考えられる。
広告仲介サービス処理装置では、ログ1702を受け取るとログ集計部1703を用いて集計する。
図19にログ集計部1703のフローチャートを示す。ここでは、ログの内容を抽出して、貢献者記録テーブル324に格納する作業を行う。まず、WebAPIのログの全行について一行ずつ順に取得する(取得した行をLとする)1902。Lの呼出元紹介者識別情報に対応するWebサイトのログに、LのセッションID、呼出先紹介者識別情報が一致するログが存在し、お互いの呼出時刻の差が15秒以内1903でないなら不正である可能性があるため貢献者記録テーブル324には記録せず、ステップ1902に戻る。ステップ1902に戻る前に、不正である可能性がある紹介者識別情報を記録しておき、紹介者識別情報に対応するWebAPI提供者又はWebサイト運営者に警告を出したり、WebAPIの利用を停止したりするために利用しても良い。
ステップ1903における15秒とは呼出元から呼出先までリクエストが到達する時間の目安であり、この値を超えると不正が発生した可能性があるため無効とする。もちろん15秒ではない値を利用する、又はこのチェックを実施しなくても良い。
ステップ1903が正しいなら、LのセッションIDと呼出先紹介者識別情報を貢献者記録テーブルに格納する1904。
WebAPIのログの全行についての処理を終えた1905かを確認し、終えていないならばステップ1902に戻る。終えていれば、処理を終了する。
本実施例では、Webサイト処理装置とWebAPI処理装置の両方からログを収集するため、WebAPIが利用されていないのに利用されたと嘘の申告をする等の不正を働くにはWebサイトとWebAPIが結託する必要があり、不正を働きづらいという効果が期待できる。もちろん、Webサイト処理装置、又はWebAPI処理装置のみからログを収集し、集計しても良い。
また、本実施例ではセッションIDを用いたが、実施例6と同じくキーを用いる方法も考えられる。この場合、ログにはセッションIDではなく、WebAPIのキーを記録する。キーはWebAPIの紹介者識別情報と同じであっても良い。
キーを用いる場合、図17における広告仲介サービスの記憶部は、図14と同様となり、図19のログ集計部の処理における、LのセッションIDと呼出先紹介者識別情報を貢献者記録テーブルに格納する処理1903を、Lのキーと紹介者識別情報、時刻として呼出時刻を記録する処理とする。
本実施例の定期的に集めたログを集計する方法を用いると、各リクエスト毎にセッションIDを確認する方法に比べ、性能が向上する。しかし、ログを集計したタイミングでしか不正を見つけられないという欠点もある。
WebAPIの種類に応じて広告を変更する方法について記述する。
図20にシステム構成を示す。太枠で囲んだ部分が新規に追加した箇所である。WebAPI管理テーブル2010にキーワード2001の欄を追加し、広告情報格納テーブル2020にもキーワード2002の欄を追加した。各キーワードの欄には複数のキーワードを登録可能とする。
WebAPI管理テーブル2010のキーワード2001の欄にはWebAPI毎にそのWebAPIに関連するキーワードを登録しておく。例えば、有名人の誕生日を通知するWebAPIであった場合、キーワードとして「有名人」、「誕生日」を登録することが考えられる。
広告情報格納テーブル2020のキーワード2002の欄には広告毎にその広告に関連するキーワードを登録しておく。例えば、花屋の広告で合った場合、キーワードとして「花」、「プレゼント」、「誕生日」を登録することが考えられる。
例えば、図1における広告情報要求(セッションIDを送出)119を広告仲介サービス106が受け取ると貢献者記録テーブル323から受け取ったセッションIDと一致するセッションIDを含む行を探し、その行に含まれる紹介者識別情報346を求め、WebAPI管理テーブル2010からその紹介者識別情報を含む行のキーワード2001(複数)を抽出する。次に、広告情報格納テーブル2020から取得したキーワードの何れかを含む広告を探し、見つけた行を広告情報120としてWebブラウザに返す。複数の行を見つけた場合は最も多くのキーワードがマッチするものを採用したり、ランダムで選択したりする。
上記では、セッションIDに基づいてリクエストのたびに広告を探す処理を実施したが、Webサイト管理テーブルに利用するWebAPIの欄又はWebAPIのキーワードの欄を設け、予めWebサイトが利用するWebAPI又は利用するWebAPIのキーワードを登録しておく方法も考えられる。この方法は、キーを利用する実施形態やログを利用する実施形態でも適用可能である。
これまでの実施例ではWebAPIの利用状況の全てを広告仲介サービスで集計していた。全ての利用状況を集計するのではなく、特定の期間(毎月の最初の週だけ、毎週水曜日だけ、毎日10時−12時の間だけ、または不定期等)だけ利用状況を集計することで集計の負荷を軽減する方法も考えられる。
これまで、広告収入を得ることが難しかったWebAPIの提供者に、本アイデアを用いることにより広告収入を得る機会を提供することが可能となる。また、Webサイト運営者は、有料のWebAPIを利用したい場合、その料金を支払うだけの効果があるかどうかを慎重に判断する必要があるが、本アイデアにより提供されたWebAPIを利用する場合は広告を載せるだけで良いため導入し易い。以上のように本アイデアはWebAPIの利用促進やWebAPI提供者の裾野を広げる効果があると考える。
以上、本発明には、WebAPI提供者、Webサイト運営者、広告仲介者の3者が登場する。本発明が、各々にもたらす効果について下記に示す。
・WebAPI提供者
現状、無料で公開されることが多いWebAPIであるが、本発明を用いることによりWebAPIを利用したサイトから広告による紹介料を取得することができる。
・Webサイト運営者
WebAPIを利用して高機能なサイトを容易に構築することができる。現状、WebAPIの一部は、そのWebAPIを利用したいWebサイト運営者と例えば月?円、1リクエスト?円などの契約をして利用されるが、本発明を用いればWebサイトに掲載した広告を閲覧した量に応じてWebAPI提供者に紹介料が入る仕組みであるため、Webサイト運営者はWebサイトに広告を掲載するだけでWebAPIを利用することができる。
紹介料の分配方法として以下二案が考えられる。
WebAPIを利用したいWebサイト運営者は、WebAPI提供者が指定する方法で広告を掲載する必要があり、その広告の紹介料はWebAPI提供者のみに入る。
WebAPIを利用したいWebサイト運営者は、WebAPI提供者が指定する方法で広告を掲載する必要があり、その広告の紹介料はWebAPI提供者とWebサイト運営者の双方に入る。
後者の場合、WebAPIを利用したサイトの閲覧が増加し、広告閲覧もこれに伴って増加すれば紹介料を多く得ることができる。
・広告仲介者
広告仲介者は、広告を展開したい事業者と、Webサイトに広告を掲載することで広告収入を得たいWebサイト運営者の仲介を行う者である。広告を展開したい事業者が支払う料金と、Webサイト運営者やWebAPI提供者に支払う紹介料の差分が広告仲介者の利益となる。広告を展開したい事業者が支払う料金は、一回閲覧される毎の料金を設定することが多い。WebAPIにより、高機能で魅力的な広告を掲載したWebサイトが増加することにより、広告が閲覧される機会を増やすことができる。その結果、広告を展開したい事業者の増加が見込め、広告仲介者の利益増加を狙うことができる。
実施例1の概念図を示す。 実施例1のシステム構成図を示す。 実施例1のシーケンス図を示す。 Webサイトの提供するWebページのイメージ例を示す。 紹介料算出の一実施形態であるフローチャートを示す。 実施例2のシーケンス図を示す。 実施例3の概念図を示す。 実施例3のシステム構成図を示す。 実施例3のシーケンス図を示す。 実施例4のシーケンス図を示す。 従来技術における概念図を示す。 実施例5の紹介料算出のフローチャートを示す。 実施例6の概念図を示す。 実施例6のシステム構成図を示す。 実施例6の紹介料算出のフローチャートを示す。 実施例7における概念図を示す。 実施例7のシステム構成図を示す。 実施例7のログの例を示す。 実施例7のログ集計部のフローチャートを示す。 実施例8のシステム構成を示す。
符号の説明
101 閲覧者
102 Webブラウザ
103 Webサイト
104 WebAPI
105 広告仲介サービス
106 事業者のWebサイト
201 Webサイト
202 広告仲介サービス
300 広告仲介サービス処理装置
301 制御部
302 記憶部
303 通信部
304 ネットワーク
311 セッションID生成部
312 セッションID確認部
313 貢献者記録部
314 広告要求元IP取得部
315 広告取得部
316 選択記録部
317 紹介料算出部
318 送受信部
321 Webサイト管理テーブル
322 WebAPI管理テーブル
323 セッション管理テーブル
324 貢献者記録テーブル
325 広告情報格納テーブル
331 紹介者識別情報の欄
332 WebサイトURLの欄
333 口座番号の欄
335 紹介者識別情報の欄
336 WebAPIのURLの欄
337 口座番号の欄
341 セッションIDの欄
342 生成時刻の欄
343 広告要求元IPの欄
344 選択有無の欄
345 セッションIDの欄
346 紹介者識別情報の欄
351 広告IDの欄
352 分類の欄
353 広告画像の欄
354 事業者URLの欄
360 Webブラウザ
370 Webサイト処理装置
371 セッションID要求部
372 WebAPI呼び出し部
373 ページ生成部
374 送受信部
375 HTML
376 画像
380 WebAPI処理装置
381 送受信部
382 WebAPI機能部
383 セッションID確認要求部
384 有名人誕生日テーブル
401 事業者のWebサイト処理装置
500 Webブラウザ画面
501 広告表示領域
502 今日誕生日の有名人表示領域
801 Webサイト
802 WebAPI
803 広告仲介サービス
900 広告仲介サービス処理装置
901 制御部
902 WebAPI仲介部
1401 キーの欄
1402 広告要求時刻の欄
1403 キーの欄
1404 キーの欄
1405 広告選択時刻の欄
1406 キーの欄
1407 広告選択元IPの欄
1408 時刻の欄
1701 ログ管理部
1702 ログ
1703 ログ集計部
2001 キーワードの欄
2002 キーワードの欄

Claims (25)

  1. インターネット上でソフトウェア機能を提供するWebAPIプログラムと、前記WebAPIプログラムを利用するWebAPI利用プログラムと、前記WebAPIプログラムの呼び出しを制御するWebAPI呼び出し制御プログラムとを用いた情報提供方法であって、
    前記WebAPI利用プログラムが前記WebAPIプログラムを呼び出すときに、前記WebAPI呼び出し制御プログラムが発行するキー情報を取得し、前記キー情報を用いて前記WebAPIプログラムを呼び出し、前記WebAPIプログラムは前記WebAPI利用プログラムから受け取ったキー情報が正しいことを確認し、正しい場合のみ前記WebAPIプログラムの実行結果を返すようにWebAPI呼び出し制御を行うことを特徴とする情報提供方法。
  2. 請求項1において、前記WebAPI利用プログラムが前記WebAPIプログラムを呼び出すたびに、前記WebAPI呼び出し制御プログラムからセッションIDを取得し、前記セッションIDをキー情報として前記WebAPIプログラムを呼び出すWebAPI呼び出し制御を行う情報提供方法。
  3. 請求項1において、前記WebAPI利用プログラムは事前に前記WebAPI呼び出し制御プログラムから前記WebAPIプログラムを複数回呼び出し可能なキーを取得し、前記キーを用いて前記WebAPIプログラムを呼び出すWebAPI呼び出し制御を行う情報提供方法。
  4. 請求項1において、前記WebAPIプログラムが前記WebAPI呼び出しプログラムから受け取ったキー情報を、前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送出し、前記WebAPI呼び出し制御プログラムは受け取ったキー情報が前記WebAPI呼び出し制御プログラムが発行した正しいものであるかどうかを検証し、検証した結果を前記WebAPIプログラムに送出するWebAPI呼び出し制御を行う情報提供方法。
  5. 請求項1において、前記WebAPIプログラムは、前記WebAPI利用プログラムが送出したキー情報、呼び出し元のWebAPI利用プログラム及び呼び出し先のWebAPIプログラムが判断できる情報を、ログに書き出し、定期的にログを前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送出し、前記WebAPI呼び出し制御プログラムは前記ログを解析してキー情報が正しいかどうかを検証するWebAPI呼び出し制御を行う情報提供方法。
  6. インターネット上でソフトウェア機能を提供するWebAPIプログラムが一つ又は複数のWebAPI利用プログラムから利用されている場合に、前記WebAPIプログラム又は前記WebAPI利用プログラムが、前記WebAPIプログラムの呼び出し状況をWebAPI呼び出し制御プログラムに送ることで、WebAPIプログラムの使用量を計測する情報提供方法。
  7. 請求項6において、前記WebAPI利用プログラム毎に一意に決めたキー情報を用いて前記WebAPI利用プログラムが前記WebAPIプログラムを呼び出し、前記WebAPIプログラムは前記キー情報を前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送ることでWebAPI呼び出し制御プログラムが、呼び出されたWebAPIプログラムの使用量を計測する情報提供方法。
  8. 請求項7において、前記WebAPI利用プログラムが利用したWebAPIプログラムをログに残し、又は前記WebAPIプログラムが呼び出されたWebAPI利用プログラムをログに残し、前記ログを定期的に前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送付し、前記WebAPI呼び出し制御プログラムでは前記ログを解析することで呼び出されたWebAPIプログラムを特定する情報提供方法。
  9. 請求項8において、前記WebAPI利用プログラムのログと前記WebAPIプログラムのログの両方を前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送り、両方のログを比較し、WebAPI呼び出しに関する両者の不一致を検出し、不正なログを見つける情報提供方法。
  10. 請求項6において、前記WebAPI利用プログラムは前記WebAPIプログラムを呼び出す前に前記WebAPI呼び出し制御プログラムが発行するセッションIDを取得し、前記WebAPI呼び出し制御プログラムは、前記セッションIDを発行したWebAPI利用プログラムを記録し、前記WebAPI呼び出しプログラムが前記セッションIDを用いて前記WebAPIプログラムを呼び出した後、前記WebAPIプログラムは前記セッションIDを前記WebAPI呼び出し制御プログラムに送ることで、WebAPI呼び出し制御プログラムが呼び出し元であるWebAPI利用プログラムと呼び出し先であるWebAPIプログラムを特定する情報提供方法。
  11. インターネット上でWebページを提供するWebサイトを用いた広告提供方法であって、
    前記Webサイトは一つ又は複数のWebAPIを用いたWebページであり、前記Webページに広告仲介サービスが提供する広告が掲載されている場合に、Webブラウザで前記Webページに掲載した広告が選択されたときに、前記Webページを構築するためにWebサイトが利用したWebAPIを特定し、前記WebAPI提供者に対価を支払う広告提供方法。
  12. 請求項11において、ネットワークで各々接続された、前記Webブラウザを稼動させるWebブラウザ処理装置と、前記Webサイトを稼動させるWebサイト処理装置と、前記WebAPIを稼動させるWebAPI処理装置と、広告仲介サービスを稼動させる広告仲介サービス処理装置とを有し、
    前記Webブラウザから前記Webページの要求を受けたWebサイト処理装置が、前記広告仲介サービス処理装置にWebサイト運営者の紹介者識別情報を送出し、前記広告仲介サービス処理装置からセッションIDと広告識別情報を取得し、当該セッションIDを引数に含めてWebAPIを呼び出し、
    前記WebAPI処理装置が、前記セッションIDと前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を広告仲介サービス処理装置に送出し、
    前記広告仲介サービス処理装置は、前記セッションIDが正しいものであることを確認し、セッションIDとWebAPI提供者の紹介者識別情報を記録し、
    前記広告仲介サービス処理装置で前記セッションIDが正しいことが判明した場合には、前記WebAPI処理装置は、前記WebAPIを実行して処理結果をWebサイト処理装置に返し、
    前記Webサイトでは、処理結果及び広告仲介サービスが保持する広告情報のURLとセッションIDを用いて、広告情報のリソースを取得するためのURLにパラメータとしてセッションIDを含めたWebページを生成して前記Webブラウザに返し、
    前記Webブラウザが広告情報のリソースを広告仲介サービス処理装置に要求すると、前記広告仲介サービス処理装置では広告情報の要求があったことをセッションIDと関連付けて記録した後、広告情報のリソースを前記Webブラウザに返し、
    前記WebブラウザではWebサイトが生成したWebページを表示する広告提供方法。
  13. 請求項11において、ネットワークで各々接続された、前記Webブラウザを稼動させるWebブラウザ処理装置と、前記Webサイトを稼動させる前記Webサイト処理装置と、前記WebAPIを稼動させるWebAPI処理装置と、広告仲介サービスを稼動させる広告仲介サービス処理装置とを有し、
    前記Webブラウザから前記Webページの要求を受けたWebサイト処理装置が、前記Webブラウザ処理装置にセッションID要求プログラム、WebAPI呼び出しプログラム及びページ生成プログラムを含むページをWebブラウザに返し、
    前記Webブラウザは、返されたページに含まれるプログラムを実行することにより、前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を広告仲介サービス処理装置に送出し、
    前記広告仲介サービス処理装置がリクエストを受けると、セッションID生成、貢献者記録を実施してセッションIDをWebブラウザに返し、
    前記Webブラウザは、前記セッションIDと前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を前記広告仲介サービス処理装置に送出し、
    前記広告仲介サービス処理装置は、前記セッションIDが正しいものであることを確認し、前記セッションIDと前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を記録し、
    前記広告仲介サービス処理装置で前記セッションIDが正しいことを確認した場合には前記WebAPI処理装置は、前記WebAPIを実行して処理結果を前記Webブラウザに送出し、
    前記Webブラウザは、前記Webページを生成し、広告情報のリソースを前記広告仲介サービス処理装置に要求すると、前記広告仲介サービス処理装置では広告情報の要求があったことを前記セッションIDと関連付けて記録した後、前記広告情報のリソースをWebブラウザに返し、
    前記Webブラウザでは生成したWebページを表示する広告提供方法。
  14. 請求項11において、ネットワークで各々接続された、前記Webブラウザを稼動させるWebブラウザ処理装置と、前記Webサイトを稼動させるWebサイト処理装置と、前記WebAPIを稼動させるWebAPI処理装置と、広告仲介サービスを稼動させる広告仲介サービス処理装置とを有し、
    前記Webブラウザから前記Webページの要求を受けたWebサイト処理装置が、前記広告仲介サービス処理装置にWebサイト運営者の紹介者識別情報を送出し、前記広告仲介サービス処理装置からセッションIDと広告識別情報を取得し、当該セッションIDを引数に含めてWebAPI呼び出しを前記広告仲介サービス処理装置に対して行い、
    前記広告仲介サービス処理装置は、前記セッションIDが正しいものであることを確認し、前記セッションIDと前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を記録し、WebAPI呼び出しを実施し、
    前記WebAPI処理装置は、前記WebAPIを実行して処理結果を広告仲介サービス処理装置に送出し、
    前記広告仲介サービス処理装置は、処理結果をWebサイト処理装置へ送出し、
    前記Webサイトでは、処理結果及び広告仲介サービスが保持する広告情報のURLとセッションIDを用いて、前記広告情報のリソースを取得するためのURLにパラメータとしてセッションIDを含めたWebページを生成して前記Webブラウザに返し、
    前記Webブラウザが広告情報のリソースを前記広告仲介サービス処理装置に要求すると、前記広告仲介サービス処理装置では広告情報の要求があったことを前記セッションIDと関連付けて記録した後、前記広告情報のリソースをWebブラウザに返し、
    前記Webブラウザでは前記Webサイトが生成したWebページを表示する広告提供方法。
  15. 請求項11において、ネットワークで各々接続された、前記Webブラウザを稼動させるWebブラウザ処理装置と、前記Webサイトを稼動させるWebサイト処理装置と、前記WebAPIを稼動させるWebAPI処理装置と、広告仲介サービスを稼動させる広告仲介サービス処理装置とを有し、
    前記Webブラウザから前記Webページの要求を受けたWebサイト処理装置が、前記広告仲介サービス処理装置にWebAPI呼び出しを実施し、
    前記広告仲介サービス処理装置は、セッションIDを生成し、前記WebAPI提供者の紹介者識別情報を記録し、呼び出し先のWebAPIの紹介者識別情報を貢献者としてセッションIDと共に記録し、当該セッションIDを引数に含めてWebAPI呼び出しを前記WebAPI処理装置に対して行い、
    当該呼び出しを受けたWebAPI処理装置は、前記WebAPIを実行し、処理結果を前記広告仲介サービス処理装置に送出し、
    前記広告仲介サービス処理装置は、処理結果及びセッションIDをWebサイト処理装置へ送出し、
    前記Webサイトでは、処理結果及び広告仲介サービスが保持する広告情報のURLとセッションIDを用いて、前記広告情報のリソースを取得するためのURLにパラメータとしてセッションIDを含めたWebページを生成してWebブラウザに返し、
    前記Webブラウザが広告情報のリソースを広告仲介サービス処理装置に要求すると、前記広告仲介サービス処理装置では広告情報の要求があったことを前記セッションIDと関連付けて記録した後、前記広告情報のリソースを前記Webブラウザに返し、
    前記WebブラウザではWebサイトが生成したWebページを表示する広告提供方法。
  16. 請求項12から請求項15のいずれか一項に記載の広告提供方法において、
    上記生成されたWebブラウザに表示した広告を、閲覧者が選択したときに、前記広告仲介サービス処理装置には、前記広告識別情報と前記セッションIDが到達し、前記広告仲介サービス処理装置では選択されたこととそのときのセッションIDを記録しておき、
    広告仲介サービスでは広告識別情報に関連する事業者のWebサイトにリダイレクトすることで広告に対応するWebページを表示する広告提供方法。
  17. 請求項12から請求項15のいずれか一項に記載の広告提供方法において、
    前記広告仲介サービス処理装置に記録した広告情報の要求があったセッションIDを利用し、前記セッションIDに関連付いた紹介者識別情報を抽出することで広告を表示したWebページの生成に貢献したWebサイト運営者及びWebAPI提供者を特定する広告提供方法。
  18. 請求項12から請求項15のいずれか一項に記載の広告提供方法において、
    前記広告仲介サービス処理装置に記録した広告が選択されたときのセッションIDを利用し、前記セッションIDに関連付いた紹介者識別情報を抽出することで広告が選択されたWebページの生成に貢献したWebサイト運営者及びWebAPI提供者を特定する広告提供方法。
  19. 請求項12から請求項15のいずれか一項に記載の広告提供方法において、
    セッションIDではなく、Webサイトを一意に特定できるキーを用いて、Webサイトが利用したWebAPIを特定する場合には、
    前記Webサイトは、予めWebサイトを一意に識別できるキーを取得し、前記WebAPIを呼び出すときは前記キーを一緒に送出し、前記WebAPIは前記キーを広告仲介サービスに送出し、前記広告仲介サービスでは前記キーと前記キーを送出したWebAPIを関連付けて保持し、
    前記Webサイトは、前記WebAPIの処理結果と広告を埋め込んだWebページをWebブラウザに送出し、
    前記Webブラウザから埋め込んだ広告情報の画像等を取得するときに用いるURLには、前記広告情報の画像等を広告仲介サービスから取得するときに、広告仲介サービスにキーが渡るように、パラメータとしてキーを付加しておき、
    広告がクリックされたときに遷移するURLにも、パラメータとしてキーを付加しておき、
    前記Webブラウザに広告を表示したときや閲覧者が広告をクリックしたときに、広告仲介サービスにキーが送られるようにしておくことで広告の閲覧状況を把握可能とし、
    その回数に応じてWebサイト毎の広告への貢献度及び、キーとWebAPIを関連付けて保持している情報に基づいてWebサイト毎に利用したWebAPIとその回数を特定する広告提供方法。
  20. 請求項12から請求項15のいずれか一項に記載の広告提供方法において、
    前記Webサイト、前記WebAPIの何れか又は両方が前記WebAPIの呼び出しログをセッションID又はキーと共に保持し、前記ログを定期的に広告仲介サービスに送出し、
    前記広告仲介サービスでは、前記ログを解析することでWebサイトが利用したWebAPIを特定する広告提供方法。
  21. 請求項20に記載の広告提供方法において、
    前記広告仲介サービスは、前記Webサイトと前記WebAPIの両方からログを収集し、前記両方のログの内容を比較し、両者に前記WebAPIを呼び出した、又は呼び出された記述があったときにその呼び出しが確かであると判断する広告提供方法。
  22. Webブラウザに広告が表示された、又は広告がクリックされたときに発生する対価をWebAPI提供者に分配する対価分配方法であって、
    Webブラウザが広告を表示したWebページを要求したときに、その要求を受け取ったWebサイトが利用した一つ又は複数のWebAPIを請求項12から請求項15、請求項20の何れかの方法で特定し、発生した対価をWebAPI提供者に分配する対価分配方法。
  23. Webブラウザに広告が表示された、又は広告がクリックされたときに発生する対価を特定期間毎にWebAPI提供者に分配する対価分配方法であって、
    請求項12から請求項15、請求項19、請求項20の何れかの方法で収集した広告に貢献したWebサイトと前記Webサイトが利用したWebAPIの記録から、前記特定期間内に前記Webサイトに発生した対価の総量と、前記Webサイトが利用した一つ又は複数のWebAPIの回数を求め、各WebAPIの利用回数に応じて対価の総量をWebAPI提供者に分配する対価分配方法。
  24. 請求項11において、利用しているWebAPIの種類に応じて表示する広告を選択する方法であり、
    広告仲介サービスは、WebAPIとそのWebAPIに関連する一つ又は複数のキーワードを管理し、広告情報とその広告に関連するキーワードを管理し、
    広告仲介サービスがWebブラウザから広告情報の要求を受け取ったときに、セッションIDを用いて利用したWebAPIを特定し、又はキーを用いてWebサイトが良く利用しているWebAPIを特定し、
    そのWebAPIに関連するキーワードを取得し、そのキーワードを同じキーワードを含む広告情報を選択することで、利用しているWebAPIの種類に応じた広告をWebブラウザに提供する広告提供方法。
  25. 請求項11において、前記Webブラウザからの全リクエストに対するWebAPIの使用量を計測するのではなく、特定期間に発生した前記Webブラウザからのリクエストに対するWebAPIの使用量を計測し、その計測結果に従って、前記WebAPIに分配する広告貢献の対価を決定する広告提供方法。
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