JP2008546000A - ビデオおよび写真カメラなどの写真機器の小型支持体 - Google Patents

Abstract

支持される機器（１）と固定されることができ、もしくは一体化されることができる、板状部材（１２）と、この板状部材にこれの対向する辺に沿って取り付けられ、フラップ（１３）の両方が板状部材の後ろに折り畳まれる閉じた位置と、フラップが板状部材の支持体として相互に広がる開いた位置との間で動作可能である、少なくとも２つのフラップ（１３）と、を備える、ビデオや写真カメラなどの写真機器の小型支持体（１０）。
【選択図】 図１

Description

本発明は、主請求項のプリアンブルに言及された特徴を有するビデオカメラおよび写真カメラなどの写真機器の小型支持体を対象とする。

アマチュア領域において、ビデオ／写真を撮影する必要がある時、三脚などの利用可能な適切な支持体がないことに気づくということが時々起こる。この場合、唯一の実用的な解決法は、撮影機器をこの地点で見付けられる面に載せることである。この場合、ユーザは通常、機器を表面に載せたまま、撮影対象を構成し、撮影機器を開始するか、シャッタリリースを押す。

しかし、表面に載せられた写真カメラで、撮影対象の正しいフレーミングのための照準は、大変困難であることがある。たとえば、支持状態がユーザの顔と表面の間に障害を含んでいたり、もしくは表面が不規則であったり粗かったり、もしくは汚れていたり、もしくは写真カメラの適切で安定した支持を保証するのに十分なだけ平坦でないということがあり得る。最後に大事なことであるが、このような使用によって支持表面の部分がまたフレームに写り込む結果となる可能性もある。

これらの全ての条件において、写真機器を配置することと対象を効果的にフレーミングすることとは、どちらも複雑である。本発明は、このような状況における具体的な適用を見いだす。現在の従来技術は、必要に応じてビデオ／写真機器に装備される、大きな鉛筆のサイズの小型三脚を提案する。しかしこのような三脚は、機器に装備され、次いで機器から取り外される必要があり、恒久的に装備されるよう設計されていない。結果として、これらの小型三脚は大きなサイズの三脚と同じように忘れられ、必要な時に利用可能でないであろう。

発明の根底をなす技術的問題は、引用された従来技術を参照して言及された不利点を改善することを可能にするよう構造的および機能的に設計された小型支持体を提供することについてである。ここでとりわけ、支持表面上の適度な持ち上げを有してこれの安定した支持を提供するべく、写真カメラもしくはビデオカメラに取り付けられ、もしくはこれと一体化されるほどコンパクトな支持体を製造することが提案される。

この問題の枠組みの中で、本発明の重要な目的は、他の使用を妨害することなく機器上に安定した方法で取り付けられたままにされることができる、小型支持体を提供することである。

本発明のその他の目的は、このような支持体を有利に調整可能とすることである。

以下の請求項に従って生産される小型支持体によって、この問題は解決され、これらの目的は達成される。

本発明の特徴および利点は、添付の図面を参照して、限定的でない例を手段として説明される、好ましいが排他的でない、例示的な実施形態の以下の詳細な説明からより明らかになるであろう。

図面において、参照符号１は、撮影軸Ｒを有するレンズ２を含み、これのベース４に備えられて写真カメラを三脚および同様の支持体に取り付けるネジ式止まり穴３を有する、写真カメラを示す。

全体として参照符号１０で示される小型支持体は、穴３に係合するネジ１１を用いてベース４に取り外し可能に固定される。

支持体１０は、示されるように取り外し可能にベース４に固定されることができ、もしくは、たとえば板状部材をベース４の一部分として提供することで、安定した方法でこれと一体成形されることができる、ほぼ長方形形状の板状部材１２を備える。図４、４の例を参照して、板状部材１２とベース４との間に、これにより閉じられて写真カメラ１を保護することのできるファスナー６を備えるケース５の柔軟性のある端が挟まれる。支持体１０はまた、たとえば板状部材１２をケースに安定した方法で取り付けることにより、これを一体部分とするような方法で、ケース５に接合してもよい。

板状部材１２は、それぞれ軸Ｘ１、Ｘ２の周囲を揺動することのできる同じく通常長方形形状である対応するフラップ１３がこれに沿って蝶番で連結された２つの対向する長辺を有し、それぞれの軸Ｘ１、Ｘ２に対向する辺は２つの対向する足部１４ａ、１４ｂを形成するよう構成される。

フラップ１３は、どちらも板状部材１２の近くに折り畳まれる閉じた位置（図３）と、これらが板状部材の支持体として相互から広がり写真カメラ１がこれの上に取り付けられる開いた位置（図１）との間で動作可能である。

本発明の第１実施形態によると、フラップと板状部材の間には、フラップ１３と板状部材１２の蝶番領域の間の当接表面などの、開いた状態において、相対的かつ固定された角度位置を決定する係止が備えられる。しかし、板状部材に対するフラップの配向の角度位置は、図１、２の例に示されるように調整可能であることが好ましい。このために、フラップは、板状部材１２の上の関節の軸Ｘ１、Ｘ２の周囲を自由自在に揺動することができるが、これらの各々にそれぞれの蝶番軸から離れた位置に固定されたタイロッド１４によって相互に関連している。このように、フラップによって板状部材に対して形成される角度は調整可能であり、それらの合計はほぼ一定であり、もしくは通常は線形である所定の法則に従って変動する。あるいは、摩擦される板状部材に対するフラップの揺動がさらに提供される。

タイロッド１４は、柔軟性があり、たとえば小さなケーブルで構成され、同様に携帯ストラップ１６の結合手段を構成する。

有利には、写真カメラ１の固定を可能にするべく、フラップ１３および板状部材１２が、ベース４の穴３に直径およびネジ山において一致する、少なくとも部分的にネジ式のそれぞれの穴１５ａ、ｂ、ｃを有し、支持体１０は取り付けられ、フラップ１３は支持体１０を前もって取り外す必要なく、三脚の上で標準の取り付け手段を用いて閉じた位置に折り畳まれる。

本発明の三脚の主要な利点は、通常の使用に障害とならずこれを写真カメラ上で恒久的に利用可能とする大幅なコンパクトさ、低価格、たとえば写真カメラそれ自体もしくはこれのケースなどの他の構成要素と一体化されることができる容易さ、位置調整の容易さ、支持表面からの写真カメラの適度であるがはっきりとした持ち上げの効果である。

開いた位置にある本発明にしたがった小型支持体の斜視図である。 ２つの展開位置がそれぞれ破線と実線で示される図１の支持体の線図である。 閉じた位置にある先行する図面の支持体を備える写真カメラの下から見た斜視図である。 本発明の支持体の適用のさらなる例の立面図である。 本発明の支持体の適用のさらなる例の立面図である。

Claims (8)

1. 支持される機器（１）と固定されることができ、もしくは一体化されることができる、板状部材（１２）と、前記板状部材（１２）にこれの対向する辺に沿って取り付けられ、フラップの両方が前記板状部材の近くに折り畳まれる閉じた位置と、前記フラップが前記板状部材の支持体として相互に広がる開いた位置との間で動作可能である、少なくとも２つのフラップ（１３）と、を備えることを特徴とする、ビデオや写真カメラなどの写真機器の小型支持体。
2. 開いた位置にある前記フラップ（１３）は、前記板状部材（１２）に対して開きの調整可能な角度を形成する、請求項１に記載の支持体。
3. 前記フラップ（１３）は、これのそれぞれの長辺によって前記板状部材の対向する辺に沿って蝶番で連結され、前記フラップによって前記板状部材に対して形成される角度が調整可能であり、それらの合計が一定であるか、または所定の法則に従って変動するような方法で、それぞれの蝶番軸（Ｘ１、Ｘ２）から離れた位置に固定されたタイロッド（１４）によって相互に接続された、請求項２に記載の支持体。
4. 前記タイロッド（１４）は柔軟性がある、請求項３に記載の支持体。
5. 前記タイロッドは携帯ストラップ（１６）の結合手段を構成する、請求項３または４に記載の支持体。
6. 前記板状部材および／もしくは前記フラップの上に、前記支持体を取り外すことなく機器を三脚に固定するべく、標準的な三脚の取り付け手段（１５ａ、１５ｂ、１５ｃ）が提供された、先行する請求項のいずれか１項以上に記載の支持体。
7. 前記取り付け手段は前記板状部材および／もしくは少なくとも１つのフラップ上のネジ式穴（１５ａ、１５ｂ、１５ｃ）を備え、前記穴は前記フラップが閉じた位置にある時にアクセス可能である、請求項６に記載の支持体。
8. 前記支持体（１０）と一体化され、および／もしくは前記支持体にしっかりと接続された、前記機器のためのケース（５）を含む、先行する請求項のいずれか１項以上に記載の支持体。

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