JP2008139767A - Piston valve of brass instrument - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、たとえば、トランペットやフリューゲルホルン、コルネット、ユーフォニウム、チューバ等の金管楽器のピストンバルブに関し、より詳しくは、吹奏しやすく、急速なパッセージを演奏することもできるような金管楽器のピストンバルブに関する。 The present invention relates to a piston valve of a brass instrument such as a trumpet, a flugelhorn, a cornet, a euphonium, or a tuba. .
上述例のような金管楽器は、バルブの操作で息の通り道の長さを変えて色々な音を出す楽器である。そして、バルブのなかでもピストンバルブは、図7に示したように、筒状のバルブケーシング102内をピストン管103が上下動することによって音が変化する構造である。すなわち、ピストンバルブ101は、バルブケーシング102と、このバルブケーシング102内に収納されたピストン管103と、このピストン管103を押下するためにピストン管103に対して一体的に設けられた操作部104とよりなる。操作部104は、押し金104a、ピストン軸104b、押下されたピストン管103を上動させて元の位置に戻すばね104cを有し、上記バルブケーシング102の所定位置には、ケーシングホール102aが形成されるとともに、外周面からは枝管(図示せず)が突設される。また、上記ピストン管103の所定位置にはピストンホール103aが設けられ、ピストン管103の内部には、図9に示したように、ピストンホール同士を連結する内筒管103bが設けられている。つまり、ピストン管103の上下動に伴ってケーシングホール102aに接続するピストンホール103aが変わることで、息の通り道の長さが変わる。
The brass instrument as in the above example is an instrument that produces various sounds by changing the length of the passage of breath by operating a valve. Among the valves, as shown in FIG. 7, the piston valve has a structure in which sound changes as the
上記ばね104cは、ピストン管103の上方に収納される上ばね方式(図7参照)と、ピストン管の下方に収納される下ばね方式(下記特許文献1参照)とがあり、細かな構造はそれぞれ異なるが、いずれの場合でも、ピストンの向きを規制するガイド手段が設けられている。
The
このガイド手段は、図7、図8や特許文献1にも開示されているように、ピストン側に設けられたガイド部材105と、バルブケーシング102側に設けられた溝102bとよりなる。すなわち、ガイド部材105に、外周方向に突出する突起105aが形成され、この突起105aが、上下方向に延びている溝102bに嵌め込まれ、周方向での回り止めがなされる。
As shown in FIGS. 7 and 8 and
しかし、ガイド部材105の突起105aは溝102bに対して着脱自在な構造であり、両者の間にクリアランスが存在する。このため、僅かではあるが、図8に示したようにピストン管103は回転する。したがって、押し金104aを押下するときに回転力が作用すれば、ピストン管103は回転し、ピストンホール103aとケーシングホール102aとがずれでしまい、吹奏時に息の抵抗感のバランスが崩れ、均等に保てない。この結果、急速なパッセージ(音形)等を演奏する時には出やすい音、出にくい音があって、演奏に支障をきたすことがあった。
そこで、この発明は、バルブケーシングのケーシングホールとピストン管のピストンホールとが常に正しく合うようにすることを主たる課題とする。 In view of this, the main object of the present invention is to ensure that the casing hole of the valve casing and the piston hole of the piston pipe are always properly aligned.
そのための手段は、ケーシングホールを有したバルブケーシング内に、ピストンホールを有するピストン管が、押下されたときにばねの弾性力で上動するように収納された金管楽器のピストンバルブであって、上記ピストン管が、ピストン管の上方に位置する部位から独立して設けられ、該ピストン管と上記バルブケーシングとの間には、ピストンホールとケーシングホールとの上下方向での位置を一致させるべく周方向での向きを規制する向き規制手段が設けられた金管楽器のピストンバルブである。 The means for this is a brass valve of a brass instrument in which a piston pipe having a piston hole is housed in a valve casing having a casing hole so as to move upward by the elastic force of a spring when pressed. The piston pipe is provided independently from a portion located above the piston pipe, and a space between the piston pipe and the valve casing is arranged so that the positions of the piston hole and the casing hole in the vertical direction coincide with each other. This is a brass valve of a brass instrument provided with a direction restricting means for restricting the direction in the direction.
別の手段は、ケーシングホールを有したバルブケーシング内に、ピストンホールを有するピストン管が、押下されたときにばねの弾性力で上動するように収納された金管楽器のピストンバルブであって、上記ピストン管が、ピストン管の上下両方向に位置する部位から独立して設けられ、該ピストン管と上記バルブケーシングとの間には、ピストンホールとケーシングホールとの上下方向での位置を一致させるべく周方向での向きを規制する向き規制手段が設けられた金管楽器のピストンバルブである。 Another means is a brass valve of a brass instrument in which a piston tube having a piston hole is housed in a valve casing having a casing hole so as to move upward by the elastic force of a spring when pressed. The piston pipe is provided independently from a portion located in both the upper and lower directions of the piston pipe, and between the piston pipe and the valve casing, the positions of the piston hole and the casing hole in the vertical direction are matched. This is a brass valve of a brass instrument provided with orientation regulating means for regulating the orientation in the circumferential direction.
すなわち、ピストン管は、その上方または上下両方向に位置する部位から独立しているので、ピストン管の周方向での向きは向き規制手段のみによって規制され、ピストン管を押下する時の操作に影響されない。このため、ピストン管は向き規制手段によって規制されている適正な位置で上下動する。 That is, since the piston tube is independent from the part located above or in both the upper and lower directions, the circumferential direction of the piston tube is restricted only by the direction restricting means and is not affected by the operation when the piston tube is pressed down. . For this reason, the piston pipe moves up and down at an appropriate position regulated by the direction regulating means.
以上のように、この発明によれば、ピストン管は押下操作による影響を受けずに適正な位置で上下動するので、ピストンホールとケーシングホールは回転方向にずれることなく常に一致する。 As described above, according to the present invention, the piston pipe moves up and down at an appropriate position without being affected by the pressing operation, so that the piston hole and the casing hole always coincide with each other without shifting in the rotation direction.
このため、バランスの良い均等な抵抗感を吹奏時に得られる。この結果、急速なパッセージを演奏する時でも、出やすい音、出にくい音がなく、良好に演奏できる。 For this reason, a balanced and even resistance feeling can be obtained at the time of playing. As a result, even when a rapid passage is played, there is no sound that is easily generated or difficult to generate, and the performance can be performed satisfactorily.
また、ピストン管は、その上方または上下両方向の部位とは独立しているので、ピストン管を上動させるばねにかかる荷重(ばね荷重)を小さくすることができる。この結果、ピストン管の戻りを早くすることができて、このことによっても、上述のように急速なパッセージを演奏できるという効果が得られる。 In addition, since the piston pipe is independent of the upper part or the part in both the upper and lower directions, the load (spring load) applied to the spring that moves the piston pipe upward can be reduced. As a result, the return of the piston pipe can be accelerated, and this also has the effect of being able to play a rapid passage as described above.
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、ピストンバルブ11の断面図、図2はその分解斜視図であり、バルブケーシング21と、このバルブケーシング21内に収納されたピストン管31を有する。そして、ピストン管31は、バルブケーシング21から独立したものであるのは勿論のこと、ピストン管31の上下両方向に位置する部材からも独立であって、図3に示したように浮遊する如くバルブケーシング21内を上下動するように、バルブケーシング21内に収納される。
An embodiment for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view of the
バルブケーシング21は円筒状に形成され、所定位置にケーシングホール22が形成されている。ケーシングホール22の外周面からは、枝管が延設されるが、便宜上、枝管の図示は省略している。また、金管楽器の一例としてのトランペットにおいては3個のピストンバルブが必要であるが、それぞれにおいてケーシングホール22の位置は異なる。図示のケーシングホール22の位置等は一例である。
The
このようなバルブケーシング21の内周面には、図2、図4に示したように、ピストン管31の向きを規制する向き規制手段の一部を構成する向き規制第1磁石23が取り付けられている。向き規制第1磁石23は、直線状をなす形態のものであり、適宜の間隔を隔てた2本の平行線をなすように2本ずつ、中心を隔てて相対向するように2箇所に取り付けられ、共にN極またはS極の同一極が内側に向くように設定されている。
As shown in FIG. 2 and FIG. 4, a direction regulating
なお、向き規制第1磁石23の長さや形成位置は、ケーシングホール22の位置に基づいて適宜設定されるが、少なくともピストン管31が上下動する部位の一部には形成される。
In addition, although the length and formation position of the direction control
このようなバルブケーシング21の上端の開口部24には、中央に挿通孔41aを有する笠部材41が着脱自在に取り付けられ、下端の開口部25には、中央に通気孔51aを有する底部材51が着脱自在に取り付けられる。
A
そして、底部材51の上面の内周側部位には突出部51bが形成され、この突出部51bにピストン管31の下方に位置して押し下げられたピストン管31を上方へ戻そうとするばね52が保持されている。このばね52の上端には、略円板状の支持板53が取り付けられる。支持板53は、バルブケーシング21内を摺動可能な大きさに形成され、上下方向に貫通する貫通孔53aを有する。また、外周縁の2箇所には、外方に突出する突部53b,53bが設けられ、バルブケーシング21の内周面における上記突部53bに対応する部位に、下端の開口部25から所定高さまで延びる下側溝部26,26が形成され、支持板53が回転することなく円滑に上下動するように構成されている。さらに、支持板53の中央には、上方に突出する軸部53cが設けられ、この軸部53cの周囲には、N極またはS極を上に向けた浮遊用第1磁石54が固定されている。
A projecting
上記ピストン管31は、バルブケーシング21内に、息を漏らさない僅かな隙間を隔てて収納されたものであり、上記ケーシングホール21と同形同大のピストンホール32が所定位置に形成されている。対応するピストンホール32同士は内筒管33で連結される。
The
そして、ピストン管31の下端には、中央に孔部34aを有した底板34が固定され、この底板34の孔部34aの周囲には、中心に孔35aを有した円板状の浮遊用第2磁石35が固定される。
A
浮遊用第2磁石35はその下面がN極またはS極に設定され、上記支持板53の浮遊用第1磁石54と反発し合う。
The bottom surface of the second floating
上記底板34の孔部34aと浮遊用第2磁石35の孔35aの大きさは、上記支持板53に設けられた軸部53cが相対回転可能(換言すれば、遊嵌したような状態)に挿通されるもので、ピストン管31と支持板53との円滑な上下動を図っている。
The size of the
ピストン管31の上端には、中央に孔部36aを有する蓋板36が設けられ、この蓋板36の上面には、中心に孔37aを有した浮遊用第3磁石37が固定されている。浮遊用第3磁石37の上面は、N極またはS極に設定されている。
A
また、ピストン管31の外周面には、図1、図2、図4に示したように上下方向に長い線状の向き規制第2磁石38が取り付けられる。この向き規制第2磁石38は、上記バルブケーシング31の内周面に設けられた一組の向き規制第1磁石23,23の間にゆったりと収まる幅の線状に形成され、2本の向き規制第1磁石23の間に位置した時に、ピストンホール32とケーシングホール22とが上下方向で整列する位置に設定される。そして、バルブケーシング21の向き規制第1磁石23がN極またはS極を内側に向けているのに対して、ピストン管31の向き規制第2磁石38は、N極またはS極を外側、すなわちバルブケーシング21に向けており、互いに反発し合うように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 1, 2, and 4, a linear orientation-regulating
このようなピストン管31の上方には、ピストン管31を押下するための操作部材61が備えられる。操作部材61は、上から、押し金62と、押し金62の下面に着脱可能に設けられるピストン軸63と、ピストン軸63の下端に取り付けられる略円筒状の軸管64とを有する。
An
軸管64には、押下された操作部材61を元の位置に戻すためのばね65が収納されている。軸管64の下端は底板66で閉塞されるとともに、底板66の上側には、平面視略円板状の規制板67が、ばね65に押さえつけられた状態で保持されている。規制板67の外周面には、図1に示したように、バルブケーシング21の内周面位置よりも外方に張り出す突部67a,67aが設けられ、この突部67aを受け入れる上側溝部27が、バルブケーシング21の上端から下に向けて所定の高さまで形成されている。
The
そして、上記底板66の下面における中央には下方へ向けて突出する軸部66aが形成される。底板66下面の軸部66aの周辺部には、中心に孔68aを有する浮遊用第4磁石68が固定されている。浮遊用第4磁石68は、下面がN極またはS極に設定され、上記ピストン管31の上面に設けられた浮遊用第3磁石37と相反発する。また、軸部66aは、ピストン管31上端の蓋板36の孔部36aと浮遊用第3磁石37の孔37aに対して相対回転可能に差し込まれるものである。操作部材61とピストン管31との円滑な上下動を図っている。
A
なお、各磁石23,35,37,38,54,68には、各種の永久磁石が用いられ、その磁力は、使用するばね52,65のばね定数に基づいて、互いに反発し合うように適宜設定される。また、図中、69はフェルトである。
Various permanent magnets are used for each of the
このように構成されたピストンバルブ11では、次のようにして組み立てて使用される。まず、バルブケーシング21に対して底部材51を固定する。次に、バルブケーシング21に対してピストン管31を上から収納する。この収納に際しては、ピストン管31の向き規制第2磁石35が、図4に示したようにバルブケーシング21の一組の向き規制第1磁石23の間に入るようにする。つづいて、操作部材61をバルブケーシング21の上から取り付け、笠部材41を固定する。すると、ピストン管31は、バルブケーシング21の中で、操作部材61からも支持板53からも独立し、しかも各磁石23,35,37,38,54,68が反発し合っている状態であって、操作部材61や支持板が回転しても共回りしない。
The
このような構成のピストンバルブ11では、操作部材61の押し金62を押下すると、軸管64がばね65を押し縮めて降下する。このとき、軸管64の下端の浮遊用第4磁石68とピストン管31の上端の浮遊用第3磁石37は反発しあっているので、降下する力だけをピストン管31に伝達することができる。軸管64によって直接的に押下されたピストン管31はばね52を押し縮めて降下し、バルブケーシング21のケーシングホール22に接続するピストンホール32が変わる。このとき、ピストン管31の下端の浮遊用第2磁石35は、対向する支持板53の浮遊用第1磁石54と反発し合うので、ピストン管31の降下は、支持板53の影響を受けずに行われる。
In the
また、ピストン管31の降下は、バルブケーシング21との間に設けられた向き規制手段としての向き規制第1磁石23と向き規制第2磁石38によって、一定の向きに保持された状態で行われる。
Further, the lowering of the
このため、ピストン管31は向き規制手段以外に支配されることなくバルブケーシング21内を上下動する。この結果、ピストンホール32とケーシングホール22の周方向での位置が不測にずれることはなく、ぴたりと合致した所定の連通がなされる。したがって、吹奏時の抵抗感が均等で、すべての音を良好に出すことができる。
For this reason, the
また、ピストン管31は上下両方向に位置する部材とは別体であり、第1ばねは52ピストン管31の下方で支持板53を付勢し、ばね65はピストン管31の上方において操作部材61を付勢している構成であるので、ばね荷重が小さい。このため、降下されたピストン管31の戻りを素早く行わせることができ、急速なパッセージを演奏するのによい。しかも、上述のようにすべての音を良好に出すことができて、出にくい音がないことによっても、急速なパッセージを演奏するのに好適なものとなる。金管楽器ではこれまで不可能だった急速なパッセージが演奏可能となる。
Further, the
以下、その他の形態について説明する。この説明において、上記ピストンバルブ11の構成と同一または同等の部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
Hereinafter, other embodiments will be described. In this description, parts that are the same as or equivalent to the configuration of the
図5は、下ばね方式のピストンバルブ11の例である。バルブケーシング11の下に固定する底部材51の上面の内周側部位に、押下された操作部材61を戻すためのばね52が保持され、このばね52の上端に、支持板53が保持される。支持板53には、ピストン管31の下端に設けられた浮遊用第2磁石35と反発し合う浮遊用第1磁石54が設けられている。
FIG. 5 shows an example of a lower spring
一方、ピストン管31の上端に設けられた浮遊用第3磁石37と反発し合う浮遊用第4磁石68が、操作部材61の下端に設けられるが、この操作部材61は、押し金62と、ピストン軸63と、ピストン軸63の下端に固定される円板状の底板66とで構成され、浮遊用第4磁石68は底板66の下面に設けられる。
On the other hand, a floating
底板66は、バルブケーシング21内を上下方向に摺動可能な平面視円板状で、外方に突出する2個の突起66b,66bが設けられている。これらの突起66b,66bは、バルブケーシング21の内周面に形成された上側溝部27内を摺動する。
The
また、ピストン軸63の下端からは、底板66よりも下に突出する軸部63aが設けられ、この軸部63aは、ピストン管31の上端に固定された蓋板36の中心の孔部36aに相対回転自在に挿入される。
Further, a
図6は、上ばね方式のピストンバルブ11の例である。つまり、ピストン管31は、操作部材61の下端に吊り下げられたように保持される。このピストン管31を操作部材61から独立して、浮遊したような状態にするため、ばね65を収容した軸管64の下端に、円筒状の垂下筒部64aが取り付けられ、この垂下筒部64aの下端から外周方向に突出する鍔状の鍔部64bが形成されている。この鍔部64bの下面には浮遊用第1磁石64cが固定されるとともに、鍔部64bの上面には、浮遊用第2磁石64dが固定される。一方、ピストン管31の上端部には、それより下の部位よりも小径であって、上記垂下筒部64aの内径よりも小径に設定された上端筒部31aが形成され、この上端筒部31aの下端位置における外周側部位には、上記浮遊用第1磁石64cと反発し合う浮遊用第3磁石37が固定されている。
FIG. 6 shows an example of an upper spring
そして、このピストン管31の上端部には、上記垂下筒部64aと鍔部64bを挟み込むようにキャップ部材39が固定される。このキャップ部材39は、ピストン管31の外径と同径の略筒状をなし、上端に、内周方向に向けて突出する環状部39aを有しており、この環状部39aの下面に、上記浮遊用第2磁石64dと反発し合う浮遊用第4磁石39bが固定されている。環状部39aの内径は、軸管64の外径よりも大きく、相対回転自在である。
And the
組立てに当たっては、まず、キャップ部材39を軸管64に対して予め挿嵌しておき、この状態の軸管64の垂下筒部64aとピストン管31の上端筒部31aとを相互に嵌め合う。次に、キャップ部材39の下端部39cをピストン管31の上端部に形成された固定段部31bに固定する。
In assembling, first, the
すると、ピストン管31は、各磁石64c,64d,37,39bが反発し合うので、軸管64の下端に、相対回転可能に吊り下げられたような状態になる。
Then, since each
図5、図6いずれのピストンバルブ11においても、ピストン管31は上下方向に位置する部材からは独立であって、向き規制手段以外に支配されることなくバルブケーシング21内を上下動するので、上述のような作用効果を得ることができる。
In both
この発明の構成と、上記一形態の構成との対応において、
この発明の向き規制手段は、向き規制第1磁石23と向き規制第2磁石38に対応し、
ピストン管を浮遊させるべく反発し合う磁石は、浮遊用第1磁石54,64c、浮遊用第2磁石35,64d、浮遊用第3磁石37および浮遊用第4磁石68,39bに対応するも、
この発明は上記の構成のみに限定されるものではなく、その他の形態を採用することもできる。
In correspondence between the configuration of the present invention and the configuration of the above-described embodiment,
The direction regulating means of the present invention corresponds to the direction regulating
Magnets repelling to float the piston tube correspond to the first floating
The present invention is not limited to the above-described configuration, and other forms can be adopted.
ピストン管を浮遊させるべく反発し合う磁石に代えて、潤滑性の高いベアリング等の機構を組み込んで構成することもできる。 Instead of magnets that repel each other in order to float the piston pipe, a mechanism such as a highly lubricated bearing may be incorporated.
また、向き規制手段としては、たとえばピストン管とバルブケーシングの断面形状を、真円ではなく僅かに変形させて周方向で相対回転不可能な構造とする向き規制手段を採用することもできる。 Further, as the direction restricting means, for example, it is possible to adopt a direction restricting means in which the cross-sectional shapes of the piston tube and the valve casing are not deformed in a perfect circle but are slightly deformed to make a structure incapable of relative rotation in the circumferential direction.
11…ピストンバルブ
21…バルブケーシング
22…ケーシングホール
23…向き規制第1磁石
31…ピストン管
32…ピストンホール
35…浮遊用第2磁石
37…浮遊用第3磁石
38…向き規制第2磁石
39b…浮遊用第4磁石
52…ばね
54…浮遊用第1磁石
64c…浮遊用第1磁石
64d…浮遊用第2磁石
65…ばね
68…浮遊用第4磁石
DESCRIPTION OF
Claims (4)
上記ピストン管が、ピストン管の上方に位置する部位から独立して設けられ、
該ピストン管と上記バルブケーシングとの間には、ピストンホールとケーシングホールとの上下方向での位置を一致させるべく周方向での向きを規制する向き規制手段が設けられた
金管楽器のピストンバルブ。 In a valve casing having a casing hole, a piston pipe of a brass instrument housed so that a piston pipe having a piston hole is moved upward by the elastic force of a spring when pressed,
The piston pipe is provided independently from a portion located above the piston pipe;
A brass valve for a brass instrument provided with a direction restricting means for restricting a direction in a circumferential direction between the piston pipe and the valve casing so as to match a position in a vertical direction between the piston hole and the casing hole.
上記ピストン管が、ピストン管の上下両方向に位置する部位から独立して設けられ、
該ピストン管と上記バルブケーシングとの間には、ピストンホールとケーシングホールとの上下方向での位置を一致させるべく周方向での向きを規制する向き規制手段が設けられた
金管楽器のピストンバルブ。 In a valve casing having a casing hole, a piston pipe of a brass instrument housed so that a piston pipe having a piston hole is moved upward by the elastic force of a spring when pressed,
The piston pipe is provided independently from a portion located in both the upper and lower directions of the piston pipe,
A brass valve for a brass instrument provided with a direction restricting means for restricting a direction in a circumferential direction between the piston pipe and the valve casing so as to match a position in a vertical direction between the piston hole and the casing hole.
請求項1または請求項2に記載の金管楽器のピストンバルブ。 3. The brass instrument according to claim 1, wherein a magnet that repels the piston pipe to float is provided between the piston pipe and a portion located above or in the vertical direction of the piston pipe. Piston valve.
請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の金管楽器のピストンバルブ。 The brass valve for a brass instrument according to any one of claims 1 to 3, wherein the orientation restricting means includes magnets that exert a repulsive force in a circumferential direction.
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