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JP2008117074A - 印刷管理装置及びプログラム - Google Patents

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JP2008117074A
JP2008117074A JP2006298131A JP2006298131A JP2008117074A JP 2008117074 A JP2008117074 A JP 2008117074A JP 2006298131 A JP2006298131 A JP 2006298131A JP 2006298131 A JP2006298131 A JP 2006298131A JP 2008117074 A JP2008117074 A JP 2008117074A
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誠 津留見
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Abstract

【課題】印刷データが印刷管理装置に格納されたことを印刷データの配信先に通知できるようにすること、及びその印刷データが配信先により印刷されたことを配信元に通知できるようにすることである。
【解決手段】情報端末装置及びプリンタとネットワークを介して接続された印刷管理装置は、印刷データ、設定情報、ジョブ情報、及び配信情報を記憶部に記憶し、実行部134が保持するプログラムにより印刷データの配信先ユーザに印刷データが印刷管理装置に格納されたことを通知する。そして、印刷ジョブ終了後、ジョブ管理部136が保持するプログラムにより印刷データの配信者に印刷ジョブが終了した旨を通知する。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷管理装置及びプログラムに関する。
従来、複数のPC(Personal Computer)等の端末装置とプリンタとが互いにネットワークに接続された環境では、当該ネットワークに接続されたプリンタサーバなどの印刷管理装置は、上述した複数の情報端末装置から出力される印刷データに基づいたプリンタでの印刷を管理し、その印刷終了後に印刷データを出力した端末装置側に印刷の終了を通知することが知られている。
例えば、特許文献1には、PCから印刷データを送信したユーザが印刷終了確認のためにプリンタのところまで行かなくとも、音によって印刷終了が通知される技術が開示されている。また、特許文献2には、印刷データを送信した者がPCやプリンタから離れた場所にいても、無線により携帯端末へ印刷終了を通知する技術が開示されている。また、特許文献3には、印刷終了通知を取りこぼす可能性のあるネットワーク環境下で取りこぼしを防ぐ技術が開示されている。
特開2002−51173号公報 特開2003−44250号公報 特開2005−209014号公報
しかしながら、上述した印刷管理装置では、印刷の終了を印刷データの出力元に通知することはできるが、印刷データの配信元が、配信先で印刷が行われたことを確認することはできなかった。また、印刷データの配信先は、いつ印刷データが印刷管理装置に格納されたのかを確認することができなかった。
本発明の課題は、印刷データが印刷管理装置に格納されたことを印刷データの配信先に通知できるようにすること、及びその印刷データが配信先により印刷されたことを配信元に通知できるようにすることである。
本発明は、複数の端末装置と、プリンタとにネットワークを介して接続される印刷管理装置であって、印刷データ配信元の端末装置から送信された配信元情報及び配信先情報を含む印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と、前記印刷データが前記印刷データ記憶手段に記憶されたことを前記配信先情報に基づいて印刷データ配信先の端末装置に通知する第1通知手段と、前記印刷データ配信先の端末装置での指示に応じて、前記印刷データ記憶手段に記憶された前記印刷データを前記プリンタで実行させる印刷制御手段と、前記印刷データが前記プリンタで印刷されたことを前記配信元情報に基づいて前記印刷データ配信元の端末装置に通知する第2通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷データが格納されたことを常に確認していなければならないという印刷データの配信先の負担を除去すること、及び印刷が行われたことを確認する印刷データの配信元の負担を軽減することができる。
以下、本発明を実施するための実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、発明の範囲は本実施の形態に限定されない。
〔印刷管理システムの概要〕
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態にかかる印刷管理装置を使用した印刷管理システムを説明する。図1に示すように、印刷管理システム2は、ネットワーク(図示せず)を介して接続された印刷管理装置1、情報端末装置a、情報端末装置b、情報端末装置c、プリンタd及びプリンタeから構成される。
ネットワークはLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークであり、スター型といった接続の形態は問わない。
情報端末装置a、情報端末装置b及び情報端末装置cは、PC(Personal Computer)等の情報端末装置であり、CPU(Central Processing Unit)、記憶部(RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等)、入力部(キーボード、マウス等)、出力部(ディスプレイ等)、及び通信部等から構成される。通信部は、ネットワークを介してデータを送信できるように、送信するデータを所定のプロトコルに従って電気的信号に変換後、送信し、更に、ネットワークを介して送信された電気的信号を受信し、情報端末装置が処理することができる形式のデータに変換する機能を持つ。
プリンタd及びプリンタeは、文字、画像、又は図形などのデータを紙などの媒体に印刷する装置であり、印刷方式としては、例えば電子写真方式や、インクジェット方式や、熱転写方式が実施の形態として考えられるが、印刷方式は特に問わない。
ユーザA、ユーザB及びユーザCは、印刷管理システム2を使用できる者としてユーザ管理されているユーザであり、それぞれ情報端末装置a、情報端末装置b及び情報端末装置cを使用する。
次に、図1を参照して、印刷管理システム2によって印刷データの配信が行われる際の処理及び手順の概要を説明する。ここで、配信とは、印刷管理システム2のユーザが、印刷管理システム2に備える情報端末装置を操作して、印刷データを送信し、印刷管理装置1へ格納することによって、他の指定されたユーザによりその印刷データの印刷が可能になるようにすることを言う。
まず、ユーザAは、文書作成用又は描画作成用のアプリケーションソフトウェア等で作成、編集した印刷データをユーザB及びユーザCに印刷させたいと所望した際に、情報端末装置aを使用してユーザB及びユーザCを指定し、この印刷データ、指定されたユーザの情報、及びユーザAの情報を印刷管理装置1に送信する(S1)。
次いで、印刷管理装置1は、印刷データ、指定されたユーザの情報、及びこの印刷データを送信したユーザAのユーザ情報を受け取り、格納した後、指定されたユーザが使用する情報端末装置b及び情報端末装置cへ印刷データがユーザAより送信されたことを通知する(S2)。
次いで、その通知を知ったユーザB及びユーザCは、それぞれ情報端末装置b及び情報端末装置cを操作して、印刷管理装置1に格納された印刷データの印刷実行を指示する(S3)。
次いで、印刷管理装置1は、ユーザBによって印刷実行を指示された印刷データをユーザBが予め又は印刷実行時に指定したプリンタdに印刷出力させる(S4)。同様に、印刷管理装置1は、ユーザCによって印刷実行を指示された印刷データをユーザCが予め又は印刷実行時に指定したプリンタeに印刷出力させる(S5)。
最後に、印刷管理装置1は、ユーザB及びユーザCが印刷データを印刷したことを認識し、情報端末装置aにユーザB及びユーザCによる印刷終了をそれぞれ通知する(S6)。
次に、図2を参照して、ユーザAが情報端末装置aを操作して前述の印刷データを作成し、配信を指示する際に、情報端末装置a内で印刷データに対して行われる処理をデータフロー図により説明する。
図2に示すように、印刷データは、アプリケーション10、データ処理制御部20、GDI(Graphic Device Interface)30、プリンタドライバ40、通信部50の順に各処理部で処理される。これらの処理部は、情報端末装置aが保持する記憶部にプログラムデータとして記憶され、処理の実行はCPUが行う。
まず、ユーザAが、印刷データの作成のために、情報端末装置aに備える入力部を操作すると、文書作成用又は描画作成用のアプリケーションソフトウェア等であるアプリケーション10は、印刷データを作成する。なお、印刷データを情報端末装置aで作成せず、他の情報端末装置等で作成したものを情報端末装置aに入力することとしてもよい。
次いで、ユーザAは、印刷データの配信を指示するために、情報端末装置aが備える入力部を操作すると、データ処理制御部20は、印刷データに、指定されたジョブ内容、印刷データの文書名、ユーザAのユーザ名、ユーザAへの通知方法、ユーザAのメールアドレス、ユーザAのホスト名、及び配信先ユーザ名を付加する。そして、これらのデータは印刷を行うための1つの印刷ジョブデータとして、以降の処理が行われる。
次いで、グラフィック処理に関するプログラムであるGDI30は、前述の印刷ジョブデータをプリンタドライバ40が処理できるデータ形式に変換する。その際、情報端末装置の機種の相違によって生じる印刷出力結果の見た目の差異を除去するように処理される。
次いで、印刷管理装置1のドライブプログラムであるプリンタドライバ40は、印刷ジョブを実行するために、印刷ジョブデータ、及び印刷管理装置1を制御する信号を出力する。
最後に、LANカード等の通信インターフェースからなる通信部50は、印刷ジョブデータ、及び印刷管理装置1の制御信号等をLAN等のネットワークを介して送信できるように、TCP/IP等の所定の通信プロトコルに従って電気的信号に変換し、印刷管理装置1に送信する。
次に、図3から図11を参照して、本発明にかかる印刷管理装置1の構成及び処理の詳細を説明する。
〔印刷管理装置の構成〕
図3は、印刷管理装置1のブロック図である。図3が示すように、印刷管理装置1は、CPU110、記憶部120、プログラム記憶部130、入力装置140、出力制御部150、通信部160から構成される。これらの各構成はバス100により電気的に接続されている。
記憶部120は、印刷管理システム2を使用することができるユーザに関する情報である設定情報、印刷ジョブ情報、配信情報、及び印刷データ等を記憶する。
プログラム記憶部130は、配信及び配信元への印刷終了の通知ために必要な処理のプログラム等を記憶する。詳細は後述する。
CPU110は、プログラム記憶部130が保持するプログラムを記憶部120に展開して処理を実行し、印刷管理装置1の処理の全体を制御する。
入力装置140は、印刷管理装置1の操作命令を受け付けるためのキーボード、マウス等からなる。
出力制御部150は、印刷管理装置1に接続されたディスプレイ及びネットワークを介して印刷管理装置1に接続されたプリンタ等を制御する。
通信部160は、LANカード等の通信インターフェースからなる。印刷管理装置1から送信するデータをLAN等のネットワークを介して送信できるように、TCP/IP等の所定の通信プロトコルに従って電気的信号に変換し、送信する。また逆に、印刷管理装置1がネットワークを介して受信した信号を印刷管理装置1が処理できるデータ形式に変換する。
図4は、記憶部120に記憶された情報のメモリ構造を示す図である。図4(a)、(b)、及び(c)が示すように、記憶部120は、それぞれ、設定情報210、ジョブ情報220、及び配信情報230を保持する。
図4(a)は、設定情報210のメモリ構造を示す図である。設定情報210は、印刷管理システム2を使用できるユーザに関する設定情報を保持するテーブルである。図4(a)が示すように、設定情報210は、配信先名211、出力先名212、通知方法213、通知メールアドレス214、及び通知ホスト215のデータ項目からなる。
配信先名211は、印刷管理システム2内でユニークに設定されたユーザの名称である。出力先名212は、印刷管理システム2内でユニークに設定されたプリンタの名称である。通知方法213は、印刷データが印刷管理システム100に格納された際に、ユーザへの通知をメールで受けるか、又はホストへ直接通知受けるか等の通知の種別である。通知メールアドレス214は、前述のユーザへの通知をメールで行う際の通知先アドレスである。通知ホスト215は、前述のユーザへの通知をホストへ直接通知する際のホスト名である。
図4(b)は、ジョブ情報220のメモリ構造を示す図である。ジョブ情報220は、印刷ジョブの情報を保持するテーブルデータである。図4(b)が示すように、ジョブ情報220は、ジョブID(Identification)221、ジョブ内容222、文書名223、送信ユーザ名224、送信者返信方法225、送信者メールアドレス226、送信者ホスト227、配信情報228のデータ項目からなる。
ジョブID221は、印刷管理システム2内でユニークに設定された印刷ジョブのIDである。ジョブ内容222は、その印刷ジョブがユーザ印刷管理ジョブであるか否かを示す情報である。ユーザ印刷管理ジョブとは、印刷データが印刷管理装置1に格納されたことをユーザに通知し、ユーザが印刷を行ったことを印刷データ配信者に通知する印刷ジョブのことである。ユーザ印刷管理ジョブでなければ、このような通知は行わない。文書名223は、印刷データの文書名である。送信ユーザ名224は、印刷データを印刷管理装置に送信したユーザ名である。送信者返信方法225は、印刷データの送信者が指定したユーザが印刷を行った際に、送信者への通知をメールで行うか、又はホストへ直接通知するかの通知方法の種別である。送信者メールアドレス226は、前述の送信者への通知をメールで行う際の送信者のアドレスである。送信者ホスト227は、前述の送信者への通知を送信者のホストへ直接通知する際のホスト名である。配信情報228は、印刷データの配信先として指定されたユーザ名である。複数のユーザを指定することが可能である。
図4(c)は、配信情報230のメモリ構造を示す図である。配信情報230は、印刷データが配信されるユーザの情報を保持するテーブルである。図4(c)が示すように、配信情報230は、ジョブID231、配信先名232、出力先233、通知方法234、通知先235、状態236のデータ項目からなる。
ジョブID231は、印刷管理システム2内でユニークに設定された印刷ジョブのIDである。配信先名232は、印刷データの配信を行うように指定されたユーザ名である。出力先233は、印刷データを印刷出力する指定プリンタ名である。通知方法234は、印刷データが印刷管理システム100に格納された際に、ユーザへの通知をメールで行うか、ホストへ直接通知するかの通知の種別である。通知先235は、ユーザのメールアドレス又はホスト名である。状態236は、印刷ジョブの状態が後述する「投入」、「未投入」又は「印刷済み」のいずれの状態であるかを示す情報である。
図5は、プログラム記憶部130の機能ブロック図である。図5が示すように、プログラム記憶部130は、設定部131、ジョブ情報取得部132、ジョブ制御部133、実行部134、ジョブ操作部135、及びジョブ管理部136から構成されるプログラムを記憶する。
設定部131は、配信に関するユーザ情報を設定する処理を行う。ジョブ情報取得部132は、印刷ジョブデータが持つ情報の設定に関する処理を行う。ジョブ制御部133は、配信情報の設定に関する処理を行う。実行部134は、印刷ジョブのキューへの投入に関する処理、及び印刷データ配信の通知に関する処理を行う。ジョブ操作部135は、印刷ジョブの確認や印刷実行に関する処理を行う。ジョブ管理部136は、印刷終了の通知に関する処理を行う。
〔印刷管理装置の処理〕
図6(a)を参照して、印刷管理システム2の管理者であるユーザが、配信に関する設定情報を印刷管理装置1に設定する際に、設定部131が保持するプログラムに基づいてCPUが行う処理を説明する。
この処理は、印刷管理システム2の管理者であるユーザが、情報端末装置a、b、c、又は入力装置140のうち何れか一つから入力された設定情報を印刷管理装置1が読込むことで開始される。
設定部131は、読込んだ設定情報の1件を図4(a)の設定情報210のようなメモリ構造で記憶部120に保存する(S11)。
入力された設定情報全件の保存が終了していない場合はS11へ戻り(S12;NO)、全件の保存が終了した場合は、本処理は終了する(S12;YES)。
図6(b)に、記憶部120に保存された設定情報の例を示す。図6(b)は、保存された3件の設定情報のデータ項目として、配信先名(例えば、「SendUserA」)、出力先名(例えば、「CASIO(CASIO:登録商標) SPEEDIA N5300 -1F」)、通知方法(例えば、「メール」)、通知メールアドレス(例えば、「senduserA@casio.co.jp」)、及び通知ホスト(例えば、「TermA」)が示されている。また、出力先名はブランクでもよく、その場合、この設定情報に対応するユーザは、印刷実行する際に、印刷出力先を指定しなければならない。また、通知方法が「メール」である場合は、通知ホストはブランクでもよく、通知方法が「ホスト」である場合は、通知メールアドレスはブランクでもよい。
次に、図7(a)を参照して、印刷データの配信者であるユーザが、印刷データを配信した際に、ジョブ情報取得部132が保持するプログラムに基づいてCPUが行う処理を説明する。
この処理は、印刷データの配信者であるユーザが、情報端末装置a、b、又はcのうち何れか一つから、印刷データ配信の指示を出すことによって印刷ジョブデータを送信し、印刷管理装置1がその印刷ジョブデータを読込むことで開始される。
ジョブ情報取得部132は、読込んだ1件の印刷ジョブデータにジョブIDを割り当て、印刷対象のデータである印刷データを記憶部120にスプールファイルとして保存する(S21)。スプールファイルとは、時間のかかる入出力処理のためのファイルを一時的にハードディスク等に書き込んだファイルであり、少しずつ処理することを可能とすることでCPUを効率的に利用するためのものである。
また、次のS22で保存する印刷ジョブ情報とスプールファイルを対応づけるために、ジョブIDをスプールファイル名として保存する。印刷ジョブ情報とスプールファイルの対応づけは、この方法に限定されず、対応が取れていればよい。
次いで、ジョブID、及びその印刷ジョブ情報から読み取った、ジョブ内容、文書名、送信ユーザ名、送信者返信方法、送信者メールアドレス、送信者ホスト、及び配信情報を図4(b)のジョブ情報220のようなメモリ構造で記憶部120に保存する(S22)。印刷データの配信者であるユーザが配信先ユーザを複数選択した場合には、配信情報228は複数の配信先名が保持される。
なお、配信先名の保持方法はこの方法に限定されず、配信者であるユーザが指定した配信先1つにつき1件のジョブ情報220を保存し、1件のジョブ情報220は1つの配信先名を保持することとしてもよい。
次いで、印刷ジョブデータの保存がまだ全件終了していない場合は、S21に戻り(S23;NO)、全件終了の場合は、本処理は終了する(S23;YES)。
図7(b)に保存したジョブ情報の例を示す。図7(b)は、保存された2件のジョブ情報の例であり、ジョブID(例えば、「00001」)、ジョブ内容(例えば、「ユーザ印刷管理」)、文書名(例えば、「AAA」)、送信ユーザ名(例えば、「A」)、送信者返信方法(例えば、「メール」)、送信者メールアドレス(例えば、「senduserA@casio.co.jp」)、送信者ホスト(例えば、「TermA」)、及び配信情報(例えば、「SendUserB」、「SendUserC」)のデータ項目それぞれについて、保存されたデータ値が示されている。この例では、配信情報に複数の配信先名が保存されている。
次に、図8(a)を参照して、ジョブ制御部133が保持するプログラムに基づいてCPUが行う処理を説明する。
この処理は、ジョブ情報取得部132の処理終了後、開始する。
ジョブ制御部133は、記憶部120に保存された1件のジョブ情報220を読込む(S31)。
次いで、読込んだジョブ情報220に設定された配信情報228に対応するユーザの設定情報210を1件読込む(S32)。
次いで、S31で読込んだ1件のジョブ情報220に設定されたジョブID221、及びS32で読込んだ1件の設定情報210に設定された配信先名211、出力先名212及び通知方法213を図4(c)の配信情報230のようなメモリ構造で記憶部120に保存する(S33)。なお、出力先名212に出力先の設定がない場合は、配信情報230の出力先233にも出力先を設定しない。
次いで、S32で読込んだ設定情報210の通知方法213の設定が「メール」の場合は(S34;YES)、S33で保存した配信情報230の通知方法234に「メール」を設定し、通知先235に設定情報210の通知メールアドレス214に設定されたメールアドレスを設定する(S35)。
また、S32で読込んだ設定情報210の通知方法213の設定が「ホスト通知」の場合は(S34;NO)、S33で保存した配信情報230の通知方法234に「ホスト通知」を設定し、通知先235に設定情報210の通知ホスト215に設定されたホストを設定する(S36)。
そして、S31で読込んだジョブ情報220の配信情報228に設定された配信先名すべてに対して配信情報230の保存が終了していない場合は、S32に戻り(S37;NO)、全て保存した場合は、S38へ進む(S37;YES)。
ジョブ情報の読込みが全件終了していない場合は、S31へ戻り(S38;NO)、全件終了した場合は、本処理は終了する(S38;YES)。
図8(b)に保存した配信情報の例を示す。図8(b)は、保存された2件の配信情報の例であり、ジョブID(例えば、「00001」)、配信先名(例えば、「SendUserB」)、出力先名(例えば、「CASIO SPEEDIA N5300 -2F」)、通知方法(例えば、「ホスト」)、及び通知先(例えば、「TermB」)のデータ項目それぞれについて、保存されたデータ値が示されている。また、出力先名はブランクでもよい。
次に、図9(a)を参照して、実行部134が保持するプログラムに基づいてCPUが行う処理を説明する。
この処理は、ジョブ情報取得部123での処理終了後、開始される。
実行部134は、記憶部120に保存された配信情報230を1件読込む(S41)。
次いで、読込んだ配信情報230に出力先233が設定されている場合は(S42;YES)、記憶部120に出力先ごとに備えられたキュー(図示なし)のうち、その設定された出力先に対応するキューに印刷ジョブを投入し、配信情報230の状態236を「未投入」として設定する(S43)。
出力先233が設定されていない場合は(S42;NO)、記憶部120に備えられた保留キュー(図示なし)に印刷ジョブを投入し、配信情報230の状態236を「未投入」として設定する(S44)。
次いで、配信情報230の通知方法234の設定が「メール」の場合(S45;YES)、通知先235に設定されたメールアドレスへ、印刷データ配信の通知をする(S46)。図9(b)にS46にて送信するメールの例を示す。記載されたURL(Uniform Resource Locator)には、印刷ジョブを特定する情報、出力先を選択させるか否か等の情報が埋め込まれている。これらの情報は、記憶部120に記憶された配信情報230から読み取られた情報が埋め込まれる。
通知方法234の設定が「ホスト通知」の場合(S45;NO)、通知先235に設定されたホストに対応するホストアドレスに基づいて、情報端末装置へ印刷データ配信の通知をする(S47)。通知の方法は、例えば、通知を受けた情報端末装置のディスプレイに印刷データ配信の通知のためのポップアップ画面を表示させる方法がある。
配信情報230の読み込みが全件終了していない場合は、S41に戻り(S48;NO)、全件終了の場合は、本処理は終了する(S48;YES)。
次に、図10(a)を参照して、ジョブ操作部135が保持するプログラムに基づいてCPUが行う処理を説明する。
この処理は、前述の実行部134の処理で行われる印刷データ配信通知の通知先の者が、印刷ジョブの実行を指示するために情報端末装置を操作することにより開始する。
ジョブ操作部135は、印刷ジョブ報実行の指示を受信し(S51;YES)、印刷物の出力先の変更があった場合(S52;YES)は、変更された出力先を記憶部120に保存された配信情報230の出力先233に設定する(S53)。出力先の変更がない場合(S52;NO)は、出力先233の変更は行わない。
そして、配信情報230の出力先233に出力先が設定されている場合(S54;YES)は、印刷ジョブを実行し、状態236を「投入」に更新し(S55)、印刷ジョブ終了後にジョブID231及び配信先名232をジョブ管理部136に通知し、本処理は終了する。
また、ユーザから印刷以外の指示を受信した場合(S51;NO)は、エラーとなり(S56)、例えば、エラー画面がユーザの操作する情報端末装置に表示される。出力先が設定されていない場合(S54;NO)も、エラーとなり(S56)、例えば、エラー画面がユーザの操作する情報端末装置に表示される。
図10(b)及び図10(c)は、ユーザが印刷管理システム2に備える情報端末装置を操作して、印刷の実行を指示する際の操作画面の表示例である。印刷ジョブ配信の通知がメールの場合は図9(b)に記載されたURLをクリックするとこれらの表示がブラウザ画面に表示される。ホスト通知の場合は、ポップアップ画面等にこれらが表示される。図10(b)の内容が表示された画面は、「印刷」ボタンを押下することで、印刷ジョブの実行のみ行うことができる。図10(c)の内容が表示された画面は、印刷物の出力先の選択及び印刷の実行を行うことができる。配信情報230の出力先233に出力先の設定がある場合は、図10(b)のような表示画面となり、出力先の設定がない場合は、図10(c)のような表示画面となる。
次に、図11(a)を参照して、ジョブ管理部136が保持するプログラムに基づいてCPUが行う処理を説明する。
この処理は、ジョブ操作部135から印刷ジョブ終了の通知を受信することにより、開始する。
ジョブ管理部136は、ジョブ操作部135から受信した印刷ジョブ終了通知からジョブID231及び配信先名232を読み取り、それらをキーとして配信情報230を検索し、取得した配信情報230の状態236を「印刷済み」に更新する(S61)。
次いで、ジョブ操作部135から受信した印刷ジョブ終了通知から読み取ったジョブID231をキーとしてジョブ情報220を検索し、取得したジョブ情報220の送信者返信方法225の設定が「メール」の場合(S62;YES)は、送信者メールアドレス226に設定されたメールアドレスへ終了した印刷ジョブの情報及びユーザの情報を通知し(S63)、本処理は終了する。図11(b)は、そのメール内容の例であり、印刷を行ったユーザ名、印刷した文書名、印刷出力先名が記載されている。これらの記載内容は、配信情報230から読み取られた情報が記載されている。
送信者返信方法225の設定が「ホスト通知」の場合(S62;NO)は、送信者ホスト227に設定されたホストへ終了した印刷ジョブの情報及びユーザの情報を通知し(S64)、本処理は終了する。通知の方法は、例えば、通知先ホストのディスプレイに通知内容を記載したポップアップ画面を表示させる方法が考えられる。図11(b)は、その画面の表示内容の例である。印刷を行ったユーザ名、印刷した文書名、印刷出力先名が記載されている。前述同様、これらの記載内容は、配信情報230から読み取られた情報が記載されている。
以上のように、本実施の形態によれば、ネットワークを介して情報端末装置及びプリンタと接続された印刷管理装置1は、印刷データ、設定情報210、ジョブ情報220、及び配信情報230を記憶部120に記憶し、実行部134が保持するプログラムにより印刷データの配信先ユーザに印刷データが印刷管理装置に格納されたことを通知することによって、ユーザは印刷データが格納されたことを常に確認していなければならないという負担が除去される。
そして、印刷ジョブ終了後、ジョブ管理部136が保持するプログラムにより印刷データの配信者に印刷ジョブが終了した旨を通知することで、印刷データの配信者は、配信先ユーザが印刷を行ったか、いつ印刷を行ったかを容易に確認することができる。
また、印刷管理装置1のメモリ構造は、1件のジョブ情報220の配信情報228に1つの配信先を保持するのではなく、複数の配信先を保持させることで、使用するメモリ容量を節減することができる。
更に、印刷管理装置1は設定情報210に出力先名212を保持することで、配信先ユーザは、予め指定したプリンタに印刷出力を行うことができ、印刷のたびに出力先プリンタを指定する手間が除去される。
また、従来は、ユーザ毎にそれぞれ印刷を行うと段組等を行い枚数が異なったりして説明しづらくなることがあったが、本実施の形態によれば、ユーザ毎に印刷のレイアウトを変更できないので全員元文書のレイアウトのまま印刷されることになり、印刷結果は全員同じになるという利点がある。
本発明の実施の形態にかかる印刷管理装置を使用した印刷管理システムの概要図である。 図1の情報端末装置内の印刷データ配信実行時の印刷データのフローである。 印刷管理装置のブロック図である。 (a)は、設定情報のメモリ構造、(b)は、ジョブ情報のメモリ構造、(c)は、配信情報のメモリ構造を示す図である。 図3のプログラム記憶部の機能ブロック図である。 (a)は、図5の設定部が行う処理フローを示した図である。(b)は、設定部が行う処理によって保存された設定情報の例である。 (a)は、図5のジョブ情報取得部が行う処理フローを示した図である。(b)は、ジョブ情報取得部が行う処理によって保存されたジョブ情報の例である。 (a)は、図5のジョブ制御部が行う処理フローを示した図である。(b)は、ジョブ制御部が行う処理によって保存された配信情報の例である。 (a)は、図5の実行部が行う処理フローを示した図である。(b)は、実行部の処理において、ユーザへ送信するメールの例である。 (a)は、ジョブ操作部が行う処理フローを示した図である。(b)及び(c)は、ジョブ操作部の処理が開始される際に、ユーザが印刷実行を操作する画面の例である。 (a)は、ジョブ管理部が行う処理フローを示した図である。(b)は、ジョブ管理部の処理において、印刷データの配信者へ送信するメールの例である。
符号の説明
1 印刷管理装置
2 印刷管理システム
A、B、C ユーザ
a、b、c 情報端末装置
d、e プリンタ
10 アプリケーション
20 データ処理制御部
30 GDI
40 プリンタドライバ
50 通信部
100 バス
110 CPU
120 記憶部
130 プログラム記憶部
131 設定部
132 ジョブ情報取得部
133 ジョブ制御部
134 実行部
135 ジョブ操作部
136 ジョブ管理部
140 入力装置
150 出力制御部
160 通信部
210 設定情報
211 配信先名
212 出力先名
213 通知方法
214 通知メールアドレス
215 通知ホスト
220 ジョブ情報
221 ジョブID
222 ジョブ内容
223 文書名
224 送信ユーザ名
225 送信者返信方法
226 送信者メールアドレス
227 送信者ホスト
228 配信情報
230 配信情報
231 ジョブID
232 配信先名
233 出力先
234 通知方法
235 通知先
236 状態

Claims (5)

  1. 複数の端末装置と、プリンタとにネットワークを介して接続される印刷管理装置であって、
    印刷データ配信元の端末装置から送信された配信元情報及び配信先情報を含む印刷データを記憶する印刷データ記憶手段と、
    前記印刷データが前記印刷データ記憶手段に記憶されたことを前記配信先情報に基づいて印刷データ配信先の端末装置に通知する第1通知手段と、
    前記印刷データ配信先の端末装置での指示に応じて、前記印刷データ記憶手段に記憶された前記印刷データを前記プリンタで実行させる印刷制御手段と、
    前記印刷データが前記プリンタで印刷されたことを前記配信元情報に基づいて前記印刷データ配信元の端末装置に通知する第2通知手段と、
    を備えることを特徴とする印刷管理装置。
  2. 前記印刷データ記憶手段は、前記配信先情報として前記印刷データ配信先を示す配信先アドレスを記憶すると共に、前記配信元情報として前記印刷データ配信元を示す配信元アドレスを記憶し、
    前記第1通知手段は、前記印刷データ記憶手段に記憶された前記配信先アドレスへ前記印刷データが前記印刷データ記憶手段に格納されたことを通知し、
    前記第2通知手段は、前記印刷データ記憶手段に記憶された前記配信元アドレスへ前記印刷データが前記プリンタで印刷されたことを通知する、
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷管理装置。
  3. 前記印刷データ記憶手段は、前記印刷データ毎に前記配信先情報を複数記憶し、
    前記第1通知手段は、前記複数の配信先情報を参照して、前記印刷データ毎に複数の前記印刷データ配信先の端末装置に通知し、
    前記第2通知手段は、前記複数の配信先情報の各配信先情報に対応する前記印刷データ配信先の端末装置での指示に応じて、前記印刷データが前記プリンタで印刷される毎に、前記印刷データ配信元の端末装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項2記載の印刷管理装置。
  4. ネットワークを介して複数のプリンタに接続され、
    前記印刷データを印刷するプリンタを前記印刷データ配信先に対応付けて指定する出力先情報を記憶する出力先記憶手段を備え、
    前記印刷制御手段は、前記出力先記憶手段に記憶された前記出力先情報を参照して前記複数のプリンタから印刷を実行するプリンタを決定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷管理装置。
  5. コンピュータを、
    ネットワークを介して接続される印刷データ配信元の端末装置から送信された配信元情報及び配信先情報を含む印刷データを記憶する印刷データ記憶手段、
    前記印刷データが前記印刷データ記憶手段に記憶されたことを前記配信先情報に基づいて前記ネットワークを介して接続される印刷データ配信先の端末装置に通知する第1通知手段、
    前記印刷データ配信先の端末装置での指示に応じて、前記印刷データ記憶手段に記憶された前記印刷データを前記ネットワークを介して接続されるプリンタで実行させる印刷制御手段、
    前記印刷データが前記プリンタで印刷されたことを前記配信元情報に基づいて前記ネットワークを介して接続される前記印刷データ配信元の端末装置に通知する第2通知手段、
    として機能させるためのプログラム。
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