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JP2008147849A - 光伝送システムおよび光伝送システムの電源断通知方法 - Google Patents

光伝送システムおよび光伝送システムの電源断通知方法 Download PDF

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JP2008147849A
JP2008147849A JP2006330679A JP2006330679A JP2008147849A JP 2008147849 A JP2008147849 A JP 2008147849A JP 2006330679 A JP2006330679 A JP 2006330679A JP 2006330679 A JP2006330679 A JP 2006330679A JP 2008147849 A JP2008147849 A JP 2008147849A
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Toshiyuki Tokura
俊之 十倉
Takashi Sugihara
隆嗣 杉原
Kazuo Kubo
和夫 久保
Kazuyuki Ishida
和行 石田
Junichi Abe
淳一 安部
Katsuhiro Shimizu
克宏 清水
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Abstract

【課題】 光伝送システムにおいて、バッテリ等が不要な簡易な構成で、装置間距離の制約を減らしつつ光信号を往復させて電源断を通知できるようにすることを目的としている。
【解決手段】 光伝送路を介して局内装置と遠隔装置との間で主信号を含む信号光を双方向に伝送する光伝送システムであって、前記局内装置は、前記主信号より低速な低速信号を含む信号光を前記光伝送路に送信する光送信部と、前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を受信する光受信部と、を備え、前記遠隔装置は、自装置の電源断時に前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を折り返して前記光伝送路へ導く光経路を選択する光経路選択部を備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、信号光を伝送する光伝送システムおよびその電源断通知方法に関するものである。
従来、宅内のメディアコンバータ(メタル回線と光ファイバ回線との中継装置)と局(サービス提供業者)とを光ファイバで結ぶ光伝送システムにおいて、局側にメディアコンバータの電源断を通知するため、メディアコンバータ内のバックアップ電源を使って、局に向かって電源異常信号が送出されるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。また、この光伝送システムにおいて、バックアップ電源を使わずに、局側にメディアコンバータの電源断を通知するため、メディアコンバータ内の光スイッチが、入力光結合端から入力される光信号を折り返して出力光結合端から出力する光路を設定し、局から送出した光信号の送信フレームがそのまま折り返されるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2003−229820号公報
特許文献1に開示された従来の光伝送システムは、バックアップ電源を使ったものでは、バックアップ電源の回路構成が大きくなるという問題点があった。また、光スイッチにより局からの光信号の送信フレームがそのまま折り返されるようにしたものでは、電源断を通知するためには、光信号が両装置間を往復して光ファイバの伝送距離が2倍となるので、装置間距離を本来の伝送性能で可能な片道の伝送距離より短くせざるを得ず、装置間距離が制約されるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、光伝送システムにおいて、バッテリ等のバックアップ電源が不要な簡易な構成で、装置間距離の制約を減らしつつ信号光を往復させて電源断を通知できるようにすることを目的としている。
この発明に係る光伝送システムは、光伝送路を介して局内装置と遠隔装置との間で主信号を含む信号光を双方向に伝送する光伝送システムであって、前記局内装置は、前記主信号より低速な低速信号を含む信号光を前記光伝送路に送信する光送信部と、前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を受信する光受信部と、を備え、前記遠隔装置は、自装置の電源断時に前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を折り返して前記光伝送路へ導く光経路を選択する光経路選択部を備えたものである。
この発明は、光伝送システムにおいて、簡易な構成で、装置間距離の制約を減らしつつ信号光を往復させて電源断を通知することができる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1による光伝送システムは、局内装置の光送信部により、主信号より低速な低速信号を含む信号光を、二芯の光ファイバを含む光伝送路に送信し、遠隔装置の光スイッチにより、自装置の電源断時に光伝送路からの低速信号を含む信号光を折り返して光伝送路へ導く光経路を選択し、局内装置の光受信部により、光伝送路からの低速信号を含む信号光を受信するようにしたものである。これにより、伝送特性に優れた低速信号を含む信号光を往復させることにより、バッテリ等が不要な簡易な構成で、装置間距離の制約を減らしつつ電源断を通知することができる。
図1は、この発明の実施の形態1による光伝送システムを示す構成図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。図1において、この光伝送システムは、遠隔地に設置された遠隔装置1、通信局舎内に設置された局内装置2、二芯の光ファイバ伝送路3、3aを備えている。なお、光ファイバ伝送路3が局内装置2から遠隔装置1へ信号光を伝送し、光ファイバ伝送路3aが遠隔装置1から局内装置2へ信号光を伝送する。
まず、図1において、遠隔装置1は、信号入力部20から電気信号として入力した主信号で変調した光(例えば1.55μm波長帯)を出力する光送信器(TX)4を備えている。遠隔装置1は、光ファイバ伝送路3からの受信光を増幅する光増幅器5、光増幅器5で増幅された光に与える波長分散量を変化させることができる可変分散補償器(TDC:Tunable Dispersion Compensator)6、可変分散補償器6の出力光を受信し、変調された主信号を電気信号に変換して信号出力部21へ出力する光受信器(RX)7を備えている。遠隔装置1は、電源の供給または非供給に応じて光経路を選択する光経路選択部としての光スイッチ8を備えている。
なお、図1において、遠隔装置1の光スイッチ8は、電源供給時には、光送信器4の出力光を光ファイバ伝送路3aに導くとともに光ファイバ伝送路3からの受信光を光増幅器5に導くように、実線で示す光経路を選択する。また、光スイッチ8は、電源が供給されない電源断の状態においては、破線で示す光経路を自律的に選択し、光ファイバ伝送路3からの受信光は、折り返されて光ファイバ伝送路3aへ導かれる。光スイッチ8としては、電源の供給を止めると光経路が自律的に元に戻り、電源供給時とは異なる光経路が選択される「ノンラッチタイプ」のものを適用することができる。
また、図1において、遠隔装置1の光増幅器5は、信号光の強度を増幅するものであり、1.55μm波長帯では、エルビウムドープファイバを用いたものなどが適用可能である。なお、光増幅器5は、伝送路の損失を補償して、光受信器7への入力光強度を高くすることにより、伝送可能距離を拡大する効果があるが、必要に応じて用いれば良く、省略しても良い。
また、図1において、遠隔装置1の可変分散補償器6は、光ファイバ伝送路3の持つ波長分散量に応じて、適切な量の逆符号の波長分散値を与えることで信号の歪みを取り除き、伝送可能距離を拡大する効果があるが、必要に応じて用いれば良く、省略しても良い。
次に、図1において、局内装置2は、信号入力部20aから電気信号として入力した主信号で変調した光(例えば1.55μm波長帯)を光ファイバ伝送路3に出力する光送信器(TX)4aを備えている。局内装置2は、光ファイバ伝送路3aからの受信光を増幅する光増幅器5a、光増幅器5aで増幅された光に与える波長分散量を変化させることができる可変分散補償器(TDC)6a、可変分散補償器6aの出力光を受信し、変調された主信号を電気信号に復調して信号出力部21aへ出力する光受信器(RX)7aを備えている。局内装置2は、低速信号を発生する低速信号発生源9、低速信号発生源9の低速信号と折り返された低速信号とを比較する比較器10を備えている。
なお、図1において、局内装置2の光増幅器5a、可変分散補償器6aは、遠隔装置1の光増幅器5、可変分散補償器6と同様な機能をもつものであり、いずれも必要に応じて用いれば良く、省略しても良い。
また、図1において、局内装置2の低速信号発生源9は、信号入力部20aから入力される主信号に比べて低速な電気信号である低速信号を発生させて、光送信器4aにて低速信号を光に変調する。なお、光送信器4aと低速信号発生源9とで光送信部を構成する。
また、図1において、局内装置2の光受信器7aは、主信号と低速信号の両方を復調して電気信号に変換し、周波数の違いによって両信号を分離して、主信号を信号出力部21aへ出力し、低速信号を比較器10へ出力する。なお、光受信器7aと比較器10とで光受信部を構成する。
次に動作について説明する。低速信号発生源9で発生する低速信号は、例えば、信号入力部20aからの40Gb/sの主信号に対して、1Mb/s以下という低速な変調速度とする。これは、ランダムな信号列でも特定の信号列でも良く、あるいは1MHz以下の単純な正弦波などでも良い。いずれにしても、変調速度(周波数)を十分に低速としておくことで、主信号の伝送距離の2倍の往復距離を伝送した光から低速信号を復調することが可能となる。これは、フォトダイオードを用いた光受信器の最小受信感度と変調速度には反比例の関係があり、変調速度が低速なほど光受信器7aの最小受信感度が良くなるためである。
例えば、最大距離40km、最大光ファイバ損失15dBの区間を40Gb/sで伝送するシステムであれば、15dB×2=30dBの損失を受けた往復光を受信することで電源断を検出することになる。変調速度を低くすることで受信器の感度が15dB改善される必要があり、電源断検出の往復光は40Gb/s÷10^(15dB/10)=1.2Gb/sより低速であれば良い。実際には、もう少し伝送路損失が大きい場合もありえるが、充分に低い1Mb/sとしておけば、問題なく電源断検出が可能である。
従って、例えば、遠隔装置1と局内装置2が主信号の伝送限界に近い距離に配置されている場合でも、遠隔装置1の電源断時に光スイッチ8で折り返されて往復の距離を伝送された光を光受信器7aで受信して、低速信号を復調することができる。復調した低速信号を比較器10にて低速信号発生源9の出力信号と比較し、これらの信号列が一致すれば、遠隔装置1で光が折り返されていることが分かる。また、低速信号として単純な正弦波を用いる場合には、低速信号発生源9で発生する周波数と同一の成分だけを抽出するという復調方法をとり、比較器10では、該当する周波数成分の有無を確認することで、遠隔装置1で光が折り返されていることを知ることもできる。
これにより、局内装置2は、遠隔装置1の光スイッチ8で光が折り返されていることを低速信号で検出することによって、遠隔装置1との間の光ファイバ伝送路3、3aに異常はなく、遠隔装置1が電源断の状態にあると判断することができる。また、局内装置2は、低速信号が一致しない場合には、伝送路の断線、遠隔装置1の故障など、遠隔装置1の電源断以外の障害が発生していると判断することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1による光伝送システムにおいては、伝送可能限界に近い距離で主信号による通信を行っている場合でも、遠隔装置1にバッテリなどの蓄電手段を内蔵することなく、遠隔装置1の電源断を局内装置2側で随時確実に確認することが可能である。
なお、上述の実施の形態1において、低速信号は、主信号が変調された光に対して、主信号の伝送特性劣化が十分小さく無視できるように、数%程度の低い変調度で常時重畳することが望ましい。
また、上述の実施の形態1において、局内装置2で主信号の受信状態が正常な場合には遠隔装置1の電源断を確認する必要が無いため、通常は光送信器4aが主信号のみを変調しておき、局内装置2で主信号の受信状態が正常でない場合にのみ、光送信器4aが低速信号を所定の変調度で変調して送信し、遠隔装置1の電源断を確認するようにしても良い。
また、上述の実施の形態1において、局内装置2が可変分散補償器6aを備えている場合は、主信号の受信特性が最良となるように可変分散補償器6aが波長分散量を調整する。そして、可変分散補償器6aが波長分散量を可能な範囲で調整しても局内装置2で主信号が正常に受信できないときに、光送信器4aが低速信号を変調して送信することで、遠隔装置1が電源断か否かを判断することができる。
また、上述の実施の形態1において、局内装置2が可変分散補償器6aを備えている場合で、主信号の受信が正常でないときに、低速信号の受信状態が最良となるように可変分散補償器6aが波長分散量を調整するようにして、局内装置2で低速信号の受信特性を改善する効果を得ることも可能である。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2による光伝送システムは、局内装置の光送信部により、主信号より低速な低速信号を含む信号光を、一芯の光ファイバを含む光伝送路に送信し、遠隔装置の光スイッチにより、自装置の電源断時に光伝送路からの低速信号を含む信号光を折り返して光伝送路へ導く光経路を選択し、局内装置の光受信部により、光伝送路からの低速信号を含む信号光を受信するようにしたものである。これにより、伝送特性に優れた低速信号を含む信号光を往復させることにより、バッテリ等が不要な簡易な構成で、装置間距離の制約を減らしつつ電源断を通知することができる。
図2は、この発明の実施の形態2による光伝送システムを示す構成図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。図2において、この光伝送システムは、双方向の信号光を伝送する一芯の光ファイバ伝送路3、光ファイバ伝送路3からの光を光スイッチ8の入力端へ導くとともに光スイッチ8からの出力光を光ファイバ伝送路3へ導く方向性結合器11、光ファイバ伝送路3からの光を光増幅器5aへ導くとともに光送信器4aからの出力光を光ファイバ伝送路3へ導く方向性結合器11aを備えている。なお、方向性結合器11、11aは、3ポート光サーキュレータを用いて実現することができる。あるいは、光送信器4、4aから出力される信号光の波長が異なる場合には、方向性結合器11、11aは、波長によって経路が異なるWDM(Wavelength Division Multiplexing)カプラを用いて実現することも可能である。その他の構成については、図1と同様であり、重複する説明は省略する。
次に、この発明の実施の形態2における動作は、実施の形態1と同様である。これにより、局内装置2は、遠隔装置1の光スイッチ8で光が折り返されていることを低速信号で検出することによって、遠隔装置1との間の光ファイバ伝送路3に異常はなく、遠隔装置1が電源断の状態にあると判断することができる。また、局内装置2は、低速信号が一致しない場合には、伝送路の断線、遠隔装置1の故障など、遠隔装置1の電源断以外の障害が発生していると判断することができる。
以上のように、この発明の実施の形態2による光伝送システムにおいては、実施の形態1と同様に、伝送可能限界に近い距離で主信号による通信を行っている場合でも、遠隔装置1にバッテリなどの蓄電手段を内蔵することなく、遠隔装置1の電源断を局内装置2側で随時確実に確認することが可能である。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3による光伝送システムは、局内装置の光送信部により、主信号より低速な低速信号を含む信号光を、二芯の光ファイバを含む光伝送路に送信し、遠隔装置の可変光減衰器により、自装置の電源断時に光伝送路からの低速信号を含む信号光を折り返して光伝送路へ導く光経路を選択し、局内装置の光受信部により、光伝送路からの低速信号を含む信号光を受信するようにしたものである。これにより、伝送特性に優れた低速信号を含む信号光を往復させることにより、バッテリ等が不要な簡易な構成で、装置間距離の制約を減らしつつ電源断を通知することができる。
図3は、この発明の実施の形態3による光伝送システムを示す構成図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。図3において、この光伝送システムは、可変光減衰器(VOA:Valuable Optical Attenuator)12、光ファイバ伝送路3からの光を光増幅器5へ導くとともに一部を分岐して可変光減衰器12へも導く光分岐カプラ13、光送信器4からの出力光と可変光減衰器12からの出力光を合波して光ファイバ伝送路3aへ導く光合波カプラ13aを備えている。その他の構成については、図1と同様であり、重複する説明は省略する。
また、図3において、光分岐カプラ13から可変光減衰器12を経て光合波カプラ13aへ至る光経路は、光ファイバ伝送路3からの光を光ファイバ伝送路3aへ折り返す光経路を構成しており、この実施例における光経路選択手段となっている。可変光減衰器12は、電源が供給されない場合に損失が最も小さくなる「ブライトスタート」の特性を備えるものを適用する。遠隔装置1に電源が供給されている場合には、常に可変光減衰器12の損失を大きくして、折り返し経路の光を遮断させておくことで、電源断時にのみ光が折り返されて、遠隔装置1の電源断を局内装置2にて認識することができる。
次に、この発明の実施の形態3における動作は、実施の形態1と同様である。これにより、局内装置2は、遠隔装置1の可変光減衰器12で光が折り返されていることを低速信号で検出することによって、遠隔装置1との間の光ファイバ伝送路3、3aに異常はなく、遠隔装置1が電源断の状態にあると判断することができる。また、局内装置2は、低速信号が一致しない場合には、伝送路の断線、遠隔装置1の故障など、遠隔装置1の電源断以外の障害が発生していると判断することができる。
以上のように、この発明の実施の形態3による光伝送システムにおいては、実施の形態1と同様に、伝送可能限界に近い距離で主信号による通信を行っている場合でも、遠隔装置1にバッテリなどの蓄電手段を内蔵することなく、遠隔装置1の電源断を局内装置2側で随時確実に確認することが可能である。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4による光伝送システムは、局内装置の光送信部により、主信号より低速な低速信号を含む信号光を、一芯の光ファイバを含む光伝送路に送信し、遠隔装置の可変光減衰器により、自装置の電源断時に光伝送路からの低速信号を含む信号光を折り返して光伝送路へ導く光経路を選択し、局内装置の光受信部により、光伝送路からの低速信号を含む信号光を受信するようにしたものである。これにより、伝送特性に優れた低速信号を含む信号光を往復させることにより、バッテリ等が不要な簡易な構成で、装置間距離の制約を減らしつつ電源断を通知することができる。
図4は、この発明の実施の形態4による光伝送システムを示す構成図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。図4において、この光伝送システムは、双方向の信号光を伝送する一芯の光ファイバ伝送路3、光ファイバ伝送路3からの光を光分岐カプラ13aの入力端へ導くとともに光合波カプラ13からの出力光を光ファイバ伝送路3へ導く方向性結合器11、光ファイバ伝送路3からの光を光増幅器5aへ導くとともに光送信器4aからの出力光を光ファイバ伝送路3へ導く方向性結合器11aを備えている。なお、方向性結合器11、11aは、3ポート光サーキュレータを用いて実現することができる。あるいは、光送信器4、4aから出力される信号光の波長が異なる場合には,方向性結合器11、11aは、波長によって経路が異なるWDMカプラを用いて実現することも可能である。その他の構成については、図3と同様であり、重複する説明は省略する。
また、図4において、光分岐カプラ13から可変光減衰器12を経て光合波カプラ13aへ至る光経路は、光ファイバ伝送路3からの光を光ファイバ伝送路3aへ折り返す光経路を構成しており、この実施例における光経路選択手段となっている。可変光減衰器12は、電源が供給されない場合に損失が最も小さくなる「ブライトスタート」の特性を備えるものを適用する。遠隔装置1に電源が供給されている場合には、常に可変光減衰器12の損失を大きくして、折り返し経路の光を遮断させておくことで、電源断時にのみ光が折り返されて、遠隔装置1の電源断を局内装置2にて認識することができる。
次に、この発明の実施の形態4における動作は、実施の形態3と同様である。これにより、局内装置2は、遠隔装置1の可変光減衰器12で光が折り返されていることを低速信号で検出することによって、遠隔装置1との間の光ファイバ伝送路3に異常はなく、遠隔装置1が電源断の状態にあると判断することができる。また、局内装置2は、低速信号が一致しない場合には、伝送路の断線、遠隔装置1の故障など、遠隔装置1の電源断以外の障害が発生していると判断することができる。
以上のように、この発明の実施の形態4による光伝送システムにおいては、実施の形態3と同様に、伝送可能限界に近い距離で主信号による通信を行っている場合でも、遠隔装置1にバッテリなどの蓄電手段を内蔵することなく、遠隔装置1の電源断を局内装置2側で随時確実に確認することが可能である。
なお、上述の実施の形態1〜4において、可変分散補償器は、可変分散補償器6、6aとして、光ファイバ伝送路3、3aと光受信器7、7aの間に配置する場合のみを例として挙げているが、光送信器4、4aと光ファイバ伝送路3、3aの間に配置しても良く、あるいは両方に配置しても良く、上述の実施の形態1〜4と同様の効果が得られる。
また、上述の実施の形態1〜4において、光増幅器は、光増幅器5、5aとして、光ファイバ伝送路3、3aと光受信器7、7aの間に配置する場合のみを例として挙げているが、光送信器4、4aと光ファイバ伝送路3、3aの間に配置しても良く、あるいは両方に配置しても良く、上述の実施の形態1〜4と同様の効果が得られる。
また、上述の実施の形態1〜4において、主信号と低速信号の変調速度(周波数)の一例として、40Gb/sと1Mb/s(1MHz)以下を挙げているが、これに限られるものではなく、異なる変調速度(周波数)であっても良く、上述の実施の形態1〜4と同様の効果が得られる。
また、上述の実施の形態1〜4において、遠隔装置1と局内装置2の間には、光ファイバ伝送路3、3aのみが配置されているものを例として挙げているが、光伝送路の構成は、これに限られるものではない。例えば、光ファイバ伝送路の途中の1箇所あるいは複数箇所に光中継器を配置するようにしても良く、要するに、往復することで伝送損失が増えるような光伝送路であれば、上述の実施の形態1〜4と同様の効果が得られる。
また、上述の実施の形態1〜4において、低速信号の変調方法としては、強度変調を用いることができるが、これに限らず、位相変調など他の変調方法でも良く、上述の実施の形態1〜4と同様の効果が得られる。
また、上述の実施の形態1〜4において、遠隔装置1、局内装置2に、複数の異なる波長の光送信器、複数の光受信器を備えて波長多重光伝送システムを構成する場合にも、本発明の範囲内であり、上述の実施の形態1〜4と同様の効果が得られる。このとき、例えば、低速信号は、主信号がそれぞれ変調された波長多重光に重畳するようにしても良いし、また、1つの波長に割当てるようにしても良い。
この発明の実施の形態1による光伝送システムを示す構成図 この発明の実施の形態2による光伝送システムを示す構成図 この発明の実施の形態3による光伝送システムを示す構成図 この発明の実施の形態4による光伝送システムを示す構成図
符号の説明
1 遠隔装置
2 局内装置
3、3a 光ファイバ伝送路
4a 光送信器
6a 可変分散補償器
7a 光受信器
8 光スイッチ
9 低速信号発生源
10 比較器
11、11a 方向性結合器
12 可変光減衰器
13 光分岐カプラ
13a 光合波カプラ

Claims (9)

  1. 光伝送路を介して局内装置と遠隔装置との間で主信号を含む信号光を双方向に伝送する光伝送システムであって、
    前記局内装置は、前記主信号より低速な低速信号を含む信号光を前記光伝送路に送信する光送信部と、前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を受信する光受信部と、を備え、
    前記遠隔装置は、自装置の電源断時に前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を折り返して前記光伝送路へ導く光経路を選択する光経路選択部を備えたことを特徴とする光伝送システム。
  2. 前記遠隔装置の前記光経路選択部は、自装置の電源断時に前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を折り返して前記光伝送路へ導く光経路に切替える光スイッチを含むことを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 前記遠隔装置の前記光経路選択部は、自装置の電源断時に前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を折り返して前記光伝送路へ導く光経路の損失を減少させる可変光減衰器を含むことを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  4. 前記局内装置の前記光送信部は、前記主信号に重畳して変調した前記低速信号を含む信号光を前記光伝送路に送信することを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  5. 前記局内装置の前記光送信部は、前記局内装置で前記主信号が正常に受信できないとき、前記低速信号を含む信号光を前記光伝送路に送信することを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  6. 前記局内装置は、前記光伝送路と前記光受信部との間に可変分散補償器を備え、
    前記局内装置の前記光送信部は、前記局内装置で前記可変分散補償器の分散量を変化させても前記主信号が正常に受信できないとき、前記低速信号を含む信号光を前記光伝送路に送信することを特徴とする請求項5に記載の光伝送システム。
  7. 前記局内装置は、前記光受信部で前記低速信号が正常に受信できるように前記可変分散補償器の分散量を変化させることを特徴とする請求項6に記載の光伝送システム。
  8. 前記光伝送路は、一芯の光ファイバを含み、
    前記遠隔装置は、前記光経路選択部と前記一芯の光ファイバとの間に、双方向に伝送する信号光を結合するための第1の方向性結合器を備え、
    前記局内装置は、前記光送信部および前記光受信部と前記一芯の光ファイバとの間に、双方向に伝送する信号光を結合するための第2の方向性結合器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  9. 光伝送路を介して局内装置と遠隔装置との間で主信号を含む信号光を双方向に伝送する光伝送システムの電源断通知方法であって、
    前記局内装置において、前記主信号より低速な低速信号を含む信号光を前記光伝送路に送信する光送信ステップと、
    前記遠隔装置において、自装置の電源断時に前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を折り返して前記光伝送路へ導く光経路を選択する光経路選択ステップと、
    前記局内装置において、前記光伝送路からの前記低速信号を含む信号光を受信する光受信ステップと、
    を備えたことを特徴とする光伝送システムの電源断通知方法。
JP2006330679A 2006-12-07 2006-12-07 光伝送システムおよび光伝送システムの電源断通知方法 Pending JP2008147849A (ja)

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