JP2008029298A - Reel leg-fixing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、魚釣用リールのリール脚を支持するリールシート本体を、軟質なグリップ部材で被覆したリール脚固定装置に関する。 The present invention relates to a reel leg fixing device in which a reel seat body that supports a reel leg of a fishing reel is covered with a soft grip member.
釣竿は、元竿管の手元側に魚釣用リ−ルを固定するリール脚固定装置を備えている。リール脚固定装置は、リール脚を受け止める載置面が形成された筒状のリールシート本体と、リールシート本体にリール脚を固定する固定フードおよび移動フードとを有している。 The fishing rod is provided with a reel leg fixing device for fixing a fishing reel to the proximal side of the main rod. The reel leg fixing device includes a cylindrical reel sheet main body having a mounting surface for receiving the reel leg, and a fixed hood and a moving hood for fixing the reel leg to the reel sheet main body.
固定フードは、リールシート本体に一体に形成されて、載置面に対する位置が固定的に定められている。移動フードは、固定フードに近づいたり遠ざかる方向に移動可能にリールシート本体に支持されている。この移動フードを移動させることで、リール脚を固定フードとの間で挟み込んだり、リール脚の挟み込みを解除することができ、魚釣用リールをリールシート本体に対し取り外し可能に固定できる。 The fixed hood is formed integrally with the reel sheet main body, and the position with respect to the placement surface is fixedly determined. The moving hood is supported by the reel sheet main body so as to be movable in a direction approaching or moving away from the fixed hood. By moving the moving hood, the reel legs can be sandwiched between the fixed hoods, the pinching of the reel legs can be released, and the fishing reel can be detachably fixed to the reel seat body.
ところで、実際に魚釣りをする際に、釣人は、片手でリールシート本体とリール脚との固定部分を包み込むようにしてリールシート本体を握り、釣竿を操作することになる。従来のリール脚固定装置では、リールシート本体を手で握った時のフィット感を高めたり、手の滑りを防止するため、リールシート本体のうち少なくとも手で握る領域を軟質なグリップ部材で被覆している。 By the way, when actually fishing, the angler operates the fishing rod by grasping the reel seat body so as to wrap the fixed portion of the reel seat body and the reel legs with one hand. In conventional reel leg fixing devices, a soft grip member covers at least the area of the reel seat body that is gripped with the hand in order to improve the fit when the reel seat body is gripped with the hand and to prevent hand slipping. ing.
特許文献1および特許文献2は、リールシート本体の外面をグリップ部材で被覆したリール脚固定装置を開示している。グリップ部材は、ウレタンあるいはスチレン系の熱可塑性エラストマーのような弾性材料で形成されており、リールシート本体の外面に接着等の手段により固定されている。
従来のリール脚固定装置によると、グリップ部材の前端又は後端は、リールシ−ト本体の周方向に連続しておらず、リールシート本体の外面の一部を覆っているに止まっている。さらに、例えばデザイン的な要求により、グリップ部材の前端又は後端を先細り状に形成した場合、グリップ部材の前端又は後端では、グリップ部材とリールシート本体との接触面積が少なくなる。 According to the conventional reel leg fixing device, the front end or the rear end of the grip member is not continuous in the circumferential direction of the reel sheet main body, but only covers a part of the outer surface of the reel sheet main body. Furthermore, for example, when the front end or the rear end of the grip member is tapered according to a design requirement, the contact area between the grip member and the reel sheet main body is reduced at the front end or the rear end of the grip member.
特に、グリップ部材の前端又は後端が先細りの形状をなしていると、ここに指先が引っ掛かる虞がある。この結果、グリップ部材の前端又は後端がリールシート本体の外面から剥離し易くなり、これが原因でリール脚固定装置の外観に悪影響が生じたり、リールシート本体を手で握る際の妨げとなるといった不具合が生じてくる。 In particular, if the front end or the rear end of the grip member has a tapered shape, the fingertip may be caught here. As a result, the front end or the rear end of the grip member is easily peeled off from the outer surface of the reel sheet main body, which causes an adverse effect on the appearance of the reel leg fixing device or hinders the gripping of the reel seat main body by hand. A malfunction will occur.
本発明の目的は、グリップ部材の端部の剥離を確実に防止することができ、外観が良好で握り易いリール脚固定装置を得ることにある。 An object of the present invention is to obtain a reel leg fixing device that can reliably prevent peeling of an end portion of a grip member, has a good appearance, and is easy to grip.
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るリール脚固定装置は、
リール脚を支持する筒状のリールシート本体と、
上記リールシート本体よりも軟質な材料で形成されて、上記リールシート本体の外面を被覆するグリップ部材と、を備えており、
上記グリップ部材の端部と上記リールシート本体との接触部分に、上記リールシート本体の径方向に相対的に引っ掛かる嵌合部を設けたことを特徴としている。
In order to achieve the above object, a reel leg fixing device according to one aspect of the present invention includes:
A cylindrical reel seat body that supports the reel legs;
A grip member that is formed of a softer material than the reel sheet main body and covers the outer surface of the reel sheet main body,
The contact portion between the end of the grip member and the reel sheet main body is provided with a fitting portion that is relatively hooked in the radial direction of the reel sheet main body.
本発明によれば、嵌合部の存在により、グリップ部材の端部がリールシート本体の外面に引っ掛かった状態に保持される。そのため、グリップ部材の端部がリールシート本体の外面から剥離するのを防止でき、長期の使用においてもリール脚固定装置の外観品質や把持性を良好に保つことができる。 According to the present invention, due to the presence of the fitting portion, the end portion of the grip member is held in a state of being caught on the outer surface of the reel sheet main body. Therefore, it is possible to prevent the end portion of the grip member from being peeled off from the outer surface of the reel sheet main body, and it is possible to maintain good appearance quality and gripping property of the reel leg fixing device even during long-term use.
以下本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図8に基づいて説明する。 A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
図1ないし図3は、釣竿の元竿管1に固定されたリール脚固定装置2を開示している。リール脚固定装置2は、元竿管1に魚釣用リールのリール脚3を取り外し可能に固定するためのものである。リール脚3は、元竿管1の軸方向に延びる連結部4を備えている。連結部4は、円弧状に湾曲する断面形状を有している。
1 to 3 disclose a reel
リール脚固定装置2は、元竿管1が貫通する円筒状のリールシート本体5を備えている。リールシート本体5は、例えばポリアミド、ABS樹脂、ポリエチレンのような硬質な合成樹脂材料により形成されている。リールシート本体5は、元竿管1に接着等の手段により固定されている。
The reel
リールシート本体5は、リール脚3の連結部4を受け止める載置面7と、載置面7の前方に位置する筒状部8と、載置面7の後方に位置する雄ねじ部9とを一体に備えている。載置面7、筒状部8および雄ねじ部9は、元竿管1の軸方向に一列に並んでいる。
The reel sheet
図3および図4に示すように、載置面7は、リールシート本体5の下面に露出するとともに、このリールシート本体5の軸方向に延びている。さらに、載置面7は、リール脚3の連結部4の曲率に沿うように円弧状に湾曲している。
As shown in FIGS. 3 and 4, the mounting surface 7 is exposed on the lower surface of the
載置面7の前端と筒状部8との境界部分に固定フード10が一体に形成されている。固定フード10は、載置面7よりもリールシート本体5の下方に向けて張り出している。固定フード10は、リール脚3の連結部4の一端4aが挿入されるスリット状の開口11を有している。開口11は、載置面7の後方に向けて開口している。
A
雄ねじ部9は、載置面7の後端部から筒状部8と同軸状に突出している。雄ねじ部9の外周に移動フード13が配置されている。移動フード13は、円筒状のフード本体14とナット部材15とを備えている。
The
フード本体14は、その前端部に膨出部16を有している。膨出部16は、載置面7よりもリールシート本体5の下方に向けて張り出している。膨出部16は、リール脚3の連結部4の他端4bが挿入されるスリット状の開口17を有している。開口17は、載置面7の前方に向けて開口している。
The hood
そのため、固定フード10と移動フード13とは、載置面7を間に挟んで互いに向かい合っている。
Therefore, the
ナット部材15は、フード本体14の後端部に同軸状に連結されて、このフード本体14と一体化されている。ナット部材15は、リールシート本体5の雄ねじ部9にねじ込まれている。このねじ込みにより、移動フード13は固定フード10に近づいたり遠ざかる方向に移動可能にリールシート本体5に支持されている。
The
リール脚3の連結部4の一端4aは、固定フード10の開口11に挿入されて、この固定フード10と載置面7との間で保持されている。リール脚3の連結部4の他端4bは、移動フード13を固定フード10に向けて移動させることで、フード本体14の膨出部16と載置面7との間で保持される。
One
したがって、リール脚3は、固定フード10と移動フード13との間でリールシート本体5の軸方向に挟み込まれるとともに、両方のフード10,13を介して載置面7に押し付けられるような力を受ける。これにより、魚釣用リールがリールシート本体5の定位置に固定されるようになっている。
Accordingly, the reel leg 3 is sandwiched between the
載置面7に対する固定フード10および移動フード13の位置関係は、第1の実施の形態に特定されるものではない。例えば載置面7の前端に移動フード13を配置するとともに、載置面7の後端に固定フード10を配置してもよい。
The positional relationship between the
図1に示すように、実際に魚釣を行う場合、釣人は、リール脚3を固定したリールシート本体5を片手で把持する。具体的には、片方の手の親指f1をリールシート本体5の筒状部8に押し当てた状態で、人差し指f2、中指f3および薬指f4でリールシート本体5を握るとともに、小指f5を移動フード13のフード本体14に掛ける。この際、人差し指f2
は、筒状部8に下方から巻きつけられて、固定フード10に接している。中指f3および薬指f4は、リールシート本体5に巻きつけられて、リール脚3の連結部4を下方から押さえるとともに、リール脚3を挟み込んでいる。
As shown in FIG. 1, when actually fishing, a fisherman holds the
Is wound around the
そのため、釣人は、リールシート本体5とリール脚3との固定部分を片手で包み込むようにして釣竿を操作することになる。
Therefore, the fisherman operates the fishing rod so as to wrap the fixed portion between the
図1ないし図4に示すように、リールシート本体5の外面うち少なくとも釣人が手で握る領域は、リールシート5よりも軟質なグリップ部材20で被覆されている。グリップ部材20は、手で握った時のフィット感に優れ、かつ手が滑り難い材料、例えばウレタン系、スチレン系、オレフィン系の熱可塑性エラストマーあるいは合成ゴムのようなゴム状弾性体で形成するのが好ましく、さらにポリウレタン、塩化ビニルのような熱可塑性樹脂を用いることもできる。
As shown in FIGS. 1 to 4, at least an area of the outer surface of the reel sheet
本実施の形態では、グリップ部材20は、例えば二色成形機を用いてリールシート本体5と一体的に射出成形されている。そのため、リールシート本体5とグリップ部材20とは、互いに密着している。
In the present embodiment, the
グリップ部材20は、二色成形機を用いた射出成形によって成形することに限らず、例えばインサート成形によって成形するようにしてもよい。さらに、リールシート本体5とグリップ部材20とを個別に成形した後、これら両者を組み合わせて互いに接着してもよい。
The
図4に示すように、グリップ部材20は、本体部21と延出部22とを備えている。本体部21は、固定フード10の前方から載置面7の反対側にかけての領域をリールシート本体5の周方向に連続して覆うような筒状をなしている。
As shown in FIG. 4, the
本体部21は、リールシート本体5を手で握った時に、人差し指f2の腹が接する第1の領域21aと、手のひら、中指f3の指先および薬指f4の指先が接する第2の領域21bとを有している。
The
第1の領域21aは、固定フード10よりも前方に位置している。第1の領域21aは、固定フード10の前方に進むに従いリールシート本体5の周方向に沿う寸法が逐次減少するような先細りの形状を有している。このため、図4(B)に示すように、本体部21の前端部23の幅Wは、リールシート本体5の筒状部8の直径Dよりも小さい。
The
さらに、本体部21の第1の領域21aに複数の第1の窪み部24が形成されている。第1の窪み部24は、例えばリールシート本体5の周方向に沿う溝状をなすとともに、リールシート本体5の軸方向に間隔を存して並んでいる。
Furthermore, a plurality of
本体部21の第2の領域21bは、載置面7の反対側に位置している。第2の領域21bに複数の第2の窪み部25が形成されている。第2の窪み部25は、例えば円形の小さな凹みであって、第2の領域21bの広範囲に亘ってマトリクス状に分散して配置されている。
The
グリップ部材20の本体部21は、第2の領域21bの左右の側縁部から載置面7に向けて延びる一対の側部26a,26bを有している。グリップ部材20の延出部22は、側部26a,26bの間に跨るように載置面7の上を横切るとともに、リールシート本体5およびリール脚3の連結部4の曲率に沿うように湾曲している。このため、延出部22に対応する位置では、グリップ部材20は、延出部22と協働してリールシート本体5を周方向に連続して取り囲んでいる。
The
さらに、延出部22は、載置面7を全面的に覆うことなく載置面7の一部のみを覆っている。このことから、延出部22は、載置面7にリール脚3の連結部4を固定した時に、連結部4の一端4aと他端4bとの間に位置している。
Furthermore, the extending
図5に最もよく示されるように、リールシート本体5の外面のうち、グリップ部材20で被覆される領域に嵌合凹部27が形成されている。嵌合凹部27は、グリップ部材20の本体部21がきっちりと嵌まり込むように、本体部21と同形状に凹んでいるとともに、リールシート本体5の外面に位置する開口縁部28を有している。
As best shown in FIG. 5, a
本実施の形態によると、本体部21の厚みと嵌合凹部27の深さとは同等となっている。この結果、本体部21は、リールシート本体5の外面と面一となるように嵌合凹部27に埋め込まれており、リールシート本体5を手で握った時に違和感が生じることはない。
According to the present embodiment, the thickness of the
加えて、本実施の形態では、凹所27の開口縁部28とグリップ部材20の本体部21との境界部分および本体部21と側部26a,26bとの境界部分にライン上の窪み29が形成されている。窪み29は、リール脚固定装置2の外観上の一つのアクセントとなるとともに、滑り止めを兼ねている。
In addition, in this embodiment, a
図5に示すように、リールシート本体5の嵌合凹部27は、載置面7に位置する凹所27aを含んでいる。凹所27aは、グリップ部材20の延出部22に対応するように、載置面7をリールシート本体5の径方向に横切っている。グリップ部材20の延出部22は、凹部27aにきっちりと嵌まり合うとともに、載置面7から僅かに突出している。
As shown in FIG. 5, the
図6ないし図8に示すように、グリップ部材20の本体部21の前端部23とリールシート本体5の嵌合凹部27との接触部分に嵌合部31が形成されている。嵌合部31は、貫通孔32とアンカー部33とを備えている。
As shown in FIGS. 6 to 8, a
貫通孔32は、リールシート本体5の嵌合凹部27の底面に形成されて、グリップ部材20の前端部23よりも固定フード10の方向にずれている。貫通孔32は、リールシート本体5の筒状部8を貫通して筒状部8の内面に開口している。
The through
さらに、筒状部8の内面に嵌合溝34が形成されている。嵌合溝34は、リールシート本体5の軸方向に延びるとともに、貫通孔32の上を横切っている。このため、貫通孔32は、嵌合凹部27の底面および嵌合溝34に開口する円形の開口縁部32aを有している。
Further, a
アンカー部33は、グリップ部材20の前端部23に一体に形成されている。アンカー部33は、第1の部分35と第2の部分36とを備えている。
The
第1の部分35は、リールシート本体5の貫通孔32に嵌まり込んでいる。第2の部分36は、第1の部分35よりも大きな形状を有している。第2の部分36は、嵌合溝34の一端に入り込むとともに、グリップ部材20の前端部23との間で貫通孔32の開口縁部32aをリールシート本体5の径方向に挟み込んでいる。
The
このため、貫通孔32とアンカー部33とは、リールシート本体5の径方向に相対的に引っ掛かっており、グリップ部材20の前端部23を嵌合凹部27の底面に沿うように保持している。
For this reason, the through-
図7に示すように、アンカー部33の第2の部分36は、リールシート本体5の軸方向に延びる帯状の延長部37を一体に有している。延長部37は、第2の部分36と一緒に嵌合溝34に嵌まり込んでいる。
As shown in FIG. 7, the
このため、延長部37を含む第2の部分36は、リールシート本体5の内側に露出されて、リールシート本体5と元竿管1との間に介在されている。本実施の形態では、第2の部分36および延長部37は、元竿管1にリールシート本体5を接着する際に、このリールシート本体5と一緒に元竿管1に接着されている。
For this reason, the
魚釣用リールのリール脚3をリールシート本体5に固定するには、まず、リール脚3の連結部4をリールシート本体5の載置面7に導き、連結部4の一端4aを固定フード10の開口11に挿入する。
In order to fix the reel leg 3 of the fishing reel to the
次に、移動フード13のナット部材15を締め付け方向に回転させる。この回転により、フード本体14がナット部材15と一緒に固定フード10に近づく方向に移動し、フード本体14の膨出部16が連結部4の他端4bに被さる。ナット部材15をさらに締め付けていくと、リール脚3の連結部4が固定フード10と移動フード13との間で挟み込まれるとともに、これら両フード10,13を介して載置面7に向けて押圧される。
Next, the
載置面7の一部は、グリップ部材20の延出部22によって覆われている。延出部22は、載置面7から僅かに突出しているので、リール脚3の連結部4が固定フード10および移動フード13を介して載置面7に押し付けられると、延出部22がリールシート本体5と連結部4との間で圧縮されて、連結部4に弾性的に密着する。
A part of the mounting surface 7 is covered with the extending
この結果、リール脚3の連結部4と延出部22との接触部分に外部からの負荷に対抗し得るような摩擦力が付与される。よって、リール脚3は、固定フード10、移動フード13およびグリップ部材20の延出部22によってリールシート本体5の載置面7に強固に保持される。
As a result, a frictional force capable of resisting an external load is applied to the contact portion between the connecting
このような本発明の第1の実施の形態によれば、グリップ部材20の前端部23に位置するアンカー部33がリールシート本体5の貫通孔32に嵌まり込み、このアンカー部33がグリップ部材20の前端部23と協働して貫通孔32の開口縁部32aをリールシート本体5の径方向に挟み込んでいる。
According to the first embodiment of the present invention, the
言い換えると、貫通孔32とアンカー部33とがリールシート本体5の径方向に相対的に引っ掛かり、グリップ部材20の前端部23を嵌合凹部27の底面に沿うように保持している
このため、グリップ部材20の前端部23が固定フード10の前方に進むに従い先細りの形状を有するにも拘らず、このグリップ部材20の前端部23が嵌合凹部27の底面から剥離し難くなる。よって、長期に亘る使用においても、リール脚固定装置2の外観品質や把持性を良好に維持することができる。
In other words, the through
しかも、第1の実施の形態によると、アンカー部33の第2の部分36は、リールシート本体5の軸方向に延びる帯状の延長部37を有し、この延長部37がリールシート本体5の内面の嵌合溝34に嵌まり込んでいる。そのため、アンカー部33とリールシート本体5との接触面積が増大し、リールシート本体5に対するアンカー部33の密着力が増大する。
In addition, according to the first embodiment, the
それとともに、延長部37を含む第2の部分36は、リールシート本体5の内側に露出されて、このリールシート本体5と一緒に元竿管1に接着されている。この結果、アンカー部33をリールシート本体5に強固に固定することができ、グリップ部材20の前端部23の剥離をより確実に防止できる。
At the same time, the
さらに、アンカー部33は、グリップ部材20の前端部23とリールシート本体5の嵌合凹部27の底面との間に位置するので、アンカー部33と貫通孔32との嵌合部分をグリップ部材20の前端部23で覆い隠すことができる。同様に、アンカー部33の延長部37にしても、リールシート本体5の内側に位置するので、この延長部37をリールシート本体5によって覆い隠すことができる。
Furthermore, since the
したがって、グリップ部材20の前端部23の剥離を防止する構成要素がリール脚固定装置2の外から見えなくなり、リール脚固定装置2の外観的な面でも好都合となる。
Therefore, the components that prevent the
なお、本発明は上記第1の実施の形態に特定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施可能である。 Note that the present invention is not limited to the first embodiment, and can be variously modified without departing from the spirit of the invention.
例えば、図9ないし図11は本発明の第2の実施の形態を開示している。 For example, FIGS. 9 to 11 disclose a second embodiment of the present invention.
この第2の実施の形態は、グリップ部材20の前端部23とリールシート本体5の嵌合凹部27との接触部分に形成される嵌合部40の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、これ以外のリール脚固定装置2の構成は、基本的に第1の実施の形態と同様である。
The second embodiment is different from the first embodiment in the configuration of the
図9および図10に示すように、嵌合部40は、リールシート本体5に形成されたアンダーカット部41と、グリップ部材20の前端部23に形成された抜け止め部42とを備えている。
As shown in FIGS. 9 and 10, the
アンダーカット部41は、グリップ部材20の前端部23に対応するように、嵌合凹部27の前端に位置している。アンダーカット部41は、嵌合凹部27の前端においてリールシート本体5の肉が削られて溝のように窪んでいる。さらに、アンダーカット部41は、嵌合凹部27の開口縁部28からリールシート本体5の内面に向けて傾斜する傾斜面43を有している。そのため、アンダーカット部41は、嵌合凹部27の周囲に向けて先細り状に尖っている。
The undercut
抜け止め部42は、グリップ部材20の前端部23から張り出している。抜け止め部42は、アンダーカット部41の傾斜面43に対応する係止面44を有している。このことから、抜け止め部42は、アンダーカット部41にきっちりと嵌まり込むように先細り状に尖っており、その係止面44が傾斜面43に接している。
The retaining
このような第2の実施の形態によれば、グリップ部20の前端部から張り出す抜け止め部42が嵌合凹部27の前端のアンダーカット部41に嵌まり込み、アンダーカット部41の傾斜面43と抜け止め部42の係止面44とがリールシート本体5の径方向に互いに重なり合っている。
According to the second embodiment as described above, the retaining
したがって、グリップ部材20の前端部23がリールシート本体5のアンダーカット部41によって嵌合凹部27の底面に沿うように保持され、グリップ部材20の前端部23が嵌合凹部27の底面から剥離し難くなる。
Therefore, the
図12ないし図14は、本発明の第3の実施の形態を開示している。 12 to 14 disclose a third embodiment of the present invention.
この第3の実施の形態は、グリップ部材20の前端部23とリールシート本体5の嵌合凹部27との接触部分に形成される嵌合部50の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、これ以外のリール脚固定装置2の構成は、基本的に第1の実施の形態と同様である。
This third embodiment is different from the first embodiment in the configuration of the
図12および図13に示すように、嵌合部50は、嵌合凹部27の底面の前端部から突出する凸部51と、グリップ部材20の前端部23に形成された嵌合孔52とを備えている。
As shown in FIGS. 12 and 13, the
図14に示すように、凸部51は、リールシート本体5の周方向に沿う細長い形状であるとともに、その付け根から突出端の方向に進むに従い次第に拡開されている。このため、凸部51の外周部は、嵌合凹部27の底面から遠ざかるに従い拡開するように傾斜する傾斜面53をなしている。
As shown in FIG. 14, the
嵌合孔52は、凹部の一例であって、グリップ部材20の前端部23を貫通している。嵌合孔52の内面は、凸部51の傾斜面53に対応する係止面54をなしており、この係止面54が傾斜面53に接している。このため、傾斜面53と係止面54との接触部分は、リールシート本体5の軸線O1に対し傾斜している。
The
このような第3の実施の形態によれば、嵌合凹部27の底面から突出する凸部51がグリップ部20の前端部に位置する嵌合孔52に嵌まり込み、凸部51の傾斜面53と嵌合孔52の係止面54とがリールシート本体5の径方向に互いに重なり合っている。
According to such a third embodiment, the
この結果、グリップ部材20の前端部23が凸部51によって嵌合凹部27の底面に沿うように保持され、グリップ部材20の前端部23が嵌合凹部27の底面から剥離し難くなる。
As a result, the
なお、第3の実施の形態において、上記嵌合孔52の代わりに底を有する凹部をグリップ部材20の前端部23に形成し、この凹部に凸部51を嵌合させるようにしてもよい。
In the third embodiment, a concave portion having a bottom may be formed in the
この構成によれば、凹部の底で凸部51の突出端を覆い隠すことができる。このため、グリップ部材20の前端部23の剥離を防止する構成要素がリール脚固定装置2の外から見えなくなり、リール脚固定装置2の外観が良好となる。
According to this configuration, the protruding end of the
上記各実施の形態では、グリップ部材の前端部とリールシート本体との接触部分に剥離防止用の嵌合部を設けたが、本発明はこれに制約されない。例えば、グリップ部材の後端部が先細り状の形状を有する場合、このグリップ部材の後端部とリールシート本体との接触部分に剥離防止用の嵌合部を設けてもよい。 In each of the above-described embodiments, the separation preventing portion is provided at the contact portion between the front end portion of the grip member and the reel sheet main body, but the present invention is not limited to this. For example, when the rear end portion of the grip member has a tapered shape, a fitting portion for preventing peeling may be provided at a contact portion between the rear end portion of the grip member and the reel sheet main body.
2…リール脚固定装置、3…リール脚、5…リールシート本体、20…グリップ部材、31,40,50…嵌合部。 2 ... reel leg fixing device, 3 ... reel leg, 5 ... reel sheet body, 20 ... grip member, 31, 40, 50 ... fitting part.
Claims (9)
上記リールシート本体よりも軟質な材料で形成されて、上記リールシート本体の外面を被覆するグリップ部材と、を具備し、
上記グリップ部材の端部と上記リールシート本体との接触部分に、上記リールシート本体の径方向に相対的に引っ掛かる嵌合部を設けたことを特徴とするリール脚固定装置。 A cylindrical reel seat body that supports the reel legs;
A grip member that is formed of a softer material than the reel sheet main body and covers the outer surface of the reel sheet main body,
A reel leg fixing device, wherein a fitting portion that is relatively hooked in a radial direction of the reel sheet main body is provided at a contact portion between an end of the grip member and the reel seat main body.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
- 2006-07-31 JP JP2006208957A patent/JP2008029298A/en active Pending
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