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JP2007214326A - 有機半導体素子 - Google Patents

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純一 竹谷
Koichi Yamada
公一 山田
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Abstract

【課題】 従来の有機半導体素子と比較して、キャリア移動度及び応答性が高く、かつ駆動電圧が低い有機半導体素子を提供する。
【解決手段】
有機半導体層50と、ソース電極20と、ドレイン電極30と、ゲート電極10と、ゲート絶縁層とを具備する有機半導体素子1において、ゲート絶縁層はゲル状電解質100からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機半導体を用いた電界効果トランジスタ、あるいはスイッチ素子などの有機半導体素子に関する。
近年、有機半導体材料を用いた活性層(以下、有機半導体層という。)を備えた有機半導体素子に関する研究が盛んに行なわれている(例えば、特許文献1参照)。このような有機半導体素子に用いられる半導体材料は、低環境負荷、低生産性コスト、簡便な製造プロセス及び機械的柔軟性などの特徴を有している。したがって、このような有機半導体素子は、シリコン等の無機半導体材料を用いた活性層(以下、無機半導体層という。)を備えた従来の無機半導体素子と比較して、低温プロセスによる製造が可能であること、大面積素子の大量生産が可能であること、フレキシブルな半導体素子を製造することができること等の特徴を有する。
しかしながら、従来の有機半導体素子では、有機半導体材料と、その有機半導体材料の表面に設けられる絶縁材料との間の界面状態が悪いために、無機半導体素子と比較して半導体素子としての性能が低いという問題があった。すなわち、従来の有機半導体素子では、有機半導体材料の表面に凹凸が存在するので、有機半導体材料と絶縁材料との密着性が悪くなるためにキャリア移動度が低くなり、結果として半導体素子としての性能が低くなるという問題があった。また、有機半導体素子は、無機半導体素子と比較して応答性が低いという問題点や、駆動電圧が高いという問題点があった。
特開2004−55653号公報
本発明は、上述した事情に鑑み、従来の有機半導体素子と比較して、キャリア移動度及び応答性が高く、かつ駆動電圧が低い有機半導体素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、有機半導体層と、ソース電極と、ドレイン電極と、ゲート電極と、ゲート絶縁層とを具備する有機半導体素子において、前記ゲート絶縁層はゲル状電解質からなることを特徴とする有機半導体素子にある。
かかる第1の態様では、従来の有機半導体素子と比較して、キャリア移動度及び応答性が高く、かつ駆動電圧が低い有機半導体素子を提供することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の有機半導体素子において、前記有機半導体層は、有機半導体化合物の単結晶で形成されていることを特徴とする有機半導体素子にある。
かかる第2の態様では、よりキャリア移動度が高い有機半導体素子を提供することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載の有機半導体素子において、前記ゲル状電解質は、ゲル状ポリマー電解質であることを特徴とする有機半導体素子にある。
かかる第3の態様では、より構造安定性が高い有機半導体素子を提供することができる。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様に記載の有機半導体素子において、前記有機半導体層はルブレン単結晶で形成され、前記ゲル状電解質は、ポリエチレングリコールと、LiClO4と、アセトニトリルと、メチルピロリドンとを含むことを特徴とする有機半導体素子にある。
かかる第4の態様では、キャリア移動度及び応答性がより高く、かつ駆動電圧がより低い有機半導体素子を提供することができる。
本発明の第5の態様は、第1〜3の何れかの態様に記載の有機半導体素子において、前記有機半導体層はペンタセン単結晶で形成され、前記ゲル状電解質は、ポリフッ化ビリニデンと、LiAsF6と、メチルピロリドンとを含むことを特徴とする有機半導体素子にある。
かかる第5の態様では、キャリア移動度及び応答性がより高く、かつ駆動電圧がより低い有機半導体素子を提供することができる。
本発明に係る有機半導体素子によると、従来の有機半導体素子と比較して、キャリア移動度及び応答性が高く、かつ駆動電圧が低い有機半導体素子を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る有機半導体素子を示す概略断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る有機半導体素子1は、絶縁体からなる基板40上に所定の間隔を隔てて設けられたソース電極20及びドレイン電極30と、それらを覆うように設けられた有機半導体層50と、有機半導体層50のチャネル領域の位置に対応して有機半導体層50上に設けられたゲート絶縁層であるゲル状電解質100と、ゲル状電解質100上に設けられたゲート電極10とから構成されている。
そして、ゲート電極10、ソース電極20及びドレイン電極30はそれぞれ電源80に接続されており、ゲート電極10、ソース電極20及びドレイン電極30に電界を印加することができるようになっている。
このように構成された有機半導体素子1は、ゲル状電解質100を介して、ゲート電極10と有機半導体層50とが接続されているので、従来の固体ゲート絶縁層を用いて構成された有機半導体素子と比較して、キャリア移動度及び応答性を高くすることができる。すなわち、このように構成された有機半導体素子1は、電源80からゲート電極10を介してゲル状電解質100に電界が印加されると、ゲル状電解質100は陽イオンと陰イオンとに解離し、ゲル状電解質100中の陰イオンがゲル状電解質100と有機半導体層50との界面付近に蓄積することになる。したがって、ゲル状電解質100と有機半導体層50を電極として、いわゆる電気二重層が形成されることになる。すると、有機半導体層50が分極し、基板40と接する有機半導体層50の表面近傍に電子が蓄積することになる。そして、基板40と接する有機半導体層50の表面近傍に蓄積した電子によって、ソース電極20とドレイン電極30との間で電流が流れることになる。ここで、有機半導体素子1は、上述したように、ゲル状電解質100中のイオンが移動することにより電界効果を奏するので、従来の固体ゲート絶縁層を用いて構成された有機半導体素子と比較して、応答性が高いという効果を奏する。また、有機半導体層50の表面に凹凸があったとしても、その凹凸に応じてゲル状電解質100の表面形状が変化することにより、有機半導体層50とゲル状電解質100との密着性が向上するので、有機半導体層50とゲル状電解質100との界面状態が良好に保たれる。したがって、ゲート電極10に電界を印加した際に、ゲル状電解質100は有機半導体層50とゲル状電解質100との界面付近に多くの陰イオンを蓄積することができると共に、有機半導体層50は基板40と接する有機半導体層50の表面近傍に多くの電子を蓄積することでき、結果として有機半導体素子1のキャリア移動度を高くすることができるという効果を奏する。
さらに、この有機半導体素子1は、ゲート絶縁層としてゲル状電解質100を用いて構成されているので、上述したようにゲル状電解質100中の陰イオンがゲル状電解質100と有機半導体層50との界面付近に蓄積して電気二重層が形成される。すると、ゲート電極10から加えられる電圧は、有機半導体層50と接するゲル状電解質100の界面近傍の1nm以下の厚さに実効的に集中することになり、有機半導体素子1は、通常100nm以上の厚みを持つ従来の固体ゲート絶縁層を用いて構成された有機半導体素子と比較して、100分の1程度のより低い駆動電圧で駆動させることができるという効果を奏する。
次に、本実施形態に係る有機半導体素子1を構成する構成要素について説明する。有機半導体素子1を構成する有機半導体層50は、有機半導体化合物の単結晶で構成されても多結晶で構成されてもよいが、表面が平滑な単結晶の方がゲル状電解質100との密着性が高くなるので好ましい。そして、有機半導体層50を構成する有機半導体化合物としては、半導体的な電気的性質を示す有機化合物であれば特に限定されない。有機半導体層50を構成する有機半導体化合物としては、例えば、(1)ペンタセン、テトラセン、アントラセン、などオリゴアセン分子、(2)ルブレン、テトラメチルペンタセン、テトラクロロペンタセン、ジフェニルペンタセンなどのオリゴアセン誘導体分子、(3)セクシチオフェンなどオリゴチオフェン分子及びその誘導体分子、(4)TCNQ(7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン)及びその誘導体分子、(5)TTF(1,4,5,8−テトラチアフルバレン)及びその誘導体分子、(6)ペリレン及びその誘導体分子、(7)ピレン及びその誘導体分子、(8)C60などフラーレン分子及びその誘導体分子、(9)フタロシアニン及び銅フタロシアニンなどのメタルフタロシアニン分子及びその誘導体分子、(10)ポルフィリン及び亜鉛ポルフィリンや鉄ポルフィリンなどのメタルポルフィリン分子及びその誘導体分子、(11)BEDT−TTF(ビスエチレンジチオテトラチオフルバレン)及びその誘導体分子などが挙げられ、特にルブレン、ペンタセンが好ましい。すなわち、有機半導体層50を構成する有機半導体化合物としては、ルブレン単結晶及びペンタセン単結晶が最も好ましい。
ゲル状電解質100としては、有機半導体層50を構成する有機半導体化合物と反応しないゲル状の電解質であれば特に限定されないが、ゲル状ポリマー電解質が好ましい。ゲル状電解質100としてゲル状ポリマー電解質を用いると、有機半導体素子の構造安定性を向上させることができる。ゲル状ポリマー電解質としては、例えばポリエチレングリコールとLiClO4とメチルピロリドンの混合物やポリアクリルニトリルとLiPF6とメチルピロリドンの混合物やポリフッ化ビリニデンとLiAsF6とメチルピロリドンの混合物やポリメチルメタクリレートとLiBF6とメチルピロリドンの混合物などが挙げられる。そして、有機半導体層50を構成する有機半導体化合物がルブレンである場合には、ポリエチレングリコールとLiClO4とメチルピロリドンの混合物やポリアクリルニトリルとLiPF6とメチルピロリドンの混合物やポリフッ化ビリニデンとLiAsF6とメチルピロリドンの混合物などが好ましく、特にポリエチレングリコールとLiClO4とメチルピロリドンの混合物が好ましい。また、有機半導体層50を構成する有機半導体化合物がペンタセンである場合には、ポリエチレングリコールとLiClO4とメチルピロリドンの混合物やポリアクリルニトリルとLiPF6とメチルピロリドンの混合物やポリフッ化ビリニデンとLiAsF6とメチルピロリドンの混合物などが挙げられ、特にポリフッ化ビリニデンとLiAsF6とメチルピロリドンの混合物が好ましい。
ゲート電極10、ソース電極20及びドレイン電極30を構成する物質は特に限定されず、例えばAu、Al、Cu、Ag、Mo、W、Mg、Znなどの金属が挙げられ、特に比抵抗が低いAu、Al、Cu、Ag又はこれらを含む合金が好ましい。
電源80は、有機半導体素子1に所定の電圧を印加することができるものであれば特に限定されない。
(他の実施形態)
実施形態1では、図1に示すような有機半導体素子を構成したが、図2に示すような有機半導体素子を構成してもよい。図2は、本実施形態に係る有機半導体素子を示す概略断面図である。
図2に示すように、本実施形態に係る有機半導体素子1Aは、絶縁体からなる基板40上に設けられた有機半導体層50と、有機半導体層50上に所定の間隔を隔てて設けられたソース電極20及びドレイン電極30と、有機半導体層50のチャネル領域の位置に対応して有機半導体層50上に設けられたゲート絶縁層であるゲル状電解質100と、ゲル状電解質100上に設けられたゲート電極10とから構成されている。
そして、ゲート電極10、ソース電極20及びドレイン電極30はそれぞれ電源80に接続されており、ゲート電極10、ソース電極20及びドレイン電極30に電界を印加することができるようになっている。
このように有機半導体素子1Aを形成しても、実施形態1に係る有機半導体素子1と同様の効果が得られる。なお、有機半導体素子1Aを構成する構成要素は、実施形態1に係る有機半導体素子1と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
(実施例)
実施例として、図3に示すデュアルゲートトランジスタを作成し、通常の酸化シリコントランジスタをリファレンスとして、ゲル状ポリマー電解質を用いた有機トランジスタのキャリア移動度の特性を評価した。
図3は、本実施例に係るデュアルゲートトランジスタの概略断面図である。図3に示すように、本実施例に係るデュアルゲートトランジスタ500は、酸化シリコン絶縁膜40A上に所定の間隔を隔てて設けられたAu電極20A及びAu電極30Aと、それらを覆うように設けられたルブレン単結晶層50Aと、ルブレン単結晶層50Aのチャネル領域の位置に対応してルブレン単結晶層50A上に設けられたゲル状ポリマー電解質100Aと、ゲル状ポリマー電解質100A上に設けられたAuワイヤー10Aと、酸化シリコン絶縁膜40Aの下方に設けられた導電性シリコンゲート電極60Aとから構成されている。
そして、Auワイヤー10A、Au電極20A及びAu電極30Aがそれぞれ電源80Aに接続されると共に、導電性シリコンゲート電極60A、Au電極20A及びAu電極30Aがそれぞれ電源90Aに接続されており、Auワイヤー10A、Au電極20A、Au電極30A及び導電性シリコンゲート電極60Aのそれぞれに電界を印加することができるようになっている。
すなわち、Auワイヤー10A、ゲル状ポリマー電解質100A、ルブレン単結晶層50A、Au電極20A及びAu電極30Aにより有機半導体素子200が形成されると共に、導電性シリコンゲート電極60A、酸化シリコン絶縁膜40A、Au電極20A及びAu電極30Aにより無機半導体素子300が形成されており、デュアルゲートトランジスタ500内に有機半導体素子200及び無機半導体素子300の二つの半導体素子が存在していることになる。そして、このようなデュアルゲートトランジスタ500は、以下に示すようにして作製した。
<導電性シリコンゲート電極及び酸化シリコン絶縁膜の作製>
導電性シリコンウェーハの表面を800℃の酸素中で500nm程度の厚さにわたって酸化することにより、導電性シリコンゲート電極60A及びその表面に設けられた酸化シリコン絶縁膜40Aを作製した。
<Au電極の作製>
上述した酸化シリコン絶縁膜40Aが設けられた導電性シリコンゲート電極60Aの表面上に、電極の形状をもつ穴が開いた金属マスクを設け、その導電性シリコンゲート電極60Aを真空蒸着装置に入れて金を蒸着させた。その後、金属マスクを除去して、酸化シリコン絶縁膜40A上に厚さが0.02μmのAu電極20A及びAu電極30Aを作製した。
<ルブレン単結晶層の作製>
ルブレンの粉末原料(Aldrich社製,sublimed grade)を、2つの連続した電気炉(2ゾーン電気炉)に入れ、300度で加熱し、一方のゾーンで昇華した分子を他方のゾーンで結晶化させる物理蒸着法(PVD)により、ルブレン単結晶を作製した。そして、得られたルブレン単結晶の中から実体顕微鏡下で観察しながら1μm厚のルブレン単結晶薄膜を選び出し、そのルブレン単結晶薄膜を上述したAu電極20A、Au電極30Aが設けられた酸化シリコン絶縁膜40Aに静電気力により接着させて、ルブレン単結晶層50Aを作製した。
<ゲル状ポリマー電解質の作製>
20mlのアセトニトリル(Alfa Aesar社製)と5mlのメチルピロリドン(Methyl-2-Pyrolidon(Aldrich社製))からなる混合溶液に、3.5gのポリエチレングリコール(Alfa Aesar社製,分子量50,000,ポリエチレンオキシド)と0.6gのLiClO4(和光純薬社製)とを溶解させてゲル状ポリマー電解質を作製した。
<デュアルゲートトランジスタの作製>
上述したようにして得られたルブレン単結晶層50Aの上面に、上述したゲル状ポリマー電解質を1滴垂らして、ルブレン単結晶層50A上にゲル状ポリマー電解質100Aを作製し、さらにゲート電極として働くAuワイヤー10Aをゲル状ポリマー電解質100Aと接触させることによって、デュアルゲートトランジスタ500を作製した。
<試験例>
実施例に係るデュアルゲートトランジスタ500において、Auワイヤー10AとAu電極20Aとに電圧Velを印加して有機半導体素子200を駆動させた際のAu電極30Aに流れた電流IDと、導電性シリコンゲート電極60AとAu電極20Aとに電圧VOXを印加して無機半導体素子300を駆動させた際のAu電極30Aに流れた電流IDを測定した。
有機半導体素子200の測定結果を図4に、無機半導体素子300の測定結果を図5に示す。図4に示すように、Auワイヤー10AとAu電極20Aとに印加する電圧Velを大きくするにつれて、Au電極30Aを流れる電流IDが増加することが分かった。また、図5に示すように、導電性シリコンゲート電極60AとAu電極20Aとに印加する電圧VOXを大きくするにつれて、Au電極30Aを流れる電流IDが増加することが分かった。すなわち、有機半導体素子200及び無機半導体素子300は共に、より大きなマイナス電圧を印加するにつれて、より大きな電流IDがAu電極30Aに流れることが分かった。また、図4と図5とを比較することにより、同じ電圧を印加しても有機半導体素子200の方がより大きな電流IDが流れることが分かった。すなわち、有機半導体素子200は、無機半導体素子300と比較して、より大きな電界効果を有することが確認された。
実施形態1に係る有機半導体素子の概略断面図である。 他の実施形態に係る有機半導体素子の概略断面図である。 実施例に係るデュアルゲートトランジスタの概略断面図である。 実施例に係るデュアルゲートトランジスタにおける電圧Velと電流IDとの関係を示す図である。 実施例に係るデュアルゲートトランジスタにおける電圧VOXと電流IDとの関係を示す図である。
符号の説明
1、1A、200 有機半導体素子
10 ゲート電極
10A Auワイヤー
20 ソース電極
20A、30A Au電極
30 ドレイン電極
40 基板
40A 酸化シリコン絶縁膜
50 有機半導体層
50A ルブレン単結晶層
60A 導電性シリコンゲート電極
80、80A、90A 電源
100 ゲル状電解質
100A ゲル状ポリマー電解質
300 無機半導体素子
500 デュアルゲートトランジスタ

Claims (5)

  1. 有機半導体層と、ソース電極と、ドレイン電極と、ゲート電極と、ゲート絶縁層とを具備する有機半導体素子において、
    前記ゲート絶縁層はゲル状電解質からなることを特徴とする有機半導体素子。
  2. 請求項1に記載の有機半導体素子において、
    前記有機半導体層は、有機半導体化合物の単結晶で形成されていることを特徴とする有機半導体素子。
  3. 請求項1又は2に記載の有機半導体素子において、
    前記ゲル状電解質は、ゲル状ポリマー電解質であることを特徴とする有機半導体素子。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の有機半導体素子において、
    前記有機半導体層はルブレン単結晶で形成され、
    前記ゲル状電解質は、ポリエチレングリコールと、LiClO4と、アセトニトリルと、メチルピロリドンとを含むことを特徴とする有機半導体素子。
  5. 請求項1〜3の何れかに記載の有機半導体素子において、
    前記有機半導体層はペンタセン単結晶で形成され、
    前記ゲル状電解質は、ポリフッ化ビリニデンと、LiAsF6と、メチルピロリドンとを含むことを特徴とする有機半導体素子。
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