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JP2007205192A - ブローバイガス還元装置 - Google Patents

ブローバイガス還元装置 Download PDF

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JP2007205192A
JP2007205192A JP2006022561A JP2006022561A JP2007205192A JP 2007205192 A JP2007205192 A JP 2007205192A JP 2006022561 A JP2006022561 A JP 2006022561A JP 2006022561 A JP2006022561 A JP 2006022561A JP 2007205192 A JP2007205192 A JP 2007205192A
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intake pipe
air
gas reduction
reduction device
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JP2006022561A
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Hirokazu Konohara
弘和 此原
Hiromichi Murakami
広道 村上
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Aisan Industry Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】 エンジンの高負荷時においても吸気管のスロットルバルブ上流側からクランク室内に空気が流れるようにするとともに、ブローバイガスが吸気管のスロットルバルブ上流側に逆流しないようにすることを目的とする。
【解決手段】 本発明に係るブローバイガス還流装置は、エンジンに燃焼空気を供給する吸気管12のスロットルバルブ下流側とエンジンのクランク室内とを連通させるブローバイガス還流通路と、吸気管12のスロットルバルブ上流側とクランク室内とを連通させる空気導入通路24とを備えるブローバイガス還流装置であって、空気導入通路24の上流側端部30は、吸気管12の内壁面12wからその吸気管12の流路中心方向に突出する突出管体32と、その突出管体32の先端で開口する空気流入口34とを有しており、空気流入口34は、空気の流れ方向に対してほぼ正対するように開口していることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンに燃焼空気を供給する吸気管のスロットルバルブ下流側とエンジンのクランク室内とを連通させるブローバイガス還元通路と、前記吸気管のスロットルバルブ上流側と前記クランク室内とを連通させる空気導入通路とを備えるブローバイガス還元装置に関する。
上記したブローバイガス還元装置に関する技術が特許文献1に記載されている。
ブローバイガス還元装置110は、図5に示すように、エンジン100の各気筒(図示省略)からクランク室100cへ漏れ出たブローバイガスを吸気装置102に戻す装置である。ブローバイガス還元装置110は、エンジン100のクランク室100cと吸気装置102のスロットルバルブ下流側104とを連通させるブローバイガス還元通路113と、吸気装置102のスロットルバルブ上流側103とクランク室100cとを連通させる空気導入通路115とを備えている。
エンジンのクランク室100c内のブローバイガスは、ブローバイガス還元通路113を介して吸気装置102のスロットルバルブ下流側104に吸引され、インテークマニホールド(図示省略)を介して燃焼空気と共にエンジンの各々の気筒に供給される。また、ブローバイガスが吸引されることにより負圧となったエンジンのクランク室100cには空気導入通路115によって空気が供給される。さらに、空気導入通路115の途中には、ブローバイガスの逆流を防止するための逆止弁120が取付けられている。
実開昭58−44413号公報
エンジンの高負荷時、即ち、スロットルバルブ101の開度が大きいときには、スロットルバルブ下流側104の圧力は大気圧に近づくようになる。このため、エンジンのクランク室100cからブローバイガス還元通路113を通って吸気装置102に吸引されるブローバイガス量は少なくなる。さらに、スロットルバルブ101の開度が大きく負荷が高いときはクランク室100c内の圧力が高くなるため、吸気装置102のスロットルバルブ上流側103から空気導入通路115を介してクランク室100c内に空気が流れ難くなる。このため、空気導入通路115の途中に逆止弁120が存在すると、その逆止弁120の位置で圧損が生じるため空気がさらに流れ難くなり、エンジンの高負荷時にクランク室100c内に空気を供給できなくなるという問題が生じる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、エンジンの高負荷時においても吸気管のスロットルバルブ上流側からクランク室内に空気が流れるようにするとともに、ブローバイガスが吸気管のスロットルバルブ上流側に逆流しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、エンジンに燃焼空気を供給する吸気管のスロットルバルブ下流側とエンジンのクランク室内とを連通させるブローバイガス還元通路と、前記吸気管のスロットルバルブ上流側と前記クランク室内とを連通させる空気導入通路とを備えるブローバイガス還元装置であって、前記空気導入通路の上流側端部は、前記吸気管の内壁面からその吸気管の流路中心方向に突出する突出管体と、その突出管体の先端で開口する空気流入口とを有しており、前記空気流入口は、空気の流れに対してほぼ正対するように開口していることを特徴とする。
本発明によると、空気導入通路の上流側端部に形成された空気流入口は、空気の流れに対してほぼ正対するように開口している。このため、エンジンの負荷が増加するにつれて吸気管内を流れる空気の流速が大きくなると、空気流入口から突出管体、及び空気導入通路内に流入する空気量が増加するようになる。したがって、エンジンの高負荷時にクランク室内の圧力が大気圧に近づいたり、あるいはクランク室内が若干正圧になったとしても、空気導入通路によって前記クランク室内に多量の空気を供給できるようになる。さらに、エンジンの高負荷時においても、吸気管側からクランク室に向けて空気の流れを確保できるため、前記クランク室から吸気管のスロットルバルブ上流側にブローバイガスが逆流するような不具合がない。したがって、空気導入通路の途中に従来のように逆止弁を設ける必要がなくなる。
請求項2の発明によると、空気流入口は、吸気管の半径方向における中央位置に設けられていることを特徴とする。このため、吸気管内を流れる空気が空気流入口から突出管体、及び空気導入通路内に流入し易くなる。
請求項3の発明によると、突出管体は、吸気管の内壁面に固定されている基端部よりも空気流入口が形成されている先端部が前記吸気管の上流側に位置するように、傾斜した状態で形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明によると、前記突出管体は、前記吸気管の内壁面から半径方向に延びるように突出する横断管と、その横断管の先端位置で、前記吸気管と同軸に形成された同軸短管とを有しており、その同軸短管の先端に空気流入口が形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、突出管体は、前記吸気管の内壁面から半径方向に延びるように突出しており、その突出管体の先端側面に空気流入口が形成されていることを特徴とする。
本発明によると、エンジンの高負荷時にもクランク室内に吸気管側から確実に空気を供給できるようになる。さらに、前記クランク室から吸気管のスロットルバルブ上流側にブローバイガスが逆流するような不具合が生じない。
[実施形態1]
以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施形態1に係るエンジンのブローバイガス還元装置の説明を行う。ここで、図1は本実施形態に係るエンジンのブローバイガス還元装置、及びエンジンの吸気装置を表す模式図であり、図2は空気導入通路の上流側端部を表す側面図、及び正面図、図3は空気導入通路、及びブローバイガス還元通路を流れる流体の流量を表すグラフである。また、図4は空気導入通路の上流側端部の変更例を表す側面図である。
<エンジンの吸気装置10について>
エンジンのブローバイガス還元装置の説明を行なう前に、先ず、エンジンの吸気装置10の概要について説明する。
エンジンの吸気装置10は、エンジン1の各々の気筒(図示省略)に燃焼空気を供給するための装置であり、図1に示すように、燃焼空気の通路である吸気管12を備えている。吸気管12には、上流側から順番にエアクリーナ14、流量計15、スロットルバルブ17が取付けられており、そのスロットルバルブ17の弁体17vが自動車の運転室内に設置されたアクセルペタル(図示省略)の動作と連動するように構成されている。さらに、吸気管12はスロットルバルブ17の下流側にサージタンク18を備えており、そのサージタンク18を介してインテークマニホールド19により各々の気筒毎に燃焼空気が供給される。
<エンジンのブローバイガス還元装置20について>
次に、ブローバイガス還元装置20について説明する。
ブローバイガス還元装置20は、エンジン1の各気筒からクランク室1cへ漏れ出たブローバイガスを吸気装置10に戻し、大気への放出を防止する装置である。ブローバイガス還元装置20は、図1に示すように、エンジン1のクランク室1cと吸気装置10のサージタンク18とを連通させるブローバイガス還元通路22と、エンジン1のクランク室1cと吸気管12のスロットルバルブ上流側とを連通させる空気導入通路24とを備えている。
ここで、吸気管12のスロットルバルブ上流側は、ほぼ大気圧と等しい圧力(約0KPa)に保持されている。また、サージタンク18内の圧力は、スロットルバルブ17の開度がほぼ零に近い状態(アイドリング状態)では約−70KPa程度に保持されており、スロットルバルブ17の開度が大きくなるにつれて大気圧(約0KPa)に近づくようになる。このため、スロットルバルブ17の開度が零に近い状態(アイドリング状態)で、クランク室1c内のブローバイガスはサージタンク18内に吸引され易くなる。しかし、前記ブローバイガス還元通路22には、クランク室1c内とサージタンク18内との差圧の変動によりブローバイガスの吸引量が急変しないように、流量調節弁22fが設けられている。
ブローバイガス還元通路22によってサージタンク18内に導かれたブローバイガスは、燃焼空気と共にインテークマニホールド19を介してエンジン1の各々の気筒に供給され、ここで再び燃焼される。
また、エンジン1のクランク室1c内には空気導入通路24によってエアクリーナ14を通過した空気が供給される。
<空気導入通路24の上流側端部30について>
次に、空気導入通路24の上流側端部30について説明する。
空気導入通路24は、横断面形状が円形をした管体であり、図1、図2(A)(B)に示すように、吸気管12に対して上方からほぼ直角に接続されている。そして、その空気導入通路24の上流側端部30が吸気管12の天井面12w(内壁面12w)から下方に突出するように形成されている。空気導入通路24の上流側端部30は、突出管体32と、その突出管体32の先端32fに形成された空気流入口34とから構成されている。突出管体32は、空気導入通路24と同様に横断面形状が円形をした管体であり、その空気導入通路24とほぼ等しい内径寸法を有している。突出管体32は吸気管12の上流方向に傾斜した状態で、その突出管体32の基端部32mが吸気管12の天井面12wに固定されている。そして、突出管体32の先端部32fに形成された空気流入口34が吸気管12の半径方向中央位置で、空気の流れ方向(白矢印参照)に対して正対するように形成されている。このため、吸気管12を流れる空気の流速が速くなるにつれて、空気流入口34から突出管体32、及び空気導入通路24に流れ込む空気流量が増加するようになる。
<エンジンのブローバイガス還元装置20の働きについて>
次に、エンジンのブローバイガス還元装置20の働きについて説明する。
エンジン1が、例えば、アイドリングに近い状態では、前述のように、サージタンク18内(スロットルバルブ下流側)の圧力は約−70KPaに近い値であるため、エンジン1のクランク室1c内のブローバイガスはブローバイガス還元通路22を介してサージタンク18内に吸引される。このとき、エンジン1のクランク室1c内は負圧になるため、そのクランク室1c内には空気導入通路24によってエアクリーナ14を通過した空気が吸引される。即ち、エンジン1がアイドリングに近い状態では、吸気管12を流れる空気の流速は小さいが、クランク室1c内が負圧になることで、エアクリーナ14を通過した空気はスムーズにクランク室1c内に供給される。
ここで、図3(A)は縦軸に空気導入通路24を流れる空気の流量、横軸にスロットルバルブ下流側の圧力(エンジンの負荷)を表したグラフであり、図3(B)は縦軸にブローバイガス還元通路22を流れる流体(ブローバイガス)の流量、横軸にスロットルバルブ下流側の圧力(エンジンの負荷)を表したグラフ(特性I)である。なお、図3(B)の特性IIはブローバイガスの発生量を表すグラフである。
アイドリング状態からスロットルバルブ17が開かれてエンジン1の負荷が増加すると、サージタンク18内(スロットルバルブ下流側)の圧力が徐々に上昇して大気圧に近くなる。このため、エンジン1の高負荷時には、クランク室1c内とサージタンク18内との間の差圧が小さくなり、クランク室1c内のブローバイガスがブローバイガス還元通路22を通ってサージタンク18内に流れ込み難くなる。同様に、吸気管12のスロットルバルブ上流側とクランク室1c内との間の差圧が小さくなり、吸気管12のスロットルバルブ上流側の空気が空気導入通路24を通ってクランク室1c内に流れ込み難くなる。
しかし、空気導入通路24の上流側端部30に形成された空気流入口34は、吸気管12の半径方向における中央位置で、空気の流れ方向に対して正対するように開口している。このため、エンジン1の負荷が増加するにつれて吸気管12を流れる空気の流速が大きくなると、図3(A)に示すように、空気流入口34から突出管体32、及び空気導入通路24内に流入する空気量が増加するようになる。
これにより、エンジン1の高負荷時にクランク室1c内の圧力が大気圧に近づいたり、あるいはクランク室1c内が若干正圧になったとしても、空気導入通路24からクランク室1c内に多量の空気を供給できるようになる。この結果、図3(B)の特性Iに示すように、クランク室1cからブローバイガス還元通路22によってサージタンク18に供給されるブローバイガスの流量が増加する。
さらに、エンジン1の高負荷時においても、吸気管12のスロットルバルブ上流側からクランク室1cに向けて空気の流れを確保できるため、クランク室1cから吸気管12のスロットルバルブ上流側にブローバイガスが逆流するような不具合が生じない。したがって、空気導入通路24の途中に従来のように逆止弁を設ける必要がなくなる。
<変更例>
本実施形態では、空気導入通路24の上流側端部30を構成する突出管体32を吸気管12の上流側に傾斜させた状態で形成する例を示した。しかし、これに限らず、図4(A)に示すように、突出管体32を吸気管12の天井面12wから真下に延びる縦管32tと、その縦管32tの先端位置で吸気管12と同軸に形成された横短管32yとから構成し、その横短管32yの先端に空気流入口34を形成する構成でも可能である。なお、上記した縦管32tが本発明の横断管に相当し、横短管32yが本発明の同軸短管に相当する。
さらに、図4(B)に示すように、突出管体32を吸気管12の天井面12wから真下に延びるように形成し、その突出管体32の先端側面に空気流入口34を形成することも可能である。
本発明の実施形態1に係るブローバイガス還元装置、及びエンジンの吸気装置を表す模式図である。 空気導入通路の上流側端部を表す側面図(A図)、及び正面図(A図のB−B矢視図)(B図)である。 ブローバイガス還元装置の空気導入通路を流れる空気流量の変化を表すグラフ(A図)、ブローバイガス還元通路を流れる流体流量の変化を表すグラフ(特性I)、及びブローバイガスの発生量を表すグラフ(特性II)である(B図)。 空気導入通路の上流側端部の変更例を表す側面図(A図)(B図)である。 従来のブローバイガス還元装置を表す模式図である。
符号の説明
1 エンジン
1c クランク室
12 吸気管
12w 天井面(内壁面)
20 ブローバイガス還元装置
22 ブローバイガス還元通路
24 空気導入通路
30 上流側端部
32 突出管体
32t 縦管(横断管)
32y 横短管(同軸短管)
34 空気流入口

Claims (5)

  1. エンジンに燃焼空気を供給する吸気管のスロットルバルブ下流側とエンジンのクランク室内とを連通させるブローバイガス還元通路と、前記吸気管のスロットルバルブ上流側と前記クランク室内とを連通させる空気導入通路とを備えるブローバイガス還元装置であって、
    前記空気導入通路の上流側端部は、前記吸気管の内壁面からその吸気管の流路中心方向に突出する突出管体と、その突出管体の先端で開口する空気流入口とを有しており、
    前記空気流入口は、空気の流れに対してほぼ正対するように開口していることを特徴とするブローバイガス還元装置。
  2. 請求項1に記載のブローバイガス還元装置であって、
    前記空気流入口は、前記吸気管の半径方向における中央位置に設けられていることを特徴とするブローバイガス還元装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のブローバイガス還元装置であって、
    前記突出管体は、前記吸気管の内壁面に固定されている基端部よりも空気流入口が形成されている先端部が前記吸気管の上流側に位置するように、傾斜した状態で形成されていることを特徴とするブローバイガス還元装置。
  4. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のブローバイガス還元装置であって、
    前記突出管体は、前記吸気管の内壁面から半径方向に延びるように突出する横断管と、その横断管の先端位置で、前記吸気管と同軸に形成された同軸短管とを有しており、その同軸短管の先端に空気流入口が形成されていることを特徴とするブローバイガス還元装置。
  5. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のブローバイガス還元装置であって、
    前記突出管体は、前記吸気管の内壁面から半径方向に延びるように突出しており、その突出管体の先端側面に空気流入口が形成されていることを特徴とするブローバイガス還元装置。
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