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JP2007292018A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機 Download PDF

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JP2007292018A JP2006123242A JP2006123242A JP2007292018A JP 2007292018 A JP2007292018 A JP 2007292018A JP 2006123242 A JP2006123242 A JP 2006123242A JP 2006123242 A JP2006123242 A JP 2006123242A JP 2007292018 A JP2007292018 A JP 2007292018A
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Takahide Nagao
崇秀 長尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】オイルスラッジの堆積をなくし、高効率で信頼性が高い密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】給油機構147によって汲み上げられた冷凍機油103が電動要素107に滴下しないように電動要素107の上方に傘部139を形成したもので、冷凍機油103が巻線111および固定子113全体に滴下されることがなく、固定子113の絶縁材123および巻線縛り糸117に使用されているPET(ポリエチレンテレフタレート)等のオリゴマの冷凍機油103による抽出を抑制し、吐出弁155等でのオイルスラッジの堆積を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍冷蔵庫等の冷凍サイクルに用いられる密閉形圧縮機に関するものである。
従来、この種の密閉型圧縮機は電動要素を冷却するため、電動要素に冷凍機油を滴下したものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図6は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機を示す側面断面図、図7は図6のB−B線上における断面図、図8は図7の要部拡大図、図9は従来の密閉型圧縮機における固定子の下側平面図である。
図6から9において、冷凍機油1を貯留する密閉容器3内には、固定子5と回転子7とからなる電動要素9と電動要素9によって駆動される圧縮要素11を収容している。
フレーム13は、略円筒形の圧縮室15を形成するシリンダ17と軸受部19を備えるとともに冷凍機油1を滴下する油孔21を有する。
軸受部19によって軸支されるシャフト23は、回転子7を固定した主軸部25および主軸部25に対し偏心して形成された偏心軸部27と、給油機構29を有する。
ピストン31は、シリンダ17の圧縮室15に往復摺動自在に挿入され、偏心軸部27との間を連結手段33によって連結されている。
圧縮室15の開口端面を封止するバルブプレート35は吸入弁37および吐出弁39を備えている。
電動要素9はコア41に巻線43を巻回した固定子5と回転子7を備えた誘導型電動機を形成するとともに、巻線縛り糸45で固定された巻線43の下端は冷凍機油1に浸かっている。
コア41は板厚が0.50mmである電磁鋼板を複数枚積層したものであり、回転子7収納用のコア内径部47を形成している。また、コア内径部47の径と回転子7の外径との寸法差を0.60mmとしている。
固定子5は主巻線43aと補助巻線43bがスロット49間を通るように巻回している。主巻線43aおよび補助巻線43bはスロット49内でお互いが接触しないよう、それぞれ絶縁材51である相関絶縁紙51aに巻装されており、スロット49内壁には主巻線43aおよび補助巻線43bと接触しないよう絶縁材51であるスロット絶縁紙51bが嵌挿されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
商用電源(図示せず)から主巻線43aと補助巻線43bに電流が供給されると回転子7が回転起動する。回転子7よって主軸部25が回転駆動されると、偏心軸部27の偏芯運動により連結手段33を介してピストン31が圧縮室15内を往復運動し、吸込、圧縮、吐出行程を順次繰り返す。それにより、冷媒ガスは冷却システム(図示せず)から吸入弁37を通り圧縮室15内へ吸入、圧縮された後、吐出弁39を通り再び冷却システムへと吐出される。
また、主軸部25が回転駆動されると、シャフト23の給油機構29によって密閉容器3に貯溜された冷凍機油1が汲み上げられて、圧縮要素11の各摺動部を潤滑するとともに偏心軸部27の先端から振り飛ばされた冷凍機油1はフレーム13の上面から油孔21およびフレーム13の側面に落ちる。油孔21およびフレーム13の側面に落ちた冷凍機油1は固定子5に滴下し、巻線43および固定子5の側面をつたわって密閉容器3の底部に戻る。
この際、冷凍機油1は固定子5の熱を奪うことができるので電動要素9の温度を低減することができる。
特開2003−003956号公報
しかしながら、上記従来の構成では、巻線43および固定子5全体に常に冷凍機油1が供給され続ける。高効率化を目的に冷凍機油1の粘度を低くするとオイルの分子量が小さくなり、固定子5の絶縁材51および巻線縛り糸45に使用されているPET(ポリエチレンテレフタレート)等の材料に含まれるオリゴマを抽出しやすくなり、冷凍機油1中のPET(ポリエチレンテレフタレート)等のオリゴマの含有量が増加してしまう。
オリゴマとは、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の重合体の中で連鎖が途切れて浮遊している比較的重合度の低いものを示しており、重合体の中に冷凍機油1が浸透することによって抽出されて冷凍機油1中に浮遊する。
また、冷凍機油1の粘度を低くすると冷凍機油1の沸点が低下し、特に高温となる吐出弁39等で冷媒とともに吐出される冷凍機油1が蒸発しやすくなり、冷凍機油1中のPET(ポリエチレンテレフタレート)等が吐出弁39等の表面に析出しやすくなる。この析出物は高温下で炭化してオイルスラッジとして堆積し、吐出弁39等のシール性を阻害して圧縮不良が起きる可能性があるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、固定子の絶縁材および巻線縛り糸等に含まれるオリゴマの抽出量を減らすことで、高効率で信頼性が高い密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、電動要素の上方に傘部を形成したもので、冷凍機油が巻線および固定子全体に滴下されることがなく、固定子の絶縁材および巻線縛り糸に使用されているPET(ポリエチレンテレフタレート)等のオリゴマの冷凍機油による抽出が抑制されるという作用を有する。
本発明の密閉型圧縮機は、固定子の絶縁材および巻線縛り糸等に含まれるオリゴマの抽出量を減らすことができるので、冷凍機油中のPET(ポリエチレンテレフタレート)等の含有量増加が減り、吐出弁等でのオイルスラッジの堆積が起こりにくくなり、信頼性が高い密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に冷凍機油を貯溜するとともに、冷媒を圧縮する圧縮要素と、前記圧縮要素の下方に配設され前記圧縮要素を駆動する電動要素を収納し、前記圧縮要素は圧縮室を形成するシリンダと軸受部を備えたブロックと、前記軸受部によって軸支されたシャフトと、前記シャフトに形成され前記冷凍機油を汲み上げ循環させる給油機構を備え、汲み上げられた前記冷凍機油が前記電動要素に滴下しないように前記電動要素の上方に傘部を形成したもので、前記冷凍機油が巻線および固定子全体に滴下されることがなく、前記固定子の絶縁材および巻線縛り糸に使用されているPET(ポリエチレンテレフタレート)等のオリゴマの冷凍機油による抽出量が抑制されるため、吐出弁等でのオイルスラッジの堆積を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において傘部はブロックに一体に形成したものであり、部品点数を低減することができるため、請求項1に記載の発明の効果に加えてさらに安価な密閉型圧縮機にすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において冷凍機油はVG3〜8の粘度を有した鉱油または合成油としたものであり、粘度が低く各摺動部における摩擦係数が低減でき、電動要素の入力が低減されるため、請求項1または2に記載の発明の効果に加えてさらに高効率の密閉型圧縮機にすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、コア内径部の径と回転子の外径との寸法差を0.6mm未満としたものであり、従来よりも磁束を有効に用いることによってモータ効率の向上が可能となり、従来よりも発熱量を低減することができるため、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えてさらに信頼性を高くすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、電磁鋼板の板厚は0.35mm以下としたものであり、軸方向への渦電流が流れにくくなるために鉄損が減少し、従来よりもモータ効率の向上が可能となり、従来よりも発熱量を低減することができるため、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えてさらに信頼性を高くすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、固定子の絶縁材および巻線縛り糸は低オリゴマタイプの材料としたものであり、冷凍機油によるオリゴマの抽出量がさらに抑制されるため、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えてさらに信頼性を高くすることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、冷媒は塩素を含まない炭化水素系冷媒としたものであり、冷媒ガスを大気開放しても塩素を大気中に排出させないために、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えてさらにオゾン層の破壊や地球温暖化を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の側面断面図、図2は同実施の形態における密閉型圧縮機の上側平面図、図3は図1のA−A線上における断面図、図4は図3の要部拡大図、図5は同実施の形態における密閉型圧縮機の固定子の下側平面図である。
図1から5において、密閉容器101は冷凍機油103を貯留するとともに、圧縮要素105と圧縮要素105を駆動する電動要素107を収容している。
電動要素107はコア109に巻線111を巻回した固定子113と回転子115を備えた誘導型電動機を形成するとともに、巻線縛り糸117で固定された巻線111の下端と冷凍機油103との間に隙間を形成している。
コア109は板厚が0.35mmである電磁鋼板を複数枚積層したものであり、回転子115収納用のコア内径部119を形成している。また、コア内径部119の径と回転子115の外径との寸法差を0.50mmとしている。
固定子113は商用電源(図示せず)から供給される電流が流れる主巻線111aと圧縮機の始動時のみ電流の流れる補助巻線111bがスロット121間を通るように巻回している。主巻線111aおよび補助巻線111bはスロット121内でお互いが接触しないよう、それぞれ絶縁材123である相関絶縁紙123aに巻装されており、スロット121内壁には主巻線111aおよび補助巻線111bと接触しないよう絶縁材123であるスロット絶縁紙123bが嵌挿されている。
相関絶縁紙123a、スロット絶縁紙123bおよび巻線縛り糸117はキシレンを抽出溶剤とし、ソックスレー抽出方法で48時間抽出した際に、抽出量が1.0wt%以下の低オリゴマタイプのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを使用している。
ブロック131は、略円筒形の圧縮室133を形成するシリンダ135と軸受部137を備えるとともに、固定子113の上方を覆うように展開された傘部139を一体に形成している。傘部139の外縁を構成する外周部140は固定子113の外形138よりも外側に位置している。また、傘部139にはブロック131の上面に流れ込む冷凍機油103を固定子113の上面に滴下する油孔等は一切設けられていない。
軸受部137によって軸支されるシャフト141は、回転子115を固定した主軸部143および主軸部143に対し偏心して形成された偏心軸部145と給油機構147を有する。
給油機構147は、下端が冷凍機油103中に開口した給油通路147aと、主軸部143の外周に螺旋状に刻設した螺旋溝147bと、偏心軸部145内を通って偏心軸部145上端部に開口している給油通路147cがそれぞれ連通して構成されており、偏心軸部145は傘部139の上面よりも上側に位置している。
ピストン149は、シリンダ135の圧縮室133に往復摺動自在に挿入され、偏心軸部145との間を連結手段150によって連結されている。
圧縮室133の開口端面を封止するバルブプレート151は吸入弁153および吐出弁155を備えている。
さらに、冷媒は塩素を含まない炭化水素系冷媒であり、冷凍機油103はVG5の粘度を有する鉱油である。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電動要素107の回転子115によって主軸部143が回転駆動されると、偏心軸部145の偏芯運動により連結手段150を介してピストン149が圧縮室133内を往復運動し、吸込、圧縮、吐出行程を順次繰り返す。それにより、冷媒ガスは冷却システム(図示せず)から吸入弁153を通り圧縮室133内へ吸入・圧縮された後、吐出弁155を通り再び冷却システムへと吐出される。
また主軸部143が回転駆動されると、シャフト141の給油機構147がポンプとして作用し、密閉容器101に貯溜された冷凍機油103が給油通路147a、螺旋溝147b、給油通路147cの順に汲み上げられ、圧縮要素105の各摺動部へ供給されてこれを潤滑するとともに、偏心軸部145の上端部から密閉容器101内に放射状に散布される。
偏心軸部145の上端部から放射状に散布された冷凍機油103の一部は直接密閉容器101に噴射されて密閉容器101を介して外部と熱交換しながら冷却されて密閉容器101の底部へと戻る。
一方、圧縮要素105の各摺動部の潤滑に寄与した冷凍機油103の一部は各摺動部から染み出してブロック131の上面に流れ込む。また、偏心軸部145の上端部から放射状に散布された冷凍機油103の多くはブロック131の壁部やピストン149に衝突してブロック131の上面に流れ込む。
従来はブロック131の上面に流れ込んだ冷凍機油103が、ブロック外周部や油孔から固定子113の上に滴下していたが、本実施の形態では、ブロック131の上面に流れ込んだ冷凍機油103は外周部140から滴下する。この際、傘部139の外周部140は固定子113の外形138よりも外側に位置している。したがって、ブロック131の上面に流れ込んだ冷凍機油103は固定子113に滴下することなく外周部140から滴下して密閉容器101の底部へと戻る。
一方、111の下端と冷凍機油103との間には隙間が形成されていることによって巻線111および固定子113の隙間には冷凍機油103がしみ込みにくいため、固定子113の相関絶縁紙123a、スロット絶縁紙123bおよび巻線縛り糸117は密閉容器101に貯溜された冷凍機油103に接触しにくい。
よって固定子113の相関絶縁紙123a、スロット絶縁紙123bおよび巻線縛り糸117は直接的に冷凍機油103に接触する機会が極めて少なくなるので、相関絶縁紙123a、スロット絶縁紙123bおよび巻線縛り糸117に使用されているPET(ポリエチレンテレフタレート)等のオリゴマの冷凍機油103による抽出が抑制される。
また巻線111で発生する熱はコア109の表面および巻線111から放熱される。従来は固定子113に冷凍機油103が滴下し、巻線111および固定子113の側面をつたわって密閉容器101の底部に戻る際に固定子113の熱を奪うことによって温度を低減していた。しかし、本実施の形態においてはコア109の形状、積厚や電磁鋼板の材質を最適化することによってモータ効率が向上しており、電動要素107の発熱量が低減している。したがって固定子113に冷凍機油103が滴下することがなくても電動要素107の温度上昇を低く抑えることができる。
さらに、コア内径部119の径と回転子115の外径との寸法差を0.50mm、電磁鋼板の板厚を0.35mmにすることによって、従来よりも磁束を有効に用いることができるとともに軸方向への渦電流を流れにくくして鉄損を減少させ、従来よりもモータ効率を向上させている。これにともない電動要素107の発熱量が低減し、電動要素107の温度が低減することによって従来のような冷凍機油103による冷却がなくても、密閉型圧縮機の信頼性を向上させている。
また、本実施の形態では、相関絶縁紙123a、スロット絶縁紙123bおよび巻線縛り糸117は低オリゴマタイプのフィルムを使用したものであり、冷凍機油103によるオリゴマの抽出量がさらに抑制される。
冷凍機油103はVG5の粘度を有した鉱油であり、極めて粘度が低いため、各摺動部における摩擦係数が大幅に低減でき、電動要素107の入力を大きく低減することで、密閉型圧縮機の効率を大幅に向上させることができる。
よって、本実施の形態によれば、冷凍機油103中のPET(ポリエチレンテレフタレート)等の含有量が少なくなり、その結果、低い粘度を有する冷凍機油103使用時においてもPET(ポリエチレンテレフタレート)等が吐出弁155等の表面に析出しにくくなり、オイルスラッジの堆積が起こりにくいので、吐出弁等のシール性阻害による圧縮不良の発生を抑えることができる。
さらに冷媒は塩素を含まない炭化水素系冷媒であり、冷媒ガスを大気開放しても塩素を大気中に排出させないために、オゾン層の破壊や地球温暖化を抑えることができる。よって、環境に優しく高効率で信頼性の高い密閉型圧縮機を提供することができる。
なお、本実施の形態では、相関絶縁紙123aおよびスロット絶縁紙123bとして低オリゴマタイプのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムとしたが、PEN(ポリエチレンナフタレート)フィルムなどを用いても、オリゴマの抽出量を低く抑えることができ同様の効果が得られる。
また、今回炭化水素系冷媒を例に挙げて説明をしたが、使用する冷媒がHFC系冷媒でも同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、オイルスラッジの堆積がなく、信頼性が高い密閉型圧縮機の提供が可能となるので、冷蔵庫に加えて空調機や自販機にも適用できる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の側面断面図 同実施の形態における密閉型圧縮機の上側平面図 図1のA−A線上における断面図 図3の要部拡大図 同実施の形態における密閉型圧縮機の固定子の下側平面図 従来の密閉型圧縮機を示す側面断面図 図6のB−B線上における断面図 図7の要部拡大図 従来の密閉型圧縮機における固定子の下側平面図
符号の説明
101 密閉容器
103 冷凍機油
105 圧縮要素
107 電動要素
113 固定子
115 回転子
117 巻線縛り糸
119 コア内径部
123 絶縁材
131 ブロック
133 圧縮室
135 シリンダ
137 軸受部
139 傘部
141 シャフト
147 給油機構

Claims (7)

  1. 密閉容器内に冷凍機油を貯溜するとともに、冷媒を圧縮する圧縮要素と、前記圧縮要素の下方に配設され前記圧縮要素を駆動する電動要素を収納し、前記圧縮要素は圧縮室を形成するシリンダと軸受部を備えたブロックと、前記軸受部によって軸支されたシャフトと、前記シャフトに形成され前記冷凍機油を汲み上げ循環させる給油機構を備え、汲み上げられた前記冷凍機油が前記電動要素に滴下しないように前記電動要素の上方に傘部を形成した密閉型圧縮機。
  2. 傘部はブロックに一体に形成されている請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 冷凍機油はVG3〜8の粘度を有した鉱油または合成油とした請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. コア内径部の径と回転子の外径との寸法差を0.6mm未満とした請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 電磁鋼板の板厚は0.35mm以下とした請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 固定子の絶縁材および巻線縛り糸は低オリゴマタイプの材料とした請求項1から5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  7. 冷媒は塩素を含まない炭化水素系冷媒である請求項1から6のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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KR101096353B1 (ko) 2009-01-13 2011-12-20 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 밀폐형 압축기 및 냉동 사이클 장치

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