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JP2007291837A - 水系塗材組成物及びその施工方法並びにそれによる壁構造 - Google Patents

水系塗材組成物及びその施工方法並びにそれによる壁構造 Download PDF

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Abstract

【課題】土壁の風合い、意匠を有し、調湿性を持ち、また、土壁で発生する自然なひび割れ状態を発現する組成物、及び下地の経時変化による割れの生じない施工方法、壁構造の提供にある。
【解決手段】合成樹脂エマルジョン、粘土、シルト、砂、水からなることを特徴とする水系塗材組成物であり、合成樹脂エマルジョンがアクリル樹脂系エマルジョンであり、水系塗材と土壁用土、砂、水からなることを特徴とするものであり、凹凸を有する塗膜を形成後、水系塗材組成物を塗布する壁面施工方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、土壁風の施工方法と壁構造、土壁風の機能・意匠を発現させる組成物とに関するものである。
従来古くは、土壁は竹・木を組み、木舞とし、これに両面から順次土を塗り、仕上げとして漆喰等で仕上げを行っていた。この壁は水分を吸い、燃えにくい壁であった。しかし、工期が長く、原料の入手性、材料の調製等職人の勘と経験によるものが多く、壁のコスト効率が悪く、施工されることが希となった。しかし、土壁の意匠性等の機能要求から石膏ボード等に土壁調の塗材を塗ることがあるが、意匠性、耐久性に満足の行くものでなかった。
また、合成樹脂壁塗材は壁の機能からは割れ、いわゆるクラックなどが発生させないことが、技術的な課題となり、外観上の割れは壁の機能からは忌避されていた。しかし、ひび割れを有する土壁の風情は意匠上選択幅を増やし、人に落ち着き、癒しをもたらすものと考えられる。土壁にひび割れを発生させるためには、粘土、砂の配合で粘性を調整する必要があり、さらに、施工においても高い左官技能が要求され、また、壁の物性にまで、追求するものでなかった。
合成樹脂エマルジョンと、特定の繊維長の合成繊維、特定粒度の着色骨材および無機質粉体とポリエチレンオキサイドを特定比率で含有する組成物を使用することにより、砂岩調塗膜形成することを提案し、その過程で、凹凸の乾燥等の条件差でクラックの発生することを述べている。(特許文献1)
特開平10−1624号公報
しかしながら、合成樹脂塗材の耐久性と日本古来の多様な意匠性を奏する方法、組成物、壁構造は現れていなかった。
解決しようとする課題は、多様な土壁の風合い、意匠を有し、調湿性を持ち、また、土壁で発生する自然なひび割れ状態を発現する組成物、及び下地の経時変化による割れの生じない施工方法、壁構造の提供にある。
請求項1の発明は、合成樹脂エマルジョン、粘土、シルト、砂、水からなることを特徴とする水系塗材組成物であり、土壁風の意匠を有し、調湿性を有し、堅牢度に優れる。
請求項2の発明は、塗布乾燥後、ひび割れが生じることを特徴とする請求項1記載の水系塗材組成物であり、乾燥塗膜にひび割れを発生させることができ、表面が傷つき難く、土壁風で意匠性が良い。
請求項3の発明は、合成樹脂エマルジョンがアクリル樹脂系エマルジョンであることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の水系塗材組成物てあり、密着性に優れ、塗膜物性が良い。
請求項4の発明は、JISA6909に規定される合成樹脂エマルジョン系仕上塗材と土壁用土、砂、水からなることを特徴とする水系塗材組成物であり、土壁様の風合いが簡易に作製でき、土壁意匠を有し、調湿性を有し、堅牢度に優れる。
請求項5の発明は、塗布乾燥後、ひび割れが生じることを特徴とする請求項4記載の水系塗材組成物であり、土壁様の風合いが簡易に作製でき、乾燥塗膜にひび割れを発生させることができ、表面が傷つき難く、土壁意匠性が良い。
請求項6の発明は、JISA6909に規定される合成樹脂エマルジョン系仕上塗材がアクリル樹脂系エマルジョンからなることを特徴とする請求項4乃至5のいずれかに記載の水系塗材組成物であり、請求項4或いは5の効果に、密着性に優れ、塗膜物性が良いことが加わる。
請求項7の発明は、JISA6909に規定される合成樹脂エマルジョン系仕上塗材で凹凸を有する塗膜形成後、請求項1乃至6いずれか記載の水系塗材組成物を塗布することを特徴とする壁面施工方法であり、土壁様の風合いを有し、調湿性を有し、下地の動きに追従でき、耐久性のある壁構造となる。
請求項8の発明は、請求項7記載の壁面施工方法で形成されることを特徴とする壁構造であり、土壁様の風合いを有し、調湿性を有し、下地の経時変化等による動きに追従し、壁の機能を損する割れの生じることがない。
本発明は上記水系塗材組成物により、土壁の風合いを有し、調湿性を有し、土壁の風合いと共にひび割れを発生させ、土壁風でしかも経時変化でも、壁の機能を損する割れを生じることのない自然の風合いの意匠壁となり、また水系塗材の従来の意匠を組み合わせることにより、多様的な意匠を表現できる。
本発明は土壁の風合い、吸放湿性を有し、耐震壁構造に対応し、施工時の下地の組み付けにも対応できるものである。従来の土壁は、工期が長く、職人の経験によるものが多く、現在の建築には対応し難い。現在の内装は在来工法、ツーバイフォー工法等でも、下地に石膏ボードが使われることが多く、この下地の組み付けには特段の工夫をしない限り下地素材の動きが目地部に現れ、経時で仕上げ表面に壁の機能を損する割れを生じることとなり、堅牢度と、下地に密着性だけでは十分ではない。通常の施工された下地に対して、JIS A6909に規定されるエマルジョン系塗材を下地材として塗布し、本発明の水系塗材組成物を塗布することにより、経時変化による壁の機能を損する割れを生じない、土壁の意匠、機能を有した壁構造の発明に至った。合成樹脂エマルジョン、粘土、シルト、砂、個々の性質の組み合わせによるもので、ひび割れ等の意匠、土壁の質感意匠、壁構造としての耐久性、傷に対する抵抗力を有するもので、下に各組成、方法等について記す。
合成樹脂系エマルジョン
合成樹脂系エマルジョンは、アクリル酸エステル共重合系樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン・酢酸ビニル系樹脂、酢酸ビニル・アクリル酸エステル系樹脂、エチレン・塩化ビニル系樹脂、シリコン変性アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等の樹脂エマルジョンが使用でき、成膜助剤無添加で、施工時温度以下の成膜温度を持つか、成膜助剤の添加により、実施条件で成膜条件を達成すれば、良い。これらには架橋タイプ、粉末型のエマルジョン等であっても使用できる。このうちアクリル酸エステル共重合系樹脂等のアクリル樹脂系エマルジョンが塗材乾燥後の塗膜物性がよく、好ましい。成膜助剤としてはテキサノール等が挙げられる。合成樹脂の固形分としては成膜助剤も含む。
土壁用土
土壁用土は淡路土、浅黄土、黄土、白土、京錆土など一般的に土壁に使用される左官用土であり、これに準じたものも使用可能である。
粘土・シルト・砂
粘土、シルト、砂は日本統一土質分類等で分類に準じ、粒径で分類する。粘土は5μm未満であり、透水性が低く、保水時に粘着力を示すものであるが、粒径で分類する。天然粘土や、クレー、タルク、珪藻土、及びベントナイト等が挙げることができる。また シルトは5〜75μmであり、上記土壁用土には、粘土、シルト、砂を含有する。炭酸カルシウム粉、珪石粉、寒水石粉等は粉砕程度に応じて、粒径により、シルト、砂の分類となる。
砂は、天然川砂、みじん砂、珪砂、炭酸カルシウム粉、寒水石粉、各種粉砕粉等、75μ〜1.5mmの粒状物とする。
水系塗材組成物の形態
本発明の効果を得るための水系塗材組成物の形態は、揮発成分を除いた重量を100重量%として、合成樹脂系エマルジョンの固形分2〜12重量%、粘土およびシルト(土壁用土)25〜35重量%、砂55〜73重量%が好ましく、このうちひび割れを生じるには前記と同じ固形分を100重量%として、合成樹脂系エマルジョンの固形分として 6〜12重量%、粘土およびシルト(土壁用土)26〜35重量%、砂55〜65重量%が好ましい。市販の水系塗材、JISA6909に規定される合成樹脂エマルジョン系仕上塗材に、粘土、シルト、砂を添加しても良い。塗材、塗料には、隠蔽性、着色を目的として、酸化チタン、体質顔料等が用いられるが、粒径に応じて、添加量を調整する。前記、水系塗材を用いる場合は、土壁用土と砂を添加しても良い。前記水系塗材の例として、アイカ工業(株)製アイカジョリパットJP−100、JQ−650(いずれも商品名)などが挙げられる。
施工方法
モルタル、石膏ボード、合板等に、必要に応じて、シーラーを塗布する。乾燥後本発明の水系塗材組成物の下地となる下塗り材を塗布する。下塗り材はJISA6909に規定する外装薄塗材E、可とう形外装薄塗材E、内装薄塗材E、外装厚塗材E、内装厚塗材E等の合成樹脂エマルジョン系仕上塗材で、塗布時に塗布具にて、凹凸を付与するか或いは粗めの砂(0.5〜2.5mm)にて、表面を均一に凹凸ができる様にする。この凹凸の大小、密度は添加する前記砂の大きさ、添加量により変えることができる。これにより、付着力の向上、下地材の強度向上均質化、ひび割れを均一化、望みにより形状を変化させる。この砂の種類に制限は無いが、塗布具の摩耗、粒径が揃っていること、入手性等で、寒水石が好ましい。添加量は、塗材に対して同重量部以下が好ましい。この下塗り材は1.0kg/m以上必要で、少ないとゼロスパン、すなわち、実使用のクラック(割れ)が発生し易い。この下塗り材乾燥後、本発明の水系塗材組成物を所望意匠に応じて、所定塗布厚コテ仕上げする。この下塗り材は耐水性、非透水性を賄っており、ひび割れによる壁性能の低下は無い。この仕上げ材となる水系塗材組成物は2.0kg/m以上塗布することでJISA6909に規定される吸放湿性70以上となる。
意匠材料として、土壁で、補強用、割れ防止用に用いられるすさ、すなわち、藁すさ、紙すさ、麻すさ等も意匠上用いることができる。すさの長さ、素材の性質から、割れに及ぼす影響は千種万様であるが、本発明と組み合わせて、天然素材のもつ、安らぎを演出する意匠を創生できる。
塗材配合例
アクロナールYJ−1701D(商品名、BASFディスパージョン(株)製、アクリル樹脂系エマルジョン、固形分55%、MFT20℃)25重量部、造膜助剤としてテキサノールCS−12(チッソ(株)製)1.5重量部、炭酸カルシウム粉(平均粒径25μm)10重量部、硅石粉(平均粒径150μm)46重量部、チタン白(酸化チタン、顔料)3.5部、水14重量部を配合し、混合撹拌し、水系塗材Aとした。この塗材AはJISA6909外装薄塗材Eに適応される仕様を満足できる。
以下 前記 水系塗材Aを用いて、実施例1〜6、比較例1、2の配合をし、これらの評価結果を表1に示した。
塗材Aを30重量部、土壁用土として、白土(近畿壁材工業(株)製)22重量部、砂として、川砂5号(中内建材店製)15重量部、寒水石5厘((株)カルファイン製1.5mm)15重量部、水18重量部を配合して、実施例1の水系塗材組成物とした。
塗材Aを32重量部、土壁用土として、白土(近畿壁材工業(株)製)16重量部、砂として、川砂5号(中内建材店製)16重量部、寒水石5厘((株)カルファイン製1.5mm)16重量部、藁すさ(中塗すさ、(株)ヤブ原製)0.3重量部、水19.7重量部を配合して、実施例2の水系塗材組成物とした。
塗材Aを42重量部、土壁用土として、白土(近畿壁材工業(株)製)14重量部、砂として、川砂5号(中内建材店製)14重量部、寒水石5厘((株)カルファイン製1.5mm)14重量部、水16重量部を配合して、実施例3の水系塗材組成物とした。
塗材Aを48重量部、土壁用土として、白土(近畿壁材工業(株)製)12重量部、砂として、川砂5号(中内建材店製)12重量部、寒水石5厘((株)カルファイン製1.5mm)12重量部、水15.7重量部を配合して、実施例4の水系塗材組成物とした。
塗材Aを13重量部、土壁用土として、白土(近畿壁材工業(株)製)19重量部、砂として、みじん砂(中内建材店製)52重量部、藁すさ(中塗すさ、(株)ヤブ原製)0.3重量部、水15.7重量部を配合して、実施例5の水系塗材組成物とした。
塗材Aを31重量部、土壁用土として、白土(近畿壁材工業(株)製)16重量部、砂として、みじん砂(中内建材店製)41重量部、藁すさ(中塗すさ、(株)ヤブ原製)0.3重量部、水11.7重量部を配合して、実施例6の水系塗材組成物とした。
比較例1
塗材Aを54重量部、土壁用土として、白土(近畿壁材工業(株)製)8重量部、砂として、川砂5号(中内建材店製)11重量部、寒水石5厘((株)カルファイン製1.5mm)14重量部、水13重量部を配合して、比較例1の水系塗材組成物とした。
比較例2
塗材Aを無配合とし、土壁用土として、白土(近畿壁材工業(株)製)14重量部、砂として、みじん砂(中内建材店製)57重量部、水29重量部を配合して、比較例2の水系塗材組成物とした。
その他比較例
実施例1〜6の表1の結果は下塗り材として水系塗材Aを塗布したものであるが、これを塗布しないものはゼロスパン0.1以下となった。また 実施例の代わりに塗材Aのみを塗布したものの、調湿性すなわちJISA6909(建築用仕上塗材)に規定の吸放湿性試験の結果は25以下であった。
評価方法
外観評価:25℃にて、無風室内にて実験を行った。1m角の石膏ボードにジョリパットシーラーJS−500(アイカ工業(株)製アクリル樹脂エマルジョン系、商品名)を塗布して乾燥させ、水系塗材A100重量部に寒水石3厘((株)カルファイン製1.0mm)50重量部を配合したものを1.5kg/m塗布乾燥した。これに実施例1〜6、比較例1、2の水系塗材組成物を2kg/m塗布し、自然乾燥した。
ひび割れ意匠:塗布後の外観を評価した。1mの距離から観察し、ひび割れが確認でき、全体の均一性のあるものを○、ひび割れが確認できないか、均一性がないものを×とした。
土壁意匠:ひび割れ意匠と同じく観察し、土壁風合いが全体にあるものを○、一部でも、合成樹脂エマルジョン塗材の風合いを持つものを×とした。
付着強さ:JISA6909(建築仕上塗材)に準拠し、標準状態の付着強さ試験を実施した。試験体は70×70mmのモルタル板に実施例・比較例の塗材を塗布したものを23℃、相対湿度65%で14日間養生したものを試験体とし、上部引張り用鋼製ジグを接着し測定を行なった。荷重速度は1500N/minで引張り、最大引張荷重を測定し、付着強さ(単位:N/mm)を算出した。
モルタル板は基板は、JISR5201の10.4(供試体の作り方)に規定する方法によって調製したモルタルを、内のり寸法70×70×20mmの金属製型枠を用いて成形し、温度20±2℃、湿度80%以上の状態で24時間静置した後、脱型し、その後6日間20±2℃の水中で養生し、更に7日間以上養生室で静置した後、JIS R6252に規定する150番研磨紙を用いて成形時の下面を十分に研磨したものとする。
ゼロスパン:70mm×70mm×6mmスレート基材を突き合わせ、その上に実施例、比較例の処方で、塗布し、23℃、相対湿度50%で14日間静置後万能試験機にて測定を行った。引張り速度は2mm/minで引張り、ひび割れ部分以外で新たに割れを発生した時の距離或いはひび割れ部で下地から表面に及ぶ割れが発生した時の距離をゼロスパン距離(単位:mm)とした。距離とは図4 符号2の突き合わせ面が、初期値0mmから、引っ張りに応じて移動した距離である。評価として ゼロスパン距離が0.4mm以上のものを○、それ以外のものを×とした。
調湿性:JISA6909(建築用仕上塗材)に規定の吸放湿性試験に基づき、吸放湿量を測定した。基板として、厚さ9.5mmで、大きさが300mm×300mmの石膏ボードに外観評価と同じく実施例・比較例の塗材組成物を塗布し、養生室に12日間静置した後、裏面及び4側面をエポキシ樹脂接着剤で塗り包み、温度23±2℃、湿度45±5%の恒温恒湿器に48時間静置したものを試験体とする。
試験の測定手順は、あらかじめ試験体の質量を測定し、温度23±2℃、湿度45±5%の恒温恒湿器に24時間静置した後、質量を測定する。その後温度23±2℃、湿度90±5%の恒温恒湿器に24時間静置した後、質量を測定する。このサイクルを2サイクル行い、これら試験体の吸放湿量をJISA6909に規定の吸放湿性試験の試験手順により算出した。(数値は平均1変化あたりg/mに換算したもの)
評価として 内装薄塗材、内装厚塗材の調湿形の規格である吸放湿性g/m吸放湿量70以上を満たすものを○、満たさないものを×とする。
実施例2のマイクロスコープ50倍代用写真である。 実施例6のマイクロスコープ50倍代用写真である。 塗材Aのみを塗布したものののマイクロスコープ50倍代用写真である。 ゼロスパンの説明図
符号の説明
1 塗材層
2 突き合わせ面
3 下地(石膏ボード)
4 万能試験機つかみ具

Claims (8)

  1. 合成樹脂エマルジョン、粘土、シルト、砂、水からなることを特徴とする水系塗材組成物。
  2. 塗布乾燥後、ひび割れが生じることを特徴とする請求項1記載の水系塗材組成物。
  3. 合成樹脂エマルジョンがアクリル樹脂系エマルジョンであることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の水系塗材組成物。
  4. JISA6909に規定される合成樹脂エマルジョン系仕上塗材と土壁用土、砂、水からなることを特徴とする水系塗材組成物。
  5. 塗布乾燥後、ひび割れが生じることを特徴とする請求項4記載の水系塗材組成物。
  6. JISA6909に規定される合成樹脂エマルジョン系仕上塗材がアクリル樹脂系エマルジョンからなることを特徴とする請求項4乃至5のいずれかに記載の水系塗材組成物。
  7. JISA6909に規定される合成樹脂エマルジョン系仕上塗材で凹凸を有する塗膜形成後、請求項1乃至6いずれか記載の水系塗材組成物を塗布することを特徴とする壁面施工方法。
  8. 請求項7記載の壁面施工方法で形成されることを特徴とする壁構造。
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