JP2007248052A - 寝室用光覚醒システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】寝室10には2つのベッド11,12が横に並べて設置されている。また、寝室10の壁面には、目覚ましタイマの設定機能などを有する設定装置13が設置されている。プロジェクタ装置15はベッド11,12の上方に取り付けられており、このプロジェクタ装置15によって映画等の鑑賞が可能となっている。また、プロジェクタ装置15は、ベッド11,12で就寝中のユーザを目覚めさせる目覚まし機能(光覚醒機能)を有する。光覚醒を行う場合には、プロジェクタ装置15の光軸方向を変更し、下方へ向けて光を照射させるようにする。これにより、就寝中のユーザの頭部に向けて光を照射し、その光によってユーザを目覚めさせることができるようになっている。
【選択図】 図1
Description
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、住宅内に設けられた寝室の概略構成を示す図である。この寝室はホームシアターを兼ねるものとなっており、寝室内において就寝できる他、映画やビデオ画像などの各種映像を鑑賞できるようになっている。なお図1において、(a)は寝室10の平面図、(b)は寝室10の正面図である。
上記実施の形態では、プロジェクタ装置15によりユーザの頭部に各々光照射を行うことでユーザを個別に目覚めさせる(覚醒させる)ようにしていたが、本実施の形態では、映像再生装置により所定の目覚まし用映像ソフトを再生し、その再生映像をプロジェクタ装置15によりユーザの頭部に投射することでユーザを個別に目覚めさせる(覚醒させる)こととする。この場合、複数の目覚まし用映像ソフトを映像再生装置のメモリ(ハードディスク等)に登録しておき、その映像ソフトを選択的に再生する。又は、目覚まし用映像ソフトが記憶された記憶媒体を映像再生装置にセットし、それを再生する。
(1)ユーザAが先、ユーザBが後に起床し、そのずれ時間が60分の場合に使用する映像ソフト(タイトル名:「A+60分」)。
(2)ユーザBが先、ユーザAが後に起床し、そのずれ時間が30分の場合に使用する映像ソフト(タイトル名:「B+30分」)。
(3)ユーザA,Bが同時に起床する場合に使用する映像ソフト(タイトル名:「AアンドB」)。
(4)ユーザAのみを起床させる場合に使用する映像ソフト(タイトル名:「Aオンリー」)。
本実施の形態では、寝室内に吊り天井である天蓋を設けるとともに、その天蓋に光源手段を組み込んだ構成について説明する。図11は、寝室内に設置したベッド及び天蓋を示す。
本実施の形態では、複数の人が同時に寝ることのできる寝具装置においてユーザの個別覚醒を実現するものである。図18及び図19に、ダブルベッドに個別覚醒機能を付加した具体例を示す。図18はベッド全体の構成を示す図であり、図19はヘッドボードの構成を示す正面図である(ベッド上のユーザから見た図であり、特にベッド上の枕よりも上方となる部位について示している)。
本実施の形態では、ベッド上で用いる枕に光覚醒機能を付加し、その光覚醒によりユーザを覚醒させるものである。図22は、光覚醒機能を有する目覚まし枕160の全体構成を示す一部破断斜視図である。
Claims (25)
- 建物内の寝室に設けられる寝室用光覚醒システムであり、
特定の領域又は特定の方向に光を照射する光源手段と、
ユーザの操作入力に応じて起床時刻と起床対象者とを設定する設定手段と、
前記起床時刻に対応する時刻において前記光源手段を作動させ、その時の起床対象者に対して光照射を行う光照射実行手段と、
を備えたことを特徴とする寝室用光覚醒システム。 - 映像を投射可能なプロジェクタ装置を設置した寝室に適用され、
前記光照射実行手段は、前記プロジェクタ装置を前記光源手段として利用して前記光照射を実行することを特徴とする請求項1に記載の寝室用光覚醒システム。 - 前記プロジェクタ装置による光照射範囲を前記起床対象者に合わせて変更することを特徴とする請求項2に記載の寝室用光覚醒システム。
- 前記光照射実行手段は、前記プロジェクタ装置による照射光の強さを前記起床時刻を基準として所定の態様で調整することを特徴とする請求項2又は3に記載の寝室用光覚醒システム。
- 前記光照射実行手段は、前記起床時刻よりも前に前記プロジェクタ装置による光照射を開始し、その後起床時刻に至った時に照射光の強さが最大となるよう照射光の強さを徐々に大きくすることを特徴とする請求項4に記載の寝室用光覚醒システム。
- 生体センサ等の計測情報を用いて起床対象者の睡眠状態を判定する手段を備え、
前記光照射実行手段は、前記光照射を行う際、前記起床対象者の睡眠状態に応じて前記プロジェクタ装置による照射光の強さを調整することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の寝室用光覚醒システム。 - 映像ソフトを再生する再生装置を備え、該再生装置により再生した映像を前記プロジェクタ装置により投射する構成において、
前記光照射実行手段は、前記再生映像をプロジェクタ装置により起床対象者に投射することで前記光照射を実行することを特徴とする請求項2に記載の寝室用光覚醒システム。 - 複数の起床対象者の起床順序、及び起床時刻の時間差に応じて個別に映像ソフトを用意しておき、
前記光照射実行手段は、寝室内で寝ている人の各々の起床時刻に対応する前記映像ソフトを再生して前記光照射を実行することを特徴とする請求項7に記載の寝室用光覚醒システム。 - 前記映像ソフトは、寝室内で寝ている人を各々含む領域ごとに照度調整された映像を記憶したものであり、その再生映像は、その時々の起床対象者を覚醒させる際に、該当する領域を明るくし、それ以外の領域を暗くするものであることを特徴とする請求項7又は8に記載の寝室用光覚醒システム。
- 前記映像ソフトは、再生映像が徐々に明るくなる第1シーンと、その後最大照度となる第2シーンとを有するものであり、
前記光照射実行手段は、前記起床時刻よりも前に前記第1シーンが再生され、その後起床時刻に至った時に前記第2シーンが再生されるよう前記再生装置による映像ソフトの再生を実行することを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の寝室用光覚醒システム。 - 前記プロジェクタ装置の光軸方向を変更する光軸可変機能を備え、
前記光照射実行手段は、ユーザが指定する映像をスクリーン部に投射する映像鑑賞モードと、ユーザの起床時に光照射を行う覚醒モードとで前記プロジェクタ装置の光軸方向を変更することを特徴とする請求項2乃至10のいずれかに記載の寝室用光覚醒システム。 - 寝室内のユーザの睡眠状態を判定する睡眠状態判定手段を備え、
前記光照射実行手段は、前記睡眠状態判定手段により判定したユーザの睡眠状態に応じて前記映像鑑賞モードから前記覚醒モードへの変更を実行することを特徴とする請求項11に記載の寝室用光覚醒システム。 - 前記睡眠状態判定手段は、人体センサの検出信号に基づいてユーザの睡眠状態を判定することを特徴とする請求項12に記載の寝室用光覚醒システム。
- 複数の人が就寝するための1又は複数のベッドを設置した寝室に適用され、該ベッド上に寝ている人の上方より光照射可能となるよう前記光源手段を設置したことを特徴とする請求項1に記載の寝室用光覚醒システム。
- 複数の人が就寝するための1又は複数のベッドを設置するとともに、該ベッドの上方に天蓋を設置した寝室に適用され、その天蓋に前記光源手段を設置したことを特徴とする請求項1に記載の寝室用光覚醒システム。
- 前記天蓋を上下方向に変位させるための駆動機構を備えたことを特徴とする請求項15に記載の寝室用光覚醒システム。
- 前記ベッド上に寝ている人を検知する人検知センサを有し、
前記光照射実行手段は、前記人検知センサの検知結果に応じて前記光源手段の光照射方向を可変とすることを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の寝室用光覚醒システム。 - 前記ベッド上で用いる枕に、ユーザの頭部位置を検知する頭部検知センサを設け、
前記光照射実行手段は、前記頭部検知センサの検知結果に応じて前記光源手段の光照射方向を可変とすることを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の寝室用光覚醒システム。 - 前記枕は複数の人が共用する長枕であり、当該枕を共用する人ごとに系統分けして前記頭部検知センサを設けたことを特徴とする請求項18に記載の寝室用光覚醒システム。
- 寝室で使用する枕の内部に前記光源手段を収納し、枕本体に設けた光透過孔を通じて前記光源手段の照射光を外部に放射させることを特徴とする請求項1に記載の寝室用光覚醒システム。
- 前記枕において、ユーザの頭部を載置するための頭部載置面に前記光透過孔を開口させ、その頭部載置面を発光面としたことを特徴とする請求項20に記載の寝室用光覚醒システム。
- 前記枕に人検知センサを設置し、
前記光照射実行手段は、前記人検知センサの検知結果に基づいて前記光照射を実行することを特徴とする請求項20又は21に記載の寝室用光覚醒システム。 - 前記光照射実行手段は、前記光源手段による照射光の強さを前記起床時刻を基準として所定の態様で調整することを特徴とする請求項14乃至22のいずれかに記載の寝室用光覚醒システム。
- 前記光照射実行手段は、前記起床時刻よりも前に前記光源手段による光照射を開始し、その後起床時刻に至った時に照射光の強さが最大となるよう照射光の強さを徐々に大きくすることを特徴とする請求項23に記載の寝室用光覚醒システム。
- 生体センサ等の計測情報を用いて起床対象者の睡眠状態を判定する手段を備え、
前記光照射実行手段は、前記光照射を行う際、前記起床対象者の睡眠状態に応じて前記光源手段による照射光の強さを調整することを特徴とする請求項14乃至24のいずれかに記載の寝室用光覚醒システム。
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