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JP2007183068A - 貫流式排熱回収ボイラ - Google Patents

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Abstract

【課題】排熱回収ボイラにおける汽水分離器直前の高圧二次蒸発器入口の汽水混合割合及び高圧二次蒸発器出口の過熱度を広運用域で適正に維持すること。
【解決手段】排ガスの流れに沿って高圧二次蒸発器6と高圧一次蒸発器3を設置し、高圧一次蒸発器3出口の汽水混合流が導入された高圧二次蒸発器6の出口に汽水分離器7を設置した貫流式排熱回収ボイラにおいて、高圧一次蒸発器3の後流側に設けられた高圧節炭器2,1の出口、高圧節炭器の中間位置、または高圧節炭器の入口の給水の一部を高圧一次蒸発器3の出口にバイパスするバイパスライン10を設置し、バイパスライン10のバイパス流量を調整することにより、高圧二次蒸発器6入口での蒸気含有量と高圧二次蒸発器6出口での過熱度を適正値に維持する(または最適値にする)構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンバインドサイクル発電設備に係り、大容量で高効率化に好適な貫流式排熱回収ボイラに関する。
まず、一般的なコンバインドサイクル発電設備のプラント構成について、図5と図6を参照して説明する。図5は本発明の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラが適用される一軸構成のプラント概要を示す図である。図6は本発明の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラが適用される多軸構成のプラント概要を示す図である。
ガスタービン13では天然ガス等の燃焼により発電を行い、高温のガスタービン排ガスは排熱回収ボイラ14に送られる。排熱回収ボイラ14では排ガスからの熱回収により給水が蒸気に変換され、発生した蒸気は蒸気タービン15に送られて発電を行う。この際、図5に示すように、ガスタービン13、蒸気タービン15、発電機16それぞれ1台が同軸で接続され、排熱回収ボイラ14が1台設置された一軸システムが従来知られている。また、図6に示すように、2台以上のガスタービン13及び排熱回収ボイラ14に1台の蒸気タービン15が組み合わされ、それぞれに発電機16,17が設置された多軸システムがある。多軸システムでは排熱回収ボイラ14から蒸気タービン15に送られる蒸気量がガスタービン負荷だけでなく運転台数によっても変化することから一軸システムに比べて、蒸気システムでの運用範囲が広くなる。
図7は従来の貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムを示すブロック図である(例えば、特許文献1を参照)。図8は図7に示す貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムの配置構成を示す図である。図7と図8において、排ガス前流側に高圧二次蒸発器6、後流側に高圧一次蒸発器3を設備し、高圧二次蒸発器6入口の汽水混合流を高圧二次蒸発器6に導入し、高圧二次蒸発器6の出口に汽水分離器7を設けている。高圧節炭器1,2で加熱された給水は高圧一次蒸発器3に送られ、一部が蒸気に変換される。汽水混合流体となった高圧一次蒸発器3出口の流体は分配器4、分配管5を経て高圧二次蒸発器6に送られ、全て蒸気へと変換され、汽水分離器17を経由して高圧過熱器9へと送られる。貫流式排熱回収ボイラは急速起動や急速応答などに有効である。
排熱回収ボイラでは、助燃バーナ12を設置し発生蒸気量を増やし蒸気タービン出力を増加させることがある。助燃バーナ12を設置することにより排ガス温度を上昇させ、ほぼ同じ寸法及び伝熱面積の排熱回収ボイラを用いて蒸気の発生量を増やし、蒸気タービン出力を増加させることが可能となるため、電力のピーク需要への対応手段として有効である。
助燃バーナ12は、通常、高圧蒸発器よりガス前流側の高圧過熱器9または再熱器の中間、あるいは排熱回収ボイラの入口に設置され、排ガス温度のみを上昇させる。そのため、蒸気量増加に伴い蒸気タービンの運用範囲が広がるだけでなく、排熱回収ボイラ内での排ガス特性が変化することから、二次蒸発器6入口での汽水混合割合や二次蒸発器6出口の過熱度の変化幅が大きく広がることとなる。なお、図8で汽水分離器7が2個図示されているが、前流側の汽水分離器は高圧系のものであり、後流側のそれは中圧系のものである。
特表2001−505645号公報
従来技術として図7及び図8に示したような貫流式排熱回収ボイラにおいて、高圧一次蒸発器3及び高圧二次蒸発器6の分割に当たっては、高圧二次蒸発器6入口における汽水混合割合を通常50%から70%程度になるように設定し、高圧二次蒸発器6出口の過熱度は通常20℃から50℃程度になるように設計する。運転時には高圧二次蒸発器6出口の過熱度を監視し(図9における横軸の二次蒸発器入口側とその入口側での縦軸の過熱度を参照)、設定温度になるように給水流量を制御する。その際、高圧二次蒸発器6入口における汽水混合割合は設計の範囲内で運用されることとなる。
しかし、ガスタービン13の負荷の高低に伴うガスタービンからの排ガスの流量と温度の傾向によっては、高圧二次蒸発器6入口における汽水混合割合及び高圧二次蒸発器6出口の過熱度は上述した適正値を外れる傾向となり、特に図6に示すような多軸システム及び図8に示すような助燃付の貫流式排熱回収ボイラでは、適正値を外れる傾向が一層顕著になる。
本発明の目的は、前記課題である高圧二次蒸発器入口における汽水混合割合及び高圧二次蒸発器出口の過熱度を広運用域で適正に維持する排熱回収ボイラを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
排ガスの流れに沿って高圧二次蒸発器と高圧一次蒸発器を設置し、前記高圧二次蒸発器の入口には前記高圧一次蒸発器出口の汽水混合流が導入され、前記高圧二次蒸発器の出口には汽水分離器が設置された貫流式排熱回収ボイラにおいて、
前記高圧一次蒸発器の後流側に設けられた高圧節炭器の出口、高圧節炭器の中間位置、または高圧節炭器の入口の給水の一部を前記高圧一次蒸発器の出口にバイパスするバイパスラインを設置し、
前記バイパスラインのバイパス流量を調整することにより、前記高圧二次蒸発器入口での蒸気含有量と前記高圧二次蒸発器出口での過熱度を適正値に維持する(または最適値にする)構成とする。
また、貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記高圧二次蒸発器の前流側に前記排ガスの熱量を補う助燃装置を設け、前記助燃装置の稼働によって、前記高圧二次蒸発器と前記高圧一次蒸発器における蒸発量を増加させる構成とする。さらに、貫流式排熱回収ボイラにおいて、前記助燃装置の助燃量と前記排ガスの供給元であるガスタービンの負荷量とに基づいて、前記バイパスライン上の流量調整弁を制御する構成とする。
本発明によると、一次蒸発器出口に給水の一部をバイパスし調整することにより、二次蒸発器入口の蒸気含有率および二次蒸発器出口の過熱度を貫流式排熱ボイラに適切な割合に維持することができる。
本発明の実施形態に係る貫流式排熱式回収ボイラについて、図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムの構成例を示すブロック図である。図2は本実施形態に関する高圧一次蒸発器と高圧二次蒸発器における吸収熱量特性を示す図である。図3は本実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムの他の構成例を示すブロック図である。図4は本実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムの更に他の構成例を示すブロック図である。
また、図5は本発明の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラが適用される一軸構成のプラント概要を示す図である。図6は本発明の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラが適用される多軸構成のプラント概要を示す図である。図9は従来技術(給水流量制御)に関する高圧一次蒸発器と高圧二次蒸発器における吸収熱量特性を示す説明図である。
図面において、1は高圧節炭器、2は高圧節炭器、3は高圧一次蒸発器、4は分配器、5は分配管、6は高圧二次蒸発器、7は汽水分離器、8は汽水分離器ドレンタクンク、9は高圧過熱器、10は給水バイパスライン、11はバイパス給水調整弁、12はダクトバーナ、13はガスタービン、14は排熱回収ボイラ、15は蒸気タービン、16は蒸気タービン発電機、17はガスタービン発電機、をそれぞれ表す。
まず始めに、本発明の実施形態に係る貫流式排熱式回収ボイラについての沿革、概要及び機能を説明する。図5を参照すると、ガスタービン13の排ガスから熱を回収し蒸気を発生しその蒸気で以って蒸気タービン15を駆動して発電するいわゆるコンバインドサイクル発電設備において、ガスタービン13の排ガスから熱を回収する設備として排熱回収ボイラ14が設置されるが、コンバインド発電設備の特徴を生かし、急速起動停止運用による起動損失低減、蒸気条件の高級化による発電効率向上策として貫流式の排熱回収ボイラが採用される。また、大型のコンバインドサイクル発電設備ではこの排熱回収ボイラの蒸気系統を高圧系、中圧再熱系、低圧系の3系統で構成し排熱回収の効率向上を図っている。この様な再熱三重圧方式で貫流式を構成した場合、蒸発器の構成は貫流式の設計上、一次蒸発器と二次蒸発器の組み合わせとなる。
排ガス前流側に二次蒸発器、後流側に一次蒸発器を設備し、一次蒸発器出口の汽水混合流を二次蒸発器に導入し、二次蒸発器の出口に汽水分離器を設備する。その際、二次蒸発器の出口の温度については過熱度を一定の温度内で維持し続けることが求められる。また、二次蒸発器入口での蒸気含有率についても安定した管内流動を維持するため一定の範囲内で運用する必要がある。そこで、本実施形態では、高圧節炭器出口の給水の一部を高圧一次蒸発器出口にバイパスするラインを設置し、バイパス流量を調整することにより二次蒸発器入口での蒸気含有率を調整することを特徴の1つとする。バイパス流量の調整用給水の取り出し位置は高圧節炭器の中間位置または入口でも同様の効果が得られる。
このように、二次蒸発器入口での蒸気含有率を最適な値に調整可能とするとともに、二次蒸発器出口の過熱度を最適な値とすることができる。排熱回収ボイラとして貫流式を採用する場合、貫流式の利点から高圧系のみ、或いは高圧系と中圧系の2系統の場合が多い。本発明の実施形態は、プラント出力の運用範囲が比較的広い、または助燃付きの排熱回収ボイラ及び多軸方式のコンバインドサイクルプラントに対し特に有効である。
図1には本実施形態に関する排熱回収ボイラ高圧系システムの構成例を示す。ガスタービン13からの排ガスは、熱交換部を形成する高圧過熱器9、高圧二次蒸発器6、高圧一次蒸発器3、高圧節炭器1および高圧節炭器2において熱交換される。高圧給水は高圧節炭器1,2で加熱された後、高圧一次蒸発器で50%から70%程度蒸気に変換される。その汽水混合流体は、連絡管で分配器4に供給され、分配器4で蒸気含有率を均等にされた後、分配管5を経由して高圧二次蒸発器6に導入され、過熱度20℃から50℃程度まで過熱されて汽水分配器7で汽水分離の後、高圧過熱器9に供給される。
ここで、高圧一次蒸発器3と高圧二次蒸発器6の出口の蒸気の状態は、上述した汽水混合比および過熱度の状態にあるのが好ましいが、ガスタービンの負荷あるいは助燃の量によっては運用全域において適切な状態にすることが困難になる場合がある。そこで、本実施形態では、高圧節炭器出口より給水の一部を抜出し高圧一次蒸発器出口に混入させるバイパスライン10を設置し、ガスタービンの負荷、助燃量によってバイパスライン上のバイパス流量調整弁11を操作することにより、高圧二次蒸発器6入口の蒸気含有率および高圧二次蒸発器6出口の過熱度を最適な値に制御する。
図2にガスタービン100%負荷とさらに助燃をした場合の特性の例を示す。一方、本実施形態のようなバイパスライン10を設けることなく給水バイパス調節によらない場合(従来技術)は、図9に示す特性となる。図9によると、助燃時において、二次蒸発器入口(横軸の中央部)の蒸気含有率は、非助燃時に比べて高くなっており、さらに、二次蒸発器出口(横軸の左端部)の過熱度は非助燃時に比べて高くなっている。これを改善するために図7に示す従来技術では給水流量を調整していた。
これに対して、図2に示すように本実施形態では、高圧節炭器2から高圧一次蒸発器3出口への給水バイパスにより、高圧二次蒸発器入口の蒸気含有率を非助燃時の状態近くに減じ(図2の破線を参照)、さらに高圧二次蒸発器出口の過熱度についても非助燃時の状態を維持することができる。図2によると、高圧一次蒸発器3の出口に高圧節炭器2からの水を、一次蒸発器6をバイパスして給水するので、助燃時においても高圧一次蒸発器3出口での汽水混合割合(蒸気含有率)が低減することを表している。同様に、高圧二次蒸発器6の出口における過熱度をみても、助燃時において設計範囲内に収まるようになる。また、中圧系システムについても上述した高圧系システムと同様である。低圧系システムでは貫流式の利点がないので自然循環式を採用するのが通常である。
また、図3は図1に示す構成例に対して、給水バイパスの抜出し位置を高圧節炭器の中間位置にしたものである。さらに、図4は前述の図3に示す給水バイパスの抜出し位置を高圧節炭器1の入口にする構成例である。
さらに、図6は本発明の実施形態に係る貫流式排熱式回収ボイラが、2軸で構成する多軸コンバインドサイクル発電設備に適用されたプラント構成例である。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る排熱回収ボイラでは、次のような構成を備え機能乃至作用を奏することを特徴とするものである。すなわち、排ガス前流側に高圧二次蒸発器、その後流側に高圧一次蒸発器を設備し、高圧一次蒸発器出口の汽水混合流を高圧二次蒸発器に導入し高圧二次蒸発器の出口に汽水分離器を設備した貫流式排熱回収ボイラにおいて、高圧節炭器出口の給水の一部を高圧一次蒸発器出口にバイパスするラインを設置し、バイパス流量を調整することで高圧二次蒸発器入口の蒸気含有率を最適な値に調整するとともに、二次蒸発器出口の加熱度を最適な値にする。また、高圧一次蒸発器出口にバイパスする給水の取り出し位置については、高圧節炭器中間あるいは高圧節炭器入口としてもよい。
このような構成を採用することによって、本実施形態においては、例えば、助燃によって高圧二次蒸発器と高圧一次蒸発器の吸収熱量の増加があった場合においても、高圧節炭器から給水の一部を高圧一次蒸発器出口にバイパスできるラインを設けてバイパス水量を調整することで、図2に示すように、高圧二次蒸発器入口での蒸気含有率および二次蒸発器出口の過熱度を最適な値(適正値)とすることができる。なお、二次蒸発器及び一次蒸発器に限らず、三次以上の最終n次蒸発器を設けて、(n−1)次蒸発器の出口にバイパスライン出口を接続しても良い。
本発明の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態に関する高圧一次蒸発器と高圧二次蒸発器における吸収熱量特性を示す図である。 本実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムの他の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムの更に他の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラが適用される一軸構成のプラント概要を示す図である。 本発明の実施形態に係る貫流式排熱回収ボイラが適用される多軸構成のプラント概要を示す図である。 従来の貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムを示すブロック図である。 図7に示す貫流式排熱回収ボイラにおける高圧系システムの配置構成を示す図である。 従来技術(給水流量制御)に関する高圧一次蒸発器と高圧二次蒸発器における吸収熱量特性を示す説明図である。
符号の説明
1 高圧節炭器
2 高圧節炭器
3 高圧一次蒸発器
4 分配器
5 分配管
6 高圧二次蒸発器
7 汽水分離器
8 汽水分離器ドレンタクンク
9 高圧過熱器
10 給水バイパスライン
11 バイパス給水調整弁
12 ダクトバーナ
13 ガスタービン
14 排熱回収ボイラ
15 蒸気タービン
16 蒸気タービン発電機
17 ガスタービン発電機

Claims (8)

  1. 排ガスの流れに沿って高圧二次蒸発器と高圧一次蒸発器を設置し、前記高圧二次蒸発器の入口には前記高圧一次蒸発器出口の汽水混合流が導入され、前記高圧二次蒸発器の出口には汽水分離器が設置された貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の後流側に設けられた高圧節炭器出口の給水の一部を前記高圧一次蒸発器の出口にバイパスするバイパスラインを設置し、
    前記バイパスラインのバイパス流量を調整することにより、前記高圧二次蒸発器入口での蒸気含有量と前記高圧二次蒸発器出口での過熱度を適正値に維持する
    ことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  2. 排ガスの流れに沿って高圧二次蒸発器と高圧一次蒸発器を設置し、前記高圧二次蒸発器の入口には前記高圧一次蒸発器出口の汽水混合流が導入され、前記高圧二次蒸発器の出口には汽水分離器が設置された貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の後流側に設けられた高圧節炭器の中間位置の給水の一部を前記高圧一次蒸発器の出口にバイパスするバイパスラインを設置し、
    前記バイパスラインのバイパス流量を調整することにより、前記高圧二次蒸発器入口での蒸気含有量と前記高圧二次蒸発器出口での過熱度を適正値に維持する
    ことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  3. 排ガスの流れに沿って高圧二次蒸発器と高圧一次蒸発器を設置し、前記高圧二次蒸発器の入口には前記高圧一次蒸発器出口の汽水混合流が導入され、前記高圧二次蒸発器の出口には汽水分離器が設置された貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の後流側に設けられた高圧節炭器入口の給水の一部を前記高圧一次蒸発器の出口にバイパスするバイパスラインを設置し、
    前記バイパスラインのバイパス流量を調整することにより、前記高圧二次蒸発器入口での蒸気含有量と前記高圧二次蒸発器出口での過熱度を適正値に維持する
    ことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  4. 請求項1,2,または3において、
    前記高圧二次蒸発器の前流側に前記排ガスの熱量を補う助燃装置を設け、
    前記助燃装置の稼働によって、前記高圧二次蒸発器と前記高圧一次蒸発器における蒸発量を増加させる
    ことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  5. 請求項4において、
    前記助燃装置の助燃量と前記排ガスの供給元であるガスタービンの負荷量とに基づいて、前記バイパスライン上の流量調整弁を制御することを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  6. 請求項1,2,または3における前記高圧二次蒸発器、前記高圧一次蒸発器および前記高圧節炭器からなる高圧系蒸気系統に加えて、排ガスの流れに沿って中圧二次蒸発器と中圧一次蒸発器を設置し、前記中圧二次蒸発器の入口には前記中圧一次蒸発器出口の汽水混合流が導入され、前記中圧二次蒸発器の出口には汽水分離器が設置された貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記中圧一次蒸発器の後流側に設けられた中圧節炭器出口、中圧節炭器の中間位置、または中圧節炭器入口の給水の一部を前記中圧一次蒸発器の出口にバイパスするバイパスラインを設置し、
    前記バイパスラインのバイパス流量を調整することにより、前記中圧二次蒸発器入口での蒸気含有量と前記中圧二次蒸発器出口での過熱度を適正値に維持する
    ことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  7. 排ガスの流れに沿って三次以上の高圧n次蒸発器を順に複数の高圧蒸発器を設置し、前記高圧n次蒸発器の入口には前記高圧(n−1)次蒸発器出口の汽水混合流が導入され、前記高圧n次蒸発器の出口には汽水分離器が設置された貫流式排熱回収ボイラにおいて、
    前記高圧一次蒸発器の後流側に設けられた高圧節炭器出口の給水の一部を前記高圧(n−1)次蒸発器の出口にバイパスするバイパスラインを設置し、
    前記バイパスラインのバイパス流量を調整することにより、前記高圧n次蒸発器入口での蒸気含有量と前記高圧n次蒸発器出口での過熱度を適正値に維持する
    ことを特徴とする貫流式排熱回収ボイラ。
  8. 請求項1ないし5のいずれか1つの請求項に記載の貫流式排熱回収ボイラに前記排ガスを供給する少なくとも2系統のガスタービンと、前記貫流式排熱回収ボイラで発生した蒸気を合流させて形成された単一の蒸気タービンと、を備えた多軸発電システム。
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