JP2007071355A - 遊星歯車のピニオン支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ニードルベアリングを介してピニオンを支持したとしても、確実に潤滑可能な遊星歯車のピニオン支持構造を提供すること。
【解決手段】 サンギヤと、リングギヤと、前記サンギヤ及びリングギヤの両方に噛み合うピニオンと、前記サンギヤの外周に複数設けられ、前記ピニオンを支持するピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフトと前記ピニオンとの間に設けられたニードルベアリングと、前記複数のピニオンシャフトを一体に支持するピニオンキャリヤと、を備えた遊星歯車のピニオン支持構造において、前記ニードルベアリングの転動面に、螺旋状の溝を形成した。
【選択図】 図3
【解決手段】 サンギヤと、リングギヤと、前記サンギヤ及びリングギヤの両方に噛み合うピニオンと、前記サンギヤの外周に複数設けられ、前記ピニオンを支持するピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフトと前記ピニオンとの間に設けられたニードルベアリングと、前記複数のピニオンシャフトを一体に支持するピニオンキャリヤと、を備えた遊星歯車のピニオン支持構造において、前記ニードルベアリングの転動面に、螺旋状の溝を形成した。
【選択図】 図3
Description
本発明は、遊星歯車のピニオン支持構造に関し、特に、ニードルベアリングの潤滑構造に関する。
従来、遊星歯車のピニオン支持構造として特許文献1に記載の技術が開示されている。この公報には、ピニオンシャフトとピニオンとの間を、ニードルベアリングにより支持している。
特開平5−44818号公報
しかしながら、ニードルベアリングは、保持器等を備えておらず、高負荷時にはニードルベアリング自体の姿勢を規制できず、ニードルベアリング同士が接触し、摩擦熱等を発生することで接触面の油膜切れが発生する虞があった。また、ニードルベアリング同士の接触により潤滑油の排出性の悪化を招く虞があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、ニードルベアリングを介してピニオンを支持したとしても、確実に潤滑可能な遊星歯車のピニオン支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、サンギヤと、リングギヤと、前記サンギヤ及びリングギヤの両方に噛み合うピニオンと、前記サンギヤの外周に複数設けられ、前記ピニオンを支持するピニオンシャフトと、前記ピニオンシャフトと前記ピニオンとの間に設けられたニードルベアリングと、前記複数のピニオンシャフトを一体に支持するピニオンキャリヤと、を備えた遊星歯車のピニオン支持構造において、前記ニードルベアリングの転動面に、螺旋状の溝を形成したことを特徴とする。
よって、螺旋状の溝に潤滑油を保持することが可能となり、転動面に潤滑油膜を形成しやすくすることができる。また、螺旋状の溝であるため、遠心力等の作用により潤滑油の排出性を向上することが可能となり、潤滑油の保持性と排出性をバランスよく確保することができる。
以下、本発明の遊星歯車のピニオン支持構造を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
図1は実施例1の遊星歯車G1の拡大部分断面図である。遊星歯車G1には、サンギヤ1と、リングギヤ2と、これらサンギヤ1及びリングギヤ2の両方に噛み合うピニオン3と、サンギヤ1の外周に複数設けられ、ピニオン3を支持するピニオンシャフト30と、ピニオンシャフト30とピニオン3との間に設けられたニードルベアリング31と、複数のピニオンシャフト30を一体に支持するピニオンキャリヤ40が設けられている。
ピニオンキャリヤ40は、図1中ピニオン3の右側面においてピニオンシャフト30を固定する円環状の第1キャリヤプレート41と、図1中ピニオン3の左側面においてピニオンシャフト30を固定するとともに図外の回転メンバと連結された円環状の第2キャリヤプレート42から構成されている。
第1キャリヤプレート41には、ピニオンシャフト30を軸方向に挿入する第1シャフト挿入孔41aが形成されている。また、第1キャリヤプレート41の内径側端面には、潤滑油をキャッチするための円周溝41bと、この円周溝41bと連通すると共に、後述する軸心油路30aと連通する径方向油路41cとが形成されている。
第2キャリヤプレート42には、ピニオンシャフト30を軸方向に挿入する第2シャフト挿入孔42aが形成されている。また、第2キャリヤプレート42の外径側端面には、内径側に向けて回り止めピン43を挿入するピン挿入孔42bが穿設されている。
ピニオンシャフト30には、径方向油路41cと連通する径方向油路30aと、この径方向油路30aと連通し、ピニオンシャフト30の軸方向に形成された軸心油路30bと、この軸心油路30bと連通し、ピニオンシャフト30の軸方向略中心に形成された径方向油路30cと、ピニオンシャフト30の軸心から径方向油路30cを介してピニオン3とピニオンシャフト30の間に向けて潤滑油を供給する供給口30dが形成されている。
また、ピニオンシャフト30の第2キャリヤプレート42側端部には、スラストワッシャ5に対し潤滑油を供給する径方向油路30fが形成され、更に端部側には、回り止めピン43が貫通するピン貫通穴30eが形成されている。また、第1キャリヤプレート41とピニオン3側面との間、及び第2キャリヤプレート42とピニオン3側面との間には、それぞれスラストワッシャ5が介装されている。
ニードルベアリング31は、ピニオン3の自転方向に対して一列のみ設けられた単列タイプであって、ピニオン3の内周面3aと、ピニオンシャフト30の外周面との間に周方向に並んで複数配置されている。尚、実施例1のニードルベアリング31は保持器等を介すことなく配置されている。
図2は、ニードルベアリング31の配置を表す側面図である。図2に示すように、ニードルベアリング31は保持器等を介すことなくピニオンシャフト30の外周に略均等に配置される。ピニオン3が高速回転するような高負荷時には、ニードルベアリング31自体の姿勢を規制できず、ニードルベアリング31同士が図2の領域Aに示すように接触し、摩擦熱等を発生することで接触面の油膜切れが発生する虞があった。また、ニードルベアリング31同士の接触により潤滑油の排出性の悪化を招く虞があった。そこで、実施例1では、ニードルベアリング31の転動面に、螺旋状の溝を形成することとした。
図3はニードルベアリング31を表す拡大図である。ニードルベアリング31には、ピニオン3の側面方向に形成された第1端部31aと、この第1端部31aと軸方向反対側の第2端部31bが設けられている。図3に示すように、ニードルベアリングの軸方向の中心から潤滑油が第1端部31a及び第2端部31bそれぞれに向けて排出されるように異なる方向に、螺旋状の溝310a,310bが形成されている。尚、軸中心には、ピニオンシャフト30の供給口30dが開口している。
ここで、ニードルベアリング31の軸方向の中心から潤滑油が第1端部31aに向けて排出される方向に形成された螺旋状の溝310aについて説明する。螺旋状の溝310aは、水平軸に対して鉛直もしくは平行とならないように傾斜角を持って形成されている。この螺旋は、図3に示す方向にニードルベアリング31が自転した際、中心付近の溝310aに貯留された潤滑油が自転に伴って第1端部31aに向かって移動するように形成されている。
同様に、ニードルベアリング31の軸方向の中心から潤滑油が第2端部31bに向けて排出される方向に形成された螺旋状の溝310bとは、図3に示す方向にニードルベアリング31が自転した際、中心付近の溝310bに貯留された潤滑油が自転に伴って第2端部31bに向かって移動するように形成されている。
上述したように、ニードルベアリング31の自転方向は1つであるため、螺旋の方向を異なる方向に設定することで、中心から第1端部31a及び第2端部31bへの潤滑油の排出を可能としている。
以上説明したように、実施例1の構成では、下記に示す作用効果を得ることができる。
(1)遊星歯車のピニオン支持構造において、ニードルベアリング31の転動面に、螺旋状の溝310a,310bを形成した。よって、螺旋状の溝に潤滑油を保持することが可能となり、転動面に潤滑油膜を形成しやすくすることができる。また、螺旋状の溝であるため、遠心力等の作用により潤滑油の排出性を向上することが可能となり、潤滑油の保持性と排出性をバランスよく確保することができる。
(1)遊星歯車のピニオン支持構造において、ニードルベアリング31の転動面に、螺旋状の溝310a,310bを形成した。よって、螺旋状の溝に潤滑油を保持することが可能となり、転動面に潤滑油膜を形成しやすくすることができる。また、螺旋状の溝であるため、遠心力等の作用により潤滑油の排出性を向上することが可能となり、潤滑油の保持性と排出性をバランスよく確保することができる。
(2)ピニオンシャフト30は、ピニオンシャフト30の軸方向略中心に、ピニオンシャフト30の軸心からピニオン3とピニオンシャフト30の間に向けて潤滑油を供給する供給口30dを有し、ニードルベアリング31は、ピニオン3の自転方向に対して一列のみ設けられた単列タイプであって、ピニオン3の側面方向に形成された第1端部31aと、この第1端部31aと軸方向反対側の第2端部31bを有し、螺旋状の溝310a,310bは、ニードルベアリング31の略中心から潤滑油が第1端部31a及び第2端部31bそれぞれに向けて排出されるように異なる方向に形成されている。
よって、ニードルベアリング31の略中心から左右均等に潤滑油を供給することが可能となり、更に潤滑油の保持性と排出性のバランスを確保することができる。特に、潤滑油が外向きに排出されるように溝が形成されているため、潤滑油排出性能を重視したセッティングが可能である。
次に、実施例2について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。図4は実施例2のニードルベアリング32,33の構成を表す拡大図である。実施例1のニードルベアリング31は、ピニオン3の自転方向に対して一列のみ設けられた単列タイプであった。これに対し、実施例2のニードルベアリング31は、ピニオン3の自転方向に対して2列設けられた複列タイプである点が異なる。
図4中の右側に位置する第1ニードルベアリング32には、ピニオン3の側面方向に形成された第1端部32aと、この第1端部32aと軸方向反対側の第2端部32bが設けられている。第2端部32bは供給口30dの近傍に配置されている。図4中の左側に位置する第2ニードルベアリング33には、ピニオン3の側面方向に形成された第3端部32cと、この第3端部32cと軸方向反対側の第4端部32dが設けられている。第4端部32dは供給口30dの近傍に配置されている。また、第1ニードルベアリング32と第2ニードルベアリング33との間には、リング300が介装されている。
図4に示すように、ニードルベアリングの軸方向の中心から潤滑油が第1端部32a及び第3端部32cそれぞれに向けて排出されるように異なる方向に、螺旋状の溝320a,320bが形成されている。螺旋状の溝320a,320bの作用については、実施例1と同じであるため説明を省略する。
上述したように、ニードルベアリング31の自転方向は1つであるため、螺旋の方向を異なる方向に設定することで、中心から第1端部32a及び第3端部32cへの潤滑油の排出を可能としている。
以上説明したように、実施例2の構成では、下記に示す作用効果を得ることができる。
(3)ニードルベアリングは、ピニオン3の自転方向に対して2列設けられた複列タイプであって、ピニオン3の側面方向に形成された第1端部32aと、この第1端部32aと軸方向反対側の第2端部32bを有する第1ニードルベアリング32と、ピニオン3の側面方向に形成された第3端部32cと、この第3端部32cと軸方向反対側の第4端部32dを有する第2ニードルベアリング33とを有する。
(3)ニードルベアリングは、ピニオン3の自転方向に対して2列設けられた複列タイプであって、ピニオン3の側面方向に形成された第1端部32aと、この第1端部32aと軸方向反対側の第2端部32bを有する第1ニードルベアリング32と、ピニオン3の側面方向に形成された第3端部32cと、この第3端部32cと軸方向反対側の第4端部32dを有する第2ニードルベアリング33とを有する。
更に、螺旋状の溝320aは、第1ニードルベアリング32の第2端部32bから潤滑油が第1端部32aに向けて排出されるように形成され、螺旋状の溝320bは、第2ニードルベアリング33の第4端部32dから潤滑油が第3端部32cに向けて排出されるように形成されている。
よって、実施例1の(1),(2)に示す作用効果を得つつ、複列に設けられたことでニードルベアリング32,33のスキュー(傾き)を抑制することができる。
次に、実施例3について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。
図5は実施例3のニードルベアリングを表す拡大図である。実施例1では、ニードルベアリング31の中心を介して、異なる方向に螺旋状の溝310a,310bを形成した。これに対し、実施例3では、図5に示すように、前記異なる方向に形成された螺旋状の溝310a,310bが重なるように形成されている点が異なる。
これにより、転動面に作用する面圧を低減及び潤滑油の保持性を向上することが可能となり、耐久性の向上を図ることができる。
次に、実施例4について説明する。基本的な構成は実施例2と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。
図6は実施例4のニードルベアリングを表す拡大図である。実施例2では、複列タイプのニードルベアリング32,33に対し、異なる方向に形成された螺旋状の溝320a,320bをそれぞれ形成した。これに対し、実施例4では、図6に示すように、この螺旋状の溝として、実施例3で説明した、螺旋状の溝320a,320bが重なるように形成されている点が異なる。これにより、実施例2及び実施例3で説明した作用効果を得ることができる。
次に、実施例5について説明する。実施例5では、溝自体の形状を表す実施例であり、上記実施例1〜4のいずれに適用してもよい。図7は実施例5の構成を表す概略説明図である。図7に示すように、溝形状として、(a)三角形溝タイプと、(b)半円形溝タイプと、(c)四角形溝タイプが適宜使用可能である。これらの溝の特徴は、三角形溝タイプになればなるほど、言い換えると、溝の底面の幅が小さいほど潤滑油の排出性が高い。一方、溝の底面の幅が大きいほど潤滑油の保持性が高い。よって、上記実施例1〜4及び実施例5に示す溝形状(a),(b),(c)を適宜組み合わせることで、要求性能に応じた最適なニードルベアリングを得ることができる。
1 サンギヤ
2 リングギヤ
3 ピニオン
5 スラストワッシャ
30 ピニオンシャフト
30d 供給口
31 ニードルベアリング
31a 第1端部
31b 第2端部
32,33 ニードルベアリング
32a 第1端部
32b 第2端部
32c 第3端部
32d 第4端部
40 ピニオンキャリヤ
310a,310b 溝
320a,320b 溝
G1 遊星歯車
2 リングギヤ
3 ピニオン
5 スラストワッシャ
30 ピニオンシャフト
30d 供給口
31 ニードルベアリング
31a 第1端部
31b 第2端部
32,33 ニードルベアリング
32a 第1端部
32b 第2端部
32c 第3端部
32d 第4端部
40 ピニオンキャリヤ
310a,310b 溝
320a,320b 溝
G1 遊星歯車
Claims (5)
- サンギヤと、
リングギヤと、
前記サンギヤ及びリングギヤの両方に噛み合うピニオンと、
前記サンギヤの外周に複数設けられ、前記ピニオンを支持するピニオンシャフトと、
前記ピニオンシャフトと前記ピニオンとの間に設けられたニードルベアリングと、
前記複数のピニオンシャフトを一体に支持するピニオンキャリヤと、
を備えた遊星歯車のピニオン支持構造において、
前記ニードルベアリングの転動面に、螺旋状の溝を形成したことを特徴とする遊星歯車のピニオン支持構造。 - 請求項1に記載の遊星歯車のピニオン支持構造において、
前記ピニオンシャフトは、前記ピニオンシャフトの軸方向略中心に、前記ピニオンシャフトの軸心から前記ピニオンと前記ピニオンシャフトの間に向けて潤滑油を供給する供給口を有し、
前記ニードルベアリングは、前記ピニオンの自転方向に対して一列のみ設けられた単列タイプであって、前記ピニオンの側面方向に形成された第1端部と、この第1端部と軸方向反対側の第2端部を有し、
前記螺旋状の溝は、前記ニードルベアリングの略中心から潤滑油が前記第1端部及び第2端部それぞれに向けて排出されるように異なる方向に形成されていることを特徴とする遊星歯車のピニオン支持構造。 - 請求項1に記載の遊星歯車のピニオン支持構造において、
前記ピニオンシャフトは、前記ピニオンシャフトの軸方向略中心に、前記ピニオンシャフトの軸心から前記ピニオンと前記ピニオンシャフトの間に向けて潤滑油を供給する供給口を有し、
前記ニードルベアリングは、前記ピニオンの自転方向に対して2列設けられた複列タイプであって、前記ピニオンの側面方向に形成された第1端部と、この第1端部と軸方向反対側の第2端部を有する第1ニードルベアリングと、前記ピニオンの側面方向に形成された第3端部と、この第3端部と軸方向反対側の第4端部を有する第2ニードルベアリングとを有し、
前記螺旋状の溝は、前記第1ニードルベアリングの前記第2端部から潤滑油が前記第1端部に向けて排出されるように形成され、前記第2ニードルベアリングの前記第4端部から潤滑油が前記第3端部に向けて排出されるように形成されていることを特徴とする遊星歯車のピニオン支持構造。 - 請求項1に記載の遊星歯車のピニオン支持構造において、
前記ピニオンシャフトは、前記ピニオンシャフトの軸方向略中心に、前記ピニオンシャフトの軸心から前記ピニオンと前記ピニオンシャフトの間に向けて潤滑油を供給する供給口を有し、
前記ニードルベアリングは、前記ピニオンの自転方向に対して一列のみ設けられた単列タイプであって、第1端部と、この第1端部と軸方向反対側の第2端部を有し、
前記螺旋状の溝は、前記ニードルベアリングの略中心から潤滑油が前記第1端部及び第2端部それぞれに向けて排出されるように異なる方向に形成され、かつ、前記異なる方向に形成された螺旋状の溝が重なるように形成されていることを特徴とする遊星歯車のピニオン支持構造。 - 請求項1に記載の遊星歯車のピニオン支持構造において、
前記ピニオンシャフトは、前記ピニオンシャフトの軸方向略中心に、前記ピニオンシャフトの軸心から前記ピニオンと前記ピニオンシャフトの間に向けて潤滑油を供給する供給口を有し、
前記ニードルベアリングは、前記ピニオンの自転方向に対して2列設けられた複列タイプであって、前記ピニオンの側面方向に形成された第1端部と、この第1端部と軸方向反対側の第2端部を有する第1ニードルベアリングと、前記ピニオンの側面方向に形成された第3端部と、この第3端部と軸方向反対側の第4端部を有する第2ニードルベアリングとを有し、
前記螺旋状の溝は、前記第1ニードルベアリングの前記第2端部から潤滑油が前記第1端部に向けて排出される第1の方向に向けて形成され、前記第2ニードルベアリングの前記第4端部から潤滑油が前記第3端部に向けて排出される第2の方向に向けて形成され、かつ、前記第1及び第2の方向に形成された螺旋状の溝が重なるように形成されていることを特徴とする遊星歯車のピニオン支持構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005261731A JP2007071355A (ja) | 2005-09-09 | 2005-09-09 | 遊星歯車のピニオン支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005261731A JP2007071355A (ja) | 2005-09-09 | 2005-09-09 | 遊星歯車のピニオン支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007071355A true JP2007071355A (ja) | 2007-03-22 |
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ID=37932981
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005261731A Pending JP2007071355A (ja) | 2005-09-09 | 2005-09-09 | 遊星歯車のピニオン支持構造 |
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