JP2006330143A - マイクロレンズ、空間光変調装置及び画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】空間光変調装置と組み合わせて用いることにより、高いコントラストの画像を得ることが可能なマイクロレンズ、そのマイクロレンズを用いる空間光変調装置、及び画像表示装置を提供すること。
【解決手段】空間光変調装置に用いられるマイクロレンズ211であって、曲率を有する第1面211aと、略平坦な第2面211bと、を有し、第1面211aは、第2面211bの中心位置Oを通る第2面211bの法線N上の位置以外の位置に設けられた頂点Cを有し、第1面211aは、液晶層において液晶分子の配向状態を変化させる特性に応じた所定の方向へ光を進行させるような形状を有する。
【選択図】 図6
【解決手段】空間光変調装置に用いられるマイクロレンズ211であって、曲率を有する第1面211aと、略平坦な第2面211bと、を有し、第1面211aは、第2面211bの中心位置Oを通る第2面211bの法線N上の位置以外の位置に設けられた頂点Cを有し、第1面211aは、液晶層において液晶分子の配向状態を変化させる特性に応じた所定の方向へ光を進行させるような形状を有する。
【選択図】 図6
Description
本発明は、マイクロレンズ、空間光変調装置及び画像表示装置、特に、液晶型の空間光変調装置に用いられるマイクロレンズの技術に関する。
空間光変調装置、特に液晶型の空間光変調装置では、画像表示領域内に、データ線、走査線、容量線等の各種配線や、薄膜トランジスタ(以下適宜、TFT(Thin Film Transistor)と称す)、薄膜ダイオード等の各種電子素子が形成されている。このため、各画素において、実際に表示に寄与する光が透過又は反射する領域は、各種配線や電子素子等の存在により限定される。ここで、各画素の開口率は、各画素について、実際に表示に寄与する光が透過又は反射する領域(即ち、各画素の開口領域)の、全領域に対する比率であって、例えば70%程度である。空間光変調装置で有効に変調されるのは、各画素の開口率に応じた光量の光である。
そこで従来、各画素に対応する複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイを対向基板に形成する技術が導入されている。マイクロレンズは、各画素において、開口領域の周辺の上述の配線等が存在している非開口領域に向かって進行する光を、各画素単位で集光させる機能を有する。マイクロレンズで集光された光は、空間光変調装置の液晶層を透過するときに、画素に相当する開口領域内に導かれる。ここで、マイクロレンズからの光を効率良く開口領域へ入射させるために、マイクロレンズによる集光スポットの形状を開口領域の形状に合わせることが提案されている。マイクロレンズによる集光スポットの形状を開口領域の形状に合わせることにより、高い効率で光を利用でき、高輝度な画像を得ることができる。マイクロレンズによる集光スポットの形状を開口領域の形状に合わせるための技術は、例えば、特許文献1に提案されている。
液晶型空間光変調装置は、液晶分子の配向状態を印加電圧に応じて変化させることで、液晶層を透過する光を変調する。液晶分子の配向状態を画像信号に応じて正確に変化させることが可能であれば、高品質な画像を得ることが可能である。しかしながら、液晶層は、隣の画素に対して印加される電圧の影響、液晶分子のプレチルト角、ブラックマトリックスの形状等の要因によって、液晶分子の配向状態が乱れる部分を生じる場合がある。液晶分子の配向状態が乱れた部分では、画像信号に応じて正確に光を変調することが困難であることから、コントラストの低下を引き起こしてしまう。このように、従来の技術では、開口領域に対して高い効率で光を供給することが可能であっても、高いコントラストの画像を得ることが困難であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、空間光変調装置と組み合わせて用いることにより、高効率で高いコントラストの画像を得ることが可能なマイクロレンズ、そのマイクロレンズを用いる空間光変調装置、及び画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、空間光変調装置に用いられるマイクロレンズであって、曲率を有する第1面と、略平坦な第2面と、を有し、第1面は、第2面の略中心を通る法線上の位置以外の位置に頂点を有することを特徴とするマイクロレンズを提供することができる。
液晶層は、画素に相当する各開口領域において、隣の画素に対して印加される電圧の影響、液晶分子のプレチルト角、ブラックマトリックスの形状等によって液晶分子の配向状態が悪化するような部分を生じる場合がある。このとき、通常、画像信号に応じて良好な配向状態を示す部分は、開口領域の中心位置からいずれかの方向へシフトした位置に生じている。本発明のマイクロレンズは、第2面の略中心を通る法線上の位置以外の位置に設けられた頂点を有する。ここで、マイクロレンズの頂点とは、基準面に平行かつ第1面に接する平面と、第1面との接点である。マイクロレンズは、第2面の略中心を通る法線上の位置以外の位置に頂点を設けることにより、例えば、マイクロレンズの法線に略平行に進行する光を、液晶分子の配向状態が良好な部分へ屈折させるように偏心させた形状とすることができる。マイクロレンズを用いて液晶分子の配向状態が良好な部分へ光線角度の小さい光を進行させることで、画像信号に応じた正確な変調により、高コントラストな画像を形成することが可能となる。光線角度とは、光軸となす角度を指す。これにより、空間光変調装置と組み合わせて用いることにより、高いコントラストの画像を得ることが可能なマイクロレンズを得られる。液晶層において液晶分子の配向状態が悪化する部分は、各開口領域に対して同様なパターンで生じる。このため、いずれも形状が略同一であるマイクロレンズを用いることで、マイクロレンズアレイを容易に形成することも可能である。
また、本発明の好ましい態様によれば、液晶層を備える空間光変調装置に用いられるマイクロレンズであって、第1面は、液晶分子の配向状態を変化させる液晶層の特性に応じた所定の方向へ光を進行させるような形状を有することが望ましい。液晶層は、各開口領域に対応する部分において各画素に対する信号以外の何らかの要因により、液晶分子が規則正しく配向する領域が画素中心からいずれかの方向へシフトした部分に生じるような特性を示す場合がある。マイクロレンズは、かかる液晶層の特性に応じて、液晶分子が良好な配向状態を示す部分の方向へ光を進行させる形状とすることができる。液晶分子が良好な配向状態を示す部分へ光線角度の小さい光を進行させることにより、画像信号に応じた高コントラストな画像を表示することが可能となる。これにより、高コントラストな画像を得るためのマイクロレンズを得られる。
また、本発明の好ましい態様によれば、第1面は、第1の方向における曲率が、第1の方向に略直交する第2の方向における曲率とは異なることが望ましい。空間光変調装置、特に液晶型の空間光変調装置において、変調部である液晶層へ入射光を通過させる開口領域の形状は、一般に、長方形形状をなしている。本発明のマイクロレンズを液晶型の空間光変調装置に適用する場合に、開口領域の長辺方向を第1の方向、開口領域の短辺方向を第2の方向としてマイクロレンズを配置する。この場合、第1の方向における曲率が、第1の方向に略直交する第2の方向における曲率より小さい第1面を設けることにより、マイクロレンズからの光を効率良く開口領域へ入射させることができる。これにより、高い効率で光を利用することを可能にするマイクロレンズを得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1面は、第1の方向及び第2の方向の少なくとも一方について、第1面上において光が入射する位置が頂点から離れた位置であるほど第1面から近い位置に集光されるような収差を発生させる形状を有することが望ましい。マイクロレンズは、第1面上において光が入射する位置が頂点から離れた位置であるほど第1面から近い位置に集光させることにより、頂点から離れた光を効率良く開口領域へ導き、光を効率良く利用することができる。また、頂点に近い位置の光については、過度な集光を行うこと無く開口領域へ入射させることとなる。このため、開口領域中に集光スポットを形成する場合に比較して、光線角度が小さい光を多くし、画像のコントラストを向上させることができる。さらに、開口領域中に光を分散させることにより、液晶や配向膜等の劣化を軽減することができる。これにより、高い効率で光を利用するとともに、高コントラストな画像が得られ、かつ空間光変調装置の信頼性を高めさせることが可能なマイクロレンズを得られる。
さらに、本発明によれば、入射光を画像信号に応じて変調する変調部と、入射光を変調部へ入射させる開口部と、開口部の周囲に設けられた遮光部と、曲率を有する第1面と、略平坦な第2面と、を備え、入射光を開口部の方向へ進行させるマイクロレンズと、を有し、第1面は、第2面の略中心を通る法線上の位置以外の位置に設けられた頂点を有し、第1の方向における曲率が、第1の方向に略直交する第2の方向における曲率より小さく、開口部は、第1の方向に長辺、及び第2の方向に短辺を備える矩形形状を有することを特徴とする空間光変調装置を提供することができる。マイクロレンズは、第2面の略中心を通る法線上の位置以外の位置に頂点を設けることにより、例えば、マイクロレンズの法線に略平行に進行する光を、液晶分子の配向状態が良好な部分へ屈折させるように偏心させた形状とすることができる。マイクロレンズを用いて液晶分子の配向状態が良好な部分へ光を進行させることにより、画像信号に応じて正確に変調された光により、高コントラストな画像を形成することが可能となる。また、第1の方向における曲率が、第1の方向に略直交する第2の方向における曲率より小さい第1面を設けることにより、マイクロレンズからの光を効率良く開口領域へ入射させることができる。これにより、高い効率で光を利用するとともに、高コントラストな画像を得ることが可能な空間光変調装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、変調部は、液晶層を有し、第1面は、液晶分子の配向状態を変化させる液晶層の特性に応じた所定の方向へ光を屈折させるような形状を有することが望ましい。液晶層は、各開口領域に対応する部分において各画素に対する信号以外の何らかの要因により、液晶分子が規則正しく配向する領域が画素中心からいずれかの方向へシフトした部分に生じるような特性を示す場合がある。マイクロレンズは、かかる液晶層の特性に応じて、液晶分子が良好な配向状態を示す部分の方向へ光を進行させる形状とすることができる。液晶分子が良好な配向状態を示す部分へ光線角度の小さい光を進行させることにより、画像信号に応じた高コントラストな画像を表示することが可能となる。これにより、高コントラストな画像を得ることが可能な空間光変調装置を得られる。
さらに、本発明によれば、光を供給する光源部と、光源部からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有し、空間光変調装置は、上記の空間光変調装置であることを特徴とする画像表示装置を提供することができる。上記の空間光変調装置を備えることにより、高い効率で光を利用するとともに、高コントラストな画像を得ることが可能である。これにより、明るく高コントラストな画像を表示することが可能な画像表示装置を得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る画像表示装置であるプロジェクタ100の概略構成を示す。プロジェクタ100は、観察者側に設けられたスクリーン116に光を供給し、スクリーン116で反射する光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるフロント投写型のプロジェクタである。光源部101は、第1色光である赤色光(以下、「R光」という。)、第2色光である緑色光(以下、「G光」という。)、及び第3色光である青色光(以下、「B光」という。)を含む光を供給する超高圧水銀ランプである。インテグレータ104は、光源部101からの光の照度分布を均一化する。照度分布を均一化された光は、偏光変換素子105にて特定の振動方向を有する偏光光、例えばs偏光光に変換される。s偏光光に変換された光は、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106Rに入射する。
R光透過ダイクロイックミラー106Rは、R光を透過し、G光、B光を反射する。R光透過ダイクロイックミラー106Rを透過したR光は、反射ミラー107に入射する。反射ミラー107は、R光の光路を90度折り曲げる。光路を折り曲げられたR光は、第1色光であるR光を画像信号に応じて変調する第1色光用空間光変調装置110Rに入射する。第1色光用空間光変調装置110Rは、R光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。なお、ダイクロイックミラーを透過しても、光の偏光方向は変化しないため、第1色光用空間光変調装置110Rに入射するR光は、s偏光光のままの状態である。
第1色光用空間光変調装置110Rは、λ/2位相差板123R、硝子板124R、第1偏光板121R、液晶パネル120R、及び第2偏光板122Rを有する。液晶パネル120Rの詳細な構成については後述する。λ/2位相差板123R及び第1偏光板121Rは、偏光方向を変換させない透光性の硝子板124Rに接する状態で配置される。これにより、第1偏光板121R及びλ/2位相差板123Rが発熱により歪んでしまう事態を回避できる。なお、図1において、第2偏光板122Rは独立して設けられているが、液晶パネル120Rの出射面や、クロスダイクロイックプリズム112の入射面に接する状態で配置しても良い。
第1色光用空間光変調装置110Rに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Rによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたR光は、硝子板124R及び第1偏光板121Rをそのまま透過し、液晶パネル120Rに入射する。液晶パネル120Rに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、R光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Rの変調により、s偏光光に変換されたR光が、第2偏光板122Rから出射される。このようにして、第1色光用空間光変調装置110Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
R光透過ダイクロイックミラー106Rで反射されたG光及びB光は、光路を90度折り曲げられる。光路を折り曲げられたG光とB光とは、B光透過ダイクロイックミラー106Gに入射する。B光透過ダイクロイックミラー106Gは、G光を反射し、B光を透過する。B光透過ダイクロイックミラー106Gで反射されたG光は、第2色光であるG光を画像信号に応じて変調する第2色光用空間光変調装置110Gに入射する。第2色光用空間光変調装置110Gは、G光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。第2色光用空間光変調装置110Gは、液晶パネル120G、第1偏光板121G及び第2偏光板122Gを有する。液晶パネル120Gの詳細に関しては後述する。
第2色光用空間光変調装置110Gに入射するG光は、s偏光光に変換されている。第2色光用空間光変調装置110Gに入射したs偏光光は、第1偏光板121Gをそのまま透過し、液晶パネル120Gに入射する。液晶パネル120Gに入射したs偏光光は、画像信号に応じた変調により、G光がp偏光光に変換される。液晶パネル120Gの変調により、p偏光光に変換されたG光が、第2偏光板122Gから出射される。このようにして、第2色光用空間光変調装置110Gで変調されたG光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光は、2枚のリレーレンズ108と、2枚の反射ミラー107とを経由して、第3色光であるB光を画像信号に応じて変調する第3色光用空間光変調装置110Bに入射する。第3色光用空間光変調装置110Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。なお、B光にリレーレンズ108を経由させるのは、B光の光路の長さがR光及びG光の光路の長さよりも長いためである。リレーレンズ108を用いることにより、B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光を、そのまま第3色光用空間光変調装置110Bに導くことができる。第3色光用空間光変調装置110Bは、λ/2位相差板123B、硝子板124B、第1偏光板121B、液晶パネル120B、及び第2偏光板122Bを有する。第3色光用空間光変調装置110Bの構成は、上述した第1色光用空間光変調装置110Rの構成と同様なので、詳細な説明は省略する。
第3色光用空間光変調装置110Bに入射するB光は、s偏光光に変換されている。第3色光用空間光変調装置110Bに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Bによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたB光は、硝子板124B及び第1偏光板121Bをそのまま透過し、液晶パネル120Bに入射する。液晶パネル120Bに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、B光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Bの変調により、s偏光光に変換されたB光が、第2偏光板122Bから出射される。第3色光用空間光変調装置110Bで変調されたB光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。このように、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106RとB光透過ダイクロイックミラー106Gとは、光源部101から供給される光を、第1色光であるR光と、第2色光であるG光と、第3色光であるB光とに分離する。
色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112は、2つのダイクロイック膜112a、112bをX字型に直交して配置して構成されている。ダイクロイック膜112aは、B光を反射し、G光を透過する。ダイクロイック膜112bは、R光を反射し、G光を透過する。このように、クロスダイクロイックプリズム112は、第1色光用空間光変調装置110R、第2色光用空間光変調装置110G、及び第3色光用空間光変調装置110Bでそれぞれ変調されたR光、G光及びB光を合成する。投写光学系114は、クロスダイクロイックプリズム112で合成された光をスクリーン116に投写する。これにより、スクリーン116上にフルカラー画像を表示することができる。
なお、上述のように、第1色光用空間光変調装置110R及び第3色光用空間光変調装置110Bからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、s偏光光となるように設定される。また、第2色光用空間光変調装置110Gからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、p偏光光となるように設定される。このようにクロスダイクロイックプリズム112に入射される光の偏光方向を異ならせることで、クロスダイクロイックプリズム112において各色光用空間光変調装置から出射される光を有効に合成できる。ダイクロイック膜112a、112bは、通常、s偏光光の反射特性に優れる。このため、ダイクロイック膜112a、112bで反射されるR光及びB光をs偏光光とし、ダイクロイック膜112a、112bを透過するG光をp偏光光としている。
図2は、液晶パネル120Rの要部断面構成を示す。図1で説明したプロジェクタ100は、3つの液晶パネル120R、120G、120Bを備えている。これら3つの液晶パネル120R、120G、120Bは変調する光の波長領域が異なるだけであり、基本的構成は同一である。このため、液晶パネル120Rを代表例として以後の説明を行う。光源部101からのR光は、図2の上側から液晶パネル120Rに入射し、下側からスクリーン116の方向へ出射する。防塵硝子である入射側防塵硝子200の入射側には、接着層201を介してカバー硝子202が固着されている。カバー硝子202の出射側には、ブラックマトリックス部203a及び対向電極204が形成されている。
出射側防塵硝子208の入射側には、接着層207、液晶を配向させるための配向膜206c、及び、TFT(薄膜トランジスタ)や透明電極206aを有するTFT基板206が形成されている。入射側防塵硝子200及び出射側防塵硝子208は、対向電極204とTFT基板206とを対向させるようにして貼り合わされている。対向電極204とTFT基板206との間には、液晶層205が封入されている。液晶層205は、入射光であるR光を画像信号に応じて変調する変調部である。液晶層205の入射側には、ブラックマトリックス部203aが形成されている。
入射側防塵硝子200には、マイクロレンズアレイ210が形成されている。マイクロレンズアレイ210は、XY平面である基準面200b上にアレイ状に配列されたマイクロレンズ211を有する。マイクロレンズ211は、入射光であるR光を開口部203bの方向へ屈折させる。マイクロレンズ211は、入射側へ向けて設けられた第1面211aと、出射側へ向けて設けられた第2面211bとを有する。第1面211aは、曲率を有する曲面である。第2面211bは、基準面200bに略平行な平坦面である。
液晶パネル120Rは、マイクロレンズ211を配置する基準面200bと、光軸であるZ軸とが略直交するように配置されている。なお、図1で示した構成では、第1偏光板121R、第2偏光板122Rを、液晶パネル120Rに対して別体に設けている。これに代えて、入射側防塵硝子200と対向電極204との間、出射側防塵硝子208とTFT基板206との間などにも偏光板を設けることとしても良い。さらに、マイクロレンズアレイ210は、第1偏光板121Rに形成してもよい。
図3は、マイクロレンズ211のXZ断面構成を示す。第1面211aは、マイクロレンズ211の中心線N上の位置以外の位置に設けられた頂点Cを有する。中心線Nは、第2面211bの中心位置Oを通る、第2面211bの法線である。マイクロレンズ211の頂点Cとは、基準面200bに平行かつ第1面211aに接する平面Sと、第1面211aとの接点である。本実施例において、頂点Cは、中心線NからマイナスX方向へシフトした位置に設けられている。
図4は、本実施例のマイクロレンズ211との比較として、中心線N上の位置に頂点Cが設けられた第1面411aを有するマイクロレンズ411のXZ断面構成を示す。マイクロレンズ411は、中心線Nに関して略回転対称な形状を有する。これに対して、本実施例のマイクロレンズ211は、中心線Nに関して非回転対称である。マイクロレンズ211は、マイクロレンズ411の形状を基に、頂点CをマイナスX方向へ移動させるように偏心させた形状を有する。
図5は、マイクロレンズ211側から見た液晶分子の配向状態の例を示すものである。ここでは、画素ピッチ14μm、プレチルト角3度、印加電圧5VのTN型液晶について、液晶の配向状態を、全黒を表示するための信号が入力されたときの黒さの度合いで示している。図5に示す1画素に相当する領域のうち、ハッチングを施した部分は、黒浮きが発生しにくく、沈んだ黒を表示可能な領域である。白抜きを施した部分は、黒浮きが発生し易く、黒がやや白っぽく表示されてしまう領域である。ハッチング部分と白抜き部分との間のトーンを施した部分は、黒浮きの発生をある程度抑えることが可能な領域である。液晶分子の配向状態が良好であるほど、光源からの光の漏れが少なく沈んだ黒を表示することが可能である。コントラストは全黒に対する全白の明るさによって決定されるため、高コントラストな画像を得るには、沈んだ黒を表示可能な領域である、液晶の配向状態が良好な領域に光線角度の小さい光を入射させる必要がある。光線角度とは、光軸となす角度を指す。
図5より、沈んだ黒を表示可能な領域の中心位置は、画素の中心位置からシフトした位置であることがわかる。画素の中心位置からシフトした位置に液晶の配向状態が良好な領域が生じるのは、隣の画素に対して印加される電圧の影響や、液晶分子のプレチルト角、ブラックマトリックスの形状の影響等により液晶分子の配向状態が乱される部分が生じるためと考えられる。本発明において、液晶層の特性とは、上述した通り、液晶分子の配向状態が良好な領域が、画素の中心位置からいずれかの方向にシフトしていることを示す。また、所定の方向とは、画素の中心位置から、液晶分子の配向状態が良好な領域の中心位置への方向を指す。
図6は、マイクロレンズ211の構成と、液晶分子の配向状態を変化させる液晶層205の特性との関係を説明するものである。マイクロレンズ211の頂点Cは、中心線NからマイナスX方向へシフトした位置に設けられている。このため、マイクロレンズ211の第1面211aに入射した光は、中心線N上の位置からプラスX方向へシフトした位置に集光されるような屈折作用を受ける。従って、マイクロレンズ211は、領域501のうちプラスX側の部分である領域AR1へ効率良く光を進行させる。マイクロレンズ211を用いて液晶分子の配向状態が良好な領域AR1へ光線角度の小さい光を進行させることで、画像信号に応じた正確な変調により、高コントラストな画像を形成することが可能となる。
図7は、ブラックマトリックス部203a及び開口部203bを入射側から見た平面構成を示す。開口部203bは、入射光を、変調部である液晶層205へ入射させる。ブラックマトリックス部203aは、開口部203bの周囲に設けられた遮光部である。開口部203bを透過するR光は、対向電極204、液晶層205、TFT基板206を透過する。R光は、液晶層205における画像信号に応じた変調により、偏光状態が変換される。開口部203bは、投写された画像における画素を形成する。画素のピッチWに対して、開口部203bは、第1の方向であるX方向に長辺m、及び第2の方向であるY方向に短辺nを備える矩形形状を有する。
図8及び図9は、マイクロレンズ211から開口部203bへ入射する光の振る舞いを説明するものである。このうち、図8は、中心線Nに略平行に進行する光の振る舞いを、頂点Cを含むXZ断面を用いて説明するものである。図9は、中心線Nに略平行に進行する光の振る舞いを、頂点Cを含むYZ断面を用いて説明するものである。ここではマイクロレンズ211、開口部203b及びブラックマトリックス部203aのみを図示することとし、他の構成を省略している。マイクロレンズ211は、中心線Nが開口部203bの中心位置を通過するように配置されている。
図8に示すように、XZ平面において、マイクロレンズ211は、中心線Nに略平行な光を、基準面200bから距離faの位置Paに集光させる。YZ平面において、マイクロレンズ211は、図9に示すように、頂点Cから距離cの位置を通過する光を、基準面200bから距離fcの位置Pcに集光させる。また、マイクロレンズ211は、頂点Cから距離dの位置を通過する光を、基準面200bから距離fdの位置Pdに集光させる。
第1面211aは、図7に示す開口部203bの矩形形状が第1の方向であるx方向に長辺、第2の方向であるy方向に短辺を有することから第1の方向であるX方向における曲率が、第1の方向に略直交する第2の方向であるY方向における曲率より小さいような形状を有する。このため、X方向の曲率に応じて光が集光する位置Paと基準面200bとの距離faは、Y方向の曲率に応じて光が集光する位置Pc、Pdと基準面200bとの距離fc、fdよりも長い。
本実施例において、マイクロレンズ211の第1面211aは、第1の方向であるX方向における曲率が、第1の方向に略直交する第2の方向であるY方向における曲率より小さい。第1の方向であるX方向における曲率を、第1の方向に略直交する第2の方向であるY方向における曲率より小さくすることにより、マイクロレンズ211は、図7に示した長方形形状の開口部203bへ効率良く光を入射させることができる。マイクロレンズ211を用いて開口部203bへ効率良く光を入射させることにより、ブラックマトリックス部203aで吸収されてしまう光を低減することもできる。
さらに、図9に示すように、マイクロレンズ211は、距離c<距離dであるとき、距離fc>距離fdが成立する。第1面211aは、第2の方向であるY方向について、第1面211a上において光が入射する位置が頂点Cから離れた位置であるほど第1面211aから近い位置に集光させるような収差を発生させる形状を有する。マイクロレンズ211は、Y方向において、頂点Cから離れた位置ほど大きい曲率を有する。
図10は、頂点Cから離れた位置ほど大きい曲率を有することによる効果を説明するものである。例えば、Y方向における曲率が略一定である第1面511aを用いて光を屈折させる場合、第1面511aのうち頂点Cから離れた位置に入射する光Lを、中心線N上の点Pd’に集光させるとする。これに対して、本実施例のマイクロレンズ211の第1面211aは、第1面511aの場合と同じ位置に入射する光Lを、点Pd’よりマイクロレンズ211に近い点Pdに集光させる。
マイクロレンズ211は、頂点Cから離れた位置へ入射する光ほど第1面211aから近い位置に集光させることにより、頂点Cから離れた位置へ入射する光を効率良く開口部203bへ導く。頂点Cから離れた位置へ入射する光を効率良く開口部203bへ導くことにより、光を効率良く利用することができる。また、頂点Cに近い位置へ入射する光については、過度な集光を行うこと無く開口部203bへ入射させることとなる。このため、開口部203b上の一点に光を集光させる場合に比較して、光線角度が小さい光を多くし、画像のコントラストを向上させることができる。さらに、開口部203bにおいて光を分散させることにより、液晶層205や配向膜206c等の劣化を軽減することができる。以上により、高い効率で光を利用するとともに、高コントラストな画像が得られ、かつ信頼性が高い構成とすることができるという効果を奏する。
図11は、本実施例のマイクロレンズ211の二次元方向における設計モデルを示す。マイクロレンズ211は、いわゆるxy多項式非球面形状を有する。図11において、曲線gxは、Y=0でのXZ断面における第1面211aの形状を表し、Z=A0+A1x+A2x2+A3x3と表すことができる(但し、A0=0.14927、A1=0.23221、A2=0.0782、A3=−0.00474。単位はいずれもμm。)。曲線gyは、X=0でのYZ断面における第1面211aの形状を表し、Z=B2x2+B4x4と表すことができる(但し、B2=0.08224、B4=0.0005。単位はいずれもμm。)。図11に示すグラフの縦軸は、Z軸方向の位置を、頂点Cの位置をゼロとして表すものである。また、横軸は、曲線gxについてはX軸方向の位置、曲線gyについてはY軸方向の位置を、中心位置Oをゼロとして表すものである。図12は、本実施例のマイクロレンズ211の三次元方向における設計モデルを示す。図11及び図12に示す形状のマイクロレンズ211を用いることにより、高い効率で光を利用するとともに、高コントラストな画像が得られ、かつ信頼性が高い構成とすることができる。
マイクロレンズアレイ210は、例えば、フォトリソグラフィ技術を用いることにより形成することができる。フォトリソグラフィの手順としては、まず、光反応性の感光材料であるレジストを基板に塗布し、露光、現像することでレジストにパターンを形成する。レジストにパターンを形成した後エッチング等を施すことで、レジストのパターンを基板に形成する。レジストに所望のパターンを形成する方法としては、例えば、光透過率に変化を持たせたグレイスケールマスクを介してレジストを露光する技術を用いることができる。
グレイスケールマスクは、光透過率を異ならせることで階調を得るマスクであって、例えば、HEBSマスクやクロムマスクに微小開口面積分布を持たせたマスクが挙げられる。また、基板へのパターン形成には、クロムマスクと熱酸化膜をマスクとして使用し、ウェットエッチングによる加工を実施しても良い。マイクロレンズアレイ210は、かかる手法により母型を形成し、母型の形状の他の部材である樹脂部材等に転写することによって製造することとしても良い。母型の形状の転写を用いることで、マイクロレンズアレイ210の量産性を高めることができる。さらに、母型の作成には、機械加工を用いることとしても良い。
なお、マイクロレンズ211は、中心線NからマイナスX方向へシフトした位置に頂点Cを設ける構成に限られない。マイクロレンズ211は、液晶分子の配向状態を変化させる液晶層205の特性に応じて、マイナスX方向のみならずXY面上のいずれかの方向へシフトした位置に頂点Cを設けることができる。また、第1面211aは、第2の方向について、第1面211a上において光が入射する位置が頂点Cから離れた位置であるほど第1面211aから近い位置に集光させるような収差を発生させる形状である場合に限られない。第1の方向及び第2の方向の少なくとも一方について収差を発生させる形状であれば、高い効率で光を利用するとともに、高コントラストな画像が得られ、かつ信頼性が高い構成とすることが可能である。
本実施例のプロジェクタ100は、光源部101を超高圧水銀ランプとする構成に限られない。例えば、発光ダイオード素子(LED)等の固体発光素子を用いても良い。また、3つの透過型液晶表示装置を設けた、いわゆる3板式のプロジェクタに限らず、例えば、1つの透過型液晶表示装置を設けたプロジェクタや、反射型液晶表示装置を用いたプロジェクタとしても良い。さらに、本発明の画像表示装置は、フロント投写型のプロジェクタ100に限らず、スクリーンの一方の面にレーザ光を供給し、スクリーンの他方の面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタであっても良い。
以上のように、本発明に係るマイクロレンズは、プロジェクタに設けられる液晶型空間光変調装置に用いる場合に適している。
100 プロジェクタ、101 光源部、104 インテグレータ、105 偏光変換素子、106R R光透過ダイクロイックミラー、106G B光透過ダイクロイックミラー、107 反射ミラー、108 リレーレンズ、110R 第1色光用空間光変調装置、110G 第2色光用空間光変調装置、110B 第3色光用空間光変調装置、112 クロスダイクロイックプリズム、112a、112b ダイクロイック膜、114 投写光学系、116 スクリーン、120R、120G、120B 液晶パネル、121R、121G、121B 第1偏光板、122R、122G、122B 第2偏光板、123R、123B λ/2位相差板、124R、124B 硝子板、200 入射側防塵硝子、200b 基準面、201 接着層、202 カバー硝子、203a ブラックマトリックス部、203b 開口部、204 対向電極、205 液晶層、206 基板、206a 透明電極、206c 配向膜、207 接着層、208 出射側防塵硝子、210 マイクロレンズアレイ、211 マイクロレンズ、211a 第1面、211b 第2面、C 頂点、O 中心位置、S 平面、411 マイクロレンズ、411a 第1面、501 領域、AR1 領域、511a 第1面
Claims (7)
- 空間光変調装置に用いられるマイクロレンズであって、
曲率を有する第1面と、略平坦な第2面と、を有し、
前記第1面は、前記第2面の中心位置を通る前記第2面の法線上の位置以外の位置に設けられた頂点を有することを特徴とするマイクロレンズ。 - 液晶層を備える前記空間光変調装置に用いられるマイクロレンズであって、
前記第1面は、液晶分子の配向状態を変化させる前記液晶層の特性に応じた所定の方向へ光を進行させるような形状を有することを特徴とする請求項1に記載のマイクロレンズ。 - 前記第1面は、第1の方向における曲率が、前記第1の方向に略直交する第2の方向における曲率とは異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロレンズ。
- 前記第1面は、前記第1の方向及び前記第2の方向の少なくとも一方について、前記第1面上において光が入射する位置が前記頂点から離れた位置であるほど前記第1面から近い位置に集光させるような収差を発生させる形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のマイクロレンズ。
- 入射光を画像信号に応じて変調する変調部と、
前記入射光を前記変調部へ入射させる開口部と、前記開口部の周囲に設けられた遮光部と、
曲率を有する第1面と、略平坦な第2面と、を備え、前記入射光を前記開口部の方向へ進行させるマイクロレンズと、を有し、
前記第1面は、前記第2面の略中心を通る法線上の位置以外の位置に設けられた頂点を有し、第1の方向における曲率が、前記第1の方向に略直交する第2の方向における曲率より小さく、
前記開口部は、前記第1の方向に長辺、及び前記第2の方向に短辺を備える矩形形状を有することを特徴とする空間光変調装置。 - 前記変調部は、液晶層を有し、
前記第1面は、液晶分子の配向状態を変化させる前記液晶層の特性に応じた所定の方向へ光を進行させるような形状を有することを特徴とする請求項5に記載の空間光変調装置。 - 光を供給する光源部と、
前記光源部からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有し、
前記空間光変調装置は、請求項5又は6に記載の空間光変調装置であることを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005150587A JP2006330143A (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | マイクロレンズ、空間光変調装置及び画像表示装置 |
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JP2006330143A true JP2006330143A (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=37551917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005150587A Withdrawn JP2006330143A (ja) | 2005-05-24 | 2005-05-24 | マイクロレンズ、空間光変調装置及び画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006330143A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011039466A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Toray Saehan Inc | 光線指向制御光学シート |
JP2019144557A (ja) * | 2019-02-26 | 2019-08-29 | デクセリアルズ株式会社 | 光学素子、表示装置、原盤、及び光学素子の製造方法 |
CN113269697A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-08-17 | 深圳精智达技术股份有限公司 | 一种曲面屏图像的生成方法及装置 |
-
2005
- 2005-05-24 JP JP2005150587A patent/JP2006330143A/ja not_active Withdrawn
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