JP2006301209A - バックライト装置及び液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 カラー液晶表示パネルを背面側から照明するバックライト装置において、複数の発光素子を列状に配置した複数の発光素子列を、バックライト筐体内部に平行に配置し、発光素子列の端部の発光素子とバックライト筐体の側板との距離を、隣り合う発光素子列において異ならせるように構成する。
【選択図】 図4
Description
さらに好ましくは、バックライト筐体内部の隅部と、前記筐体内部に平行に配置した複数の発光素子列のうち最も外側に設けられた発光素子列の端部の発光素子との距離が、バックライト筐体内部で等しいことが適当である。
本発明は、例えば図1に示すような構成の透過型のカラー液晶表示装置100に適用することができる。この透過型カラー液晶表示装置100は、透過型のカラー液晶表示パネル110と、このカラー液晶表示パネル110の背面側に設けられたバックライト装置140とからなる。また、図示しないが、この透過型カラー液晶表示装置100は、地上波や衛星波を受信するアナログチューナー、デジタルチューナーといった受信部、この受信部で受信した映像信号、音声信号をそれぞれ処理する映像信号処理部、音声信号処理部、音声信号処理部で処理された音声信号を出力するスピーカといった音声信号出力部などを備えていてもよい。
一般に、光学機能シート群145は、例えば、入射光を直交する偏光成分に分解する機能、光波の位相差を補償して広角視野角化や着色防止を図る機能、入射光を拡散させる機能、輝度向上を図る機能などを備えたシートで構成されており、バックライト装置140から面発光された光をカラー液晶表示パネル110の照明に最適な光学特性を有する照明光に変換するために設けられている。したがって、光学機能シート群145の構成は、上述した拡散シート142、プリズムシート143、偏光変換シート144に限定されるものではなく、様々な光学機能シートを用いることができる。
なお、以下の説明において、赤色発光ダイオード21R、緑色発光ダイオード21G、青色発光ダイオード21Bを総称する場合は、単に発光ダイオード21と呼ぶ。発光ダイオード21は、LEDチップ等の光源から発せられた光を側面から放射するような放射指向特性を有しているものを使用する。
発光ダイオードユニット21nを形成するために、基板22上に発光ダイオード21を配列する順番は、赤色発光ダイオード21R、緑色発光ダイオード21G、青色発光ダイオード21Bを繰り返し単位とする最も基本的な配列の仕方や、緑色発光ダイオード21Gを等間隔で配列させ、隣り合う緑色発光ダイオード21Gの間に、赤色発光ダイオード21R、青色発光ダイオード21Bを交互に配列させるような順番など様々な配列の仕方がある。本実施の形態では、バックライト端面部の色ムラを減らすことを考慮して、図3に示すように、5個の発光ダイオードを1セットとして、緑色発光ダイオード21G、赤色発光ダイオード21R、青色発光ダイオード21B、赤色発光ダイオード21R、緑色発光ダイオード21Gの順番で繰り返し配置し(以下、5シーケンシャル方式という。)、発光ダイオードユニット21nを構成する。
バックライト筐体部120内に、5つの発光ダイオードユニット211〜215が、その長手方向が水平方向となるように配列されている。各発光ダイオードユニットは、それぞれ3つの配線基板221〜223を水平方向に連ねて構成されている。各配線基板には、上述した5シーケンシャル方式で構成された発光ダイオード21が、3セット分実装されている。なお、本実施の形態では、製造コストや、筐体部への取り付け作業性を考慮して、基板22はすべて同一の構造を有しているが、基板の長さや取り付ける発光ダイオードの数は、必要に応じて適宜変更してもよい。
基板22の配線板19上には、上述したように5シーケンシャル方式で構成された発光ダイオード21が3セット分、すなわち15個の発光ダイオード21が実装されている。配線板19には、各発光ダイオード21を駆動するための電源を接続するコネクタ部20A、20Bが設けられ、配線板19は、ネジ28によってバックライト筐体部120に取り付けられる。
発光ダイオードユニット212の端部に設けられた緑色発光ダイオード21Gの位置は、上方向に隣り合う発光ダイオードユニット211の端部に設けられた緑色発光ダイオード21Gの位置よりも、発光ダイオードの幅1個分の長さで、バックライト筐体の側面部120b側へ近づくように配置されている。また、発光ダイオードユニット212の端部に設けられた緑色発光ダイオード21Gの位置は、下方向に隣り合う発光ダイオードユニット213の端部に設けられた緑色発光ダイオード21Gの位置よりも、発光ダイオードの幅2個分の長さで、バックライト筐体の側面部120b側へ近づくように配置されている。
また、発光ダイオードユニット211端部に設けられた緑色発光ダイオード21Gの位置と、発光ダイオードユニット213端部に設けられた緑色発光ダイオード21Gの位置とを比較すると、発光ダイオードユニット213端部の緑色発光ダイオードの位置が、発光ダイオードの幅1個分の長さで、バックライト筐体の側面部120bよりも遠ざかるように配置されている。すなわち、バックライト筐体の側面部120bに対して、各発光ダイオードユニットの端部に設けられた発光ダイオードの位置が異なるように構成されている。
発光ダイオードユニット213に設けられた青色発光ダイオード21Bから出射された光Lは、隣り合う発光ダイオードユニット212、214に設けられた青色発光ダイオード21Bから出射した青色光Lと、図示されるような光路で混ざり合う。この場合、図7からも明らかなように、青色光の光路間には、多数の赤色発光ダイオード21R及び緑色発光ダイオード21Gが配置されている。すなわち、発光ダイオードユニット213の青色発光ダイオード21Bから出射された青色光が、隣り合う発光ダイオードユニット212、214の青色発光ダイオード21Bに到達するまでの間に、出射された青色光は、赤色発光ダイオード21Rから出射された赤色光及び緑色発光ダイオード21Gから出射された緑色光と混ざり合うことになる。
また、各発光ダイオードユニット211〜215の中心部に配置されている発光ダイオード21の発光色が、隣り合う発光ダイオードユニット間の垂直方向で異なるように、発光ダイオードを、隣り合う発光ダイオードユニットに配置したので、赤色光、緑色光、青色光がよく混ざり合うようになり、バックライトの中央部で縦筋状の色ムラが発生することを防止することができる。
バックライト筐体120内に設けられた発光ダイオードユニット211〜215のうち最も外側に配置された発光ダイオードユニット、即ちバックライト筐体の側面部120aに沿うように配列されている発光ダイオードユニット211及び215は、バックライト筐体部の隅部120cと最も近くなる位置に配置されている。そして、発光ダイオードユニット211の端部に設けられている緑色発光ダイオード21Gと、バックライト筐体の隅部120c−1との距離が、それぞれ等しくなるように発光ダイオードユニット211をバックライト筐体120に配置する。同様に、発光ダイオードユニット215の端部に設けられている緑色発光ダイオード21Gと、バックライト筐体の隅部120c−2との距離が、それぞれ等しくなるように発光ダイオードユニット215を配置する。本実施の形態では、バックライト筐体120の4つの隅部120cと、発光ダイオードユニット211、215の両端部の緑色発光ダイオード21Gとの距離が、全て等しくなるように構成されている。
発光ダイオードユニット212の端部の緑色発光ダイオード21Gは、隣り合う発光ダイオードユニット213の端部に設けられている緑色発光ダイオード21Gの位置よりも、発光ダイオード1.5個分の幅の長さで、バックライト筐体の側面部120b側へ近くなるように配置されている。このような構成であっても、隣り合う発光ダイオードユニット間において、垂直方向に隣接する発光ダイオード21の発光色は異なっているので、バックライトの端部で発生する縦筋状の色ムラと、バックライトの中央部で発生する縦筋状の色ムラを防止することができる。
反射シート126は、その反射面が、拡散板141の光入射面141aと対向するように、かつ、発光ダイオード21の発光方向よりもバックライト筐体部120側となるように配されている。反射シート126は、例えば、シート基材上に銀反射膜、低屈折率膜、高屈折率膜を順に積層することで形成された銀増反射膜などを用いることができる。またこの反射シート126は、主に発光ダイオード21から発光され、その放射角度分布によって下向きに放射された光や、バックライト筐体部120の反射面で反射された光などを反射する。
拡散板141は、バックライト筐体部120に設けられたブラケット部材108で保持される。
ユーザインターフェース300は、上述した図示しない受信部で受信するチャンネルを選択したり、同じく図示しない音声出力部で出力させる音声出力量を調整したり、カラー液晶表示パネル110を照明するバックライト装置140からの白色光の輝度調節、ホワイトバランス調節などを実行するためのインターフェースである。
例えば、ユーザインターフェース300から、ユーザが輝度調節をした場合には、駆動回路200の制御部270を介してバックライト駆動制御部280に輝度制御信号が伝わる。バックライト駆動制御部280は、この輝度制御信号に応じて、パルス幅変調信号のデューティ比を、赤色発光ダイオード21R、緑色発光ダイオード21G、青色発光ダイオード21B毎に変えて、赤色発光ダイオード21R、緑色発光ダイオード21G、青色発光ダイオード21Bを駆動制御することになる。
Claims (6)
- カラー液晶表示パネルを背面側から照明するバックライト装置であって、
複数の発光素子を列状に配置した複数の発光素子列を、バックライト筐体内部に平行に配置し、
発光素子列の端部の発光素子とバックライト筐体の側板との距離を、隣り合う発光素子列において異ならせたこと
を特徴とするバックライト装置。 - 前記隣り合う発光素子列の垂直方向において隣り合う発光素子の発光色を異ならせたことを特徴とする請求項1記載のバックライト装置。
- バックライト筐体内部の隅部と、前記筐体内部に平行に配置した複数の発光素子列のうち最も外側に設けられた発光素子列の端部の発光素子との距離が、バックライト筐体内部で全て等しいことを特徴とする請求項1記載のバックライト装置。
- 透過型のカラー液晶表示パネルと、この透過型カラー液晶パネルを背面側から照明するバックライト装置とからなる液晶表示装置であって、
前記バックライト装置は、複数の発光素子を列状に配置した複数の発光素子列を、バックライト筐体内部に平行に配置し、
発光素子列の端部の発光素子とバックライト筐体の側板との距離を、隣り合う発光素子列において異ならせたこと
を特徴とする液晶表示装置。 - カラー液晶表示パネルを背面側から照明するバックライト装置であって、
少なくとも赤色光、緑色光、青色光をそれぞれ発光する複数の発光ダイオードを実装した複数の基板を、バックライト筐体内部に平行に配置し、
基板の端部の発光ダイオードとバックライト筐体の側板との距離を、隣り合う基板において異ならせたことを特徴とするバックライト装置。 - 前記隣り合う基板の垂直方向において隣り合う発光ダイオードの発光色を異ならせたことを特徴とする請求項5記載のバックライト装置。
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