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JP2006233920A - 燃料ガスカロリー制御装置及びガスタービンシステム - Google Patents

燃料ガスカロリー制御装置及びガスタービンシステム Download PDF

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JP2006233920A JP2005052356A JP2005052356A JP2006233920A JP 2006233920 A JP2006233920 A JP 2006233920A JP 2005052356 A JP2005052356 A JP 2005052356A JP 2005052356 A JP2005052356 A JP 2005052356A JP 2006233920 A JP2006233920 A JP 2006233920A
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康治 平本
Takuya Murase
拓也 村瀬
Tomonari Takada
智成 高田
Hiroshi Kawane
浩 川根
Takashi Sonoda
隆 園田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】 本発明は、カロリーの変動の大きい燃料ガスにおけるカロリー変動を抑制することで、燃料ガスのガスカロリーを一定に制御する燃料ガスカロリー制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 CFGがガスタンク2に供給されると、このCFGに異なる時間遅延を与えるとともに混合することによってCFGのガスカロリーの変動率を抑制する。このCFGをガス混合器3でBFGと混合する際、混合ガスのガスカロリーに基づいてBFGのガス流量をフィードバック制御し、混合ガスのガスカロリーを一定とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高炉ガスを燃料ガスとする燃焼系統における燃料ガスのガスカロリーを一定とする燃料ガスカロリー制御装置に関するとともに、この燃料ガスカロリー制御装置によってガスカロリーが一定に制御された燃料ガスが供給されるガスタービンシステムに関する。
現在、製鉄所内の高炉から排出される副生ガスである高炉ガスはCO分を多く含んでおり、この高炉ガスを主燃料とするガスタービン発電システムが開発されている。このようなガスタービン発電システムにおいては、高炉の操業状態により、発生した高炉ガスのガスカロリーが大きく変動する。よって、この高炉ガスのガスカロリーの変動により、高炉ガスを主燃料とするガスタービンの発電出力が変動してしまう。特に、高炉ガスのガスカロリーの変動が大きいときには、不安定燃焼や失火に至る場合もある。
そのため、ガスタービン発電システムの運転の安定化を図るために、ガスタービン発電システムに供給する燃料ガスのガスカロリーを測定し、ガスカロリーを一定にするよう点火ガス量をフィードバック調整するものやガスタービン発電出力を一定にするように点火ガス量を調整する方法が用いられている。又、この高炉ガス(BFG:Blast Furnace Gas)とコークス炉ガス(COG:Cokes Oven Gas)を混合した混合ガスのガスカロリーを一定にする燃焼制御方法として、混合ガス流量を一定とする混合ガス流量一定制御系で変動後に安定化するとCOG流量を推定し、推定したCOG流量を用いて混合ガスのガスカロリーを一定とするコークス炉でのガスカロリー一定燃焼制御方法が提案されている(特許文献1参照)。
又、本出願人も、BFGとCOGとを混合するガス混合器を備えるとともこのガス混合器で混合されて得られた燃料ガスにより運転稼働するガスタービンシステムにおいて、ガス混合器から供給される燃料ガスのガスカロリーを制御するための燃料ガスカロリー制御装置を提案している(特許文献2参照)。
この燃料ガスカロリー制御装置においては、ガスタービンに供給される燃料ガスのガスカロリーを測定するガスカロリー計が設置される。そして、このガスカロリー計による測定結果に基づいて、ガス混合器で混合された燃料ガスのガスカロリーを推定して、ガスタービンに供給される燃料ガスのガスカロリーを一定とするフィードバック制御が行われる。又、ガス混合器に供給されるBFGのガスカロリーを測定するガスカロリー計が設置される。そして、このガスカロリー計による測定結果に基づいて、BFGのガスカロリーの変動を事前に検知して、燃料ガスがガス混合器からガスタービンに供給されるまでの経過時間の影響を抑制するフィードフォワード制御が行われる。
特開平7−19453号公報 特開2004−190632号公報
しかしながら、現在、開発されている新しい製鉄法としてCOREX法やFINEX法があるが、COREX法やFINEX法などの新しい製鉄法を用いた新型炉で発生する副生ガス(CFG:Corex Furnace Gas)はカロリーの変動速度及び変動幅が大きい。そのため、従来のガスカロリー一定燃焼制御方法ではその応答性が低くなってしまい、このような新型高炉の副生ガスを用いた燃焼系統において、不安定燃焼や失火が起こってしまう。
又、特許文献2における燃料ガスカロリー制御装置のように、フィードフォワード制御を備えるものとすることで、突発的な外乱などの急激な変化に対応することができる。しかしながら、新型炉からの副生ガスであるCFGを混合する場合、このCFGの変動が急激なものであるため、従来のフィードフォワードを用いたとしても、燃料ガスのガスカロリーの変動値を十分に抑制できない。又、ガスカロリー計の応答性は悪く、その時間遅れが大きいため、この新型好悪炉から発生する副生ガスの急激な変動に対応することが困難である。
このような問題を鑑みて、本発明は、カロリーの変動の大きい燃料ガスにおけるカロリー変動を抑制することで、燃料ガスのガスカロリーを一定に制御する燃料ガスカロリー制御装置及びこの燃料ガスカロリー制御装置によるガスタービンシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の燃料ガスカロリー制御装置は、第1燃料ガスと第2燃料ガスとを混合する第1ガス混合器と、該第1ガス混合器で混合されて得られた混合燃料ガスのガスカロリーを計測する第1ガスカロリー計と、該第1ガスカロリー計の計測結果に基づいて前記混合燃料ガスのガスカロリーが一定となるように前記第1及び第2燃料ガスの流量比を設定するフィードバック制御部と、を備える燃料ガスカロリー制御装置において、前記第1燃料ガスに異なる時間遅れを与えるとともに、異なる時間遅れが与えられた前記第1燃料ガスを混合して前記第1ガス混合器に供給するガスタンクを備えることを特徴とする。
このような燃料ガスカロリー制御装置において、第3燃料ガスと前記第2燃料ガスとを混合して前記第1燃料ガスを生成する第2ガス混合器と、前記第2ガス混合器に供給される前記第3燃料ガスのガスカロリーを計測する第2ガスカロリー計と、該第2ガスカロリー計によって計測される前記第3燃料ガスのガスカロリーに基づいて、現時点で前記ガス混合器に供給される前記第1燃料ガスのガスカロリーを推測して、前記混合燃料ガスのガスカロリーが一定となるように前記第2及び第3燃料ガスの流量比を設定する第1フィードフォワード制御部と、を備えるものとしても構わない。
又、前記ガスタンクから前記第1ガス混合器に供給される前記第1燃料ガスのガスカロリーを計測する第3ガスカロリー計と、該第3ガスカロリー計によって計測される前記第1燃料ガスのガスカロリーに基づいて、現時点で前記ガス混合器に供給される前記第1燃料ガスのガスカロリーを推測して、前記混合燃料ガスのガスカロリーが一定となるように前記第1及び第2燃料ガスの流量比を設定する第2フィードフォワード制御部と、を備えるものとしても構わない。
更に、これらの燃料ガスカロリー制御装置において、前記ガスタンクが、供給された前記第1燃料ガスを混合する筺体と、該筺体外部から該筺体内部に挿入されて、その内側を前記第1燃料ガスが流れるとともに、その外周に複数のノズル孔が形成された時間遅延用配管と、前記筺体における前記時間遅延用配管の設置位置以外の部分に設置されるとともに前記筺体内部で混合された前記第1燃料ガスを前記筺体外部に導出するガス排出用配管と、を備えるものとしても構わない。
このように前記ガスタンクを構成するとき、前記時間遅延用配管が、前記筺体の内壁に沿うように形成された本管と、該本管より形成される複数の枝管と、によって構成されるものとしても構わない。このとき、又、前記筺体が円筒形状であり、前記本管が前記筺体の上端面と側面との境界及び前記筺体の下端面と側面との境界に沿うとともに、前記筺体の上端面と側面との境界及び前記筺体の下端面と側面との境界に沿う部分を接続するように形成され、複数の前記枝管が前記筺体の外周面に平行となるように形成され、前記ガス排出用配管が前記筺体内部に挿入されるとともに、前記ガス排出口が前記筺体の端面の中心位置に設けられるものとしても構わない。
又、上述の燃料ガスカロリー制御装置において、前記ガスタンクが、供給された前記第1燃料ガスを混合する円筒形状の筺体と、前記第1燃料ガスが導入されるガス導入配管と、前記筺体の一方の端面に接続されて該筺体の内部を2つの領域に分離するとともに、内周面に前記2つの領域をつなぐノズル孔が設置される内筒と、前記筺体内部で混合された前記第1燃料ガスを前記筺体外部に導出するガス排出用配管と、を備えるものとしても構わない。このとき、前記内筒の内周面を、前記筺体の他方の端面近傍に向かってテーパー形状としても構わない。
又、上述の燃料ガスカロリー制御装置において、前記ガスタンクが、供給された前記第1燃料ガスを混合する筺体と、前記筺体に挿入されるとともに前記第1燃料ガスが導入されるガス導入配管と、該ガス導入配管の先端に設けられるノズルと、前記筺体内部で混合された前記第1燃料ガスを前記筺体外部に導出するガス排出用配管と、該ガス排出用配管と前記筺体が接続されるガス排出口と、を有し、前記ノズルの向きが、前記ガス排出口から遠ざかる向きとされるものとしても構わない。
このような燃料ガスカロリー制御装置において、前記ノズル及び前記ガス排出口が前記筺体の下端面側に設置されるとともに、前記ノズルが前記筺体の下端面に対して仰角を備え、前記筺体の上端面側に前記第1燃料ガスを噴出するものとしても構わない。そして、前記ノズルの向きを前記筺体の中心軸に向かう方向としても構わないし、前記ノズルの向きを前記筺体の側面の周方向に沿った方向としても構わない。更に、前記ガス排出口近傍に、前記ガス排出口に流れ込む前記第1燃料ガスの流れを遮る遮断板が設置されるものとしても構わない。
又、前記ガス導入配管が前記筺体の複数箇所より挿入されるとともに、前記ノズルを複数備えるものとしても構わない。このとき、前記ガス排出口を複数備えるものとしても構わない。
又、上述の燃料ガスカロリー制御装置において、前記ガスタンクが、前記筺体内部の前記第1燃料ガスを拡散する複数のファンを備えるものとしても構わない。又、前記筺体内部に供給された前記第1燃料ガスを外部に設置された経路に一時的に放出し、当該外部の経路に放出された前記第1燃料ガスと前記筺体内部に残留した前記第1燃料ガスとを混合するように、前記外部の経路に前記第1燃料ガスを放出するブロアを設置するものとしても構わない。
更に、本発明のガスタービンシステムは、燃料ガスを圧縮するガス圧縮機と、空気を圧縮する空気圧縮機と、前記ガス圧縮機からの前記燃料ガスと前記空気圧縮機からの前記空気が供給されるとともに燃焼させることで燃焼ガスを精製する燃焼器と、該燃焼器からの燃焼ガスによって回転駆動するガスタービンと、を備えるガスタービンシステムにおいて、上述のいずれかの燃料ガスカロリー制御装置を備えるとともに、前記燃料ガスカロリー制御装置からの前記混合燃料ガスが、前記燃料ガスとして前記ガス圧縮機に供給されることを特徴とする。
本発明によると、異なる時間遅れが与えられた燃料ガスを混合するガスタンクを備えるため、この燃料ガスのガスカロリーの変動率を緩やかなものとすることができ、ガスカロリー計の測定値によるフィードバック制御を安定したものとすることができる。よって、このガスタンクから供給される燃料ガスと他の燃料ガスとが混合されて得られる混合燃料ガスのガスカロリーを一定に制御する際、この混合燃料ガスのガスカロリーの変動を小さくすることができる。又、ガスタンクに供給する前に一度燃料ガスを混合するとともに、この混合する燃料ガスのガスカロリーをフィードフォワード制御によって制御することで、最終的に必要となる混合燃料ガスのガスカロリーにおける変動率に含まれる高周波成分を低減することができる。更に、ガスタンクから排出される燃料ガスのガスカロリーを用いたフィードフォワード制御を行うことによっても、最終的に必要となる混合燃料ガスのガスカロリーにおける変動率に含まれる高周波成分を低減することができる。このように、混合燃料ガスのガスカロリーの変動率を抑え、安定させることができるため、ガスタービンシステムなどで使用されるとき、安定した燃焼動作を行うことができる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のガスタービンシステムの構成を示すブロック図である。
図1のガスタービンシステムは、COREX炉やFINEX炉などの新型炉(不図示)から排出されるCFGを供給するCFG導入管1aと、高炉から排出されるBFGを供給するBFG導入管1bと、CFG導入管1aで供給されたCFGの変動率を抑制するためのガスタンク2と、ガスタンク2から排出されたCFGとBFG導入管1bから供給されるBFGとを混合するガス混合器3と、ガス混合器3でCFGとBFGとが混合された混合ガスにおけるダストなどを集塵する電気集塵機(EP:Electrical dust Precipitator)4と、を備える。
このようなガスタービンシステムにおいて、CFG導入管1aより導入されるCFGがガスタンク2に供給されると、ガスタンク2内で時間遅延されたCFGと時間遅延されていないCFGとが混合され、CFGの時間的な変動を機械的に抑制する。即ち、このガスタンク2に供給されるCFGがガスタンク2から排出されるまでの到達時間が変化するように、ガスタンク2が機械的に構成されることで、CFGの時間的な変動が抑制される。
そして、このガスタンク2から排出されたCFGがガス混合器3に供給されると、同様にガス混合器3に供給されるBFGと混合されて、燃料ガスとなる混合ガスが得られる。この混合ガスがEP4に供給されると、EP4において、放電極と集塵極との間に高圧直流電流を荷電し、その内部にコロナ放電を発生させることで、混合ガスに含まれるダストにマイナスイオンを帯電させることで集塵し、混合ガスの洗浄を行う。
又、このガスタービンシステムは、EP4で洗浄された混合ガスを圧縮するガス圧縮機5と、外部から供給される空気を圧縮する空気圧縮機6と、ガス圧縮機5及び空気圧縮機6それぞれで圧縮された混合ガス及び空気が供給されて燃焼動作を行う燃焼器7と、燃焼器7で燃焼されて得られた燃焼ガスが供給されて回転するガスタービン8と、ガスタービン8の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機9と、を備える。
このように構成されるとき、ガス圧縮機5、空気圧縮機6、ガスタービン8、及び発電機9が同軸で構成され、ガスタービン8の回転によりガス圧縮機5及び空気圧縮機6及び発電機9が回転する。このとき、EP4からの燃料ガスとなる混合ガスがガス圧縮機5に供給されると、ガス圧縮機5で高温高圧に圧縮されて燃焼器7に供給される。又、外部の空気が空気圧縮機6に供給されることで、同様に高温高圧に圧縮されて燃焼器7に供給される。
そして、燃焼器7において、ガス圧縮機5から供給される混合ガスが空気圧縮機6より供給される空気とともに燃焼されることで、燃焼ガスが生成されてガスタービン8に供給される。この燃焼器7からの燃焼ガスによってガスタービン8が回転することで、ガス圧縮機5及び空気圧縮機6及び発電機9が回転し、ガス圧縮機5及び空気圧縮機6において混合ガス及び空気の圧縮が行われるとともに、回転する発電機9において発電動作が行われる。
更に、このガスタービンシステムは、EP4からの混合ガスのガスカロリーを計測するガスカロリー計10aと、BFG導入管1bに設置されてガス混合器3に供給するBFGの流量を設定するBFG流量制御弁11と、ガスカロリー計10aによって計測された混合ガスのガスカロリーに基づいてBFG流量制御弁11の開度を設定するガスカロリー制御部12と、を備える。
このように構成されるとき、ガスカロリー計10aにおいて、EP4から混合ガスのガスカロリーが計測されると、この計測された混合ガスのガスカロリーがガスカロリー制御部12に与えられる。そして、このガスカロリー制御部12において、まず、ガスカロリー計10aで計測された混合ガスのガスカロリーと目標値として設定したガスカロリーとを比較する。そして、計測された混合ガスのガスカロリーと目標値として設定したガスカロリーとの偏差に基づいて、BFG導入管1bよりガス混合器3に供給するBFGの流量を設定する。その後、この設定したBFGの流量に基づいて、BFG流量制御弁11の開度を調整することによって、EP4から排出される混合ガスのガスカロリーが目標値で一定となるように調整する。
即ち、カロリー制御部12では、ガスカロリー計10aで計測された混合ガスのガスカロリーによりBFGの流量を制御するためのフィードバック制御が行われる。このようなフィードバック制御が行われるとき、ガスカロリー計10aで計測された混合ガスのガスカロリーと目標値として設定したガスカロリーとの偏差に積分成分及び微分成分が加えられたPI制御が行われるものとしても構わない。尚、本実施形態を含め以下の各実施形態において、ガスカロリー計として、その応答性が1分数十秒となる高応答性のものが使用される。
このようなガスタービンシステムにおけるガスタンク2の構成について説明する。図2〜図9は、ガスタンク2の各構成例を示す概略図である。
1.第1構成例
ガスタンク2の第1構成例について、図2を参照して説明する。この図2に示すガスタンク2は、CFG導入管1aから供給されるとともに時間遅延されたCFGの混合を行う円筒形状の筺体20と、CFG導入管1aと接続されるCFG導入口21と、CFG導入口21と接続されるとともに複数のノズル孔23を備えたCFG遅延用配管22と、筺体20で混合されたCFGが排出される複数のCFG排出口24と、複数のCFG排出口24を連結するとともにガス混合器3への配管に接続されたCFG排出用配管25と、を備える。尚、図2において、筺体20内部に構成される部分については、点線で図示する。
このガスタンク2において、筺体20の側面における一方の端面近傍にCFG導入口21が設置されるとともに、CFG排出口24が筺体20の側面におけるCFG導入口21の設置位置と逆側となる位置に設置される。このとき、複数のCFG排出口24が、筺体20の側面において、両端面との間で等間隔となるように設置される。又、CFG遅延用配管22は、CFG導入口21に接続されるとともに、CFG導入口21から離れた位置に設置されたCFG排出口24に向かって延びた状態となるように構成される。そして、このCFG遅延用配管22には、CFG遅延用配管22を流れるCFGの一部が配管より漏れるように、その外周面に複数のノズル孔23が形成される。
このようにガスタンク2が構成されるとき、CFG遅延用配管22において、CFG導入口21側におけるノズル孔23からCFG排出口24までの距離と、CFG排出口24側におけるノズル孔23からCFG排出口24までの距離とが異なるものとなる。尚、このCFG遅延用配管22は、CFG排出口24近傍まで到達するように形成されるとともに、CFG導入口21と接続された端部と逆側の端部にもノズル孔23が設けられる。又、CFG排出口24それぞれについても、CFG導入口21との距離が異なるものとなる。
このとき、CFG導入口21から導入されたCFGは、CFG遅延用配管22を流れる間に、その一部がノズル孔23それぞれから漏れる。そして、ノズル孔23それぞれから漏れたCFGがCFG排出口24それぞれに向かって流れる。このとき、各ノズル孔23からCFG排出口24それぞれに向かって流れるCFGの距離が異なるものとなるため、CFG導入口21に導入された時刻の異なるCFGがCFG排出口24に同時に到達することとなる。即ち、CFG遅延用配管22のノズル孔23それぞれからCFGの一部を漏れるようにすることで、CFG導入口21から導入されたCFGの一部を遅延させてCFG排出口24に到達させることができる。
よって、CFG排出口24において、異なる時刻にCFG導入口21に導入されたCFGが混合されてCFG排出用配管25に排出される。又、CFG排出口24それぞれが、CFG導入口21との相対位置の異なる位置に設置されるため、CFG排出口24それぞれからCFG排出用配管25に排出されることで混合されるCFGそれぞれについても、異なる時刻にCFG導入口21に導入されたCFGとなる。よって、CFG排出用配管25において、CFG排出用配管25によって遅延されたCFGが更に混合される。
このように、異なる時刻にCFG導入口21に導入されたCFGが混合されることによって、ガスカロリーの異なるCFGが混合されることとなる。そのため、ガスタンク2のCFG排出用配管25を通じてガス混合器3に供給されるCFGは、CFG導入管1aより供給されるCFGにおけるガスカロリーの変動率に比べて、そのガスカロリーの変動率が緩和された状態となる。よって、このガスカロリーの変動率が緩和されたCFGがガス混合器3でBFGと混合されて得られた混合ガスのガスカロリーについても、その変動率が抑制されることとなる。
2.第2構成例
ガスタンク2の第2構成例について、図3を参照して説明する。尚、図3における構成において、図2における構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。この図3に示すガスタンク2は、筺体20と、CFG導入口21と、CFG導入口21と接続されるとともに複数のノズル孔23を備えたCFG遅延用配管30と、筺体20で混合されたCFGが排出されるCFG排出口31と、CFG排出口31に挿入されるとともにガス混合器3への配管に接続されたCFG排出用配管32と、を備える。尚、図3において、筺体2内部の構成を実線で図示するとともに、筺体2内部で各部品の重なる部分を点線で示すものとする。
このようにガスタンク2が構成されるとき、CFG遅延用配管30が、筺体20の側面と上端面及び下端面それぞれとの境界線の沿うように形成された本管30aと、本管30aから突出するとともに筺体20の一方の端面から他方の端面に向かって筺体の20の側面と平行となるように形成される複数の枝管30bと、を備える。又、これらの本管30a及び枝管30bそれぞれの側面及び端部には、複数のノズル孔23が構成され、本管30a及び枝管30bを流れるCFGの一部が筺体20内に漏れる。
このとき、本管30aが、筺体20の側面における上端面側に設置されたCFG導入口21と接続されるとともに筺体20の側面と上端面との境界線に沿うようにして筺体20の上端面の外周略1周分だけ形成される部分と、筺体20の側面と下端面との境界線に沿うようにして筺体20の下端面の外周略1周分だけ形成される部分と、この筺体20の上端面及び下端面それぞれの外周に沿うように形成された部分をつなぐ部分と、を備える。そして、この本管30aにおける筺体20の上端面及び下端面それぞれの外周に沿うように形成された部分それぞれに、複数の枝管30bが形成される。
更に、CFG排出口31が、筺体20の上端面の中央に設置されるとともに、CFG排出用配管32が、このCFG排出口31を通して筺体20の中央部まで挿入される。即ち、排出用配管32を中心にして、その外周を囲むように、CFG遅延用配管30の枝管30bが配置されるとともに、CFG遅延用配管30の本管30aにおける筺体20の上端面の外周に沿うように形成された部分が、CFG排出口31を囲むように形成される。
このようにCFG遅延用配管30を構成することで、CFG遅延用配管30を流れるCFGが、いずれかのノズル孔23より筺体20に漏れてCFG排出用配管32内部に流れ込むため、CFG導入口20からCFG排出口31へのCFGの流れる経路を筺体20内部に複数形成することができる。そして、CFG排出用配管32の構成を複雑にするとともに、このCFG排出用配管32における様々な位置にノズル孔23が設けられるため、複数形成されたCFGのCFG導入口20からCFG排出口31へ流れる経路の距離を様々な長さとすることができる。よって、異なる時刻にCFG導入口20よりガスタンク2に供給されたCFGがCFG排出用配管32に流れ込むこととなり、この異なる時刻にガスタンク2に供給されたCFGが混合されて、CFGのガスカロリーの変動率が抑制されることとなる。
3.第3構成例
ガスタンク2の第3構成例について、図4を参照して説明する。尚、図4における構成において、図2における構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。この図4に示すガスタンク2は、筺体20と、CFG導入口21と、CFG排出口24と、CFG排出用配管25と、CFG導入口21を通じて挿入されたCFG導入管1aと接続されるとともに複数のノズル孔23を備えたテーパー形状の内筒40と、を備える。尚、図4において、筺体20内部に構成される部分については、点線で図示する。
このようにガスタンク2が構成されるとき、内筒40が筺体20の上端面と側面との境界線から筺体40の中心に向かってテーパー形状となるように形成される。そして、この内筒40の上端面を筺体20の上端面とするとともに内筒40の下端を筺体40の下端面に近接する位置に形成することで、筺体20内部の空間を、内筒40の内部と外部の2領域に分割する。又、この内筒40の下端側は解放された状態とされる。そして、この内筒40の側面に複数のノズル孔23を形成するとともに、CFG導入口21を通じて挿入されたCFG導入管1aが内筒40の側面に沿うように接続される。更に、CFG排出口24が、筺体20の側面の上端面側に設置されるとともに、このCFG排出口24にCFG排出用配管25が接続される。
この内筒40が設けられることによって、CFG導入管1aより内筒40の内側領域に導入されたCFGが、内筒40の側面に沿って流れるため、内筒40の内側領域にCFGによる旋回流が生じ、このCFGが内筒40の下端側に流れた後、内筒40の下端から内筒40の外側領域に流出する。このとき、内筒40の側面に沿って流れるCFGの一部が内筒40の側面に形成された複数のノズル孔23から内筒40の外側領域に漏れる。よって、内筒40の外側領域において、ノズル孔23から漏れたCFGと内筒40の下端から流出するCFGとが混合された後、この混合されたCFGがCFG排出口24を通じてCFG排出用配管25に排出される。
このような内筒40を筺体20内部に構成することによって、異なる時刻にCFG導入口20よりガスタンク2に供給されたCFGがCFG排出用配管25に流れ込むこととなり、この異なる時刻にガスタンク2に供給されたCFGが混合されて、CFGのガスカロリーの変動率が抑制されることとなる。
4.第4構成例
ガスタンク2の第4構成例について、図5を参照して説明する。尚、図5における構成において、図2における構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。この図5に示すガスタンク2は、筺体20と、CFG導入口21と、CFG排出口24と、CFG排出用配管25と、筺体20に導入されたCFGを拡散することで混合する複数のファン50と、ファン50それぞれを回転させる複数のモータ51と、を備える。尚、図5において、筺体20内部に構成される部分については、点線で図示する。
このようにガスタンク2が構成されるとき、筺体20の側面における一方の端面(図5では上端面)近傍にCFG導入口21が設置されるとともに、CFG排出口24が筺体20の側面におけるCFG導入口21の設置位置と逆側となる位置で且つ筺体20の側面における他方の端面(図5では下端面)近傍に設置される。そして、筺体20内部における筺体20の両端面にファン50が設置されるとともに、このファン50それぞれの軸と接続されたモータ51が筺体20外部における筺体20の両端面に設置される。
このようなファン50及びモータ51が設置されることによって、CFG導入口21を通じてCFG導入管1aより筺体20内部に供給されるCFGが、モータ51によって回転される複数のファン50によって拡散される。よって、筺体20内部において十分に拡散されたCFGが混合されることで、CFG排出口2を通じて、異なる時刻にCFG導入口20よりガスタンク2に供給されたCFGがCFG排出用配管25に流れ込むこととなり、この異なる時刻にガスタンク2に供給されたCFGが混合されて、CFGのガスカロリーの変動率が抑制されることとなる。
5.第5構成例
ガスタンク2の第5構成例について、図6を参照して説明する。尚、図6における構成において、図2における構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。この図6に示すガスタンク2は、筺体20と、CFG導入口21と、CFG排出口24と、CFG排出用配管25と、CFG導入口21より筺体20内部に挿入されたCFG導入管1aの先端に設けられるノズル60と、を備える。尚、図6において、筺体20内部に構成される部分については、点線で図示する。
このようにガスタンク2が構成されるとき、CFG導入口21とCFG排出口24とが、筺体20側面の下端面側において、筺体20下端面の中心を挟んで反対側となるように設置されるとともに、その設置高さがほぼ同じ高さとされる。又、CFG導入管1aの先端に設置されたノズル60は、筺体20の下端面に対して所定の仰角(例えば、45度)を備えるとともに、ノズル60のCFG導入管1aとの結合部から先端までの長さが、ノズル60の口径の定数倍(例えば、略3倍)とされる。
そして、このノズル60は、その向きが筺体20の下端面及び上端面の中心を結ぶ中心軸に向かう方向となるように設置される。このようにノズル60を設置することで、CFG導入管1aより導入されたCFGがノズル60より先端より筺体20内部に供給されるとき、筺体20の下端面から上端面に対してCFGが放出されることとなる。そして、ノズル60の先端が示す延長線上にCFG排出口24が存在しないので、ノズル60からCFG排出口24までの経路が長くなる。
よって、本構成例では、CFG導入管1aから導入されるCFGがノズル60より筺体20内部に放出されると、筺体20の下端面側に設置されたCFG排出口24に至るまでに時間がかかり、遅延が生じることとなる。又、このとき、ノズル60から放出されるCFGによる噴出流に沿って筺体20内部に残存している周りのCFGが巻き込まれるため、異なる時間に筺体20内部に供給されたCFGが混合される。そのため、本構成例においても、異なる時刻にガスタンク2に供給されたCFGが混合されて、CFGのガスカロリーの変動率が抑制されることとなる。
6.第6構成例
ガスタンク2の第6構成例について、図7を参照して説明する。尚、図7における構成において、図6における構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。この図7に示すガスタンク2は、筺体20と、CFG導入口21と、CFG排出口24と、CFG排出用配管25と、ノズル60と、CFG排出口24を覆うように設置された遮断板70と、を備える。尚、図7において、筺体20内部に構成される部分については、点線で図示する。
このようにガスタンク2が構成されるとき、第5構成例と異なり、CFG排出口24が筺体20の下端面の中央に設置される。又、このCFG排出口24の上側を覆うように設置される遮断板70は、筺体20の下端面よりも少し高い位置に設置され、遮断板70とCFG24との間に空隙が設けられる。更に、ノズル60の構成は、第5構成例と同様、筺体20の中心軸に向かう向きとされるとともに所定の仰角及び口径の定数倍とされる。
よって、本構成例では、まず、CFG導入管1aより導入されたCFGがノズル60より先端より筺体20内部に供給されるとき、筺体20の下端面から上端面に対してCFGが放出され、このノズル60から放出されるCFGによる噴出流に沿って筺体20内部に残存している周りのCFGが巻き込まれる。又、CFG排出口24の上側に遮断板70が設けられることにより、CFG排出口24より排出されるCFGが遮断板70を周り込む必要があるため、筺体20内部におけるCFGが滞留する空間を構成することを防ぐとともに、更にCFGが混合されることとなる。
7.第7構成例
ガスタンク2の第7構成例について、図8を参照して説明する。尚、図8における構成において、図7における構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。この図8に示すガスタンク2は、筺体20と、CFG排出口24と、CFG排出用配管25と、筺体20の側面の離れた位置に設けられる2つのCFG導入口21a,21bと、CFG導入口21a,21bそれぞれから挿入されるCFG導入管1aの先端に設けられたノズル60a,60bと、を備える。尚、図8において、図8(a)がガスタンク2の上から見た平面断面図を示すとともに、図8(b)がガスタンク2の正面図を示す。
このとき、CFG導入口21a,21bの位置関係が、図8(a)に示すように、お互いを結ぶ直線上に筺体20下端面の中心があるような関係とされる。即ち、CFG導入口21a,21bが、筺体20側面の周方向に対して等間隔となる位置に配置される。又、図8(a)では、CFG導入管1aの分岐点80からCFG導入口21a,21bそれぞれまでへの距離が等しくなる位置に分岐点80が設けられるものとしているが、分岐点80からCFG導入口21a,21bそれぞれまでへの距離が異なるような位置に分岐点80が設けられるものとしても構わない。更に、図8(b)のように、CFG導入口21a,21bが筺体20側面の下端面側に設置されるとともに、CFG排出口24が、第6構成例と同様、筺体20の下端面の中央に設置される。
本構成例では、第5及び第6構成例と異なり、ノズル60a,60bの向きが筺体20側面の周方向に沿う方向とされるとともに、ノズル60a,60bの向きが筺体20の側面の周方向に対して同じ向き(図8(a)の例では反時計回りの向き)とされる。又、ノズル60a,60bそれぞれの筺体20の下端面に対する仰角は、図8(b)のように、第5及び第6構成例の仰角よりも小さい角度(例えば、13度)とされる。尚、ノズル60a,60bの長さについては、第5及び第6構成例と同様、ノズル60a,60bの口径の定数倍(例えば、3倍)とするものとしても良い。このように構成することで、CFG導入管1aより供給されるCFGをノズル60a,60bより筺体20の上端面に向かって噴出したとき、筺体20側面の周方向に旋回させる回転力(図8(a)の例では反時計回りの回転力)が与えられるため、筺体20内部に残存している周りのCFGが巻き込まれて混合され、筺体20下端面中央のCFG排出口24より外部に排出される。
8.第8構成例
ガスタンク2の第8構成例について、図9を参照して説明する。尚、図9における構成において、図8における構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。この図9に示すガスタンク2は、筺体20と、CFG導入口21a,21bと、ノズル60a,60bと、筺体20の側面の離れた位置に設けられる2つのCFG排出口24a,24bと、CFG排出口24a,24bと接続したCFG排出用配管25と、CFG導入口21a,21bからCFG排出口24a,24bへ流れるCFGの流れを遮るように設置された遮断板90a,90bと、を備える。尚、図9において、図9(a)がガスタンク2の上から見た平面断面図を示すとともに、図9(b)がガスタンク2の正面断面図を示す。
このとき、CFG導入口21a,21bの位置関係が、第7構成例と同様、図9(a)に示すように、お互いを結ぶ直線上に筺体20下端面の中心があるような関係とされる。即ち、CFG導入口21a,21bが、筺体20側面の周方向に対して等間隔となる位置に配置される。尚、本構成例では、第7構成例と異なり、図9(a)のように、CFG導入管1aにおいて、その分岐点80からCFG導入口21a,21bそれぞれまでへの距離が異なるような位置に分岐点80が設けられる。又、このCFG導入管1aの分岐点80は、CFG導入口21a,21bそれぞれまでへの距離が等しくなる位置に設けられるものとしても構わない。
又、CFG排出口24a,24bの位置関係が、図9(a)に示すように、お互いを結ぶ直線上に筺体20下端面の中心があるような関係とされる。即ち、CFG排出口24a,24bが、筺体20側面の周方向に対して等間隔となる位置に配置される。又、図9(a)では、CFG排出用配管25の分岐点91からCFG排出口24a,24bそれぞれまでへの距離が異なるような位置に分岐点91が設けられるものとしているが、分岐点91からCFG排出口24a,24bそれぞれまでへの距離が等しくなる位置に分岐点91が設けられるものとしても構わない。
更に、このようにしてCFG導入口21a,21b及びCFG排出口24a,24bが設けられるとき、CFG導入口21aの近傍にCFG排出口24bが設けられるとともに、CFG21bの近傍にCFG排出口24aが設けられる。即ち、CFG導入口21a,21bとCFG排出口24a,24bが、筺体20側面の周方向に対して、CFG導入口21a、CFG排出口24b、CFG導入口21b、CFG排出口24aの順に交互に配置される。
又、CFG導入口21aに挿入されるCFG導入管1aの先端に設置されるノズル60aの向きが、筺体20側面の周方向に沿ってCFG排出口24aに向かうような方向に設定されるとともに、CFG導入口21bに挿入されるCFG導入管1aの先端に設置されるノズル60bの向きが、筺体20側面の周方向に沿ってCFG排出口24bに向かうような方向に設定される。即ち、図9(a)の例において、CFG導入口21a,21bとCFG排出口24a,24bが、CFG導入口21a、CFG排出口24b、CFG導入口21b、CFG排出口24aの順に時計回りに配置されるとともに、ノズル60a,60bの向きが反時計回りの方向にCFGを噴出する向きとされる。
更に、このノズル60a,60bは、図9(b)のように、第7構成例と同様、筺体20の下端面に対する仰角は第5及び第6構成例の仰角よりも小さい角度とされる。尚、ノズル60a,60bの長さについては、第5及び第6構成例と同様、ノズル60a,60bの口径の定数倍(例えば、3倍)とするものとしても良い。又、図9(b)のように、CGF導入口21a,21b及びCFG排出口24a,24bは、筺体20側面の下端面側に設置されるとともに、CGF導入口21a,21bがCFG排出口24a,24bの上側となるように設置される。
そして、CFG導入口21aからCFG排出口24aまでの筺体20側面に周方向に沿った経路には、CFG排出口24aの近傍の位置に遮断板90aが筺体20下端面に設置され、又、CFG導入口21bからCFG排出口24bまでの筺体20側面に周方向に沿った経路には、CFG排出口24bの近傍の位置に遮断板90bが筺体20下端面に設置される。更に、この遮断板90a,90bの筺体20下端面からの高さは、筺体20の高さの略半分程度とする。尚、遮断板90a,90bの筺体20下端面からの高さは、CFG排出口24a,24bに流れ込むCFGの流れを遮断するような高さであり、高くするほど、CFGの混合率が高くなる。
このように構成することで、CFG導入管1aより供給されるCFGをノズル60a,60bより筺体20の上端面に向かって噴出したとき、筺体20側面の周方向に旋回させる回転力(図8(a)の例では反時計回りの回転力)が与えられるため、筺体20内部に残存している周りのCFGが巻き込まれて混合される。そして、CFG排出口24a,24bに向かって混合されたCFGが遮断板90a,90bを回り込んで流れ込むため、更に混合率を高くすることができる。
尚、第4構成例においてガスタンク2に設置されたファン50及びモータ51を、筺体20内部にCFG遅延用配管22,30を設置した第1及び第2構成例におけるガスタンク2や、筺体20内部に内筒40を設置した第3構成例におけるガスタンク2や、ノズル60,60a,60bを設置した第5〜第8の構成例におけるガスタンク2に、設置するものとしても構わない。又、第2〜第4構成例において、第1構成例のように、CFG排出口24,31を複数設けるものとし、CFG排出配管25,32によって各CFG排出口24,31を接続するようにしても構わない。
更に、第5又は第6構成例において、第7又は第8構成例と同様、CFG導入管1aを分岐させるとともに、筺体20の側面おいて、その周方向に複数のCFG導入口21を設けるものとしても構わない。そして、この複数のCFG導入口21に挿入されるCFG導入管1aそれぞれの先端には、筺体20の中心軸の方向を向いたノズル60が設置される。
又、第7又は第8構成例においても、2つのCFG導入口21a,21bだけでなく2つ以上の複数のCFG導入口21を、筺体20側面の周方向において等間隔に配置するようにしても構わない。そして、この複数のCFG導入口21に挿入されるCFG導入管1aそれぞれの先端には、筺体20側面の周方向に沿った方向を向いたノズル60が設置される。更に、第8構成例において、複数のCFG導入口21及びCFG排出口24それぞれ筺体20側面の周方向において等間隔に配置するようにしても構わない。このとき、CFG導入口とCFG排出口を筺体20側面の周方向に沿って交互に配置するとともに、CFG導入口とCFG排出口との筺体20側面の周方向に沿った経路を遮るように、板が設けられる。
又、第5構成例において、CFG導入口21とCFG排出口24とをほぼ同じ高さとするとともに、ノズル60の向きの延長線上にCFG排出口24が配置されていない状態とするものであれば、CFG導入口21とCFG排出口24が配置される位置は、筺体20の側面の下端面側以外の位置でも構わない。更に、第1〜第8構成例では、筺体20内部においてCFGの経路を複数形成することで、ガスタンク2の内部に供給されたCFGを攪拌するものとしたが、筺体20内に供給されたCFGの一部をブロアなどによって一時的に外部に放出した後に筺体20に戻す経路を、筺体20の外部に形成するものとしても構わない。このとき、この筺体20外部の経路を通過するCFGと筺体20内に残留するCFGとが混合されるため、結果的にCFGが攪拌されることとなる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図10は、本実施形態のガスタービンシステムの構成を示すブロック図である。尚、図10における構成において、図1における構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。又、本実施形態のガスタービンシステムにおけるガスタンクについても、第1の実施形態におけるガスタンクの第1〜第8構成例(図2〜図9参照)における構成のガスタンクが使用されるものとし、その詳細な説明は省略する。
図10のガスタービンシステムは、第1の実施形態におけるガスタービンシステム(図1参照)に、ガスタンク2において時間遅れ効果が与えられて排出されるCFGのガスカロリーを計測するガスカロリー計10bが付加されるとともに、ガスカロリー制御部12の代わりにガスカロリー計10a,10bの測定結果に基づいてBFG流量制御弁11の開度を設定するガスカロリー制御部12aを備えた構成となる。
このように構成されるとき、ガスカロリー制御部12aでは、第1の実施形態と同様、ガスカロリー計10aにおいて計測されたEP4からの混合ガスのガスカロリーと目標値とする混合ガスのガスカロリーとの偏差に基づくフィードバック制御が行われる。このガスカロリー計10aにおいて計測された混合ガスのガスカロリーに基づいてBFG流量が制御されるフィードバック制御が行われると同時に、ガスカロリー計10bにおいて計測されるガスタンク2から排出されるCFGのガスカロリーに基づいたフィードフォワード制御が行われる。
このガスカロリー制御部12aによるフィードフォワード制御は、ガスカロリー計10bにおいて、ガスタンク2から排出されるCFGのガスカロリーが計測されると、CFGのガス流量により推測されるCFGのガスカロリー計10bからガス混合器3に到達するまでの時間と、ガスカロリー計10bで計測されたCFGのガスカロリーとに基づいて、ガス混合器3に供給されるCFGのガスカロリーが事前に確認される。そして、ガスカロリー計10aにおける計測値に基づくフィードバック制御により設定されるBFG流量制御弁11の開度が、ガスカロリー計10bにおける計測値に基づくフィードフォワード制御により推測された現時点においてガス混合器3に供給されるCFGのガスカロリーに基づいて補正される。
このように、本実施形態のガスタービンシステムは、第1の実施形態と同様、まず、ガスタンク2の機械的構成により、ガス圧縮機5に供給される混合ガスのガスカロリーの変動成分を低周波化及び低振幅化するとともに、ガスカロリー計10aにおける計測値に基づくフィードバック制御により、混合ガスのガスカロリーにおける低周波成分の振幅を更に抑制することができる。そして、ガスカロリー計10bにおける計測値に基づくフィードフォワード制御を追加することによって、更に、混合ガスのガスカロリーにおける低周波成分に重畳される高周波成分の振幅をも抑制することができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。図11は、本実施形態のガスタービンシステムの構成を示すブロック図である。尚、図11における構成において、図10における構成と同一の部分については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。又、本実施形態のガスタービンシステムにおけるガスタンクについても、第1の実施形態におけるガスタンクの第1〜第8構成例(図2〜図9)における構成のガスタンクが使用されるものとし、その詳細な説明は省略する。
図11のガスタービンシステムは、第2の実施形態におけるガスタービンシステム(図10参照)に、ガスタンク2に供給されるまえのCFG導入管1aを通過するCFGのガスカロリーを計測するガスカロリー計10cと、CFG導入管1aを通過するCFGとBFG導入管1bからのBFGの一部とを混合するガス混合器3aと、ガス混合器3aに供給するBFG流量を設定するBFG流量制御弁11aが付加されるとともに、ガスカロリー制御部12aの代わりにガスカロリー計10a,10bの測定結果に基づいてBFG流量制御弁11の開度を設定するとともにガスカロリー計10cの測定結果に基づいてBFG流量制御弁11aの開度を設定するガスカロリー制御部12bを備えた構成となる。
このように構成されるとき、ガスカロリー制御部12bでは、第2の実施形態と同様、ガスカロリー計10aにおいて計測されたEP4からの混合ガスのガスカロリーに基づくフィードバック制御が行われると同時に、ガスカロリー計10bにおいて計測されるガスタンク2から排出されるCFGのガスカロリーに基づいたフィードフォワード制御が行われる。このガスカロリー計10aにおいて計測された混合ガスのガスカロリーに基づくフィードバック制御と、ガスカロリー計10bにおいて計測されたCFGのガスカロリーに基づくフィードフォワード制御とは、第2の実施形態のガスカロリー制御部12aによるフィードバック制御及びフィードフォワード制御と同一の動作を行うことで、BFG制御弁11の開度が制御されて、ガス混合器3に供給されるBFGの流量が制御される。
又、ガスカロリー制御部12bにおいては、このガスカロリー計10a,10bによるBFG制御弁11の開度の制御動作以外に、ガスカロリー計10cによって計測されたCFG導入管1aを通過するCFGのガスカロリーに基づいてBFG制御弁11aの開度を制御するためのフィードフォワード制御を行う。即ち、まず、ガスカロリー計10cにおいて、CFG導入管1aからガス混合器3aに供給される前のCFGのガスカロリーが計測される。そして、CFGのガス流量により推測されるCFGのガスカロリー計10cからガス混合器3aに到達するまでの時間と、ガスカロリー計10cで計測されたCFGのガスカロリーとに基づいて、ガス混合器3aに供給されるCFGのガスカロリーが事前に確認される。
このようにして、ガスカロリー計10cにおける計測値に基づくフィードフォワード制御により推測された現時点においてガス混合器3aに供給されるCFGのガスカロリーが認識される。よって、推測された現時点においてガス混合器3aに供給されるCFGのガスカロリーに基づいて、ガス混合器3aでBFGと混合された混合ガスのガスカロリーが一定となるように、BFG流量制御弁11aの開度が設定され、ガス混合器3aへのBFGの流量が設定される。そして、このガス混合器3aでCFGとBFGとが混合されて得られた混合ガスが、ガスタンク2において時間遅延による混合がなされた後、再び、ガス混合器3でBFGと混合される。
このように、本実施形態のガスタービンシステムにおいても、第2の実施形態と同様、まず、ガスタンク2により、ガス圧縮機5に供給される混合ガスのガスカロリーの変動成分を低周波化及び低振幅化するとともに、ガスカロリー計10a,10bにおける計測値に基づく制御動作により、混合ガスのガスカロリーにおける低周波成分及び高周波成分の振幅を抑制することができる。更に、ガスカロリー計10cにおける計測値に基づくフィードフォワード制御をガス混合器3の前段に設けられるガス混合器3aに対して行うことによって、混合器3に供給される混合ガスのガスカロリーの変動率を緩やかなものとして、ガス圧縮機5に供給される混合ガスのガスカロリーにおける低周波成分に重畳される高周波成分の振幅を更に抑制することができる。
尚、上述の各実施形態において、燃料ガスとなる混合ガスがCFGとBFGを混合されることで生成されるものとしたが、BFGとCOGとが混合されて燃料ガスとなる混合ガスが生成されるものとしても構わない。このとき、混合ガス及びBFGのガスカロリーに基づいてCOGの流量が設定される。又、上述の各実施形態において、ガスタンク2がBFGの供給路に設けられるものとしても構わないし、第2及び第3の各実施形態において、BFG及びCOGそれぞれのガスカロリーに基づいてフィードフォワード制御が行われるものとしても構わない。
本発明の燃料ガスカロリー制御装置は、上述の説明においてガスタービンシステムに利用されるものとしたが、ガスタービンシステムだけでなく、燃料ガスとして高炉ガスが供給されるボイラにおいても利用することができる。
は、第1の実施形態のガスタービンシステムの構成を示すブロック図である。 は、ガスタンクの第1構成例を示す概略構成図である。 は、ガスタンクの第2構成例を示す概略構成図である。 は、ガスタンクの第3構成例を示す概略構成図である。 は、ガスタンクの第4構成例を示す概略構成図である。 は、ガスタンクの第5構成例を示す概略構成図である。 は、ガスタンクの第6構成例を示す概略構成図である。 は、ガスタンクの第7構成例を示す概略構成図である。 は、ガスタンクの第8構成例を示す概略構成図である。 は、第2の実施形態のガスタービンシステムの構成を示すブロック図である。 は、第3の実施形態のガスタービンシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1a CFG導入管
1b BFG導入管
2 ガスタンク
3,3a ガス混合器
4 EP
5 ガス圧縮機
6 空気圧縮機
7 燃焼器
8 ガスタービン
9 発電機
10a〜10c ガスカロリー計
11,11a BFG流量制御弁
12,12a,12b カロリー制御部

Claims (17)

  1. 第1燃料ガスと第2燃料ガスとを混合する第1ガス混合器と、該第1ガス混合器で混合されて得られた混合燃料ガスのガスカロリーを計測する第1ガスカロリー計と、該第1ガスカロリー計の計測結果に基づいて前記混合燃料ガスのガスカロリーが一定となるように前記第1及び第2燃料ガスの流量比を設定するフィードバック制御部と、を備える燃料ガスカロリー制御装置において、
    前記第1燃料ガスに異なる時間遅れを与えるとともに、異なる時間遅れが与えられた前記第1燃料ガスを混合して前記第1ガス混合器に供給するガスタンクを備えることを特徴とする燃料ガスカロリー制御装置。
  2. 第3燃料ガスと前記第2燃料ガスとを混合して前記第1燃料ガスを生成する第2ガス混合器と、
    前記第2ガス混合器に供給される前記第3燃料ガスのガスカロリーを計測する第2ガスカロリー計と、
    該第2ガスカロリー計によって計測される前記第3燃料ガスのガスカロリーに基づいて、現時点で前記ガス混合器に供給される前記第1燃料ガスのガスカロリーを推測して、前記混合燃料ガスのガスカロリーが一定となるように前記第2及び第3燃料ガスの流量比を設定する第1フィードフォワード制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  3. 前記ガスタンクから前記第1ガス混合器に供給される前記第1燃料ガスのガスカロリーを計測する第3ガスカロリー計と、
    該第3ガスカロリー計によって計測される前記第1燃料ガスのガスカロリーに基づいて、現時点で前記ガス混合器に供給される前記第1燃料ガスのガスカロリーを推測して、前記混合燃料ガスのガスカロリーが一定となるように前記第1及び第2燃料ガスの流量比を設定する第2フィードフォワード制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  4. 前記ガスタンクが、
    供給された前記第1燃料ガスを混合する筺体と、
    該筺体外部から該筺体内部に挿入されて、その内側を前記第1燃料ガスが流れるとともに、その外周に複数のノズル孔が形成された時間遅延用配管と、
    前記筺体における前記時間遅延用配管の設置位置以外の部分に設置されるとともに前記筺体内部で混合された前記第1燃料ガスを前記筺体外部に導出するガス排出用配管と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  5. 前記ガスタンクにおいて、
    前記時間遅延用配管が、前記筺体の内壁に沿うように形成された本管と、該本管より形成される複数の枝管と、によって構成されることを特徴とする請求項4に記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  6. 前記ガスタンクにおいて、
    前記筺体が円筒形状であり、
    前記本管が前記筺体の上端面と側面との境界及び前記筺体の下端面と側面との境界に沿うとともに、前記筺体の上端面と側面との境界及び前記筺体の下端面と側面との境界に沿う部分を接続するように形成され、
    複数の前記枝管が前記筺体の外周面に平行となるように形成され、
    前記ガス排出用配管が前記筺体内部に挿入されるとともに、前記ガス排出口が前記筺体の端面の中心位置に設けられることを特徴とする請求項5に記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  7. 前記ガスタンクが、
    供給された前記第1燃料ガスを混合する円筒形状の筺体と、
    前記第1燃料ガスが導入されるガス導入配管と、
    前記筺体の一方の端面に接続されて該筺体の内部を2つの領域に分離するとともに、内 周面に前記2つの領域をつなぐノズル孔が設置される内筒と、
    前記筺体内部で混合された前記第1燃料ガスを前記筺体外部に導出するガス排出用配管と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  8. 前記内筒の内周面が前記筺体の他方の端面近傍に向かってテーパー形状となることを特徴とする請求項7に記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  9. 前記ガスタンクが、
    供給された前記第1燃料ガスを混合する筺体と、
    前記筺体に挿入されるとともに前記第1燃料ガスが導入されるガス導入配管と、
    該ガス導入配管の先端に設けられるノズルと、
    前記筺体内部で混合された前記第1燃料ガスを前記筺体外部に導出するガス排出用配管と、
    該ガス排出用配管と前記筺体が接続されるガス排出口と、
    を備え、
    前記ノズルの向きが、前記ガス排出口から遠ざかる向きとされることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のガスカロリー制御装置。
  10. 前記ノズル及び前記ガス排出口が前記筺体の下端面側に設置されるとともに、前記ノズルが前記筺体の下端面に対して仰角を備え、前記筺体の上端面側に前記第1燃料ガスを噴出することを特徴とする請求項9に記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  11. 前記ノズルの向きを前記筺体の中心軸に向かう方向とすることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  12. 前記ノズルの向きを前記筺体の側面の周方向に沿った方向とすることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  13. 前記ガス排出口近傍に、前記ガス排出口に流れ込む前記第1燃料ガスの流れを遮る遮断板が設置されることを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  14. 前記ガス導入配管が前記筺体の複数箇所より挿入されるとともに、前記ノズルを複数備えることを特徴とする請求項9〜請求項13のいずれかに記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  15. 前記ガス排出口を複数備えることを特徴とする請求項14に記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  16. 前記ガスタンクが、前記筺体内部の前記第1燃料ガスを拡散する複数のファンを備えることを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の燃料ガスカロリー制御装置。
  17. 燃料ガスを圧縮するガス圧縮機と、空気を圧縮する空気圧縮機と、前記ガス圧縮機からの前記燃料ガスと前記空気圧縮機からの前記空気が供給されるとともに燃焼させることで燃焼ガスを精製する燃焼器と、該燃焼器からの燃焼ガスによって回転駆動するガスタービンと、を備えるガスタービンシステムにおいて、
    請求項1〜請求項16のいずれかに記載の燃料ガスカロリー制御装置を備えるとともに、
    前記燃料ガスカロリー制御装置からの前記混合燃料ガスが、前記燃料ガスとして前記ガス圧縮機に供給されることを特徴とするガスタービンシステム。
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