JP2006209309A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 クライアント、サーバ共に印刷装置の管理が必要のない簡易な構成で確実に早く印刷を遂行することのできる印刷システムを提供すること。
【解決手段】 印刷装置を特定しない印刷ジョブをサーバに投入するクライアントコンピュータと、該サーバへで管理しているジョブのリストを取得し該ジョブリストから1つ以上のジョブを取得し印刷する印刷装置と、クライアントからの印刷ジョブをスプールし、印刷装置からのジョブリストおよびジョブ取得要求に応答するサーバからなる構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 印刷装置を特定しない印刷ジョブをサーバに投入するクライアントコンピュータと、該サーバへで管理しているジョブのリストを取得し該ジョブリストから1つ以上のジョブを取得し印刷する印刷装置と、クライアントからの印刷ジョブをスプールし、印刷装置からのジョブリストおよびジョブ取得要求に応答するサーバからなる構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は印刷システムに関し、詳しくは、ネットワークに接続された1つ以上の印刷装置と複数のコンピュータからなるネットワークプリントシステム及びその制御方法に関する。
現在のネットワークプリントシステムでは、ネットワーク上に複数の印刷装置と複数の印刷クライアントが存在し、1台のクライアントでは、多くの印刷装置から1台の印刷装置を選択して印刷することが可能となっている。このような場合、ユーザが複数の印刷装置からいち早く印刷してくれるであろう印刷装置を予測して印刷する場合がある。
また、印刷プログラムによっていち早く印刷してくれるであろう印刷装置を自動的に選択するようなシステムも存在する。この場合、いち早く印刷処理をしてくれるであろう印刷装置を選択するには、印刷装置にどれくらいのサイズの印刷ジョブがいくつスケジュールされているかが判断基準となっている(例えば特許文献1)。またジョブを解析し個々のジョブの終了時間を予測するシステムや、印刷装置に残されている用紙残量やステイプルのピン等の消耗品と個々のジョブで消費する消耗品量を元に印刷装置で発生するエラーを予測し、最適であろう印刷装置を選択するシステムが存在している。
特開平06−259206号公報
従来の例で示したように、いち早く印刷してくれるであろう印刷装置を選択し、印刷装置に印刷要求を行ったとしても、該印刷装置に印刷要求が投入されるタイミングと実際の予測タイミングには誤差があり、該印刷装置が他コンピュータからの印刷要求を受け付けてしまうと予測に誤差が生じる結果となっていた。また、消耗品予測の精度も厳密には不確かなものであった。このため実際には紙無しやトナー無しなどの印刷装置のエラーが発生し、いち早く印刷処理を開始してくれると予想した場合でも、実際には他の印刷装置に要求したほうが早かったといことが間々あり得た。つまり、いち早く印刷処理を開始してくれる印刷装置を選択するということが、現在のネットワークプリントシステムにおいて非常に困難な機能であるという課題があった。
一方、印刷装置のインターネット・プリンティングのプロトコルとしてRFCで規定されているInternet Printing Protocol(IPP)を搭載した印刷装置が市場に投入されている。このIPPでは“Print−URIリクエスト”という機能が規定されており、クライアントから印刷装置にURLを指定した“Print−URIリクエスト”を送ることによって、そのURL指定先のWebサーバ上のデータを印刷装置が取得して印刷する機能が規定されている。但し、Print−URIリクエストであっても、Webへのアクセス当でURLで指定されている場合は、Print−URLリクエストと呼ぶ場合がある。
この機能により、IPP対応印刷装置では、世界中にあるWebページを印刷する事を可能としている。IPP対応印刷装置は、各クライアントからの“Print−URIリクエスト”を受け付け、プリントスケジュールを管理しており、印刷装置が実際に印刷を行う前に“Print−URIリクエスト”で指定されたURIからデータを取得し、印刷している。このような技術を利用して前述の課題を解決するための印刷システムとして例えば、特開2002−202874号公報が開示されている。
該発明によれば、1回の印刷ジョブに対する“Print−URI”リクエストを複数の印刷装置に同時に送信し、最初に該ジョブを取得した印刷装置にのみデータを送信するというシステムが考案されている。しかし、本発明においても、該印刷装置で該ジョブを印刷可能になったタイミングにおける使用可能なリソースは不確かなものであった。また、複数の印刷装置をクライアントで管理する必要がありその運用は煩雑なものとなっていた。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、各クライアントが実際に出力される印刷装置を意識せずにWebServiceに印刷ジョブを投入し、印刷装置が印刷可能なタイミングに自装置で利用可能なリソース情報を該WebServiceに通知して前記印刷ジョブを取得する事により、簡易な構成で確実に早く印刷を遂行することのできる印刷システムを提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、印刷処理を受け付けサーバにジョブを転送する1つ以上のクライアントコンピュータと、前記クライアントコンピュータからの印刷ジョブを受け付けスプールするジョブスプール手段と前記スプール手段にスプールされたジョブのリストを管理するジョブリスト管理手段と前記ジョブリスト中の1つ以上のジョブデータを要求された際に1つ以上のジョブをネットワークデバイスへ転送するジョブ転送手段を有したWebServiceと、前記WebServiceが管理しているジョブの一覧から1つ以上のジョブを選択するジョブ選択手段と前記ジョブ選択手段によって選択された印刷ジョブの取得を前記WebServiceに要求する印刷ジョブ要求手段と前記印刷ジョブ要求手段によって前記WebServiceから送信された前記ジョブを印刷するための印刷手段からなる構成とする。
以上の構成によれば、クライアントコンピュータもサーバコンピュータも印刷の遂行に関して、印刷装置のIPアドレス、エラー等の発生状況、用紙残量やトナー等のリソース、両面やステイプル等のオプション情報をなんら管理する必要がなく、かつサーバコンピュータでは現時点で利用可能な印刷装置からのリクエストに答えて印刷装置の属性に一致する印刷ジョブを返却するだけで良い為、非常に簡単な構成で確実に早く印刷を遂行することの可能な印刷システムを提供することが可能となる。
印刷処理を受け付けサーバにジョブを転送する1つ以上のクライアントコンピュータと、前記クライアントコンピュータからの印刷ジョブを受け付けスプールするジョブスプール手段と前記スプール手段にスプールされたジョブのリストを管理するジョブリスト管理手段と前記ジョブリスト中の1つ以上のジョブデータを要求された際に1つ以上のジョブをネットワークデバイスへ転送するジョブ転送手段を有したWebServiceと、前記WebServiceが管理しているジョブの一覧から1つ以上のジョブを選択するジョブ選択手段と該ジョブ選択手段によって選択された印刷ジョブの取得を前記WebServiceに要求する印刷ジョブ要求手段と該印刷ジョブ要求手段によって前記WebServiceから送信された該ジョブを印刷するための印刷手段を有する印刷システムにより、クライアントコンピュータもサーバコンピュータも印刷の遂行に関して、印刷装置のIPアドレス、エラー等の発生状況、用紙残量やトナー等のリソース、両面やステイプル等のオプション情報をなんら管理する必要がなく、かつサーバコンピュータでは印刷装置からの要求にこたえてジョブのリストを提供すること及び選択されたジョブを送信する機能のみを有すればよいため、非常に簡単な構成で確実に早く印刷を遂行することの可能な印刷システムを提供することが可能となった。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を説明する。
<印刷処理システムの構成例>
図1は、実施形態に係る印刷処理システムの構成を示す図である。
図1は、実施形態に係る印刷処理システムの構成を示す図である。
同図において、101、102、103、104は、ネットワーク106に接続され、相互に通信可能なネットワークコンピュータであり、典型的にはパーソナルコンピュータ(PC)である。
これらのうち、102,103,104はクライアントコンピュータ(以下、クライアント)であり、それぞれイーサネット(登録商標)などのネットワークケーブルによってネットワーク106に接続され、アプリケーションプログラム等の各種のプログラムを実行可能であり、印刷データを印刷装置に対応するプリンタ言語に変換する機能を有するプリンタドライバを搭載している。ここで、各クライアントは複数の印刷装置ドライバをサポートするものとする。
これに対し101はサーバコンピュータ(以下、サーバ)であり、ネットワークケーブルによってネットワーク106に接続され、Webサーバとして機能しており、IPPのゲートウェイとしても機能する。具体的には、プリントサーバ101は、クライアントコンピュータ102、103、104からIPP印刷要求が出されたプリントデータを含む印刷ジョブを格納して印刷する機能や、クライアントコンピュータ102〜104から印字データを含まないジョブ情報を受け取って印刷順序を管理している。また印刷制御装置からのジョブ取得リクエストに応答して印刷ジョブを返却する機能を有している。サーバコンピュータ101は本発明の印刷システムにおいて機能を提供するための論理的な存在である。図1で示されるように専用のサーバコンピュータを設けることもできるし、また、クライアントコンピュータ102〜104或いは任意の印刷装置105にサーバコンピュータの機能を代替させる事も可能である。また、本実施例ではWebサーバを用いた例を説明するが、サーバはクライアントからのジョブを受け付け、印刷装置からのジョブ取得要求に応答する機能を有する別のプログラムであっても良い。例えばクライアントからのジョブ受け付け対してはLPRプロトコルが使用できる。また印刷装置からのデータ取得要求はHTTPに限ったものではなく、FTP等他のプロトコルであっても適用可能なことは云うまでもない。
105は、印刷制御装置としてのプリンタデバイスであり、図示しないネットワークインタフェースを介してネットワーク106と接続されており、クライアントコンピュータから送信されてくる印字データを含む印刷ジョブを解析し、1ページずつドットイメージに変換して印刷する。なお、同図に印刷装置105は1台しか示されていないが、他の印刷装置が複数接続されていても良い。各印刷装置の種類や機能は相違するものであってもよい。
106はネットワークであり、クライントコンピュータ102〜104、プリントサーバ101、印刷装置105等と接続している。
<ネットワークコンピュータのハードウエア構成例>
図2は、クライアント102〜104とプリントサーバ101として使用されるコンピュータの構成を説明するブロック図である。なお、本実施形態においてはこのように、クライントコンピュータ102〜104もプリントサーバ101も同様あるいは同等のハードウエア構成とするが、それぞれ専用のハードウエア構成であっても構わない。
図2は、クライアント102〜104とプリントサーバ101として使用されるコンピュータの構成を説明するブロック図である。なお、本実施形態においてはこのように、クライントコンピュータ102〜104もプリントサーバ101も同様あるいは同等のハードウエア構成とするが、それぞれ専用のハードウエア構成であっても構わない。
図2において、200は装置全体の制御を行うCPUであり、ハードディスク(HD)205に格納されているアプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OSや、本実施形態の印刷装置制御プログラム等を実行し、RAM202にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
201は記憶手段としてのROMであり、内部には、基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。202は一時記憶手段としてのRAMであり、CPU200の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
203は記憶媒体読み込み手段としてのフロッピディスクドライブであり、後述する図5に示すようにFDドライブ203を通じて、記憶媒体としてのFD204に記憶されたプログラム等を本コンピュータにロードすることができる。204は記憶媒体であるフロッピディスク(FD)であり、コンピュータが読み取り可能にプログラムが格納された記憶媒体である。なお、記憶媒体はFDに限らず、CD−ROM、CDR、CDRW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等、任意である。
205は外部記憶手段の一つであり、大容量メモリとして機能するハードディスク(HD)であり、アプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OS、印刷装置制御プログラム、関連プログラム等を格納している。さらに、スプール手段であるスプーラはここに確保される。スプール手段は、クライアントではクライアントスプーラのことであり、プリントサーバではサーバスプーラのことである。また、プリントサーバでは、クライアントから受けたジョブ情報を格納し、順序制御を行うためのテーブルもこの外部記憶手段に生成されて格納される。
206は指示入力手段であるキーボードであり、ユーザがクライアントコンピュータに対して、また、オペレータや管理者がプリントサーバに対して、デバイスの制御コマンドの命令等を入力指示するものである。207は表示手段であるディスプレイであり、キーボード206から入力したコマンドや、印刷装置の状態等を表示したりするものである。
208はシステムバスであり、クライアントやプリントサーバであるコンピュータ内のデータの流れを司るものである。209は入出力手段であるインタフェースであり、該インタフェース209を介して情報処理装置は外部装置とのデータのやり取りを行う。
なお、上記コンピュータの構成はその一例であり、図2の構成例に限定されるものではない。例えば、データやプログラムの格納先は、その特徴に応じてROM、RAM、HDなどで変更することも可能である。
図3は、図2に示したRAM202のメモリマップの一例を示す図であり、FD204からロードされる上記印刷装置制御プログラムが、RAM202にロードされ実行可能となった状態のメモリマップである。
なお、本実施形態では、印刷装置制御プログラムおよび関連データをFD204から直接RAM202にロードして実行させる例を示すが、これ以外にも、印刷装置制御プログラムを動作させる度に、既に印刷装置制御プログラムがFD204からインストールされているHD205から、RAM202にロードするようにしてもよい。また、本印刷装置制御プログラムを記憶する媒体は、FD以外にCD−ROM、CDR、PCカード、DVD、ICメモリカードであってもよい。さらに、本印刷装置制御プログラムをROM201に記憶しておき、これをメモリマップの一部となすように構成し、直接CPU200で実行することも可能である。また、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアをもって、ハードウエア装置の代替として構成することもできる。
301は基本I/Oプログラムであり、コンピュータの電源がONされたときに、HD205からOSがRAM202に読み込まれ、OSの動作を開始させるIPL(イニシャルプログラムローデイング)機能などを有しているプログラムが入っている領域である。302はオペレーティングシステム(OS)であり、303は印刷装置制御プログラムで、RAM202上に確保される領域に記憶される。304は関連データで、RAM202上に確保される領域に記憶される。305はワークエリアで、CPU200が本印刷装置制御プログラムを実行する領域が確保されている。
図4は、図2に示したFD204のメモリマップの一例を示す図である。図4において、401はデータの情報を示すボリューム情報であり、402はディレクトリ情報、403は本実施形態で説明する印刷システムプログラム、404はその関連データである。印刷装置制御プログラム403は、本実施形態で説明するフローチャートに基づいてプログラム化したものである。
図5は、図2に示したFDドライブ203に対して挿入されるFD204との関係を示す図であり、図2と同一のものには同一の符号を付してある。図5において、FD204には、本実施形態で説明する印刷装置制御プログラムおよび関連データが格納されている。
<印刷システムにおけるジョブ制御の概要>
図6は、本発明の印刷システムにおける処理の概要を示す図である。サーバ101が複数クライアントからの印刷ジョブを受け付け(1−1,1−2)、該ジョブを管理し、複数の印刷装置からのジョブリスト取得要求(2−1,2−2)とジョブ取得要求(3−1,3−2)に応答してジョブを返却する様子を図示している。
図6は、本発明の印刷システムにおける処理の概要を示す図である。サーバ101が複数クライアントからの印刷ジョブを受け付け(1−1,1−2)、該ジョブを管理し、複数の印刷装置からのジョブリスト取得要求(2−1,2−2)とジョブ取得要求(3−1,3−2)に応答してジョブを返却する様子を図示している。
まず始めにクライアントコンピュータ102でジョブが生成されると、該ジョブのデータと属性をサーバに登録する。この時クライアントコンピュータは印刷装置にジョブ発生を検知させるためのブロードキャストメッセージを発しても良い。クライアントコンピュータからジョブデータ及び属性データを受け取ったサーバコンピュータ101では、該データを記憶装置205に登録し印刷装置からのデータ取得要求に備える。サーバで管理するジョブデータ1400については後述する。記憶装置はサーバコンピュータ上に備えられていても良いし、NAS(Network Attached Storage)といったネットワーク106に接続された外部システム或いは、別のサーバが管理するデータベースやディレクトリといった物を利用できる。またサーバコンピュータではジョブが登録された際に、ジョブの発生を印刷装置に検知させるためのブロードキャストメッセージや或いはUNIキャストメッセージ等を発しても良い。印刷装置105はクライアントからのブロードキャスト、サーバからのブロードキャスト、UNIキャスト或いはDBやディレクトリの監視や監視手段からの通知によってジョブの発生を検知するか、内部的なタイマーイベントが発生すると、ジョブ選択手段を実行しジョブが選択された場合にはジョブ取得要求を行い、印刷を行う。なお、印刷装置105はサーバコンピュータのアドレスを予め内部の不揮発性記憶装置に保持していても良いし、ネットワーク探索、LDAPやActive Directory等のディレクトリ、サーバコンピュータからのブロードキャスト通知或いはクライアントコンピュータからのブロードキャスト通知等によって知ることができる。
クライアントコンピュータ102、サーバコンピュータ101、印刷装置105におけるそれぞれの処理と管理するデータについては以下に詳細を説明する。
<クライアントコンピュータにおける処理>
図7は本発明の実施例におけるクライアントコンピュータ102〜104における印刷処理の機能ブロック図であり、クライアントとサーバ間の通信にIPPを使う場合の例である。図7において701はMicrosoft Word(登録商標)などの印刷機能を持ったアプリケーションプログラム或いは特定業務用にカスタマイズされた印刷システムが相当する。702はプリンタドライバであり、アプリケーションが発行したGDI呼び出しがOSを経由して通知され印刷装置に応じたPDLデータを生成する。なおプリンタドライバは各クライアントコンピュータからアクセス可能な印刷装置に応じた物が登録されているものとする。703はスプーラであり、ジョブデータをスプールし順次デスプール処理を行う。704はIPPに対応したポートモニタであり、スプーラからデスプールされたジョブデータをサーバコンピュータに転送する。なお、サーバコンピュータのアドレスは予めポートモニタの属性として登録されていても良いし、ディレクトリ、ブロードキャストによる探索、印刷実行時のユーザからの指示等によって知ることができる。本発明のポートモニタはジョブ解析機能を有し、スプーラから受け取ったデータから、ジョブ属性ファイル1200、ジョブデータファイル1300を作成する。なお、ジョブ解析機能はポートモニタ704ではなく、サーバコンピュータ101上にあっても良いし、ジョブチケットとジョブデータのように外部のアプリケーション701やプリンタドライバ702から供給されても良い。
図7は本発明の実施例におけるクライアントコンピュータ102〜104における印刷処理の機能ブロック図であり、クライアントとサーバ間の通信にIPPを使う場合の例である。図7において701はMicrosoft Word(登録商標)などの印刷機能を持ったアプリケーションプログラム或いは特定業務用にカスタマイズされた印刷システムが相当する。702はプリンタドライバであり、アプリケーションが発行したGDI呼び出しがOSを経由して通知され印刷装置に応じたPDLデータを生成する。なおプリンタドライバは各クライアントコンピュータからアクセス可能な印刷装置に応じた物が登録されているものとする。703はスプーラであり、ジョブデータをスプールし順次デスプール処理を行う。704はIPPに対応したポートモニタであり、スプーラからデスプールされたジョブデータをサーバコンピュータに転送する。なお、サーバコンピュータのアドレスは予めポートモニタの属性として登録されていても良いし、ディレクトリ、ブロードキャストによる探索、印刷実行時のユーザからの指示等によって知ることができる。本発明のポートモニタはジョブ解析機能を有し、スプーラから受け取ったデータから、ジョブ属性ファイル1200、ジョブデータファイル1300を作成する。なお、ジョブ解析機能はポートモニタ704ではなく、サーバコンピュータ101上にあっても良いし、ジョブチケットとジョブデータのように外部のアプリケーション701やプリンタドライバ702から供給されても良い。
図12は、クライアントコンピュータ102〜104で作成するジョブ属性ファイルの一例である。このファイルには、データを作成する際に使用したプリンタドライバのモデル情報(Model)や、ジョブデータファイル名、使用する用紙サイズ、ジョブを投入したユーザ名等、ジョブデータを解析して得られる情報及びスプーラから得られる管理情報が記載されている。なお属性としては図示されているものに限定されるわけではなく、ジョブデータ及び管理データに含まれる全てのデータ及び外部からジョブチケット等の形で供給される任意の属性を含ませても良い。
また、図には示していないが、特定アドレスの印刷装置に印刷をしたい或いはしたくないといった要望がある場合には、印刷先候補デバイスのアドレスリスト或いは印刷拒否デバイスのアドレスリスト等をジョブの属性として保持することも可能である。
図13は、クライアントコンピュータ102〜104で作成するジョブデータファイルの一例である。ジョブデータファイルはヘッダ1300、ジョブ属性部1301、1304、PDLデータ部1302からなる。1303はジョブ属性データ及びPDLデータの繰り返しを意味している。
図8は、IPPクライアントポート704における印刷処理の概要を示すフローチャートである。ステップS800のジョブ入力待ち処理はスプーラからジョブが到達すると終了する。続いてステップS801でデータファイルを作成する。ステップS802でデータの入力が認められると、ステップS803においてデータの解析処理が行われ属性の抜き取り処理が行われる。続いてステップS804でデータファイルに書き出し、ステップS802へ戻りデータの終了まで繰り返される。ステップS802でNOの場合にはジョブ終了か否かが判定される。NOの場合にはS802へ戻ってデータ入力待ちとなる。YESの場合には、ステップS806でジョブがキャンセルされたか否かが判定される。YESの場合にはステップS809でデータファイルを削除し印刷処理が終了する。ステップS806の判定でNOと判定された場合、ステップS807でスプーラからジョブ属性を取得し、ジョブデータから抜き取ったジョブ属性とマージする。続いてステップS808でWebサーバ101へジョブデータと属性を転送する。転送が終了するとステップS809でデータを削除してクライアント側の印刷処理は終了する。
<サーバコンピュータにおける処理>
図9はサーバコンピュータ101における印刷処理の概要を示すフローチャートである。サーバは起動するとステップS900においてリクエスト待ちの無限ループに入る。リクエストが到達するとステップS901で停止要求か判定されYESの場合はサーバの処理は終了する。NOの場合はステップS902でクライアントコンピュータ102〜104からのジョブ登録要求か否か判定される。YESの場合、ステップS903でジョブの登録処理が行われる。前述の通りジョブデータは記憶装置205に保存され、その管理データがRAM202中に保持される。サーバに保持されるデータの詳細は後述する。ジョブ登録処理が終了するとサーバはリクエスト待ちに戻る。ステップS902でNOと判定された場合にはステップS904においてジョブリスト取得要求か否かが判定される。YESの場合にはステップS905でジョブリストが応答されステップS900noリクエスト待ちへ戻る。ステップS904の判定でNOの場合、ステップS906でジョブ属性取得要求か否かが判定される。YESの場合ステップS907で指定されたジョブがあるか否かが判定される。なおジョブの指定は直接IDで指定することも相対的なインデックスで指定することもあるジョブからの相対順位で指定することも可能である。NOと判定された場合、ステップS908で失敗応答を返し、ステップS900のリクエスト待ちへ戻る。ステップS907でYESと判定された場合、成功応答と共にジョブ属性が応答される。一方ステップS906でNOと判定された場合、ステップS910でジョブデータ取得要求か否かが判定される。YESの場合ステップS911でジョブがあるか判定され、NOの場合ステップS912で失敗応答が返却され、ステップS900のリクエスト待ちへ戻る。YESの場合にはステップS913において成功ステータス及び印刷データが応答され、ステップS914で印刷データ(ジョブデータ及び管理データ)は削除される。一方ステップS910でNOと判定された場合にはステップS915でその他の要求についての処理が行われる。その他の処理については本発明とは関係が無いためここでは説明しない。ステップS915でNOと判定されるかステップS916が終了するとサーバはステップS900のリクエスト待ちの無限ループへ戻る。
図9はサーバコンピュータ101における印刷処理の概要を示すフローチャートである。サーバは起動するとステップS900においてリクエスト待ちの無限ループに入る。リクエストが到達するとステップS901で停止要求か判定されYESの場合はサーバの処理は終了する。NOの場合はステップS902でクライアントコンピュータ102〜104からのジョブ登録要求か否か判定される。YESの場合、ステップS903でジョブの登録処理が行われる。前述の通りジョブデータは記憶装置205に保存され、その管理データがRAM202中に保持される。サーバに保持されるデータの詳細は後述する。ジョブ登録処理が終了するとサーバはリクエスト待ちに戻る。ステップS902でNOと判定された場合にはステップS904においてジョブリスト取得要求か否かが判定される。YESの場合にはステップS905でジョブリストが応答されステップS900noリクエスト待ちへ戻る。ステップS904の判定でNOの場合、ステップS906でジョブ属性取得要求か否かが判定される。YESの場合ステップS907で指定されたジョブがあるか否かが判定される。なおジョブの指定は直接IDで指定することも相対的なインデックスで指定することもあるジョブからの相対順位で指定することも可能である。NOと判定された場合、ステップS908で失敗応答を返し、ステップS900のリクエスト待ちへ戻る。ステップS907でYESと判定された場合、成功応答と共にジョブ属性が応答される。一方ステップS906でNOと判定された場合、ステップS910でジョブデータ取得要求か否かが判定される。YESの場合ステップS911でジョブがあるか判定され、NOの場合ステップS912で失敗応答が返却され、ステップS900のリクエスト待ちへ戻る。YESの場合にはステップS913において成功ステータス及び印刷データが応答され、ステップS914で印刷データ(ジョブデータ及び管理データ)は削除される。一方ステップS910でNOと判定された場合にはステップS915でその他の要求についての処理が行われる。その他の処理については本発明とは関係が無いためここでは説明しない。ステップS915でNOと判定されるかステップS916が終了するとサーバはステップS900のリクエスト待ちの無限ループへ戻る。
図14はサーバ101で管理している印刷データ、属性、及び管理データの一部を示す図である。図において1401はサーバが現在管理しているジョブの総数でありRAM202上に置かれる。またこの情報はジョブリスト1402の増減に伴って変化する。ジョブリスト1402はRAM202或いは記憶装置205上あるいはその両方に存在する。ここではジョブの属性をIDで管理している。リストにはデータファイルの位置やユーザの情報、ジョブデータを作成したドライバのモデル、A4,両面、ステイプル等のジョブ属性などが含まれる。1403はジョブファイルであり記憶装置205上に存在している。1つのジョブで1つのファイルを構成する。ジョブがリファレンスで管理されるとき、ジョブ属性ファイルにそのURIが指定され、ジョブファイルはサーバ上に存在しないといった構成も可能である。
<印刷装置における処理>
続いて図11を用いて、印刷装置105における印刷処理の概要について説明する。印刷処理はステップS1100で印刷装置がジョブ受付可能と判定された時に開始される。ジョブ受付可能の条件として本発明では印刷装置にエラーが発生していなく、受信バッファに空きが存在する場合を想定するが、その他の条件があっても良い。ステップS1100でジョブ受付可能と判定された場合ステップS1101でジョブがあるか否か判定される。この処理はオプションであり、無くても本発明には全く影響が無いが、このオプションによりより効率的に印刷要求を行うことが可能になる。ジョブ検知手段としては、クライアントコンピュータからのブロードキャスト、サーバコンピュータからのブロードキャスト、UNIキャスト、ディレクト或いはファイルシステムの変更、DBの変更監視或いはこれらを監視しているコンポーネントからの通知等任意である。ステップS1101でNOと判定された場合には、ステップS1100へ戻る。ステップS1101でYESと判定された場合には、ステップS1102でサーバに対してジョブリスト取得要求を発行する。ステップS1103でリストの取得に成功したと判定されればステップS1104で後述のジョブ選択処理に移る。続いてステップS1105でジョブの選択が成功したと判定されれば、ステップS1106でサーバ101に対してPULL要求を発する。ステップS1107でPULL要求が成功し、サーバからの受信が開始した時点で印刷装置は印刷TASK(ステップS1108からステップS1111)を起動し、ステップS1100へ戻る。ステップS1108ではステップS1109で印刷完了と判定されるまで印刷処理が継続される。印刷処理とは受信バッファからデータを読み込み、解析、イメージデータ作成、転写、排紙、フィニッシング等の一連の作業を差すが、ここでは特に説明しない。ステップS1109で印刷処理が完了したと判定されるとステップS1110で印刷装置内105内のバッファに存在する印刷データを削除し、続いてステップS1111でジョブ管理テーブルを更新し印刷処理を終了する。
続いて図11を用いて、印刷装置105における印刷処理の概要について説明する。印刷処理はステップS1100で印刷装置がジョブ受付可能と判定された時に開始される。ジョブ受付可能の条件として本発明では印刷装置にエラーが発生していなく、受信バッファに空きが存在する場合を想定するが、その他の条件があっても良い。ステップS1100でジョブ受付可能と判定された場合ステップS1101でジョブがあるか否か判定される。この処理はオプションであり、無くても本発明には全く影響が無いが、このオプションによりより効率的に印刷要求を行うことが可能になる。ジョブ検知手段としては、クライアントコンピュータからのブロードキャスト、サーバコンピュータからのブロードキャスト、UNIキャスト、ディレクト或いはファイルシステムの変更、DBの変更監視或いはこれらを監視しているコンポーネントからの通知等任意である。ステップS1101でNOと判定された場合には、ステップS1100へ戻る。ステップS1101でYESと判定された場合には、ステップS1102でサーバに対してジョブリスト取得要求を発行する。ステップS1103でリストの取得に成功したと判定されればステップS1104で後述のジョブ選択処理に移る。続いてステップS1105でジョブの選択が成功したと判定されれば、ステップS1106でサーバ101に対してPULL要求を発する。ステップS1107でPULL要求が成功し、サーバからの受信が開始した時点で印刷装置は印刷TASK(ステップS1108からステップS1111)を起動し、ステップS1100へ戻る。ステップS1108ではステップS1109で印刷完了と判定されるまで印刷処理が継続される。印刷処理とは受信バッファからデータを読み込み、解析、イメージデータ作成、転写、排紙、フィニッシング等の一連の作業を差すが、ここでは特に説明しない。ステップS1109で印刷処理が完了したと判定されるとステップS1110で印刷装置内105内のバッファに存在する印刷データを削除し、続いてステップS1111でジョブ管理テーブルを更新し印刷処理を終了する。
図10は印刷装置105上で行われるジョブの選択処理ステップS1104の詳細を示したフローチャートである。ここでは印刷装置105が保持している属性とサーバ101から取得したジョブのリストを元に前述のジョブリストから適切なジョブ属性を持つジョブを1つ選択する。ステップS1000で判定に利用する属性を初期化する。ここではモデル、用紙サイズ、用紙残量、両面、フィニッシング指定が判定の材料として使われる事が想定されているが、勿論他の任意の属性を判定に利用しても良いし、印刷装置の属性とジョブの属性を全て比較しても良い。ステップS1001において前述のジョブリスト1402から印刷装置105のモデルとを比較し、一致しているジョブを検索する。検索されたジョブの数が0個、つまり一致しているジョブが存在しない場合にはステップS1009で失敗応答を返し本処理は終了する。ステップS1002でNOと判定された場合には、ステップS1003でジョブの属性と印刷装置の属性を比較し、該印刷装置で処理することが可能な属性を持つジョブを検索する。ステップS1004で検索されたジョブの数が0個、つまり一致しているジョブが存在しないと判定された場合には、ステップS1009において失敗応答が返却され本処理は終了する。一方ステップS1004でNOと判定された場合ステップS1005で検索されたジョブの数が1個か否かが判定される。1個の場合はステップS1006で該ジョブが選択される。NO、つまり複数個のジョブが存在した場合には、受付時間或いは優先順位と言った別のファクターによりジョブを1つ選択する。複数のジョブから1つのジョブを選択する方法は複数存在するが本発明においては重要ではないためここでは説明しない。続いてステップS1008で成功を応答してジョブ選択処理を終了する。
なお、前述のジョブリスト取得要求に際し、前記サーバ101がジョブリストから任意のジョブリストを作成するためのフィルターを指定しても良い。フィルターとしては、ジョブを選択するためのオブジェクトや印刷装置のモデル名、利用可能なPDL、印刷装置が印刷を行うことのできるジョブの属性等が該当する。
<その他の実施例>
以上説明した例は、印刷装置におけるジョブ選択処理としてジョブリストの取得を行い、該リストから1つのジョブを選択するものであったが、複数のジョブを選択するように構成しても良い。
以上説明した例は、印刷装置におけるジョブ選択処理としてジョブリストの取得を行い、該リストから1つのジョブを選択するものであったが、複数のジョブを選択するように構成しても良い。
また、ジョブリストからジョブを選択するのではなく、サーバが保持しているジョブの属性を1つずつクエリして、各ジョブについて順次判定を行い印刷可能なジョブについてジョブデータ取得要求を行うといった構成も可能である。
上記実施例ではジョブ選択手段が印刷装置内に存在するものとして説明したがジョブ選択手段は印刷装置内に限定せずとも任意のコンピュータ或いは別の印刷装置等に存在しても本発明を適用できることは言うまでもない。例えば印刷装置がサーバに問い合わせる能力を有していない場合或いは、印刷装置を監視するためのサーバが存在する場合には、ジョブ選択手段及びジョブ取得手段を別のコンピュータ或いは印刷装置に儲け、適切なタイミングで該印刷装置にジョブを転送するようにサーバに指示を出すといった構成であっても良い。
101 サーバコンピュータ
102〜104 クライアントコンピュータ
105 印刷装置
106 ネットワーク
1400 サーバで管理するジョブデータ
1500 印刷装置からサーバへのジョブ取得要求
102〜104 クライアントコンピュータ
105 印刷装置
106 ネットワーク
1400 サーバで管理するジョブデータ
1500 印刷装置からサーバへのジョブ取得要求
Claims (6)
- 印刷処理を受け付けサーバにジョブを転送する1つ以上のクライアントコンピュータと、
前記クライアントコンピュータからの印刷ジョブを受け付けスプールするジョブスプール手段と前記スプール手段にスプールされたジョブのリストを管理するジョブリスト管理手段と前記ジョブリスト中の1つ以上のジョブデータを要求された際に1つ以上のジョブをネットワークデバイスへ転送するジョブ転送手段を有したWebServiceと、
前記WebServiceが管理しているジョブの一覧から1つ以上のジョブを選択するジョブ選択手段と前記ジョブ選択手段によって選択された印刷ジョブの取得を前記WebServiceに要求する印刷ジョブ要求手段と前記印刷ジョブ要求手段によって前記WebServiceから送信された前記ジョブを印刷するための印刷手段を有することを特徴とする印刷システム。 - 前記ジョブ選択手段は、前記WebServiceが保持しているジョブのリストを取得するジョブリスト取得手段と、前記ジョブリスト取得手段によって取得されたジョブリストと前記印刷手段が保持している属性を比較し、印刷可能なジョブを選択することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記ジョブ選択手段は、前記WebServiceが保持しているジョブを順次選択し、前記ジョブと前記印刷手段が保持している属性を比較し、印刷可能なジョブを選択することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記ジョブ選択手段は、一定の間隔で前記WebServiceに対して起動される事を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷システム。
- 前記ジョブ選択手段は、前記WebServiceがクライアントからのジョブを受け付けた事を検知するためのジョブ検知手段を備え、前記ジョブ検知手段がジョブの受付を検知した際に、前記WebServiceに対して起動されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷システム。
- 前記ジョブ選択手段は、前記印刷手段がジョブを処理できる状態になった際に、前記WebServiceに対して起動されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに印刷システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005018178A JP2006209309A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | 印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005018178A Withdrawn JP2006209309A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | 印刷システム |
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- 2005-01-26 JP JP2005018178A patent/JP2006209309A/ja not_active Withdrawn
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