JP2006298403A - Pallet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、合成樹脂製のパレットに関するものである。 The present invention relates to a pallet made of synthetic resin.
従来から二色成形によりパレットを成形することが特許文献1により知られている。
Conventionally, it is known from
この特許文献1に示された従来例は、パレット1の上面部の主体を構成するデッキ部4を硬質合成樹脂2により成形すると共に、デッキ部4の上面に設けた滑止め部材5を軟質合成樹脂3により成形している。詳しくは図13のように、滑止め部材5の上部をデッキ部4の上面より上方に突出させてデッキ部4の上面に積載した積載物Eの滑り止めを図る積載物滑止め部7を形成しており、滑止め部材5の下部をデッキ部4に埋設させて二色成形により一体化させている。
In the conventional example shown in
ところが、この従来例のパレット1は、パレット1を持ち上げるためにデッキ部4に設けたフォーク挿入部にフォークリフトのフォークを挿入した際、このフォークのパレット1に対するフォーク挿入部への滑り止めに関しては何の対策も講じておらず、フォーク挿入部に挿入したフォークに対してパレット1を安定して支持できない恐れがある。また、図13のように、積載物Eの積載時などに積載物Eがデッキ部4の上面に沿ってスライドして滑止め部材5の積載物滑止め部7に側方からぶつかった場合に、滑止め部材5とデッキ部4との接合界面において、滑止め部材5とデッキ部4との接合を維持するように上記衝撃に対して抵抗するのは、主として上記衝撃に対して略直交する面であるデッキ部4と滑止め部材5のデッキ部4への埋設部分の側面部位との距離の短い接合界面(図中D部分)のみであり、したがって、滑止め部材5とデッキ部4とが二色成形で強固に一体化されたものといえども、上記衝撃に耐え得る滑止め部材5とデッキ部4との接合強度を得られないという問題があった。換言すると、上記従来例のパレット1の滑止め部材5はデッキ部4の上面部分に重ねるように設けられた構造であるから、その滑止め部材5とデッキ部4との接合強度は、積載物Eの滑り止めに対しては耐え得るものの、積載時のスライドする積載物Eが側方から滑止め部材5にぶつかった際の衝撃に対しては耐え得る強度を備えることはできないものであった。
However, the
なお、合成樹脂製のパレット1には、特許文献2のように、デッキ部に設けたフォーク滑止め部に挿入したフォークの滑り止めを図って、滑止め部材をフォーク挿入部の上面より下方に突出させてフォーク滑止め部を形成したものもある。しかしながら、この滑止め部材はデッキ部とは別に製造しておいたゴム製部材であってデッキ部の成形時にインサート成形でデッキ部に一体化したものであり、つまり、インサート成形による一体化は、2種類の樹脂同士の成形時の自己接着性で一体化される二色成形とは異なり、デッキ部を構成する樹脂の成形時の自己接着性のみで行われたものであり、滑止め部材とデッキ部との接合界面に強固な接合力を得ることなどできるものではない。したがって、スライドする積載物やフォークが滑止め部材にぶつかった際の衝撃によっては、界面剥離によって滑止め部材がデッキ部から剥離してしまうものである。特に、フォーク挿入部に挿入したフォークリフトのフォークがフォーク滑止め部にぶつかった際の衝撃は、スライドする積載物が積載物滑止め部にぶつかった際の衝撃に比べて大きく、滑止め部材に加わった衝撃によって滑止め部材はデッキ部からより簡単に剥離してしまうのである。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて為したものであって、スライドする積載物やフォークが側方から滑止め部材にぶつかった際の衝撃に耐え得る滑止め部材とデッキ部との接合強度を得ることのできるパレットを提供することを課題とするものである。 The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and is a joining of a non-slip member and a deck portion that can withstand an impact when a load or fork that slides hits the anti-slip member from the side. It is an object of the present invention to provide a pallet capable of obtaining strength.
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るパレットは、パレット1の少なくとも上面部が硬質合成樹脂2と軟質合成樹脂3との二色成形により成形されたものであって、上記上面部を、硬質合成樹脂2により成形されたフォーク挿入部6を有するデッキ部4と、デッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙って軟質合成樹脂3により成形した滑止め部材5とで構成し、滑止め部材5の上部をデッキ部4の上面より上方に突出させて積載物滑止め部7を形成すると共に、滑止め部材5の下部をフォーク挿入部6の上面より下方に突出させてフォーク滑止め部8を形成したことを特徴とする。これによると、滑止め部材5とデッキ部4との一体化が、デッキ部4を成形する硬質合成樹脂2と滑止め部材5を成形する軟質合成樹脂3との両者の二色成形時の自己接着性によって、デッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面に亙って強固に行われ、そして、この滑止め部材5とデッキ部4との接合界面は、滑止め部材5の積載物滑止め部7やフォーク滑止め部8にスライドする積載物EやフォークFがぶつかった衝撃の方向に対して略直交する面であると共にデッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面に亙る長い面を有しているから、スライドする積載物EやフォークFが滑止め部材5に側方からぶつかった際の衝撃に対して強い耐性を備えた滑止め部材5とデッキ部4との接合構造にできたものであり、したがって、スライドする積載物EやフォークFが滑止め部材5にぶつかった際の衝撃に耐え得る滑止め部材5とデッキ部4との接合強度を得ることができるのである。
In order to solve the above-described problem, the pallet according to
また、請求項2に係るパレットは、請求項1に加えて、滑止め部材5の積載物滑止め部7乃至フォーク滑止め部8の少なくとも一方に、デッキ部4の上面またはフォーク挿入部6の上面に沿わせて二色成形で積層一体化した積層滑止め部9を設けたことを特徴とする。これによると、滑止め部材5とデッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位との接合界面に加えて、積層滑止め部9とデッキ部4の上面またはフォーク挿入部6の上面との接合界面によっても、積載物EやフォークFが滑止め部材5にぶつかった際の衝撃に対して滑止め部材5とデッキ部4との接合状態を維持するようにでき、つまり、スライドする積載物EやフォークFがぶつかった際の滑止め部材5にかかる衝撃に更に耐え得るような強固な滑止め部材5とデッキ部4との接合強度を得ることができるのである。
In addition to the first aspect, the pallet according to the second aspect has the upper surface of the
また、請求項3に係るパレットは、請求項1に加えて、滑止め部材5の上面乃至下面の露出部の少なくとも一方に、露出部の一部をデッキ部4の上面乃至フォーク挿入部6の上面よりも上方乃至下方に突出させて積載物滑止め部7乃至フォーク滑止め部8にすると共に、この露出部の他の一部を滑止め部材5とデッキ部4との境界を介してデッキ部4の上面乃至フォーク挿入部6の上面に面一状に連続させたことを特徴とする。これによると、スライドする積載物EやフォークFが積載物滑止め部7やフォーク滑止め部8に衝突したときには、デッキ部4の上面またはフォーク挿入部6の上面に面一状に連続せる滑止め部材5の露出部の他の一部を積載物EやフォークFが抑えた状態となり、滑止め部材5がデッキ部4から剥離して捲れるのを防止することができるのである。
In addition to the first aspect, the pallet according to the third aspect has a structure in which at least one of the upper surface and the lower surface of the
また、請求項4に係るパレットは、請求項2に加えて、上面に積載物Eを載置せる積載物載置部10から下方に多数の補強用のリブ11を垂下してデッキ部4を形成し、滑止め部材5を積載物載置部10から垂下するリブ11に沿わせて二色成形で一体化し、滑止め部材5の積層滑止め部9の厚みT1を、リブ11の厚みT2及び、リブ11に沿わせて一体化させた滑止め部材5の部位の厚みT3に比べて薄くしたことを特徴とする。これによると、エラストマーのように高価な軟質合成樹脂3の使用量を少なくできてパレット1の製造コストを低減できるのであり、また、リブ11に沿わせて二色成形で一体化された滑止め部材5の部位は積層滑止め部9に比べて相対的に厚肉にされているが、これにより積層滑止め部9に成形金型の射出ゲートを設けた場合には、薄肉の積層滑止め部9から、リブ11に沿わせて二色成形で一体化された滑止め部材5の部位に向けて樹脂の流入をスムーズに行うことができるから、パレット1の製造性の向上も図ることができる。
Further, in addition to
本発明は、滑止め部材とデッキ部の一体化が、デッキ部を成形する硬質合成樹脂と滑止め部材を成形する軟質合成樹脂との両者の二色成形時の自己接着性によって、デッキ部の上面とフォーク挿入部の上面に亙って強固に行われ、そして、この滑止め部材とデッキ部との接合界面は、滑止め部材の積載物滑止め部やフォーク滑止め部にスライドする積載物やフォークがぶつかった衝撃の方向に対して略直交する面であると共にデッキ部の上面とフォーク挿入部の上面に亙る長い面を有しているから、スライドする積載物やフォークが滑止め部材にぶつかった際の衝撃に対して耐性を有するような滑止め部材とデッキ部との接合構造にできたものであり、したがって、スライドする積載物やフォークが滑止め部材にぶつかった際の衝撃に耐え得る滑止め部材とデッキ部との接合強度が得られるといった利点を有する。 According to the present invention, the integration of the non-slip member and the deck portion is based on the self-adhesiveness during the two-color molding of the hard synthetic resin for molding the deck portion and the soft synthetic resin for molding the non-slip member. It is firmly performed over the upper surface and the upper surface of the fork insertion portion, and the joint interface between the anti-slip member and the deck portion is a load that slides on the load anti-slip portion or the fork anti-slip portion of the anti-slip member. In addition, it has a long surface that extends substantially perpendicular to the direction of impact with which the fork hits and the top surface of the deck portion and the top surface of the fork insertion portion. The anti-slip member and deck unit are designed to be resistant to impacts when they collide with each other. Therefore, they can withstand the impacts of sliding loads and forks against the anti-slip members. Gain It has the advantage that the bonding strength between the anti-slip member and the deck section is obtained.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
図1乃至図9には本発明のパレット1の一実施形態が示してあり、パレット1は、該パレット1の少なくとも上面部を、その主体を構成する硬質合成樹脂2よりなるデッキ部4と、軟質合成樹脂3よりなる滑止め部材5とを二色射出成形機で二色成形により一体成形することにより成形してある。ここで、二色成形とは1組の型締め装置に対して2組の射出成形装置を備え二色または2種類の成形材料(異種成形材料)を同時又は順次に射出する成形方法であるが、本発明の二色成形においては、使用する2種類の成形材料の一方が硬質合成樹脂2、他方が軟質合成樹脂3であることが必須の条件となっており、硬質合成樹脂2、軟質合成樹脂3が同色の場合、異色の場合のいずれも本発明の二色成形には含まれるものとする。
1 to 9 show an embodiment of a
本例のパレット1は、図2乃至図4のように、パレット上半体1aとパレット下半体1bとを溶着一体化して構成してある。パレット上半体1aは図5及び図6に示すようなもので、平面視四角形状をしたデッキ部4の下面に下方に向けて複数の桁半部12aを一体に突設したもので、パレット下半体1bはデッキ部4の上面に上方に向けて複数の桁半部12bを一体に突設したものである。そして、図3のように上記パレット上半体1aの桁半部12aとパレット下半体1bの桁半部12bとを突き合わせて溶着一体化することでパレット1を形成してあり、このパレット1は桁半部12aと桁半部12bとを溶着することで桁部12が形成され、この桁部12間がパレット1を持ち上げるフォークリフトのフォークFを挿入するフォーク挿入部6となっている。なお、添付図面に示す各実施形態ではフォーク挿入部6は前後左右の各側面に開口した4方差しの例を示しているが、前後の側面のみ、又は左右の側面のみに開口する2方差しのものであってもよい。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
デッキ部4はパレット1としての形状を確保し且つパレット1としての強度を有するものであって硬質合成樹脂2により成形してある。ここで、硬質合成樹脂2としては例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PC(ポリカーボネート)、PVC(塩化ビニル樹脂)、ABS樹脂等が使用され、これらの樹脂としてはバージン樹脂であっても、あるいは、合成樹脂製品の廃棄物を原料とする再生樹脂であってもよい。
The
滑止め部材5は、デッキ部4の上面とデッキ部4の下面であるフォーク挿入部6の上面とに亙るように形成されており、滑止め部材5の上部にはデッキ部4の上面よりも上方に突出されてデッキ部4の上面に積載した積載物Eのパレット1に対する滑りを防止する積載物滑止め部7が形成されており、滑止め部材5の下部にはフォーク挿入部6の上面よりも下方に突出されてフォーク挿入部6に挿入したフォークFのパレット1に対する滑りを防止するフォーク滑止め部8が形成されている。なお、滑止め部材5の上部はデッキ部4の上面に積層一体化される積層滑止め部9となっており、この積層滑止め部9の一部が積載物滑止め部7を形成している。滑止め部材5は軟質合成樹脂3によって成形されるが、この軟質合成樹脂3としては、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、エチレン酢ビ共重合体等が使用される。
The
ここで、本例の滑止め部材5の上部には上述したようにデッキ部4の上面に積層一体化される積層滑止め部9が設けられているが、この積層滑止め部9の上方に露出した露出上面の一部がデッキ部4の上面よりも上方に突出した積載物滑止め部7となっていると共に、この露出上面の他の一部がデッキ部4の上面と二色成形の境界を介して面一に連続する平坦面13となっている。また、平坦面13と滑り止め部7とは傾斜面14を介してつながるような形状とされている。しかして、図1(a)に示すようにデッキ部4の上面に積載物Eを載置するに当たって、デッキ部4の上面の一部に積載物Eを載せた状態で矢印イ方向に移動する際、積載物Eの先端部下面が平坦面13に載った状態で積載物滑止め部7の側面である傾斜面14に突き当たることになり、従って、傾斜面14に突き当たった際の力で滑止め部材5がデッキ部4から剥離して捲れようとしても平坦面13を積載物Eで押し下げていることになるので、滑止め部材5が剥離して捲れるのが防止され、また、傾斜面14にガイドされて積載物Eがスムーズに積載物滑止め部7の上面に載置されるようになっている。また、本例の滑止め部材5では平坦面13の下面部13aがデッキ部4の上面から下方へ凹没した凹所15に嵌り込んで引っ掛かるような形状にされているから、この点でも滑止め部材5のデッキ部4からの剥離防止効果が高められている。更に言うと、本例では傾斜面14と平坦面13との境界を湾曲形状にしており、パレットの上方に溜まったゴミや砂等を容易にほうきで払いのけることを可能にしている。
Here, on the upper part of the
また、本例の滑止め部材5の積層滑止め部9は、デッキ部4の上面の外周に亙る外周滑止め部9aと、上記外周滑止め部9aに囲まれたデッキ部4の上面部位を矩形状に4等分するように平面視十字状にクロスした前後方向、左右方向の内側滑り止め部9bとが一体にされた形状に形成されている。これにより、デッキ部4の上面の左右方向には左右両側及び中央部に前後方向に長い積載物滑止め部7が存在すると共に、デッキ部4の上面の前後方向には前後両側及び中央部に左右方向に長い積載物滑止め部7が存在することとなり、デッキ部4の上面に積載物Eを載置した場合に、前後方向、左右方向に積載物Eが滑るのを防止するようになっている。また、上記形状の滑止め部材5はその積層滑止め部9の形状が直線部同士を連結してなる形状のために、滑止め部材5の成形の際の成形金型に少ないゲート点数を形成しても樹脂を容易に流すことが可能になり、金型の構造の簡素化を図ることができる。
In addition, the laminated
また、上記滑止め部材5にあっては、その内側滑り止め部9bにおけるフォーク挿入部6の上方を横切る部位の適所から、デッキ部4をその厚み方向に貫通する貫通部16が垂下されており、この貫通部16の下端面部はフォーク挿入部6内に露出していてこの貫通部16の露出下面の一部がフォーク挿入部6の上面から下方に向けて突出してフォーク滑止め部8となっている。貫通部16の露出下面の他の部分はフォーク挿入部6の上面と面一となる平坦面17となっており、平坦面17とフォーク滑止め部8とは傾斜面18を介してつながった形状にされている。なお、本例のデッキ部4は、デッキ部4の上面を形成する水平板状の積載物載置部10から下方に補強用のリブ11を多数突設させて形成されている。また、リブ11の一部には上下に開口する環状リブ11aが形成され、この環状リブ11aの内周部に沿って軟質合成樹脂3よりなる筒状の貫通部16が二色成形で一体化され。フォーク挿入部6の上面であるフォーク挿入部6に臨む環状リブ11aの下面から下方に向けて突出してフォーク滑止め部8が形成されている。しかして、図1(a)に示すようにフォーク挿入部6にフォークリフトのフォークFを挿入するに当たって、矢印ロ方向に移動するフォークFの先端部位がフォーク滑止め部8の側面である傾斜面18に突き当たることになり、従って、傾斜面18に突き当たった際の力で滑止め部材5がデッキ部4から剥離して捲れようとしても平坦面17をフォークFで押し上げていることになるので、滑止め部材5が剥離して捲れるのが防止され、また、傾斜面18にガイドされてフォークFの先端部位にスムーズにフォーク滑止め部8の下面を載置させ、これによりフォークFに対してパレット1が滑るのを防止できるようになっている。
Further, in the
ところで、上記本例のパレット1の上面部は滑止め部材5とデッキ部4との二色成形で成形されるのであるが、その製造例を図7、図8、図9に基づいて説明する。
By the way, although the upper surface part of the
図7には合成樹脂製のパレット1のパレット上半体1aを二色成形で成形するための金型装置における可動金型21の概略斜視図を示し、図8には金型装置の一部破断した断面図を示し、図9(a)(b)(c)(d)は成形順序を示している。図中20は固定金型、21は可動金型である。可動金型21は固定金型20側の面から固定金型20と離れる方向に向けて溝部22が形成してある。溝部22は四角環状をした外側溝部23と、外側溝部23に囲まれた部分を十字状に分割し且つ端部が外側溝部23に連通する十字状をした内側溝部24と、内側溝部24に部分的に設けた環状溝部25とで構成している。
FIG. 7 shows a schematic perspective view of the
上記可動金型21に設けた溝部22には主スライドコア27が移動自在に嵌め込んである。主スライドコア27は、外側溝部23に嵌め込まれる四角環状をした外側スライドコア部28と、内側溝部24に嵌め込まれる十字状をした内側スライドコア部29と、環状溝部25に嵌め込まれる環状スライドコア部30とが連結一体化して構成してあり、油圧シリンダ32により溝部22内を前進後退自在に移動するようになっている。
A
環状スライドコア部30内には環状をした副スライドコア33がスライド自在に嵌め込んであり、該副スライドコア33は油圧シリンダ34により環状スライドコア部30に対して前進後退自在となっている。
An annular
環状スライドコア部30の先端面部の外周には先端面が平坦面となった外周突起30aが設けてあり、環状スライドコア部30の先端面部の内周は先端面が平坦面となった内周段面30bが設けてある。また、副スライドコア33の先端面部の内周には先端面が平坦面となった内周突起33aが設けてあり、副スライドコア33の先端面部の外周は先端面が平坦面となった外周段面33bが設けてある。
An outer
上記固定金型20には図面を省略しているが、硬質合成樹脂2を射出するための第1ゲートと、軟質合成樹脂3を射出するための第2のゲートとを備えている。また、固定金型20にはリブ11を成形するための多数のリブ成形用凹部が形成してあるが、このリブ成形用凹部の一部に環状リブ11aを成形するための環状リブ成形用凹部36が形成してあり、環状リブ成形用凹部36内には環状リブ11aの内部の孔を形成するための孔成形用突部37が形成してある。上記環状リブ成形用凹部36の奥面のうち外周側奥面38よりも奥面の内周側奥面39が深くなっている。
Although not shown in the drawing, the fixed
可動金型21を固定金型20側に向けて前進させて型締めをするのであるが、この場合、可動金型21に設けた主スライドコア27をその先端部が溝部22から突出するように所定寸法前進させると共に副スライドコア33を環状スライドコア部30に対して所定寸法前進させ図9(a)の状態にする。この状態で可動金型21と固定金型20との間にデッキ部4を成形するためのデッキ部成形用キャビティ35が形成される。なお図示はしないが、デッキ部成形用キャビティ35は可動金型21と固定金型20との間に形成された桁部12を成形するための桁部成形用キャビティにも連続している。環状をした副スライドコア33は前進することで図9(a)に示すように固定金型20の環状リブ成形用凹部36内に隙間を介して嵌め込まれ、副スライドコア33の外面と環状リブ成形用凹部36との間の隙間が環状リブ11aを成形するための環状リブ成形用キャビティ部43となる。また、主スライドコア27の一部である環状スライドコア部30の先端部の外周突起30a、内周段面30b部分がデッキ部成形用キャビティ35内に突入している。また、副スライドコア33の先端面部の平坦面となっている外周段面33bと環状リブ成形用凹部36の奥面の平坦面となっている外周側奥面38とが面一に連続し、副スライドコア33の先端面部の内周突起33aが環状リブ成形用凹部36の奥面の内周側奥面39に嵌り込んで当接している。
The
上記の図9(a)に示す状態が型締め完了段階であり、この型締め完了状態で、図9(b)のようにデッキ部成形用キャビティ35内に硬質合成樹脂2を射出してデッキ部4及び桁部12を成形する。
The state shown in FIG. 9A is the mold clamping completion stage, and in this mold clamping completed state, the hard
次に、主スライドコア27を可動金型21に対して所定寸法後退させて主スライドコア27の先端面とデッキ部4の上面との間に軟質合成樹脂3を充填するための積層滑止め部成形用キャビティ40を形成するのであるが、この主スライドコア27が所定寸法後退した状態で、図9(c)に示すように主スライドコア27の一部である環状スライドコア部30の先端面部の外周突起30aの先端面と可動金型21の前面とが面一に連続する。また、同時に副スライドコア33を環状スライドコア部30に対して所定寸法後退させて図9(c)のように副スライドコア33の外周段面33bと環状スライドコア部30の内周段面30bとを面一に連続させる。このようにすることで、デッキ部4の環状リブ11aの内周面と、孔成形用突部37と、内周側奥面39と、環状スライドコア部30の先端面部及び副スライドコア33の先端面部とで囲まれた部分に上記積層滑止め部成形用キャビティ40に連続する貫通部成形用キャビティ部41、フォーク滑止め部成形用キャビティ部42が形成される。
Next, a laminated non-slip portion for retracting the
次に、図9(d)のように上記積層滑止め部成形用キャビティ40に及びこれに連通する貫通部成形用キャビティ部41、フォーク滑止め部成形用キャビティ部42に軟質合成樹脂3を射出して滑止め部材5をデッキ部4に二色成形で一体に成形する。上記のようにして二色成形により本発明のパレット1を成形した後、可動金型21を固定金型20に対して離れる方向に後退させることで型開きをおこない、成形されたパレット上半体1aを取出すことで、図4及び図5に示すような軟質合成樹脂3よりなる滑止め部材5と、硬質合成樹脂2よりなるデッキ部4及び桁部12とが一体にされたパレット上半体1aを得るものである。
Next, as shown in FIG. 9 (d), the soft
なお、図1(b)に示すように軟質合成樹脂3により成形されてデッキ部4の上面に二色成形で積層一体化される滑止め部材5の積層滑止め部9の厚みT1を硬質合成樹脂2により成形されるデッキ部4(積載物載置部10やリブ11(環状リブ11aも含む))の厚みT2よりも薄くすることで、エラストマーのように高価な軟質合成樹脂3の使用量を少なくできる利点があるが、滑止め部材5を成形するに際し、積層滑止め部成形用キャビティ40の厚み方向の寸法が狭くなるので、軟質合成樹脂3を射出して厚み方向の寸法が狭い積層滑止め部成形用キャビティ40に上記軟質合成樹脂3を充填しながら、積層滑止め部成形用キャビティ40を流れる軟質合成樹脂3の一部を流れる向きを変えて貫通部成形用キャビティ部41、フォーク滑止め部成形用キャビティ部42に流して充填する場合には、貫通部成形用キャビティ部41、フォーク滑止め部成形用キャビティ部42内に軟質合成樹脂3がスムーズに流れ難くなる。そこで、貫通部成形用キャビティ部41の厚み方向の寸法を積層滑止め部成形用キャビティ40の厚み方向の寸法よりも大きくする(好ましくはデッキ部成形用キャビティ35の厚み方向の寸法よりも大きくする)ことで、厚み方向の寸法が狭い積層滑止め部成形用キャビティ40を流れる軟質合成樹脂3を積層滑止め部成形用キャビティ40の一部から流れを方向を変えて厚み方向の寸法の大きい貫通部成形用キャビティ部41、ひいてはフォーク滑止め部成形用キャビティ部42にスムーズに流して充填できるものである。したがって、本例のパレット1において、成形される滑止め部材5の環状の貫通部16の部分の厚みT3は、図1(b)に示すように積層滑止め部9の厚みT1よりも肉厚に設定されている。なお、積層滑止め部9の厚みT1を薄くしたことによると軟質合成樹脂3が早く金型内で冷えて固化できて、軟質合成樹脂3の射出後に早く金型を開くことが可能になり、しかして成形サイクルが短くなって製造コストの低減化が図られるといった利点もある。
Note that hard thickness T 1 of the multilayer
なお、パレット下半体1bは硬質合成樹脂2により形成したものを使用するが、パレット上半体1aと同様に、硬質合成樹脂2よりなるデッキ部4と、軟質合成樹脂3よりなる滑止め部材5とを二色成形で一体に成形したものを使用してもよい。この場合、上記のようにして得たパレット上半体1aとパレット下半体1bとを溶着して形成したパレット1は上下反転して使用可能であり、また、パレット下半体1bに設けた滑止め部材5の積載物滑止め部7がパレット1の下面から下方へ突出してパレット1の地面等の載置面に対する滑り止めの機能を備えることができる。
In addition, although the pallet
上述のようにデッキ部4と滑止め部材5とを二色成形で一体化すると、デッキ部4を成形する硬質合成樹脂2と滑止め部材5を成形する軟質合成樹脂3との接合界面にあっては、硬質合成樹脂2及び軟質合成樹脂3の両者の成形時の自己接着性によって強固な接合強度を得ることができる。加えて、滑止め部材5は、デッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位に亙って二色成形でデッキ部4に強固に一体化されている(本例では貫通部16が環状リブ11aに沿って二色成形で強固に一体化している)。しかして、図1(a)に示すように、滑止め部材5の積載物滑止め部7に対してデッキ部4の上面に沿ってスライドする積載物Eがぶつかったり、滑止め部材5のフォーク滑止め部8に対してフォーク挿入部6の上面に沿ってスライドするフォークFがぶつかったりした場合にも、デッキ部4と滑止め部材5との強固な接合界面において滑止め部材5に加わる積載物EやフォークFからの衝撃に対して有効に抵抗できる略直交する面を、デッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位に亙って有することとなっており、スライドする積載物EやフォークFが滑止め部材5に側方からぶつかった際の衝撃に対して強い耐性を備えた滑止め部材5とデッキ部4との接合構造にされている。したがって、積載物EやフォークFが滑止め部材5にぶつかった際の衝撃に対して耐え得る滑止め部材5とデッキ部4との接合強度を得ることができたものであり、滑止め部材5のデッキ部4からの界面剥離等の発生の恐れを無くするようにできたものである。
As described above, when the
なお、積載物EやフォークFが滑止め部材5にぶつかった際の衝撃は、上記衝撃に対して略直交する面である滑止め部材5とデッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位との接合界面(本例では貫通部16と環状リブ11aとの接合界面)を介し、デッキ部4に伝播されてデッキ部4で支えるようにされている。したがって、滑止め部材5が二色成形で一体化されるデッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位に強度補強を施すと、積載物EやフォークFが滑止め部材5にぶつかった際の衝撃に対するパレット1の耐性を向上できて好ましい。上記強度補強を施すには、たとえば、貫通部16に沿って一体化するリブ11の厚みを他のリブ11よりも厚く形成してもよいが、成形後の残留応力のバラツキ等の製造上の問題が生じる恐れがあるので、図10のように、貫通部16が沿って一体化するリブ11(本例では環状リブ11a)と隣接するリブ11との間隔L1を、他の隣接するリブ11間の間隔L2に比べて狭くすることが好ましく、これによると、良好なパレット1の製造性を確保しつつ、積載物EやフォークFが滑止め部材5にぶつかった際の衝撃に対して有効な強度補強をデッキ部4に施すことができる。
The impact when the load E or the fork F collides with the
更に言うと、本例の滑止め部材5には、図1(b)に示すように、デッキ部4の上面に二色成形で積層一体化された積層滑止め部9が設けられているので、上述した滑止め部材5とデッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位との接合界面に加えて積層滑止め部9とデッキ部4の上面との接合界面によっても、積載物EやフォークFがぶつかった際の滑止め部材5にかかる衝撃に対する耐性を向上できて、滑止め部材5とデッキ部4との接合状態を維持できるようにされている。つまり、滑止め部材5の積層滑止め部9をデッキ部4の上面に二色成形で積層一体化したことで、積載物EやフォークFがぶつかった際の滑止め部材5にかかる衝撃に対して更に耐え得るような強固な滑止め部材5とデッキ部4との接合強度を得ることができたものであり、滑止め部材5のデッキ部4からの界面剥離等の発生の恐れを更に無くするようにできたものである。なお、本例では、滑止め部材5の積載物滑止め部7にデッキ部4の上面に沿わせて二色成形で積層一体化した積層滑止め部9を設けているが、フォーク滑止め部8にフォーク挿入部6の上面に沿わせて二色成形で積層一体化した積層滑止め部9を設けることも好ましい。また、本例では、滑止め部材5の積載物滑止め部7に設けた積層滑止め部9に軟質合成樹脂3を射出するゲートを設けているが、フォーク挿入部6の上面から下方へ突出した滑止め部材5の部位であるフォーク滑止め部8に軟質合成樹脂3を射出するゲートを設けることも好ましい。
More specifically, as shown in FIG. 1B, the
ここで、上記に例示した滑止め部材5は、積載物滑止め部7が外周滑止め部9aと内側滑り止め部9bとでなる積層滑止め部9に亙って形成され、フォーク挿入部6の上方に位置する内側滑り止め部9bの部分からデッキ部4のデッキ部4を厚み方向に貫通してデッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る筒状の貫通部16を垂下し、この貫通部16の下端をデッキ部4の下面であるフォーク挿入部6の上面より下方へ突出させてフォーク滑止め部8を形成するような形状とされて、デッキ部4に形成した環状リブ11aの内周面に筒状の貫通部16を沿わせると共にデッキ部4の上面に積層滑止め部9を積層させてそれぞれ二色成形で一体化されているが、滑止め部材5としては、積載物滑止め部7及びフォーク滑止め部8を有すると共にデッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位を有し、少なくともこのデッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位をデッキ部4に二色成形で一体化したものであれば、上記例と同様に、積載物EやフォークFが滑止め部材5にぶつかった際の衝撃に対して有効に耐え得る滑止め部材5とデッキ部4との接合強度を得ることができることから、滑止め部材5の形状、デッキ部4への配置形態は種々設計変形可能である。
Here, the
たとえば、図11(a)に示すように、滑止め部材5の積載物滑止め部7となる積層滑止め部9の形状を、デッキ部4の前後あるいは左右に亙る帯状の内側滑止め部9bを適宜間隔で平面視ストライプ状に並設して外周滑止め部9aと一体に形成したり、また、図11(b)に示すように、デッキ部4の外周に沿う形状の滑止め部材5に加えて、点状あるいは島状に形成した滑止め部材5をデッキ部4の上面に分散配置したり、また、図11(c)に示すように、デッキ部4の外周に沿う形状の滑止め部材5に加えて、平面視四角環状に形成した島状の複数の滑止め部材5をデッキ部4の上面に同心状に配設したり、また、図11(d)に示すように、滑止め部材5の積載物滑止め部7となる積層滑止め部9の形状をデッキ部4の上面全面に亙るように形成したりしても好ましい。ここで、滑止め部材5は軟質合成樹脂3のために積載物Eを載せたときの衝撃緩和効果を有しており、特に図11(d)のようにデッキ部4の上面全面に設けた場合にはその効果を顕著に得ることができる。なお、滑止め部材5のデッキ部4の上面に露出する部位が、たとえば本例や図11(a)〜(c)のように、デッキ部4の上面部分を分割して囲い込むような形状を有するパレット1の場合には、このパレット1が屋外で使用された際には滑止め部材5で囲まれるデッキ部4の上面部分に雨水が溜まったりする恐れがあるので、この雨水に対する対策を施すことも好ましい。この雨水対策としては、たとえば、デッキ部4の上面部分を囲う滑止め部材5のデッキ部4の上面に露出する部位の適所に上記雨水を逃がすための切欠を設けたり、雨水の堰となる滑止め部材5の近傍にデッキ部4を上下に貫く貫通孔を設けることが挙げられる。
For example, as shown in FIG. 11 (a), the shape of the laminated
また、図12(a)、図12(b)に示すように、滑止め部材5のデッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位を、環状リブ11aの内周部に二色成形で一体化させた中実の貫通部16aで構成したり、また、図12(c)に示すように、デッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位を、デッキ部4の外縁に周り込ませるように形成してデッキ部4の外縁端面に沿わせて二色成形で一体化させたり、また、図12(d)に示すように、デッキ部4の上面とフォーク挿入部6の上面とに亙る部位を、板状リブ11bに沿って二色成形で一体化させた板状の貫通部16bで構成したりしても好ましい。また、添付図面に示したパレット1はパレット上半体1aとパレット下半体1bとを溶着して形成したものであるが、本発明は、パレット上半体1aのみで構成されたようなパレット1や、パレット1全体を硬質合成樹脂2と軟質合成樹脂3との二色成形で成形するようなパレット1においても適用できるのは言うまでもない。
Further, as shown in FIGS. 12 (a) and 12 (b), a portion extending between the upper surface of the
1 パレット
2 硬質合成樹脂
3 軟質合成樹脂
4 デッキ部
5 滑止め部材
6 フォーク挿入部
7 積載物滑止め部
8 フォーク滑止め部
9 積層滑止め部
10 積載物載置部
11 リブ
11a 環状リブ
16 貫通部
E 積載物
F フォーク
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