JP2006288035A - Power conversion system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、順変換部と逆変換部の間に直流電圧平滑用のコンデンサを備えた電力変換装置に係り、特に順変換部と逆変換部がパルス幅変調方式で動作する電力変換システムに関する。 The present invention relates to a power conversion device including a DC voltage smoothing capacitor between a forward conversion unit and an inverse conversion unit, and more particularly to a power conversion system in which the forward conversion unit and the reverse conversion unit operate in a pulse width modulation system.
近年、誘導電動機や同期電動機に代表される交流電動機の制御には、VVVFインバータなどと呼ばれている可変電圧可変周波数の電力変換システムが用いられるようになっているが、このとき、一般には、コンバータ(順変換部)とインバータ(逆変換部)を、中間に直流回路をはさんで接続した電力変換システムが用いられている。 In recent years, a variable voltage variable frequency power conversion system called a VVVF inverter or the like has been used to control an AC motor represented by an induction motor or a synchronous motor. A power conversion system is used in which a converter (forward conversion unit) and an inverter (inverse conversion unit) are connected with a DC circuit in between.
そして、このような電力変換システムでは、例えば商用電源などから供給される交流(三相交流電力)をコンバータにより直流(直流電力)に変換し、直流中間回路に設けられている平滑コンデンサに充電し、この平滑コンデンサに充電された直流電圧をインバータにより、負荷である交流電動機が所望する電圧と周波数の交流(三相交流電力)に変換するようになっているもので、例えば図8に示すように構成されているものである。 In such a power conversion system, for example, alternating current (three-phase alternating current power) supplied from a commercial power source or the like is converted into direct current (direct current power) by a converter and charged to a smoothing capacitor provided in a direct current intermediate circuit. The DC voltage charged in the smoothing capacitor is converted by an inverter into AC (three-phase AC power) having a desired voltage and frequency by an AC motor as a load. For example, as shown in FIG. It is composed of.
そこで、この図8に示した電力変換システムについて詳細に説明すると、この図に示した電力変換システムは、コンバータ1とインバータ2を備え、これらをPWM(パルス幅変調)制御し、交流の商用電源3からリアクトル7を介して供給される三相交流をコンバータ1により直流に変換し、この直流をインバータ2により三相交流に変換し、三相誘導電動機などのモータ4に供給するようになっている。
Therefore, the power conversion system shown in FIG. 8 will be described in detail. The power conversion system shown in FIG. 8 includes a
そして、コンバータ1側では、まず、直流中間回路を構成している平滑コンデンサ6の端子間の電圧を直流電圧eとしてフィードバックし、これが直流電圧指令e* と一致するように、AVR(電圧制御部)101により電源側の電流指令iA * を生成する。次に、この電流指令iA * に基づいて、電源側電流が指令値と一致するようなコンバータ1の電源側の電圧指令E* を、ACR(電流制御部)102により生成する。
On the
そして、この電圧指令E* を、PWM(パルス幅制御部)103により、キャリア発生手段104の出力である三角波状のキャリアCA と比較して、PWM制御用の点弧パルスPA を生成し、コンバータ1の各スイッチング素子SRP、SSP、STP、SRN、SSN、STN をオン/オフさせ、平滑コンデンサ6の端子電圧を一定に制御すると共に、交流電源3の電流波形と力率の改善が得られるように制御する。
Then, the voltage command E *, the PWM (pulse width control unit) 103, as compared with the triangular waveform carrier C A is the output of the carrier generator 104 generates a firing pulse P A point for PWM control The switching elements S RP , S SP , S TP , S RN , S SN , S TN of the
次に、インバータ2側について説明すると、まず、ここでは、負荷として、上記したようにモータ4が接続されている場合を示している。そこで、このモータ4の速度(回転速度)Rをエンコーダ5により検出し、これをフィードバックし、これが速度指令R* に一致するように、ASR(速度制御部)201によりインバータ2の電流指令iB * を生成する。
Next, the
そして、この電流指令iB * に基づいて、モータ電流が指令値と一致するようなインバータ2の電圧指令V* をACR(電流制御部)202により生成し、これを変調波として、PWM(パルス幅制御部)203によりキャリア発生手段204の出力である三角波状のキャリアCB と比較して、PWM制御用の点弧パルスPB を生成し、コンバータ2の各スイッチング素子SUP、SVP、SWP、SUN、SVN、SWN をオン/オフさせ、モータ4に三相交流が供給されるように制御するのである。
Based on the current command i B * , the ACR (current control unit) 202 generates a voltage command V * of the
ここで、このようなPWM制御方式の電力変換システムの場合、コンバータ1の出力とインバータ2の入力は、何れもキャリアと同じ周期のパルスになるが、このとき、この図8で説明した電力変換システムでは、上記したように、コンバータ1側のキャリア発生手段104とインバータ2側のキャリア発生手段204が個別に設けてあり、コンバータ1とインバータ2がキャリアCA とキャリアCB の別のキャリアにより独立してPWM制御が行なわれるようになっているので、コンバータ1側の出力電流とインバータ2側の入力電流の間のパルスに位相ずれが現われてしまうのが避けられない。
Here, in the case of such a PWM control type power conversion system, both the output of the
このとき平滑コンデンサ6には、コンバータ1側のパルス状出力電流とインバータ2側のパルス状入力電流の差の電流が流れる。従って、これらの電流の位相にずれがあると平滑コンデンサ6に出入りする電流が増加し、電圧変動が大きくなってしまう。
At this time, a current corresponding to the difference between the pulsed output current on the
しかして、このときも直流電流の変動を抑え直流電圧の平滑化を図るためには、平滑コンデンサ6の容量を増加させる必要があり、従って、図8に示した電力変換システムでは、大きな容量のコンデンサが必要になって、装置が大型化したり、コストアップになったりしてしまうという問題があった。 At this time, in order to suppress the fluctuation of the direct current and smooth the direct current voltage, it is necessary to increase the capacity of the smoothing capacitor 6. Therefore, in the power conversion system shown in FIG. There is a problem that a capacitor is required, which increases the size of the apparatus and increases the cost.
そこで、この問題に対処した技術についても従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。そこで、以下、この提案に係る電力変換システムについて図9により説明すると、この図9に示した電力変換システムは、図8の従来技術におけるコンバータ側のキャリア発生手段104とインバータ側のキャリア発生手段204を単一のキャリア発生手段304に統一したものであり、その他の構成は同じである。
In view of this, a technique for dealing with this problem has also been proposed (see, for example, Patent Document 1). The power conversion system according to this proposal will be described below with reference to FIG. 9. The power conversion system shown in FIG. 9 includes the converter-side carrier generating means 104 and the inverter-side carrier generating means 204 in the prior art of FIG. Are unified into a single
そこで、この図9の電力変換システムでは、コンバータ1とインバータ2のPWM制御が、この統一されたキャリア発生手段304から出力される同一のキャリアCにより行われることになり、従って、コンバータ1側のパルス状の出力電流とインバータ2側のパルス状の入力電流では、パルスの位相に差が現われる余地がなく、常に位相差ゼロを保つことになる。
Therefore, in the power conversion system of FIG. 9, the PWM control of the
この結果、この図9の電力変換システムによれば、パルス位相のずれにより平滑コンデンサ6に流れる電流が増加する虞がなくなり、その分、平滑コンデンサ6の容量が低減できることになる。
上記従来技術は、コンバータ側の出力電流のパルス波形とインバータ側の入力電流のパルス波形に差がある点に配慮がされておらず、直流中間回路に容量の大きな平滑コンデンサを必要とするという問題があった。 The above prior art does not give consideration to the difference between the pulse waveform of the output current on the converter side and the pulse waveform of the input current on the inverter side, and requires a large smoothing capacitor in the DC intermediate circuit. was there.
上記従来技術では、コンバータ側とインバータ側のPWM用のキャリアを同一にしているが、コンバータ側とインバータ側ではパルス波形に差があり、このためPWM用キャリアの位相差0のとき必ずしもコンデンサ電流が最小にはならず、従って、平滑コンデンサに流れる電流の更なる抑制に問題が生じてしまうのである。 In the above prior art, the PWM carrier on the converter side and the inverter side are made the same. However, there is a difference in the pulse waveform on the converter side and the inverter side. Therefore, when the phase difference of the PWM carrier is zero, the capacitor current is not always the same. This is not minimized, and therefore causes problems in further suppressing the current flowing through the smoothing capacitor.
本発明の目的は、直流中間回路にある平滑コンデンサの容量が最小限に抑えられるようにした電力変換システムを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a power conversion system in which the capacity of a smoothing capacitor in a DC intermediate circuit can be minimized.
上記目的は、パルス幅変調方式の順変換部とパルス幅変調方式の逆換部の間に平滑コンデンサを備えた電力変換システムにおいて、前記順変換部をパルス幅変調するためのキャリアと前記逆変換部をパルス幅変調するためのキャリアに位相差を与える手段が設けられているようにして達成される。 The object is to provide a power conversion system including a smoothing capacitor between a pulse width modulation type forward conversion unit and a pulse width modulation type reverse conversion unit, and a carrier for pulse width modulation of the forward conversion unit and the reverse conversion. This is accomplished by providing means for providing a phase difference to the carrier for pulse width modulating the part.
このとき、前記位相差が30°以内の値に設定されているようにしても上記目的が達成され、或いは前記位相差が前記順変換部の出力電流パルスと前記逆変換部の入力電流パルスが重なる面積が最大になるときの位相差に設定されているようにしても上記目的が達成され、更には前記位相差が前記平滑コンデンサに流れる電流が最小になるときの位相差に設定されているようにしても上記目的が達成される。 At this time, even if the phase difference is set to a value within 30 °, the above object is achieved, or the phase difference is determined so that the output current pulse of the forward conversion unit and the input current pulse of the reverse conversion unit are The above object is achieved even if the phase difference is set to the maximum when the overlapping area is maximized, and further, the phase difference is set to the phase difference when the current flowing through the smoothing capacitor is minimized. Even if it does, the said objective is achieved.
本発明によれば、平滑コンデンサの容量を増加させなくても直流中間回路の電圧変動が抑えられるので、システムの小型化と低コスト化を得ることができる。 According to the present invention, voltage fluctuation of the DC intermediate circuit can be suppressed without increasing the capacity of the smoothing capacitor, so that the system can be reduced in size and cost.
以下、本発明による電力変換システムについて、図示の実施の形態により詳細に説明する。 Hereinafter, the power conversion system by this invention is demonstrated in detail by embodiment of illustration.
図1は、本発明の一実施形態で、図において、301は位相差付キャリア発生手段で、これは、三角波状のキャリアCC と、このキャリアCC に対して所定の位相差Δを持った三角波状のキャリアCI の2種のキャリアを発生し、それぞれをPWM103とPWM203に供給する働きをするものであるが、その他の構成は、図8と図9で説明した従来技術による電力変換システムと同じである。
FIG. 1 shows an embodiment of the present invention. In FIG. 1,
そして、この図1の実施形態でも、まず、コンバータ1側では、平滑コンデンサ6の端子間の電圧を直流電圧eとしてフィードバックし、これが直流電圧指令e* と一致するように、AVR101により電源側の電流指令iA * を生成する。次に、この電流指令iA * に基づいて、電源側電流が指令値と一致するようなコンバータ1の電源側の電圧指令E* を、ACR102により生成する。
Also in the embodiment of FIG. 1, first, on the
そして、この電圧指令E* を、PWM103により、位相差付キャリア発生手段304から出力されるキャリアCC と比較してPWM制御用の点弧パルスPA を生成し、コンバータ1の各スイッチング素子SRP、SSP、STP、SRN、SSN、STN をオン/オフさせ、平滑コンデンサ6の端子電圧を一定に制御すると共に、交流電源3の電流波形と力率の改善が得られるようにしている。
Then, the voltage command E *, the
同じくインバータ2側では、エンコーダ5により検出したモータ4の速度Rをフィードバックし、これが速度指令R* に一致するように、ASR201によりインバータ2の電流指令iB * を生成する。
Similarly, on the
そして、この電流指令iB * に基づいて、モータ電流が指令値と一致するようなインバータ2の電圧指令V* をACR202により生成し、これを変調波として、PWM203により位相差付キャリア発生手段304の出力である別のキャリアCI と比較して、PWM制御用の点弧パルスPB を生成し、コンバータ2の各スイッチング素子SUP、SVP、SWP、SUN、SVN、SWN をオン/オフさせ、モータ4に三相交流が供給されるようにしている。
Based on the current command i B * , the ACR 202 generates a voltage command V * for the
従って、この図1の実施形態でも、コンバータ1とインバータ2がPWM制御され、商用電源3から供給される三相交流をコンバータ1により直流に変換し、この直流をインバータ2により三相交流に変換し、三相誘導電動機などのモータ4に供給するように動作する点では、上記した従来技術による電力変換システムと同じであり、異なっているのは、PWM203において使用されているキャリアが、PWM103において使用されているキャリアCC に対して所定の位相差Δを持った別のキャリアCI になっている点にある。
Therefore, also in the embodiment of FIG. 1, the
そして、この結果、この図1の実施形態では、コンバータ1から出力される電流のパルス位相はキャリアCC と同じ位相になり、インバータ2に入力される電流のパルス位相はキャリアCI と同じ位相になるので、結局、コンバータ1から出力される電流のパルス位相とインバータ2に入力される電流のパルス位相には位相差Δに相当するずれが与えられていることになる。
Then, as a result, in the embodiment of FIG. 1, the pulse phase of the current output from the
上述したように、平滑コンデンサ6には、コンバータ1側のパルス状出力電流とインバータ2側のパルス状入力電流の差の電流が流れる。従って、これらの電流のパルス位相にずれがあれば、平滑コンデンサ6に出入りする電流が増加してしまうであろうことは、容易に推測できる。
As described above, the smoothing capacitor 6 flows through the difference between the pulsed output current on the
そこで、図9で説明した従来技術では、コンバータ1側とインバータ2側で同じキャリアCを用い、コンバータ1側のパルス状出力電流とインバータ2側のパルス状入力電流の位相差をゼロにしているのであるが、ここで、図2は、このときのキャリアの位相差に対するコンデンサ電流(平滑コンデンサ6に出入りする電流)の大きさを、負荷の大きさをパラメータにして評価した特性図である。
9, the same carrier C is used on the
このとき図2では、キャリア位相差が90°のときを基準とし、このときのコンデンサ電流の値を1.0に正規化して示したものであり、ここにいうキャリア位相差とはコンバータ1のキャリア位相に対してインバータ2のキャリア位相を引いたものである。また、負荷とはインバータ2の出力電力のことであり、定格出力を100%としている。
At this time, in FIG. 2, the case where the carrier phase difference is 90 ° is used as a reference, and the capacitor current value at this time is normalized to 1.0. The carrier phase of the
そして、この図2から判ることは、コンバータ1とインバータ2のキャリアの位相が異なっていれば、コンデンサ電流は確かに増加するが、しかし、コンバータ1とインバータ2のキャリアの位相が同一(位相差0)の場合が必ずしもコンデンサ電流が最小になるための条件ではないということである。
As can be seen from FIG. 2, if the carrier phases of the
なお、このことは、コンバータ1の出力電流パルスとインバータ2の入力電流パルスに波形の違いがあることに起因するものと推測される。パルス波形が同じなら、位相差ゼロにすればコンバータ1から出力される電流の全てがインバータ2に入力されてしまうことになるので、理論上はコンデンサ電流ゼロになる筈だからである。
This is presumably due to the difference in waveform between the output current pulse of the
そして、このようにパルス波形が異なっていた場合、コンデンサ電流が最小になる条件は、双方のパルスが重なっている面積が最大になったときとなる筈であり、このときパルスが重なっている面積は、位相を変えることにより変化する。そこでパルスの位相、つまりキャリアの位相を調整してやればコンデンサ電流を最小にできることが判る。 If the pulse waveforms are different in this way, the condition that the capacitor current is minimized should be when the area where both pulses overlap is maximized, and the area where the pulses overlap at this time Changes by changing the phase. Therefore, it can be seen that the capacitor current can be minimized by adjusting the pulse phase, that is, the carrier phase.
ここで、この図1の実施形態によれば、コンバータ1から出力される電流のパルス位相とインバータ2に入力される電流のパルス位相には位相差Δに相当するずれが与えられている。そこで、この位相差Δを調整することによりコンデンサ電流を最小値にすることができる。
Here, according to the embodiment of FIG. 1, a shift corresponding to the phase difference Δ is given between the pulse phase of the current output from the
このとき図2の例では、コンデンサ電流の最小値は位相差Δが約30°のときで、この場合、コンデンサ電流0.5〜0.6となり、位相差Δが0のときのコンデンサ電流0.6〜0.7に比してコンデンサ電流を少なくすることができ、従って、この実施形態によれば、平滑コンデンサ6の容量が少なくて済み、装置を小型化することができる。 In this case, in the example of FIG. 2, the minimum value of the capacitor current is when the phase difference Δ is about 30 °. In this case, the capacitor current is 0.5 to 0.6, and the capacitor current 0 when the phase difference Δ is 0. The capacitor current can be reduced as compared with .6 to 0.7. Therefore, according to this embodiment, the capacity of the smoothing capacitor 6 can be reduced, and the apparatus can be downsized.
ところで、近年は、このような電力変換システムの場合、コンバータとインバータの制御にマイクロコンピュータ、いわゆるマイコンを用いるのが通例である。そこで、次に、マイコン制御による本発明の一実施形態について説明する。 By the way, in recent years, in the case of such a power conversion system, it is usual to use a microcomputer, so-called microcomputer, for controlling the converter and the inverter. Then, next, one Embodiment of this invention by microcomputer control is described.
まず、図3は、図1の実施形態において、コンバータ1とインバータ2、それに平滑コンデンサ6からなる主回路以外の部分をMPU(マイクロプロセッサ)1000で構成した場合の一例を示したもので、このためMPU1000には、図示のように、CPU1001とPWMタイマユニット1002、1003、出力ポート1004、1005、それに入力ポート1006を備えている。なお、このMPU1000には、以下の説明に必要な部分だけを示したもので、実際にはレジスタやメモリなどの周辺ユニットも含んでいる。
First, FIG. 3 shows an example in which the part other than the main circuit composed of the
そして、CPU1001は、入力ポート1006から必要なデータを取り込み、図1に示した制御系の機能を演算処理より実現し、その演算結果としてコンバータ1の変調信号をPWMタイマユニット1002に供給すると共に、インバータ2の変調信号をPWMタイマユニット1003に供給し、それぞれのPWMタイマユニット1002、1003によりPWM制御を行い、コンバータ1の点弧パルスPAとインバータ2の点弧パルスPBをそれぞれ出力ポート1004、1005から出力するようにプログラム構成されている。
The
このとき、これらPWMタイマユニット1002、1003の中には図示してないタイマカウンタがあり、これがアップカウントとダウンカウントすることによりPWMのためのキャリア信号が得られるようになっている。そこで、以下、このときの詳しい動作について、図4により説明する。
At this time, the
まず、PWMタイマユニット1002にはレジスタがあり、これに電圧指令E* がセットされる。ここで、この電圧指令E* は、図4(a)に示すように、上側のラインHと下側のラインLの間隔が指令された電圧の値に相当している。そして、この電圧指令E* がキャリアCと比較され、一致した時点で、図示のように、PWMパルスPA が発生される。そこで、これが出力ポート1004から出力され、この結果、コンバータ1から電圧指令E* に対応した電圧の直流が出力されることになる。
First, the
一方、PWMタイマユニット1003ででも同じくレジスタがあり、これに電圧指令V* がセットされる。そして、この電圧指令V* の場合も、図4(b)に示すように、上側のラインHと下側のラインLの間隔が電圧値に相当しているが、更に、この場合は、これがインバータ2の出力周波数に応じて正弦波状に変化していることになる。
On the other hand, the
そして、この電圧指令V* がキャリアCΔ と比較され、一致した時点で、図示のように、PWMパルスPB を発生される。そこで、これが出力ポート1005から出力され、この結果、インバータ2から電圧指令V* に対応した電圧の三相交流が出力されることになる。
Then, this voltage command V * is compared with the carrier C Δ, and when it coincides, a PWM pulse P B is generated as shown in the figure. This is output from the
ところで、このCPU1001は、更に図5のフローチャートに示す処理を実行するようにプログラム構成されている。ここで、この図5のフローチャートによる処理は、上記したPWMタイマユニット1002、1003を起動するとき1度だけ実行され、この後、上記したPWMタイマユニット1002、1003によるPWMパルスPA とPWMパルスPB の発生に必要な処理の実行に移行することになる。
Incidentally, the
まず、この図5の処理はP101から入り、ここからP102とP103の処理において、PWMタイマユニット1002、1003の動作モード設定などの初期設定を行なう。そして、この後、まずP104でPWMタイマユニット1002内のタイマカウンタのカウントを開始させ、次いでP105で所定時間の経過を待ち、P106でPWMタイマユニット1003内のタイマカウンタのカウントを開始するのである。
First, the processing of FIG. 5 starts from P101, and in the processing of P102 and P103, initial setting such as operation mode setting of the
この結果、PWMタイマユニット1002がタイマカウント開始したときからPWMタイマユニット1003がタイマカウント開始するまでに、P105に設定した所定時間だけ遅れが与えられ、この遅れに相当してコンバータ1とインバータ2のキャリアに位相差Δが与えられることになり、従って、このときの所定時間を適切な値、すなわち平滑コンデンサ6の電流低減に必要な値に設定することにより、平滑コンデンサ6の容量低減を得ることができる。
As a result, a delay of a predetermined time set in P105 is given from when the
ところで、図3の実施形態では、コンバータ1の制御とインバータ2の制御を1基のMPU1000で行うものであるが、それぞれ別のMPUを用いるようにしても良く、この場合、図6に示すように、一方のMPU2000によりコンバータ1の点弧パルスPA を生成させ、他方のMPU3000によりインバータ2の点弧パルスPB を生成させることになる。
In the embodiment of FIG. 3, the control of the
このためPU2000は、コンバータ1の制御に必要な処理をCPU2001の演算より実現し、その演算結果としてコンバータ1の変調信号をPWMタイマユニット2002に供給してPWM制御を行い、コンバータ2の点弧パルスPA を出力ポート2004から出力する。
For this reason, the
同様にMPU3000は、インバータ2の制御に必要な処理をCPU3001の演算処理より実現し、その演算結果としてインバータ2の変調信号をPWMタイマユニット3002に供給してPWM制御を行い、コンバータ2の点弧パルスPB を出力ポート3004から出力する。
Similarly, the
次に、図7は、この図6の実施形態において、図1の位相差付キャリア発生手段301に係る動作に必要な処理を示したフローチャートで、図7(a)は、MPU2000のPWMタイマユニット2002を起動するときの処理フローで、同図(b)、(c)は、MPU3000のPWMタイマユニット3002を起動するときの処理フローであり、これらは、何れも通常の制御に移行する前に1度だけ実行され、このときP201とP301の処理に入る。
FIG. 7 is a flowchart showing processing necessary for the operation of the
図7(a)のMPU2000による処理においては、P201から入って処理P202によりPWMタイマユニット2002の動作モード設定などの初期設定を行った後、処理P203で出力ポート2004にMPU3000への割り込み信号を出力する。その後、処理P204でPWMタイマユニット2002内にある図示してないタイマカウンタのカウントを開始する。
In the processing by the
図7(b)のMPU3000による処理では、P301から入って処理P302によりPWMタイマユニット3002の動作モード設定などの初期設定を行った後、処理P303で割り込み待ち状態で待機する。そして、割り込みポート3004において、MPU2000からの割り込み信号が検出されたらP401から処理に入り、処理P402で所定時間経過するのを待ち、処理P403でPWMタイマユニット3002内にある図示してないタイマカウンタのカウントを開始するのである。
In the process by the
これにより、コンバータ1とインバータ2のキャリアの位相差Δが、P105の処理に設定した所定時間により確保され、平滑コンデンサ6の電流を低減することができる。しかもこの実施形態の場合、図3の実施形態におけるCPU1001と同じ演算負荷を、CPU2001とCPU3001の2基に分割できるので、図3のMPU1000に比較してコストを抑えることができ、従って、低コスト化が図れるという効果がある。
Thereby, the carrier phase difference Δ between the
なお、以上に説明した実施形態では、図示されているように、コンバータ1のスイッチング素子SRP、SSP、STP、SRN、SSN、STN とコンバータ2のスイッチング素子SUP、SVP、SWP、SUN、SVN、SWN が、何れもIGBTの場合について説明したが、FET(電界効果トランジスタ)など他の半導体素子によって実施してもよいことは言うまでもない。
In the embodiment described above, as shown, the switching elements S RP , S SP , S TP , S RN , S SN , S TN of the
1:コンバータ
2:インバータ
3:商用電源
4:モータ(交流電動機)
5:エンコーダ
6:平滑コンデンサ
101、201:AVR(電圧制御部)
102、202:ACR(電流制御部)
103、203:PWM(パルス幅制御部)
104、204:キャリア発生手段
301:位相差付キャリア発生手段
1000、2000、3000:MPU
1001、2001、3001:CPU
1002、1003、2002、3002:PWMタイマユニット
1: Converter 2: Inverter 3: Commercial power supply 4: Motor (AC motor)
5: Encoder 6: Smoothing
102, 202: ACR (current control unit)
103, 203: PWM (pulse width control unit)
104, 204: Carrier generating means 301: Carrier generating means with
1001, 2001, 3001: CPU
1002, 1003, 2002, 3002: PWM timer unit
Claims (4)
前記順変換部をパルス幅変調するためのキャリアと前記逆変換部をパルス幅変調するためのキャリアに位相差を与える手段が設けられていることを特徴とする電力変換システム。 In the power conversion system including a smoothing capacitor between the forward conversion unit of the pulse width modulation method and the reverse conversion unit of the pulse width modulation method,
A power conversion system comprising means for providing a phase difference between a carrier for pulse width modulation of the forward conversion unit and a carrier for pulse width modulation of the reverse conversion unit.
前記位相差が30°以内の値に設定されていることを特徴とする電力変換システム。 The power conversion system according to claim 1,
The power conversion system, wherein the phase difference is set to a value within 30 °.
前記位相差が、前記順変換部の出力電流パルスと前記逆変換部の入力電流パルスが重なる面積が最大になるときの位相差に設定されていることを特徴とする電力変換システム。 The power conversion system according to claim 1,
The power conversion system according to claim 1, wherein the phase difference is set to a phase difference when the area where the output current pulse of the forward conversion unit and the input current pulse of the reverse conversion unit overlap is maximized.
前記位相差が、前記平滑コンデンサに流れる電流が最小になるときの位相差に設定されていることを特徴とする電力変換システム。 The power conversion system according to claim 1,
The power conversion system according to claim 1, wherein the phase difference is set to a phase difference when a current flowing through the smoothing capacitor is minimized.
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