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JP2006283726A - 車両搭載エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吸気管の形状によって燃焼室内にスワールを発生させるとともに、車両搭載エンジンの高さ寸法を小さくし得るようにする。
【解決手段】 エンジン本体を構成するシリンダヘッド31には、燃焼室に開口する吸気ポート35a,35bが形成された吸気管61と、排気ポート36a,36bが形成された排気管62とが設けられている。吸気ポート35a,35bと排気ポート36a,36bはエンジン本体の車両進行方向左右両側に設けられ、吸気管61にはシリンダヘッド31の前側部をエンジン本体の側方に迂回して折り曲げられた湾曲部63が設けられており、吸気ポート35aからは吸気ポート35bよりも多量の新気が燃焼室内に流入して燃焼室内にスワールが形成される。吸気管61内に燃料を噴射するインジェクタ66は吸気管61の側部に配設されている。
【選択図】 図3

Description

本発明はガソリンを吸気管内に噴射するインジェクタを備えた車両搭載エンジンの吸気装置に関する。
4サイクルガソリンエンジンは、クランク軸を回転自在に支持するクランクケースと、クランクケースに設けられるシリンダとを有し、シリンダ内に往復動自在に収容されたピストンはコネクティングロッドを介してクランク軸に連結される。シリンダとこれに取り付けられるシリンダヘッドとによりピストンの頂面側に燃焼室が形成され、シリンダヘッドには燃焼室に燃料と空気との混合気を供給する吸気管が設けられるとともに、燃焼排ガスを排出する排気管が設けられている。吸気管には燃焼室に開口する吸気ポートが形成され、排気管には燃焼室に開口する排気ポートが形成され、吸気ポートを開閉する吸気弁と排気ポートを開閉する排気弁がシリンダヘッドに設けられる。
吸気ポートから燃焼室内に流入した混合気を燃焼室内で旋回させると混合気にスワールを発生させることができ、スワールを発生させると燃焼期間を短縮することができる。特許文献1においては、スワールを発生させるために、シリンダヘッドに設けられた2つの吸気ポートのそれぞれを開閉する2つの吸気弁の開閉リフト量を相違させるとともに開弁タイミングを相違させるようにしている。
特開2002−317639号公報
このように燃焼室にスワールを発生させるために、2つの吸気弁の開閉リフト量を相違させたり開閉タイミングを相違させたりするようにすると、動弁機構が複雑となりエンジンの製造コストが高くなる。
全地形走行車などの車両に搭載されるエンジンには横置き式と縦置き式があり、クランク軸が車幅方向となるように車両に対して横向きとなって搭載される横置きのエンジンにおいては、吸気ポートは車両の進行方向前側に配置され、排気ポートは進行方向後側に配置される。横置き式エンジンの吸気ポートをエンジンの前側部に配置すると、エンジンの前方に設けられる空気取り入れ口から車速風が流入するので効率的に新気がエンジン内に供給される。これに対し、縦置きのエンジンはクランク軸が車両の進行方向となるようにエンジンが車両に搭載されるので、吸気ポートと排気ポートはそれぞれシリンダヘッドの左右両側に設けられることになる。
一方、シリンダヘッド内にはシリンダヘッドとこれに取り付けられるロッカカバーとにより形成される収容室内に動弁カムを駆動するカムシャフトやロッカアームを支持するロッカシャフトからなる動弁機構が組み込まれるようになっており、カムシャフトにはクランク軸に固定される駆動側スプロケットにチェーンを介して駆動される従動側のスプロケットが固定される。この従動側のスプロケットは吸気ポートや排気ポートよりもシリンダヘッドの上方に迫り出すことになるので、縦置きに車両に配置されるエンジンにおいては、エンジンよりも車両の進行方向前方に配置される空気取り入れ口に流入する新気を吸気ポートに供給するために、ロッカカバーのうち吸気管を従動側のスプロケットを収容する部分を跨ぐようにしてエンジンの上方に這い回す必要がある。このため、吸気管を含めてエンジンの上下寸法が大きくなるとともに、ガソリンを吸気管内に噴射するインジェクタを吸気管の上部に取り付けると、インジェクタを含めたエンジンの高さ寸法がさらに大きくなる。
本発明の目的は、吸気管の形状によって燃焼室内にスワールを発生させるようにすることにある。
本発明の他の目的は、車両搭載エンジンの高さ寸法を小さくし得るようにすることにある。
本発明の車両搭載エンジンは、クランク軸が車両の進行方向を向いて回転自在に支持されるクランクケースと、ピストンが往復動自在に組み込まれるシリンダと、前記シリンダを介してクランクケースに取り付けられるシリンダヘッドとからなるエンジン本体を備えるとともに、前記ピストンと前記シリンダヘッドとの間の燃焼室に開口する吸気ポートが形成された吸気管と、前記燃焼室に開口する排気ポートが形成された排気管とを有する車両搭載エンジンの吸気装置であって、前記吸気ポートを前記シリンダヘッドの左右一方側に設けるとともに前記排気ポートを左右他方側に設け、前記シリンダヘッドの前側部を前記エンジン本体の側方に迂回して折り曲げられて前記吸気ポートに接続され、前記燃焼室内に流入する新気により前記燃焼室内にスワールを形成する湾曲部を前記吸気管に設け、前記吸気管内に燃料を噴射するインジェクタを前記吸気管の側部に配設することを特徴とする。
本発明の車両搭載エンジンの吸気装置は、前記湾曲部内の折り曲げられる新気流の外側部分が流入する第1の吸気ポートと、蛇行した新気流の内側部分が流入する第2の吸気ポートとの2つの吸気ポートを前記シリンダヘッドに形成し、前記第1の吸気ポートから前記燃焼室内に流入する新気により前記燃焼室内にスワールを形成することを特徴とする。
本発明の車両搭載エンジンの吸気装置は、前記湾曲部の外側壁部に前記インジェクタを配設することを特徴とする。
本発明によれば、吸気管がシリンダヘッドの上方を通って吸気ポートに連通することなく、シリンダヘッドの前側部を側方に迂回して吸気管が設けられているので、エンジン本体の高さ寸法を小さくすることができるとともに、インジェクタを吸気管の側部に配設することによりエンジン本体の高さ寸法を小さくすることができ、エンジンの車載性を向上することができる。
本発明によれば、吸気管には湾曲部が設けられており、湾曲部内における新気流の外側部分が内側部分よりも遠心力により多量に流れることになり、吸気ポートを介して燃焼室内に流入する新気により燃焼室内にはスワールが生成される。したがって、2つの吸気弁の開閉リフト量を相違させたり開閉タイミングを相違させたりすることなく、簡単な構造でスワールを発生させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は車両搭載エンジンの一例を示す概略図であり、図2は図1における2−2線の方向から見た車両搭載エンジンの概略図である。
このエンジン10は全地形走行車(ATV)に搭載されるエンジンであり、クランク軸11がクランクケース12に回転自在に支持されており、クランクケース12は第1ケース体12aとこれに突き合わせて固定される第2ケース体12bとにより構成され、内部にクランク室13が形成されている。図1に示すように、クランクケース12に設けられたシリンダ14にはピストン15が往復動自在に組み込まれており、ピストン15は一端がピストンピン16に嵌合され、他端がクランクピン17に嵌合されるコネクティングロッド18によりクランク軸11に連結され、ピストン15の往復動によりコネクティングロッド18を介してクランク軸11が回転駆動される。
クランクケース12の第2ケース体12bには、図2に示すように、発電体21を収容する発電体ケース22が取り付けられており、発電体21はクランク軸11に固定されるアウターロータ21aと、発電体ケース22に設けられた仕切り壁23に取り付けられるステータ21bとを有し、エンジン10が駆動されてクランク軸11が回転すると、発電体21により発電された電力が図示しないバッテリに充電される。バッテリから供給される電力により駆動されるスタータモータ24が図1に示すようにクランクケース12に装着され、図2に示すようにクランク軸11に固定されたスタータ歯車25に噛み合う位置と噛み合いを外れる位置との間を電磁石により軸方向に移動する図示しないピニオンがクランクケース12に装着されており、スタータモータ24によってエンジン10が始動される。
バッテリの充電不足によってエンジン10をスタータモータ24により始動させることができないときに、手動によりエンジン10を始動させるため、図2に示すように、発電体ケース22に取り付けられるリコイルカバー26内にはリコイルスタータ27が設けられている。リコイルスタータ27はリコイルカバー26に回転自在に装着されるリコイルプーリ28と、クランク軸11に取り付けられる始動輪29とを有し、リコイルプーリ28に巻き付けられたリコイルロープ30を引き出してリコイルプーリ28を回転させると、リコイルプーリ28に組み込まれた係合部材が始動輪29に係合してクランク軸11が回転され、エンジンを手動でも始動させることができる。
クランク軸11は第1ケース体12aから突出する端部が出力端となっており、この出力端には図示しない遠心クラッチを介して出力軸に連結され、出力軸は図示しない変速機等の動力伝達装置を介して駆動輪に連結されている。エンジン10はクランク軸11が車両にその進行方向を向いて搭載されるようになっており、図2において矢印Fは車両の前進走行方向を示す。車両に搭載された状態におけるエンジン10は、リコイルスタータ27が車両の前側を向き、クランク軸11の出力端側が車両の後側を向くことになる。
シリンダ14にはシリンダヘッド31が取り付けられ、エンジン10はクランクケース12とシリンダ14とシリンダヘッド31とにより構成されるエンジン本体32に種々のエンジン構成部材を組み付けることにより組み立てられる。シリンダヘッド31にはロッカカバー33が取り付けられており、シリンダヘッド31には、図1に示すように、燃焼室34に開口して吸気ポート35と排気ポート36が形成され、吸気ポート35から燃焼室34に供給された混合気を点火するための点火プラグ(図示省略)がシリンダヘッド31に取り付けられている。吸気ポート35を開閉する吸気弁37と排気ポート36を開閉する排気弁38がシリンダヘッド31に装着されている。
クランク軸11の回転により吸気弁37と排気弁38とをクランク軸11の回転に同期して開閉駆動するために、図1に示すようにシリンダヘッド31にはカムシャフト39が装着され、これと平行に2本のロッカシャフト41,42が装着されており、カムシャフト39に固定されたスプロケット43とクランク軸11に固定されたスプロケット44にはチェーン45が掛け渡されている。ロッカシャフト41にはカムシャフト39に設けられた動弁カムにより駆動されて吸気弁37を開閉駆動する吸気弁用のロッカアーム46が装着され、ロッカシャフト42には動弁カムにより駆動されて排気弁38を開閉駆動する排気弁用のロッカアーム47が装着される。カムシャフト39、ロッカシャフト41,42およびロッカアーム46,47等により動弁機構48が構成されている。
シリンダヘッド31に2つの吸気ポート35が設けられたエンジン10においては、それぞれの吸気ポート35に対応して設けられる2つの吸気弁を開閉駆動するために2本のロッカアーム46がロッカシャフト41に設けられ、同様に2つの排気ポート36がシリンダヘッド31に設けられたエンジン10においては、ロッカシャフト42には2つのロッカアーム47が設けられる。車両搭載用のエンジン10には、吸気ポート35および排気ポート36がそれぞれ1つの場合もあり、2つの吸気ポート35と1つの排気ポート36とする場合もある。
図2に示すように、クランク軸11に平行となってバランサ軸51とオイルポンプ駆動軸52とウォータポンプ駆動軸53とがクランク室13内に設けられており、それぞれの軸51〜53にはクランク軸11に設けられた駆動歯車11aにより駆動される歯車51a,52a,53aが設けられている。オイルポンプ駆動軸52はオイルポンプ54のロータに連結され、ウォータポンプ駆動軸53はウォータポンプ55のロータに連結されており、オイルポンプ54はクランク室13の底部に収容されたエンジンオイルを潤滑油要求部に供給し、ウォータポンプ55はシリンダ14に形成されたウォータジャケット内にエンジン冷却液を供給する。
図3は本発明の一実施の形態である車両搭載エンジンの吸気装置を構成するシリンダヘッド31を示す一部切り欠き平面図であり、図4は図3の一部切り欠き正面図である。
シリンダヘッド31はエンジン10が車両に搭載されるとスプロケット43およびチェーン45が組み込まれるチェーン室56が車両の進行方向前側になり、その後側に吸気ポート35と排気ポート36が配置されるようにシリンダ14に取り付けられる。このシリンダヘッド31には第1の吸気ポート35aと第2の吸気ポート35bが設けられ、同様に第1の排気ポート36aと第2の排気ポート36bが設けられており、吸気ポート35と排気ポート36は2つずつ設けられている。2つの吸気ポート35a,35bは車両の進行方向に隣り合って形成され、2つの排気ポート36a,36bも車両の進行方向に隣り合って形成されており、吸気ポート35a,35bと排気ポート36a,36bは車両の進行方向に対して左右方向に隣り合って形成されている。このシリンダヘッド31には2つの吸気ポート35a,35bと2つの排気ポート36a,36bが設けられているので、吸気弁37と排気弁38も2つずつ設けられることになる。
シリンダヘッド31には燃焼室34に外部からの新気を吸気ポート35a,35bを介して供給する吸気管61が設けられるとともに、燃焼室34からの燃焼排ガスを排気ポート36a,36bを介して外部に排出する排気管62が設けられており、吸気管61にはエアクリーナやスロットルバルブ等を有する吸気系が接続され、排気管62にはマフラ等を有する排気系が接続される。吸気管61は、空気流入口側が車両の進行方向前方を向き、シリンダヘッド31の前側部つまりチェーン室56の真上を通ることなく、これを図3において左側に迂回してそれぞれの吸気ポート35a,35bに連通するようにほぼ90度折り曲げられた湾曲部63を有している。この湾曲部63は、図4に示されるように、シリンダヘッド31の上面つまりロッカカバー33が取り付けられる取付面64よりも下側となっている。
吸気管61によって外部から供給される新気は、湾曲部63において約90度折り曲げられてそれぞれの吸気ポート35a,35bに供給されるので、湾曲部63内では折り曲げられる際に遠心力の影響を受けることになる。この結果、湾曲部63における新気の流れは、湾曲部63の外側壁63aに近い外側部分と、内側壁63bに近い内側部分とでは相違し、外側部分の新気流は内側部分の新気流よりも多量に流れることになる。新気流のうち外側部分の流れは第1の吸気ポート35aから燃焼室34内に流入し、内側部部分の流れは第2の吸気ポート35bから燃焼室34内に流入するので、燃焼室34内にはスワールつまりシリンダ14の中心軸に直角な方向の面において旋回するように新気の流れが形成される。このように、燃焼室34内にスワールを発生させると、燃焼期間を短縮することができ、混合気を希薄域でも安定な燃焼を行わせることができる。
なお、図3においては、シリンダ14の中心軸の位置つまりボア中心が符号Oで示されており、これに直角方向に交わるとともに相互に直交する2本のボアセンタ線が符号B1,B2で示されている。また、図4においては一方の吸気ポート35aが示されており、シリンダヘッド31には吸気ポート35aに連通させてバルブシート取付孔65が形成されており、このバルブシート取付孔65には吸気弁37が接触するバルブシートが取り付けられることになる。他の吸気ポート35bも同様にバルブシート取付孔が形成されている。
吸気管61内を流れる新気に向けて燃料としてのガソリンを噴射するためにインジェクタ66が吸気管61に対して後方側部に位置させて湾曲部63の外側壁63aに取り付けられており、インジェクタ66の先端ノズル67から吸気管61内にガソリンが噴射される。図3に示すように、先端ノズル67の中心と、2つの吸気ポート35a,35bの間の仕切り部68との交点を結ぶ線を基準線Sとすると、その基準線Sを中心とした噴射領域は、吸気ポート35a側の噴射領域θ1の方が吸気ポート35b側の噴射領域θ2よりも大きい角度に設定されている。これにより、吸気ポート35aに流入する多量の新気流に対応させて吸気ポート35aには吸気ポート35bよりも多量の燃料が供給される。また、インジェクタ66は、図4に示すように、ボアセンタ線B1に対して角度αで下向きに傾斜している。
このように、シリンダヘッド31に車両進行方向の左右一方側に吸気ポート35a,35bが形成され、他方側に排気ポート36a,36bが配置されるとともに、シリンダヘッド31よりも車両進行方向前方側に吸気系が配置されるエンジン10において、吸気管61をシリンダヘッド31およびロッカカバー33の前側部の上方に迂回させることなく、シリンダヘッド31の前側部を側方に迂回させたので、吸気管61を含めたエンジン本体32の高さ寸法を小さくすることができる。しかも、インジェクタ66を吸気管61の上面ではなく後方側の外側壁63aに配設することからもエンジン10の高さ寸法を小さくすることができる。これにより、エンジン10の車載性を向上させることができる。
さらに、吸気管61をシリンダヘッド31の側方に迂回させたので、吸気管61には湾曲部63が形成され、その湾曲部63内を流れる新気に湾曲部63内の外側部分と内側部分とで新気の流量に遠心力で差を持たせることにより、燃焼室34内でスワールを発生させることができる。したがって、吸気管61の形状によってスワールを発生させることができるので、スワール発生のために2つの吸気弁のリフト量を相互に相違させたり、開弁のタイミングを相違させたりすることなく、簡単な構造によってスワールを発生させることができる。なお、図3において符号81はそれぞれ排気弁38の弁軸が貫通する支持孔を示し、図4において符号82は吸気弁37の弁軸が貫通する支持孔を示し、図3および図4において符号83はカムシャフト39を支持する凹面を示し、カムシャフト39はシリンダヘッド31とロッカカバー33により挟み込まれた状態となって支持される。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、図示するシリンダヘッド31には吸気ポート35が第1と第2の2つ設けられているが、1つの吸気ポートとしても良く、その場合には吸気ポートに流入する新気のうち外側部分と内側部分とで流量に差を持たせることにより、上述したように燃焼室34内にスワールを発生させることができる。また、図1および図2に示すエンジン10は全地形走行車用のエンジンを示すが、本発明の全地形走行車のみならず、他のタイプの車両用のエンジンにも適用することができる。
車両搭載エンジンの一例を示す概略図である。 図1における2−2線の方向から見た車両搭載エンジンの概略図である。 本発明の一実施の形態である車両搭載エンジンの吸気装置を構成するシリンダヘッドを示す一部切り欠き平面図である。 図3の一部切り欠き正面図である。
符号の説明
10 エンジン
11 クランク軸
12 クランクケース
14 シリンダ
15 ピストン
31 シリンダヘッド
32 エンジン本体
34 燃焼室
35,35a,35b 吸気ポート
36,36a,36b 排気ポート
61 吸気管
62 排気管
63 湾曲部
63a 外側壁
63b 内側壁
66 インジェクタ

Claims (3)

  1. クランク軸が車両の進行方向を向いて回転自在に支持されるクランクケースと、ピストンが往復動自在に組み込まれるシリンダと、前記シリンダを介してクランクケースに取り付けられるシリンダヘッドとからなるエンジン本体を備えるとともに、前記ピストンと前記シリンダヘッドとの間の燃焼室に開口する吸気ポートが形成された吸気管と、前記燃焼室に開口する排気ポートが形成された排気管とを有する車両搭載エンジンの吸気装置であって、
    前記吸気ポートを前記シリンダヘッドの左右一方側に設けるとともに前記排気ポートを左右他方側に設け、
    前記シリンダヘッドの前側部を前記エンジン本体の側方に迂回して折り曲げられて前記吸気ポートに接続され、前記燃焼室内に流入する新気により前記燃焼室内にスワールを形成する湾曲部を前記吸気管に設け、
    前記吸気管内に燃料を噴射するインジェクタを前記吸気管の側部に配設することを特徴とする車両搭載エンジンの吸気装置。
  2. 請求項1記載の車両搭載エンジンの吸気装置において、前記湾曲部内の折り曲げられる新気流の外側部分が流入する第1の吸気ポートと、蛇行した新気流の内側部分が流入する第2の吸気ポートとの2つの吸気ポートを前記シリンダヘッドに形成し、前記第1の吸気ポートから前記燃焼室内に流入する新気により前記燃焼室内にスワールを形成することを特徴とする車両搭載エンジンの吸気装置。
  3. 請求項1または2記載の車両搭載エンジンの吸気装置において、前記湾曲部の外側壁部に前記インジェクタを配設することを特徴とする車両搭載エンジンの吸気装置。
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