JP2006247365A - Swing practicing device using golf club - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ゴルフクラブなどのスイング用具のスイングを練習するためのスイング練習装置に関する。 The present invention relates to a swing practice device for practicing a swing of a swing tool such as a golf club.
従来より、ゴルフクラブなどのスイングを練習するための装置が種々提案されている。例えば、図6,7は特開平08−117379号公報(特許文献1)で提案されたゴルフショット練習機を示す図である。図6,7に示す従来のゴルフショット練習機においては、複数の光電センサを使用して、ショット時のクラブヘッドの速度、ショット時のクラブヘッドのフェイス方向(フェイス面の角度)、ショット時のクラブヘッドのショット方向に対する左右の偏りを検出し、この検出結果を表示するようにしている。以下に、前記公報のゴルフショット練習機の内容を説明する。 Conventionally, various apparatuses for practicing a swing such as a golf club have been proposed. For example, FIGS. 6 and 7 are diagrams showing a golf shot practice machine proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 08-117379 (Patent Document 1). In the conventional golf shot training machine shown in FIGS. 6 and 7, a plurality of photoelectric sensors are used, the speed of the club head at the time of shot, the face direction of the club head at the time of shot (face surface angle), The club head detects a left-right bias with respect to the shot direction, and displays the detection result. Below, the content of the golf shot practice machine of the said gazette is demonstrated.
この従来のゴルフショット練習機では、図6,7に示すように、センサを取り付けるベース(マット)12に光電センサ1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bを取り付けている。これらのセンサは透過型の光電センサで、1a,2a,3a,4a,5a,6aは投光側、1b,2b,3b,4b,5b,6bは受光側である。投光側の光源、及び受光側の受光/遮光状態を出力する外部出力は、センサアンプに内蔵する。光源は、蛍光灯など外乱光の影響を受けないようにパルス状に変調された光を発生する。外部出力は、ゴルフクラブ9のスイング時のクラブヘッド9aによる遮光を検出できるように、20〜30μs程度で反応するものを使用している。
前記光電センサ1a−1b,2a−2bは、ゴルフボール8をショットする直前のクラブヘッド9aのショット方向に対する左右の偏りを検出する。取付け位置は、スイング方向に平行でゴルフボール8の中心を通る中心線13から両側にそれぞれ同じ距離だけ離す。光電センサ1a,2bまたは光電センサ1b,2aの間隔は、ゴルフボール8の直径より広く、クラブヘッド9aの幅より狭くする。また、前記光電センサ3a−3b,4a−4bは、クラブヘッド9aのショット速度を検出する。取付け位置は、スイング方向に直角で、光電センサ4a−4bはゴルフボール8の手前に光軸4cができるように設置し、光電センサ3a−3bは光電センサ4a−4bにできるだけ近い位置に設置する。また、前記光電センサ5a−5b,6a−6bは、クラブヘッド9aのフェイス方向を検出する。取付け位置は、中心線13から両側にそれぞれ同じ角度で開いた光軸5c,6cができるようにし、光軸5c,6cの交点が中心線13上でゴルフボール8の手前にできるようにセンサを設置する。なお、すべてのセンサは、ゴルファ10のスイング動作によってゴルフボール8をショットする直前にクラブヘッド9aが通過する高さに設定し、かつスイング動作の障害にならない位置に取り付ける。
In this conventional golf shot practice machine, as shown in FIGS. 6 and 7,
The
クラブヘッド9aのヘッド速度の表示は、ヘッド速度表示手段11aによって行う。手段実現の例として、基準クロック発生器,カウンタ,光電センサ3a−4bの距離を設定する回路,割算回路,数字表示器を設け、センサ外部出力信号3dが遮断状態になった時点からセンサ外部出力信号4dが遮断状態になった時点まで、基準クロック発生器から発生するクロックパルスをカウンタでカウントし、割算回路で光電センサ3a−4bの距離をカウント値で割って、その結果を数字表示器に表示することで、速度表示が実現できる。また、クラブヘッド9aのショット方向の表示は、ショット方向表示手段11bによって行う。手段実現の例として、センサ外部出力信号1d,2d,5d,6dを用いて、四つの信号パターンより、ショット方向の表示をさせる。ショット方向の表示は、中,左,右等の方向を発光ダイオード等の点灯で表示させる。センサ外部出力信号1d,2d,5d,6dを入力するタイミングは、ゴルフボール8のショット直前の状態を検出するため、クラブヘッド9aが光軸3c−4c間を通過している間に限定する。センサ外部出力信号検出後のショット方向の表示例として、1d,2dが共に遮光状態で5d,6dが同時に遮光された場合は、クラブヘッド9aがゴルフボール8をショットする直前でゴルフボール8の中央を通過し、フェイス面は中心線13の方向を向いている。これにより、ショット方向の表示は中の方向を発光ダイオードの点灯で表示する。また、1d,2dが共に遮光状態で5dが先に遮光された場合は、クラブヘッド9aがゴルフボール8をショットする直前でゴルフボール8の中央を通過し、フェイス面はショット方向の中心線13に対して左側に向いている。これにより、ショット方向の表示は左の方向を発光ダイオードの点灯で表示する。ショット方向の表示は、中,左,右等のようなパターン化された表示でもよいし、センサ外部出力信号1d,2d,5d,6dの検出状態をそのまま表示してもよい。
また、現ショットが前述のヘッド速度の表示、及びショット方向の表示を行うために有効か否かを判断するのは、ショット有効/無効判定手段11cで行う。ショット有効/無効を判定するために、センサ外部出力信号1dか2d,3d,4d,5d,6dの中で、所定のリセット動作(図7のリセット手段11e参照)から所定時間内にクラブヘッド9aの通過を検出しなかったものがあればショット無効と判定し、これをゴルファ10にわかるように、ブザー等の通報手段11dで知らせる。センサ外部出力信号1dか2d,3d,4d,5d,6dがリセット動作から所定時間内にすべてクラブヘッド9aの通過を検出した場合はショット有効と判定し、前述のヘッド速度の表示、及びショット方向の表示を行う。
Whether the current shot is valid for displaying the head speed and the shot direction is determined by the shot valid / invalid determining means 11c. In order to determine the validity / invalidity of the shot, the club head 9a within a predetermined time from a predetermined reset operation (see the reset means 11e in FIG. 7) in the sensor
図6,7で説明した従来のゴルフショット練習機は、練習場所を限定しないので、ユーザーが自宅などで実物のゴルフクラブとゴルフボールを使用してゴルフショットの練習をすることを可能にしている。しかしながら、図6,7で説明した従来のゴルフショット練習機は、実物のゴルフボールを使用していることから、実物のゴルフボールを捕獲するためのネットなどをする必要があり、ユーザーが手軽に何処でもスイングの練習をすることを可能にするものではない。 The conventional golf shot practice machine described with reference to FIGS. 6 and 7 does not limit the practice place, so that the user can practice golf shots using a real golf club and golf ball at home or the like. . However, since the conventional golf shot practice machine described in FIGS. 6 and 7 uses a real golf ball, it is necessary to provide a net or the like for capturing the real golf ball. It does not make it possible to practice swing anywhere.
本発明はこのような従来のスイング練習装置の問題点に着目してなされたものであって、ユーザーが何処でも手軽にゴルフクラブなどのスイングの練習をすることができ、しかも、実物のボールを使用している場合と類似の臨場感を感じながらスイングの練習を行うことができる、スイング練習装置を提供すること目的とする。 The present invention has been made paying attention to the problems of such a conventional swing practice device, and allows a user to easily practice swings such as golf clubs anywhere, and to play a real ball. It is an object of the present invention to provide a swing practice device that can practice swing while feeling a sense of realism similar to that in use.
以上のような課題を解決するための本発明によるゴルフクラブなどのスイング練習装置は、ユーザーの前方の空間の所定位置に、「ユーザーが現実の球技に使用する実物のスイング用具を使用して実際にスイングするときに、そのスイングの目標・対象としてユーザーが視認することができ、前記実物のスイング用具の一部がその中を通過することができるスイング対象映像」を、表示させるためのスイング対象映像表示手段と、前記スイング対象映像に対してユーザーが前記実物のスイング用具をスイングしたときのスイングの状態を検出するためのスイング状態検出手段と、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、前記ユーザーのスイング中の前記スイング対象映像へのショット時に前記スイング対象映像の表示を停止するように前記スイング対象映像表示手段を制御するためのスイング対象映像表示制御手段(この映像表示制御手段は、前記スイング対象映像へのインパクトの瞬間に(後述の打撃音の発生と同時に)前記スイング対象映像の表示を消し、数秒後に再表示させる)と、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、前記ユーザーのスイング中の前記スイング対象映像へのショット時に所定のボール打撃音を出力するための打撃音出力手段と、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、前記ユーザーのスイングの状態又はそのスイングによるショット内容を表示するためのスイング状態表示手段と、を備えたことを特徴とするものである。
なお、本明細書において「スイング対象映像」とは、ユーザーが実物のスイング用具をスイングするときの対象・目標となりうるものであって、ユーザーの前方の空間に表示され、前記実物のスイング用具がその中を通過できるもの(空間に表示される映像であるから、実物のスイング用具はその中を通過できる)、である。このスイング対象映像は、「実物のボールの映像」又はこれと類似する略球状の物体の映像とすることができればそれが最も望ましいが、必ずしもこのような映像である必要はなく、ユーザーがスイングの目標・対象として空間の中に視認できるような映像であれば必要十分である。したがって、スイング対象映像の形状についても、必ずしも球状である必要はなく、例えば、楕円形状でもよいし、外周の輪郭がボンヤリとぼやけた感じの略球状の形状、などでもよい。
In order to solve the above-described problems, a golf club and other swing practice device according to the present invention is provided at a predetermined position in the space in front of the user, using the actual swing tool that the user uses for real ball games. Swing target for displaying a swing target image that can be visually recognized by the user as a swing target / target and a part of the real swing tool can pass through the swing target image. Based on video display means, swing state detection means for detecting a swing state when the user swings the real swing tool with respect to the swing target video, and output from the swing state detection means, The display of the swing target image is stopped at the time of a shot to the swing target image during the user's swing. Swing target video display control means for controlling the swing target video display means (this video display control means is the swing target video at the moment of impact on the swing target video (simultaneously with the generation of a hitting sound to be described later). And display again after a few seconds), and based on the output from the swing state detection means, a hit for outputting a predetermined ball hitting sound at the time of a shot on the swing target video during the swing of the user A sound output unit; and a swing state display unit for displaying a state of the user's swing or a shot content by the swing based on an output from the swing state detection unit. is there.
In this specification, the “swing target image” is a target / target when the user swings a real swing tool, and is displayed in a space in front of the user, and the real swing tool is displayed. It can pass through it (because it is an image displayed in space, a real swing device can pass through it). This swing target image is most desirable if it can be “an image of a real ball” or an image of a substantially spherical object similar to this, but it is not always necessary to be such an image and the user can An image that can be visually recognized as a target / object in the space is sufficient. Therefore, the shape of the swing target image is not necessarily spherical, and may be, for example, an elliptical shape or a substantially spherical shape with a perceived blurry outer contour.
また、本発明によるゴルフクラブなどのスイング練習装置においては、弾性部材により形成されたボール置き用のティーを、前記スイング対象映像が表示される位置の下方の位置であって、前記ユーザーによるスイング時に前記スイング対象映像と一緒に打撃されるような位置に、配置するようにした、ことが望ましい。 In the swing practice device such as a golf club according to the present invention, a ball placing tee formed by an elastic member is positioned below the position where the swing target image is displayed, and when the swing is performed by the user. It is desirable to arrange it at a position where it is hit with the swing target image.
また、本発明によるゴルフクラブなどのスイング練習装置においては、前記スイング対象映像表示制御手段は、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、ユーザーがスイングした実物のスイング用具が前記スイング対象映像に見かけ上も接触しなかったとき(実物のスイング用具が前記スイング対象映像の中を通過しなかったとき)、前記スイング対象映像の表示を停止しないでそのまま継続するように前記スイング対象映像表示手段を制御するものであり、前記打撃音出力手段は、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、ユーザーがスイングした実物のスイング用具が前記スイング対象映像に見かけ上も接触しなかったとき(実物のスイング用具が前記スイング対象映像の中を通過しなかったとき)、前記ボール打撃音を出力しないものである、ことが望ましい。 In the swing practice device such as a golf club according to the present invention, the swing target image display control means may be configured such that a real swing device swung by a user is added to the swing target image based on an output from the swing state detection means. When there is no apparent contact (when the actual swing tool has not passed through the swing target image), the swing target image display means is configured to continue the display without stopping the swing target image. The hitting sound output means is based on the output from the swing state detection means when the real swing tool that the user has swung does not seem to contact the swing target image (real thing). When the swing device does not pass through the swing target image), the ball hitting sound One that does not output, it is desirable.
また、本発明によるゴルフクラブなどのスイング練習装置においては、ユーザーによる各スイングの状態と各ボールの打撃音とを互いに関連付けて記録しておくための打撃音データベースを備えておき、前記打撃音出力手段は、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、そのときのユーザーによるスイング状態に対応する打撃音を前記打撃音データベースから抽出し、その抽出した打撃音を出力するものである、ことが望ましい。 Further, in the swing practice device such as a golf club according to the present invention, a hitting sound database is provided for recording the state of each swing by the user and the hitting sound of each ball in association with each other, and the hitting sound output Based on the output from the swing state detecting means, the means extracts the striking sound corresponding to the swing state by the user at that time from the striking sound database, and outputs the extracted striking sound. desirable.
さらに、本発明によるゴルフクラブなどのスイング練習装置においては、前記スイング状態検出手段は、検出対象であるユーザーのスイング(及びこのスイングによるショット内容)について、正しいショット、左フックOB、及び右スライスOBの少なくとも3種類の結果(ショット内容)の中のいずれか一つを推測・判定するものであり、前記打撃音データベースは、正しいショット、左フックOB、及び右スライスOBの少なくとも3種類の結果(前記の推測・判定された結果=ショット内容)と、正しいショット時のボールの打撃音、左フックOB時のボールの打撃音、及び右スライスOB時のボールの打撃音とをそれぞれ互いに関連付けて記録しておくものであり、前記打撃音出力手段は、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、そのときのユーザーのスイングについて推測・判定された結果に対応する打撃音を前記打撃音データベースから抽出し、その抽出した打撃音を出力するものである、ことが望ましい。 Furthermore, in the swing practice device such as a golf club according to the present invention, the swing state detecting means is configured to detect a correct shot, a left hook OB, and a right slice OB with respect to a user's swing as a detection target (and a shot content by the swing). Any one of at least three types of results (shot contents) is estimated and determined, and the hitting sound database includes at least three types of results of a correct shot, a left hook OB, and a right slice OB ( The estimation / determination result = shot content), the ball hitting sound at the time of the correct shot, the ball hitting sound at the left hook OB, and the ball hitting sound at the right slice OB are recorded in association with each other. The hitting sound output means outputs the output from the swing state detection means. And Zui extracts striking sound corresponding to the results inferred-determined for swing user at that time from the striking sound database, and outputs the extracted striking sound, it is desirable.
本発明においては、前記スイング対象映像表示手段によりボールの映像などのスイング対象映像を空間に表示しているので、本物のゴルフボールを使用する前記従来のゴルフショット練習機のようにゴルフボールを捕獲するためのネットを設置する必要がなく、ユーザーは何処でも手軽にゴルフクラブなどの実物のスイング用具のスイングの練習を行うことができる。また、特に本発明では、前記スイング対象映像表示制御手段と前記打撃音出力手段により、ユーザーが前記スイング対象映像を実物のスイング用具でスイングしたとき、そのショットの瞬間に前記スイング対象映像を空間から消すと共に所定のボール打撃音を出力するようにしているので、ユーザーはショット時に本物のボールを使用したのと同じような臨場感を得ることができる。 In the present invention, since the swing target image display means displays the swing target image such as the ball image in the space, the golf ball is captured like the conventional golf shot practice machine using a real golf ball. There is no need to install a net for the user, and the user can easily practice swinging a real swing device such as a golf club anywhere. Further, particularly in the present invention, when the user swings the swing target image with a real swing tool by the swing target image display control means and the hitting sound output means, the swing target image is taken out of space at the moment of the shot. Since a predetermined ball striking sound is output while erasing, the user can obtain a sense of realism similar to using a real ball at the time of a shot.
また、本発明において、弾性部材により形成されたボール置き用のティーを、前記スイング対象映像が表示される位置の下方の位置であって、前記ユーザーによるスイング時に前記スイング対象映像と一緒に打撃され得るような位置に配置するようにしたときは、ユーザーによるショット時に、前記のスイング対象映像の表示停止とボール打撃音の出力に加えて、前記ティーを打撃したことによる触感をユーザーの手元に与えることができるので、ショット時の臨場感をより高めることができる。 In the present invention, the ball placing tee formed by an elastic member is hit with the swing target image at a position below the position where the swing target image is displayed, when the user swings. When it is arranged at a position where it can be obtained, in addition to stopping the display of the swing target image and outputting the ball hitting sound, the user feels the feel of hitting the tee when shooting by the user. This makes it possible to enhance the sense of presence when shooting.
また、本発明においては、ユーザーがスイングした実物のスイング用具が前記スイング対象映像に見かけ上も接触しなかった(実物のスイング用具が前記スイング対象映像の中を通過しなかった)とき、前記スイング対象映像を消さないでそのまま表示させるようにし、且つ、前記ボール打撃音を出力しないようにするのが望ましい。このようにしたときは、ユーザーがスイングした実物のスイング用具がスイング対象映像を空振りした場合に、スイング対象映像はそのまま表示され続け打撃音も出力されないので、本物のボールに対してスイングして空振りしたときと同様の結果が得られ、臨場感をより高めることができる。 Further, in the present invention, when the real swing tool that the user swings does not apparently contact the swing target image (the real swing tool has not passed through the swing target image), the swing It is desirable to display the target image as it is without erasing it, and not to output the ball hitting sound. In this case, if the swing device image is swung by the actual swing tool that the user swings, the swing target image is displayed as it is and no hitting sound is output. The result is the same as when you did it, and you can enhance the sense of reality.
また、本発明において、ユーザーによるショット時に、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、そのときのユーザーによるスイングの推測される結果に対応する打撃音を前記打撃音データベースから抽出し、その抽出した打撃音を出力するようにしたときは、ユーザーによるショット時に、ユーザーの実際のスイングの予測結果(例えば、正しいショット、左フックOB、又は右スライスOB)に対応したボール打撃音(例えば、正しいショット時のボール打撃音、左フックOB時のボール打撃音、又は右スライスOB時のボール打撃音)を出力することができるので、ショット時の臨場感をより高めることができる。 Further, in the present invention, at the time of a shot by the user, based on the output from the swing state detection means, a striking sound corresponding to the result of the guess of the swing by the user at that time is extracted from the striking sound database, and the extraction When the hitting sound is output, the ball hitting sound corresponding to the user's actual swing prediction result (for example, correct shot, left hook OB, or right slice OB) at the time of shot by the user (for example, correct) A ball hitting sound at the time of a shot, a ball hitting sound at the time of a left hook OB, or a ball hitting sound at the time of a right slice OB) can be output.
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1について述べるような形態である。 The best mode for carrying out the present invention is a mode as described in Example 1 below.
図1は本発明の実施例1に係るゴルフクラブのスイング練習装置の概略を説明するための図である。図1において、9はゴルフクラブ、9aはゴルフクラブ9のヘッド、20はユーザー、21は本実施例1を構成するスイング練習装置、22は本実施例1を構成するセンサ内蔵マット(ベース)、23は前記スイング練習装置21により空間に表示されたスイング対象映像、である。前記センサ内蔵マット22は図6,7に関して前述したベース12とほぼ同様に構成されており、前記センサ内蔵マット22には、図6,7で説明したものと同じ光電センサ1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bが所定箇所に内蔵されている。これらの各センサは、前記スイング練習装置21に電気的に接続されている。また、本実施例1では、図6,7のゴルフボール8の位置に、後述のスイング対象映像が表示される。
FIG. 1 is a view for explaining an outline of a golf club swing practice apparatus according to
次に図2(a)は前記スイング練習装置21の外観を示す図である。図2(a)において、24は前記スイング練習装置21の前面の略中央に配置された表示部、25a,25bは前記スイング練習装置21の前面の前記表示部24の左右にそれぞれ配置されたスピーカ、26a,26bは前記スイング練習装置21の前面の前記各スピーカ25a,25bの側方にそれぞれ配置されたレーザー光照射部、である。前記表示部24は例えば液晶表示装置により構成してもよいが、本実施例1では低コスト化のためLED(発光ダイオード)を使用した簡易型表示器を使用している。
Next, FIG. 2A is a diagram showing an appearance of the
前記レーザー光照射部26a,26bは、それぞれが照射する有色の可視光レーザーが空間の所定の位置で交差するように、可視光レーザーを照射する。図2(b)に示すように、前記の各レーザー光照射部26a,26bから照射された可視光レーザー27a,27bは、前記センサ内蔵マット22の上の所定の位置(空間)で交差する。この各可視光レーザー27a,27bは高速に所定角度の範囲内で振られながら互いに交差して複数の交差点を形成するので、これらの複数の交差点が所定の空間の中に集積する結果、ユーザーからは、残像現象により、例えば略球状又はこれに近似する形状のスイング対象映像23が空中に浮かんで見える。
本実施例1において、前記の例えば略球状又はこれに近似する形状のスイング対象映像23を空間に表示させる方法について、さらに詳しく述べると、次の1−3のとおりである。
1.夕方、夜間、薄暗い室内などの空間にスイング対象映像23を表示させる方法について
(1)夕方、夜間、薄暗い室内などの空間に可視光(所定の色)のレーザー光を照射すると、空気中の微小な塵や水蒸気にレーザー光が反射されて、人間の目にレーザーの光線が見える。明るい場所やパワーの弱いレーザー光ではよく見えないが、薄暗い空間でパワーの比較的強いレーザー光を照射した場合(より望ましくは、レーザー光の焦点をスイング対象映像23を表示したい位置又はその近傍に合わせるようにした場合)は、レーザー光の線がある程度見える。このように夜間などの比較的暗い場所の空間にレーザー光を照射して人間にレーザー光を見せる装置は、従来より「レーザーショー」などのための装置として実用化されている。
(2)そして、このような人間の目に見えるレーザー光を2つの別の場所からそれぞれ照射して互いを空間の一点で交差させれば、その交差した点ではレーザー光のパワーが2倍近くになるので、人間の目には、その交差点だけが他の部分よりも、よりはっきりと見える。
(3)そして、この2つのレーザー光が交差した一つの点を一つのドットとしたとき、このドットの近傍に、同様の方法で2つのレーザー光の交差点を(レーザー光を所定角度の範囲内で高速に振ることによって)複数個、高速に形成するようにすれば、前記空間に、複数のドットが集積することになり、残像現象により、「実物のボールの映像ではないが、ユーザーがスイング対象として視認できるような略球状のスイング対象映像」が空間に浮かんで見える。なお、この場合、前述のように2つのレーザー照射部26a,26bからそれぞれレーザー光を照射してそれらを空中の複数の点で交差させるだけでなく、3つ以上のレーザー照射部からそれぞれレーザー光を照射してそれらを空中の複数の点で交差させるようにしてもよい。
2.昼間の戸外の空間にスイング対象映像23を表示させる方法について
(1)昼間の戸外の空間に可視光のレーザー光を照射した場合、空気中の微小な塵や水蒸気にレーザー光が反射されるが、人間の目にはほとんど見えない。
(2)しかし、昼間の戸外の空間に近赤外レーザー光を照射し、頭部に搭載する例えばゴーグル型の暗視カメラ(赤外線カメラ)を使用して、ユーザーがその近赤外線レーザー光を見た場合は、この近赤外レーザー光が見える。
(3)そして、このような暗視カメラを介して人間の目に見える近赤外レーザー光を2つの別の場所からそれぞれ照射して互いを空間の一点で交差させれば、その交差した点では近赤外レーザー光のパワーが2倍近くになるので、人間の目には、その交差点だけが他の部分よりも、よりはっきりと見える。
(4)そして、この2つの近赤外レーザー光が交差した一つの点を一つのドットとして、このドットの近傍に同様に2つの近赤外レーザー光の交差点を(レーザー光を所定角度の範囲内で高速に振ることによって)複数個、高速に形成するようにすれば、前記空間に、複数のドットが集積することになり、残像現象により、「実物のボールの映像ではないが、ユーザーがスイング対象として視認できるような略球状のスイング対象映像」が空間に浮かんで見える。なお、この場合、前述のように2つのレーザー照射部からそれぞれ近赤外レーザー光を照射してそれらを空中の複数の点で交差させるだけでなく、3つ以上のレーザー照射部からそれぞれ近赤外レーザー光を照射してそれらを空中の複数の点で交差させるようにしてもよい。
3.ウォーター・スクリーンを使用する方法について
(1)従来より、「ウォーター・スクリーン」(水蒸気や煙などを噴出することにより空間に形成される霧状のスクリーン)を利用して画像を表示する方法は、既に多数のテーマパークのアトラクションなどで利用されている。
(2)本実施例1でも、ユーザーの前方の足元近くの空間(ベース22中央の上方の空間)の一部に、下方から上方に水蒸気や煙を噴出させて小さなウォーター・スクリーンを形成しておき、ユーザーの右側、左側、及び/又は後方の複数の位置から、複数のレーザー光線を前記ウォーター・スクリーンに向けて照射することにより、前記ウォーター・スクリーンに、実物のボールの画像やこれに近似・類似した略球状のスイング対象映像を表示することができる。
The laser light irradiation units 26a and 26b irradiate the visible light laser so that the colored visible light lasers to be irradiated intersect each other at a predetermined position in the space. As shown in FIG. 2B, the visible light lasers 27a and 27b irradiated from the laser light irradiation units 26a and 26b intersect at a predetermined position (space) on the sensor-containing
In the first embodiment, the method for displaying the above-described
1. How to display the
(2) And if you irradiate such human-visible laser light from two different places and cross each other at one point in space, the power of the laser light is nearly double at that point Thus, only the intersection is more clearly visible to the human eye than the rest.
(3) When one point where the two laser beams intersect is defined as one dot, the intersection of the two laser beams (with the laser beam within a predetermined angle range) is used in the same manner in the vicinity of the dot. If a plurality of dots are formed at a high speed (by shaking at a high speed), a plurality of dots will be accumulated in the space. A substantially spherical swing target image that can be visually recognized as an object appears in the space. In this case, as described above, not only the laser beams are irradiated from the two laser irradiation units 26a and 26b and crossed at a plurality of points in the air, but also the laser beams from three or more laser irradiation units. May be made to cross at a plurality of points in the air.
2. Regarding the method of displaying the
(2) However, near infrared laser light is irradiated to the outdoor space in the daytime, and the user views the near infrared laser light using a goggle type night vision camera (infrared camera) mounted on the head. If this happens, you can see this near-infrared laser beam.
(3) And if the near-infrared laser light visible to the human eye is irradiated from two different places through such a night vision camera and cross each other at one point in space, the crossing point Then, since the power of near-infrared laser light is nearly doubled, only the intersection is more clearly visible to the human eye than the rest.
(4) One point where the two near-infrared laser beams intersect is defined as one dot, and the intersection of the two near-infrared laser beams is similarly set in the vicinity of the dot (the laser beam is within a predetermined angle range). If a plurality of dots are formed at a high speed (by shaking at a high speed in the inside), a plurality of dots will be accumulated in the space. A substantially spherical swing target image that can be visually recognized as a swing target appears in the space. In this case, as described above, the near-infrared laser light is irradiated from each of the two laser irradiation units to cross them at a plurality of points in the air, and each of the three or more laser irradiation units receives a near-red light. You may make it irradiate an external laser beam and make them cross | intersect several points in the air.
3. About a method using a water screen (1) Conventionally, a method of displaying an image using a “water screen” (a mist-like screen formed in a space by ejecting water vapor or smoke) Already used in many theme park attractions.
(2) Even in the first embodiment, a small water screen is formed by ejecting water vapor or smoke upward from below in a part of the space near the feet in front of the user (the space above the center of the base 22). By irradiating a plurality of laser beams toward the water screen from a plurality of positions on the right side, left side, and / or rear of the user, the water screen is approximated with an image of a real ball or the like. A similar substantially spherical swing target image can be displayed.
前述のように、図2のセンサ内蔵マット22には、図6,7で説明したものと同じ光電センサ1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bが内蔵されている。また、図2のスイング練習装置21には、前記各光電センサと接続された処理装置(図6に示す処理装置11とほぼ同様のもの)が内蔵されている。そして、前記センサ内蔵マット22の上の空間には、前記の図6に示す実物のゴルフボール8が配置された位置に相当する位置(前記各光電センサに対して図6に示すものと同じ関係を有する位置)に、図2(b)のスイング対象映像23が表示される。よって、本実施例1では、ユーザー20が前記スイング対象映像23に対して実物のゴルフクラブ9をスイングしたとき、前記各光電センサ(図6参照)からの出力に基づいて、前記ユーザー20のスイングの状態(クラブヘッド速度及びクラブヘッドのフェイス方向など)を、前記の図6,7について前述した従来のゴルフショット練習機と同様の方法で検出できるようになっている。
As described above, the sensor-incorporated
次に、図3は前記スイング練習装置21の内部構成を説明するための概念ブロック図である。図3において、30はCPU(中央処理装置)と所定のプログラムなどにより構成される制御部、31は前記センサ内蔵マット22に内蔵された各光電センサからの出力(図6で説明した光電センサ3b,4b,5b,6bからのセンサ外部出力信号3d,4d,5d,6d)に基づいてユーザー20によりスイングされたゴルフクラブ9のヘッド9aが前記スイング対象映像23の少なくとも一部に見かけ上接触したかどうか(前記ヘッド9aが前記スイング対象映像23の少なくとも一部を通過したかどうか=前記ヘッド9aが空振りしたかどうか)を検出するための接触検出部、32は前記センサ内蔵マット22に内蔵された各光電センサからの出力(図6で説明した光電センサ3b及び4bからのセンサ外部出力信号3d,4d)に基づいてユーザー20によりスイングされたゴルフクラブ9のヘッド9aのショット時(インパクト直前)の速度を検出するためのヘッド速度検出部、33は前記センサ内蔵マット22に内蔵された各光電センサからの出力(図6で説明した光電センサ1b,2b,3b,4b,5b,6bからのセンサ外部出力信号1d,2d,3d,4d,5d,6d)に基づいてユーザー20によりスイングされたゴルフクラブ9のヘッド9aのショット時(インパクト直前)のフェィス方向(フェイス面の角度)を検出するためのフェイス方向検出部、34は時間の経過を計測するためのタイマ、35はユーザーのスイング状態(スイングの結果)に関する複数のパターンと前記各パターンにそれぞれ対応するゴルフボールの飛行状態を示す文字情報及び前記各パターンにそれぞれ対応するゴルフボールの打撃音を示す音響情報とを互いに関連付けて記録しておくための音響・文字データベース、である。
Next, FIG. 3 is a conceptual block diagram for explaining the internal configuration of the
前記音響・文字データベース35は、例えば正確なショット、左フックOB、又は右スライスOBなどの各ショット(スイングの結果)の内容に対応したゴルフボールの打撃音を示す音響データと、前記各ショット(スイングの結果)の内容を示す文字及びゴルフボールの飛距離を示す文字データとを、前記各ショット(スイングの結果)の内容と関連付けて記録しておくものである。 The acoustic / character database 35 includes, for example, acoustic data indicating a golf ball hitting sound corresponding to the content of each shot (result of swing) such as an accurate shot, a left hook OB, or a right slice OB, Characters indicating the content of the result of the swing and character data indicating the flight distance of the golf ball are recorded in association with the content of each shot (result of the swing).
前記接触検出部31は、前記センサ内蔵マット22に内蔵された各光電センサからの出力(図6で説明した光電センサ3b,4b,5b,6bからのセンサ外部出力信号3d,4d,5d,6d)に基づいて、前記ヘッド9aが光軸3c−4c間を通過している間に前記センサ外部出力信号5d,6dがほぼ同時に(所定時間内に)共に遮光状態となったときはユーザー20がスイングしたゴルフクラブ9のヘッド9aが前記スイング対象映像23の少なくとも一部に見かけ上接触したと判定する。また、前記接触検出部31は、前記センサ内蔵マット22に内蔵された各光電センサからの出力(図6で説明した光電センサ3b,4b,5b,6bからのセンサ外部出力信号3d,4d,5d,6d)に基づいて、前記ヘッド9aが光軸3c−4c間を通過している間に前記センサ外部出力信号5d,6dがほぼ同時に(所定時間内に)共に遮光状態とならなかったとき、すなわち、前記センサ外部出力信号5d,6dがそれぞれ遮光状態となったときが所定の時間以上離れていたときは、前記スイングされたクラブヘッド9のヘッド9aが正しい軌道を大きく外れて前記スイング対象映像23に見かけ上接触しないで空振りしたと判定する。
The contact detection unit 31 outputs from each photoelectric sensor built in the sensor built-in mat 22 (sensor
また、前記ヘッド速度検出部32は、前記センサ内蔵マット22に内蔵された各光電センサからの出力(図6で説明した光電センサ3b及び4bからのセンサ外部出力信号3d,4d)に基づいて、前記センサ外部出力信号3dが遮断状態になった時点から前記センサ外部出力信号4dが遮断状態になった時点までの時間を測定することにより、前記クラブヘッド9aのショット時(インパクト直前)の速度を検出する。なお、前記ヘッド速度検出部32が行う検出方法は、図6,7に関して前述したものとほぼ同様であるので、これ以上の細かい説明は省略する。
Further, the head
また、前記フェイス方向検出部33は、前記センサ内蔵マット22に内蔵された各光電センサからの出力(図6で説明した光電センサ1b,2b,3b,4b,5b,6bからのセンサ外部出力信号1d,2d,3d,4d,5d,6d)に基づいて、前記各センサ外部出力信号のパターンにより、フェイス方向を判定する。すなわち、前記フェイス方向検出部33は、前記クラブヘッド9aが光軸3c−4c間を通過している間における前記センサ外部出力信号1d,2d,5d,6dを取得する。そして、前記各センサ外部出力信号1d,2dが共に遮光状態のとき前記各センサ外部出力信号5d,6dも同時に遮光された場合は、前記クラブヘッド9aのフェイス面は正しい中心線13の方向を向いていると判定する。また、前記各センサ外部出力信号1d,2dが共に遮光状態のとき前記センサ外部出力信号5dが前記センサ外部出力信号先6dよりも先に遮光された場合は、前記クラブヘッド9aのフェイス面は前記中心線13に対して左側方向に向いていると判定する。さらに、前記各センサ外部出力信号1d,2dが共に遮光状態のとき前記センサ外部出力信号6dが前記センサ外部出力信号先5dよりも先に遮光された場合は、前記クラブヘッド9aのフェイス面は前記中心線13に対して右側方向に向いていると判定する。なお、前記フェイス方向検出部33が行う検出方法は、図6,7に関して前述したものとほぼ同様であるので、これ以上の細かい説明は省略する。
Further, the face direction detection unit 33 outputs signals from the photoelectric sensors built in the sensor built-in mat 22 (sensor external output signals from the
また、前記タイマ34は、前記接触検出部31からの出力に基づいて、ユーザー20がスイングしたゴルフクラブ9のヘッド9aが前記スイング対象映像23の少なくとも一部に見かけ上接触した時点から所定時間(ユーザーが任意に設定できる時間であって、例えば3−5秒間)が経過したとき、そのことを示す信号を前記制御部30に出力する。
Further, the
次に、前記制御部30の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。前記制御部30は、前記接触検出部31からの出力に基づいて、ユーザー20がスイングしたゴルフクラブ9のヘッド9aが前記スイング対象映像23(図4では「スイング対象映像」のことを「ボール映像」と表現している)に見かけ上接触したとき(図4のステップS1の判定がYESのとき)は、前記レーザー光照射部26a,26bからレーザー光の照射動作を停止させて前記スイング対象映像23を空間から消す(ステップS2)。また、このとき、前記制御部30は、前記ヘッド速度検出部32及び前記フェイス方向検出部33からの出力に基づいてユーザーによるスイングのショットの内容(結果)を推測する(ステップS3)(さらに、前記制御部30は、前記接触検出部31からの信号に基づいて、前記タイマ34を制御して、計測を開始させる)。そして、前記制御部30は、この推測内容に対応した打撃音及び表示内容を前記音響・文字データベース35から抽出し(ステップS4)、この抽出した打撃音及び表示内容を前記スピーカ25a,25b及び表示部24から出力させる(ステップS5,S6)。
Next, the operation of the
例えば、(1)前記制御部30は、前記フェイス方向検出部33からのフェイス方向が正しい中心線13(図6参照)と略平行な方向であることを示すものであるときは、そのショット内容が正しく基本に沿ったもの(ボールがフェアウェイに飛んだ)と推測し、前記ヘッド速度検出部32からのヘッド速度に基づいてそのヘッド速度に対応するボールの飛距離を推測する(ステップS3)。そして、前記制御部30は、この推測したショット内容(ボールがフェアウェイに飛んだこととそのボールの飛距離)に対応するボールの打撃音と表示内容を前記音響・文字データベース35から抽出する(ステップS4)。そして、前記制御部30は、前記の抽出した打撃音(正しいショット時の打撃音)を前記スピーカ25a,25bから出力させる(ステップS5)と共に、前記の抽出した表示内容(例えば「フェアウェイ○○ヤード」という文字列)を前記表示部24に表示させる(ステップS6)。
For example, (1) when the
また、(2)前記制御部30は、前記フェイス方向検出部33からのフェイス方向が前記中心線13より所定角度以上左方向に偏っているものであるときは、そのショットの内容(結果)が左フックOBであると推測する(ステップS3)。そして、前記制御部30は、この推測したショット内容に対応するボールの打撃音と表示内容を前記音響・文字データベース35から抽出する(ステップS4)。そして、前記制御部30は、前記の抽出した打撃音(左フックOBの場合の打撃音)を前記スピーカ25a,25bから出力させる(ステップS5)と共に、前記の抽出した表示内容(例えば「左フックOB」という文字列)を前記表示部24に表示させる(ステップS6)。
(2) When the face direction from the face direction detection unit 33 is deviated leftward from the
さらに、(3)前記制御部30は、前記フェイス方向検出部33からのフェイス方向が前記中心線13より所定角度以上右方向に偏っているものであるときは、そのショットの内容(結果)が右スライスOBであると推測する(ステップS3)。そして、前記制御部30は、この推測したショット内容に対応するボールの打撃音と表示内容を前記音響・文字データベース35から抽出する(ステップS4)。そして、前記制御部30は、前記の抽出した打撃音(右スライスOBの場合の打撃音)を前記スピーカ25a,25bから出力させる(ステップS5)と共に、前記の抽出した表示内容(例えば「右スライスOB」という文字列)を前記表示部24に表示させる(ステップS6)。
Further, (3) when the face direction from the face direction detection unit 33 is biased to the right by a predetermined angle or more from the
また、前記制御部30は、前記接触検出部31から「前記クラブヘッド9aが前記スイング対象映像23に接触したことを示す信号」を受信すると、前記タイマ34を制御して、その時点からの時間の計測を開始させる。前記タイマ34が、その後の所定時間(例えば3−5秒間)の経過を計測したとき、その経過したことを示す信号を前記制御部30に出力する。前記制御部30は、このタイマ34からの信号を受信すると(ステップS7の判定がYESのとき)、前記レーザー光照射部26a,26bを制御して再びレーザー光を照射させ、前記空間に前記スイング対象映像23を表示させる(ステップS8)。
When the
他方、前記制御部30は、前記接触検出部31からの出力に基づいて、ユーザー20がスイングしたゴルフクラブ9のヘッド9aが前記スイング対象映像23に見かけ上接触しなかったとき(図4のステップS1の判定がNOのとき)は、前記スイング対象映像の表示はそのままにして、前記スピーカ25a,25bから所定のブザー音を出力させる(ステップS9)と共に、前記表示部24に「空振り」という文字を表示させる(ステップS10)。
On the other hand, when the
なお、本実施例1においては、ユーザーのショットの内容(結果)が前記の(1)正しいショット、(2)左フックOB、及び(3)右スライスOBの中のいずれかであるとの前記制御部30による推測・判定は、前記ヘッド9aのフェイス方向が前記の正しい中心線13(図6参照)の方向からどれだけ外れているかによっているが、この判定の基準はユーザーが個別に予め設定できる。例えば、ユーザーは、フェアウェイの幅を例えば20mから100mの間で任意に設定して前記スイング練習装置21に入力することができる。前記制御部30は、このユーザーにより任意に設定・入力されたフェアウェイの幅に基づいて、そのときのヘッド9aのフェイス方向から推測されるボールの飛弾方向がフェアウェイの内側にある場合は前記の(1)正しいショットと判定し、そのときのヘッド9aのフェイス方向から推測されるボールの飛弾方向がフェアウェイの外側にある場合は前記の(2)左フックOB又は(3)右スライスOBと判定する。
In the first embodiment, the content (result) of the user's shot is one of the above (1) correct shot, (2) left hook OB, and (3) right slice OB. The estimation / determination by the
以上のように、本実施例1においては、ユーザー20がスイング対象映像23に対して実物のゴルフクラブ9をスイングしてそのクラブヘッド9aが前記スイング対象映像23の少なくとも一部に見かけ上接触したときは、その瞬間に、あたかも実際に実物のゴルフボールをショットした場合と同じように、前記スイング対象映像23が消え、且つそのショット内容に即したボール打撃音が聞こえる。また、そのときのショット内容(例えば「フェアウェイ○○ヤード」「右フックOB」「左スラスイOB」など)が前記表示部24に表示される。他方、ユーザー20がスイング対象映像23に対して実物のゴルフクラブ9をスイングしてそのクラブヘッド9aが前記スイング対象映像23の少なくとも一部に見かけ上も接触しなかったときは、あたかも実際に実物のゴルフボールに対して空振りした場合と同じように、前記スイング対象映像23はそのまま消えないで残ったままで、ボール打撃音も聞こえない(警告用のブザー音のみを出力する)。また、そのときのショット内容(例えば「空振り」など)が前記表示部24に表示される。
As described above, in the first embodiment, the user 20 swings the
よって、本実施例1によれば、スイング練習のために実物のゴルフボールを使用しないので、実物のゴルフボールの捕獲用ネットの設置などを必要とせず、何時でも何処でも手軽に実物のゴルフクラブを使用してスイングの練習をすることができ、しかも、あたかも実際に実物のゴルフボールに対してスイングをしているかのような臨場感を得ることができる。 Therefore, according to the first embodiment, since a real golf ball is not used for swing practice, it is not necessary to install a net for capturing a real golf ball, and the real golf club can be easily and at any time. Can be used to practice swinging, and a sense of reality can be obtained as if the actual golf ball is actually swinging.
次に、本発明の実施例2を説明する。本実施例2は、前記の実施例1と基本的構成は同一である。異なる点は、本実施例2においては、図5に示すように、前記スイング対象映像23が表示される位置の下方に、例えばシリコンゴムなどの弾性部材から成るティー41が配置されていることである。このティー41の下端部は、前記マット22に固定されている。
Next, a second embodiment of the present invention will be described. The basic configuration of the second embodiment is the same as that of the first embodiment. The difference is that, in the second embodiment, as shown in FIG. 5, a
本実施例2においては、ユーザーが前記スイング対象映像23に対してゴルフクラブ9をスイングしたとき、ほとんどのケースで、そのゴルフクラブ9のヘッド9aの下端部が前記ティー41をも打撃することになる。よって、本実施例2によれば、ユーザーが前記スイング対象映像23に対してスイングしたとき、ユーザーは、前記ティー41を打撃した感触をも実際に得ることができるので、あたかも実際に実物のゴルフボールに対してスイングをしているかのような強い臨場感を得ることができる。
In the second embodiment, when the user swings the
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明及び本発明を構成する各構成要件は、それぞれ、前記の各実施例及び前記の各実施例を構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、図1に示す例では、前記スイング練習装置21をユーザー20の前方に配置するようにしているが、本発明では、前記スイング対象映像23を表示させるためのレーザー光照射部を備えたスイング練習装置21を図1のユーザー20の右側、左側、及び/又は後側に配置するようにしてもよい。
The embodiments of the present invention have been described above. However, the present invention and the constituent elements constituting the present invention are limited to those described as the respective embodiments and the respective elements constituting the respective embodiments, respectively. Various modifications are possible. For example, in the example shown in FIG. 1, the
また、前記実施例1,2においては、前記スイング対象映像23を空間に表示させるために2つのレーザー光27a,27bを使用するようにしているが、本発明において前記スイング対象映像23を表示させる方法は、前記のレーザー光を使用するものに限られるものではなく、例えばホログラム技術によりゴルフボールの映像を空中に表示するようにしてもよい(ホログラムにより空間に映像を表示させる技術を開示するものとして、例えば特許第3431192号公報、特開平08−44279号公報、特開2002−49295号公報など参照)。
In the first and second embodiments, two laser beams 27a and 27b are used to display the
また、前記実施例1,2においては、ユーザー20によるゴルフクラブ9のスイング状態を検出するために前記マット22に内蔵した各光電センサ(図6参照)を使用するようにしている(スイング状態を検出するために光電センサを使用する方法を開示する文献としては特公昭61−47108号公報、特開平08−224332号公報など多数の文献が存在する)が、本発明はこのような各光電センサを使用する方法に限られるものではない。本発明においては、例えば、(a)クラブヘッドに取り付けた磁石とマットに内蔵した磁気センサを使用してスイング状態を検出する方法(磁気センサによりクラブヘッドの速度やフェイス面の角度などを検出する方法を開示するものとして、例えば特開昭63−249588号公報、特開2001−314540号公報など参照)、(b)ビデオカメラによりユーザーのスイングを撮像してその撮像した映像を解析することによりスイング状態を検出する方法(撮像した映像からスイング状態を解析する方法を開示するものとして、例えば特許第2585657号公報、特開平05−55157号公報など参照)、(c)ゴルフクラブに内蔵した加速度センサによりスイング状態を検出する方法(ゴルフクラブに内蔵した加速度センサによりスイング状態を検出する方法を開示するものとして、例えば特公平05−55156号公報など参照)などの、様々な方法を採用することができる。
In the first and second embodiments, the photoelectric sensors (see FIG. 6) built in the
さらに、前記実施例1,2においては、ゴルフクラブのスイングの練習装置を例示したが、本発明はゴルフクラブのスイングの練習だけに適用されるものではなく、例えばテニスのラケットのスイングの練習、野球のバットのスイングの練習などにも適用できることは勿論である。また、本発明では、前記スイング対象映像表示手段が表示するスイング対象映像は、空間の中に静止している映像だけでなく、空間の中を移動している映像(例えば、野球のボールやテニスボールが前方からユーザー方向に移動してくる映像)であってもよい。例えば、前記2つのレーザー照射部26a,26b(図2参照)からのレーザー光を所定角度で高速で振りながら、それと同時に空間を移動する映像の軌道に合わせて所定速度でレーザー光の照射方向を変位させることにより、前記の「空間を移動するスイング対象映像」を空間に表示させることができる。 Furthermore, in the said Example 1, 2, although the golf club swing practice apparatus was illustrated, this invention is not applied only to golf club swing practice, for example, tennis racket swing practice, Of course, it can be applied to practice of swinging a baseball bat. In the present invention, the swing target video displayed by the swing target video display means is not only a video stationary in the space but also a video moving in the space (for example, a baseball ball or tennis) An image in which the ball moves from the front toward the user). For example, while the laser beams from the two laser irradiation units 26a and 26b (see FIG. 2) are swung at a predetermined angle at a high speed, the irradiation direction of the laser beam is changed at a predetermined speed according to the trajectory of the image moving in the space at the same time. By displacing, the “swing target image moving in the space” can be displayed in the space.
1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6b 光電センサ
1d,2d,3d,4d,5d,6d センサ外部出力信号
8 ゴルフボール
9 ゴルフクラブ
9a ヘッド
20 ユーザー
21 スイング練習装置
22 センサ内蔵マット
23 スイング対象映像
24 表示部
25a,25b スピーカ
26a,26b レーザー光照射部
27a,27b レーザー光
30 制御部
31 接触検出部
32 ヘッド速度検出部
33 フェイス方向検出部
34 タイマ
35 音響・文字データベース
41 ティー
1a, 1b, 2a, 2b, 3a, 3b, 4a, 4b, 5a, 5b, 6a,
Claims (5)
前記スイング対象映像に対してユーザーが前記実物のスイング用具をスイングしたときのスイングの状態を検出するためのスイング状態検出手段と、
前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、前記ユーザーのスイング中の前記スイング対象映像へのショット時に、前記スイング対象映像の前記空間への表示を停止するように前記スイング対象映像表示手段を制御するためのスイング対象映像表示制御手段と、
前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、前記ユーザーのスイング中の前記スイング対象映像へのショット時に所定のボール打撃音を出力するための打撃音出力手段と、
前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、前記ユーザーのスイングの状態又はそのスイングによるショット内容を表示するためのスイング状態表示手段と、
を備えたことを特徴とするゴルフクラブなどのスイング練習装置。 At a predetermined position in the space in front of the user, “When the user actually swings using a real swing tool used for real ball game, the user can visually recognize the target / target of the swing, A swing target image display means for displaying a `` swing target image through which a part of the actual swing device can pass '';
A swing state detecting means for detecting a swing state when the user swings the real swing tool with respect to the swing target image;
Based on the output from the swing state detection unit, the swing target image display unit is controlled to stop displaying the swing target image in the space when the user makes a shot on the swing target image during the swing. Swing target image display control means for performing,
Based on the output from the swing state detection means, a hitting sound output means for outputting a predetermined ball hitting sound at the time of a shot to the swing target video during the swing of the user,
Based on the output from the swing state detection means, the swing state display means for displaying the state of the user's swing or the shot content by the swing;
A swing practice device for a golf club or the like characterized by comprising:
弾性部材により形成されたボール置き用のティーを、前記スイング対象映像が表示される位置の下方の位置であって、前記ユーザーによるスイング時に前記スイング対象映像と一緒に打撃されるような位置に、配置するようにした、ことを特徴とするゴルフクラブなどのスイング練習装置。 In claim 1,
A tee for placing a ball formed by an elastic member is positioned below the position where the swing target image is displayed, at a position where it is hit with the swing target image when swinging by the user, A swing practice device such as a golf club characterized by being arranged.
前記スイング対象映像表示制御手段は、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、ユーザーがスイングしたスイング用具が前記スイング対象映像の中を通過しなかったとき、前記スイング対象映像の表示を停止しないでそのまま表示を継続するように前記スイング対象映像表示手段を制御するものであり、
前記打撃音出力手段は、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、ユーザーがスイングしたスイング用具が前記スイング対象映像の中を通過しなかったとき、前記ボール打撃音を出力しないものである、ことを特徴とするゴルフクラブなどのスイング練習装置。 In claim 1 or 2,
The swing target video display control means does not stop the display of the swing target video when the swing device swung by the user does not pass through the swing target video based on the output from the swing state detection means. The swing target image display means is controlled so as to continue the display as it is,
The hitting sound output means does not output the ball hitting sound when the swing tool that the user swings does not pass through the swing target image based on the output from the swing state detection means. A swing practice device for golf clubs and the like.
各スイングの状態と各ボールの打撃音とを互いに関連付けて記録しておくための打撃音データベースを備えておき、
前記打撃音出力手段は、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、そのときのユーザーによるスイング状態に対応する打撃音を前記打撃音データベースから抽出し、その抽出した打撃音を出力するものである、ことを特徴とするゴルフクラブなどのスイング練習装置。 In any one of Claim 1 to 3,
A hitting sound database is provided to record the state of each swing and the hitting sound of each ball in association with each other,
The hitting sound output means extracts a hitting sound corresponding to a swing state by a user at that time from the hitting sound database based on an output from the swing state detection means, and outputs the extracted hitting sound. A swing practice device for a golf club or the like characterized by a certain feature.
前記スイング状態検出手段は、検出対象であるユーザーのスイングについて、正しいショット、左フックOB、及び右スライスOBの少なくとも3種類の結果の中のいずれか一つを推測するものであり、
前記打撃音データベースは、正しいショット、左フックOB、及び右スライスOBの少なくとも3種類の結果と、正しいショット時のボールの打撃音、左フックOB時のボールの打撃音、及び右スライスOB時のボールの打撃音とをそれぞれ互いに関連付けて記録しておくものであり、
前記打撃音出力手段は、前記スイング状態検出手段からの出力に基づいて、そのときのユーザーのスイングについて推測された結果に対応する打撃音を前記打撃音データベースから抽出し、その抽出した打撃音を出力するものである、ことを特徴とするゴルフクラブなどのスイング練習装置。 In claim 4,
The swing state detection means estimates one of at least three types of results of a correct shot, a left hook OB, and a right slice OB for a user's swing as a detection target,
The hitting sound database includes at least three types of results of correct shot, left hook OB, and right slice OB, ball hitting sound during correct shot, ball hitting sound during left hook OB, and right slice OB. The ball hitting sound is recorded in association with each other,
Based on the output from the swing state detection means, the impact sound output means extracts the impact sound corresponding to the result estimated for the user's swing at that time from the impact sound database, and extracts the extracted impact sound. A swing practice device for a golf club or the like, characterized in that the output is output.
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