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JP2006144948A - パイプの接続構造 - Google Patents

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JP2006144948A JP2004337124A JP2004337124A JP2006144948A JP 2006144948 A JP2006144948 A JP 2006144948A JP 2004337124 A JP2004337124 A JP 2004337124A JP 2004337124 A JP2004337124 A JP 2004337124A JP 2006144948 A JP2006144948 A JP 2006144948A
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Abstract

【課題】
パイプ同士を接続する際に、ワンタッチで簡単にかつパイプが抜け外れることなく確実に接続することができ、コストも低減できるパイプの接続構造を提供する。
【解決手段】
このパイプの接続構造は、雄側フランジ11を有する雄パイプ10と、拡径部21及び雌側フランジ24を有する雌パイプ20と、シールリング30と、パイプクランプ40とを備える。パイプクランプ40は一対の半円筒部材41、42を有し、それらの一端部がヒンジ43を介して連結され、他端部にクリップ44、47が設けられ、各半円筒部材の内周に、雄側フランジ11に係合する雄側リブ49と、雌側フランジ24に係合する支持台部51と、拡径部21に係合する雌側リブ50とが設けられ、雄側リブ49及び雌側リブ50は、軸方向から見て重ならず、雄側リブ49の幅は、雌側リブ50の幅よりも広く形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、自動車内にパイプを配管する際に、パイプ同士を確実に接続可能なパイプの接続構造に関する。
自動車内における、ラジエター、ヒーターユニット、燃料供給系等の配管用パイプ等の接続構造として、接続すべき一方のパイプの端部を拡径させて、その端面にフランジを形成し、接続すべき他方のパイプの端部から所定長さ離れた位置にフランジを形成し、他方のパイプのフランジより端部寄りの外周にシールリングを装着し、他方のパイプを一方のパイプの拡径部に挿入し、シールリングを介して両者をシールすると共に、一方のパイプのフランジと他方のパイプのフランジとの外周にクランプを被せ、両フランジを挟み込んで抜け止めするようにしたものが知られている。
そして、上記クランプとしては、2つの金属製の半円筒部材を、ヒンジを介して回動可能に連結し、各半円筒部材に設けた周方向のスリットに上記各フランジを挿入して、2つの半円筒部材を閉じて締結具により連結するようにしたものが用いられている。
また、下記特許文献1には、接続すべきパイプの対向部の外周縁に張り出したフランジを突き合わせた状態で両パイプの接続を行う管継手であって、該管継手は、略半円状の一対のクランプ片よりなり、両クランプ片の内周には、両管を突き合わせた際に両フランジと嵌合する溝部が形成され、両クランプ片の両端部には、相互に係合する接続手段が形成された管継手が開示されている。
特開平9−159086号公報
しかしながら、2つの金属製の半円筒部材を、ヒンジを介して回動可能に連結し、各半円筒部材に設けた周方向のスリットに上記各フランジを挿入して、2つの半円筒部材を閉じて締結具により連結するようにしたパイプクランプにおいては、ボルト、ナット等の締結具で固定する必要があり、金属製であるため重くて嵩張り、取扱いにくく、製造コストも高くなるという問題点があった。
また、上記特許文献1のパイプクランプでは、一対のクランプ片の両端部をそれぞれ係合させて連結しなければならないので、取付作業が煩雑となり、2部品からなるので、製造コストも高くなるという問題点があった。
したがって、本発明の目的は、パイプ同士を接続する際に、ワンタッチで簡単にかつパイプが抜け外れることなく確実に接続することができ、コストも低減できるパイプの接続構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、接続端部より所定距離離れた位置に雄側フランジを有する雄パイプと、
接続端部に向かって段部をなして拡径した拡径部が形成され、最先端に雌側フランジを有する雌パイプと、
雄パイプと雌パイプとの間に配置されるシールリングと、
雄パイプと雌パイプとを接続した状態で、両者の接続部が離れないように保持するパイプクランプとを備え、
雄パイプの先端及び雄側フランジは雌パイプの拡径部内周に挿入され、
シールリングは、雄パイプの雄側フランジよりも先端寄りの外周と、雌パイプの拡径部内周との間に配置され、
パイプクランプは、一対の半円筒部材を有し、
一対の半円筒部材は、それらの一端部がヒンジを介して連結され、他端部には互いに係脱可能に連結されるクリップが設けられ、
各半円筒部材の内周には、雄パイプの雄側フランジに係合する雄側リブと、雌パイプの雌側フランジに係合する段部と、雌パイプの拡径段部に係合する雌側リブとが設けられ、
雄側リブ及び雌側リブは、軸方向から見て重ならないように形成され、雄側リブの円周方向の幅は、雌側リブの円周方向の幅よりも広く形成されていることを特徴とするパイプの接続構造を提供するものである。
本発明のパイプの取付け構造によれば、雄パイプの接続端部外周にシールリングを装着した状態で、雄パイプの接続端部を雌パイプの接続端部内周に挿入すると、シールリングは、雄パイプの雄側フランジよりも先端寄りの外周と、雌パイプの拡径部内周との間に配置されて、両パイプがシールされて接続される。
そして、パイプクランプを開いて雌パイプの雌側フランジ外周に装着し、各半円筒部材に設けられたクリップを係合させて環状に連結すると、雄パイプの雄側フランジが雄側リブに係合して、雄パイプが抜け止めされ、雌パイプの雌側フランジが半円筒部材内周の段部に係合すると共に、雌パイプの拡径部が雌側リブに係合して、雌パイプも抜け止めされる。こうして、雌パイプと雄パイプとを、ワンタッチで簡単に、しかも確実に接続することができる。
また、雄側リブの円周方向の幅は、雌側リブの円周方向の幅よりも広く形成されているので、雄側フランジと係合させるために長く延出される雄側リブの幅を広くして、その強度を確保することができる。
更に、雄側リブ及び雌側リブは、軸方向から見て重ならないように形成されているので、成形時の型抜きが可能となり、パイプクランプを一体で成形できるので、コストの低廉化を図れる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、パイプクランプを装着した状態で、雌パイプの拡径部外周がパイプクランプ内周に当接するようにしたパイプの接続構造を提供するものである。
これによれば、雌パイプの拡径部外周がパイプクランプ内周に当接することにより、雄側フランジと雄側リブとの係合と、雌側フランジと半円筒部材内周の段部との係合と、雌パイプの拡径段部と雌側リブとの係合とをそれぞれ確保することができ、両パイプの接続強度を高めることができる。
本発明の第3は、前記第1又は2の発明において、各半円筒部材の内周には、雌パイプの拡径部外周に当接するように内径側に突設された支持台部が設けられているパイプの接続構造を提供するものである。
これによれば、各半円筒部材の内周に内径側に突設された支持台部を設け、この支持台部を雌パイプの拡径部外周に当接させることにより、支持台部に対して軸方向に隣接した位置に雌パイプの雌側フランジが挿入できる内径を確保することができる。そして、雌側フランジは、支持台部の端面と雄側リブとの間に挟まれて、ガタ付きなく保持される。
本発明の第4は、前記第3の発明において、支持台部の外側が凹部をなし、支持台部の端面から雌側リブが内径方向に向けて延出されているパイプの接続構造を提供するものである。
これによれば、支持台部の外側を凹部とすることにより成形時のヒケ等を防止すると共に、支持台部の端面から内径方向に向けて延出された雌側リブの連結強度を向上させることができる。
本発明の第5は、前記第1〜4のいずれか1つに記載の発明において、各半円筒部材に雄側リブと雌側リブとをそれぞれ設けると共に、パイプクランプを閉じた状態で軸方向に見たときに、雄側リブと雌側リブとが周方向に沿って交互に配置された形状とされているパイプの接続構造を提供するものである。
これによれば、各半円筒部材に設けた雄側リブと雌側リブとによって、それぞれ個別に、雄パイプの雄側フランジと、雌パイプの拡径段部とを挟みつけることにより、半円筒部材どうしの間で荷重が作用し合うことがないので、クリップが外れてパイプクランプが開いたりすることを防止することができる。
本発明のパイプの取付け構造によれば、雌パイプと雄パイプとを、ワンタッチで簡単に、かつ、パイプが抜け外れることなく確実に接続することができる
また、雄側リブの円周方向の幅は、雌側リブの円周方向の幅よりも広く形成されているので、雄側フランジと係合させるために長く延出される雄側リブの幅を広くして、その強度を確保することができる。
更に、雄側リブ及び雌側リブは、軸方向から見て重ならないように形成されているので、成形時の型抜きが可能となり、パイプクランプを一体で成形できるので、コストの低廉化を図れる。
以下、図1〜6を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
本発明のパイプの接続構造は、図1に示すように、雄パイプ10と、この雄パイプ10が挿入される雌パイプ20と、雄パイプ10と雌パイプ20との間に介装されるシールリング30と、雄パイプ10と雌パイプ20との接続状態を維持するパイプクランプ40とで構成されている。また、シールリング30は環状をなしており、ゴム等の弾性材料から成形されている。
雄パイプ10は、雌パイプ20の外径と同一外径で円筒状に形成され、雌パイプ20と接続される側の端部である接続端部から所定距離離れた位置には、周方向外側に雄側フランジ11が突出している。
雌パイプ20は、円筒状をなし、その長手方向途中から、雄パイプ10と接続される側の端部である接続端部に向かって、段状をなして拡径する拡径部21を有している。この拡径部21は、雌パイプ20内径よりもやや拡径し、前記雄パイプ10の接続端部の外径に適合する内径で形成された第1拡径部22と、この第1拡径部22から更に拡径し、前記雄パイプ10の雄側フランジ11の外径に適合する内径で形成された第2拡径部23とからなる。また、第2拡径部23の端部から、外周方向に雌側フランジ24が広がっている。
図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)に示すように、パイプクランプ40は、一対の半円筒部材、すなわち、それぞれ半円筒状をなした第1半円筒部材41と、第2半円筒部材42とを有し、それらがヒンジ43によって連結された構造をなしている。
第1半円筒部材41は、ヒンジ43とは反対側の端部に、周方向途中から外径側に突出して、L字状に屈曲した雌側クリップ44が形成されている。雌側クリップ44の先端には、内径側に突出する先細テーパ状の爪部44aが設けられ、この爪部44aの基部には嵌合凹部44bが形成されている。この嵌合凹部44bは、後述する第2半円筒部材42の雄側クリップ47が入り込んで係合する部分となる。
また、雌側クリップ44とは反対方向の端部は、ヒンジ43の連結部よりも円周方向に更に延出されており、その先端に外径側に突出する係合突部45が形成されている。
第2半円筒部材42のヒンジ43側の端部には、外径側に突出した円弧状をなす重なり部46が設けられ、この重なり部分46の端部には、内径側に突出して前記係合突部45に係合する爪部46aが形成されている。
更に、第2半円筒部材42のヒンジ43と反対側の端部には、雄側クリップ47が形成されており、雄型クリップ47は外径側に突出する先細テーパ状の爪部47aを有している。雄側クリップ47を雌側クリップ44の嵌合凹部44bに挿入すると、雄側クリップ47の爪部47aが、雌側クリップ44の爪部44aに係合するようになっている。
また、第2半円筒部材42の雄側クリップ47の基部側には、外径方向に突出するリブ状の指当て部48が形成されている。この指当て部48は、パイプクランプ40を閉じたり開いたりするときに指を当てる部分となる。
ヒンジ43は、その一端が、第1半円筒部材41の係合突部45から所定距離をおいた位置に接続され、他端が、第2半円筒部材42の重なり部46先端に接続されて、第1半円筒部材41と第2半円筒部材42とを連結しており、パイプクランプ40を弾性的に開閉可能としている。
また、上記第1半円筒部材41及び第2半円筒部材42の内周には、その軸方向の一端面から、雄パイプ10の雄側フランジ11に係合する扇状の雄側リブ49が突設されている。
また、この雄側リブ49からやや離れた位置から内径側に突出して、第1半円筒部材41及び第2半円筒部材42の軸方向の他端面まで伸びる支持台部51が形成されている(図3(c)、(d)参照)。この支持台部51は、クランプ40を閉じたときに、雌パイプ20の第2拡径部23と当接する部分となる。
更に、この支持台部51の外径側には、第1半円筒部材41及び第2半円筒部材42の他端面から軸方向に沿って、所定深さで凹部52が形成されており、また、支持台部51の端面から、雌パイプ20の第1拡径部22に係合する扇状の雌側リブ50が内径方向に延出している。
また、支持台部51と内周面との間には第1段部51aが形成され、支持台部51と雌側リブ50との間には第2段部51bが形成されている。
上述した雄側リブ49及び雌側リブ50は、軸方向から見て重ならないように形成されており、雄側リブ49の円周方向の幅は、雌側リブ50の円周方向の幅よりも広く形成されている。
この実施形態の場合、第1半円筒部材41の一端面には、その両端部に一対の雄側リブ49が形成され、他端面には、その中間部に雌側リブ50が形成されており、軸方向から見て、雄側リブ49,49の間に雌側リブ50が配置されている。また、第2半円筒部材42の一端面には、その中央部に雄側リブ49が形成され、他端面には、その両端部に雌側リブ50が形成されており、軸方向から見て、雄側リブ49の両側に雌側リブ50が配置されている。そして、パイプクランプ40を閉じた状態で軸方向から見ると、雄側リブ49と、雌側リブ50とが、周方向に沿って交互に配列された状態となる。
以上の構成からなるパイプクランプ40は、合成樹脂製であって、射出成形等により、一体成形されている。
次に、上記構成からなる本発明のパイプの接続構造により、雄パイプ10と雌パイプ20とを接続する手順及びその作用について説明する。
まず、雄パイプ10の接続端部側からシールリング30を挿入して、雄パイプ10外周にシールリング30を装着しておき、その状態で、雌パイプ20の接続端部内周に、雄パイプ10の接続端部を挿入する。すると、雄パイプ10の接続端部は、その外周が雌パイプ20の第1拡径部22内周に入り込み、一方、その軸方向の端面が第1拡径部22内周に当接して、雄パイプ10が位置決めされるとともに、雄側フランジ11外周が第2拡径部内周に入り込んで、シールリング30は、雄側フランジ11と第2拡径部23の内周との間に保持され、雄パイプ10と雌パイプ20とがシールされて接続される。
そして、パイプクランプ40を開いて、雄側リブ49の内側を、雌側フランジ24の裏側(接続端部と離反した面)に当接させて、指当て部48及び雌側クリップ44外周に指を当て両者を挟むようにして、パイプクランプ40を閉じる。すると、第1半円筒部材41の嵌合凹部44bに、第2半円筒部材42の雄側クリップ47が入り込み、雌側クリップ44の爪部44aと、雄側クリップ47の爪部47aとが互いに係合して、第1半円筒部材41と第2半円筒部材42とが環状に連結される(図4参照)。
この際、雄パイプ10の雄側フランジ11が雄側リブ49に係合して、雄パイプ10が抜け止めされ、雌パイプ20の雌側フランジ24が支持台部51の第1段部51aに係合すると共に、雌パイプ20の第2拡径部23が第2段部51bに係合して、雌パイプ20も抜け止めされる。
こうして、雌パイプ20と雄パイプ10とを、ワンタッチで簡単に、しかもどちらのパイプも抜け外れることなく確実に接続することができる。
ところで、雄側リブ49は、雌側リブ50に比べて長く形成されているので、雌パイプ20から雄パイプ10が抜け外れそうになると、雄側リブ49に曲げモーメントが大きく働き、図6に示すように撓みやすくなる。
しかしながら、このパイプクランプ40においては、雄側リブ49の円周方向の幅は、雌側リブ50の円周方向の幅よりも広く形成されているので、雄側フランジ11と係合させるために長く延出される雄側リブ49の強度を確保することができ、雄側リブ49が撓みにくくなり、雄パイプ10と雌パイプ20とを安定して接続可能となる。
また、雄側リブ49及び雌側リブ50は、軸方向から見て重ならないように形成されているので、成形時の型抜きが可能となり、パイプクランプ40を一体で成形できるので、コストの低廉化を図れる。
また、第1半円筒部材41及び第2半円筒部材42の内周には、雄側リブ49からやや離れた位置から、その軸方向の端部にまで伸びる支持台部51が内径側に突設しており、この支持台部51が雌パイプ20の第2拡径部23外周に当接するので、支持台部51に対して軸方向に隣接した位置に雌パイプ20の雌側フランジ24が挿入できる内径を確保することができる。そして、雌側フランジ24は、支持台部51の端面と雄側リブ49との間に挟まれて、ガタ付きなく保持される。
更に、図4に示すように、パイプクランプ40を装着した状態で、雌パイプ20の第2拡径部23の外周に、支持台部51の内周が当接するようにしたので、第1段部51aが雌パイプ20の雌側フランジ24に確実に係合し、第2段部51bが第2拡径部23に確実に係合する。
更に、支持台部51の外側に凹部52が形成され、支持台部51の端面から雌側リブ50が内径方向に向けて延出されているので、成形時のヒケ等を防止すると共に、雌側リブ50の連結強度を向上させることができる。
更に、第1半円筒部材41及び第2半円筒部材42には、雄側リブ49と雌側リブ50とがそれぞれ設けられていると共に、パイプクランプ40を閉じた状態で軸方向に見たときに、雄側リブ49と雌側リブ50とが周方向に沿って交互に配置されている。そのため、各半円筒部材に設けた雄側リブ49と雌側リブ50とによって、それぞれ個別に、雄パイプ10の雄側フランジ11と、雌パイプ20の第2拡径部23とを挟みつけることにより、半円筒部材同士の間で荷重が作用し合うことがないので、雌側クリップ44と雄側クリップ47とが外れてパイプクランプ40が、開いたりすることを防止できる。
更に、パイプクランプ40を閉じると、第2半円筒部材42の重なり部46が、第1半円筒部材41の端部近傍に重なるようになる(図5(a)、(b)参照)。このため、例えば、雄側リブ49及び雌側リブ50の内径よりも、やや外径が大きいパイプ同士を接続する場合において、パイプクランプ40を閉じたときに、パイプクランプ40が各パイプに押圧されて過度の応力が加わったとしても、重なり部46の爪部46aに、第1半円筒部材41の係合突部45が係合するので、パイプクランプ40の破損等の恐れが少なくなり、パイプクランプ40の剛性を高めることができる。
本発明は、パイプ同士を接続する際に、ワンタッチで簡単にかつパイプが抜け外れることなく確実に接続することができ、コストも低減できるパイプの接続構造として利用することができる。
本発明のパイプの接続構造の一実施形態を示す分解斜視図である。 同パイプの接続構造を構成するパイプクランプを示しており、(a)は雄側リブから見た場合の斜視図、(b)は雌側リブから見た場合の斜視図である。 同パイプの接続構造を構成するパイプクランプを示しており、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は平面図、(d)は右側面図である。 同パイプの接続構造における、パイプを接続した状態での断面図である。 同パイプの接続構造における、パイプを接続した状態を示しており、(a)は図4のA−A矢視線に沿った断面図、(b)は図4のB−B矢視線に沿った断面図である。 パイプクランプの雄側リブの幅が、雌側リブの幅に比べて狭い場合における、パイプを接続した状態を示す断面図である。
符号の説明
10 雄パイプ
11 雄側フランジ
20 雌パイプ
21 拡径部
22 第1拡径部
23 第2拡径部
24 雌側フランジ
30 シールリング
40 パイプクランプ
41 第1半円筒部材
42 第2半円筒部材
43 ヒンジ
44 雌側クリップ
44a 爪部
44b 嵌合凹部
45 係合突部
46 重なり部
46a 爪部
47 雄側クリップ
47a 爪部
48 指当て部
49 雄側リブ
50 雌側リブ
51 支持台部
52 凹部

Claims (5)

  1. 接続端部より所定距離離れた位置に雄側フランジを有する雄パイプと、
    接続端部に向かって段部をなして拡径した拡径部が形成され、最先端に雌側フランジを有する雌パイプと、
    雄パイプと雌パイプとの間に配置されるシールリングと、
    雄パイプと雌パイプとを接続した状態で、両者の接続部が離れないように保持するパイプクランプとを備え、
    雄パイプの先端及び雄側フランジは雌パイプの拡径部内周に挿入され、
    シールリングは、雄パイプの雄側フランジよりも先端寄りの外周と、雌パイプの拡径部内周との間に配置され、
    パイプクランプは、一対の半円筒部材を有し、
    一対の半円筒部材は、それらの一端部がヒンジを介して連結され、他端部には互いに係脱可能に連結されるクリップが設けられ、
    各半円筒部材の内周には、雄パイプの雄側フランジに係合する雄側リブと、雌パイプの雌側フランジに係合する段部と、雌パイプの拡径段部に係合する雌側リブとが設けられ、
    雄側リブ及び雌側リブは、軸方向から見て重ならないように形成され、雄側リブの円周方向の幅は、雌側リブの円周方向の幅よりも広く形成されていることを特徴とするパイプの接続構造。
  2. パイプクランプを装着した状態で、雌パイプの拡径部外周がパイプクランプ内周に当接するようにした請求項1記載のパイプの接続構造。
  3. 各半円筒部材の内周には、雌パイプの拡径部外周に当接するように内径側に突設された支持台部が設けられている請求項1又は2記載のパイプの接続構造。
  4. 支持台部の外側が凹部をなし、支持台部の端面から雌側リブが内径方向に向けて延出されている請求項3記載のパイプの接続構造。
  5. 各半円筒部材に雄側リブと雌側リブとをそれぞれ設けると共に、パイプクランプを閉じた状態で軸方向に見たときに、雄側リブと雌側リブとが周方向に沿って交互に配置された形状とされている請求項1〜4のいずれか1つに記載のパイプの接続構造。
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