JP2005311113A - 位置合わせ装置と位置合わせ方法、搬送システムと搬送方法、及び露光システムと露光方法並びにデバイス製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置の大型化やスループットの低下を招くことなく基板の温度調節を行う。
【解決手段】 基板Wの回転状態を所定の回転状態に設定する。基板Wの回転状態を検出する第1検出手段21と、基板Wを載置した状態で所定点を回転中心として回動可能であり、第1検出手段21の検出結果に基づいて、基板Wを所定の回転状態に設定する回動手段18と、基板Wの温度調節を行う第1温調手段と、を有する。
【選択図】 図2
【解決手段】 基板Wの回転状態を所定の回転状態に設定する。基板Wの回転状態を検出する第1検出手段21と、基板Wを載置した状態で所定点を回転中心として回動可能であり、第1検出手段21の検出結果に基づいて、基板Wを所定の回転状態に設定する回動手段18と、基板Wの温度調節を行う第1温調手段と、を有する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、位置合わせ装置と位置合わせ方法、搬送システムと搬送方法、及び露光システムと露光方法並びにデバイス製造方法に関し、例えば、ウエハ等の基板をプリアライメントする際に用いて好適な位置合わせ装置と位置合わせ方法、搬送システムと搬送方法、及び露光システムと露光方法並びにデバイス製造方法に関するものである。
半導体素子等を製造する際に、マスクとしてのレチクルのパターンをフォトレジストが塗布されたウエハ(又はガラスプレート等)の各ショット領域に転写するための露光装置として、従来はステップ・アンド・リピート方式(一括露光型、又はステッパー型)の投影露光装置が多用されていた。これに対して最近、投影光学系に対する負担をあまり重くすることなく、高精度に大面積の回路パターンを転写するという要請に応えるために、ショット間ではステップ移動を行い、各ショット領域への露光を行う際にはレチクルとウエハとを投影光学系に対して同期移動するという、所謂ステップ・アンド・スキャン方式のような走査露光型の投影露光装置も注目されている。
これらの投影露光装置において、スループットを高めるためには、ウエハの位置合わせ、及び移動を行うためのウエハステージ上の露光済みのウエハを搬出(アンロード)すると共に、未露光のウエハをそのウエハステージ上に搬入(ロード)するというウエハのローディング動作を高速に行う必要がある。そして、例えば特許文献1に開示されているように、ウエハステージ上にウエハを載置する際には、予めウエハの搬送ラインからウエハ搬入アームにウエハを受け渡す段階で、ウエハの外形基準で大まかな位置合わせ(プリアライメント)を行っていた。
特開平9−36202号公報
しかしながら、上述したような従来技術には、以下のような問題が存在する。
ウエハは、コータ(または現像も行うコータ・デベロッパ)により表面にフォトレジストが塗布されベークされた後に露光装置に搬送されるため、ウエハステージ上に搬入する前に所定温度まで冷却(温度調節)する必要が生じる場合がある。ところが、コータからウエハステージ(露光装置)までの搬送ラインに温度調節装置を別途設けると、装置が大型化してしまうという問題が生じる。また、ウエハの搬送工程中に温度調節工程を別途設けると、スループットが低下して生産効率に与えるという問題も生じてしまう。
ウエハは、コータ(または現像も行うコータ・デベロッパ)により表面にフォトレジストが塗布されベークされた後に露光装置に搬送されるため、ウエハステージ上に搬入する前に所定温度まで冷却(温度調節)する必要が生じる場合がある。ところが、コータからウエハステージ(露光装置)までの搬送ラインに温度調節装置を別途設けると、装置が大型化してしまうという問題が生じる。また、ウエハの搬送工程中に温度調節工程を別途設けると、スループットが低下して生産効率に与えるという問題も生じてしまう。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、装置の大型化やスループットの低下を招くことなく基板の温度調節が可能な位置合わせ装置と位置合わせ方法、搬送システムと搬送方法、及び露光システムと露光方法並びにデバイス製造方法をを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、実施の形態を示す図1ないし図6に対応付けした以下の構成を採用している。
本発明の位置合わせ装置は、基板(W)の回転状態を所定の回転状態に設定する位置合わせ装置において、基板(W)の回転状態を検出する第1検出手段(21)と、基板(W)を載置した状態で所定点を回転中心として回動可能であり、第1検出手段(21)の検出結果に基づいて、基板(W)を所定の回転状態に設定する回動手段(18)と、基板(W)の温度調節を行う第1温調手段(23)と、を有することを特徴とするものである。
本発明の位置合わせ装置は、基板(W)の回転状態を所定の回転状態に設定する位置合わせ装置において、基板(W)の回転状態を検出する第1検出手段(21)と、基板(W)を載置した状態で所定点を回転中心として回動可能であり、第1検出手段(21)の検出結果に基づいて、基板(W)を所定の回転状態に設定する回動手段(18)と、基板(W)の温度調節を行う第1温調手段(23)と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の位置合わせ方法は、基板(W)の回転状態を所定の回転状態に設定する位置合わせ方法であって、所定の基準点に対する基板(W)の偏心状態を検出し、検出結果に基づいて基板(W)の偏心状態を調整する調整工程(S2〜S6)と、基板(W)の回転状態を検出し、検出結果に基づいて、基板(W)を所定の回転状態に設定する設定工程(S7〜S8)と、調整工程(S2〜S6)と設定工程(S7〜S8)との間の少なくとも一部の期間において、基板(W)の温度調節を行う温調工程(S4)と、を有することを特徴とするものである。
従って、本発明の位置合わせ装置及び位置合わせ方法では、基板(W)の回転状態を検出して基板(W)を所定の回転状態に設定する間、例えば所定の基準点に対する基板(W)の偏心状態を検出して調整する工程と、基板(W)の回転状態を検出して所定の回転状態に設定する工程との間で基板(W)の温度調節を行うので、搬送ラインに別途温度調節装置を設けたり、基板の搬送工程中に温度調節工程を設けたりする必要がなくなり、装置の大型化やスループットの低下を防止することができる。
そして、本発明の搬送システムは、基板(W)を第1位置から第2位置まで搬送する搬送システムであって、第1位置から前記第2位置までの搬送経路の途中に位置に、請求項1〜9のいずれか一項に記載の位置合わせ装置を備え、位置合わせ装置による位置合わせがなされた基板(W)を、第2位置に搬送することを特徴とするものである。
また、本発明の搬送方法は、基板(W)を第1位置から第2位置まで搬送する搬送方法であって、第1位置から第2位置までの搬送経路の途中の位置において、請求項13に記載の位置合わせ方法を用いた位置合わせを行い、位置合わせがなされた基板(W)を、第2位置に搬送することを特徴としている。
従って、本発明の搬送システム及び搬送方法では、第1位置から第2位置まで基板を搬送する間に、基板(W)の回転状態を検出して所定の回転状態に設定できるとともに、温度調節装置や温度調節工程を別途設けることなく基板(W)に対する温度調節を実施できるので、装置の大型化やスループットの低下を防止することができる。
また、本発明の露光システムは、基板(W)上にパターンを転写する露光装置(3)を備える露光システム(1)において、請求項10に記載の搬送システム(2)を有し、搬送システム(2)は、位置合わせ装置(9)による位置合わせがなされた基板(W)を、第2位置に設けられた露光装置(3)へ搬送することを特徴としている。
従って、本発明の露光システムでは、基板(W)を露光装置(3)へ搬送する途中で基板(W)の位置合わせを行っている間に、温度調節装置や温度調節工程を別途設けることなく基板(W)に対する温度調節を実施できるので、装置の大型化やスループットの低下を防止することができる。
また、本発明のデバイス製造方法は、請求項11に記載の露光システム(1)を用いてデバイスを製造することを特徴としている。
従って、本発明のデバイス製造方法では、デバイス製造に係るスループットの低下を防止することが可能になり、生産効率の向上に寄与できる。
そして、本発明の露光方法は、基板(W)上にパターンを転写する露光方法であって、請求項14に記載の搬送方法を用いて第2位置に搬送された基板(W)を、所定の露光位置に搬送し、該所定の露光位置において基板(W)を露光することを特徴としている。
従って、本発明の露光方法では、基板(W)を露光位置へ搬送する途中で基板(W)の位置合わせを行っている間に、温度調節装置や温度調節工程を別途設けることなく基板(W)に対する温度調節を実施できるので、装置の大型化やスループットの低下を防止することができる。
以上のように、本発明では、搬送工程中に温度調節装置及び温度調節工程を別途設ける必要がなくなり、装置の大型化及びスループット低下を防ぐことができ、生産効率に悪影響が及ぶことを防止できる。
以下、本発明の位置合わせ装置と位置合わせ方法、搬送システムと搬送方法、及び露光システムと露光方法並びにデバイス製造方法の実施の形態を、図1ないし図7を参照して説明する。
ここでは、例えば、基板としてのウエハを露光装置へ搬送して露光処理を行う露光システムに対して本発明を適用する場合の例を用いて説明する。
ここでは、例えば、基板としてのウエハを露光装置へ搬送して露光処理を行う露光システムに対して本発明を適用する場合の例を用いて説明する。
図1は、本発明に係る露光システム1の一実施形態を示す概略構成図である。この露光システム1は、コータ・デベロッパCDでフォトレジストが塗布されたウエハ(基板)Wを搬送して露光処理を施すとともに、露光処理されたウエハWを現像処理のために再度コータ・デベロッパCDに向けて搬出するものであって、搬送システム2、露光装置3を主体に構成されている。
搬送システム2は、コータ・デベロッパCDとのウエハWの受け渡し位置(第1位置)と、第2位置に設置された露光装置3との間でウエハWを搬送するものであって、ロードスライダ4及びアンロードスライダ5を有するスライダ装置6、X軸ロボット7、Y軸ロボット8、ウエハWの搬送経路の途中に設けられた位置合わせ装置としてのプリアライメント装置9及びアンロードテーブル10から概略構成されている。なお、本実施の形態では、スライダ装置6及びY軸ロボット8の主なウエハ搬送方向をY方向とし、X軸ロボット7の主なウエハ搬送方向をX方向とし、これらX方向、Y方向に直交する露光光ILの光軸方向をZ方向として説明する。
ロードスライダ4は、コータ・デベロッパCDから受け渡されたウエハWを真空吸着等の保持手段により保持した状態でY方向に移動してX軸ロボット7(とのウエハ受け渡し位置)に搬送するものである。アンロードスライダ5は、X軸ロボット7から受け渡されるウエハWを真空吸着等の保持手段により保持した状態でY方向に移動してコータ・デベロッパCDとの受け渡し位置へ搬送するものである。
X軸ロボット7は、ロードスライダ4、アンロードスライダ5(とのウエハ受け渡し位置)の近傍位置と、プリアライメント装置5(とのウエハ受け渡し位置)の近傍位置との間に亘ってX方向に延在するガイド11a上をX方向に移動自在な移動部11と、移動部11上に関節軸を介して連結された水平関節型構造のアーム部12、及びウエハWを吸着保持する搬送アーム13とから構成されている。同様に、Y軸ロボット8は、プリアライメント装置5(とのウエハ受け渡し位置)の近傍位置と、露光装置装置5(とのウエハ受け渡し位置)の近傍位置との間に亘ってY方向に延在するガイド14a上をY方向に移動自在な移動部14と、移動部14上に関節軸を介して連結された水平関節型構造のアーム部15、及びウエハWを吸着保持する搬送アーム16とから構成されている。
図2(a)はプリアライメント装置5の平面図であり、図2(b)は正面図である。これらの図に示すように、プリアライメント装置5は、温調テーブル17(保持手段)、ターンテーブル(回動手段)18、XYテーブル(偏心補正手段)19、Z駆動部20、ノッチ検出センサ(第1検出手段)21、中心検出センサ(第2検出手段)22、ウエハWの温度調節を行う温調装置23(第1温調手段;図3参照)とから構成されている。
温調テーブル17は、中心部に貫通孔17aが形成された平面視略ドーナツ状に形成されており、その外形はウエハWの外形よりも大きな値に設定されている。また、貫通孔17aの大きさは、後述するウエハWに対する偏心補正を行った際にもターンテーブル18と温調テーブル17とが接触しない程度の十分な値に設定されている。
さらに、図3に示すように、温調テーブル17には、流体である冷媒(冷却用媒体)が流通するための流路24が設けられている。流路24は、略円形のウエハ形状に対応して、同心円状に配置されている。流路24に対しては、制御系50による制御の下、熱交換器等の温度調節器25から供給菅26a及び排出管26bを介して所定の温度に調節された冷媒が循環して供給される。なお、冷媒としては、HFE(ハイドロ・フルオロ・エーテル)やフロリナートや水(純水)を用いることが可能であるが、本実施の形態では地球温暖化係数が低く、オゾン破壊係数がゼロであるため、地球環境保護の観点からHFEを用いている。これら温度調節器25、流路24、供給菅26a及び排出管26bによって、第1温調手段としての上記温調装置23が構成される。
ターンテーブル18は、図2(a)に示すように、平面視円形を呈し、平面的的に温調テーブル17の貫通孔17a内に配置されており、モータ等の駆動装置27(図2(b)参照)により円形中心(所定点)を回転中心としてZ軸と平行な軸周り(θZ)に回動可能となっている。ターンテーブル18の頂部には、図示しない吸引孔が設けられ、吸引孔を介して負圧吸引することでウエハWを吸着保持する構成となっている。また、ターンテーブル18の頂部には、当該ターンテーブル18の温度を調節するためのペルチェ素子(第2温調手段)28が設けられている。ペルチェ素子28の駆動は制御系50(図4参照)により制御される。
XYテーブル19は、ターンテーブル18及び駆動装置27を搭載しており、制御系50の制御によりX方向及びY方向に自在に移動可能となっている。Z駆動部20は、ターンテーブル18、駆動装置27及びXYテーブル19を搭載し、制御系50の制御下で、ターンテーブル18が温調テーブル17から突出する位置と、ターンテーブル18が温調テーブル17に没入する位置との間をZ方向に移動する。
ノッチ検出センサ21は、ウエハWに形成されたノッチを検出することでウエハWの回転状態(θZ方向の位置)を検出するものであって、投光部21aと受光部21bとから構成されている。投光部21aは、温調テーブル17の端縁の上方に、より詳細にはウエハWが中心位置を補正されたときに、ウエハWの周縁部の上方に、且つターンテーブル18が温調テーブル17から突出した状態でもウエハWと接触しない位置に配置されており、鉛直方向(下方向)に向けて検知光B1を投光する。受光部21bは、温調テーブル17の下方で投光部21aから投光された検知光B1を受光可能な位置に配置されており、受光信号(検出信号)を制御系50に出力する(図4参照)。
中心検出センサ22は、ターンテーブル18に載置・保持されたウエハWの、ターンテーブル18の回転中心に対する偏心状態を検出するものであって、投光部22aと受光部22bとから構成されている。投光部22aは、温調テーブル17の端縁の上方に、且つターンテーブル18が温調テーブル17から突出した状態でもウエハWと接触しない位置に配置されており、鉛直方向(下方向)に向けて検知光B2を投光する。受光部22bは、温調テーブル17の下方で投光部22aから投光された検知光B2を受光可能な位置に配置されており、受光信号(検出信号)を制御系50に出力する(図4参照)。
図4に示すように、制御系50に対しては、受光部21b、22bの検出信号が入力する。制御系50は、入力信号に基づいてXYテーブル19、Z駆動部20、温度調節器25、駆動装置27、ペルチェ素子28の駆動をそれぞれ制御する。
図1に戻り、アンロードテーブル10は、露光装置3からアンロードされたウエハを吸着保持するものであり、プリアライメント装置5の近傍で、X軸ロボット7及びY軸ロボット8の双方からアクセス可能な位置に配置されている。
露光装置3は、マスクとしてのレチクルRを露光用照明光ILで照明する不図示の照明系、半導体デバイス用パターンが形成されたレチクルRを保持する不図示のレチクルステージ、このレチクルステージの下方に配置された投影光学系PL、および投影光学系PLの下方で、ウエハWを保持してXY2次元方向に移動するウエハステージ29等を備えている。この露光装置3では、ウエハステージ29上にウエハWが載置された状態でステップ・アンド・スキャン方式の露光が行われ、レチクルRに形成されたパターンがウエハW上の複数の露光領域(パターン領域)に順次転写されるようになっている。
すなわち、この露光装置3では、照明系からの露光用の照明光ILにより、レチクルR上のスリット上の照明領域が照明された状態で、レチクルRを保持するレチクルステージとウエハWを保持するウエハステージ29とを同期して、投影光学系PLのレチクルRからウエハWへの投影倍率に応じた速度で移動させることにより、ウエハW上の1つの露光領域にレチクルRのパターンが逐次転写される。
次に、上記の構成の露光システム1の中、プリアライメント装置9の動作を図5のフローチャート及び図6の動作図を参照して説明する。
図6(a)に示すように、温調テーブル17の上方にウエハWが搬入されると、Z駆動部20の駆動により貫通孔17aを介してターンテーブル18を温調テーブル17から突出させてウエハWを吸着保持させる(ステップS1;図5参照)。
図6(a)に示すように、温調テーブル17の上方にウエハWが搬入されると、Z駆動部20の駆動により貫通孔17aを介してターンテーブル18を温調テーブル17から突出させてウエハWを吸着保持させる(ステップS1;図5参照)。
ここで、プリアライメント装置9に搬送されたウエハWは、位置合わせされない状態で保持されるため、まずウエハWに対する偏心調整を行う。具体的には、図6(b)に示すように、駆動装置27の駆動によりターンテーブル18を回動させることで、ウエハWをθZ方向に回転させる。そして、回転するウエハWに投光部22aから検知光B2を投光させ、受光部22bで受光する。受光部22bが受光する検知光B2は、ターンテーブル18の回転中心に対するウエハの偏心状態(偏心量)に応じて遮光されるため、制御系50は受光部22bの検出信号(受光信号)に基づいてウエハWの偏心量(回転中心に対するウエハWの中心位置)を計測する(ステップS2)。
続いて、Z駆動部20の駆動により、図6(c)に示すように、ターンテーブル18を下降させ(ステップS3)、ウエハWを温調テーブル17上に吸着保持させる。このとき、温調テーブル17は、制御系50の制御下で温度調節器25から温度制御された冷媒が供給・循環しているため、所定温度に温度調節されている。そのため、この温調テーブル17に保持されたウエハWは、温調テーブル17との熱交換により露光処理に適した温度(例えば23℃)に冷却される(ステップS4;温調工程)。また、ターンテーブル18も、制御系50の制御下でペルチェ素子28により温調テーブル17と同様の温度に温度調節されている。従って、ウエハWが直接冷却されない部位は、温調テーブル17の貫通孔17aに臨む箇所のみとなり、ウエハWに生じる温度勾配を最低限に抑えることができる。
温調テーブル17及びターンテーブル18によりウエハWを所定時間(例えば20秒)冷却すると、一旦ウエハWに対するターンテーブル18の吸着を解除するとともに、ステップS2で検出したウエハWの偏心量(及び偏心方向)に基づいてXYテーブル19を介してターンテーブル18を移動させ、ターンテーブル18の回転中心をウエハWの中心とほぼ一致させる(ステップS5)。
ウエハ中心とターンテーブル18の回転中心が一致すると、図6(d)に示すように、Z駆動部20の駆動によりターンテーブル18を上昇させてウエハWを吸着保持するとともに、温調テーブル17によるウエハWの吸着を解除してウエハWを温調テーブル17の上方に位置させる(ステップS6)。このとき、ウエハWは、予めXYテーブル19の移動により中心がターンテーブル18の回転中心に対して偏心調整された状態で保持される。上記ステップS2〜S6により、ウエハWの偏心状態を検出して調整する調整工程が構成される。
そして、ステップS7では、ウエハWのθZ方向の位置合わせを行う。具体的には、駆動装置27の駆動によりターンテーブル18を回動させることで、ウエハWをθZ方向に回転させる。そして、回転するウエハWにノッチ検出センサ21の投光部21aから検知光B1を投光させ、受光部21bで受光する。検知光B1は、その光路にウエハWのノッチが位置したときに受光部21bに到達して受光される。そのため、制御系50は、受光部21bが検出信号(受光信号)を出力したときのウエハWのθZ方向の位置により、ウエハWのノッチ位置を計測することができる。
ウエハWのノッチ位置が計測できたら、制御系50はターンテーブル18を駆動して、ウエハWを受け渡す際の(回転方向の)所定位置にウエハWを位置合わせする(ステップS8)。上記ステップS7〜S8により、ウエハWの回転状態を検出して所定の回転状態に設定する設定工程が構成される。このようにウエハWに対するプリアライメント及び温度調節が完了したら、ターンテーブル18によるウエハWの吸着保持を解除して、図6(e)に示すように、ウエハWを搬出する(ステップS9)。
続いて、露光システム1におけるウエハWの搬送及び露光処理について、図1を参照して説明する。
コータ・デベロッパCDでフォトレジストが塗布され、受け渡し位置へ搬送されたウエハWは、ロードスライダ4に保持された状態で+Y方向に搬送されてX軸ロボット7に受け渡される。X軸ロボット7は、予め移動部11がガイド11aに沿って移動しロードスライダ4と対向する位置で待機しており、アーム部12を駆動し、搬送アーム13によりウエハWを吸着保持すると、−X方向に移動して保持したウエハWをプリアライメント装置9に搬入する。
コータ・デベロッパCDでフォトレジストが塗布され、受け渡し位置へ搬送されたウエハWは、ロードスライダ4に保持された状態で+Y方向に搬送されてX軸ロボット7に受け渡される。X軸ロボット7は、予め移動部11がガイド11aに沿って移動しロードスライダ4と対向する位置で待機しており、アーム部12を駆動し、搬送アーム13によりウエハWを吸着保持すると、−X方向に移動して保持したウエハWをプリアライメント装置9に搬入する。
上述したように、プリアライメント装置9でプリアライメント(位置合わせ)及び温度調節がなされたウエハWは、Y軸ロボット8により搬出される。すなわち、図6(e)に示したように、プリアライメント及び温度調節がなされターンテーブル18上に載置されたウエハWに対して、Y軸ロボット8は、アーム部15を駆動し、搬送アーム16によりウエハWを吸着保持すると、露光装置3への受け渡し位置まで+Y方向に移動して、保持したウエハWを露光装置3のウエハステージ29上に搬入する。
ウエハWが載置されると、ウエハステージ29はウエハWを保持して所定の露光位置まで移動する(搬送する)。そして、上述したように、レチクルRを保持するレチクルステージとウエハWを保持するウエハステージ29とを同期して、投影光学系PLのレチクルRからウエハWへの投影倍率に応じた速度で移動させることにより、ウエハW上の1つの露光領域にレチクルRのパターンが逐次転写される。
露光処理が完了すると、ウエハステージ29は、Y軸ロボット8とのウエハ受け渡し位置まで移動する。Y軸ロボット8は、アーム部15を駆動し、搬送アーム16によりウエハWを吸着保持すると、アンロードテーブル10への受け渡し位置まで−Y方向に移動して、保持したウエハWをアンロードテーブル10上に載置する。なお、Y軸ロボット8は、ウエハWをアンロードテーブル10に載置すると、プリアライメント及び温度調整がなされたウエハをプリアライメント装置9から搬出して露光装置3へ搬送する。
アンロードテーブル10にウエハWが載置(吸着保持)されると、X軸ロボット7は、アーム部12を駆動し、搬送アーム13によりウエハWを吸着保持すると、アンロードスライダ5への受け渡し位置まで+X方向に移動して、保持したウエハWをアンロードスライダ5に渡す。なお、X軸ロボット7によるウエハWのアンロードは、ロードスライダ4からプリアライメント装置9へウエハをロードした直後に行われ、さらにウエハWをアンロードスライダ5にアンロードした直後にロードスライダ4からプリアライメント装置9へウエハをロードすることで、ウエハを搬送しない状態でX軸ロボット7が移動することがなくなり、搬送効率を向上させることができる。
ウエハWを受け取ったアンロードスライダ5は、−Y方向に移動してコータ・デベロッパCDとのウエハ受け渡し位置までウエハWを搬送する。そして、コータ・デベロッパCDに搬入されたウエハWに対しては、現像処理が施される。
このように、本実施の形態では、プリアライメント装置9に温調装置23が設けられているので、ウエハWに対するプリアライメントを行う際にウエハWの温度調節を実施できる。そのため、本実施の形態では、ウエハWの搬送工程(搬送ライン)中に、温度調節装置及び温度調節工程を別途設ける必要がなくなり、装置の大型化及びスループット低下を防ぐことができる。特に、本実施の形態では、ウエハWに対する偏心補正のために、ウエハWを温調テーブル17に保持させている間に温度調節を行っているため、温調に係るタイムロスを小さくすることができ、生産効率の向上に一層寄与することになる。
また、本実施の形態では、ペルチェ素子28によりターンテーブル18に対しても温度調節を行っているので、ターンテーブル18の上下動のために温調テーブル17に貫通孔17aが形成されていた場合でも、ウエハWを広範囲に亘って温度調節することができるため、ウエハWに温度勾配が生じることを抑制することが可能になる。しかも、ターンテーブル18に対する温調をペルチェ素子28を用いて行うことで、冷媒を用いる場合のような煩雑な配管作業が不要になり、作業の簡便化にも寄与できる。
次に、本発明の一実施形態の露光システムを使用したデバイスの製造について説明する。
図7は、本発明の一実施形態による露光システムを用いてデバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の生産のフローチャートである。図7に示されるように、まず、ステップ201(設計ステップ)において、デバイスの機能設計(例えば、半導体デバイスの回路設計等)を行い、その機能を実現するためのパターン設計を行う。引き続き、ステップ202(マスク製作ステップ)において、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ203(ウエハ製造ステップ)において、シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。
図7は、本発明の一実施形態による露光システムを用いてデバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の生産のフローチャートである。図7に示されるように、まず、ステップ201(設計ステップ)において、デバイスの機能設計(例えば、半導体デバイスの回路設計等)を行い、その機能を実現するためのパターン設計を行う。引き続き、ステップ202(マスク製作ステップ)において、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ203(ウエハ製造ステップ)において、シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。
次に、ステップ204(ウエハプロセスステップ)において、ステップ201〜ステップ203で用意したマスクとウエハを使用して、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路等を形成する。次いで、ステップ205(組立ステップ)において、ステップ204において処理されたウエハを用いてチップ化する。このステップ205には、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程が含まれる。最後に、ステップ206(検査ステップ)において、ステップ205で作製されたデバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経た後にデバイスが完成し、これが出荷される。
なお、上記実施の形態では、プリアライメント装置9におけるウエハWの温調を所定の時間行うものとして説明したが、搬送されたウエハの温度に変動がある場合や、製造工程(搬送工程)の都合上、温度調節に掛けられる時間が制限される場合等、温調テーブル17でウエハを保持しておく時間を一様に設定することが困難になる場合がある。このような場合は、温調装置23(温度調節器25)を、温調テーブル17に供給する冷媒の温度、流速、及び流量のうちの少なくとも一つの流体特性を任意に制御できる構成とし、ウエハWを温調テーブル17で保持する時間に応じて上記の流体特性を制御すればよい。
例えば、ウエハWを保持する時間が短い場合には、冷媒の温度を下げる、流速を増す、流量を増す等の手段を講じることができる。このような場合、予め実験棟により、ウエハの保持時間と上記流体特性との関係をマップとして記憶しておき、ウエハの保持時間が決定されたら、この保持時間とマップとに基づいて流体特性を設定すればよい。
なお、上記実施の形態では、ウエハWの搬送経路においてプリアライメント装置9で温度調節を実施する構成としたが、これに限定されるものではく、例えばロードスライダ4、X軸ロボット7の搬送アーム13、Y軸ロボット8の搬送アーム16に温度調節手段を設ける構成としてもよい。この場合も、冷媒用温調回路を形成することが困難であることを考慮して、電気的に温度調節を行うペルチェ素子等を用いることが好ましい。
また、上記実施の形態では、本発明の位置合わせ装置及び搬送システムを露光システムに適用する構成としたが、基板に対して位置合わせ及び温度調節が行われる他のシステムにも適用可能である。
なお、本実施の形態の基板としては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハWのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
露光装置3としては、レチクルRとウエハWとを同期移動してレチクルRのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニング・ステッパー;USP5,473,410)の他に、レチクルRとウエハWとを静止した状態でレチクルRのパターンを露光し、ウエハWを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパー)にも適用することができる。また、本発明はウエハW上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写するステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
露光装置3の種類としては、ウエハWに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
また、露光光ILの光源として、超高圧水銀ランプから発生する輝線(g線(436nm)、h線(404.nm)、i線(365nm))、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2レーザ(157nm)、Ar2レーザ(126nm)のみならず、電子線やイオンビームなどの荷電粒子線を用いることができる。例えば、電子線を用いる場合には電子銃として、熱電子放射型のランタンヘキサボライト(LaB6)、タンタル(Ta)を用いることができる。また、YAGレーザや半導体レーザ等の高調波などを用いてもよい。
例えば、DFB半導体レーザ又はファイバーレーザから発振される赤外域又は可視域の単一波長レーザを、例えばエルビウム(又はエルビウムとイットリビウムの両方)がドープされたファイバーアンプで増幅し、かつ非線形光学結晶を用いて紫外光に波長変換した高調波を露光光として用いてもよい。なお、単一波長レーザの発振波長を1.544〜1.553μmの範囲内とすると、193〜194nmの範囲内の8倍高調波、即ちArFエキシマレーザとほぼ同一波長となる紫外光が得られ、発振波長を1.57〜1.58μmの範囲内とすると、157〜158nmの範囲内の10倍高調波、即ちF2レーザとほぼ同一波長となる紫外光が得られる。
また、レーザプラズマ光源、又はSORから発生する波長5〜50nm程度の軟X線領域、例えば波長13.4nm、又は11.5nmのEUV(Extreme Ultra Violet)光を露光光として用いてもよく、EUV露光装置では反射型レチクルが用いられ、かつ投影光学系が複数枚(例えば3〜6枚程度)の反射光学素子(ミラー)のみからなる縮小系となっている。
投影光学系PLは、縮小系のみならず等倍系および拡大系のいずれでもよい。また、投影光学系PLは屈折系、反射系、及び反射屈折系のいずれであってもよい。なお、露光光の波長が200nm程度以下であるときは、露光光が通過する光路を、露光光の吸収が少ない気体(窒素、ヘリウムなどの不活性ガス)でパージすることが望ましい。また電子線を用いる場合には光学系として電子レンズおよび偏向器からなる電子光学系を用いればよい。なお、電子線が通過する光路は、真空状態にすることはいうまでもない。
ウエハステージ29やレチクルステージにリニアモータ(USP5,623,853またはUSP5,528,118参照)を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、各ステージは、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
各ステージの駆動機構としては、二次元に磁石を配置した磁石ユニットと、二次元にコイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電磁力により各ステージを駆動する平面モータを用いてもよい。この場合、磁石ユニットと電機子ユニットとのいずれか一方をステージに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットとの他方をステージの移動面側に設ければよい。
ウエハステージ29の移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−166475号公報(USP5,528,118)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
レチクルステージの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−330224号公報(US S/N 08/416,558)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
レチクルステージの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−330224号公報(US S/N 08/416,558)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
以上のように、本願実施形態の露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
W ウエハ(基板)
1 露光システム
2 搬送システム
3 露光装置
9 プリアライメント装置(位置合わせ装置)
17 温調テーブル(保持手段)
18 ターンテーブル(回動手段)
19 XYテーブル(偏心補正手段)
21 ノッチ検出センサ(第1検出手段)
22 中心検出センサ(第2検出手段)
23 温調装置(第1温調手段)
28 ペルチェ素子(第2温調手段)
1 露光システム
2 搬送システム
3 露光装置
9 プリアライメント装置(位置合わせ装置)
17 温調テーブル(保持手段)
18 ターンテーブル(回動手段)
19 XYテーブル(偏心補正手段)
21 ノッチ検出センサ(第1検出手段)
22 中心検出センサ(第2検出手段)
23 温調装置(第1温調手段)
28 ペルチェ素子(第2温調手段)
Claims (15)
- 基板の回転状態を所定の回転状態に設定する位置合わせ装置において、
前記基板の回転状態を検出する第1検出手段と、
前記基板を載置した状態で所定点を回転中心として回動可能であり、前記第1検出手段の検出結果に基づいて、前記基板を前記所定の回転状態に設定する回動手段と、
前記基板の温度調節を行う第1温調手段と、を有することを特徴とする位置合わせ装置。 - 前記基板を、前記回動手段とは独立に保持可能な保持手段を有し、
前記第1温調手段は、少なくともその一部が前記保持手段に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の位置合わせ装置。 - 前記回動手段による前記設定動作の完了までの少なくとも一部の期間において、前記基板を前記保持手段上に保持せしめて前記第1温調手段による前記基板の温調動作を行うことを特徴とする請求項2に記載の位置合わせ装置。
- 前記回動手段に載置された前記基板の、前記所定点に対する偏心状態を検出する第2検出手段と、
前記偏心状態に基づいて、前記基板の中心を前記所定点にほぼ一致させる偏心補正手段とを更に有し、
前記偏心補正手段による偏心補正が行われた後で、且つ前記第1温調手段による検出が行われる前に、前記基板を前記保持手段に保持せしめて前記温調を行うことを特徴とする請求項3に記載の位置合わせ装置。 - 前記回動手段を温調する第2温調手段を更に有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の位置合わせ装置。
- 前記第2温調手段は、前記基板が前記保持手段に載置されている状態のときに、前記回動手段の温調を行うことを特徴とする請求項5に記載の位置合わせ装置。
- 前記第2温調手段は、ペルチェ素子を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の位置合わせ装置。
- 前記第1温調手段は、温度制御された流体を前記保持手段に供給するとともに、前記供給する流体の温度、流速、及び流量のうちの少なくとも一つの流体特性を任意に制御可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の位置合わせ装置。
- 前記第1温調手段は、前記基板を前記保持手段上に保持しておく時間に応じて、前記流体特性を制御することを特徴とする請求項8に記載の位置合わせ装置。
- 基板を第1位置から第2位置まで搬送する搬送システムであって、
前記第1位置から前記第2位置までの搬送経路の途中の位置に、請求項1〜9のいずれか一項に記載の位置合わせ装置を備え、
前記位置合わせ装置による位置合わせがなされた基板を、前記第2位置に搬送することを特徴とする搬送システム。 - 基板上にパターンを転写する露光装置を備える露光システムにおいて、
請求項10に記載の搬送システムを有し、
前記搬送システムは、前記位置合わせ装置による位置合わせがなされた基板を、前記第2位置に設けられた前記露光装置へ搬送することを特徴とする露光システム。 - 請求項11に記載の露光システムを用いてデバイスを製造するデバイス製造方法。
- 基板の回転状態を所定の回転状態に設定する位置合わせ方法であって、
所定の基準点に対する前記基板の偏心状態を検出し、該検出結果に基づいて前記基板の偏心状態を調整する調整工程と、
前記基板の回転状態を検出し、該検出結果に基づいて、前記基板を所定の回転状態に設定する設定工程と、
前記調整工程と前記設定工程との間の少なくとも一部の期間において、前記基板の温度調節を行う温調工程と、を有することを特徴とする位置合わせ方法。 - 基板を第1位置から第2位置まで搬送する搬送方法であって、
前記第1位置から前記第2位置までの搬送経路の途中の位置において、請求項13に記載の位置合わせ方法を用いた位置合わせを行い、
前記位置合わせがなされた基板を、前記第2位置に搬送することを特徴とする搬送方法。 - 基板上にパターンを転写する露光方法であって、
請求項14に記載の搬送方法を用いて前記第2位置に搬送された基板を、所定の露光位置に搬送し、該所定の露光位置において前記基板を露光することを特徴とする露光方法。
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-
2004
- 2004-04-22 JP JP2004126877A patent/JP2005311113A/ja not_active Withdrawn
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