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JP2005250934A - 注文会計方法 - Google Patents

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JP2005250934A JP2004061803A JP2004061803A JP2005250934A JP 2005250934 A JP2005250934 A JP 2005250934A JP 2004061803 A JP2004061803 A JP 2004061803A JP 2004061803 A JP2004061803 A JP 2004061803A JP 2005250934 A JP2005250934 A JP 2005250934A
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智実 高山
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義典 大島
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Abstract

【課題】 会計に関するコスト問題や不満を解消できる注文会計方法を提供する。
【解決手段】 客席端末または店員が所持するハンディ端末によってメニュー選択及び注文入力を行い、サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された注文内容の記録と注文内容に応じた料金集計を行い、客席端末またはハンディ端末によってサーバから伝送された会計要求を表示手段に表示し該会計要求に従って料金支払機を通じて料金の支払いを行わせ、サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された支払い完了を確認し、厨房端末によってサーバから伝送された注文内容を調理のために表示または印刷する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、飲食店等に有用な注文会計方法に関する。
飲食店の注文会計システムとして、客席毎に設けられた客席端末を利用して客自身が注文を直接行えるようにしたものが知られている。このシステムは、基本的には、各客席に置かれた客席端末と、管理室等に置かれたサーバと、厨房に置かれた厨房端末と、出入口に置かれた会計端末とを含むコンピュータネットワークから成る。
客席端末はメニュー選択及び注文入力を行うためのタッチセンサ付きのディスプレイを有し、客はディスプレイ表面に触れることでメニュー選択と注文入力を行う。客席端末からの注文の内容はサーバを介して厨房端末に伝送され、厨房端末が有するディスプレイまたはプリンターに表示または印刷される。調理係は前記注文内容に準じて調理を行い、配膳係は調理された料理を注文先に配膳する。サーバは注文内容の記録と注文内容に応じた料金集計を行い、集計料金を会計端末に伝送する。飲食が終わった客は会計端末が置かれた出入口において会計係に伝票を渡し、現金またはクレジットカートにより会計(料金の支払い)を行う。
特開2000−123088号公報
しかし、従来の注文会計方法では、出入口に置かれたレジスター等の会計端末を操作する会計係を専任または兼任で置く必要があることからその分の人件コストが嵩む不具合がある。また、会計には迅速性と正確性が求められるが、会計係の手際が悪いと客に不快感や不信感を与え、再度の来店が期待できなくなって店の売り上げ低下を招来する不具合もある。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、会計に関するコスト問題や不満を解消できる注文会計方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る第1の注文会計方法は、表示手段,入力手段及び料金支払手段を有する客席端末または店員が所持するハンディ端末によってメニュー選択及び注文入力を行って注文内容をサーバに伝送し、サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された注文内容の記録と注文内容に応じた料金集計を行うと共に注文内容及び注文内容に応じた集計料金を含む会計要求を客席端末またはハンディ端末に伝送し、客席端末またはハンディ端末によってサーバから伝送された会計要求を表示手段に表示し該会計要求に従って料金支払手段を通じて料金の支払いを行わせると共に会計の完了をサーバに伝送し、サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された会計完了を確認すると共に確認後に注文内容を厨房端末に伝送し、表示手段または印刷手段を有する厨房端末によってサーバから伝送された注文内容を調理のために表示または印刷する、ことをその特徴とする。
この注文会計方法によれば、客から注文を受けた後は調理を始める前に注文内容に応じた会計をハンディ端末または客席端末を利用して行わせるようにしたので、出入口に会計専用の端末を置く必要がなく、店内が混雑している場合でも飲食後の退店をスムースに行うことができる。また、会計専用端末を操作する会計係を専任または兼任で置く必要がないので、会計係を専任または兼任で置くことによる人件コストを削減することができる。さらに、会計が完了するまでは注文された料理が調理,配膳されることがないので、未会計での退店を抑制することができる。
また、第2の注文会計方法は、表示手段,入力手段及び料金支払手段を有する客席端末または店員が所持するハンディ端末によってメニュー選択及び注文入力を行って注文内容をサーバに伝送し、サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された注文内容の記録と注文内容に応じた料金集計を行うと共に注文内容及び注文内容に応じた集計料金を含む会計要求を客席端末またはハンディ端末に伝送し、且つ、注文内容を厨房端末に伝送し、客席端末またはハンディ端末によってサーバから伝送された会計要求を表示手段に表示し該会計要求に従って料金支払手段を通じて料金の支払いを行わせると共に会計の完了をサーバに伝送し、サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された会計完了を確認し、表示手段または印刷手段を有する厨房端末によってサーバから伝送された注文内容を調理のために表示または印刷する、ことをその特徴とする。
この注文会計方法によれば、客から注文を受けた後は調理開始と並行して注文内容に応じた会計をハンディ端末または客席端末を利用して行わせるようにしたので、出入口に会計専用の端末を置く必要がなく、店内が混雑している場合でも飲食後の退店をスムースに行うことができる。また、会計専用端末を操作する会計係を専任または兼任で置く必要がないので、会計係を専任または兼任で置くことによる人件コストを削減することができる。さらに、調理開始と並行して会計を行わせるようにしたので、注文を行ってから調理が開始されるまでの時間を短縮して待ち時間を短くすることができる。
さらに、第3の注文会計方法は、表示手段,入力手段及び料金支払手段を有する客席端末または店員が所持するハンディ端末によってメニュー選択及び注文入力を行って注文内容をサーバに伝送し、サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された注文内容の記録と注文内容に応じた料金集計を行うと共に注文内容を厨房端末に伝送し、入力手段と表示手段または印刷手段を有する厨房端末によってサーバから伝送された注文内容を調理のために表示または印刷すると共に調理または配膳の完了を入力してサーバに伝送し、サーバによって厨房端末から伝送された調理または配膳の完了に基づいて注文内容及び注文内容に応じた集計料金を含む会計要求を客席端末またはハンディ端末に伝送し、客席端末またはハンディ端末によってサーバから伝送された会計要求を表示手段に表示し該会計要求に従って料金支払手段を通じて料金の支払いを行わせると共に会計の完了をサーバに伝送し、サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された会計完了を確認する、ことをその特徴とする。
この注文会計方法によれば、客から注文を受けた後は調理または配膳が完了した時点で注文内容に応じた会計をハンディ端末または客席端末を利用して行わせるようにしたので、出入口に会計専用の端末を置く必要がなく、店内が混雑している場合でも飲食後の退店をスムースに行うことができる。また、会計専用端末を操作する会計係を専任または兼任で置く必要がないので、会計係を専任または兼任で置くことによる人件コストを削減することができる。さらに、調理または配膳が完了した時点で会計を行わせるようにしたので、客は調理または配膳の完了を確認してから料金を支払うことができる。
本発明によれば、会計に関するコスト問題や不満を解消できる注文会計方法を提供することができる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
図1〜図5は本発明の実施形態を示すもので、図1は飲食店のレイアウト図、図2は注文会計システムの構成図、図3は第1の注文会計方法の説明図、図4は第2の注文会計方法の説明図、図5は第3の注文会計方法の説明図である。
まず、図1及び図2を参照して注文会計システムの構成について説明する。ちなみに、図1及び2におけるETは出入口、MOは管理室、CUは厨房、TBは店内に設けられた複数の客席、SCは店員、100は無線または有線のLAN、101はサーバ、102はハンディ端末、103は料金支払機、104は客席端末、105は料金支払機、106は厨房端末、107はプリンター、108はルータ、109はカード発行機である。
カード発行機109は、電子マネーが入金されたICカードの発行,ICカードへの電子マネーチャージ,及びICカードの残金の払い戻しを行うためのもので、カード購入或いは電子マネーチャージのために投入された紙幣や硬貨の識別と保管と釣銭の払い出しを行う金銭処理部と、操作部と、ICカード発行部とを備える。このカード発行機109は出入口ETに設置されている。
サーバ101は、LCD等のディスプレイと、キーボード等の入力機器と、メニュー及び価格等を記憶する記憶部と、注文内容の記録・伝送や会計の要求・確認等の処理と各処理に応じたデータ通信を司るコンピュータ構成の制御部と、LAN対応の通信部とを備える。このサーバ101は管理室MOに設置されており、注文から会計に係る一連のデータ管理を行う他、ルータ211を介して外部サーバへの売り上げ等の送信や外部サーバからの新しいメニュー及び価格等の受信を行うことができる。また、サーバ101からハンディ端末102と客席端末104には必要に応じて新しいメニュー及び価格等を更新のために伝送することができる。
ハンディ端末102は、LCD等のディスプレイと、ディスプレイ表面に設けられたタッチセンサと、メニュー表示や注文入力や会計等の処理と各処理に応じたデータ通信を司るコンピュータ構成の制御部と、LAN対応の通信部とを備える。また、ハンディ端末102は、ICカードによる料金の支払いを行うための料金支払機103を有している。料金支払機103を含むハンディ端末202は店員SCが所持するものであり、注文及び会計に係わる操作は等の操作は店員SCがディスプレイ表面に指先等を触れることにより行う。
客席端末104は、LCD等のディスプレイと、ディスプレイ表面に設けられたタッチセンサと、メニュー表示や注文入力や会計等の処理と各処理に応じたデータ通信を司るコンピュータ構成の制御部と、LAN対応の通信部とを備える。また、客席端末104は、ICカードによる料金の支払いを行うための料金支払機105を有している。料金支払機105を含む客席端末104は客席TB毎に設置されており、注文及び会計に係わる操作は客席TBに着いた客自身がディスプレイ表面に指先等を触れることにより行う。
厨房端末106は、LCD等のディスプレイと、ディスプレイ表面に設けられたタッチセンサと、注文内容表示や調理完了入力等の処理と各処理に応じたデータ通信を司るコンピュータ構成の制御部と、LAN対応の通信部とを備える。また、厨房端末106は、注文内容を紙に印刷するためのプリンター107を有している。プリンター107を含む厨房端末106は厨房CUに設置されており、注文内容印刷等の操作は調理係または配膳係がディスプレイ表面に指先等を触れることにより行う。
次に、図3を引用して、前記システムにより実現される第1の注文会計方法について説明する。
客は出入口ETのドアDRを開けて店内に入り、店員SCの案内により、或いは、案内を受けずに空いている客席TBに着く。
入店時にICカードを所持してない客は、出入口ETに置かれているカード発行機109によって会計に必要十分な電子マネーが入金されたICカードを購入する。また、ICカードを所持している客は、カード発行機109によって残高確認を必要に応じて行うと共に残金が少ない場合に電子マネーのチャージを行う。
客が客席TBに着いた後は、店員SCに注文内容を告げるか、または、客席TBに置かれている客席端末104を利用して自らが注文を行う。
店員SCに注文内容を告げる場合、店員SCはハンディ端末102のディスプレイ表面に指先等を触れることにより客席番号と客数と注文を入力し入力事項をサーバ101に伝送する。
また、客席端末104を利用して客自身が注文を行う場合には、客がディスプレイ表面に指先等を触れることにより客数と注文を入力する。入力後に確定操作が行われると前記の入力事項がサーバ101に伝送される。ちなみに、客席番号は客席端末104毎に予め設定されているので、伝送時に付帯情報としてサーバ101に送られる。
ハンディ端末102または客席端末104からサーバ101に伝送された客席番号,客数及び注文内容はサーバ101のメモリに記録される。
サーバ101は注文内容を記録した後に注文内容に応じた料金集計を行い集計料金をメモリに記憶すると共に、ハンディ端末102と客席端末104に注文内容と注文内容に応じた集計料金を含む会計要求を伝送する。
サーバ101からハンディ端末102と客席端末104に会計要求が伝送されると、ハンディ端末102と客席端末104の各々のディスプレイには会計を促すメッセージと共に注文内容と注文内容に応じた集計料金が表示される。ここでのメッセージには「注文内容をご確認頂き、料金をお支払い下さい。」や「以下のご注文を承りましたので料金をお支払い下さい。」等が好ましく用いられる。
会計を店員SCに委ねる場合には、店員SCはハンディ端末102のディスプレイ表面に指先等を触れることにより会計容認の操作を行ってからハンディ端末102に設けられた料金支払機103の挿入部に客から預かったICカードを挿入するか、或いは、料金支払機103の検知部に客から預かったICカードを近づけることにより電子マネーによる会計(料金の支払い)を行う。
また、会計を客自身が行う場合には、客は客席端末104のディスプレイ表面に指先等を触れることにより会計容認の操作を行ってから客席端末104に隣接して設けられた料金支払機105の挿入部にICカードを挿入するか、或いは、料金支払機105の検知部にICカードを近づけることにより電子マネーによる会計(料金の支払い)を行う。
会計が完了すると、会計を行ったハンディ端末102または客席端末104からサーバ101に会計の完了がサーバ101に伝送され、サーバ101はこれに基づいて会計確認をしてその事実を記録すると共に、会計が完了した注文内容を客席番号及び客数と一緒に厨房端末106に伝送する。
厨房端末106に伝送された客席番号,客数及び注文内容は厨房端末106のメモリに記録されると共にディスプレイに表示される。ディスプレイに表示された客席番号,客数及び注文内容は、調理係または配膳係がディスプレイ表面に指先等を触れることによりプリンター107によって紙に印刷することもできる。
勿論、厨房端末106に伝送された客席番号,客数及び注文内容をディスプレイに表示せずに伝送と同時に自動的にプリンター107によって印刷するようにしてもよいし、また、伝送と同時に表示と印刷の両方を自動的に行うようにしてもよい。
調理係は厨房端末106のディスプレイに表示された内容またはプリンター107で印刷された内容に従って調理を行い、配膳係は調理された料理を注文先に配膳する。
客が追加注文を行うときの手順も前記と同様である。また、飲食後に客が退店するときにはICカードの残金を出入口ETのカード発行機109において現金に換金して受け取ることも可能である。
このように、図3に示した注文会計方法によれば、客から注文を受けた後は調理を始める前に注文内容に応じた会計をハンディ端末102または客席端末104を利用して行わせるようにしたので、出入口に会計専用の端末を置く必要がなく、店内が混雑している場合でも飲食後の退店をスムースに行うことができる。また、会計専用端末を操作する会計係を専任または兼任で置く必要がないので、会計係を専任または兼任で置くことによる人件コストを削減することができる。さらに、会計が完了するまでは注文された料理が調理,配膳されることがないので、未会計での退店を抑制することができる。
次に、図4を引用して、前記システムにより実現される第2の注文会計方法について説明する。
客は出入口ETのドアDRを開けて店内に入り、店員SCの案内により、或いは、案内を受けずに空いている客席TBに着く。
入店時にICカードを所持してない客は、出入口ETに置かれているカード発行機109によって会計に必要十分な電子マネーが入金されたICカードを購入する。また、ICカードを所持している客は、カード発行機109によって残高確認を必要に応じて行うと共に残金が少ない場合に電子マネーのチャージを行う。
客が客席TBに着いた後は、店員SCに注文内容を告げるか、または、客席TBに置かれている客席端末104を利用して自らが注文を行う。
店員SCに注文内容を告げる場合、店員SCはハンディ端末102のディスプレイ表面に指先等を触れることにより客席番号と客数と注文を入力し入力事項をサーバ101に伝送する。
また、客席端末104を利用して客自身が注文を行う場合には、客がディスプレイ表面に指先等を触れることにより客数と注文を入力する。入力後に確定操作が行われると前記の入力事項がサーバ101に伝送される。ちなみに、客席番号は客席端末104毎に予め設定されているので、伝送時に付帯情報としてサーバ101に送られる。
ハンディ端末102または客席端末104からサーバ101に伝送された客席番号,客数及び注文内容はサーバ101のメモリに記録される。
サーバ101は注文内容を記録した後に、注文内容を客席番号及び客数と一緒に厨房端末106に伝送する。
厨房端末106に伝送された客席番号,客数及び注文内容は厨房端末106のメモリに記録されると共にディスプレイに表示される。ディスプレイに表示された客席番号,客数及び注文内容は、調理係または配膳係がディスプレイ表面に指先等を触れることによりプリンター107によって紙に印刷することもできる。
勿論、厨房端末106に伝送された客席番号,客数及び注文内容をディスプレイに表示せずに伝送と同時に自動的にプリンター107によって印刷するようにしてもよいし、また、伝送と同時に表示と印刷の両方を自動的に行うようにしてもよい。
調理係は厨房端末106のディスプレイに表示された内容またはプリンター107で印刷された内容に従って調理を行い、配膳係は調理された料理を注文先に配膳する。
また、サーバ101は注文内容を記録した後に注文内容に応じた料金集計を行い集計料金をメモリに記録すると共に、ハンディ端末102と客席端末104に注文内容と注文内容に応じた集計料金を含む会計要求を伝送する。
サーバ101からハンディ端末102と客席端末104に会計要求が伝送されると、ハンディ端末102と客席端末104の各々のディスプレイには会計を促すメッセージと共に注文内容と注文内容に応じた集計料金が表示される。ここでのメッセージには「注文内容をご確認頂き、料金をお支払い下さい。ご注文の品は現在調理中です。」や「以下のご注文を承りましたので料金をお支払い下さい。ご注文の品は現在調理しております。」等が好ましく用いられる。
会計を店員SCに委ねる場合には、店員SCはハンディ端末102のディスプレイ表面に指先等を触れることにより会計容認の操作を行ってからハンディ端末102に設けられた料金支払機103の挿入部に客から預かったICカードを挿入するか、或いは、料金支払機103の検知部に客から預かったICカードを近づけることにより電子マネーによる会計(料金の支払い)を行う。
また、会計を客自身が行う場合には、客は客席端末104のディスプレイ表面に指先等を触れることにより会計容認の操作を行ってから客席端末104に隣接して設けられた料金支払機105の挿入部にICカードを挿入するか、或いは、料金支払機105の検知部にICカードを近づけることにより電子マネーによる会計(料金の支払い)を行う。
会計が完了すると、会計を行ったハンディ端末102または客席端末104からサーバ101に会計の完了がサーバ101に伝送され、サーバ101はこれに基づいて会計確認をしてその事実を記録する。
客が追加注文を行うときの手順も前記と同様である。また、飲食後に客が退店するときにはICカードの残金を出入口ETのカード発行機109において現金に換金して受け取ることも可能である。
このように、図4に示した注文会計方法によれば、客から注文を受けた後は調理開始と並行して注文内容に応じた会計をハンディ端末102または客席端末104を利用して行わせるようにしたので、出入口に会計専用の端末を置く必要がなく、店内が混雑している場合でも飲食後の退店をスムースに行うことができる。また、会計専用端末を操作する会計係を専任または兼任で置く必要がないので、会計係を専任または兼任で置くことによる人件コストを削減することができる。さらに、調理開始と並行して会計を行わせるようにしたので、注文を行ってから調理が開始されるまでの時間を短縮して待ち時間を短くすることができる。
次に、図5を引用して、前記システムにより実現される第3の注文会計方法について説明する。
客は出入口ETのドアDRを開けて店内に入り、店員SCの案内により、或いは、案内を受けずに空いている客席TBに着く。
入店時にICカードを所持してない客は、出入口ETに置かれているカード発行機109によって会計に必要十分な電子マネーが入金されたICカードを購入する。また、ICカードを所持している客は、カード発行機109によって残高確認を必要に応じて行うと共に残金が少ない場合に電子マネーのチャージを行う。
客が客席TBに着いた後は、店員SCに注文内容を告げるか、または、客席TBに置かれている客席端末104を利用して自らが注文を行う。
店員SCに注文内容を告げる場合、店員SCはハンディ端末102のディスプレイ表面に指先等を触れることにより客席番号と客数と注文を入力し入力事項をサーバ101に伝送する。
また、客席端末104を利用して客自身が注文を行う場合には、客がディスプレイ表面に指先等を触れることにより客数と注文を入力する。入力後に確定操作が行われると前記の入力事項がサーバ101に伝送される。ちなみに、客席番号は客席端末104毎に予め設定されているので、伝送時に付帯情報としてサーバ101に送られる。
ハンディ端末102または客席端末104からサーバ101に伝送された客席番号,客数及び注文内容はサーバ101のメモリに記録される。
サーバ101は注文内容を記録した後に、注文内容を客席番号及び客数と一緒に厨房端末106に伝送する。
厨房端末106に伝送された客席番号,客数及び注文内容は厨房端末106のメモリに記録されると共にディスプレイに表示される。ディスプレイに表示された客席番号,客数及び注文内容は、調理係または配膳係がディスプレイ表面に指先等を触れることによりプリンター107によって紙に印刷することもできる。
勿論、厨房端末106に伝送された客席番号,客数及び注文内容をディスプレイに表示せずに伝送と同時に自動的にプリンター107によって印刷するようにしてもよいし、また、伝送と同時に表示と印刷の両方を自動的に行うようにしてもよい。
調理係は厨房端末106のディスプレイに表示された内容またはプリンター107で印刷された内容に従って調理を行い、配膳係は調理された料理を注文先に配膳する。
注文を受けた全ての料理の調理が完了した後、或いは、配膳が完了した後は、調理係または配膳係が厨房端末106のディスプレイ表面に指先等を触れることにより調理完了の操作を行う。
この操作により調理(配膳)が完了したことがサーバ101に伝送され、サーバ201はこれに基づいて注文に応じた料金集計を行い集計料金をメモリに記録すると共に、ハンディ端末102と客席端末104に注文内容と注文内容に応じた集計料金を含む会計要求を伝送する。
サーバ101からハンディ端末102と客席端末104に会計要求が伝送されると、ハンディ端末102と客席端末104の各々のディスプレイには会計を促すメッセージと共に注文内容と注文内容に応じた集計料金が表示される。ここでのメッセージには「注文の品全ての調理(配膳)が完了致しました。注文内容をご確認頂き、料金をお支払い下さい。」や「以下の注文を承り、調理(配膳)を完了致しましたので料金をお支払い下さい。」等が好ましく用いられる。
会計を店員SCに委ねる場合には、店員SCはハンディ端末102のディスプレイ表面に指先等を触れることにより会計容認の操作を行ってからハンディ端末102に設けられた料金支払機103の挿入部に客から預かったICカードを挿入するか、或いは、料金支払機103の検知部に客から預かったICカードを近づけることにより電子マネーによる会計(料金の支払い)を行う。
また、会計を客自身が行う場合には、客は客席端末104のディスプレイ表面に指先等を触れることにより会計容認の操作を行ってから客席端末104に隣接して設けられた料金支払機105の挿入部にICカードを挿入するか、或いは、料金支払機105の検知部にICカードを近づけることにより電子マネーによる会計(料金の支払い)を行う。
会計が完了すると、会計を行ったハンディ端末102または客席端末104からサーバ101に会計の完了がサーバ101に伝送され、サーバ101はこれに基づいて会計確認をしてその事実を記録する。
客が追加注文を行うときの手順も前記と同様である。また、飲食後に客が退店するときにはICカードの残金を出入口ETのカード発行機109において現金に換金して受け取ることも可能である。
このように、図5に示した注文会計方法によれば、客から注文を受けた後は調理または配膳が完了した時点で注文内容に応じた会計をハンディ端末102または客席端末104を利用して行わせるようにしたので、出入口に会計専用の端末を置く必要がなく、店内が混雑している場合でも飲食後の退店をスムースに行うことができる。また、会計専用端末を操作する会計係を専任または兼任で置く必要がないので、会計係を専任または兼任で置くことによる人件コストを削減することができる。さらに、調理または配膳が完了した時点で会計を行わせるようにしたので、客は調理または配膳の完了を確認してから料金を支払うことができる。
尚、前述の説明では、料金支払機103,105として電子マネー記録のICカードを扱うものを示したが、クレジットカード,キャッシュカード,飲食店発行のプリペイドカードまたは電子マネーを記録可能なICチップを内蔵した携帯電話によって会計が行えるものを料金支払機103,105として用いてもよく、2以上の支払い方法が選択的に利用可能なものを料金支払機103,105として用いれば利便性を向上できる。また、飲食店発行のプリペイドカード等についても前記ICカードと同様に飲食後に客が退店するときにカード残金をカード発行機109において現金に換金して受け取れるようにしてもよい。
飲食店のレイアウト図である。 注文会計システムの構成図である 第1の注文会計方法の説明図である。 第2の注文会計方法の説明図である。 第3の注文会計方法の説明図である。
符号の説明
ET…出入口、MO…管理室、CU…厨房、TB…客席、SC…店員 100…LAN、101…サーバ、102…ハンディ端末、103…料金支払機、104…客席端末、105…料金支払機、106…厨房端末、107…プリンター。

Claims (3)

  1. 表示手段,入力手段及び料金支払手段を有する客席端末または店員が所持するハンディ端末によってメニュー選択及び注文入力を行って注文内容をサーバに伝送し、
    サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された注文内容の記録と注文内容に応じた料金集計を行うと共に注文内容及び注文内容に応じた集計料金を含む会計要求を客席端末またはハンディ端末に伝送し、
    客席端末またはハンディ端末によってサーバから伝送された会計要求を表示手段に表示し該会計要求に従って料金支払手段を通じて料金の支払いを行わせると共に会計の完了をサーバに伝送し、
    サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された会計完了を確認すると共に確認後に注文内容を厨房端末に伝送し、
    表示手段または印刷手段を有する厨房端末によってサーバから伝送された注文内容を調理のために表示または印刷する、
    ことを特徴とする注文会計方法。
  2. 表示手段,入力手段及び料金支払手段を有する客席端末または店員が所持するハンディ端末によってメニュー選択及び注文入力を行って注文内容をサーバに伝送し、
    サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された注文内容の記録と注文内容に応じた料金集計を行うと共に注文内容及び注文内容に応じた集計料金を含む会計要求を客席端末またはハンディ端末に伝送し、且つ、注文内容を厨房端末に伝送し、
    客席端末またはハンディ端末によってサーバから伝送された会計要求を表示手段に表示し該会計要求に従って料金支払手段を通じて料金の支払いを行わせると共に会計の完了をサーバに伝送し、
    サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された会計完了を確認し、
    表示手段または印刷手段を有する厨房端末によってサーバから伝送された注文内容を調理のために表示または印刷する、
    ことを特徴とする注文会計方法。
  3. 表示手段,入力手段及び料金支払手段を有する客席端末または店員が所持するハンディ端末によってメニュー選択及び注文入力を行って注文内容をサーバに伝送し、
    サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された注文内容の記録と注文内容に応じた料金集計を行うと共に注文内容を厨房端末に伝送し、
    入力手段と表示手段または印刷手段を有する厨房端末によってサーバから伝送された注文内容を調理のために表示または印刷すると共に調理または配膳の完了を入力してサーバに伝送し、
    サーバによって厨房端末から伝送された調理または配膳の完了に基づいて注文内容及び注文内容に応じた集計料金を含む会計要求を客席端末またはハンディ端末に伝送し、
    客席端末またはハンディ端末によってサーバから伝送された会計要求を表示手段に表示し該会計要求に従って料金支払手段を通じて料金の支払いを行わせると共に会計の完了をサーバに伝送し、
    サーバによって客席端末またはハンディ端末から伝送された会計完了を確認する、
    ことを特徴とする注文会計方法。
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