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JP2005127420A - 断熱積層パネルの製造方法 - Google Patents

断熱積層パネルの製造方法 Download PDF

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JP2005127420A
JP2005127420A JP2003363641A JP2003363641A JP2005127420A JP 2005127420 A JP2005127420 A JP 2005127420A JP 2003363641 A JP2003363641 A JP 2003363641A JP 2003363641 A JP2003363641 A JP 2003363641A JP 2005127420 A JP2005127420 A JP 2005127420A
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heat
heat insulating
manufacturing
laminated panel
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Michiaki Nagata
道章 永田
Shuichi Nagakami
修一 永上
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Meiwa Industry Co Ltd
Meisei Industrial Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Industry Co Ltd
Meisei Industrial Co Ltd
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    • B32B37/00Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
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Abstract

【課題】 生産性が向上する断熱積層パネルの製造方法を提供する。
【解決手段】 金属シート4と断熱材2を接着させるために、接着剤でなく、接着フィルム3を用い、その接着フィルム3を加熱により金属シート4に接合するようにしたため、作業が容易で、時間も要しない。しかも、切断前の金属シート4に接着フィルム3を接合し、接合後に接着フィルム3ごと金属シート4を所定形状に切断するため、更に作業が容易である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属シート間に断熱材を挟んだ構造の断熱積層パネルの製造方法に関する。
2枚の切断された金属シート間に、例えば発泡スチロールのような断熱材を挟み込んだ構造の断熱積層パネルが知られている。軽量で断熱性に優れるため、保冷車の保冷室の壁などに用いられている。
この種の断熱積層パネルは、所定形状に切断された2枚の金属シートに接着剤を塗布し、その接着剤を介して断熱材を挟み込んで熱プレスしていた(例えば、特許文献1。)。
特開平10−231580号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、切断された金属シートに接着剤を塗布する作業が面倒で且つ接着剤の硬化に相当な時間を要することから、生産性の面で不利であった。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、生産性が向上する断熱積層パネルの製造方法を提供するものである。
請求項1記載の発明は、金属シートに熱可塑性樹脂からなる接着フィルムを熱融着して接合し、該接着フィルムを接合した金属シートを所定形状に切断し、接着フィルムを向かい合わせた切断後の2枚の金属シートの間に、断熱材を挟み込んで熱プレスし、2枚の金属シートと断熱材とを接着フィルムを介して積層したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、接着フィルムが、オレフィン系、変性オレフィン系、ポリウレタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系の何れか1つをベースとした、マレイン酸変成接着樹脂フィルムであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、断熱材が、発泡樹脂、ペーパーハニカム、アルミハニカム、フェノール含浸ロックウールの何れか1つであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、発泡樹脂が、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、フェノールの何れか1つであることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、金属シートと断熱材を接合するために、接着剤でなく、接着フィルムを用い、その接着フィルムを加熱により金属シートに接合するようにしたため、作業が容易で、時間も要しない。しかも、切断前の金属シートに接着フィルムを接合し、接合後に接着フィルムごと金属シートを所定形状に切断するため、更に作業が容易である。
請求項2記載の発明によれば、接着フィルムとして、オレフィン系、変性オレフィン系、ポリウレタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系の何れか1つをベースとした、マレイン酸変成接着樹脂フィルムを用いたため、金属シートへの加熱接合時と、断熱材への熱プレス時の2回加熱されることにより、強固な接着を形成し、金属シートと断熱材との接着強度が高まる。
請求項3記載の発明によれば、断熱材として、発泡樹脂、ペーパーハニカム、アルミハニカム、フェノール含浸ロックウールの何れか1つを用いることができるため、汎用性が高い。
請求項4記載の発明によれば、発泡樹脂として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、フェノールの何れか1つを用いることができるため、汎用性が高い。
以下、本発明の最良の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1は、製品としての断熱積層パネル1を示す断面図である。この断熱積層パネル1は、発泡ウレタン製の断熱材2を、マレイン酸変成接着樹脂製の接着フィルム3を介して、2枚の金属シート4に挟み込んだ構造をしている。金属シート4は薄い鋼板であるが、アルミでも、ステンレスでも、それらの塗装板でも良い。
次に、図2に基づいて、金属シート4に接着フィルム3を接合する工程を説明する。金属シート4と接着フィルム3を、それぞれのロール5、6から引き出し、それらを押付ローラ7により重ね合わせながら、ヒーター8を近接させた加熱ローラ9に接触させる。この時、接着フィルム3が加熱溶融(一次加熱)して金属シート4に貼り付く。マレイン酸変成接着樹脂製の接着フィルム3は、加熱されることにより、金属シート4と強固に接着する。酸変性の水素原子が金属表面の水酸基と強固な水素結合を形成するためである。
そして、この接着フィルム3が貼り付けられた金属シート4を、2組の送りローラ10、11にて冷却ローラ12間に搬送される。冷却ローラ12で金属シート4と接着フィルム3は冷却され、互いに強固な接合となる。冷却ローラ12をを通過した接着フィルム3付きの金属シート4は、巻取ロール13に巻き取られて、保管場所に搬送される。
その後、接着フィルム3付きの金属シート4は、巻取ロール13から引き出されて所定形状の金属シート4に切断される。切断された金属シート4の片面には接着フィルム3が接合されている。
接合された2枚の金属シート4を互いに接着フィルム3を対向させた状態にして、その間に断熱材2を挟み、上下一対の加熱加圧体14の間にセットする。そして、その加熱加圧体14を接近させて、金属シート4で断熱材2を挟んだ状態のまま加熱と加圧を加える。
これにより、接着フィルム3を介して、金属シート4と断熱材2とが強固に接合される。特に、マレイン酸変成接着樹脂製の接着フィルム3は、再び加熱溶融されることにより、金属シート4に対して、一次加熱後の強度よりも更に強固な接着を形成するために、ますます剥がれない状態となる。二度の加熱により、一度の加熱では得られない強度となるため、本プロセスによる製造方法は、断熱積層パネルの製造方法として好適である。
本発明に係る断熱積層パネルは、保冷車の保冷室の壁などや、断熱建材に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る断熱積層パネルを示す断面図。 金属シートに接着フィルムを接合する工程を示す図。 金属シートの間に断熱材を挟んで熱プレスする状態を示す断面図。
符号の説明
1 断熱積層パネル
2 断熱材
3 接着フィルム
4 金属シート

Claims (4)

  1. 金属シートに熱可塑性樹脂からなる接着フィルムを熱融着して接合し、該接着フィルムを接合した金属シートを所定形状に切断し、接着フィルムを向かい合わせた切断後の2枚の金属シートの間に、断熱材を挟み込んで熱プレスし、2枚の金属シートと断熱材とを接着フィルムを介して積層したことを特徴とする断熱積層パネルの製造方法。
  2. 請求項1記載の断熱積層パネルの製造方法であって、
    接着フィルムが、オレフィン系、変性オレフィン系、ポリウレタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系の何れか1つをベースとした、マレイン酸変成接着樹脂フィルムであることを特徴とする断熱積層パネルの製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の断熱積層パネルの製造方法であって、
    断熱材が、発泡樹脂、ペーパーハニカム、アルミハニカム、フェノール含浸ロックウールの何れか1つであることを特徴とする断熱積層パネルの製造方法。
  4. 請求項3記載の断熱積層パネルの製造方法であって、
    発泡樹脂が、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、フェノールの何れか1つであることを特徴とする断熱積層パネルの製造方法。
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