JP2005118311A - Armrest turning controller - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、背凭シートの側部に回動自在に設けたアームレストの回動規制装置に関するものである。 The present invention relates to a rotation restricting device for an armrest that is rotatably provided on a side portion of a back seat.
従来のアームレストは基部をシャフトによりシートのブラケットに回動自在に取付け、シャフトとブラケットに回転部材と回転部材の係合溝に係合する係合突起からなる回動規制手段を設けていた。
公知例の回動規制手段は、係合突起を係合溝の内面に係合させる構成のため、係合突起と係合溝との係合部分は一か所で支持することになり、この部分に掛かる荷重が大きくなるという課題がある。
また、係合溝を有する回転部材と、係合突起の夫々を、背凭骨格フレームとアームレスフレームとに夫々固定しなければならず、作業工程が多くなって、コストが高くなる。
Since the rotation restricting means of the known example is configured to engage the engagement protrusion with the inner surface of the engagement groove, the engagement portion between the engagement protrusion and the engagement groove is supported at one place. There is a problem that the load applied to the portion increases.
In addition, the rotating member having the engaging groove and the engaging protrusion must be fixed to the dorsal skeleton frame and the armless frame, respectively, which increases the number of work steps and increases the cost.
本発明は、回動規制手段の構成を工夫して回動規制に伴う荷重を分散させたものであり、シートの背凭シートの側部に左右方向のシャフト7により上下回動自在にアームレスト4を設けたものにおいて、前記背凭シートの背凭骨格フレーム5には少なくとも側板42を有する背凭ブラケット6を固定し、該背凭ブラケット6には前記シャフト7と同心の円弧形状であって所定長さを有する一対の突条46、47を外側に突出させて所定の間隔をおいて設け、前記アームレスト4のアームレストフレーム8には前記突条46と突条47の間を突条46および突条47と同心状に移動するように前記背凭骨格フレーム5に向かって突き出る一対のストッパ突起51とストッパ突起52とを180度位相を変えて設けて構成したアームレスト回動規制装置としたものである。
本発明は、前記ストッパ突起51とストッパ突起52は、夫々、円弧形状の突条46および突条47の長さ方向の両端に側板42に対して略直角に起立するように夫々形成した使用位置ストッパ面48と起立位置ストッパ面49に係合するように構成したアームレスト回動規制装置としたものである。
本発明は、前記突条46および突条47の夫々の両端部が位置する側板42には透孔50を設けたアームレスト回動規制装置としたものである。
本発明は、前記背凭ブラケット6は、所定の容積を有するボックス形状に形成し、該ボックス形状の側板42の外面に前記突条46、47を設けて構成したアームレスト回動規制装置としたものである。
In the present invention, the structure of the rotation restricting means is devised to disperse the load accompanying the rotation restriction, and the
In the present invention, the
The present invention is an armrest rotation restricting device in which a
In the present invention, the
請求項1の発明では、2個の突条46と突条47の夫々の端面に、180度位相を変えて設けた一対のストッパ突起51とストッパ突起52とを当接させるので、回動規制に伴う荷重を分散させ、確実に支持する。
また、突条46と突条47を背凭ブラケット6の側板42の外面に設けたので、背凭ブラケット6の形状の設計の自由度が高くなり、どんな背凭骨格フレームにも対応できる。また、背凭ブラケット6に突条46と突条47を設けているので、プレス加工でも形成でき、背凭ブラケット6の製造工程で突条46と突条47を形成可能になり、製造工程を増加させず、コストを低くする。また、背凭骨格フレームに比し小型なアームレストにストッパ突起51およびストッパ突起52を設けているので、加工が容易であり、コストを低くする。
請求項2の発明では、突条46、47の形状そのものが側板42の変形を防止する「リブ」の作用を奏し、荷重を強固に支持でき、合理的な構成となる。
請求項3の発明では、透孔50により加工時の応力集中を分散して、亀裂発生を防止でき、特に、プレス加工の場合有効でありコストを低くできる。
請求項4の発明では、背凭ブラケット6をボックス状に形成したので、背凭ブラケット6自体の強度も向上させ、また、ボックス状に形成した背凭ブラケット6の外面に突条46と突条47を設けたので、ストッパ機構の部材が背凭ブラケット6内に突き出てるようなことがなく、背凭ブラケット6内にアームレストを任意高さに調節するロック装置Lを収容することも可能となる。
According to the first aspect of the present invention, the pair of
Further, since the
In the invention of claim 2, the shape of the
According to the third aspect of the present invention, stress concentration during processing can be dispersed by the through
In the invention of
本発明の実施例を図面により説明すると、5は車両用等のシートの背凭シートの背凭骨格フレームであり、背凭骨格フレーム5の側部には背凭ブラケット6を設ける。背凭ブラケット6にはアームレスト4のアームレストフレーム8の基部を、左右方向のシャフト7により上下回動自在に取付ける。
本願は前記アームレスト4を背凭ブラケット6に取付ける取付構成を要旨とするものであり、以下、説明する。
前記背凭ブラケット6は、少なくとも外側側板42を有して形成し、実施例では外側側板42を前後板40および上下板41と一体的に所定の容積を有するボックス形状に形成し、所定位置に設けた取付部43を背凭骨格フレーム5の側面に当接させてボルト等の止着具44により固定している。
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
The present application has a gist of an attachment structure for attaching the
The
前記外側側板42には、後述するロック装置Lの固定用カラー10の先端を突出させる透孔45を形成する。透孔45の周辺の外側側板42には、透孔45と同心の円弧形状の一対の突条46、47を所定の間隔をおいて設ける。
一方突条46および他方突条47の夫々は、外側側板42より外側に突き出るように形成し、突条46および突条47の夫々の端面は外側側板42に対して略直角に起立してストッパ面48、49に形成する。
The
Each of the first and
この場合、突条46および突条47は、背凭ブラケット6の製造工程のプレス加工により成形し、突条46および突条47の端面を切断加工を施して、外側側板42に対して略直角に起立してストッパ面48、49に形成すると、別途、突条46および突条47を形成する工程が不要となって、好適である。
In this case, the
しかして、突条46のストッパ面48と突条47のストッパ面48とは180度位相を変えて配置し、同様に突条46のストッパ面49と突条47のストッパ面49とは180度位相を変えて配置する。
50はプレス加工の際にプレス金型が逃げるために形成された透孔であり、これにより突条46の両端にストッパ面48およびストッパ面49を側板42に対して略直角に起立させる加工が容易になる。
Thus, the
しかして、アームレスト4のアームレストフレーム8には、前記突条46および突条47と同心状に背凭骨格フレーム5に向かって突き出る一対のストッパ突起51、52を180度位相を変えて設ける。ストッパ突起51とストッパ突起52は、アームレスト4が前側に突き出る使用位置のとき、突条46と突条47の夫々の使用位置ストッパ面48に当接して、これ以上のアームレスト4の下方回動を規制する。
Thus, the
また、ストッパ突起51とストッパ突起52は、アームレスト4が起立する起立位置のとき、突条46と突条47の夫々の起立位置ストッパ面49に当接して、これ以上のアームレスト4の上方(後方)回動を規制する。
したがって、背凭ブラケット6に設けた突条46および突条47と、アームレストフレーム8に設けたストッパ突起51およびストッパ突起52によりアームレスト4の過剰回動を規制する回動規制手段Sを構成する。
Further, the
Therefore, the
しかして、回動規制手段Sは、背凭ブラケット6をボックス形状に形成したときには、突条46と突条47は背凭ブラケット6に設け、一方、ストッパ突起51とストッパ突起52は必ずアームレストフレーム8に設ける。
即ち、突条46と突条47は背凭ブラケット6に設け、しかも、外側側板42に外側に突き出して設けることにより、背凭ブラケット6の内側に突き出る部材を排除して、背凭ブラケット6内の空間を利用できる。
Thus, when the
That is, the
本実施例では、背凭ブラケット6内にアームレスト4の高さを任意位置で保持するロック装置Lを内蔵する。
ロック装置Lはアームレスト4を任意の高さ位置に保持するものであり、その構成は任意であるが、以下、ロック装置Lの一例を示す。ロック装置Lは、アームレスト4として本来使用される使用範囲ではアームレスト4の下方回動をロックして荷重を支受し、且つ、上方回動のみ自在にして高さ調節可能にし、使用範囲の上限位置と同じかそれより間隔を置いて設けた格納範囲ではアンロック状態になって上下回動自在とし、格納範囲から使用範囲の最下方位置まで一旦下方回動可能であるが、最下方位置でロック可能状態に復帰させて使用範囲では上方回動のみ自在となるように構成すると、アームレスト4の高さ調節操作が容易になって、好適である。
In the present embodiment, a locking device L that holds the height of the
The locking device L holds the
10は前記アームレストフレーム8に固定の固定用カラーであり、固定用カラー10の外周にはロック装置Lの一部を構成するロックスプリング11のコイル部12を嵌合させ、ロックスプリング11の一端は背凭ブラケット6に固定のバネ取付用ブラケット13の係合孔14に係合させる。このロックスプリング11の一端はアームレスト4の高さ調節しても位置は不動となるので固定側端部15となる。ロックスプリング11の他端はアームレスト4の高さ調節に伴って位置が変化する自由端20に形成する。
この場合、コイル部12は、アームレスト4の下動に伴って固定用カラー10が回転すると、締まる巻き方向に設定し、これにより、他端が自由端20であってもアームレスト4を下方回動させようとすると、固定用カラー10とコイル部12の内周との摩擦抵抗によりコイル部12の直径を小にする方向に作用し、この摩擦抵抗によりアームレスト4の下方回動を阻止してロックさせる。
しかして、バネ取付用ブラケット13には前記ロック装置Lの自由端20をアンロック位置に保持するアンロック用カム面22と該アンロック用カム面22への係合を案内する案内カム面23とを有する切替カム溝24を形成する。
切替カム溝24は、バネ取付用ブラケット13の固定用カラー10と略平行に屈曲させた屈曲板部25に、基本的には固定用カラー10の軸心方向(左右方向)と平行に屈曲板部25の先端側(左側)を開放したU型形状に形成する。
In this case, the
Thus, the
The switching
実施例では、屈曲板部25はバネ取付用ブラケット13の下側に形成しているが、屈曲板部25の設置位置は図示に限定されない。
切替カム溝24のアームレスト4の下方回動方向側(後側)には固定用カラー10の軸心方向と略平行に前記アンロック用カム面22を形成し、切替カム溝24のアームレスト4の上方回動方向側(前側)には切替カム溝24の開口方向(左方向)に至るに従いアンロック用カム面22(後側)に近づくように傾斜させて案内カム面23を形成する。
In the embodiment, the
The
案内カム面23の先端とアンロック用カム面22の外端縁との間には自由端20が通り抜け可能な隙間26を設ける。
アンロック用カム面22に続く屈曲板部25は、後側に至るに従い屈曲板部25の基部側(右側)に近づく傾斜面27に形成している。
一方、シャフト7および固定用カラー10には、アームレスト4の回動により移動する自由端20が当接する当接部材30を設ける。当接部材30は、固定用カラー10に対して交差方向の板部材31を固定用カラー10の端部に固定し、板部材31には、切替カム溝24に自由端20を嵌合させるアンロック用当接部32を設ける。アンロック用当接部32はロック状態の自由端20に当接し、自由端20をコイル部12の緩み方向に移動させ、アンロック用当接部32により押された自由端20は案内カム面23により案内されて切替カム溝24に嵌合する。
A
The
On the other hand, the
アンロック用当接部32の端縁はアンロック用カム面22の端縁と一致させ、アンロック用当接部32の端縁まで自由端20が案内カム面23により案内されて移動すると、自由端20はアンロック用当接部32から外れて自由端20それ自体の弾力によりアンロック用カム面22に当接する。
板部材31のアンロック用当接部32の後側の周縁は、アンロック用当接部32の端縁と同一面のアンロック保持面33に形成する。自由端20はアンロック用カム面22に当接してコイル部12の直径を拡大させてアンロック状態にしているから、本来、アンロック用カム面22から自由端20は外れないが、アンロック用カム面22の端縁の側方にアンロック保持面33を位置させることで、アンロック状態を保持する。また、アンロック用当接部32を使用範囲の上限位置と格納範囲Bの間にアームレスト4が位置するように配置すると、格納範囲Bの上限までアームレスト4を上動させなくても、アンロック状態にしてアームレスト4の下方回動が可能になって、操作性が著しく向上する。
When the edge of the unlocking
The rear peripheral edge of the unlocking
また、アンロック保持面33に続く板部材31の後側周縁には交差方向の外れ防止面34を設ける。外れ防止面34は、切替カム溝24および板部材31の周縁の何れもから自由端20が外れて作動不能状態になるのを防止する。
即ち、外れ防止面34を設けないと、自由端20が切替カム溝24に係合し、しかも、アンロック保持面33に当接状態で、格納位置より過剰回動が可能になり、アームレスト4が元の位置に戻らないメカロック状態になるが、外れ防止面34によりアームレスト4の過剰回動を停止させ、メカロックを防止する。
この場合、アームレスト4がアームレスト4として本来使用される使用範囲の上限位置までアームレスト4を上方回動させたとき自由端20が切替カム溝24に嵌合するように設定し、使用範囲を越えた格納範囲Bでは常時自由端20は切替カム溝24に嵌合させてアンロック保持面33により保持させる。
Further, a
In other words, if the
In this case, the
しかして、板部材31の前側部分には前記切替カム溝24のアンロック用カム面22に係合している自由端20をアンロック用カム面22から離脱させて自由端20を自由状態に復帰させるアンロック解除部37を設ける。アンロック解除部37は板部材31の前端部をバネ取付用ブラケット13に向けて屈曲させ屈曲部38を形成し、屈曲部38の先端より基部に至るに従い前側(上方回動方向側)に傾斜する傾斜解除面39を形成し、傾斜解除面39はアンロック用カム面22の端縁より外側にまで位置させ、アンロック用カム面22と当接部材30とが相対的に移動することで自由端20がアンロック解除部37の傾斜解除面39に案内されてアンロック用カム面22(切替カム溝24)より離脱させ、アンロック状態をロック可能状態にさせる。
Accordingly, the
(実施例の作用)
アームレスト4は略水平位置の使用範囲における最下方位置では、アームレスト4のアームレストフレーム8に設けたストッパ突起51とストッパ突起52が突条46と突条47の夫々の使用位置ストッパ面48に当接するから、これ以上のアームレスト4の下方回動を規制する。
(Operation of Example)
When the
突条46と突条47は、シャフト7と同心の円弧形状に形成しているから、突条46および突条47の夫々の両端面は、ストッパ突起51とストッパ突起52の移動路中に位置する。
したがって、突条46および突条47の夫々の使用位置ストッパ面48に当接していたストッパ突起51とストッパ突起52は、アームレスト4を起立させると、突条46と突条47の夫々の起立位置ストッパ面49に当接して、これ以上のアームレスト4の上方(後方)回動を規制する。
Since the
Therefore, when the
この場合、突条46および突条47の長さ方向の端面に夫々使用位置ストッパ面48および起立位置ストッパ面49を形成し、夫々の使用位置ストッパ面48および起立位置ストッパ面49は180度位相を変えて配置しているから、ストッパ突起51とストッパ突起52の夫々が使用位置ストッパ面48および起立位置ストッパ面49に当接するので、荷重を2か所で支持することになり、支持荷重を分散させ確実に支持する。
In this case, the use
また、使用位置ストッパ面48および起立位置ストッパ面49は、アームレスト4の回動中心と同心の円弧形状の突条46、47の長さ方向の両端に形成しているから、突条46、47の形状そのものが側板42の変形を防止する「リブ」の作用を奏し、荷重を強固に支持でき、合理的な構成となる。
Further, since the use
しかして、突条46および突条47は、背凭ブラケット6の製造工程のプレス加工により成形しているから、特別に、突条46および突条47を製造取付けするための工程を省略でき、製造コストを低くする。
また、突条46および突条47の使用位置ストッパ面48および起立位置ストッパ面49は、側板42に外側に突き出るように形成しているから、プレス加工の際に突条46および突条47の両端にプレス金型が逃げるための透孔50が形成されても支障がない。したがって、精密なプレス加工によらなくてもよく、この点でも、製造コストを低くする。
Thus, since the
Further, since the use
しかして、突条46と突条47は背凭ブラケット6の外側側板42に外側に突き出るようにして設けているから、突条46と突条47の存在は背凭ブラケット6内の容積に全く影響を与えない。
そのため、アームレスト4の高さ調節機構を構成するロック装置Lを背凭ブラケット6内に収容できる。
背凭ブラケット6内に設けたロック装置Lは、背凭ブラケット6ごと背凭骨格フレーム5により支持されるから、アームレスト4自体の重量を軽量化でき、そのため、片持状態のアームレスト4が左右に振れるときのモーメントを小さくでき、その結果、背凭ブラケット6および背凭骨格フレーム5の歪み等の変形も防止する。
Since the
Therefore, the locking device L constituting the height adjustment mechanism of the
Since the locking device L provided in the
1…シート、2…座席シート、3…背凭シート、4…アームレスト、5…背凭骨格フレーム、6…背凭ブラケット、7…シャフト、8…アームレストフレーム、10…カラー、11…ロックスプリング、12…コイル部、13…バネ取付用ブラケット、14…係合孔、15…固定側端部、20…自由端、22…アンロック用カム面、23…案内カム面、24…切替カム溝、25…屈曲板部、26…隙間、27…傾斜面、30…当接部材、31…板部材、32…アンロック用当接部、33…アンロック保持面、34…外れ防止面、37…アンロック解除部、38…屈曲部、39…傾斜解除面、40…前後板、41…上下板、42…外側側板、43…取付部、44…止着具、45…透孔、46…突条、47…突条、48…ストッパ面、49…ストッパ面、50…透孔、51…ストッパ突起、52…ストッパ突起。
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Seat, 2 ... Seat seat, 3 ... Dorsal seat, 4 ... Armrest, 5 ... Dorsal skeleton frame, 6 ... Dorsal bracket, 7 ... Shaft, 8 ... Armrest frame, 10 ... Collar, 11 ... Lock spring, DESCRIPTION OF
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