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JP2005199362A - ブラシ毛素材および研磨ブラシ - Google Patents

ブラシ毛素材および研磨ブラシ Download PDF

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JP2005199362A
JP2005199362A JP2004005154A JP2004005154A JP2005199362A JP 2005199362 A JP2005199362 A JP 2005199362A JP 2004005154 A JP2004005154 A JP 2004005154A JP 2004005154 A JP2004005154 A JP 2004005154A JP 2005199362 A JP2005199362 A JP 2005199362A
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Yuichiro Niizaki
優一郎 新崎
Tomoko Niizaki
朋子 新崎
Yunito Niizaki
優仁人 新崎
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Abstract

【課題】 本発明は、ブラシ毛素材にマイナスイオンを発生する砥粒を混入または付着させることにより、消臭、殺菌、あるいは人体に良い影響を与えるブラシ毛素材および研磨ブラシに関するものである。
【解決手段】 本発明のブラシ毛素材は、合成樹脂部材または金属部材からなるブラシ毛の中にマイナスイオンを発生する鉱物と、研磨砥粒、金属砥粒、ダイヤモンド砥粒の少なくとも1種類とが混入されている。前記ブラシ毛素材または前記ブラシ毛によって作製された研磨用ブラシは、砥粒の大きさおよび混入量を変えることで、使用目的に適ったものが任意に得られるだけでなく、マイナスイオンを発生する鉱物等が入っているため、消臭または殺菌効果があるだけでなく、人体の健康によい影響を与えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、完成品または半製品に対する研磨またはバリ取りを行うのに都合の良いブラシ毛素材または、前記ブラシ毛素材を基にした研磨ブラシに関するものである。本発明は、特に、ブラシ毛素材にマイナスイオンを発生する砥粒を混入または付着させることにより、消臭、殺菌、あるいは人体に良い影響を与えるブラシ毛素材および前記ブラシ毛素材を用いた研磨ブラシに関するものである。
従来のブラシは、たとえば、2本の芯線または4本の芯線にブラシ毛素材を挟み込んだ後、ブラシ毛の部分をねじることにより作製されるねじりブラシがある。また、前記ねじりブラシの例は、たわし、歯間ブラシ、マスカラブラシ等がある。また、従来のブラシ毛素材には、消臭、殺菌、人体に対する影響を考慮したものがなかった。
たとえば、特開2003−181769号公報に記載されている研磨材は、合成樹脂部材のブラシ素材に、ダイヤモンド砥粒、研磨砥粒、金属砥粒等の1種類または2種類以上が混入されている。特開2003−127067号公報に記載されている研磨処理具は、研磨素材が繊維、皮、ゴム、合成樹脂、または金属であり、その表面にダイヤモンド砥粒、金属砥粒、研磨砥粒、ガラス砥粒の1種類または2種類以上が形成されている。
特開2003−181769号公報 特開2003−127067号公報
前記従来の研磨ブラシは、研削または研磨、あるいはバリ取り等の作業性のみを考慮して、研削または研磨等の作業環境や作業者の健康を考えて作製されたものが無かった。
以上のような課題を解決するために、本発明は、ブラシ素材に研磨用砥粒以外にマイナスイオンを発生する希土類、鉱物、備長炭等の砥粒を混入することにより、今までに無い研削または研磨等の作業環境や作業者の健康を考慮したブラシ毛素材および研磨ブラシを提供することを目的とする。
本発明は、消臭および殺菌効果、あるいは人体に対する影響を考慮したブラシ毛素材および研磨ブラシを提供することを目的とする。
(第1発明)
第1発明のブラシ毛素材は、合成樹脂部材からなるブラシ毛の中にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されていることを特徴とする。
(第2発明)
第2発明のブラシ毛素材は、合成樹脂部材からなるブラシ毛の周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている部材をコーティング、溶着、あるいは無電解メッキ処理が行われていることを特徴とする。
(第3発明)
第3発明のブラシ毛素材は、金属部材からなるブラシ毛の中にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されていることを特徴とする。
(第4発明)
第4発明のブラシ毛素材は、金属部材からなるブラシ毛の周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている部材をコーティング、溶着、あるいはメッキ処理が行われていることを特徴とする。
(第5発明)
第5発明のブラシ毛素材は、合成樹脂ブラシおよび金属ブラシ毛の中または周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されていることを特徴とする。
(第6発明)
第6発明のブラシ毛素材は、動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛の周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている部材をコーティングまたは溶着されていることを特徴とする。
(第7発明)
第7発明のブラシ毛素材において、ブラシ毛は、その1部にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている部材を混入させ、コーティング、溶着、あるいはメッキ処理が行われていることを特徴とする。
(第8発明)
第8発明のブラシ毛素材において、ブラシ毛の先端部には、球状、テーパー状、先割れ状、三角形状、四角形状、六角形状、八角形状、楕円形状の1つが成形されていることを特徴とする。
(第9発明)
第9発明のブラシ毛素材において、ブラシ毛の断面は、円形状、楕円形状、十字状、クローバ状、三角形状、四角形状、六角形状、八角形状、多角形状の1つからなることを特徴とする。
(第10発明)
第10発明のブラシ毛素材において、ブラシ毛素材は、同種または異種の少なくとも2種類が編まれていることを特徴とする。
(第11発明)
第11発明のブラシ毛素材において、ブラシ毛素材は、同種または異種の少なくとも2本が編まれてできた部材を前記ブラシ毛にコーティングしていることを特徴とする。
(第12発明)
第12発明のブラシ毛素材において、ブラシ毛素材は、前記合成樹脂部材からなるブラシ毛、前記金属部材からなるブラシ毛、動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛の少なくとも1種類が混毛されていることを特徴とする。
(第13発明)
第13発明のブラシ毛素材において、ブラシ毛素材は、前記合成樹脂部材からなるブラシ毛、前記金属部材からなるブラシ毛、動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛の少なくとも1種類に、砥粒か混入されていないブラシ毛を混毛させたことを特徴とする。
(第14発明)
第14発明の研磨ブラシにおいて、第1発明ないし第13発明に記載されたブラシ毛は、チャネル型、植え込み型、ロール型、コイル型、カップ型、ねじり型、筒型、傘型、ホイール型、ディスク型に植設されていることを特徴とする。
本発明によれば、ブラシ毛素材にマイナスイオンを発生する希土類、鉱石、フェライト、麦飯石等の砥粒が他の研磨砥粒とともに混入されることにより、研削または研磨等の作業環境や作業者の健康を考慮したブラシ毛素材または研磨ブラシである。
本発明によれば、ブラシ毛素材の全部または1部の周りにマイナスイオンを発生する希土類、鉱石、フェライト、麦飯石等の砥粒が他の研磨砥粒とともに混入されることにより、研削または研磨等の作業環境や作業者の健康を考慮するだけでなく、消臭および/または殺菌効果、あるいは人体に対して良い影響を与えるブラシ毛素材または研磨ブラシである。
(第1発明)
第1発明のブラシ毛素材は、合成樹脂部材からなるブラシ毛の中にマイナスイオンを発生する鉱物、たとえば、サマリウム、ネオジウム、アルニコ、フェライト、トルマリン、麦飯石の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている。
前記合成樹脂部材は、たとえば、ポリアミド系合成高分子化合物、ポリエステル、ポリイミド、ポリモンド、ポリプロピレン、ポリスチン、ポリカーボネート、コーネクス、カーボンナノ繊維、ポリ塩化ビニル、ポリブチレン、ポリアート、ポリビニルグチラール、ボロンポリマー、コーネックス、ピーク、形状記憶樹脂素材、たとえば、ニッケルチタン系合金、導伝性樹脂素材(樹脂材と金属繊維を一緒にしたもの)、自己修復樹脂素材(たとえば、ポリフェニレン・エーテル)、バイオ樹脂素材(たとえば、動植物繊維)、再生樹脂素材等である。
前記研磨砥粒は、たとえば、シリコンカーバイト、アルミナ、セラミックス、ジルコニア、ボロンカーバイト、酸化セリウム、硬質ガラス、水晶等である。また、前記金属砥粒は、金、銀、銅、燐青銅、鉄、ステンレス、ピアノ線、チタン、ニッケル、アルミニウム合金、マグネシウム、カーボンナノワイヤー、キュービックボロンナイトライト、シリコンカーバイト、ジルコニア、酸化クロム等の砥粒である。さらに、ダイヤモンドは、天然および人工のものを含む。天然石またはセラミックスは、ガーネット、エメリー、硬質ガラス等の砥粒である。
前記ブラシ毛となる合成樹脂部材には、前記マイナスイオンを発生する鉱物を含む砥粒が少なくとも1種類で、その混入量が1%ないし80%、好ましくは、5%ないし30%である。前記合成樹脂部材への砥粒の混入量の比率は、1%より少ないと研磨用ブラシとならず、80%以上であると、ブラシ毛として成形できなかったり、あるいは使用に耐えられない。
前記合成樹脂部材は、各種砥粒を接着する役目を果たすため、ブラシ毛の太さや長さによっても、砥粒の混入量が決められる。
前記ブラシ毛素材または前記ブラシ毛によって作製された研磨用ブラシは、砥粒の大きさおよび混入量を変えることで、使用目的に適ったものが任意に得られるだけでなく、マイナスイオンを発生する鉱物等が入っているため、消臭または殺菌効果があるだけでなく、人体の健康によい影響を与えることができる。
(第2発明)
第2発明のブラシ毛素材は、合成樹脂部材からなるブラシ毛の周囲に砥粒からなる部材がコーティング、溶着、あるいは無電解メッキ処理されている。すなわち、前記ブラシ毛素材の周囲には、マイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類が混入されている部材がコーティング、溶着、あるいは無電解メッキ処理されて覆われている。
(第3発明)
第3発明のブラシ毛素材は、ブラシ毛が金属部材からなる点で、合成樹脂部材からなる第1発明と異なっており、砥粒に関しては同じものである。前記金属部材の周囲には、前記砥粒を公知の接着剤等によって接着させる。
(第4発明)
第4発明のブラシ毛素材は、ブラシ毛が金属部材からなる点で、合成樹脂部材からなる第2発明と異なっており、砥粒の種類、およびコーティング、溶着に関しては同じである。また、第4発明は、ブラシ毛が金属であるため、第2発明の無電解メッキの代わりにメッキ処理が行われる。
(第5発明)
第5発明のブラシ毛素材は、合成樹脂ブラシおよび金属ブラシ毛を混毛させ、それぞれの中または周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている。第5発明は、合成樹脂ブラシの良さと、金属ブラシの良さを出すことができるとともに、前記各ブラシの量を変えることにより硬さや柔らかさを調節することができる。
(第6発明)
第6発明は、ブラシ毛が動物繊維または植物繊維からなる点で、第1発明ないし第4発明の合成樹脂部材あるいは金属部材と異なっている。前記動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛の周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類が混入されている部材がコーティングまたは溶着されている。前記溶着は、ダイヤモンド等が炭化しない程度の温度で行われる。
(第7発明)
第7発明において、前記合成樹脂部材、金属部材、動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛は、その1部にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類が混入されている部材を混入させ、コーティング、溶着、あるいはメッキ処理が行われている。すなわち 、第7発明は、ブラシ毛の1部にのみ前記砥粒混入または被覆している点で、第1発明ないし第6発明と異なっている。
(第8発明)
第8発明のブラシ毛素材は、ブラシ毛の先端部に球状、テーパー状、先割れ状、三角形状、四角形状、六角形状、八角形状、楕円形状の1つが成形されている。前記ブラシ毛の先端部は、研磨がし易いような形状に成形されている。
(第9発明)
第9発明のブラシ毛素材の径部分の断面は、円形状、楕円形状、十字状、クローバ状、三角形状、四角形状、六角形状、八角形状、多角形状の1つからなっている。前記形状は、研磨の使用目的によって、任意のものが選択される。
(第10発明)
第10発明のブラシ毛素材は、同種または異種のブラシ毛素材が1種類または複数種類が網状、螺旋状、またはその他の任意の形状に編まれている。
(第11発明)
第11発明のブラシ毛素材は、同種または異種の少なくとも2本により、たとえば、網状に編まれてできた部材が各種性質のブラシ毛にコーティングされる。
(第12発明)
第12発明のブラシ毛素材は、合成樹脂部材からなるブラシ毛、金属部材からなるブラシ毛、動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛の少なくとも1種類を混毛させている。前記混毛されたブラシ毛素材は、それぞれの素材の性質の良さを発揮することができる。
(第13発明)
第13発明のブラシ毛素材は、合成樹脂部材からなるブラシ毛、金属部材からなるブラシ毛、動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛の少なくとも1種類に、砥粒が混入されていないブラシ毛が混毛されている。前記砥粒が混入されていないブラシ毛が混毛されたブラシ毛素材は、第11発明のブラシ毛素材より、柔らかさを強調させたいものに使用される。
(第14発明)
第14発明は、第1発明ないし第13発明のブラシ毛素材を組み合わせた研磨ブラシであり、その形状をチャネル型、植え込み型、ロール型、コイル型、カップ型、ねじり型、筒型、傘型、ホイール型、ディスク型等、工具として使用する際に便利なように任意の形状にすることができる。
図1(イ)ないし(ハ)は本発明の第一実施例で、合成樹脂部材からなるブラシ毛素材の中にマイナスイオンを発生する砥粒と、その他の研磨砥粒等が混入されている状態を説明するための図である。図1(イ)において、合成樹脂部材からなるブラシ毛素材11には、マイナスイオンを発生する、たとえば、サマリウム、ネオジウム、アルニコ、フェライト、トルマリン、麦飯石の砥粒12が混入されている。
図1(ロ)において、合成樹脂部材からなるブラシ毛素材11には、マイナスイオンを発生する砥粒12と、少なくとも1種類の研磨砥粒13および/またはダイヤモンド砥粒14とが混入されている。また、図1(ハ)において、合成樹脂部材からなるブラシ毛素材11には、マイナスイオンを発生する砥粒12と、研磨砥粒13、ダイヤモンド砥粒14、金属砥粒15の内の1種または複数種とが混入されている。
前記マイナスイオンを発生する砥粒12の基になる物質は、たとえば、サマリウム、ネオジウム、アルニコ、フェライト、トルマリン、麦飯石等がある。
また、前記ブラシ毛素材11には、前記マイナスイオンを発生する砥粒12以外に、たとえば、シリコンカーバイト、アルミナ、セラミックス、ジルコニア、ボロンカーバイト、酸化セリウム、硬質ガラス、水晶等の研磨部材、金、銀、銅、燐青銅、鉄、ステンレス、ピアノ線、チタン、ニッケル、アルミニウム合金、マグネシウム、カーボンナノワイヤー、キュービックボロンナイトライト、シリコンカーバイト、ジルコニア、酸化クロム等の金属砥粒、さらに、天然または人工のダイヤモンド砥粒、天然石またはセラミックス、ガーネット、エメリー、硬質ガラス等の砥粒の1種または複数種が混入される。
また、前記合成樹脂部材には、たとえば、ポリアミド系合成高分子化合物、ポリエステル、ポリイミド、ポリモンド、ポリプロピレン、ポリスチン、ポリカーボネート、コーネクス、カーボンナノ繊維、ポリ塩化ビニル、ポリブチレン、ポリアート、ポリビニルグチラール、ボロンポリマー、コーネックス、ピーク、形状記憶樹脂素材、導伝性樹脂素材、自己修復樹脂素材、バイオ樹脂素材、再生樹脂素材等がある。前記ブラシ毛は、砥粒を初め各種素材を混入した後、たとえば、射出成形機によってブラシ状に成形する。
図2(イ)ないし(ハ)は本発明の第一実施例で、金属ブラシ毛素材の中にマイナスイオンを発生する砥粒と、その他の研磨砥粒等が混入されている状態を説明するための図である。図2(イ)において、金属製ブラシ毛素材21の中には、マイナスイオンを発生する希土類等が砥粒12となって混入されている。また、前記金属製ブラシ毛素材21の中には、たとえば、研磨砥粒13の少なくとも1種類が混入されている。
図2(ロ)において、金属製ブラシ毛素材21の周囲には、マイナスイオンを発生する砥粒12、研磨砥粒13、およびダイヤモンド砥粒14の少なくとも1種類を混入した部材がコーティング、溶着、熱処理等により被覆されている。前記金属ブラシ毛素材21と砥粒(12ないし14)との混入は、たとえば、前記砥粒を金属粘土に混ぜ、熱処理加工により行われる。
図2(ハ)において、金属製ブラシ毛素材21の周囲の1部には、マイナスイオンを発生する砥粒12と、研磨砥粒13および/またはダイヤモンド砥粒14の少なくとも1種類とを混入した部材がコーティング、溶着、メッキ処理、熱処理等により被覆されている。前記金属製ブラシ毛素材21の1部に対する被覆は、図2(ハ)に示された場所以外に、研磨用具として使用し易い場所に付着される。
図3(イ)ないし(ハ)は本発明の第三実施例で、合成樹脂部材と金属部材とを混ぜ合わせた樹脂金属ブラシ毛素材の中の1部または全部にマイナスイオンを発生する部材の砥粒、および研磨砥粒等を混入させた例を説明するための図である。図3(イ)において、合成樹脂部材と金属部材とを混ぜ合わせた樹脂金属ブラシ毛素材31には、1部にマイナスイオンを発生する砥粒12、および研磨砥粒13の少なくとも1種類が混入されている。
図3(ロ)において、前記樹脂金属ブラシ毛素材32には、マイナスイオンを発生する砥粒12と、研磨砥粒13、ダイヤモンド砥粒14、金属砥粒15の少なくとも1種類とがブロック状に混入されている。図3(ハ)において、金属ブラシ毛素材33の中または周囲には、マイナスイオンを発生する砥粒12と、研磨砥粒13、ダイヤモンド砥粒14等の1種類または複数種類とが混入されている。
また、マイナスイオンを発生する砥粒12と、研磨砥粒13、ダイヤモンド砥粒14等の1種類または複数種類とが混入されパイプ状の中に前記樹脂金属ブラシ毛素材33を通すこともできる。
図4(イ)ないし(ヘ)は本発明の第四実施例で、ブラシ毛素材の先端部の形状に係る発明である。図4(イ)において、ブラシ毛素材41は、その先端部411が球状に成形されており、前記先端部411にマイナスイオンを発生する部材からなる砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒等の少なく1種類とが混入されている。図4(ロ)において、前記ブラシ毛素材41は、その先端部411と後端部412とに前記球状部が成形されている。また、前記球状部は、球形の代わりにその他の多角形とすることもできる。
図4(ハ)において、ブラシ毛素材42は、マイナスイオンを発生する部材からなる砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒等の少なく1種類とが混入されているとともに、先端部421がテーパー形状をしている。また、図4(ニ)において、ブラシ毛素材42の形状は、先端部421と後端部422とがテーパー形状になっている。
図4(ホ)において、ブラシ毛素材43は、マイナスイオンを発生する部材からなる砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒等の少なく1種類とが混入されているとともに、先端部431に割れ目が成形されている。図4(ヘ)において、ブラシ毛素材43は、前記と同じ素材からなるとともに、先端部431および後端部432に割れ目が成形されている。図4に示された例は、研削または研磨を行う場所の形状に合わせるように変形することができる。
図5は本発明の第五実施例であり、樹脂ブラシ毛素材、金属ブラシ毛素材、または樹脂金属ブラシ毛素材の断面形状を説明するための図である。図5において、ブラシ毛素材は、断面が円形、三角形、方形、多角形、楕円形、十字形、あるいはこれらに類似した形状からなる。
図6(イ)ないし(ホ)は本発明の第六実施例であり、ブラシ毛素材を2本以上で編んだ例を説明するための図である。図6(イ)において、少なくとも2本のブラシ毛素材61が編み込まれ、または組み込まれている。前記ブラシ毛素材61は、第一実施例ないし第五実施例の物と同じである。また、前記ブラシ毛素材61の編み方および本数は、異なるものであり、これらに、特に、限定されるものではない。
図6(ロ)において、芯材62の周囲は、編み込まれたブラシ毛素材621によって覆われている。図6(ハ)において、複数の芯材63の周囲は、ブラシ毛素材631によって巻き付けられている。図6(ニ)において、編み込まれたブラシ毛素材64は、その周囲に被覆641が施されている。
図6(ホ)において、複数の芯材65には、ブラシ毛素材651によって束ねられている。図に示されたブラシ毛素材は、さらに、組み込まれて研磨用ブラシになる。
図7(イ)ないし(ヌ)は本発明の第七実施例であり、ブラシ毛素材を並べまたは束ねた研磨用ブラシを説明するための図である。図7(イ)において、複数本からなるブラシ毛素材71は、所定の幅で直線状に並べられ、これらの根本部分を取り付け部材711によって、挟持するように取り付けられている。
図7(ロ)において、複数本からなるブラシ毛素材71は、放射状になるように円盤取り付け部材712に取り付けられている。図7(ハ)において、複数本からなるブラシ毛素材71は、木製または合成樹脂製からなる取り付け部713材に植設させれている。
図7(ニ)において、複数本からなるブラシ毛素材71は、円盤状取付部材の周囲に放射状に取り付けられている。図7(ホ)において、前記放射状に取り付けられた円盤状ブラシ毛素材72が軸721に取り付けられて、円筒型に形成されている。
図7(ヘ)において、円筒状に成形された研磨用ブラシ毛素材73が示されている。図7(ト)において、ブラシ毛素材は、複数本が撚られて編み部74が形成され、前記編み部74の先端部を巻回することによって形成された巻回部741となっている。前記巻回部741は、円筒状部材の内部を研磨するのに都合が良い。
図7(チ)において、多数のブラシ毛素材75は、円盤取り付け部材751上に植設されているとともに、前記円盤取り付け部材751に軸752が設けられている。図7(リ)において、多数のブラシ毛素材76は、その根本の部分で取り付け部材761に束ねられている。前記取り付け部材761の1端には、軸762が設けられている。
図7(ヌ)において、ブラシ毛素材77は、ほぼ球形に形成されて、取り付け部材771に取り付けられている。前記取り付け部材771の一端には、軸772が設けられている。図7(チ)ないし(ヌ)に示された研磨用ブラシは、軸752、762、772に回転駆動部(図示されていない)と連結することにより、回転させて研磨等を行うことができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本発明は、前記実施例において示されていない形状であっても、公知または周知の研磨用ブラシに適用できることはいうまでもないことである。また、本発明は、ブラシ、砥粒等の大きさ、形状、材質、および混入比率等を使用目的により任意に選択できることはいうまでもないことである。
(イ)ないし(ハ)は本発明の第一実施例で、合成樹脂部材からなるブラシ毛素材の中にマイナスイオンを発生する砥粒と、その他の研磨砥粒等が混入されている状態を説明するための図である。(実施例1) (イ)ないし(ハ)は本発明の第一実施例で、金属ブラシ毛素材の中にマイナスイオンを発生する砥粒と、その他の研磨砥粒等が混入されている状態を説明するための図である。(実施例2) (イ)ないし(ハ)は本発明の第三実施例で、合成樹脂部材と金属部材とを混ぜ合わせた樹脂金属ブラシ毛素材の中の1部または全部にマイナスイオンを発生する部材の砥粒、および研磨砥粒等を混入させた例を説明するための図である。(実施例3) (イ)ないし(ヘ)は本発明の第四実施例で、ブラシ毛素材の先端部の形状に係る発明である。(実施例4) 本発明の第五実施例であり、樹脂ブラシ毛素材、金属ブラシ毛素材、または樹脂金属ブラシ毛素材の断面形状を説明するための図である。(実施例5) (イ)ないし(ホ)は本発明の第六実施例であり、ブラシ毛素材を2本以上で編んだ例を説明するための図である。(実施例6) (イ)ないし(ヌ)は本発明の第七実施例であり、ブラシ毛素材を並べまたは束ねた研磨用ブラシを説明するための図である。(実施例7)
符号の説明
11・・・ブラシ毛素材
12・・・マイナスイオンを発生する砥粒
13・・・研磨砥粒
14・・・ダイヤモンド砥粒
15・・・金属砥粒
21、31、32、33・・・ブラシ毛素材
41、42、43・・・ブラシ毛素材
411、421、431・・・先端部
412、422、432・・・後端部
61、621、631、64、651・・・ブラシ毛素材
62、63、65・・・芯材
71、72、73、75、76、77・・・ブラシ毛素材
711、712、713、751、761、771・・・取り付け部材
721、752、762、772・・・軸

Claims (14)

  1. 合成樹脂部材からなるブラシ毛の中にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されていることを特徴とするブラシ毛素材。
  2. 合成樹脂部材からなるブラシ毛の周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている部材をコーティング、溶着、あるいは無電解メッキ処理が行われていることを特徴とするブラシ毛素材。
  3. 金属部材からなるブラシ毛の中にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されていることを特徴とするブラシ毛素材。
  4. 金属部材からなるブラシ毛の周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている部材をコーティング、溶着、あるいはメッキ処理が行われていることを特徴とするブラシ毛素材。
  5. 合成樹脂ブラシおよび金属ブラシ毛の中または周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されていることを特徴とするブラシ毛素材。
  6. 動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛の周囲にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている部材をコーティングまたは溶着されていることを特徴とするブラシ毛素材。
  7. 前記ブラシ毛は、その1部にマイナスイオンを発生する鉱物の砥粒と、研磨砥粒、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、備長炭の中の少なくとも1種類とが混入されている部材を混入させ、コーティング、溶着、あるいはメッキ処理が行われていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載されたブラシ毛素材。
  8. 前記ブラシ毛の先端部には、球状、テーパー状、先割れ状、三角形状、四角形状、六角形状、八角形状、楕円形状の1つが成形されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載されたブラシ毛素材。
  9. 前記ブラシ毛の断面は、円形状、楕円形状、十字状、クローバ状、三角形状、四角形状、六角形状、八角形状、多角形状の1つからなることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載されたブラシ毛素材。
  10. 前記ブラシ毛素材は、同種または異種の少なくとも2種類が編まれていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載されたブラシ毛素材。
  11. 前記ブラシ毛素材は、同種または異種の少なくとも2本が編まれてできた部材を前記ブラシ毛にコーティングしていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載されたブラシ毛素材。
  12. 前記ブラシ毛素材は、前記合成樹脂部材からなるブラシ毛、前記金属部材からなるブラシ毛、動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛の少なくとも1種類が混毛されていることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載されたブラシ毛素材。
  13. 前記ブラシ毛素材は、前記合成樹脂部材からなるブラシ毛、前記金属部材からなるブラシ毛、動物繊維または植物繊維からなるブラシ毛の少なくとも1種類に、砥粒が混入されていないブラシ毛を混毛させたことを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載されたブラシ毛素材。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載されたブラシ毛は、チャネル型、植え込み型、ロール型、コイル型、カップ型、ねじり型、筒型、傘型、ホイール型、ディスク型に植設されていることを特徴とする研磨ブラシ。
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