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JP2005172169A - 複合水栓、ビルトイン型浄水器及び浄水装置 - Google Patents

複合水栓、ビルトイン型浄水器及び浄水装置 Download PDF

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JP2005172169A JP2003415439A JP2003415439A JP2005172169A JP 2005172169 A JP2005172169 A JP 2005172169A JP 2003415439 A JP2003415439 A JP 2003415439A JP 2003415439 A JP2003415439 A JP 2003415439A JP 2005172169 A JP2005172169 A JP 2005172169A
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Abstract

【課題】 止水、原水吐出、浄水吐出の3状態のいずれかに切り換えることができるようにして、原水を流路の順方向へ供給することにより浄水吐出では水質を浄化し、原水吐出では浄水器内の洗浄を行ない、止水時には浄水の滞留箇所を限定できるようにする複合水栓、ビルトイン型浄水器及び浄水装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 複合水栓は、一次側原水を通水する流路を開閉する遮断弁と、この遮断弁の下流側で水栓外部に出てから戻ってくる水の帰還流路を複数形成し、この複数の帰還流路のいずれか1つを選択的に開いて選択された帰還流路のみ通水可能にする流路切換弁とを、シングルレバーにより同時に動作するように弁体可動部を一体的に形成して内蔵するように構成し、ビルトイン型浄水器は前記複合水栓を接続できるように構成し、浄水装置は前記複合水栓と前記ビルトイン型浄水器とを備えるように構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、台所流し台の内部に浄水器部分を収納し水道水を浄化する浄水装置に用いられるシングルレバー操作の複合水栓、ビルトイン型浄水器及びビルトイン型浄水器を備えた浄水装置に関する。
従来、ビルトイン型浄水器用の水栓には、幾つかの型式の水栓があるが、例えば特許第3161974号公報に記載されているようなアンダーシンク型浄水器用水栓があった。
この水栓は、流し台の下側に設けられている浄水器と、1つの切換えレバーによって浄水、逆洗浄、止水の3つの状態を切り換えることができ、浄水器に水を通過させることによって混合水の水質を浄化し、また逆方向に湯を通過させることによって浄水器を洗浄することができるようにした水栓について開示されている。
また、特開平8−151668号公報には浄水器付き湯水混合水栓が記載されている。この例では、シングルレバー操作により湯、水、及び湯と水との混合水(以下、単に混合水という)のいずれかが流し台の下側に設けられている浄水器に送られて浄化されるか、或は浄水器に送られないでそのまま吐出されるように選択できる水栓について開示されている。
また、実公平06-40383号公報には水処理器付単水栓が記載されている。この例では、原水導入流路、原水供給流路、浄水戻り流路が設けられ、水栓の吐水/止水を切り換えるバルブと、原水/浄水を切り換えるバルブが各別に配設された水栓が開示されている。
この水処理器付単水栓の浄水吐出時における水の通過経路は、原水導入流路から原水供給流路を通過し、水処理器を経由して吐出管へと向かい、原水/浄水切換バルブを切り換えて原水を吐出する場合では、水は原水導入口から原水供給流路の途中まで通過した後、原水/浄水切換バルブを経由して吐水管へと向かうように形成されている。
また、実用新案登録第2521538号公報には浄水器用複合水栓が記載されている。この例では、原水の入口、浄水器への原水供給口、浄水器からの浄水出口、浄水や原水を吐出する吐出口を有する弁部材を組み込んだ浄水器用複合水栓が開示されている。
この浄水器用複合水栓では、1つの操作部材の操作によって浄水と原水の吐出/止水を選択可能にしている。
この複合水栓における水の通過経路は、浄水吐出時では原水の入口から弁部材を介して浄水器へと向かい、浄水器で浄化された浄水が弁部材に戻り、弁部材を介して吐出口へと向かい、原水を吐出する場合では浄水器を経由せずに原水の入口から弁部材を介して吐出口へと向かうように形成されている。
特許第3161974号公報 特開平 8−151668号公報 実公平06-40383号公報 実用新案登録第2521538号公報
〔問題点〕
このような従来の技術における水栓では、1つのレバーを操作することにより、止水、原水吐出、浄水吐出を選択でき(特許文献1,2,4)、吐水/止水用と浄水/原水用との2つの操作部材を用意して各別に吐水/止水と浄水/原水との切換えを行なうことにより、原水吐出と浄水吐出とを選択でき(特許文献3)、また、この点に加えて、湯を逆流させることによって浄水器の洗浄を行なうもの(特許文献1)がある。
しかし、浄水器の洗浄を行なうことができるものであっても、機能が多機能になると構造が複雑となるから、水栓の構成を容易にするため、単なる湯水混合水栓と、水質浄化とカートリッジ洗浄とを行なう水栓とを別の水栓として構成するようにして、各水栓の構造を簡素化しているが、水栓の使用個数が多くなるため、全体としてはコスト高となる。
また、この浄水器の洗浄を行なうことができる水栓にあっては、水質浄化には原水を流路の順方向に供給して浄化水を流出させ、浄水器洗浄では湯を流路の逆方向へ供給することにより洗浄するようにしているため、その流路構成並びにレバー操作が複雑化する。 そして、浄水器洗浄時の湯垢等の汚染物は、浄水用配管の内部に付着し堆積するようになり、浄化水の吐出時に付着し堆積した汚染物が剥離し流出する虞がある。
本発明は、従来の技術における前記問題点を解消するためのものであり、そのために設定した具体的な課題は、1つのレバーを操作することにより止水、原水吐出、浄水吐出の3状態のいずれかに切り換えることができるようにして、原水を流路の順方向へ供給することにより浄水吐出では水質を浄化し、原水吐出では浄水器内の洗浄を行ない、止水時には浄水の滞留箇所を限定するとともに原水中の塩素等の殺菌成分により雑菌の増殖を抑え、流路内の清浄度の維持を容易に図ることができるようにする複合水栓、ビルトイン型浄水器及び浄水装置を提供することにある。
前記課題が効果的に解決される複合水栓、ビルトイン型浄水器及び浄水装置を特定するために必要と認める事項の全てが網羅されて具体的に構成された課題解決手段を以下に示す。すなわち、
本発明の複合水栓に係る第1の課題解決手段は、一次側原水を通水する流路を開閉する遮断弁と、この遮断弁の下流側で水栓外部に出てから戻ってくる水の帰還流路を複数形成し、この複数の帰還流路のいずれか1つを選択的に開いて選択された帰還流路のみ通水可能にする流路切換弁とを、シングルレバーにより同時に動作するように弁体可動部を一体的に形成して内蔵したことを特徴とするものである。
同上複合水栓に係る第2の課題解決手段は、一次側原水を水栓部を経て浄水器側へ通水する流路を開閉する遮断弁と、この遮断弁の下流側で水栓外部に出て前記浄水器側から戻ってくる浄水及び原水の帰還流路を各独立に形成し、これらの帰還流路のいずれか1つを選択的に開いて選択された帰還流路のみ通水可能にする流路切換弁とを一体的に内蔵したことを特徴とする。
同上複合水栓に係る第3の課題解決手段は、一定方向への回動操作によって止水、原水吐出、浄水吐出のいずれかの状態に切り換える水栓部と、この水栓部の頂部から垂直方向へ延び大きく湾曲して下方へ吐出口を向けた吐出パイプ部とを備えたことを特徴とする。
同上複合水栓に係る第4の課題解決手段は、浄水及び原水の流路方向と平行な軸を中心にして回動する可動弁と、この可動弁に平行に設けられて一面を前記可動弁の一面に密接する固定弁とを設け、前記可動弁と前記固定弁との密接面を前記軸に垂直な面として形成したことを特徴とする。
同上複合水栓に係る第5の課題解決手段は、レバー操作により水栓軸の軸周りに回動する回転軸と、この回転軸に係合して同一方向へ回動する可動弁と、一面を前記可動弁の上流側の面に同軸的に密接する固定弁とを備えたことを特徴とする。
同上複合水栓に係る第6の課題解決手段は、前記可動弁には上流側の面に原水の方向変更用の溝を連通路として刻設するとともにこの連通路と軸対称位置に下流側の面まで貫通する貫通孔を穿設し、前記固定弁には上流側の面から下流側の面まで貫通するそれぞれ一様な流路面積を有する帰還流路側の浄水流路と原水流路とを隣り合わせに配置して穿設し、これらの浄水流路と原水流路との軸対称位置に、上流側の面から下流側の面まで貫通する一次側原水を通水する原水流入路と、流入した一次側原水を浄水器側へ流出させる原水流出路とを、隣り合わせに配置して穿設したことを特徴とする。
同上複合水栓に係る第7の課題解決手段は、前記固定弁の下流側の面と前記可動弁の上流側の面とは、前記可動弁の連通路を前記固定弁の原水流入路と原水流出路とに対向させて配置するとともに、前記可動弁の貫通孔を前記固定弁の原水流路と浄水流路とに対向させて配置し、軸心から前記原水流路と前記浄水流路との各中心位置までの開き角が、軸心から前記原水流入路と前記原水流出路との各中心位置までの開き角よりも小さく設定したことを特徴とする。
同上複合水栓に係る第8の課題解決手段は、前記可動弁の連通路及び貫通孔と前記固定弁に穿設する各流路との断面形状を、外周面側が長辺となる扇型に形成したことを特徴とする。
本発明のビルトイン型浄水器に係る課題解決手段は、一次側原水を通水する流路と接続する原水入口と、流出する浄水の帰還流路と接続する浄水出口と、流出する原水の帰還流路と接続する原水出口とを各別に設け、前記原水入口から浄化材入りカートリッジの上流側表面を通過して前記原水出口に至る原水流路と、前記原水入口から前記浄化材入りカートリッジの上流側表面に至りさらに前記浄化材入りカートリッジを透過して前記浄水出口に至る浄水流路とを形成したことを特徴とするものである。
本発明の浄水装置に係る課題解決手段は、前記請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のシングルレバー操作の複合水栓と前記請求項9記載のビルトイン型浄水器とを備え、前記複合水栓の原水流出路とビルトイン型浄水器の原水入口とを接続し、前記複合水栓の浄水流路とビルトイン型浄水器の浄水出口とを接続し、前記複合水栓の原水流路とビルトイン型浄水器の原水出口とを接続して、前記複合水栓と前記ビルトイン型浄水器との間の流路を連通したことを特徴とするものである。
本発明の複合水栓に係る第1の課題解決手段では、遮断弁と流路切換弁とをシングルレバーにより同時に動作するように形成したから、遮断弁を開くと一次側原水を通水するとともに、水栓外部に出てから戻ってくる水の帰還流路のうちのいずれかを開いて通水可能にすることによって、遮断弁を通過して水栓外部に出てから戻ってきた水を、その戻り水の種類によって切り換えて使用することができ、また、シングルレバーにより同時に遮断弁と流路切換弁とを動作することができるから、操作性が向上するとともに帰還水の混同使用が避けられて操作の確実性を向上することができる。
帰還水が、例えば、浄水器からの戻り水であれば、浄水器により浄化された水又は浄水器を洗浄して汚れた水等を選択的に通水することができ、浄化水ならば飲用水として吐出し、汚水ならば排水することができる。
同上複合水栓に係る第2の課題解決手段では、遮断弁により一次側原水の流路を閉じたり、開いたりすることによって原水の流れを制御するとともに、流路を開いて原水を浄水器側へ導入させる時には、流路切換弁により浄水吐出か原水吐出かを選択することによって、原水か浄水かのいずれかを吐出することができ、1つの水栓によって流路の遮断と切換が選択的に実行できる。
同上複合水栓に係る第3の課題解決手段では、吐出パイプ部が水栓部の上部に設けられた水栓であっても、吐出パイプ部の下側に設けられたシングルレバーの操作が容易にでき、シングルレバー操作によって流路の遮断、浄水器側への流路の開放、浄水吐出か原水吐出か等を容易に選択でき、原水か浄水かのいずれかを吐出パイプ部から吐出することができる。
同上複合水栓に係る第4の課題解決手段では、可動弁と固定弁とが軸に垂直な面で密接し、軸周りに回転する可動弁によって流路の選択が行なわれて、流路の遮断、浄水器側への流路の開放、及び浄水吐出か原水吐出かの選択等が容易に実行できる。
同上複合水栓に係る第5の課題解決手段では、レバー操作により水栓の軸心周りに回動軸を回動すると、固定弁に対して相対的に回動弁が回動して、順方向へのレバー操作では止水状態から原水吐出と浄水吐出とのいずれかを順に選択することができ、また反対方向へのレバー操作により原水吐出と浄水吐出とのいずれか一方から止水状態へ戻すことができる。
同上複合水栓に係る第6の課題解決手段では、止水時に固定弁の下流側の面に穿設された原水流入路が可動弁の上流側の面により閉鎖されて原水の流入を阻止することができ、浄水吐出時には可動弁の連通路を固定弁の原水流入路と原水流出路とに対向するように配置されるとともに、固定弁の浄水流路に可動弁の貫通孔が対向するように配置されて、複合水栓に流入した原水が可動弁により方向を変えて浄水器に流入するようになり、浄水流路が開いているため原水が浄化材を透過して浄化され、その後複合水栓に戻って浄水流路を経て吐水パイプの先端から吐出し、また、原水吐出時には可動弁の連通路を固定弁の原水流入路と原水流出路とに対向するように配置されるとともに、固定弁の原水流路に可動弁の貫通孔が対向するように配置されて、複合水栓に流入した原水が可動弁により方向を変えて浄水器に流入するようになり、原水流路が開いているため原水は浄水材上流側表面を通過し、その流れにより汚染物を除去して搬送し、再度複合水栓を経由して吐水パイプの先端から吐出することにより、浄化材上流側表面に堆積した汚染物を除去することができる。
これにより、原水を流路の順方向へ供給するだけで、浄水吐出時には水質を浄化し、原水吐出時には水質浄化時に堆積した汚染物が除去されて、浄水器内を洗浄することができるとともに配管中の汚染物の付着或は堆積を防ぎ、原水の水質浄化と浄水器の洗浄と流路の清浄度の向上等を容易にすることができる。
同上複合水栓に係る第7の課題解決手段では、レバー操作に応じて固定弁に対して可動弁が相対的に回動すると、流入側に対して吐出側の方が早く切り換わり、原水と浄水との流出に際して原水の流入側の変化がなく、原水の供給を遮断することなく原水又は浄水を切り換えて吐出することができる。
同上複合水栓に係る第8の課題解決手段では、各流路が断面形状を扇型に形成したことにより、円盤状に形成された固定弁及び可動弁に、流入口、流出口等となる孔を大きく穿設することができ、流路面積を大きくすることができて、吐出時の抵抗を減少させることができる。
本発明に係るビルトイン型浄水器の課題解決手段では、一次側原水を通水する流路を介して原水入口から流入した原水が、浄水吐出時に浄水流路を通過することにより浄化されて浄水出口から浄水の帰還流路へ流出し、原水吐出時には原水流路を通過することにより浄化材入りカートリッジの上流側表面を含む原水出口までの浄水器内部を洗浄して原水の帰還流路へ流出することができ、水質浄化能力を向上させるとともに浄化材の寿命を長くすることができる。
本発明の浄水装置に係る課題解決手段では、浄水器側の原水入口と水栓側の原水流出路とを接続し、浄水器側の浄水出口と水栓側の浄水流路とを接続し、浄水器側の原水出口と水栓側の原水流路とを接続して、シングルレバー操作の複合水栓とビルトイン型浄水器とを連通し、原水と浄水との吐出を容易に選択できるとともに、浄水吐出時には水質を浄化し、原水吐出時には水質浄化時に付着或は堆積した汚染物を流出させて、浄水器内部を洗浄することができ、シングルレバー操作で容易に原水の水質浄化及び原水による浄水器内部の洗浄が実現できるとともに、止水時には流路内に滞留した原水中の塩素分により雑菌の繁殖を効果的に抑制することができる。
本発明における以下の実施形態では、中心軸周りに弁体が回動する遮断弁及び切換弁を有する水栓を備えた場合について説明する。
なお、この実施形態は、発明の主旨をより良く理解させるため具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、特許請求の範囲の記載事項を限定するものではない。
〔構成〕
シングルレバー操作可能に形成した実施形態の複合水栓10は、図1乃至3に示すように、図示しない流し台の天板から上方へ突出する水栓部11と、この水栓部11の最上部から上方へ突き出し、さらに大きく湾曲させて先端部の吐出口12aを下方に向けた吐出パイプ部12とからなる。
水栓部11は、内部に原水と浄水のどちらか一方を吐出するための切換弁本体20を収容する。この切換弁本体20には、下端に本体アダプター13を設け、上端部にはバルブ固定アダプター14を螺合し、バルブ固定アダプター14の外側を覆うように袋ナット状に形成されたパイプ固定ナット15を螺合する。
水栓部11では、パイプ固定ナット15の下方に位置する切換弁本体20の外周面に、上中下に3分割した本体カバー上16、本体カバー中17、本体カバー下18を外嵌する。このうち本体カバー下18は本体アダプター13の外周面を被覆するカバーを形成する。
また、本体アダプター13は天板取付ユニット19を下方からはめ込むことができるように厚肉円筒状に形成する。切換弁本体20に本体アダプター13を取り付けるには、本体アダプター13の外周面から固定ビス13aを螺合し、固定ビス13aの先端部を切換弁本体20に設けられた凹部20aに突入させることによって固定する。
切換弁本体20は、内部に、ケース下21とケース上22との2つに分割された切換弁ケースを収容し、この切換弁ケースの中に固定弁23、可動弁24、この可動弁24を動作させる回動軸部材25等が収容され、回動軸部材25にはレバーハンドル26を切換弁本体20の外側方から挿入して螺合し、レバーハンドル26を操作することにより、外部から回動軸部材25に切換弁本体20の中心軸回りの駆動力を与えることができるようにする。
回動軸部材25のレバーハンドル取付部を除く非穿孔部位には、中心軸に平行な方向に小孔を穿設し、この小孔にはコイルスプリング27を介して先端が球状の丸棒状部材28を突出埋没自在に埋め込み、ケース上22の上端内面に刻設された窪み22aに挿入抜出自在に設けて、レバーハンドル26を操作した時のクリック感を与える機構を形成する。
さらに、切換弁本体20の側面には、レバーハンドル26が貫通する貫通孔20bを、少なくともレバーハンドル26の動作に必要な中心角の範囲まで含む周方向の長さを有する長孔に形成する。
バルブ固定アダプター14とパイプ固定ナット15には、回動軸部材25の中心部に穿設された通水路25aと同軸的に穿設された吐水側通水路14a,15aを形成するとともに、バルブ固定アダプター14の吐水側通水路14aの上端部には吐出パイプ部12の下端部を軸周りへ回動自在かつ水密に嵌着するとともにパイプ固定ナット15の吐水側通水路15aには軸周りへ回動自在かつ水密に内嵌して、湾曲した吐水パイプの向きが垂直軸周りに任意の方向へ向けられるようにする。
本体カバー上16には、レバーハンドル26が貫通する孔16aを穿設し、切換弁本体20の貫通孔20bを穿設した位置に外嵌して、レバーハンドル26の操作時に、回動軸部材25と同様に中心軸周りに回動するように組み立てる。そして、レバーハンドル26の操作時に切換弁本体20の側面に形成された貫通孔20bが露出しないように、切換弁本体20の貫通孔形成箇所の近傍が本体カバー上16により覆い隠される。
切換弁本体20の下端部とケース下21には、本体アダプター13の中央空洞部及び天板取付ユニット19の孔を介して、一次側原水を通水する原水流入路31と、浄水器40の原水入口40cと連通して一次側原水を通水する原水流出路32(図4参照)と、浄水器40の浄水出口40aと連通する浄水流路33と、浄水器40の原水出口40bと連通する原水流路34(図4参照)とを穿設する。
切換弁の弁座と弁体とを形成する固定弁23と可動弁24とは、必要な窪み又は貫通孔を設けた厚肉円板に形成する。
固定弁23は、図5に示すように、外周面に周上等分の4ヶ所に幅の広い矩形2つと幅の狭い矩形2つを隣り合わせに並べた矩形状の切込部23a,23a,23b,23bを刻設し、平面形状が扇型に形成されて上面から下面まで略同一な流路面積で貫通する孔23c,23d,23e,23fを、中心(軸心)から等距離の位置(同一円周上)で、かつ軸対称の位置に2個づつ横並びに穿設する。各孔の大きさは、孔23c,23dとが同じ大きさに形成され、孔23e,23fが同じ大きさに形成され、孔23c,23dと孔23e,23fとでは後者のほうが大きくなるように形成する。
固定弁23の孔23c,23d,23e,23fは、それぞれ浄水器下流側の浄水流路、原水流路、浄水器上流側の原水流入路、原水流出路として用いられる。
可動弁24は、図6に示すように、外周面に周上等分の4ヶ所に矩形状の凹み部24aを刻設し、上面には一定の深さの円形状窪み24bを形成し、その円形状窪み24bから湾曲部の中心線を共通にした大小2つの扇形の穴24c,24dを組み合わせた貫通孔24eを形成する。貫通孔24eは大きい扇形の穴24cを下流側から穿設し、小さい扇形の穴24dを上流側から穿設して、両方の穴24c,24dが中間位置で交わり貫通するように位置を調整する。さらに、上流側の面には小さい扇形の穴24dの他に、小さい扇形の穴24dと軸対称の位置に固定弁23の2つの孔23e,23fの両方を同時に覆う大きさを有する扇形に形成された連通路24fを刻設して、一次側原水を通水する流路を孔23eから流入した原水を連通路24fにより変向して孔23fを介して浄水器側へ流出するように形成する。
可動弁24と固定弁23とは、組み合わされたときの相対的な位置によって、それぞれに穿設された孔の組合せができ、必要な流路が形成される。
図4に示すように、可動弁24が回動され、可動弁24の貫通孔24eを形成する穴24c,24dが固定弁23の孔23c,23dのいずれか一方と重なる位置になると、浄水器下流側の流路が通水可能になり浄水か原水のいずれかが吐出できるようになる。
このとき、固定弁23の孔23e,23fに対向した可動弁24の位置に連通路24f(図5参照)が位置して固定弁23の孔23eと孔23fとを連通させ、原水流入路31からの原水が孔23eから連通路24fを介して孔23fへ変向し、孔23fから原水流出路32を介して浄水器40の原水入口40cから浄水器40内へ流入する。
これにより、原水流入路31から水栓部11に流入する原水が、可動弁24の連通路24fを介して固定弁23の2つの孔23e,23fを結び付けて流路を方向転換し、原水流出路32と原水入口40cとを介して原水を浄水器40の中へ流入することができるようになる。
この複合水栓10を備えた浄水装置30では、水栓部11とビルトイン型の浄水器40との間の配管によって、止水時からの原水吐出と浄水吐出との順序が設定される。
例えば、図7に示すように、止水時(図8参照)からレバーハンドル26を回動して、まず原水を吐出し(図9参照)、その次に浄水を吐出する(図10参照)順序になるように設定する場合では、図4に示すように、原水流出路32を浄水器40の原水入口40cと接続し、浄水流路33を浄水器40の浄水出口40aと接続し、原水流路34を浄水器40の原水出口40bと接続するように配管する。
これにより、レバーハンドル26を止水状態を基点として吐出側へ回動すると、図4,9に示すように、可動弁24の貫通孔24eを形成する穴24c,24dが固定弁23の孔23dと重なる位置に達して浄水器40の原水出口40bと連通する下流側の原水流路34が通水可能になるとともに、可動弁24の扇形の連通路24fが固定弁23の孔23e,23fの上方に位置して、連通路24fを介して孔23eと孔23fとを連通させ、一次側原水が水栓部11を経由して浄水器40に流入し、非浄化の状態で通水して原水流路34を介して水栓部11側へ流出し、原水のまま吐出することができるようになる。
その後、レバーハンドル26を同じ方向へさらに回動すると、図4,10に示すように、可動弁24の貫通孔24eを形成する穴24c,24dが固定弁23の孔23cと重なる位置に達して浄水器40の浄水出口40aと連通する下流側の浄水流路33が通水可能になり、同時に、可動弁24の扇形の連通路24fは固定弁23の孔23e,23fの上方に位置した状態を維持して、連通路24fを介して孔23eと孔23fとを連通させた状態を維持し、一次側原水が水栓部11を経由して浄水器40に流入し、浄水器40により浄化されて浄水流路33を介して水栓部11側へ流出し、浄水を吐出することができるようになる。
水質浄化用の浄化材入りカートリッジ43を内蔵した浄水器40は、図4に示すように、1つの原水入口40cと、浄水出口40aと原水出口40bとの2つの出口とを備え、浄水器内部では原水入口40cから浄化材入りカートリッジ43の上流側表面が流路の一部を形成する箇所までを上流側流路40eとし、その上流側流路40eを経て原水出口40bに至る経路を水質を浄化しない浄水器内部における原水流路41とし、この原水流路41の上流側流路40eから浄化材入りカートリッジ43を透過して浄水出口40aに至る経路を浄水流路42として形成する。
これにより、浄水吐出の場合には原水が浄水器内部の浄化材入りカートリッジ43を透過する過程で水質が浄化され、原水吐出の場合には原水が原水流路41を通過するときに浄化材入りカートリッジ43の表面に付着或は堆積した汚染物を洗い流すようになる。
〔作用効果〕
このように構成した実施形態では、レバーハンドル26が止水位置(図7)にある場合、図8に示すように、レバーハンドル26が取り付けられた回動軸部材25に一体に回動するように組み付けられた可動弁24とその可動弁24が面接触する固定弁23との相対的な位置関係は、可動弁24の貫通孔24e(穴24d)が固定弁23の孔23dと孔23eとの間の非穿孔部位に位置して吐出側の流路33、34が閉じられるとともに、可動弁24の扇形の連通路24fが固定弁23の孔23cと孔23fとの両方に跨る位置となって一次側原水に接続する原水流入路31が閉じられ、水栓部11の流入及び吐出の両流路31,32,33,34が閉鎖されて通水ができない状態になる。このとき、可動弁24の連通路24fが固定弁23の孔23cと孔23fとの両方に跨る位置になっているから、原水流出路の原水と浄水流路の浄水とが混ざり合える状態になって浄水のみが密封されることがなくなり、原水中の塩素分によって水栓部11の可動弁24の上流側に位置する閉鎖流路内で雑菌が繁殖することを防止できるようになる。
レバーハンドル26を回動して止水位置から原水吐出位置(図7)に変えると、図9に示すように、可動弁24の貫通孔24e(穴24d)の位置が固定弁23の孔23dの穿設位置に移り、原水流路34と回動軸部材25の通水路25aとを連通させて吐出側の流路を原水吐出に変え、また、可動弁24の連通路24fは固定弁23の孔23e,23fの両方に跨る位置となって原水流入路31と原水流出路32とを連通させて、原水流入に係る流路と、原水吐出に係る流路とをすべて連通させて、原水が吐出できるようにする。
可動弁24が貫通孔24eを固定弁23の孔23dに合わせている原水吐出時には、図4に示すように、浄水器40の原水入口40cへ流入した原水が、浄化材入りカートリッジ43の表面を流路の一部とする原水流路40eを通過して,表面に付着或は堆積した汚染物を洗い流し、原水出口40bから流出し、原水流路34を介して固定弁23の孔23dと可動弁24の貫通孔24eとを通過して吐出パイプ部12の吐出口12aから吐出される。
その後、レバーハンドル26を回動して原水吐出位置から浄水吐出位置(図7)に変えると、図10に示すように、可動弁24の扇形の連通路24fが固定弁23の孔23e,23fの両方に跨る位置を維持しながら、可動弁24の貫通孔24e(穴24d)の位置を固定弁23の孔23cの穿設位置に移して、浄水流路33と回動軸部材25の通水路25aとを連通させ、原水流出路32から浄水器40に流入して浄化され、浄水が水栓部11を経由して吐出できるようにする。
可動弁24が貫通孔24eを固定弁23の孔23cに合わせている浄水吐出時には、図4に示すように、原水入口40cへ流入した原水が、浄化材入りカートリッジ43を透過して浄化され、その浄水が浄水出口40aから流出し、浄水流路33を介して固定弁23の孔23cと可動弁24の貫通孔24eとを通過して通水路25aを介して水栓部11の上端部から吐出パイプ部12へ流入し、吐出パイプ部12を通過して吐出口12aから吐出される。
このようにして、原水吐出の場合には原水が原水流路41を通過するときに浄化材入りカートリッジ43の表面に付着或は堆積した汚染物を洗い流し、浄水吐出の場合には原水が浄水器内部の浄化材入りカートリッジ43を透過する過程で水質が浄化され、止水状態に戻す場合には、浄水の吐出が止まって原水が流路を流れ、原水が浄水器40の原水流路41を通過するときに浄化材入りカートリッジ43の表面に付着或は堆積した汚染物を洗い流し、汚染物を洗い流した後では止水状態になるまで原水を流出させて流路に原水を充満させるため、止水状態になると流路に原水を留めて、原水中に含まれる塩素等の殺菌剤により雑菌の繁殖を抑制し、複合水栓の内部に滞留している水の水質の悪化を防止することができる。
〔別態様〕
この実施形態及び実施例は、発明の主旨を理解し易くするため具体的に説明しているが、発明内容を限定するものではないから、特に説明されていない別の態様を制限するものではなく、適宜変更しても良い。
このような意味で発明の主旨に沿う別態様を以下に示す。例えば、
前記複合水栓10を備えた浄水装置30では、水栓部11と浄水器40との間の配管が、止水時からまず原水吐出に移行し、その後に浄水吐出に移行する順序で設定されているが、順序を変えて、止水時からまず浄水吐出に移行し、その後に原水吐出に移行する順序に設定しても良い。
〔構成〕
操作順序が止水状態から浄水吐出に移行し、その後に浄水吐出から原水吐出に移行する順序に設定された浄水装置50の場合(図11参照)は、図12に示すように、一次側原水が固定弁23の孔23eを介して流入する原水流入路51を水栓部11の原水流路の上流側接続部(図示せず)に接続し、固定弁23の孔23fを介して浄水器40へ原水を供給する原水流出路52を浄水器40の原水入口40cと接続し、浄水流路53を浄水器40の浄水出口40aと接続し、原水流路54を浄水器40の原水出口40bと接続するように配管する。
このように配管すると、止水状態を基点として吐出側へレバーハンドル26を回動する場合(図11,13)、可動弁24の貫通孔24eを形成する穴24c,24dが固定弁23の孔23dと重なる位置に達して浄水器40の浄水出口40aと連通する浄水流路53が通水可能になるとともに、可動弁24の扇形の連通路24fが固定弁23の孔23e,23fの上方に位置して、連通路24fを介して孔23eと孔23fとを連通させ、一次側原水が水栓部11を経由して浄水器40に流入して浄化され、その浄化された水を浄水流路53を介して水栓部11側へ戻し、吐出パイプ部12の吐出口12aから浄水を吐出するようになる。
そして、浄水吐出から原水吐出へ移行する場合(図11,14)には、レバーハンドル26を同じ方向へさらに回動すると、可動弁24の貫通孔24eを形成する穴24c,24dが固定弁23の孔23cと重なる位置に達して浄水器40の原水出口40bと連通する原水流路54が通水可能になり、同時に、可動弁24の扇形の連通路24fは固定弁23の孔23e,23fの上方に位置して、連通路24fを介して孔23eと孔23fとを連通させた状態を維持し、一次側原水が水栓部11を経由して浄水器40に流入し、浄水器40の浄化材入りカートリッジ43の上流側表面を流路の一部とする上流側流路40eを通過することにより、浄化材入りカートリッジ43の表面に付着或は堆積した汚染物を洗い流し、浄水器40から原水流路54を介して水栓部11側へ流出し、さらに水栓部11を経由して吐出パイプ部12の吐出口12aから洗い流した汚染物とともに原水を吐出し、汚染物の流出後には原水のみが吐出して通常の使用状態となる。
このように構成したことにより、浄水吐出の場合には原水がカートリッジ内部の浄化材入りカートリッジ43を透過する過程で水質が浄化され、原水吐出の場合には原水が浄水器40の原水入口40cから原水出口40bまで通過する間に浄化材入りカートリッジ43の表面に付着或は堆積した汚染物を洗い流す。
〔作用効果〕
このように構成した別態様の浄水装置50では、レバーハンドル26が止水位置(図11)にある場合、図12に示すように、可動弁24とその可動弁24が面接触する固定弁23との相対的な位置関係は、可動弁24の貫通孔24eが固定弁23の孔23dと孔23eとの間の非穿孔部位に位置し、吐出側の流路53、54が閉じられるとともに、可動弁24の扇形の連通路24fが固定弁23の孔23cと孔23fとの両方に跨る位置となって原水流入路51が閉じられ、水栓部11の流入及び吐出の両流路51,53,54が閉鎖されて通水できない状態になる。
レバーハンドル26を回動して止水位置から浄水吐出位置(図11)に変えると、図13に示すように、可動弁24の扇形の連通路24fが固定弁23の孔23e,23fの両方に跨る位置に移行して原水流入路51と原水流出路52とを連通し、可動弁24の貫通孔24eの位置を固定弁23の孔23dの穿設位置に移し、浄水流路53と回動軸部材25の通水路25a(図3参照)とを連通して、原水流入側の流路を開くとともに吐出側の流路を開き、一次側原水入口から流入した原水が浄水器40で浄化され、水栓部11を経由して吐出できるようになる。
可動弁24が貫通孔24eを固定弁23の孔23dに合わせている浄水吐出時には、原水入口40cへ流入した原水が、浄化材入りカートリッジ43を透過して浄化され、その浄化水が浄水出口40aから浄水流路53を介して固定弁23の孔23dと可動弁24の貫通孔24eとを通過し、水栓部11の頂部に突設された吐出パイプ部12の吐出口12aから吐出される。
その後、レバーハンドル26を回動して浄水吐出位置から原水吐出位置(図11)に変えると、図14に示すように、可動弁24の扇形の連通路24fが固定弁23の孔23e,23fの両方に跨る状態を維持し、原水流入路51と原水流出路52との連通を維持することにより、原水流入路51を引き続き開き、可動弁24の貫通孔24eの位置が固定弁23の孔23cの穿設位置に移り、原水流路54と回動軸部材25の通水路25a(図3参照)とを連通させ、吐出側の流路を原水吐出に変えて原水を吐出できるようにする。
可動弁24が貫通孔24eを固定弁23の孔23dに合わせている原水吐出時には、原水が浄水器40の原水入口40cへ流入し、浄化材入りカートリッジ43の表面を流路の一部とする原水流路40eを通過して,表面に付着或は堆積した汚染物を洗い流し、原水出口40bから流出し、原水流路54を介して固定弁23の孔23cと可動弁24の貫通孔24eとを通過し、水栓部11の頂部に突設された吐出パイプ部12を通過して吐出口12aから吐出される。
本発明における複合水栓の実施形態を示す外観図であり、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図である。 図1(C)におけるD−D線で示す側面断面図である。 同上実施形態の水栓部を示す拡大側面断面図である。 同上実施形態における可動弁と固定弁の浄水器との接続状態を示す流路説明図である。 同上実施形態の固定弁を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B線で示す断面図、(C)は(A)におけるC−C線で示す断面図である。 同上実施形態の可動弁を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)におけるA−A線で示す断面図、(C)は底面図である。 同上実施形態における水栓部を上方から見た操作レバーの位置を示す操作説明図である。 同上実施形態による水栓の止水時の状態を示す弁体位置説明図であり、(A)は水栓の破断位置を示す平面説明図、(B)は(A)におけるB−B線で示す水栓部の縦断面図、(C)は(B)におけるC−C線で示す固定弁の横断面図、(D)は(B)におけるD−D線で示す可動弁の横断面図である。 同上実施形態による原水吐出時の状態を示す弁体位置説明図であり、(A)は水栓の破断位置を示す平面説明図、(B)は(A)におけるB−B線で示す水栓部の縦断面図、(C)は(B)におけるC−C線で示す固定弁の横断面図、(D)は(B)におけるD−D線で示す可動弁の横断面図である。 同上実施形態による浄水吐出時の状態を示す弁体位置説明図であり、(A)は水栓の破断位置を示す平面説明図、(B)は(A)におけるB−B線で示す水栓部の縦断面図、(C)は(B)におけるC−C線で示す固定弁の横断面図、(D)は(B)におけるD−D線で示す可動弁の横断面図である。 同上実施形態に対する別態様の水栓部を上方から見た操作レバーの位置を示す操作説明図である。 同上別態様における可動弁と固定弁の浄水器との接続状態を示す流路説明図である。 同上別態様による浄水吐出時の状態を示す弁体位置説明図であり、(A)は水栓の破断位置を示す平面説明図、(B)は(A)におけるB−B線で示す水栓部の縦断面図、(C)は(B)におけるC−C線で示す固定弁の横断面図、(D)は(B)におけるD−D線で示す可動弁の横断面図である。 同上実施形態による原水吐出時の状態を示す弁体位置説明図であり、(A)は水栓の破断位置を示す平面説明図、(B)は(A)におけるB−B線で示す縦断面図、(C)は(B)におけるC−C線で示す固定弁の横断面図、(D)は(B)におけるD−D線で示す可動弁の横断面図である。
符号の説明
10 (シングルレバー操作の)複合水栓
11 水栓部
12 吐出パイプ部
12a 吐出口
13 本体アダプター
13a 固定ビス
14 バルブ固定アダプター
14a,15a 吐出側通水路
15 パイプ固定ナット
16 本体カバー上
16a 孔
17 本体カバー中
18 本体カバー下
19 天板取付ユニット
20 切換弁本体
20a 凹部
20b 貫通孔
21 ケース下(切換弁ケース)
22 ケース上(切換弁ケース)
23 固定弁
23a,23b 切込部
23c 孔(浄水流路)
23d 孔(原水流路)
23e 孔(原水流入路)
23f 孔(原水流出路)
24 可動弁
24a 凹み部
24b 窪み
24c,24d 穴
24e 貫通孔
24f 連通路
25 回動軸部材
25a 通水路
26 レバーハンドル
30,50 浄水装置
31,51 原水流入路(一次側原水を通水する流路)
32,52 原水流出路(一次側原水を通水する流路)
33,53 浄水流路(浄水の帰還流路)
34,54 原水流路(原水の帰還流路)
40 (ビルトイン型の)浄水器
40a 浄水出口
40b 原水出口
40c 原水入口
40e 上流側流路(原水流路)
41 原水流路
42 浄水流路
43 浄化材入りカートリッジ

Claims (10)

  1. 一次側原水を通水する流路を開閉する遮断弁と、この遮断弁の下流側で水栓外部に出てから戻ってくる水の帰還流路を複数形成し、この複数の帰還流路のいずれか1つを選択的に開いて選択された帰還流路のみ通水可能にする流路切換弁とを、シングルレバーにより同時に動作するように弁体可動部を一体的に形成して内蔵したことを特徴とする複合水栓。
  2. 一次側原水を水栓部を経て浄水器側へ通水する流路を開閉する遮断弁と、この遮断弁の下流側で水栓外部に出て前記浄水器側から戻ってくる浄水及び原水の帰還流路を各独立に形成し、これらの帰還流路のいずれか1つを選択的に開いて選択された帰還流路のみ通水可能にする流路切換弁とを一体的に内蔵したことを特徴とする請求項1記載の複合水栓。
  3. 一定方向への回動操作によって止水、原水吐出、浄水吐出のいずれかの状態に切り換える水栓部と、この水栓部の頂部から垂直方向へ延び大きく湾曲して下方へ吐出口を向けた吐出パイプ部とを備えたことを特徴とする請求項2記載の複合水栓。
  4. 浄水及び原水の流路方向と平行な軸を中心にして回動する可動弁と、この可動弁に平行に設けられて一面を前記可動弁の一面に密接する固定弁とを設け、前記可動弁と前記固定弁との密接面を前記軸に垂直な面として形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の複合水栓。
  5. レバー操作により水栓軸の軸周りに回動する回転軸と、この回転軸に係合して同一方向へ回動する可動弁と、一面を前記可動弁の上流側の面に同軸的に密接する固定弁とを備えたことを特徴とする請求項4記載の複合水栓。
  6. 前記可動弁には上流側の面に原水の方向変更用の溝を連通路として刻設するとともにこの連通路と軸対称位置に下流側の面まで貫通する貫通孔を穿設し、前記固定弁には上流側の面から下流側の面まで貫通するそれぞれ一様な流路面積を有する帰還流路側の浄水流路と原水流路とを隣り合わせに配置して穿設し、これらの浄水流路と原水流路との軸対称位置に、上流側の面から下流側の面まで貫通する一次側原水を通水する原水流入路と、流入した一次側原水を浄水器側へ流出させる原水流出路とを、隣り合わせに配置して穿設したことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の複合水栓。
  7. 前記固定弁の下流側の面と前記可動弁の上流側の面とは、前記可動弁の連通路を前記固定弁の原水流入路と原水流出路とに対向させて配置するとともに、前記可動弁の貫通孔を前記固定弁の原水流路と浄水流路とに対向させて配置し、軸心から前記原水流路と前記浄水流路との各中心位置までの開き角が、軸心から前記原水流入路と前記原水流出路との各中心位置までの開き角よりも小さく設定したことを特徴とする請求項6に記載の複合水栓。
  8. 前記可動弁の連通路及び貫通孔と前記固定弁に穿設する各流路との断面形状を、外周面側が長辺となる扇型に形成したことを特徴とする請求項7に記載の複合水栓。
  9. 一次側原水を通水する流路と接続する原水入口と、流出する浄水の帰還流路と接続する浄水出口と、流出する原水の帰還流路と接続する原水出口とを各別に設け、前記原水入口から浄化材入りカートリッジの上流側表面を通過して前記原水出口に至る原水流路と、前記原水入口から前記浄化材入りカートリッジの上流側表面に至りさらに前記浄化材入りカートリッジを透過して前記浄水出口に至る浄水流路とを形成したことを特徴とするビルトイン型浄水器。
  10. 前記請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のシングルレバー操作の複合水栓と前記請求項9記載のビルトイン型浄水器とを備え、前記複合水栓の原水流出路とビルトイン型浄水器の原水入口とを接続し、前記複合水栓の浄水流路とビルトイン型浄水器の浄水出口とを接続し、前記複合水栓の原水流路とビルトイン型浄水器の原水出口とを接続して、前記複合水栓と前記ビルトイン型浄水器との間の流路を連通したことを特徴とする浄水装置。
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