JP2004363015A - Non-aqueous electrolyte secondary battery - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、正極と、負極と、溶質および溶媒からなる非水電解質とを備えた非水電解質二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、高エネルギー密度を有する二次電池として、非水電解質を使用し、リチウムイオンを正極と負極との間で移動させて充放電を行うようにした非水電解質二次電池が利用されている。
【0003】
このような非水電解質二次電池として、従来においては、一般に正極にコバルト酸リチウム(LiCoO2 )等のリチウム遷移金属複合酸化物を用いるとともに、負極にリチウム金属、リチウム合金、リチウムの吸蔵および放出が可能な炭素材料等を用い、非水電解質として、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート等の有機溶媒にLiBF4 、LiPF6 等のリチウム塩からなる電解質を溶解させたものが使用されている。
【0004】
また、耐熱性を向上させるために正極活物質としてモリブデン酸化物(MoO3 )を用いた非水電解質二次電池も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−117841号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような非水電解質二次電池は、各種電子機器のメモリバックアップ用の電源として用いられる。近年、各種電子機器の高性能化および高信頼性化が進むにつれて、メモリバックアップ用の電源である非水電解質二次電池に対して優れた保存特性が要求されるようになってきている。
【0007】
しかしながら、一般的な従来の非水電解質二次電池においては、負極活物質が活性なリチウム等からなるので、保存中に負極と非水電解質とが反応し、時間の経過とともに放電容量が低下する。そこで、種々の非水電解質が検討されているが、十分に満足できる保存特性が得られていない。
【0008】
本発明の目的は、優れた保存特性を有する非水電解質二次電池を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明に係る非水電解質二次電池は、正極と、負極と、溶質および溶媒からなる非水電解質とを備え、正極は、少なくとも一部にモリブデン酸リチウムを含み、負極は、アルミニウム(Al)またはアルミニウム合金を含むものである。
【0010】
本発明に係る非水電解質二次電池においては、正極のモリブデン酸リチウムが非水電解質に溶解し、アルミニウムまたはアルミニウム合金を含む負極上にイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜として析出する。このアルミニウム−モリブデン合金被膜の存在のために、非水電解質二次電池の保存中においても、負極と非水電解質との反応が抑制される。それにより、優れた保存特性が得られる。
【0011】
モリブデン酸リチウムは、モリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )またはモリブデン(VI)酸リチウム(Li2 MoO4 )であってもよい。
【0012】
特に、正極がモリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )を含む場合には、モリブデン酸リチウムの溶解量が多すぎず、アルミニウムまたはアルミニウム合金を含む負極上に特に高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が形成される。それにより、特に優れた保存特性が得られる。
【0013】
アルミニウム合金は、アルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)、リチウム−アルミニウム−マンガン合金(Li−Al−Mn)およびアルミニウム−クロム合金(Al−Cr)よりなる群から選択された1種以上を含んでもよい。
【0014】
この場合、アルミニウム合金を含む負極上に特に高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が形成される。それにより、特に優れた保存特性が得られる。
【0015】
アルミニウム合金は、マンガンを0.1〜10重量%含有するアルミニウム−マンガン合金であることが好ましい。それにより、アルミニウム−マンガン合金を含む負極上に特に高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が形成される。その結果、より優れた保存特性が得られる。
【0016】
非水電解質の溶質は、リチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドを含むことが好ましい。この場合、アルミニウムまたはアルミニウム合金を含む負極上に、溶質成分を含む特に高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が形成される。その結果、より優れた保存特性が得られる。
【0017】
非水電解質の溶媒は、ポリエチレングリコールジアルキルエーテルを含むことが好ましい。この場合、アルミニウムまたはアルミニウム合金を含む負極上に、溶媒成分を含む特に高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が形成される。それにより、より優れた保存特性が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
【0019】
図1は本発明の一実施の形態に係る非水電解質二次電池の模式的断面図である。図1の非水電解質二次電池は扁平形のリチウム二次電池である。
【0020】
ステンレス鋼板(SUS304)からなる正極缶5内に、ステンレス鋼板(SUS304)からなる正極集電体7、正極2、セパレータ3、負極1、およびステンレス鋼板(SUS304)からなる負極集電体6が順に収納されている。負極集電体6上には負極缶4が設けられ、負極缶4と正極缶5とがポリフェニレンスルフィド製の絶縁パッキング8により封止されている。負極缶4および正極缶5により電池ケースが構成される。
【0021】
セパレータ3には溶質および溶媒からなる非水電解質が含浸されており、負極1および正極2はセパレータ3を介して互いに離間している。正極2は正極集電体7を介して正極缶5に接続され、負極1は負極集電体6を介して負極缶4に接続されている。それにより、電池ケースの内部に生じた化学エネルギーが負極缶4および正極缶5の両端子から電気エネルギーとして外部へ取り出される。
【0022】
負極1は、アルミニウム(Al)、またはアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)、リチウム−アルミニウム−マンガン合金(Li−Al−Mn)、アルミニウム−クロム合金(Al−Cr)等のアルミニウム合金からなる。後述するようにマンガン割合が0.1〜10重量%であるアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)を用いることがより好ましい。
【0023】
正極2は、正極活物質、導電剤および結着剤を混合し、乾燥させることにより作製される。正極活物質は、モリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )またはモリブデン(VI)酸リチウム(Li2 MoO4 )からなる。後述するように、正極活物質としてモリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )を用いることがより好ましい。
【0024】
モリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )は、モリブデン(VI)酸リチウム(Li2 MoO4 )を出発物質として用い、温度828〜1223Kの水素ガス流動下において24〜48時間保持することにより合成することができる。また、モリブデン(VI)酸リチウム(Li2 MoO4 )は、適当なモル比のLi2 CO3 とMoO3 との混合物を加熱することにより作製することができる(例えば、Journal of Power Sources 81−82(1999)524−529参照)。
【0025】
なお、正極活物質が、モリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )またはモリブデン酸(VI)リチウム(Li2 MoO4 )に加えてコバルト酸リチウム(LiCoO2 )等の他のリチウム遷移金属複合酸化物を含んでもよい。コバルト酸リチウム(LiCoO2 )を正極活物質に混合した場合には、高い電池電圧が得られる。
【0026】
図2は本実施の形態に係る非水電解質二次電池の保存特性の向上を説明するための図である。上記のように、本実施の形態に係る非水電解質二次電池では、負極1としてアルミニウムまたはアルミニウム合金が用いられ、正極2の正極活物質としてモリブデン酸リチウムが用いられる。
【0027】
それにより、正極2のモリブデン酸リチウムが非水電解質に溶解し、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる負極1上にイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜10として析出する。このアルミニウム−モリブデン合金被膜10の存在のために、非水電解質二次電池の保存中においても、負極1と非水電解質との反応が抑制されるものと考えられる。それにより、優れた保存特性が得られる。
【0028】
ここで、アルミニウム−モリブデン合金被膜の表面近くには酸化リチウム(Li2 O)および窒化リチウム(Li3 N)が存在するものと推定される。窒化リチウム(Li3 N)はイオン伝導性を有し、酸化リチウム(Li2 O)はリチウムイオンの通路を形成するものと考えられる。
【0029】
非水電解質の溶質としては、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3 SO2 )2 )、リチウム(トリフルオロメチルスルホニル)(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(CF3 SO2)(C2 F5 SO2 ))、リチウムビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(C2 F5 SO2 )2 )、リチウムトリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド(LiC(CF3 SO2 )3 )、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3 SO3 )、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6 )、テトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF4 )、ヘキサフルオロ砒酸リチウム(LiAsF6 )、過塩素酸酸リチウム(LiClO4 )等から選択される1種以上を用いることができる。
【0030】
特に、非水電解質の溶質として、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3 SO2 )2 )、リチウム(トリフルオロメチルスルホニル)(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(CF3 SO2)(C2 F5 SO2 ))、リチウムビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(C2 F5 SO2 )2 )等のリチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドを用いることが好ましい。それにより、後述するように、より優れた保存特性が得られる。
【0031】
また、非水電解質の溶質として、一般の非水電解質二次電池において使用される他のリチウム塩を用いてもよい。
【0032】
非水電解質の溶媒としては、ジエチレングリコールジメチルエーテル(Di−DME)、トリエチレングリコールジメチルエーテル(Tri−DME)、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(Tetra−DME)、ジエチレングリコールジエチルエーテル(Di−DEE)、トリエチレングリコールジエチルエーテル(Tri−DEE)、プロピレンカーボネート(PC)、1,2−ジメトキシエタン(DME)、炭酸ジエチル(DEC)等から選択される1種以上を用いることができる。
【0033】
特に、非水電解質の溶媒として、ジエチレングリコールジメチルエーテル(Di−DME)、トリエチレングリコールジメチルエーテル(Tri−DME)、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(Tetra−DME)、ジエチレングリコールジエチルエーテル(Di−DEE)、トリエチレングリコールジエチルエーテル(Tri−DEE)等のポリエチレングリコールジアルキルエーテルを用いることが好ましい。それにより、後述するように、特に優れた保存特性が得られる。
【0034】
また、非水電解質の溶媒として、一般の非水電解質二次電池において使用される他の非水溶媒を用いてもよい。
【0035】
【実施例】
[実施例1]
以下の実施例1−1〜1−5および比較例1−1〜1−3では、図1に示す構造を有する非水電解質二次電池を作製し、容量維持率を測定した。
【0036】
(実施例1−1)
下記の方法で図1に示す構造を有する非水電解質二次電池を作製した。
【0037】
〔正極の作製〕
正極活物質としてのモリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )(粉末)と、導電剤としてのカーボンブラック(粉末)と、結着剤としてのフッ素樹脂(粉末)とを重量比85:10:5で混合して正極合剤を得た。この正極合剤を円盤状に鋳型成型し、真空中にて250℃で2時間乾燥することにより、正極2を作製した。
【0038】
〔負極の作製〕
アルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)を円盤状に打ち抜き、負極1を作製した。アルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)中のマンガン割合は1重量%である。
【0039】
〔非水電解質の調製〕
ジエチレングリコールジメチルエーテル(Di−DME)溶媒に、溶質としてのリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3 SO2 )2 )を1モル/リットル溶かして、非水電解質を調製した。
【0040】
〔電池の組立〕
上記の負極1、正極2および非水電解質を使用して、図1に示す構造を有する実施例1−1の非水電解質二次電池を組み立てた。電池寸法としては、外径が24mmであり、厚さが3mmである。
【0041】
負極缶4、正極缶5、負極集電体6および正極集電体7はステンレス鋼板(SUS304)からなり、絶縁パッキング8はポリフェニレンスルフィドからなる。セパレータ3としては、ポリフェニレンスルフィド製の不織布を使用し、これに非水電解質を含浸させた。
【0042】
(実施例1−2)
正極活物質として、モリブデン(VI)酸リチウム(Li2 MoO4 )(粉末)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例1−2の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0043】
(実施例1−3)
負極1の材料として、マンガン割合が1重量%のアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)にリチウム(Li)を電気化学的に挿入することにより作製したリチウム−アルミニウム−マンガン合金(Li−Al−Mn)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例1−3の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0044】
(実施例1−4)
負極1の材料として、アルミニウム(Al)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例1−4の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0045】
(実施例1−5)
負極1の材料として、クロム割合が1重量%のアルミニウム−クロム合金(Al−Cr)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例1−5の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0046】
(比較例1−1)
正極活物質として、スピネル構造マンガン酸リチウム(LiMn2 O4 )(粉末)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する比較例1−1の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0047】
(比較例1−2)
負極1の材料として、天然黒鉛粉末が95重量部と、ポリフッ化ビニリデン粉末が5重量部となるよう混合して負極合剤を調製したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する比較例1−2の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0048】
(比較例1−3)
負極1の材料として、金属リチウム(Li)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する比較例1−3の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0049】
〔容量維持率(保存特性)の測定〕
以下の方法で、実施例1−1〜1−5および比較例1−1〜1−3の非水電解質二次電池の保存特性として容量維持率を測定した。
【0050】
作製直後の各非水電解質二次電池を180℃で1分間予熱した後、最高温度が260℃でかつ出入口付近の最低温度が180℃になったリフロー炉内を1分間かけて通過させた後、温度25℃において電流値10mAで電圧3Vまで充電した後、電圧2Vまで放電させ、作製直後の放電容量を測定した。
【0051】
また、作製直後の各非水電解質二次電池を180℃で1分間予熱した後、最高温度が260℃でかつ出入口付近の最低温度が180℃になったリフロー炉内を1分間かけて通過させた後、60℃で2ヶ月間保存し、その後、電流値10mAで電圧3Vまで充電した後、電圧2Vまで放電させ、保存後の放電容量を測定した。
【0052】
そして、次式により保存後の容量維持率を求めた。
保存後の容量維持率(%)
={(保存後の放電容量)/(作製直後の放電容量)}×100
実施例1−1〜1−5および比較例1−1〜1−3の非水電解質二次電池の正極活物質、負極および容量維持率の測定結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
表1に示すように、実施例1−1〜1−5の非水電解質二次電池では、容量維持率が80%以上と高くなった。これに対して、比較例1−1〜1−3の非水電解質二次電池では、容量維持率が45%以下と低くなった。この結果から、正極活物質としてモリブデン酸リチウムを用い、負極1の材料としてアルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることにより優れた保存特性が得られることがわかる。
【0055】
また、負極1の材料としてアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)を用いた実施例1−1、リチウム−アルミニウム−マンガン合金(Li−Al−Mn)を用いた実施例1−3およびアルミニウム−クロム合金(Al−Cr)を用いた実施例1−5の非水電解質二次電池では、容量維持率が82%以上と高くなった。これは、負極1の材料としてアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)、リチウム−アルミニウム−マンガン合金(Li−Al−Mn)またはアルミニウム−クロム合金(Al−Cr)を用いた場合には、負極1上により高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が析出するためであると考えられる。
【0056】
特に、負極1の材料としてアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)を用いた実施例1−1およびリチウム−アルミニウム−マンガン合金(Li−Al−Mn)を用いた実施例1−3の非水電解質二次電池では、容量維持率が88%以上とさらに高くなった。
【0057】
したがって、負極1の材料としてアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)、リチウム−アルミニウム−マンガン合金(Li−Al−Mn)またはアルミニウム−クロム合金(Al−Cr)を用いることが好ましく、アルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)またはリチウム−アルミニウム−マンガン合金(Li−Al−Mn)を用いることがさらに好ましい。
【0058】
また、正極活物質としてモリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )を用いた実施例1−1の非水電解質二次電池では、正極活物質としてモリブデン(VI)酸リチウム(Li2 MoO4 )を用いた実施例1−2の非水電解質二次電池に比べて、より高い容量維持率が得られた。これにより、正極活物質としてモリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )を用いることがより好ましいことがわかる。元素分析の結果、正極活物質としてモリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )を用いた場合には、正極活物質としてモリブデン(VI)酸リチウム(Li2 MoO4 )を用いた場合に比べて、モリブデン(Mo)の析出量が少ないことがわかった。したがって、正極活物質としてモリブデン(IV)酸リチウム(Li2 MoO3 )を用いた場合、モリブデン酸リチウムの溶解量が多すぎず、負極1上に特に高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が形成されるものと考えられる。
【0059】
[実施例2]
以下の実施例2−1〜2−6では、図1に示す構造を有する非水電解質二次電池を作製し、実施例1と同様に容量維持率を測定した。
【0060】
(実施例2−1)
負極1の材料として、アルミニウム(Al)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例2−1の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0061】
(実施例2−2)
負極1の材料として、マンガン割合が0.1重量%のアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例2−2の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0062】
(実施例2−3)
負極1の材料として、マンガン割合が0.5重量%のアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例2−3の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0063】
(実施例2−4)
負極1の材料として、マンガン割合が1重量%のアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例2−4の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0064】
(実施例2−5)
負極1の材料として、マンガン割合が5重量%のアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例2−5の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0065】
(実施例2−6)
負極1の材料として、マンガン割合が10重量%のアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例2−6の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0066】
実施例2−1〜2−6の非水電解質二次電池のアルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)中のマンガン割合および容量維持率の測定結果を表2に示す。
【0067】
【表2】
【0068】
表2に示すように、実施例2−1〜2−6の非水電解質二次電池では、容量維持率が80%以上と高くなった。特に、実施例2−2〜2−6の非水電解質二次電池では、容量維持率が85%以上とさらに高くなった。したがって、アルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)中のマンガン割合が0.1〜10重量%であることがより好ましいことがわかる。この場合、アルミニウム−マンガン合金(Al−Mn)からなる負極1上に特に高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が形成されるため、特に優れた保存特性を示すものと考えられる。
【0069】
[実施例3]
以下の実施例3−1〜3−9では、図1に示す構造を有する非水電解質二次電池を作製し、実施例1と同様に容量維持率を測定した。
【0070】
(実施例3−1)
非水電解質の溶質として、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3 SO2 )2 )を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例3−1の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0071】
(実施例3−2)
非水電解質の溶質として、リチウム(トリフルオロメチルスルホニル)(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(CF3 SO2)(C2 F5 SO2 ))を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例3−2の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0072】
(実施例3−3)
非水電解質の溶質として、リチウムビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(C2 F5 SO2 )2 )を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例3−3の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0073】
(実施例3−4)
非水電解質の溶質として、リチウムトリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド(LiC(CF3 SO2 )3 )を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例3−4の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0074】
(実施例3−5)
非水電解質の溶質として、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3 SO3 )を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例3−5の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0075】
(実施例3−6)
非水電解質の溶質として、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6 )を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例3−6の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0076】
(実施例3−7)
非水電解質の溶質として、テトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF4 )を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例3−7の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0077】
(実施例3−8)
非水電解質の溶質として、ヘキサフルオロ砒酸リチウム(LiAsF6 )を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例3−8の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0078】
(実施例3−9)
非水電解質の溶質として、過塩素酸酸リチウム(LiClO4 )を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例3−9の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0079】
実施例3−1〜3−9の非水電解質二次電池の溶質および容量維持率の測定結果を表3に示す。
【0080】
【表3】
【0081】
なお、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3 SO2 )2 )、リチウム(トリフルオロメチルスルホニル)(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(CF3 SO2)(C2 F5 SO2 ))およびリチウムビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(C2 F5 SO2 )2 )は、リチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドに含まれる。
【0082】
表3に示すように、実施例3−1〜3−3の非水電解質二次電池では、容量維持率が90%以上と高くなり、特に優れた保存特性を示した。これは、非水電解質の溶質がリチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドである場合には、負極1上に、溶質成分を含む特に高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が形成されるためであると考えられる。この結果から、非水電解質の溶質がリチウムパーフルオロアルキルスルホニルイミドであることがより好ましい。
【0083】
[実施例4]
以下の実施例4−1〜4−10では、図1に示す構造を有する非水電解質二次電池を作製し、実施例1と同様に容量維持率を測定した。
【0084】
(実施例4−1)
非水電解質の溶媒として、ジエチレングリコールジメチルエーテル(Di−DME)の単独溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−1の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0085】
(実施例4−2)
非水電解質の溶媒として、トリエチレングリコールジメチルエーテル(Tri−DME)の単独溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−2の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0086】
(実施例4−3)
非水電解質の溶媒として、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(Tetra−DME)の単独溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−3の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0087】
(実施例4−4)
非水電解質の溶媒として、ジエチレングリコールジエチルエーテル(Di−DEE)の単独溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−4の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0088】
(実施例4−5)
非水電解質の溶媒として、トリエチレングリコールジエチルエーテル(Tri−DEE)の単独溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−5の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0089】
(実施例4−6)
非水電解質の溶媒として、ジエチレングリコールジメチルエーテル(Di−DME)とプロピレンカーボネート(PC)との体積比率80:20の混合溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−6の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0090】
(実施例4−7)
非水電解質の溶媒として、ジエチレングリコールジメチルエーテル(Di−DME)と1,2−ジメトキシエタン(DME)との体積比率80:20の混合溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−7の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0091】
(実施例4−8)
非水電解質の溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)の単独溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−8の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0092】
(実施例4−9)
非水電解質の溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)と炭酸ジエチル(DEC)との体積比率80:20の混合溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−9の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0093】
(実施例4−10)
非水電解質の溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)と1,2−ジメトキシエタン(DME)との体積比率80:20の混合溶媒を使用したこと以外は、実施例1−1と同様にして、図1に示す構造を有する実施例4−10の非水電解質二次電池を組み立てた。
【0094】
実施例4−1〜4−10の非水電解質二次電池の非水電解質の溶媒、溶質および容量維持率の測定結果を表4に示す。
【0095】
【表4】
【0096】
なお、ジエチレングリコールジメチルエーテル(Di−DME)、トリエチレングリコールジメチルエーテル(Tri−DME)、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(Tetra−DME)、ジエチレングリコールジエチルエーテル(Di−DEE)およびトリエチレングリコールジエチルエーテル(Tri−DEE)は、ポリエチレングリコールジアルキルエーテルに含まれる。
【0097】
表4に示すように、実施例4−1〜4−7の非水電解質二次電池では、容量維持率が85%以上となり、特に優れた保存特性を示した。これは、非水電解質の溶媒がポリエチレングリコールジアルキルエーテルを含む場合に負極1上に溶媒成分を含む特に高いイオン伝導性のアルミニウム−モリブデン合金被膜が形成されるためであると考えられる。この結果から、非水電解質の溶媒がポリエチレングリコールジアルキルエーテルを含むことが好ましいことがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る非水電解質二次電池の模式的断面図である。
【図2】本実施の形態に係る非水電解質二次電池の保存特性の向上を説明するための図である。
【符号の説明】
1 負極
2 正極
3 セパレータ
4 負極缶
5 正極缶
6 負極集電体
7 正極集電体
8 絶縁パッキング[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a non-aqueous electrolyte secondary battery including a positive electrode, a negative electrode, and a non-aqueous electrolyte including a solute and a solvent.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a secondary battery having a high energy density, a non-aqueous electrolyte secondary battery that uses a non-aqueous electrolyte and moves lithium ions between a positive electrode and a negative electrode to perform charging and discharging has been used. I have.
[0003]
Conventionally, as such a non-aqueous electrolyte secondary battery, generally, a lithium cobalt oxide (LiCoO 2 ), And lithium metal, a lithium alloy, a carbon material capable of occluding and releasing lithium, and a nonaqueous electrolyte as an organic solvent such as ethylene carbonate and diethyl carbonate. LiBF 4 , LiPF 6 And the like, in which an electrolyte composed of a lithium salt such as described above is dissolved.
[0004]
Further, in order to improve heat resistance, molybdenum oxide (MoO) is used as a positive electrode active material. 3 ) Is also proposed (for example, see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-117841
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The non-aqueous electrolyte secondary battery as described above is used as a power supply for memory backup of various electronic devices. In recent years, as various electronic devices have been improved in performance and reliability, a non-aqueous electrolyte secondary battery, which is a power supply for memory backup, has been required to have excellent storage characteristics.
[0007]
However, in a general conventional non-aqueous electrolyte secondary battery, since the negative electrode active material is made of active lithium or the like, the negative electrode and the non-aqueous electrolyte react during storage, and the discharge capacity decreases over time. . Therefore, various non-aqueous electrolytes have been studied, but no satisfactory storage characteristics have been obtained.
[0008]
An object of the present invention is to provide a non-aqueous electrolyte secondary battery having excellent storage characteristics.
[0009]
Means for Solving the Problems and Effects of the Invention
The non-aqueous electrolyte secondary battery according to the present invention includes a positive electrode, a negative electrode, and a non-aqueous electrolyte composed of a solute and a solvent. The positive electrode contains lithium molybdate at least partially, and the negative electrode contains aluminum (Al). Or it contains an aluminum alloy.
[0010]
In the non-aqueous electrolyte secondary battery according to the present invention, lithium molybdate of the positive electrode dissolves in the non-aqueous electrolyte and is deposited as an ion-conductive aluminum-molybdenum alloy film on the negative electrode containing aluminum or an aluminum alloy. Due to the presence of the aluminum-molybdenum alloy coating, the reaction between the negative electrode and the nonaqueous electrolyte is suppressed even during storage of the nonaqueous electrolyte secondary battery. Thereby, excellent storage characteristics are obtained.
[0011]
Lithium molybdate is lithium molybdate (IV) (Li 2 MoO 3 ) Or lithium molybdate (VI) (Li 2 MoO 4 ).
[0012]
In particular, the positive electrode is lithium molybdate (IV) (Li 2 MoO 3 ), The amount of lithium molybdate dissolved is not too large, and a particularly high ion-conductive aluminum-molybdenum alloy film is formed on the negative electrode containing aluminum or an aluminum alloy. Thereby, particularly excellent storage characteristics are obtained.
[0013]
The aluminum alloy may include at least one selected from the group consisting of an aluminum-manganese alloy (Al-Mn), a lithium-aluminum-manganese alloy (Li-Al-Mn), and an aluminum-chromium alloy (Al-Cr). Good.
[0014]
In this case, a particularly high ion-conductive aluminum-molybdenum alloy film is formed on the negative electrode containing the aluminum alloy. Thereby, particularly excellent storage characteristics are obtained.
[0015]
The aluminum alloy is preferably an aluminum-manganese alloy containing 0.1 to 10% by weight of manganese. Thereby, an aluminum-molybdenum alloy film having particularly high ion conductivity is formed on the negative electrode containing the aluminum-manganese alloy. As a result, better storage characteristics can be obtained.
[0016]
The solute of the non-aqueous electrolyte preferably contains lithium perfluoroalkylsulfonylimide. In this case, a particularly high ion-conductive aluminum-molybdenum alloy film containing a solute component is formed on the negative electrode containing aluminum or an aluminum alloy. As a result, better storage characteristics can be obtained.
[0017]
The solvent of the non-aqueous electrolyte preferably contains polyethylene glycol dialkyl ether. In this case, a particularly high ion-conductive aluminum-molybdenum alloy film containing a solvent component is formed on the negative electrode containing aluminum or an aluminum alloy. Thereby, better storage characteristics can be obtained.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments, but the present invention is not limited to the following embodiments, and can be implemented with appropriate changes within a scope that does not change the gist of the present invention. is there.
[0019]
FIG. 1 is a schematic sectional view of a nonaqueous electrolyte secondary battery according to one embodiment of the present invention. The non-aqueous electrolyte secondary battery in FIG. 1 is a flat lithium secondary battery.
[0020]
In a positive electrode can 5 made of a stainless steel plate (SUS304), a positive electrode
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
Lithium molybdate (IV) (Li 2 MoO 3 ) Is lithium molybdenum (VI) (Li) 2 MoO 4 ) As a starting material, and can be synthesized by maintaining the mixture under a hydrogen gas flow at a temperature of 828 to 1223 K for 24 to 48 hours. In addition, lithium molybdate (VI) (Li 2 MoO 4 ) Is an appropriate molar ratio of Li 2 CO 3 And MoO 3 (See, for example, Journal of Power Sources 81-82 (1999) 524-529).
[0025]
Note that the positive electrode active material is lithium molybdate (IV) (Li 2 MoO 3 ) Or lithium molybdate (VI) (Li 2 MoO 4 ) In addition to lithium cobaltate (LiCoO 2 ) May be included. Lithium cobaltate (LiCoO 2 ) Is mixed with the positive electrode active material, a high battery voltage can be obtained.
[0026]
FIG. 2 is a diagram for explaining an improvement in storage characteristics of the nonaqueous electrolyte secondary battery according to the present embodiment. As described above, in the nonaqueous electrolyte secondary battery according to the present embodiment, aluminum or an aluminum alloy is used as the
[0027]
Thereby, the lithium molybdate of the
[0028]
Here, lithium oxide (Li) is provided near the surface of the aluminum-molybdenum alloy coating. 2 O) and lithium nitride (Li 3 N) is presumed to be present. Lithium nitride (Li 3 N) has ionic conductivity and lithium oxide (Li) 2 O) is considered to form a lithium ion passage.
[0029]
As the solute of the non-aqueous electrolyte, lithium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide (LiN (CF 3 SO 2 ) 2 ), Lithium (trifluoromethylsulfonyl) (pentafluoroethylsulfonyl) imide (LiN (CF 3 SO 2 ) (C 2 F 5 SO 2 )), Lithium bis (pentafluoroethylsulfonyl) imide (LiN (C 2 F 5 SO 2 ) 2 ), Lithium tris (trifluoromethylsulfonyl) methide (LiC (CF 3 SO 2 ) 3 ), Lithium trifluoromethanesulfonate (LiCF 3 SO 3 ), Lithium hexafluorophosphate (LiPF 6 ), Lithium tetrafluoroborate (LiBF 4 ), Lithium hexafluoroarsenate (LiAsF) 6 ), Lithium perchlorate (LiClO) 4 ) And the like can be used.
[0030]
In particular, as a solute of the nonaqueous electrolyte, lithium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide (LiN (CF 3 SO 2 ) 2 ), Lithium (trifluoromethylsulfonyl) (pentafluoroethylsulfonyl) imide (LiN (CF 3 SO 2 ) (C 2 F 5 SO 2 )), Lithium bis (pentafluoroethylsulfonyl) imide (LiN (C 2 F 5 SO 2 ) 2 It is preferable to use lithium perfluoroalkylsulfonylimide such as Thereby, as described later, more excellent storage characteristics can be obtained.
[0031]
Further, as the solute of the non-aqueous electrolyte, another lithium salt used in a general non-aqueous electrolyte secondary battery may be used.
[0032]
Examples of the solvent for the non-aqueous electrolyte include diethylene glycol dimethyl ether (Di-DME), triethylene glycol dimethyl ether (Tri-DME), tetraethylene glycol dimethyl ether (Tetra-DME), diethylene glycol diethyl ether (Di-DEE), and triethylene glycol diethyl ether. One or more selected from (Tri-DEE), propylene carbonate (PC), 1,2-dimethoxyethane (DME), diethyl carbonate (DEC) and the like can be used.
[0033]
In particular, as a solvent for the non-aqueous electrolyte, diethylene glycol dimethyl ether (Di-DME), triethylene glycol dimethyl ether (Tri-DME), tetraethylene glycol dimethyl ether (Tetra-DME), diethylene glycol diethyl ether (Di-DEE), triethylene glycol diethyl It is preferable to use polyethylene glycol dialkyl ether such as ether (Tri-DEE). Thereby, as described later, particularly excellent storage characteristics can be obtained.
[0034]
Further, as the solvent of the non-aqueous electrolyte, another non-aqueous solvent used in a general non-aqueous electrolyte secondary battery may be used.
[0035]
【Example】
[Example 1]
In the following Examples 1-1 to 1-5 and Comparative Examples 1-1 to 1-3, nonaqueous electrolyte secondary batteries having the structure shown in FIG. 1 were manufactured, and the capacity retention ratio was measured.
[0036]
(Example 1-1)
A non-aqueous electrolyte secondary battery having the structure shown in FIG. 1 was produced by the following method.
[0037]
(Preparation of positive electrode)
Lithium molybdate (IV) (Li 2 MoO 3 ) (Powder), carbon black (powder) as a conductive agent, and a fluororesin (powder) as a binder in a weight ratio of 85: 10: 5 to obtain a positive electrode mixture. The positive electrode mixture was molded into a disk-shaped mold, and dried at 250 ° C. for 2 hours in a vacuum to prepare a
[0038]
(Preparation of negative electrode)
An aluminum-manganese alloy (Al-Mn) was punched into a disk shape to produce a
[0039]
(Preparation of non-aqueous electrolyte)
In a diethylene glycol dimethyl ether (Di-DME) solvent, lithium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide (LiN (CF 3 SO 2 ) 2 Was dissolved at 1 mol / l to prepare a non-aqueous electrolyte.
[0040]
[Battery assembly]
Using the
[0041]
The negative electrode can 4, the positive electrode can 5, the negative electrode
[0042]
(Example 1-2)
As a positive electrode active material, lithium molybdate (VI) (Li) 2 MoO 4 ) (Powder) was used, and a non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 1-2 having the structure shown in FIG. 1 was assembled in the same manner as in Example 1-1.
[0043]
(Example 1-3)
As a material for the
[0044]
(Example 1-4)
A non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 1-4 having the structure shown in FIG. 1 was assembled in the same manner as in Example 1-1, except that aluminum (Al) was used as the material of the
[0045]
(Example 1-5)
Example 1 having the structure shown in FIG. 1 in the same manner as in Example 1-1 except that an aluminum-chromium alloy (Al-Cr) having a chromium ratio of 1% by weight was used as a material of the
[0046]
(Comparative Example 1-1)
Lithium manganate with spinel structure (LiMn) 2 O 4 ) (Powder) was used, and a nonaqueous electrolyte secondary battery of Comparative Example 1-1 having the structure shown in FIG. 1 was assembled in the same manner as in Example 1-1.
[0047]
(Comparative Example 1-2)
As a material for the
[0048]
(Comparative Example 1-3)
A non-aqueous electrolyte secondary battery of Comparative Example 1-3 having the structure shown in FIG. 1 was assembled in the same manner as in Example 1-1, except that lithium metal (Li) was used as the material of the
[0049]
[Measurement of capacity retention (storage characteristics)]
The capacity retention ratio was measured as the storage characteristics of the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Examples 1-1 to 1-5 and Comparative examples 1-1 to 1-3 by the following method.
[0050]
After preheating each non-aqueous electrolyte secondary battery immediately after fabrication at 180 ° C. for 1 minute, after passing through a reflow furnace having a maximum temperature of 260 ° C. and a minimum temperature of 180 ° C. near the entrance and exit over 1 minute. After the battery was charged to a voltage of 3 V at a current value of 10 mA at a temperature of 25 ° C., the battery was discharged to a voltage of 2 V, and the discharge capacity immediately after fabrication was measured.
[0051]
After preheating each non-aqueous electrolyte secondary battery immediately after fabrication at 180 ° C. for 1 minute, the battery was passed through a reflow furnace having a maximum temperature of 260 ° C. and a minimum temperature of 180 ° C. near the entrance / exit for 1 minute. After storage at 60 ° C. for 2 months, the battery was charged to a voltage of 3 V at a current value of 10 mA, then discharged to a voltage of 2 V, and the discharge capacity after storage was measured.
[0052]
Then, the capacity retention ratio after storage was determined by the following equation.
Capacity retention rate after storage (%)
= {(Discharge capacity after storage) / (discharge capacity immediately after preparation)} × 100
Table 1 shows the measurement results of the positive electrode active material, the negative electrode, and the capacity retention of the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Examples 1-1 to 1-5 and Comparative examples 1-1 to 1-3.
[0053]
[Table 1]
[0054]
As shown in Table 1, in the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Examples 1-1 to 1-5, the capacity retention ratio was as high as 80% or more. On the other hand, in the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Comparative Examples 1-1 to 1-3, the capacity retention ratio was as low as 45% or less. These results show that excellent storage characteristics can be obtained by using lithium molybdate as the positive electrode active material and using aluminum or an aluminum alloy as the material of the
[0055]
Further, Example 1-1 using an aluminum-manganese alloy (Al-Mn) as a material of the
[0056]
In particular, the non-aqueous electrolyte of Example 1-1 using an aluminum-manganese alloy (Al-Mn) as a material of the
[0057]
Therefore, it is preferable to use an aluminum-manganese alloy (Al-Mn), a lithium-aluminum-manganese alloy (Li-Al-Mn) or an aluminum-chromium alloy (Al-Cr) as the material of the
[0058]
Lithium molybdate (IV) (Li) is used as a positive electrode active material. 2 MoO 3 In the non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 1-1 using), lithium molybdenum (VI) ate (Li) was used as the positive electrode active material. 2 MoO 4 ), A higher capacity retention ratio was obtained compared to the non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 1-2. As a result, lithium molybdate (IV) (Li) 2 MoO 3 ) Is more preferably used. As a result of elemental analysis, lithium molybdate (IV) (Li 2 MoO 3 ) Is used as the positive electrode active material, lithium molybdate (VI) (Li) 2 MoO 4 ), It was found that the amount of molybdenum (Mo) deposited was smaller than in the case of using ()). Therefore, as the positive electrode active material, lithium molybdate (IV) (Li 2 MoO 3 In the case of using (1), it is considered that the amount of lithium molybdate dissolved is not too large, and an aluminum-molybdenum alloy film having particularly high ion conductivity is formed on the
[0059]
[Example 2]
In the following Examples 2-1 to 2-6, a nonaqueous electrolyte secondary battery having the structure shown in FIG. 1 was manufactured, and the capacity retention was measured in the same manner as in Example 1.
[0060]
(Example 2-1)
A non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 2-1 having the structure shown in FIG. 1 was assembled in the same manner as in Example 1-1, except that aluminum (Al) was used as the material of the
[0061]
(Example 2-2)
Example having the structure shown in FIG. 1 in the same manner as in Example 1-1 except that an aluminum-manganese alloy (Al-Mn) having a manganese ratio of 0.1% by weight was used as the material of the
[0062]
(Example 2-3)
Example having the structure shown in FIG. 1 in the same manner as in Example 1-1, except that an aluminum-manganese alloy (Al-Mn) having a manganese ratio of 0.5% by weight was used as the material of the
[0063]
(Example 2-4)
Example 2 having a structure shown in FIG. 1 in the same manner as in Example 1-1 except that an aluminum-manganese alloy (Al-Mn) having a manganese ratio of 1% by weight was used as a material of the
[0064]
(Example 2-5)
Example 2 having the structure shown in FIG. 1 in the same manner as in Example 1-1 except that an aluminum-manganese alloy (Al-Mn) having a manganese ratio of 5% by weight was used as the material of the
[0065]
(Example 2-6)
Example 2 having the structure shown in FIG. 1 in the same manner as in Example 1-1, except that an aluminum-manganese alloy (Al-Mn) having a manganese ratio of 10% by weight was used as the material of the
[0066]
Table 2 shows the measurement results of the manganese ratio and the capacity retention in the aluminum-manganese alloy (Al-Mn) of the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Examples 2-1 to 2-6.
[0067]
[Table 2]
[0068]
As shown in Table 2, in the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Examples 2-1 to 2-6, the capacity retention ratio was as high as 80% or more. In particular, in the non-aqueous electrolyte secondary batteries of Examples 2-2 to 2-6, the capacity retention ratio was further increased to 85% or more. Therefore, it is understood that the manganese ratio in the aluminum-manganese alloy (Al-Mn) is more preferably 0.1 to 10% by weight. In this case, a particularly high ion-conductive aluminum-molybdenum alloy film is formed on the
[0069]
[Example 3]
In the following Examples 3-1 to 3-9, a nonaqueous electrolyte secondary battery having the structure shown in FIG. 1 was manufactured, and the capacity retention was measured in the same manner as in Example 1.
[0070]
(Example 3-1)
As a solute of the non-aqueous electrolyte, lithium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide (LiN (CF 3 SO 2 ) 2 ) Was assembled in the same manner as in Example 1-1, except that the nonaqueous electrolyte secondary battery of Example 3-1 having the structure shown in FIG. 1 was used.
[0071]
(Example 3-2)
As a solute of the non-aqueous electrolyte, lithium (trifluoromethylsulfonyl) (pentafluoroethylsulfonyl) imide (LiN (CF 3 SO 2 ) (C 2 F 5 SO 2 A non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 3-2 having the structure shown in FIG. 1 was assembled in the same manner as in Example 1-1 except that)) was used.
[0072]
(Example 3-3)
As a solute of the non-aqueous electrolyte, lithium bis (pentafluoroethylsulfonyl) imide (LiN (C 2 F 5 SO 2 ) 2 ) Was assembled in the same manner as in Example 1-1 except that the nonaqueous electrolyte secondary battery of Example 3-3 having the structure shown in FIG. 1 was used.
[0073]
(Example 3-4)
As a solute of the non-aqueous electrolyte, lithium tris (trifluoromethylsulfonyl) methide (LiC (CF 3 SO 2 ) 3 ) Was assembled in the same manner as in Example 1-1 except that the nonaqueous electrolyte secondary battery of Example 3-4 having the structure shown in FIG. 1 was used.
[0074]
(Example 3-5)
As a solute of the non-aqueous electrolyte, lithium trifluoromethanesulfonate (LiCF 3 SO 3 ) Was assembled in the same manner as in Example 1-1, except that the nonaqueous electrolyte secondary battery of Example 3-5 having the structure shown in FIG. 1 was used.
[0075]
(Example 3-6)
As a solute of the non-aqueous electrolyte, lithium hexafluorophosphate (LiPF 6 ) Was assembled in the same manner as in Example 1-1, except that the nonaqueous electrolyte secondary battery of Example 3-6 having the structure shown in FIG. 1 was used.
[0076]
(Example 3-7)
As a solute of the non-aqueous electrolyte, lithium tetrafluoroborate (LiBF 4 ) Was assembled in the same manner as in Example 1-1, except that the nonaqueous electrolyte secondary battery of Example 3-7 having the structure shown in FIG. 1 was used.
[0077]
(Example 3-8)
As the solute of the non-aqueous electrolyte, lithium hexafluoroarsenate (LiAsF) 6 ) Was assembled in the same manner as in Example 1-1, except that the nonaqueous electrolyte secondary battery of Example 3-8 having the structure shown in FIG. 1 was used.
[0078]
(Example 3-9)
As a solute of the non-aqueous electrolyte, lithium perchlorate (LiClO) 4 ) Was assembled in the same manner as in Example 1-1, except that the nonaqueous electrolyte secondary battery of Example 3-9 having the structure shown in FIG. 1 was used.
[0079]
Table 3 shows the measurement results of the solute and the capacity retention of the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Examples 3-1 to 3-9.
[0080]
[Table 3]
[0081]
Note that lithium bis (trifluoromethylsulfonyl) imide (LiN (CF 3 SO 2 ) 2 ), Lithium (trifluoromethylsulfonyl) (pentafluoroethylsulfonyl) imide (LiN (CF 3 SO 2 ) (C 2 F 5 SO 2 )) And lithium bis (pentafluoroethylsulfonyl) imide (LiN (C 2 F 5 SO 2 ) 2 ) Is included in lithium perfluoroalkylsulfonylimide.
[0082]
As shown in Table 3, in the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Examples 3-1 to 3-3, the capacity retention ratio was as high as 90% or more, and exhibited particularly excellent storage characteristics. This is considered to be because when the solute of the nonaqueous electrolyte is lithium perfluoroalkylsulfonylimide, a particularly high ion-conductive aluminum-molybdenum alloy film containing a solute component is formed on the
[0083]
[Example 4]
In the following Examples 4-1 to 4-10, a nonaqueous electrolyte secondary battery having the structure shown in FIG. 1 was manufactured, and the capacity retention was measured in the same manner as in Example 1.
[0084]
(Example 4-1)
Except that a single solvent of diethylene glycol dimethyl ether (Di-DME) was used as the solvent of the nonaqueous electrolyte, the nonaqueous electrolyte of Example 4-1 having the structure shown in FIG. The secondary battery was assembled.
[0085]
(Example 4-2)
Except that a single solvent of triethylene glycol dimethyl ether (Tri-DME) was used as the solvent of the nonaqueous electrolyte, the non-aqueous electrolyte of Example 4-2 having the structure shown in FIG. A water electrolyte secondary battery was assembled.
[0086]
(Example 4-3)
Except that a single solvent of tetraethylene glycol dimethyl ether (Tetra-DME) was used as the solvent for the non-aqueous electrolyte, the procedure of Example 4-3 having the structure shown in FIG. A water electrolyte secondary battery was assembled.
[0087]
(Example 4-4)
Except that a single solvent of diethylene glycol diethyl ether (Di-DEE) was used as the solvent for the nonaqueous electrolyte, the nonaqueous solution of Example 4-4 having the structure shown in FIG. An electrolyte secondary battery was assembled.
[0088]
(Example 4-5)
Except that a single solvent of triethylene glycol diethyl ether (Tri-DEE) was used as the solvent of the non-aqueous electrolyte, the procedure of Example 4-5 having the structure shown in FIG. A non-aqueous electrolyte secondary battery was assembled.
[0089]
(Example 4-6)
As in Example 1-1, except that a mixed solvent of diethylene glycol dimethyl ether (Di-DME) and propylene carbonate (PC) in a volume ratio of 80:20 was used as the solvent of the nonaqueous electrolyte, A non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 4-6 having the structure shown was assembled.
[0090]
(Example 4-7)
As in Example 1-1, except that a mixed solvent of diethylene glycol dimethyl ether (Di-DME) and 1,2-dimethoxyethane (DME) in a volume ratio of 80:20 was used as the solvent of the nonaqueous electrolyte. The non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 4-7 having the structure shown in FIG. 1 was assembled.
[0091]
(Example 4-8)
Except that the sole solvent of propylene carbonate (PC) was used as the solvent of the nonaqueous electrolyte, the nonaqueous electrolyte secondary of Example 4-8 having the structure shown in FIG. The battery was assembled.
[0092]
(Example 4-9)
Except for using a mixed solvent of propylene carbonate (PC) and diethyl carbonate (DEC) at a volume ratio of 80:20 as the solvent of the non-aqueous electrolyte, the structure shown in FIG. The non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 4-9 having the following was assembled.
[0093]
(Example 4-10)
As in Example 1-1, except that a mixed solvent of propylene carbonate (PC) and 1,2-dimethoxyethane (DME) in a volume ratio of 80:20 was used as the solvent of the nonaqueous electrolyte, The non-aqueous electrolyte secondary battery of Example 4-10 having the structure shown in FIG. 1 was assembled.
[0094]
Table 4 shows the measurement results of the solvent, solute, and capacity retention of the nonaqueous electrolyte of the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Examples 4-1 to 4-10.
[0095]
[Table 4]
[0096]
Note that diethylene glycol dimethyl ether (Di-DME), triethylene glycol dimethyl ether (Tri-DME), tetraethylene glycol dimethyl ether (Tetra-DME), diethylene glycol diethyl ether (Di-DEE) and triethylene glycol diethyl ether (Tri-DEE) are And polyethylene glycol dialkyl ether.
[0097]
As shown in Table 4, in the nonaqueous electrolyte secondary batteries of Examples 4-1 to 4-7, the capacity retention ratio was 85% or more, and particularly excellent storage characteristics were exhibited. This is considered to be because a particularly high ion-conductive aluminum-molybdenum alloy film containing a solvent component is formed on the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view of a nonaqueous electrolyte secondary battery according to one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining an improvement in storage characteristics of the nonaqueous electrolyte secondary battery according to the present embodiment.
[Explanation of symbols]
1 negative electrode
2 Positive electrode
3 separator
4 Negative electrode can
5 Positive electrode can
6 Negative electrode current collector
7 Positive electrode current collector
8 Insulation packing
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