JP2004234596A - 携帯機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】内蔵電源の電力消費を抑制しつつ、安定した電力供給を行うことにより、外部機器との通信を安定して行うことのできるデジタルカメラ等の携帯機器を提供する。
【解決手段】PC11が接続された状態において、PC11から供給される供給電圧が所定値以下に低下すると、電圧検出手段9は、電源制御回路7に供給電圧が低下したことを伝える。これを受けた電源制御回路7は、電源をUSBポート5側(PC11側)から内蔵電源2側に切替える。同様に、PC11が接続された状態において、電流の消費量が所定値以上になると、電流検出手段10は、電源制御回路7に消費電流が所定値以上に達したことを伝える。これを受けた電源制御回路7により、USBポート5(PC11)からの電力供給が内蔵電源2からの電力供給により補償される。
【選択図】 図1
【解決手段】PC11が接続された状態において、PC11から供給される供給電圧が所定値以下に低下すると、電圧検出手段9は、電源制御回路7に供給電圧が低下したことを伝える。これを受けた電源制御回路7は、電源をUSBポート5側(PC11側)から内蔵電源2側に切替える。同様に、PC11が接続された状態において、電流の消費量が所定値以上になると、電流検出手段10は、電源制御回路7に消費電流が所定値以上に達したことを伝える。これを受けた電源制御回路7により、USBポート5(PC11)からの電力供給が内蔵電源2からの電力供給により補償される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等の携帯機器に関し、特に、内蔵電源を有し、かつ、パーソナルコンピュータ等の外部機器と接続して当該外部機器から電力供給を受け得るデジタルカメラ等の携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル情報技術の進展に伴って、デジタルカメラ等の携帯機器とパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する場合がある)等の外部機器とを接続することにより、携帯機器から情報をPCに取り込み、PC上で携帯機器に存する情報について各種の処理を行うことが可能なデジタルカメラ等の携帯機器が周知である。
【0003】
この場合、携帯機器とPCとを接続するための手段としてUSB接続方式等が挙げられる。このような接続方式とすることにより、携帯機器およびPC間で情報を送受信するだけでなく、PCから携帯機器へ電力の供給を行うことができる(特許文献1参照)。
【0004】
このような携帯機器の電源切替えについて説明する。図3は従来の携帯機器における概略ブロック図である。図3に示すような携帯機器であるデジタルカメラ30の場合、通常使用時(撮影時)には、電池等の内蔵電源2からの電力がDC/DCコンバータ3により適正電圧に変換されて、画像処理等を行うカメラDSP(Digital Signal Processor)4へ供給される。
【0005】
一方、外部機器として例えばPC11がUSBポート5にUSB接続されると、外部接続検知回路6がこれを検知して電源切替回路31に伝える。これを受けた電源切替回路31は、レギュレータ8を作動させてカメラDSP4にPC11からUSBポート5を介して電力を供給させるとともに、DC/DCコンバータ3を停止させる。これにより、内蔵電源2の電力消費を抑制することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−100868号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、USB接続からの電力供給量は、上限が決まっているため、このような携帯機器においては、当該電力供給量に基いてカメラDSP4における機能ブロック(例えば、黒レベル補正回路、ホワイトバランス回路等)毎に消費電力を把握し、供給される電力を機能ブロック単位で割り振っているが、PC11からの機能の状態変化によってUSBポート5への供給電力レベルが変化する場合がある。これにより、USBポート5への供給電力レベルが変化し、所定の範囲外の供給電力値となると、ノイズが発生し、USB通信に支障を来す場合があった。また、画像の転送作業等により消費電流が増加するとUSBバスの負担が増大し、同様に、USB通信に支障を来す場合があった。さらに、USBポート5の接続不具合によりUSBポート5において接触抵抗が増加することによっても、電圧低下を招き、ノイズが発生するため、USB通信に支障を来す場合があった。
【0008】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するべくなされたもので、内蔵電源の電力消費を抑制しつつ、安定した電力供給を行うことにより、外部機器との通信を安定して行うことのできるデジタルカメラ等の携帯機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る携帯機器は、電力を供給する内蔵電源と、外部機器に接続することで、前記外部機器からの電力供給が可能な外部接続手段と、前記外部接続手段に前記外部機器が接続されたことを検知する外部接続検知回路と、前記外部接続検知回路が前記外部機器の接続を検知した際に電力供給源を前記内蔵電源から前記外部機器に切替える電源制御回路とを具備する携帯機器であって、前記外部接続手段に供給された電力の電圧を検出する電圧検出手段および前記外部接続手段に供給された電力の電流を検出する電流検出手段のうち少なくともいずれか1つをさらに具備し、前記外部機器が接続されている際に、前記電圧検出手段で検出された電圧が所定値以下になった場合、および/または、前記電流検出手段で検出された電流が所定値以上になった場合、前記電源制御回路は、前記外部接続手段からの電力供給を前記内蔵電源からの電力供給より補償すべく制御するものである。
【0010】
本発明に係る携帯機器においては、通常使用時には、内蔵電源から電力が供給される。一方、外部機器が外部接続手段に接続されると、外部接続検知回路がこれを検知して電源制御回路に伝える。これを受けた電源制御回路は、外部機器から外部接続手段を介して電力を供給させるとともに、内蔵電源からの電力供給を停止させる。これにより、内蔵電源の電力消費を抑制することができる。
【0011】
外部機器が接続された状態において、外部機器から供給される供給電圧が所定値以下に低下すると、電圧検出手段は、電源制御回路に供給電圧が低下したことを伝える。これを受けた電源制御回路により、外部接続手段(外部機器)からの電力供給が内蔵電源からの電力供給により補償される。同様に、外部機器が接続された状態において、電流の消費量が所定値以上になると、電流検出手段は、電源制御回路に消費電流が所定値以上に達したことを伝える。これを受けた電源制御回路により、外部接続手段(外部機器)からの電力供給が内蔵電源からの電力供給により補償される。
【0012】
このように、外部機器との接続時において、外部機器からの電力の供給状況に応じて内蔵電源からの電力供給により補償することができ、外部機器からの供給電圧が低下したり、携帯機器における消費電流が増大しても外部機器との通信を安定して行うことができる。したがって、本発明に係る携帯機器によれば、内蔵電源の電力消費を抑制しつつ、安定した電力供給を行うことができ、外部機器との通信も安定して行うことができる。
【0013】
なお、電源制御回路が外部電源からの電力供給を内蔵電源からの電力供給により補償すべく制御する際、外部電源からの電力供給を停止させてもよい。
【0014】
好ましくは、前記電圧検出手段は、前記外部接続手段に供給された電力の電圧と前記内部電源から供給された電力の電圧とを比較するように構成される。
【0015】
この場合、電圧検出手段において外部接続手段に供給された電力の電圧と内部電源から供給された電力の電圧とが比較されることにより、外部接続手段に供給された電圧が内部電源から供給される電圧に基いた所定値を下回ったときに、電源制御回路においてより直接的かつ容易に電源が制御される。
【0016】
また、電圧検出手段を比較器等により容易な回路構成とすることができるため、電圧検出手段としての特別な検出/制御手段が不要となり、容易かつ安価に構成することができる。
【0017】
なお、前記電流検出手段においても検出電流を電圧化して参照電圧と比較することにより、当該電流検出手段を比較器等により容易な回路構成とすることができるため、電流検出手段としての特別な検出/制御手段が不要となり、容易かつ安価に構成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施の形態を説明する。図1は本発明に係る一実施の形態の携帯機器における概略ブロック図である。本実施の形態においては、図1に示すように、携帯機器の一例としてデジタルスチルカメラ1を基に説明するが、本発明は、デジタルスチルカメラ1に限定されるものではなく、例えば、携帯電話、デジタルビデオカメラ、PDA(携帯情報端末)等、発明の趣旨を逸脱しない範囲の様々な携帯機器に適用可能である。
【0019】
図1の携帯機器としてのデジタルスチルカメラ1は、電力を供給する内蔵電源2と、外部機器(図1においてはパーソナルコンピュータ11)に接続することで、前記外部機器からの電力供給が可能な外部接続手段としてのUSBポート5と、前記USBポート5に前記外部機器が接続されたことを検知する外部接続検知回路6と、前記外部接続検知回路6が前記外部機器の接続を検知した際に電力供給源を前記内蔵電源2から前記外部機器に切替える電源制御回路7とを具備する。そして、前記USBポート5に供給された電力の電圧を検出する電圧検出手段9および前記USBポート5に供給された電力の電流を検出する電流検出手段10をさらに具備し、前記外部機器が接続されている際に、前記電圧検出手段9で検出された電圧が所定値以下になった場合、および/または、前記電流検出手段10で検出された電流が所定値以上になった場合、前記電源制御回路7は、前記USBポート5からの電力供給を前記内蔵電源2からの電力供給により補償すべく制御するものである。
【0020】
本発明に係るデジタルスチルカメラ1においては、通常使用時(撮影時)には、内蔵電源2である電池等からの電力がDC/DCコンバータ3により適正電圧に変換されて、画像処理等を行うカメラDSP(Digital Signal Processor)4へ供給される。
【0021】
一方、外部機器として図1のようなパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)11がUSBポート5にUSB接続されると、外部接続検知回路6がこれを検知して電源制御回路7に伝える。これを受けた電源制御回路7は、レギュレータ8を作動させてカメラDSP4にPC11からUSBポート5を介して電力を供給させるとともに、DC/DCコンバータ3を停止させて内蔵電源2からの電力供給を停止させる。これにより、内蔵電源2の電力消費を抑制することができる。
【0022】
PC11が接続された状態において、PC11から供給される供給電圧が所定値以下に低下すると、電圧検出手段9は、電源制御回路7に供給電圧が低下したことを伝える。これを受けた電源制御回路7は、電源をUSBポート5側(PC11側)から内蔵電源2側に切替える。同様に、PC11が接続された状態において、電流の消費量が所定値以上になると、電流検出手段10は、電源制御回路7に消費電流が所定値以上に達したことを伝える。これを受けた電源制御回路7により、USBポート5(PC11)からの電力供給が内蔵電源2からの電力供給により補償される。
【0023】
このように、PC11等の外部機器との接続時において、外部機器からの電力の供給状況に応じて内蔵電源2からの電力供給により補償することができ、外部機器からの供給電圧が低下したり、デジタルスチルカメラ1のカメラDSP4における消費電流が増大しても外部機器との通信を安定して行うことができる。したがって、内蔵電源2の電力消費を抑制しつつ、安定した電力供給を行うことができ、外部機器との通信も安定して行うことができる。
【0024】
次に、図1の構成を実現ずる回路例について説明する。図2は図1の携帯機器における電気回路図である。
【0025】
図2に示されるDC/DCコンバータ3、レギュレータ8、本体部12および比較器20,26,29は、IC回路により構成されている。本体部12は、図1におけるカメラDSP4と電源制御回路7が一体のIC回路となって構成されるものである。図1における外部接続検知回路6は、トランジスタ13から構成される。
【0026】
また、図1における電圧検出手段9は、比較器20と各分圧抵抗16,17および18,19とから構成され、DC/DCコンバータ3における出力電圧とUSBポート5から供給される電圧とが比較される。本実施の形態においては、DC/DCコンバータ3およびレギュレータ8の出力電圧Vout(例えば約3V)に対してUSBポート5に入力される入力電圧Vinが所定値(例えば4V)以上であるときに、出力電圧Voutを分圧する分圧抵抗16,17間での電位が入力電圧Vinを分圧する分圧抵抗18,19間での電位よりも低くなるような各分圧抵抗を用いている。そして、外部機器接続時に、より高い電位である入力電圧Vin側が選択され、L状態となるように比較器20が接続されている。一方、図1における電流検出手段10は、電流検出抵抗21と比較器29と分圧抵抗27,28と増幅回路としての比較器26および各分圧抵抗22〜25とから構成され、電流検出抵抗21および増幅回路において消費電流を電圧として検出する。そして、通常使用時、当該検出した電位が参照電圧Vrefを分圧する分圧抵抗27,28間での電位よりも高くなるような分圧抵抗27,28を用いている。したがって、通常使用時、比較器29はH状態にある。
【0027】
ここで、電源制御についての流れを順を追って説明する。まず、通常使用時、内蔵電源2がオンすると、本体部12のVccに電力が供給される。本体部12のVccに電力が供給されると、本体部12のDC/DCCONTがH状態となり、トランジスタ14がオンするため、DC/DCコンバータ3のCONTはL状態となり、DC/DCコンバータ3が作動し、本体部12のVccへの電力を一定電圧に制御する。
【0028】
ここで、PC11等の外部機器がUSBポート5に接続された場合、図1の外部接続検知回路6として機能するトランジスタ13がオンし、本体部12のUSB検知部(USB−DET)がL状態(検知済み)となることにより、本体部12のUSBCONTがL状態となり、トランジスタ15をオンすることにより、データ通信用のデータケーブルD−,D+に対してカメラDSP4へのデータ転送の初期設定が行われて、外部機器とカメラDSP4とのデータ通信が可能となる。さらに本体部12のレギュレータCONTがH状態となるため、レギュレータ8のCONTもH状態となり、レギュレータ8が作動して外部機器からUSBポート5を介して本体部12のVccに電力が供給される。一方、所定値以上の入力電圧Vinが印加されることにより、出力電圧Voutを分圧する分圧抵抗16,17間での電位が入力電圧Vinを分圧する分圧抵抗18,19間での電位よりも低くなる。したがって、比較器20がL状態となるため、トランジスタ14がオフし、DC/DCコンバータ3が停止する。したがって、内蔵電源2からの電力供給は停止され、内蔵電源2の電力消費を抑制することができる。
【0029】
このような外部機器接続時において、この外部機器から供給される電力の入力電圧Vinが低下して所定値を下回った場合について説明する。この場合、入力電圧Vinを分圧する分圧抵抗18,19間での電位が出力電圧Voutを分圧する分圧抵抗16,17間での電位よりも低くなる。このため、比較器20においてより高い電位である出力電圧Vout側が選択され、ハイインピーダンス状態となる。これにより、トランジスタ14が再びオンするため、DC/DCコンバータ3が再作動し、内蔵電源2からの電力供給が再開される。このようにして、カメラDSP4(本体部12)への電源電圧供給が一定に保持されるように補償される。
【0030】
このように、USBポート5に供給された電力の電圧と内部電源2から供給された電力の電圧とが比較されることにより、USBポート5に供給された電力の電圧が内部電源2から供給される電力の電圧に基いて定められた所定値を下回ったときに、電源制御回路7を含む本体部12においてより直接的かつ容易に電源が制御される。また、比較器20等を用いて回路を構成することができるため、供給電圧検出回路10として特別な検出手段が不要となり、容易かつ安価に構成することができる。
【0031】
次に、消費電流が所定値(例えば最大電流値の70%)以上となった場合について説明する。この場合、電流検出抵抗21および増幅回路により電圧として検出された検出値が参照電圧Vrefを分圧するための分圧抵抗27,28間での電位よりも低くなる。したがって、比較器29がL状態になるため、比較器20は、ハイインピーダンス状態が選択されることとなる。これにより、トランジスタ14が再びオンするため、DC/DCコンバータ3が再作動し、内蔵電源2からの電力供給が再開される。このようにして、カメラDSP4(本体部12)への電源電圧供給が一定に保持されるように補償される。
【0032】
この場合においても、消費電流検出回路10を比較器29等を用いて回路を構成することができるため、消費電流検出回路10として特別な検出手段が不要となり、容易かつ安価に構成することができる。
【0033】
なお、本実施の形態においては、電源制御回路7によりUSBポート5(外部電源)からの電力供給を内蔵電源2からの電力供給により補償する際、USBポート5からの電力供給に加えて内蔵電源2からの電力供給を同時に行うことにより一定の電力供給を行うこととしているが、USBポート5からの電力供給を停止させて択一的な電源切替を行うこととしてもよい。
【0034】
また、デジタルスチルカメラ1に内蔵電源2の代わりとしてAC電源が接続された場合、USBポート5にPC11等の外部機器が接続されても電源制御回路7により電力供給源を切替えないこととしてもよい。通常、携帯機器にAC電源が接続されている場合は、内蔵電源2の電力消費を考慮する必要がないからである。
【0035】
さらに、本実施の形態においては、外部接続手段としてUSBポート5を用い、USB接続方式を採用した形態機器について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、IEEE1349インターフェース等、携帯機器へ電力供給可能な通信方式であればよく、それらに応じた外部接続手段を適宜、採用し得るものである。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る携帯機器によれば、外部機器との接続時において、外部機器からの電力の供給状況に応じて内蔵電源からの電力供給により補償することができ、外部機器からの供給電圧が低下したり、携帯機器における消費電流が増大しても外部機器との通信を安定して行うことができる。したがって、本発明に係る携帯機器によれば、内蔵電源の電力消費を抑制しつつ、安定した電力供給を行うことができ、外部機器との通信も安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の携帯機器における概略ブロック図
【図2】図1の携帯機器における電気回路図
【図3】従来の携帯機器における概略ブロック図
【符号の説明】
1 デジタルカメラ(携帯機器)
2 内蔵電源
5 USBポート(外部接続手段)
6 外部接続検知回路
7 電源制御回路
9 供給電圧検出回路
10 消費電流検出回路
11 パーソナルコンピュータ(外部機器)
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等の携帯機器に関し、特に、内蔵電源を有し、かつ、パーソナルコンピュータ等の外部機器と接続して当該外部機器から電力供給を受け得るデジタルカメラ等の携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル情報技術の進展に伴って、デジタルカメラ等の携帯機器とパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する場合がある)等の外部機器とを接続することにより、携帯機器から情報をPCに取り込み、PC上で携帯機器に存する情報について各種の処理を行うことが可能なデジタルカメラ等の携帯機器が周知である。
【0003】
この場合、携帯機器とPCとを接続するための手段としてUSB接続方式等が挙げられる。このような接続方式とすることにより、携帯機器およびPC間で情報を送受信するだけでなく、PCから携帯機器へ電力の供給を行うことができる(特許文献1参照)。
【0004】
このような携帯機器の電源切替えについて説明する。図3は従来の携帯機器における概略ブロック図である。図3に示すような携帯機器であるデジタルカメラ30の場合、通常使用時(撮影時)には、電池等の内蔵電源2からの電力がDC/DCコンバータ3により適正電圧に変換されて、画像処理等を行うカメラDSP(Digital Signal Processor)4へ供給される。
【0005】
一方、外部機器として例えばPC11がUSBポート5にUSB接続されると、外部接続検知回路6がこれを検知して電源切替回路31に伝える。これを受けた電源切替回路31は、レギュレータ8を作動させてカメラDSP4にPC11からUSBポート5を介して電力を供給させるとともに、DC/DCコンバータ3を停止させる。これにより、内蔵電源2の電力消費を抑制することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−100868号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、USB接続からの電力供給量は、上限が決まっているため、このような携帯機器においては、当該電力供給量に基いてカメラDSP4における機能ブロック(例えば、黒レベル補正回路、ホワイトバランス回路等)毎に消費電力を把握し、供給される電力を機能ブロック単位で割り振っているが、PC11からの機能の状態変化によってUSBポート5への供給電力レベルが変化する場合がある。これにより、USBポート5への供給電力レベルが変化し、所定の範囲外の供給電力値となると、ノイズが発生し、USB通信に支障を来す場合があった。また、画像の転送作業等により消費電流が増加するとUSBバスの負担が増大し、同様に、USB通信に支障を来す場合があった。さらに、USBポート5の接続不具合によりUSBポート5において接触抵抗が増加することによっても、電圧低下を招き、ノイズが発生するため、USB通信に支障を来す場合があった。
【0008】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するべくなされたもので、内蔵電源の電力消費を抑制しつつ、安定した電力供給を行うことにより、外部機器との通信を安定して行うことのできるデジタルカメラ等の携帯機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る携帯機器は、電力を供給する内蔵電源と、外部機器に接続することで、前記外部機器からの電力供給が可能な外部接続手段と、前記外部接続手段に前記外部機器が接続されたことを検知する外部接続検知回路と、前記外部接続検知回路が前記外部機器の接続を検知した際に電力供給源を前記内蔵電源から前記外部機器に切替える電源制御回路とを具備する携帯機器であって、前記外部接続手段に供給された電力の電圧を検出する電圧検出手段および前記外部接続手段に供給された電力の電流を検出する電流検出手段のうち少なくともいずれか1つをさらに具備し、前記外部機器が接続されている際に、前記電圧検出手段で検出された電圧が所定値以下になった場合、および/または、前記電流検出手段で検出された電流が所定値以上になった場合、前記電源制御回路は、前記外部接続手段からの電力供給を前記内蔵電源からの電力供給より補償すべく制御するものである。
【0010】
本発明に係る携帯機器においては、通常使用時には、内蔵電源から電力が供給される。一方、外部機器が外部接続手段に接続されると、外部接続検知回路がこれを検知して電源制御回路に伝える。これを受けた電源制御回路は、外部機器から外部接続手段を介して電力を供給させるとともに、内蔵電源からの電力供給を停止させる。これにより、内蔵電源の電力消費を抑制することができる。
【0011】
外部機器が接続された状態において、外部機器から供給される供給電圧が所定値以下に低下すると、電圧検出手段は、電源制御回路に供給電圧が低下したことを伝える。これを受けた電源制御回路により、外部接続手段(外部機器)からの電力供給が内蔵電源からの電力供給により補償される。同様に、外部機器が接続された状態において、電流の消費量が所定値以上になると、電流検出手段は、電源制御回路に消費電流が所定値以上に達したことを伝える。これを受けた電源制御回路により、外部接続手段(外部機器)からの電力供給が内蔵電源からの電力供給により補償される。
【0012】
このように、外部機器との接続時において、外部機器からの電力の供給状況に応じて内蔵電源からの電力供給により補償することができ、外部機器からの供給電圧が低下したり、携帯機器における消費電流が増大しても外部機器との通信を安定して行うことができる。したがって、本発明に係る携帯機器によれば、内蔵電源の電力消費を抑制しつつ、安定した電力供給を行うことができ、外部機器との通信も安定して行うことができる。
【0013】
なお、電源制御回路が外部電源からの電力供給を内蔵電源からの電力供給により補償すべく制御する際、外部電源からの電力供給を停止させてもよい。
【0014】
好ましくは、前記電圧検出手段は、前記外部接続手段に供給された電力の電圧と前記内部電源から供給された電力の電圧とを比較するように構成される。
【0015】
この場合、電圧検出手段において外部接続手段に供給された電力の電圧と内部電源から供給された電力の電圧とが比較されることにより、外部接続手段に供給された電圧が内部電源から供給される電圧に基いた所定値を下回ったときに、電源制御回路においてより直接的かつ容易に電源が制御される。
【0016】
また、電圧検出手段を比較器等により容易な回路構成とすることができるため、電圧検出手段としての特別な検出/制御手段が不要となり、容易かつ安価に構成することができる。
【0017】
なお、前記電流検出手段においても検出電流を電圧化して参照電圧と比較することにより、当該電流検出手段を比較器等により容易な回路構成とすることができるため、電流検出手段としての特別な検出/制御手段が不要となり、容易かつ安価に構成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施の形態を説明する。図1は本発明に係る一実施の形態の携帯機器における概略ブロック図である。本実施の形態においては、図1に示すように、携帯機器の一例としてデジタルスチルカメラ1を基に説明するが、本発明は、デジタルスチルカメラ1に限定されるものではなく、例えば、携帯電話、デジタルビデオカメラ、PDA(携帯情報端末)等、発明の趣旨を逸脱しない範囲の様々な携帯機器に適用可能である。
【0019】
図1の携帯機器としてのデジタルスチルカメラ1は、電力を供給する内蔵電源2と、外部機器(図1においてはパーソナルコンピュータ11)に接続することで、前記外部機器からの電力供給が可能な外部接続手段としてのUSBポート5と、前記USBポート5に前記外部機器が接続されたことを検知する外部接続検知回路6と、前記外部接続検知回路6が前記外部機器の接続を検知した際に電力供給源を前記内蔵電源2から前記外部機器に切替える電源制御回路7とを具備する。そして、前記USBポート5に供給された電力の電圧を検出する電圧検出手段9および前記USBポート5に供給された電力の電流を検出する電流検出手段10をさらに具備し、前記外部機器が接続されている際に、前記電圧検出手段9で検出された電圧が所定値以下になった場合、および/または、前記電流検出手段10で検出された電流が所定値以上になった場合、前記電源制御回路7は、前記USBポート5からの電力供給を前記内蔵電源2からの電力供給により補償すべく制御するものである。
【0020】
本発明に係るデジタルスチルカメラ1においては、通常使用時(撮影時)には、内蔵電源2である電池等からの電力がDC/DCコンバータ3により適正電圧に変換されて、画像処理等を行うカメラDSP(Digital Signal Processor)4へ供給される。
【0021】
一方、外部機器として図1のようなパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)11がUSBポート5にUSB接続されると、外部接続検知回路6がこれを検知して電源制御回路7に伝える。これを受けた電源制御回路7は、レギュレータ8を作動させてカメラDSP4にPC11からUSBポート5を介して電力を供給させるとともに、DC/DCコンバータ3を停止させて内蔵電源2からの電力供給を停止させる。これにより、内蔵電源2の電力消費を抑制することができる。
【0022】
PC11が接続された状態において、PC11から供給される供給電圧が所定値以下に低下すると、電圧検出手段9は、電源制御回路7に供給電圧が低下したことを伝える。これを受けた電源制御回路7は、電源をUSBポート5側(PC11側)から内蔵電源2側に切替える。同様に、PC11が接続された状態において、電流の消費量が所定値以上になると、電流検出手段10は、電源制御回路7に消費電流が所定値以上に達したことを伝える。これを受けた電源制御回路7により、USBポート5(PC11)からの電力供給が内蔵電源2からの電力供給により補償される。
【0023】
このように、PC11等の外部機器との接続時において、外部機器からの電力の供給状況に応じて内蔵電源2からの電力供給により補償することができ、外部機器からの供給電圧が低下したり、デジタルスチルカメラ1のカメラDSP4における消費電流が増大しても外部機器との通信を安定して行うことができる。したがって、内蔵電源2の電力消費を抑制しつつ、安定した電力供給を行うことができ、外部機器との通信も安定して行うことができる。
【0024】
次に、図1の構成を実現ずる回路例について説明する。図2は図1の携帯機器における電気回路図である。
【0025】
図2に示されるDC/DCコンバータ3、レギュレータ8、本体部12および比較器20,26,29は、IC回路により構成されている。本体部12は、図1におけるカメラDSP4と電源制御回路7が一体のIC回路となって構成されるものである。図1における外部接続検知回路6は、トランジスタ13から構成される。
【0026】
また、図1における電圧検出手段9は、比較器20と各分圧抵抗16,17および18,19とから構成され、DC/DCコンバータ3における出力電圧とUSBポート5から供給される電圧とが比較される。本実施の形態においては、DC/DCコンバータ3およびレギュレータ8の出力電圧Vout(例えば約3V)に対してUSBポート5に入力される入力電圧Vinが所定値(例えば4V)以上であるときに、出力電圧Voutを分圧する分圧抵抗16,17間での電位が入力電圧Vinを分圧する分圧抵抗18,19間での電位よりも低くなるような各分圧抵抗を用いている。そして、外部機器接続時に、より高い電位である入力電圧Vin側が選択され、L状態となるように比較器20が接続されている。一方、図1における電流検出手段10は、電流検出抵抗21と比較器29と分圧抵抗27,28と増幅回路としての比較器26および各分圧抵抗22〜25とから構成され、電流検出抵抗21および増幅回路において消費電流を電圧として検出する。そして、通常使用時、当該検出した電位が参照電圧Vrefを分圧する分圧抵抗27,28間での電位よりも高くなるような分圧抵抗27,28を用いている。したがって、通常使用時、比較器29はH状態にある。
【0027】
ここで、電源制御についての流れを順を追って説明する。まず、通常使用時、内蔵電源2がオンすると、本体部12のVccに電力が供給される。本体部12のVccに電力が供給されると、本体部12のDC/DCCONTがH状態となり、トランジスタ14がオンするため、DC/DCコンバータ3のCONTはL状態となり、DC/DCコンバータ3が作動し、本体部12のVccへの電力を一定電圧に制御する。
【0028】
ここで、PC11等の外部機器がUSBポート5に接続された場合、図1の外部接続検知回路6として機能するトランジスタ13がオンし、本体部12のUSB検知部(USB−DET)がL状態(検知済み)となることにより、本体部12のUSBCONTがL状態となり、トランジスタ15をオンすることにより、データ通信用のデータケーブルD−,D+に対してカメラDSP4へのデータ転送の初期設定が行われて、外部機器とカメラDSP4とのデータ通信が可能となる。さらに本体部12のレギュレータCONTがH状態となるため、レギュレータ8のCONTもH状態となり、レギュレータ8が作動して外部機器からUSBポート5を介して本体部12のVccに電力が供給される。一方、所定値以上の入力電圧Vinが印加されることにより、出力電圧Voutを分圧する分圧抵抗16,17間での電位が入力電圧Vinを分圧する分圧抵抗18,19間での電位よりも低くなる。したがって、比較器20がL状態となるため、トランジスタ14がオフし、DC/DCコンバータ3が停止する。したがって、内蔵電源2からの電力供給は停止され、内蔵電源2の電力消費を抑制することができる。
【0029】
このような外部機器接続時において、この外部機器から供給される電力の入力電圧Vinが低下して所定値を下回った場合について説明する。この場合、入力電圧Vinを分圧する分圧抵抗18,19間での電位が出力電圧Voutを分圧する分圧抵抗16,17間での電位よりも低くなる。このため、比較器20においてより高い電位である出力電圧Vout側が選択され、ハイインピーダンス状態となる。これにより、トランジスタ14が再びオンするため、DC/DCコンバータ3が再作動し、内蔵電源2からの電力供給が再開される。このようにして、カメラDSP4(本体部12)への電源電圧供給が一定に保持されるように補償される。
【0030】
このように、USBポート5に供給された電力の電圧と内部電源2から供給された電力の電圧とが比較されることにより、USBポート5に供給された電力の電圧が内部電源2から供給される電力の電圧に基いて定められた所定値を下回ったときに、電源制御回路7を含む本体部12においてより直接的かつ容易に電源が制御される。また、比較器20等を用いて回路を構成することができるため、供給電圧検出回路10として特別な検出手段が不要となり、容易かつ安価に構成することができる。
【0031】
次に、消費電流が所定値(例えば最大電流値の70%)以上となった場合について説明する。この場合、電流検出抵抗21および増幅回路により電圧として検出された検出値が参照電圧Vrefを分圧するための分圧抵抗27,28間での電位よりも低くなる。したがって、比較器29がL状態になるため、比較器20は、ハイインピーダンス状態が選択されることとなる。これにより、トランジスタ14が再びオンするため、DC/DCコンバータ3が再作動し、内蔵電源2からの電力供給が再開される。このようにして、カメラDSP4(本体部12)への電源電圧供給が一定に保持されるように補償される。
【0032】
この場合においても、消費電流検出回路10を比較器29等を用いて回路を構成することができるため、消費電流検出回路10として特別な検出手段が不要となり、容易かつ安価に構成することができる。
【0033】
なお、本実施の形態においては、電源制御回路7によりUSBポート5(外部電源)からの電力供給を内蔵電源2からの電力供給により補償する際、USBポート5からの電力供給に加えて内蔵電源2からの電力供給を同時に行うことにより一定の電力供給を行うこととしているが、USBポート5からの電力供給を停止させて択一的な電源切替を行うこととしてもよい。
【0034】
また、デジタルスチルカメラ1に内蔵電源2の代わりとしてAC電源が接続された場合、USBポート5にPC11等の外部機器が接続されても電源制御回路7により電力供給源を切替えないこととしてもよい。通常、携帯機器にAC電源が接続されている場合は、内蔵電源2の電力消費を考慮する必要がないからである。
【0035】
さらに、本実施の形態においては、外部接続手段としてUSBポート5を用い、USB接続方式を採用した形態機器について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、IEEE1349インターフェース等、携帯機器へ電力供給可能な通信方式であればよく、それらに応じた外部接続手段を適宜、採用し得るものである。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る携帯機器によれば、外部機器との接続時において、外部機器からの電力の供給状況に応じて内蔵電源からの電力供給により補償することができ、外部機器からの供給電圧が低下したり、携帯機器における消費電流が増大しても外部機器との通信を安定して行うことができる。したがって、本発明に係る携帯機器によれば、内蔵電源の電力消費を抑制しつつ、安定した電力供給を行うことができ、外部機器との通信も安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の携帯機器における概略ブロック図
【図2】図1の携帯機器における電気回路図
【図3】従来の携帯機器における概略ブロック図
【符号の説明】
1 デジタルカメラ(携帯機器)
2 内蔵電源
5 USBポート(外部接続手段)
6 外部接続検知回路
7 電源制御回路
9 供給電圧検出回路
10 消費電流検出回路
11 パーソナルコンピュータ(外部機器)
Claims (2)
- 電力を供給する内蔵電源と、外部機器に接続することで、前記外部機器からの電力供給が可能な外部接続手段と、前記外部接続手段に前記外部機器が接続されたことを検知する外部接続検知回路と、前記外部接続検知回路が前記外部機器の接続を検知した際に電力供給源を前記内蔵電源から前記外部機器に切替える電源制御回路とを具備する携帯機器であって、
前記外部接続手段に供給された電力の電圧を検出する電圧検出手段および前記外部接続手段に供給された電力の電流を検出する電流検出手段のうち少なくともいずれか1つをさらに具備し、
前記外部機器が接続されている際に、前記電圧検出手段で検出された電圧が所定値以下になった場合、および/または、前記電流検出手段で検出された電流が所定値以上になった場合、前記電源制御回路は、前記外部接続手段からの電力供給を前記内蔵電源からの電力供給により補償すべく制御することを特徴とする携帯機器。 - 前記電圧検出手段は、前記外部接続手段に供給された電力の電圧と前記内部電源から供給された電力の電圧とを比較することを特徴とする請求項1記載の携帯機器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003025607A JP2004234596A (ja) | 2003-02-03 | 2003-02-03 | 携帯機器 |
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Family Applications (1)
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JP2003025607A Pending JP2004234596A (ja) | 2003-02-03 | 2003-02-03 | 携帯機器 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007257289A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 集積回路及びそれを用いた信号処理装置 |
US7420296B2 (en) | 2005-08-30 | 2008-09-02 | Freescale Semiconductor, Inc. | Power supply circuit |
US8593898B2 (en) | 2010-11-08 | 2013-11-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device and memory device of current compensation |
JP2015046032A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | 富士通株式会社 | 情報処理装置及び電源監視回路 |
-
2003
- 2003-02-03 JP JP2003025607A patent/JP2004234596A/ja active Pending
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