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JP2004037452A - ドラフトシールドを備えた秤 - Google Patents

ドラフトシールドを備えた秤 Download PDF

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Abstract

【課題】スライド壁の開閉操作位置が明瞭な秤の提供。
【解決手段】軽量皿を収容する計量計画2が、スライド壁6、7、8でで区切られ、スライド可能なコネクタ本体が壁6、7、8を接続し、壁6、7、8同士または壁6、7とコネクタ本体を連結/解離するスライドハンドル10を備える。対を成す壁6、7、8ないしコネクタ本体と壁6、7に連結されるハンドル要素11、12により、スライドハンドル10が構成される。各ハンドル要素は、壁6、7、8またはハンドル要素が取り付けられたコネクタ本体をスライドさせる。ハンドル要素の各対において、ハンドル要素12に凹部14が設けられ、ハンドル要素11がハンドル要素の対を接続するためにハンドル要素を回動させることにより凹14に係合する。スライドハンドル10として組み合わされた一対のハンドル要素は、凹部14を有するハンドル要素12とほぼ同じ外形と大きさを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、秤特に計量区画に収容された計量皿を備えた精密秤または分析秤に関する。計量区画は、スライド可能な少なくとも二枚の壁で上記計量区画を開閉するドラフトシールドで区切られており、これらのスライド可能な壁は互いに連結されて両方の壁が同時に開閉できるようになっている。
【0002】
【背景技術】
この種の秤は、従来から公知の技術に属し、たとえば化学分析を行う際、物質を重量により分配する用途などに主に使用されている。
【0003】
ヨーロッパ特許出願EP 0 234 008 A2はこの種の秤を開示しており、ドラフトシールドの前面にガラス窓が、両側面に後方へスライド可能なドアが、上面に後方へスライド可能なパネルが、それぞれ取り付けられている。側面の二枚のスライド式ドアは、秤の底面にスライド可能に配置されたプレートにより、互いに連結可能である。好ましくは前後にスライドさせることにより凹部に係合するボルトとして形成されるラッチは、ドアハンドルと一体に形成され、スライド式ドアとカバーパネルを必要に応じて互いに連結できるようになっている。上記二枚のスライド式ドアのそれぞれの底部に固定されたドアハンドルを接続するプレートを用いて、ドアを同時に移動したり、反対側のハンドルでドアを押すことによりドアの一方だけを移動したりできる。
【0004】
スライド式窓を移動するという思想と、反対側からの操作で側面のスライドドアを開閉するという思想は、EP 0 547 298 A1が開示している秤にも見られる。側面の二枚のスライド式窓は、好ましくは互いに鈍角をなすように取り付けられた二枚のパネルで構成され、窓が湾曲した案内トラックに沿ってスライドするようにする必要がある。側面のスライド式窓を移動させるために秤の下側に配置された機構は、ハウジングの両側から突出した二本の平たい作用レバーを有し、レバーはハウジングの床で回動して前後に旋回し、ハウジングの床に同様に配置されたスライド可能なプレート状の平たい接続要素で接続される。この場合、側面のスライド式窓は、垂直方向に移動可能なボルトを介してまたはハンドルの二つの部分の下側部分に設けた小さなラッチを介してスライド式プレートに接続され、ハンドルの上側部分にある凹部に係合する。
【0005】
これまでに説明した秤は、どちらの型も、接続または連結要素、特にボルトまたはラッチが、ハンドルの内側にほぼ隠れて見えない状態にある。そのため、たとえば実験室に入ってきた人が秤から数メートル離れて立つと、秤の操作位置とスライド式窓の連結要素との関係が互いにどのように異なっているか、あるいは秤の操作位置とスライド機構および接続プレートとの関係がどのように異なっているかがわからない。
【0006】
したがって、本発明の目的は、秤を偶然見た場合や遠くから見た場合でも、スライド式窓を開閉するための操作位置がはっきりわかる秤を提案することにある。
【0007】
【発明の要約】
本発明によれば、上記の目的は、請求項1記載の秤で達成される。秤特に計量皿が計量区画に収容された精密秤または分析秤であって、計量区画は、計量区画を開閉するための少なくとも二枚の壁を有するドラフトシールドで区切られており、互いに接していないスライド可能な壁を連結する働きをするスライド可能なコネクタ本体は、スライド可能な壁同士または壁の一方とコネクタ本体を連結したり離したりするよう構成されたスライドハンドルを有している。このようなスライドハンドルは、一対として補完し合い、互いに接するスライド可能な壁同士あるいはコネクタ本体とコネクタ本体に接する移動可能な壁とを連結し、各ハンドル要素が個々の壁やハンドル要素が取り付けられているコネクタ本体を移動させるハンドルとして働く。ハンドル要素の各対において、第一のハンドル要素に凹部が設けられ、第二のハンドル要素は、第一のハンドル要素および/または第二のハンドル要素が回動してこの凹部に係合することにより、ハンドル要素同士が組み合わされる。組み合わされた状態にある一対のハンドル要素は、凹部を有する第一のハンドル要素とほぼ同じ外形と大きさを有している。
【0008】
この構成では、手動で壁を移動させるためのハンドルの機能と、スライド可能な壁を互いに接続する機能とが一つになっており、壁の接続状態と非接続状態の違いがはっきりわかるので、本発明による秤のユーザは、たとえば計量皿に計量対象の試料を載せる目的で秤を開けるためにどちらのハンドルまたはハンドル要素を用いればよいか、すぐにわかるという利点がある。スライドハンドルを形成するハンドル要素を備えた秤は、各々のハンドル要素が壁の一つをスライドさせるためのハンドルとしても使用できるため、人間工学的見地から特に有利である。
【0009】
好ましい実施例において、第二のハンドル要素と、第二のハンドル要素を第一のハンドル要素に嵌め込むための凹部は、第二のハンドル要素が第一のハンドル要素に嵌まる時に心合わせが自動で行われるように設計されている。したがって、二本のハンドル要素を共に回動させて単一のスライドハンドルを形成するために、二本のハンドル要素を上下に並べて正確に心合わせを行う必要がない。そのため、作業の流れが容易になる。
【0010】
スライドハンドルと、結合してスライドハンドルを形成するハンドル要素は、ほぼ楕円形特に翼形のディスクであり、ハンドル要素の少なくとも一つが、ハンドル要素の中心を外れた点においてハンドル要素を横断する軸を中心として回動することが可能である。本発明のさらに発展した実施例では、人間工学的に形成された狭い凹部がハンドル要素の外向きの面に設けられており、ユーザがハンドル要素を安全に掴むことが可能である。
【0011】
回動するハンドル要素は、二つの安定した回り止め位置に噛みあうように設計されるのが好ましく、回り止め位置の一つで一対のハンドル要素が結合してスライドハンドルが形成される。回動するハンドル要素は、ばねにより、その時点で選択された位置でしっかり保持される。
【0012】
特に有利な実施例において、秤は壁をスライドさせるための案内要素を備えており、壁と協働するハンドル要素が案内要素の一つに配置されている。特に回動するハンドル要素は回動軸(案内要素を中心に回転可能)を介してスライド可能な壁に取り付けられ、とりわけスライド可能な壁に接続された案内装置に、および/または回動するハンドル要素が回動軸を介してコネクタ本体に、取り付けられている。
【0013】
以下の図式的なおよび/または単純化した図面において、本発明による秤の実施例と、本発明によるスライド要素のさまざまな実施例により、本発明を説明する。
【0014】
【実施の形態】
図1は、たとえば実験室で分析秤として使用されるタイプの秤を示す。この秤は、主に計量機構と計量用電子部品を収容する秤のハウジング1と、図示しない計量皿を囲む計量区画2を有する。計量区画2の後壁3と床4は、空間的に固定された秤の部品である。計量区画2は、さらに前壁5と、二枚の側壁6、7と、上面カバーパネル8で区切られている。二枚の側壁6、7と上面カバーパネル8は、計量区画2の開閉を行うため秤のハウジングに沿って後方へスライドさせることが可能である。秤は三本の脚13で支持されているが、図示したのはそのうちの一本だけである。
【0015】
グリップハンドル9は、秤のハウジング1の上面に配置されている。グリップハンドル9は、持ち運び用ハンドルの機能に加え、上面カバーパネル8を開閉する案内トラックの機能も有する。二枚の側壁6、7は、案内装置(図1には図示せず)に取り付けられ、たとえば計量区画2を開くためにスライドハンドル10によって秤のハウジング1に沿って後方へ移動させることができる。スライドハンドル10は、二本のハンドル要素11、12から成る。二本のハンドル要素の一方であるハンドル要素11は、その対応する側壁6、7および/または案内装置に固定され、第二のハンドル要素は、側壁6、7に対しほぼ直角に延びる面内を回動する。図1が示すように、ハンドル要素11、12のいずれかを、側壁6、7を移動させるためのハンドルとして使用することが可能であり、側壁7はハンドル要素11により後方へ移動する。固定されたハンドル要素11が、回動するハンドル要素12の真上に位置するように側壁7が配置されている場合、ハンドル要素11はハンドル要素12の回動によりハンドル要素12の凹部14に係合し、その結果、二本のハンドル要素が組み合わされてスライドハンドル10となる。二本のハンドル要素11、12は、図3で詳しく説明するように係合の心出しが自動で行われる。
【0016】
簡単に言えば、二本のハンドル要素11、12は、回動により一本のスライドハンドル10となる。スライドハンドル10の大きさと外形は、回動するハンドル要素12の大きさと外形にほぼ対応している。
【0017】
図2は、動作状態にセットアップされた秤の下側部分の、前壁に平行な面における断面図である。計量区画の床4の下にある床区画15は、たとえば校正装置(図2には図示せず)を収容している。二枚の側壁6、7はそれぞれ、ホルダー要素16により案内装置17に好ましくは解放可能な接続部を介して取り付けられている。各側面の案内装置は、床区画15にしっかり接続され、好ましくは床区画の全長を(図中の断面に直交する方向に)超えて延びる案内レール18を有している。秤の両側において、キャリッジ21は、案内レール18の上面と下面を包み込む案内溝19、20を有している。側面6、7が移動すると、連動するキャリッジ21は案内レール18に沿って滑る。各キャリッジ21の外側の端部は横方向へ延び、計量区画2を超えて、図1が示すように側壁7を手動で移動させて計量区画2を開閉するために掴むことが可能な固定されたハンドル要素11まで達する。したがって、キャリッジ21と側壁7は、ホルダー要素16で接続され、スライド式壁ユニットと見なすことができる。もちろん、たわまないハンドル要素11を側壁7またはホルダー要素16に直接取り付けてもよい。
【0018】
床区画15の下方には、ハウジングの床24の下に床区画15の全幅を超えて延びているプレート23を有するコネクタ本体22がある。コネクタ本体22は、ハウジングの床24に固定された突部26でそれぞれ案内される四個のローラ25(二個のローラだけを図示)により、床区画に沿って図中の断面に直交する方向に移動可能である。
【0019】
プレート23の両側には、回動するハンドル要素12が固定されたホルダー装置27が接続されており、ホルダー装置27は計量区画2から横方向に突出している。回動するハンドル要素12はそれぞれ、二本のハンドル要素11、12が互いに上下に配置される(図2の右側に図示)場合、たわまないハンドル要素11が回動するハンドル要素12の凹部14に嵌まり、二本のハンドル要素が組み合わされてスライドハンドル10を形成する(図2の左側に図示)場合、たわまないハンドル要素11を包み込むことができるように配置されている。
【0020】
たわまないハンドル要素11と回動するハンドル要素12が組み合わされてスライドハンドル10を形成する(図2の左側に図示)ことにより、対応する側壁6の案内装置17はコネクタ本体22に接続され、左側壁6がコネクタ本体22と一緒に移動できるようになる。図示したハンドル要素の位置に応じて、左側壁6とコネクタ本体22は、左側のスライドハンドル10または右側のハンドル要素12のいずれかを用いて移動可能である。この配置により、秤のオペレータは、秤の計量区画2を開閉するために秤の反対側にある壁を片手で移動できる。一本のハンドルを押すだけで両方の側壁6、7が同時に移動可能になるように、両側にあるたわまないハンドル要素11と回動するハンドル要素12を連結してスライドハンドル10が形成されている。
【0021】
回動するハンドル要素12は二か所の固定位置に嵌まるように設計され、その一か所において、一対のハンドル要素が組み合わされてスライドハンドル10を形成する。ハンドル要素12は、ばね29により、いずれかの固定位置にしっかり保持される。
【0022】
図3〜5は、スライドハンドル10、110、210の異なる実施例を、それぞれ異なる方向から見たところを示す。図3a、4a、5aはそれぞれ、スライドハンドル10、110、210の実施例を三次元的に示す図である。図3b、4b、5bはそれぞれのハンドルを図2と同じ方向から見た側面図である。図3c、4c、5cは、図3b、4b、5bの矢印Aの方向から見た図である。図3d、4d、5dは、図3b、4b、5bの矢印Bの方向から見た図である。図示したすべての実施例において、たわまないハンドル要素11、111、211は、対応する回動ハンドル12、112、212の凹部14、114、214に嵌まり、側壁の案内装置17のキャリッジ21がコネクタ本体22の保持装置27に連結される。キャリッジ21に接続された固定ラグ30は、側壁6、7のためのホルダー要素16を接続するために使用される。
【0023】
スライドハンドル10、110、210の図示されたすべての実施例は、楕円形のディスク状であるすなわち翼に似ている点と、ハンドル要素12、112、212の少なくとも一つが、回動軸28を中心に回動可能である点が共通している。回動軸28は、ハンドル要素12、112、212をホルダー装置27に接続しており、ほぼディスク形の回動ハンドル要素12、112、212を、ハンドル要素の中心を外れた点において、ハンドル要素12、112、212の外面にほぼ直交する方向に横切っている。図3d、4d、5dからわかるように、ハンドル要素12、112、212の各々がエンドストップ31を有し、互いに畳み込まれた各対のハンドル要素の位置をポジティブに決定している。
【0024】
図3と4が示すハンドル要素12、112はそれぞれ、これらのハンドル要素が形成するスライドハンドル10、110と同様、確実にグリップするための凹部32、132を有する。他の可能性を示すため、図5において、回動するハンドル要素は人間工学的な形状の外面を有している。
【0025】
図3が示す一対のハンドル要素の実施例は、特に好ましい。この場合、たわまないハンドル要素11は、両側の外面が凹状であり(図1も参照のこと)、回動するハンドル要素12の凹部の内面が要素11の凹面にぴったり合う形状を有している。このことにより、ハンドル要素11、12の係合の心出しが楽になり、互いに対する回動が容易になる。特に、二本のハンドル要素11、12のこの実施例では、心合わせが自動で行われる。したがって、二本のハンドル要素11、12を互いに対して回動させスライドハンドル10を形成するため、二本のハンドル要素11、12を互いに厳密に上下に配置する必要がない。ハンドル要素11の少なくとも一部がハンドル要素12の真上に位置していれば十分である。
【0026】
明らかに、上記の説明によるハンドル要素は、スライドハンドルとして接続可能な対を成し、対を成すハンドル要素の少なくとも一方が回動可能であって、これを秤の上部たとえば上面カバーパネルと二枚の側壁に配置することにより、上面カバーパネルと二枚の側壁を互いに係合させて接続し、これらが一緒に動くようにすることが可能である。
【0027】
さらに、本発明によるスライドハンドルの構成は、長方形の断面を有する秤に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスプレイユニットとオペレータ入力ユニットを外した状態の秤の立体図。
【図2】前壁パネルと平行な断面において示した秤の床下区域の断面図。
【図3】a〜dは、スライドハンドルの第一の実施例をさまざまな方向から見た図。
【図4】a〜dは、スライドハンドルの第二の実施例をさまざまな方向から見た図。
【図5】a〜dは、スライドハンドルの第三の実施例をさまざまな方向から見た図。
【符号の説明】
1 秤のハウジング
2 計量区画
3 後壁
4 計量区画の床
5 前壁
6 側壁
7 側壁
8 上面カバーパネル
9 グリップハンドル
10、110、210 スライドハンドル
11、111,211    たわまないハンドル要素
12、112、212    回動するハンドル要素
13 脚
14、114、214 凹部
15 床区画
16 ホルダー要素
17 案内装置
18 案内レール
19 上側案内溝
20 下側案内溝
21 キャリッジ
22 コネクタ本体
23 プレート
24 ハウジングの床
25 ローラ
26 突起
27 ホルダー装置
28 軸
29 ばね
30 固定ラグ
31 エンドストップ
32、132 グリップ用凹部

Claims (9)

  1. 秤、特に計量皿を収容する計量区画2を有する精密秤または分析秤であって、上記計量区画2が、スライド可能な少なくとも二枚の壁6、7、8で上記計量区画2を開閉するドラフトシールドで区切られ、スライド可能なコネクタ本体22が互いに隣接していないスライド可能な壁6、7、8を接続する役目を果たし、上記秤が、上記スライド可能な壁6、7、8同士または上記スライド可能な壁6、7と上記コネクタ本体22を連結したり離したりするように構成されたスライドハンドル10、110、210を備えた秤において、互いに一対を成し、隣接するスライド可能な壁6、7、8に、または上記コネクタ本体22とコネクタ本体22に隣接する可動壁6、7に連結される二つのハンドル要素11と12、または111と112、または211と212によりスライドハンドル10、110、210が構成されていることと、上記各ハンドル要素それ自体が上記壁6、7、8またはハンドル要素が取り付けられた上記コネクタ本体22をスライドさせるハンドルとして構成されていることと、ハンドル要素の各対において、第一のハンドル要素12、112、212に凹部14、114、214が設けられ、第二のハンドル要素11、111、211がハンドル要素の対を接続するために第一のおよび/または第二のハンドル要素を回動させることにより上記凹部14、114、214に係合するように構成されていることと、スライドハンドル10、110、210として組み合わされた状態にある一対のハンドル要素が、上記凹部14、114、214を有する上記第一のハンドル要素12、112、212とほぼ同じ外形と大きさを有していることを特徴とする秤。
  2. 上記第二のハンドル要素11が嵌まる上記第一のハンドル要素12の凹部14と、上記第二のハンドル要素11とが、上記第一のハンドル要素12に上記第二のハンドル要素11が自動で心合わせを行って係合するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の秤。
  3. 一対のハンドル要素のうち少なくとも一方のハンドル要素12、112、212が、上記ハンドル要素12、112、212の中心を外れた位置で上記ハンドル要素を横切る軸28を中心として回動可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の秤。
  4. スライドハンドル10、110、210と、上記スライドハンドルを構成している上記ハンドル要素11、12、111、112、211、212がほぼ楕円形特に翼形のディスク状に形成されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の秤。
  5. 回動するハンドル要素12、112、212が二つの固定位置に嵌め込まれるように構成され、固定位置の一方において、一対のハンドル要素がスライドハンドル10、110、210として組み合わされた状態になることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の秤。
  6. 上記ハンドル要素12、112、212が、その時点で選択された固定位置において、ばね29によりしっかり保持されていることを特徴とする請求項5に記載の秤。
  7. 外向きの表面にある上記ハンドル要素11、12、111、112、211、212を掴みやすくするため、人間工学的な形状の凹部32、132を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の秤。
  8. 案内装置17が上記壁6、7をスライドさせるために設けられ、スライド可能な壁6、7に連結された案内装置17が、上記案内装置17に取り付けられた協働するハンドル要素11、111、211を有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の秤。
  9. 上記回動するハンドル要素12、112、212が回動軸28を有することと、上記回動するハンドル要素12、112、212がその回動軸28を介してスライド可能な壁6、7、8に、特にスライド可能な壁6、7、8に連結された案内装置17に取り付けられていることと、および/または上記回動するハンドル要素12、112、212がその回動軸28を介して上記コネクタ本体22に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の秤。
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