JP2004033471A - X-ray ct scanner apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数のX線ビーム発生源を有するX線CTスキャナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CTスキャナ装置は、被検体に照射され透過したX線を検出して、被検体の断層画像を再構築する装置で、医療用診断装置として広く使用されている。
【0003】
ここで、従来のX線CTスキャナ装置について図6を参照して説明する。固定架台61上に回転架台62が回転可能に支持されている。回転架台62の中心部分に、被検体63および被検体63を載せる寝台64が配置されている。回転架台62上に、X線65を放射するX線管装置66およびX線65の強度分布を制限するスリット67、被検体63を通過したX線65を検出し、検出したX線65を電気信号に変換する検出器列68、検出器列68から出力する電気信号を増幅し、かつAD変換するデータ収集装置69が搭載されている。検出器列68はたとえば円弧状に配列された複数のX線検出素子68a〜68nから構成されている。
【0004】
上記のX線CTスキャナ装置は、動作状態に入ると回転架台62が所定の回転軸を中心に回転する。このとき、X線管装置66およびスリット67、検出器列68、データ収集装置69は、被検体63の周囲を一体になって回転する。これと同時に、X線管装置66からX線65が放射される。X線65は被検体63の関心領域(ROI)を透過し、検出器列68に入射し、検出器列68においてX線65の強度が検出される。検出器列68で検出された検出信号はデータ収集装置69に供給される。検出信号はデータ収集装置69で増幅され、かつA/D変換によってディジタル検出信号に変換され、コンピュータ(図示せず)に供給される。コンピュータは、ディジタル検出信号をもとに、被検体63の関心領域におけるX線吸収率を演算し、その演算結果から被検体63の断層画像を生成するための画像データを構築する。画像データは、表示装置(図示せず)などに送られ、画面上に断層画像として表示される。
【0005】
上記したように、X線CTスキャナ装置は、X線管装置66および検出器列68が被検体63を挟んで回転し、被検体63の検査断面内のあらゆる点を透過したX線の強弱いわゆる投影データを、いろいろな角度たとえば360°の範囲から獲得する。そして、この投影データをもとに、予めプログラムされたデータ再構成プログラムにより断層画像を生成する。
【0006】
また、従来のX線CTスキャナ装置では、被検体の被曝X線線量を低減するために、臨床的にノイズが問題とならない範囲で、投影データの獲得中にX線管のフィラメントに流れる管電流を変調し、放射するX線を増減させる方法が実用化されている(たとえば米国特許第5379333号明細書および特開平8−206107号公報、特開平9−199292号公報、特開平10−149895号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のX線CTスキャナ装置は、投影データの獲得中に被検体が動いたり、あるいは、心臓などの臓器が動いたりすると、断層画像にモーションアーチファクトが発生するという問題がある。そのため、被検体が人の場合、静止したまま息を止める等の動作が要求される。このような息止めの苦痛を軽減するため、あるいは、臓器の不随運動によるモーションアーチファクトを減少させるために、検査速度の向上が求められている。
【0008】
検査速度を向上させる方法の1つに、架台回転速度の増加がある。しかし、架台は、X線管装置や検出器列、データ収集装置などが搭載され、重量が大きいため、回転速度の増加は機構的な限界がある。たとえば、架台の1回転に要する時間をT(秒)とすると、回転中の遠心加速度は約(3/T2 )Gとなり、X線管装置の回転部分に大きな遠心力が加わる。
【0009】
また、架台の回転速度を上げた場合、画像ノイズの増加を防止するためには、架台の1回転の間にX線管装置から放射されるX線量を、回転速度を上げる前とほぼ同じ値に保つ必要がある。したがって、回転速度を上げ、架台の1回転に要する時間Tを短くするためには、X線管装置の短時間出力パワー性能すなわち短時間により大きいX線を出力する性能の改善が要求される。短時間出力パワー性能を高める場合は、耐熱負荷性能の向上が必要で、たとえば陽極ターゲットの直径が大きくなる。そのため、X線管装置の重量が増大し、架台の回転に伴う遠心力がさらに大きくなる。
【0010】
なお、X線CTスキャナ装置では、現在、回転時間T=0.5秒程度の値が達成されている。このとき、遠心加速度は約12Gとなり、回転速度の限界にほぼ近いと考えられている。
【0011】
検査速度を向上させるもう1つの方法として、架台を連続的に回転させるとともに、被検体を載せた寝台を架台の回転軸方向に連続的に移動させる方法がある。被検体の投影データを螺旋状に収集し、被検体の体軸方向に沿う複数の断層画像を生成するヘリカルスキャンである。ヘリカルスキャンでは、特性改善のために、検出器列を複数列に設ける方法(特公昭63−62215号公報)、あるいは、複数のX線管装置を用いて、複数のヘリカルスキャン画像を並列的に撮影する方法(特開平9−262230号公報)が提案されている。
【0012】
上記したいずれの方法も、検査速度たとえば1枚の断層画像あたりに費やされる投影データの獲得時間、たとえばスキャン時間は架台の回転速度で決まる。しかし、回転速度の向上には、上記したような制限があり、現在、実現されている回転時間Tは0.5秒が最短となっている。したがって、ヘリカルスキャンの場合、断層画像1枚あたりのスキャン時間は、被検体の投影データを360°の方向から得る360°補間法を採用した場合で0.5秒、180°の方向から得る180°補間法を採用した場合で0.3秒程度が最短となる。
【0013】
また、ヘリカルスキャンにおいて、検査精度を向上させるために、被検体の体軸方向に沿った単位長あたりの断層画像の数を増やし、被検体の体軸方向の分解能を上げる場合も、架台回転速度の上昇が求められる。しかし、この場合も、上記したと同様、回転速度の上昇に限界がある。
【0014】
ところで、X線CTスキャナ装置では、近年、臨床的にノイズが問題とならない範囲内で、投影データの獲得中にX線管のフィラメント電流を変調し、放射するX線を増減させる方法が実用化されている。この方法は、被検体に照射するX線量が減少し、被曝X線線量が少なくなるという利点がある。しかし、架台の回転速度が早くなると、フィラメント電流の変化が早くなり、放射するX線を希望する条件で増減できなくなる。回転時間Tが0.5秒〜1秒程度でも良好な増減が得られない場合がある。たとえばX線管およびその電流供給源の応答能力から、50%程度の変調が限界になっている(特開平8−206107号公報参照)。この変調の限界値は架台の回転速度が早くなるほど小さくなり、被検体に対する被曝X線量の低減効果が損なわれる。
【0015】
上記したように、従来のX線CTスキャナ装置は、検査速度を早めるため、あるいは、検査精度を向上させるために、架台の回転速度の増加が求められている。一方、被検体に対する被曝X線量を少なくするために、投影データの獲得中にX線管の管電流を変調し、放射するX線を増減させる場合は、架台の回転速度の低下が求められている。
【0016】
本発明は、上記した欠点を解決し、1つ分の断層画像を得るに必要な撮影時間を増加させることなく、放射するX線を良好に増減できるX線CTスキャナ装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明のX線CTスキャナ装置は、所定回転軸に垂直な1つの平面上に、前記回転軸を囲む円周方向に所定間隔で配置された複数のX線ビーム発生源と、この複数のX線ビーム発生源から放射され被検体を透過したX線を検出する検出器列と、前記複数のX線ビーム発生源を前記被検体のまわりに回転させる回転駆動手段と、前記複数のX線ビーム発生源から放射されるX線を増減する変調手段とを具備し、前記複数のX線ビーム発生源の回転中に、前記複数のX線ビーム発生源からX線が並行して放射され、かつ、前記検出器列によって並行して検出されるX線をもとに、前記被検体の1つの断層画像を構成することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図1および図2を参照して説明する。図1はX線CTスキャナ装置を概略的に示す正面図、図2は図1の断面を概略的に示した断面図で、図1および図2は対応する部分に同じ符号を付している。
【0019】
固定架台10に回転架台11が回転可能に支持されている。回転架台11は回転駆動装置12から駆動電力が供給され、軸mを中心に回転する構造になっている。回転架台11の中心部分に、被検体13および被検体13を載せる寝台14が配置されている。また、回転架台11上に、回転架台11の回転軸mを中心にして、たとえば120°の等間隔で第1〜第3の3組のX線装置A〜Cが搭載されている。
【0020】
第1組のX線装置Aは、X線ビーム発生源たとえば第1のX線管装置15aなどから構成され、X線管装置15aはX線16aを前方に放射する。第1X線管装置15aの前方たとえば図示下方に、X線16aの強度分布を制限するスリット17a、被検体13を通過したX線16aを検出し、検出したX線16aを電気信号に変換する検出器列18a、検出器列18aから出力される電気信号を増幅し、かつAD変換するデータ収集装置19aなどが設けられ、これらはいずれも回転架台11上に搭載されている。
【0021】
第2組のX線装置Bは、第1組のX線装置Aと同様に、X線16bを前方に放射する第2X線管装置15bおよびスリット17b、検出器列18b、データ収集装置17bなどから構成され、これらも回転架台11上に搭載されている。
【0022】
第3組のX線装置Cも、第1組のX線装置Aと同様に、X線16cを前方に放射する第3X線管装置13bおよびスリット15c、検出器列16c、データ収集装置17cなどから構成され、これらも回転架台11上に搭載されている。
【0023】
第1〜第3のX線管装置15a〜15cは、回転架台11の回転軸mに垂直な平面上に、たとえば120°の等間隔に配置されている。
【0024】
検出器列18a〜18cは、複数のX線検出素子a1〜an、b1〜bn、c1〜cnから構成され、複数のX線検出素子a1〜an、b1〜bn、c1〜cnは、たとえば回転軸m方向および円周方向の両方向にそれぞれ複数ずつ2次元に配置されている。符号Ωは1つの検出器列の幅を示し、その大きさは回転中心Oから検出器列を見込む角度(°)で表される。
【0025】
上記のX線CTスキャナ装置は、動作状態に入ると、回転駆動装置12から供給される駆動信号によって回転架台11が回転し、第1組〜第3組のX線装置A〜Cは被検体13の周囲を同期して回転する。このとき、第1〜第3のX線管装置15a〜15cからX線16a〜16cが並行して放射される。X線16a〜16cは被検体13の関心領域(ROI)を通過し、検出器列18a〜18cに並行して入射し、被検体13を透過したX線16a〜16cの強度が並行して検出される。検出器列18a〜18cで検出された検出信号はデータ収集装置19a〜19cに供給される。検出信号はデータ収集装置19a〜19cにおいて増幅され、かつA/D変換によってディジタル検出信号に変換され、コンピュータ20に供給される。コンピュータ20は、各データ収集装置19a〜19cから供給されるディジタル検出信号をもとに、被検体13の関心領域におけるX線吸収率を演算し、その演算結果から被検体13の1つの断層画像に対応する画像データを構築する。画像データは、たとえば表示装置21に送られ、画面上に断層画像として表示される。上記した手順の繰り返しで、たとえばスライス状に切断された被検体13の相違する領域の画像データが順次構築され、また、断層画像として表示される。
【0026】
上記したように、第1組〜第3組のX線装置A〜Cは被検体13を中心に回転し、たとえば被検体13の検査断面内のあらゆる点について、いろいろな角度たとえば360°の範囲から投影データを獲得し、この投影データをもとに、予めプログラムされたデータ再構成プログラムによって断層画像が生成される。
【0027】
また、動作中、回転駆動装置12から回転架台11の回転角度データが角度情報処理部22に送られる。同時に、データ収集装置19a〜19cから被検体13を透過したX線の減衰データが減衰情報処理部23に送られる。回転角度データおよび減衰データはそれぞれ変調データ生成部24に送られ、たとえば回転架台11の回転角度とこの回転角度における減衰データとの関係から変調データが生成される。変調データは電流変調部25に送られる。電流変調部25には、電流源26から第1〜第3のX線管装置15a〜cに加える管電流たとえばフィラメント電流が供給されている。電流変調部25において、各管電流はたとえばそれぞれ個別の変調データで変調され、変調管電流a、b、cとして第1〜第3のX線管装置15a〜15cに供給される。これにより、変調管電流a、b、cに対応して増減するX線が第1〜第3の各X線管装置15a〜15cから放射される。
【0028】
管電流を変調する方法には、たとえばデータ収集前に低電流で2つの直交する方向でスカウト画像を取得し、これらスカウト画像のX線減衰値の比に基づいて決められた変調プロフィールにより管電流変調する方法が用いられる。また、投影データの獲得中に、被検体のX線減衰特性を測定し、この測定結果をもとに管電流を動的に修正する方法が用いられる。いずれの方法を採用する場合も、電流変更に対するX線管および電流供給源の時間的な応答能力の限界などを考慮して決められる。
【0029】
上記した実施形態では、3個のX線管装置が使用されている。この場合、架台の回転速度を、たとえば1個のX線管装置が使用されている構造(以下、従来技術という)の1/3に下げ、1回転あたり0.75秒の速度で被検体の廻りを(360°/3)回転させると、従来技術の場合で、1回転あたり0.25秒の速度で被写体の回りを1回転させ、360°補間法によって1断層像を得る場合と同等の断層像が得られる。この場合、架台の回転速度を下げても、従来技術と同等の画像データ収集速度、つまり検査速度が確保される。一方、架台の回転速度が低下し、X線管に供給する管電流に対して希望条件に沿った良好な変調が可能となり、被曝X線線量の低減効果が大きくなる。
【0030】
また、1回転あたり0.75秒の速度で被写体の廻りを((360°/6)+α°)回転させると、従来技術の場合で、1回転当たり0.25秒の速度で被写体の回りを(0.5+α)回転させ、180°補間法によって1断層像を得る場合と同等の断層画像が得られる。この場合、0.125秒で1つの断層画像が得られる。また1個あたりのX線管装置が放射するX線量を、従来技術の1/3に減少させても、従来技術と同等の明瞭度をもつ断層画像が得られる。
【0031】
したがって、従来技術よりも短い時間で1つ分の断層画像を撮影でき、画像の運動ぼけが少なくなり、心臓検査などの診断性能が向上する。これと同時に、架台の回転速度が低下するため、架台などの機械的負荷が低減し、全体の構造もコンパクトになる。
【0032】
また、X線管などの機械的負荷が軽減し、管電流の減少で熱負荷が小さくなる。そのため、陽極ターゲットを回転可能に支持する機構の軸受部分に液体金属潤滑材を用いた動圧式すべり軸受を使用した回転陽極型X線管を採用した場合、軸受の直径を細くでき、高速回転が可能となる。したがって、X線管の陽極回転数を高くでき、かつ管電流を減少でき、小さな焦点を用いて高解像度の断層画像が得られる。また、X線管の熱負荷の低下によって、陽極ターゲットを冷却するための待ち時間が短縮し、患者の検査効率が向上する。
【0033】
次に、本発明の他の実施形態について、固定架台や回転架台の部分を抜き出した図3を参照して説明する。図3は、図1に対応する部分に同じ符号を付し、重複する説明を一部省略する。
【0034】
この実施形態では、第1組および第2組のたとえば2組のX線装置A、Bを回転架台12上に設けている。この場合、第1組および第2組のX線装置A、Bを180°の間隔にすると、一方の組のX線管装置と他方の組の検出器列が同じ位置にきて配置できなくなる。そのため、第1X線管装置15aと第2X線管装置15bを図示時計回転方向にたとえば120°の間隔で配置している。
【0035】
この場合も、複数のX線管装置を用いているため、図1の場合と同様の効果が得られる。
【0036】
次に、本発明の他の実施形態について、固定架台や回転架台の部分を抜き出した図4を参照して説明する。図4は、図2に対応する部分は同じ符号を付し、重複する説明を一部省略する。
【0037】
この実施形態の場合、検出器列41が被検体を囲んで360°の範囲にわたって環状に配置されている。また、検出器列41は、回転架台11の回転軸に垂直な平面で、かつ、X線管装置15aと相違する平面上に設けられ、静止状態で固定されている。
【0038】
この場合も、複数のX線管装置を用いているため、図1の場合と同様の効果が得られる。また、X線管装置と検出器列が相違する平面上に設けられているため、図3のように、2組のX線装置を用いる場合でも、両者を180°の等間隔に配置できる。
【0039】
次に、本発明の他の実施形態について図5を参照して説明する。図5は、図2に対応する部分は同じ符号を付し、重複する説明を一部省略する。
【0040】
この実施形態の場合、検出器列18aに隣接して補正用検出器51が設けられている。この場合も、複数のX線管装置を用いているため、図1の場合と同様の効果が得られる。また、補正用検出器51によって被検体13内で散乱した散乱X線52を検出する構成になっている。補正用検出器51で検出された散乱X線データは、たとえばデータ収集装置19aに送られ、検出器列18aの出力が補正される。この場合、散乱X線の影響が除去され、検出精度が向上する。なお、補正用検出器51は各検出器列にそれぞれ設けられる。
【0041】
たとえばX線管装置と検出器列を、図4で示すように、相違する平面上に設けた場合、検出器列に入射する散乱X線量が増大し、散乱X線の影響が大きくなる。したがって、補正用検出器が設ける方法は、X線管装置と検出器列を相違する平面上に設けた構造の場合に有効である。
【0042】
ここで、複数のX線管装置を用いた場合の見積もり効果、および、X線管装置の望ましい数Nについて説明する。以下では、説明の都合から、複数のX線管装置を等間隔に配置したものとして説明する。
N:X線管装置の数。
Ω:個々の検出器列の幅(図1の符号Ω参照)。この角度が大きいほど、必要なX線量を短時間に照射できる。従来技術(N=1)の場合は、装置ごとに相違はあるものの、ほぼ90°となっている。
【0043】
N≦3の場合、Ω=90
N≧3の場合、Ω=(360/N)−30
I:放射X線量で、管電流値(mA)で表す(従来の場合は500とし、本発明の場合は500・k/Nとおく)。
x:架台が静止しているものとし、全検出器に1秒あたりに入射するX線量に比例する量
この場合、
(但し、N≦3の場合はx=I・Ω・N=45000k)
なお、従来値x0 =500×90=45000
θ´:回転架台の回転速度(従来の場合は360/0.5)
Δθ:1画像データの採取に最低必要な架台の回転角度360/N(従来の360°補間法に相当する画像)。
X :1画像データに最低必要(従来技術の場合は1回転)な全検出器に入射するX線量に比例する量
(但し、N≦3の場合はX=x・Δθ/θ´=16200000k/Nθ´)
なお、従来値はX0 =45000×360/(360/0.5)=22500
(1)X=X0 とおくことにより、各N(=1〜6)についてのf(N)=θ´/kが求まる。その結果を(表1)に示す。
【表1】
すなわち、kはf(N)=θ´/k…(1)
に従って、θ´が大きいほどkは大きくなる。
θ´=360/Tと置き換え、
I=500・k/Nのkに(1)式のkを代入すると、
I=180000/TNf(N)…(2)
(2)管電流と架台回転スピードの見積もり
1断層画像の構築に必要な投影データの採取に必要な時間tは、現在、t=0.5が最短となっている。したがって、
t=Δθ/θ´=360/Nθ´≦0.5で、720/N≦θ´となる。
この式を更に変形すると、T≦N/2…(3)
(3)各N(=1〜6)についての見積もり結果のまとめ
上記の(1)(2)式をもとに(表2)の結果が得られる。
【表2】
(表2)中の「必要条件」はt≦0.5を満たす条件を意味している。
(表2)から分かるように、Nが2以上の全ての場合で、従来技術(N=1、T=0.5秒、I=500mA)よりも架台の回転速度が低下している。また、1画像データを0.25秒で撮るために必要とされる架台の回転速度が、すでに実現されている架台の回転技術(0.5秒)で対応可能となっている。N=3の場合、管電流値が最小となり、消費電力が小さくなる。
【0044】
N=2は、従来技術では実現できていない0.167秒スキャン相当の画像を得る場合、管電流(750mA)が高くなり、架台の回転速度(0.333秒)も早くなる。しかし、N=3の場合は、実現できていない0.167秒スキャン相当の画像を、従来技術と同じ管電流(500mA)で、同じ架台の回転速度(0.5秒)で実現できる。N>3では、0.167秒スキャン相当の画像を得る場合、従来技術よりも管電流が高くなる。
【0045】
上記した実施形態では、複数のX線管を使用している。この場合、1つまたは2つのX線管が故障しても、代替え管が持ち込まれるまで残りのX線管を使って検査を継続でき、検査の中断が回避される。なお、X線管の故障発生確率を低減するためには、回転機構の信頼性が高い、液体金属潤滑材を用いる動圧式すべり軸受を使用したX線管の採用が望ましい。
【0046】
また、複数のX線管や検出器を、回転軸を中心とする半径方向に移動できる構造にすることもできる。この場合、X線管や検出器の位置を調整することにより、たとえば検査領域が大きくなり、解像度が向上する。
【0047】
また、複数のX線管を用いる場合、各X線管の管電圧や管電流を同一とし、出力を同一にすることが望ましい。この場合、各X線管に対応する検出器の出力データを合成する際のデータ補正が不要になる。複数のX線管の管電圧を同一にする方法としては、たとえば同一の高電圧電源を使用して各X線管に並列に電圧を印加する方法がある。180°の間隔などのように互いに対向する位置関係になる2つのX線管の管電流を同一にする場合は、たとえば同一のフィラメント加熱電源を使用し、各X線管を直列に結線して電流を供給すればよい。しかし、X線管が奇数の場合は、X線管ごとに被検体に向う角度が相違するため、被検体によるX線の減衰量が相違する。この場合は、管電流が同じ大きさにならないため、X線管を直列に結線して電流を供給する方法は採用できない。
【0048】
上記した構成の本発明は、シングルスキャンに限らず、被検体を乗せる寝台を回転軸方向に移動させる移動手段を設けて、投影データの獲得中に被検体を連続的に移動し、その間に各スライスを獲得するヘリカルスキャンや、被検体が静止している間に各スライスを獲得するマルチスキャンなどにも適用できる。
【0049】
また、X線ビーム発生源および検出器列の両者が回転架台と共に回転する第3世代型のX線CTスキャナ装置に限らず、検出器列が環状に配置されて静止し、X線ビーム発生源のみが回転架台と共に回転する第4世代型のX線CTスキャナ装置などにも適用できる。
【0050】
本発明の場合、複数のX線ビーム発生源が用いられている。そのため、X線ビーム発生源が1個の場合に比べて検出器列に入射する散乱X線量が大きくなる。散乱X線の影響は画像再構成ソフト上で補正できるものの、必ずしも十分ではない。このような場合、図4で示すように、散乱X線成分を検出して、散乱X線の影響を補正する方法が有効である。
【0051】
上記した構成は、複数のX線ビーム発生源の回転中に、複数のX線ビーム発生源から並行してX線を放射し、被検体を透過したX線をX線ビーム発生源に対応して検出器列で並行して検出している。そして、並行して検出された検出データをもとに被検体の1断層画像を構成している。この場合、被検体の1つの断層画像を得るためのデータ獲得時間を増大させることなく、むしろ短縮でき、かつ、架台の回転速度を小さくできる。したがって、断層画像を得るに必要な撮影時間の短縮、および、管電流の良好な変調が可能となり、被曝X線量を低減したX線CTスキャナ装置を提供できる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、1つ分の断層画像を得るに必要な撮影時間を増加させずに、放射するX線を良好に増減できるX線CTスキャナ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明する概略的の正面図である。
【図2】図1の断面を概略的に示した断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を説明する概略的の正面図である。
【図4】本発明の他の実施形態を説明する概略的の断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を説明する概略的の断面図である。
【図6】従来例を説明する概略的の正面図である。
【符号の説明】
10…固定架台
11…回転架台
12…回転駆動装置
13…被検体
14…寝台
15a〜15b…X線管装置
16a〜16b…X線
17a〜17b…スリット
18a〜18b…検出器列
19a〜19b…データ収集装置
20…コンピュータ
21…表示装置
22…角度情報処理部
23…減衰情報処理部
24…変調データ生成部
25…電流変調部
26…電流源[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an X-ray CT scanner having a plurality of X-ray beam sources.
[0002]
[Prior art]
An X-ray CT scanner is a device that detects X-rays emitted to and transmitted through a subject and reconstructs a tomographic image of the subject, and is widely used as a medical diagnostic device.
[0003]
Here, a conventional X-ray CT scanner will be described with reference to FIG. A rotating
[0004]
In the above-mentioned X-ray CT scanner device, when the operation state is entered, the
[0005]
As described above, in the X-ray CT scanner device, the
[0006]
Further, in the conventional X-ray CT scanner, the tube current flowing through the filament of the X-ray tube during acquisition of projection data is set within a range where noise is not clinically problematic in order to reduce the dose of X-ray exposure to the subject. Has been put into practical use (for example, US Pat. No. 5,379,333, JP-A-8-206107, JP-A-9-199292, and JP-A-10-149895). Gazette).
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional X-ray CT scanner has a problem in that when a subject moves during acquisition of projection data or when an organ such as a heart moves, a motion artifact occurs in a tomographic image. Therefore, when the subject is a person, an operation such as holding his breath while standing still is required. In order to alleviate such pain of breath holding or to reduce motion artifacts due to involuntary movement of organs, an improvement in inspection speed is required.
[0008]
One method of increasing the inspection speed is to increase the gantry rotation speed. However, since the gantry is mounted with an X-ray tube device, a detector array, a data collection device, and the like and is heavy, there is a mechanical limit to the increase in rotational speed. For example, if the time required for one rotation of the gantry is T (seconds), the centrifugal acceleration during rotation is about (3 / T 2 ) G, and a large centrifugal force is applied to the rotating portion of the X-ray tube device.
[0009]
When the rotation speed of the gantry is increased, the amount of X-ray radiated from the X-ray tube device during one rotation of the gantry should be set to a value substantially equal to that before the rotation speed is increased, in order to prevent an increase in image noise. Need to be kept. Therefore, in order to increase the rotation speed and shorten the time T required for one rotation of the gantry, it is required to improve the short-time output power performance of the X-ray tube apparatus, that is, the performance of outputting larger X-rays in a short time. In order to enhance the short-time output power performance, it is necessary to improve the heat load performance, for example, the diameter of the anode target is increased. Therefore, the weight of the X-ray tube device increases, and the centrifugal force accompanying the rotation of the gantry further increases.
[0010]
Incidentally, in the X-ray CT scanner apparatus, a rotation time T = about 0.5 second is currently achieved. At this time, the centrifugal acceleration is about 12 G, which is considered to be almost close to the limit of the rotation speed.
[0011]
As another method for improving the inspection speed, there is a method in which the gantry is continuously rotated and the bed on which the subject is placed is continuously moved in the rotation axis direction of the gantry. This is a helical scan that collects projection data of a subject in a spiral shape and generates a plurality of tomographic images along the body axis direction of the subject. In the helical scan, in order to improve characteristics, a method of providing detector rows in a plurality of rows (Japanese Patent Publication No. 63-62215), or using a plurality of X-ray tube apparatuses to convert a plurality of helical scan images in parallel is used. A method of photographing (Japanese Patent Laid-Open No. 9-262230) has been proposed.
[0012]
In any of the above methods, the inspection speed, for example, the acquisition time of projection data used per one tomographic image, for example, the scan time, is determined by the rotation speed of the gantry. However, there is a limitation as described above in improving the rotation speed, and the currently realized rotation time T is the shortest at 0.5 seconds. Therefore, in the case of the helical scan, the scan time per one tomographic image is 0.5 seconds in the case of employing the 360 ° interpolation method in which the projection data of the subject is obtained in the 360 ° direction, and 180 ° in the 180 ° direction. When the interpolation method is employed, the shortest time is about 0.3 seconds.
[0013]
In addition, in order to improve the inspection accuracy in helical scan, the number of tomographic images per unit length along the body axis direction of the subject is increased to increase the resolution in the body axis direction of the subject. Is required to rise. However, also in this case, similarly to the above, there is a limit to the increase in the rotation speed.
[0014]
Incidentally, in recent years, in the X-ray CT scanner apparatus, a method of modulating the filament current of the X-ray tube during acquisition of projection data to increase or decrease the amount of X-rays to be emitted has been put into practical use within a range in which noise is not clinically a problem. Have been. This method has the advantage that the X-ray dose applied to the subject is reduced, and the exposed X-ray dose is reduced. However, when the rotation speed of the gantry is increased, the change in the filament current is accelerated, and the emitted X-rays cannot be increased or decreased under desired conditions. Even if the rotation time T is about 0.5 seconds to 1 second, a good increase or decrease may not be obtained. For example, the response capability of an X-ray tube and its current supply source limits modulation by about 50% (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-206107). The limit value of the modulation becomes smaller as the rotation speed of the gantry increases, and the effect of reducing the exposure X-ray dose to the subject is impaired.
[0015]
As described above, the conventional X-ray CT scanner is required to increase the rotation speed of the gantry in order to increase the inspection speed or to improve the inspection accuracy. On the other hand, when modulating the tube current of the X-ray tube during acquisition of projection data to decrease or increase the amount of X-rays emitted in order to reduce the exposure X-ray dose to the subject, it is necessary to reduce the rotation speed of the gantry. I have.
[0016]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an X-ray CT scanner capable of solving the above-mentioned drawbacks and capable of satisfactorily increasing and decreasing the amount of X-rays emitted without increasing the imaging time required to obtain one tomographic image. And
[0017]
[Means for Solving the Problems]
An X-ray CT scanner apparatus according to the present invention includes a plurality of X-ray beam sources arranged on a plane perpendicular to a predetermined rotation axis at predetermined intervals in a circumferential direction surrounding the rotation axis; A detector array for detecting X-rays emitted from the X-ray beam source and transmitted through the subject; rotation driving means for rotating the plurality of X-ray beam sources around the subject; and the plurality of X-ray beams Modulating means for increasing / decreasing X-rays radiated from a source, wherein the plurality of X-ray beam sources emit X-rays in parallel during rotation of the plurality of X-ray beam sources, and A tomographic image of the subject is constructed based on X-rays detected in parallel by the detector array.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a front view schematically showing an X-ray CT scanner device, FIG. 2 is a cross-sectional view schematically showing a cross section of FIG. 1, and FIGS. .
[0019]
The rotating
[0020]
The first set of X-ray apparatuses A includes an X-ray beam generating source, such as a first
[0021]
Like the first set of X-ray devices A, the second set of X-ray devices B includes a second
[0022]
Similarly to the first set of X-ray devices A, the third set of X-ray devices C also includes a third X-ray tube device 13b and a
[0023]
The first to third
[0024]
The
[0025]
In the above-mentioned X-ray CT scanner apparatus, when it enters an operating state, the
[0026]
As described above, the first to third sets of X-ray apparatuses A to C rotate around the subject 13 and, for example, at various points within the examination section of the subject 13 at various angles, for example, 360 °. , And a tomographic image is generated based on the projection data by a pre-programmed data reconstruction program.
[0027]
During operation, rotation angle data of the
[0028]
A method of modulating the tube current includes, for example, acquiring scout images in two orthogonal directions at a low current before data acquisition, and using a modulation profile determined based on a ratio of X-ray attenuation values of these scout images. A modulating method is used. Also, a method is used in which the X-ray attenuation characteristics of the subject are measured during the acquisition of the projection data, and the tube current is dynamically corrected based on the measurement results. Whichever method is adopted, it is determined in consideration of the limit of the temporal response ability of the X-ray tube and the current supply source to the current change.
[0029]
In the above-described embodiment, three X-ray tube devices are used. In this case, the rotation speed of the gantry is reduced to, for example, 1/3 of the structure in which one X-ray tube device is used (hereinafter, referred to as the prior art), and the speed of the subject is 0.75 seconds per rotation. When the rotation is rotated by (360 ° / 3), in the case of the prior art, it is equivalent to one rotation around the subject at a speed of 0.25 seconds per rotation and one tomographic image is obtained by 360 ° interpolation. A tomographic image is obtained. In this case, even if the rotation speed of the gantry is reduced, the same image data collection speed as that of the related art, that is, the inspection speed is secured. On the other hand, the rotation speed of the gantry is reduced, and good modulation of the tube current supplied to the X-ray tube according to desired conditions becomes possible, and the effect of reducing the dose of exposed X-rays increases.
[0030]
Further, when the rotation of the subject is rotated by ((360 ° / 6) + α °) at a speed of 0.75 seconds per rotation, the rotation of the subject at a speed of 0.25 seconds per rotation is obtained in the case of the related art. By rotating (0.5 + α), a tomographic image equivalent to the case of obtaining one tomographic image by 180 ° interpolation is obtained. In this case, one tomographic image is obtained in 0.125 seconds. Further, even if the X-ray dose radiated by one X-ray tube device is reduced to one third of the conventional technology, a tomographic image having the same clarity as the conventional technology can be obtained.
[0031]
Therefore, one tomographic image can be captured in a shorter time than in the related art, the motion blur of the image is reduced, and diagnostic performance such as a heart test is improved. At the same time, the rotational speed of the gantry decreases, so that the mechanical load on the gantry and the like is reduced, and the overall structure is compact.
[0032]
Further, the mechanical load of the X-ray tube or the like is reduced, and the thermal load is reduced by reducing the tube current. Therefore, when a rotating anode type X-ray tube using a hydrodynamic sliding bearing using liquid metal lubricant is adopted for the bearing part of the mechanism that rotatably supports the anode target, the diameter of the bearing can be reduced, and high speed rotation can be achieved. It becomes possible. Therefore, the anode rotation speed of the X-ray tube can be increased, the tube current can be reduced, and a high-resolution tomographic image can be obtained using a small focal point. Further, the waiting time for cooling the anode target is shortened due to the decrease in the thermal load of the X-ray tube, and the examination efficiency of the patient is improved.
[0033]
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. 3 in which portions of a fixed gantry and a rotating gantry are extracted. In FIG. 3, parts corresponding to those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and a duplicate description will be partially omitted.
[0034]
In this embodiment, a first set and a second set, for example, two sets of X-ray apparatuses A and B are provided on the
[0035]
Also in this case, since a plurality of X-ray tube devices are used, the same effect as in the case of FIG. 1 can be obtained.
[0036]
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. 4 in which a fixed gantry and a rotating gantry are extracted. In FIG. 4, parts corresponding to those in FIG. 2 are denoted by the same reference numerals, and duplicate description will be partially omitted.
[0037]
In the case of this embodiment, the
[0038]
Also in this case, since a plurality of X-ray tube devices are used, the same effect as in the case of FIG. 1 can be obtained. Further, since the X-ray tube device and the detector row are provided on different planes, even when two sets of X-ray devices are used as shown in FIG. 3, they can be arranged at equal intervals of 180 °.
[0039]
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In FIG. 5, parts corresponding to those in FIG. 2 are denoted by the same reference numerals, and a duplicate description will be partially omitted.
[0040]
In the case of this embodiment, a
[0041]
For example, when the X-ray tube device and the detector array are provided on different planes as shown in FIG. 4, the amount of scattered X-rays incident on the detector array increases, and the influence of the scattered X-rays increases. Therefore, the method of providing the correction detector is effective when the X-ray tube device and the detector row are provided on different planes.
[0042]
Here, the estimation effect when a plurality of X-ray tube apparatuses are used and the desirable number N of X-ray tube apparatuses will be described. Hereinafter, for convenience of explanation, a description will be given assuming that a plurality of X-ray tube apparatuses are arranged at equal intervals.
N: Number of X-ray tube devices.
Ω: width of each detector row (see reference symbol Ω in FIG. 1). As this angle is larger, the required X-ray dose can be irradiated in a shorter time. In the case of the prior art (N = 1), the angle is almost 90 °, although there is a difference for each device.
[0043]
When N ≦ 3, Ω = 90
When N ≧ 3, Ω = (360 / N) −30
I: A radiation X-ray dose, which is represented by a tube current value (mA) (500 in the conventional case, and 500 k / N in the present invention).
x: The stand is assumed to be stationary, and an amount proportional to the X-ray dose incident on all detectors per second.
in this case,
(However, when N ≦ 3, x = I · Ω · N = 45000k)
Conventional value x0 = 500 × 90 = 45000
θ ′: rotation speed of the rotating base (360 / 0.5 in the conventional case)
Δθ: A rotation angle 360 / N of the gantry which is the minimum necessary for collecting image data (an image equivalent to the conventional 360 ° interpolation method).
X: an amount proportional to the X-ray dose incident on all the detectors, which is the minimum necessary for image data (one rotation in the case of the prior art).
(However, when N ≦ 3, X = x · Δθ / θ ′ = 16200000 k / Nθ ′)
The conventional value is X0 = 45000 × 360 / (360 / 0.5) = 22,500
(1) By setting X = X0, f (N) = θ ′ / k for each N (= 1 to 6) is obtained. The results are shown in (Table 1).
[Table 1]
That is, k is f (N) = θ ′ / k (1)
Accordingly, k increases as θ ′ increases.
θ ′ = 360 / T,
By substituting k in equation (1) for k of I = 500 · k / N,
I = 180000 / TNf (N) (2)
(2) Estimation of tube current and gantry rotation speed
At the present time, t = 0.5 is the shortest for the time t required to acquire the projection data necessary for constructing one tomographic image. Therefore,
When t = Δθ / θ ′ = 360 / Nθ ′ ≦ 0.5, 720 / N ≦ θ ′.
When this equation is further modified, T ≦ N / 2 (3)
(3) Summary of estimation results for each N (= 1 to 6)
The results of (Table 2) are obtained based on the above equations (1) and (2).
[Table 2]
The “necessary conditions” in (Table 2) mean conditions that satisfy t ≦ 0.5.
As can be seen from (Table 2), in all cases where N is 2 or more, the rotation speed of the gantry is lower than that of the conventional technology (N = 1, T = 0.5 seconds, I = 500 mA). In addition, the rotation speed of the gantry required to capture one image data in 0.25 seconds can be supported by the gantry rotation technology (0.5 seconds) already realized. When N = 3, the tube current value becomes minimum and the power consumption becomes small.
[0044]
When N = 2, when obtaining an image equivalent to a 0.167-second scan, which cannot be realized by the conventional technology, the tube current (750 mA) increases and the rotation speed of the gantry (0.333 seconds) also increases. However, in the case of N = 3, an image equivalent to 0.167 second scan, which has not been realized, can be realized with the same tube current (500 mA) and the same rotation speed of the gantry (0.5 second) as in the related art. When N> 3, when obtaining an image equivalent to 0.167 second scan, the tube current becomes higher than in the conventional technique.
[0045]
In the above-described embodiment, a plurality of X-ray tubes are used. In this case, even if one or two X-ray tubes fail, the inspection can be continued using the remaining X-ray tubes until a replacement tube is brought in, and interruption of the inspection is avoided. In order to reduce the probability of failure of the X-ray tube, it is desirable to use an X-ray tube using a hydrodynamic slide bearing using a liquid metal lubricant, which has high reliability of the rotating mechanism.
[0046]
Further, a structure in which a plurality of X-ray tubes and detectors can be moved in a radial direction about the rotation axis can also be employed. In this case, by adjusting the positions of the X-ray tube and the detector, for example, the inspection area becomes large, and the resolution is improved.
[0047]
When a plurality of X-ray tubes are used, it is desirable that the tube voltage and the tube current of each X-ray tube be the same and the output be the same. In this case, there is no need for data correction when combining output data of the detectors corresponding to the respective X-ray tubes. As a method of making the tube voltages of a plurality of X-ray tubes the same, for example, there is a method of applying a voltage to each X-ray tube in parallel using the same high-voltage power supply. In the case where the tube currents of two X-ray tubes having a positional relationship facing each other, such as a 180 ° interval, are made the same, for example, the same filament heating power source is used, and each X-ray tube is connected in series. What is necessary is just to supply an electric current. However, when the number of X-ray tubes is odd, the angle toward the subject differs for each X-ray tube, so that the amount of X-ray attenuation by the subject differs. In this case, since the tube currents do not become the same, a method of connecting the X-ray tubes in series and supplying the current cannot be adopted.
[0048]
The present invention having the above-described configuration is not limited to the single scan, and a moving unit for moving the bed on which the subject is placed in the direction of the rotation axis is provided, and the subject is continuously moved during acquisition of the projection data. The present invention can also be applied to a helical scan for acquiring a slice, a multi-scan for acquiring each slice while the subject is stationary, and the like.
[0049]
Further, the present invention is not limited to the third-generation type X-ray CT scanner device in which both the X-ray beam source and the detector array rotate together with the rotary gantry. The present invention can also be applied to a fourth-generation type X-ray CT scanner device or the like in which only a rotating frame rotates.
[0050]
In the case of the present invention, a plurality of X-ray beam sources are used. For this reason, the amount of scattered X-rays incident on the detector array becomes larger than in the case where the number of X-ray beam sources is one. Although the influence of scattered X-rays can be corrected on image reconstruction software, it is not always sufficient. In such a case, a method of detecting the scattered X-ray component and correcting the influence of the scattered X-ray as shown in FIG. 4 is effective.
[0051]
In the above-described configuration, during rotation of the plurality of X-ray beam sources, the plurality of X-ray beam sources emit X-rays in parallel, and the X-rays transmitted through the subject correspond to the X-ray beam source. In parallel with the detector array. Then, one tomographic image of the subject is formed based on the detection data detected in parallel. In this case, the data acquisition time for obtaining one tomographic image of the subject can be shortened without increasing, and the rotation speed of the gantry can be reduced. Therefore, it is possible to shorten the imaging time required to obtain a tomographic image, and to favorably modulate the tube current, and to provide an X-ray CT scanner device in which the exposure dose is reduced.
[0052]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the X-ray CT scanner apparatus which can increase / decrease the emitted X-rays favorably without increasing the imaging time required to obtain one tomographic image can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view illustrating an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view schematically showing a section of FIG. 1;
FIG. 3 is a schematic front view illustrating another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view illustrating another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic cross-sectional view illustrating another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a schematic front view illustrating a conventional example.
[Explanation of symbols]
10: Fixed stand
11 ... Rotating stand
12 ... Rotary drive device
13… Subject
14 ... Bed
15a-15b ... X-ray tube device
16a-16b ... X-ray
17a-17b ... Slit
18a-18b ... detector row
19a to 19b: Data collection device
20 ... Computer
21 ... Display device
22 ... Angle information processing unit
23 ... Attenuation information processing unit
24: Modulation data generator
25 ... current modulation section
26 Current source
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