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JP2004004459A - 光送受信装置 - Google Patents

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JP2004004459A
JP2004004459A JP2002285788A JP2002285788A JP2004004459A JP 2004004459 A JP2004004459 A JP 2004004459A JP 2002285788 A JP2002285788 A JP 2002285788A JP 2002285788 A JP2002285788 A JP 2002285788A JP 2004004459 A JP2004004459 A JP 2004004459A
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Toru Nishikawa
西川 透
Tomoaki Uno
宇野 智昭
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】30km以下の中距離・近距離の通信網で、250Mbps程度までの通信速度しか要しない光加入者系システムに用いるのに適し、所望のスペックを満たしつつ、低コストで製造することが可能な光送受信装置を提供する。
【解決手段】光ファイバ1104を実装するための凹溝1108を備えた凹溝付光学プラットホーム1105上には、半導体レーザ1101、前記半導体レーザ1101の後端面から出射される光をモニタするモニタ用フォトダイオード1102、そして、波長分岐フィルタ1107で反射した光信号を受信する受信用フォトダイオード1103の3つのチップをダイスボンドする。波長分岐フィルタ1107は、半導体レーザ1101と光ファイバ1104との間に配置されており、半導体レーザ1101と光ファイバ1104との間は少なくとも100μm以上離間している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバを介して光信号を送受信する光送受信装置に関し、特に光送受信装置の内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像データや音声データ等の様々なデジタル情報を、センター局からユーザ宅に光ファイバを介して光信号で伝送する光加入者系システムが提案されている。本システムにおいては、一般的に、一本の光ファイバで波長の異なる光信号を複数多重して送受信することを可能とするWDM(Wavelength Division Multiplexing:光波長多重)伝送方式が用いられている。
【0003】
ここで、光加入者系システムにおいて用いられる従来の光送受信装置の一例として、特許文献1の光送受信装置について説明する。図13は、特許文献1の光送受信装置の構成を示す図である。
図13に示す光送受信装置は、導波路14を有する光学プラットホーム11上に、光信号送信機能として発光素子12、波長分岐フィルタとしてWDMフィルタ15(以下、波長1.3μm帯の光を反射、波長1.55μm帯の光を透過するフィルタを示す。)、及び、光信号受信機能として受光素子16が実装されており、一つの光学プラットホーム上に光信号送信機能と光信号受信機能とが一体化された構造となっている。
【0004】
本光送受信装置では、発光素子12から送信される光信号を高い結合効率で導波路14に結合させることが可能であり、また、WDMフィルタ15をはさんで、発光素子12と受光素子16とが大きく離れていることから、高いクロストーク特性が得られる。このような光送受信装置は、長距離且つ広帯域の光加入者系システムに用いるのに適していると言える。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−202140号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、30km以下の中距離・近距離の通信網で、250Mbps程度までの通信速度しか要しない光加入者系システムでは、特許文献1の光送受信装置が有する高い結合効率、高いクロストーク特性はオーバースペックであり、また、特許文献1の光送受信装置は製造コストが高いので、当該システムに用いるのに適当とは言えない。
【0007】
特許文献1の光送受信装置の製造コストが高くなる理由としては、図13に示す発光素子12の発光点と導波路14との位置合わせ精度により結合効率が大幅に変化してしまうことから、発光素子の実装精度を向上させるための高価な設備が必要となる点、また、外部伝送路である光ファイバと光送受信装置との間に新たな精密調芯が必要となる点、更に、WDMフィルタ17は、ダイシングソーによって形成されたスリットに実装されているが、導波路14とスリットとの位置関係に高精度が要求されるため実装許容度が小さくなり、歩留率が低くなる点等が挙げられる。
【0008】
本発明は、上述したような従来の光送受信装置の製造コストが高くなる要因を考慮して、30km以下の中距離・近距離の通信網で、250Mbps程度までの通信速度しか要しない光加入者系システムに用いるのに適し、所望のスペックを満たしつつ、低コストで製造することが可能な光送受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明に係る光送受信装置は、発光素子を有し光信号を送信する送信部と、受光素子を有し光信号を受信する受信部とを備えた光送受信装置であって、波長に応じて光信号を分岐する波長分岐フィルタを備え、光ファイバの一端が本装置内に導入され、前記送信部、前記波長分岐フィルタ及び前記光ファイバの一端は、当該送信部から送信されて当該波長分岐フィルタにより分岐された光信号を、当該光ファイバの一端が受信可能なように、且つ当該送信部から送信された光信号が当該光ファイバの一端に到達するまでの最短の経路上に、光信号の進行方向を一定方向に特定することのない領域を設けるように配置され、前記受信部は、前記光ファイバの一端から放出されて前記波長分岐フィルタにより分岐された光信号を、前記領域を介して当該受信部が受信可能なように配置されていることを特徴とする。
【0010】
ここで、送信部とは、例えば、半導体レーザであり、受信部とは、例えば、フォトダイードのことをいう。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光送受信装置の各実施形態について図面を用いて説明する。
<実施形態1>
<構成>
実施形態1の光送受信装置は、光送信機能と光受信機能とを一つの光学プラットホーム上で一体化したもので、図1に示す構成になっている。
【0012】
図1(a)に示すように、光ファイバ1104を精密実装するための凹溝1108を備えた凹溝付光学プラットホーム1105上には、半導体レーザ1101、前記半導体レーザ1101の後端面から出射される光をモニタするモニタ用フォトダイオード1102、そして、波長分岐フィルタ1107で反射した光信号を受信する受信用フォトダイオード1103の3つのチップがダイスボンドされている。
【0013】
波長分岐フィルタ1107は、送信波長帯に対して十分高い透過率を有し、受信波長帯に対して十分高い反射率を有しており、半導体レーザ1101と光ファイバ1104の間に図1(a)に示すように配置されている。波長分岐フィルタ1107は、光ファイバ1104の光軸に対して、図1(a)中に示した角度θがほぼ120°となるよう凹溝付光学プラットホーム1105に形成された波長分岐フィルタ実装用ダイシング溝1106に挿入されている。
【0014】
光ファイバ1104は、図1(d)に示すように、前記凹溝付光学プラットホーム1105の凹溝1108とファイバ押え1109にはさまれる形で位置決め実装されている。
半導体レーザ1101は、凹溝1108に実装された光ファイバ1104と光軸が一致するように実装されており、半導体レーザ1101と光ファイバ1104の端面との距離は100μm以上離間している。半導体レーザ1101から送信される光信号の波長として1.3μm帯の波長を使用する場合は、1.55μm帯の波長の光信号を受信する受信用フォトダイオード1103を使用する。逆に、半導体レーザ1101から送信される光信号の波長として1.55μm帯の波長を使用する場合は、波長1.3μm帯の波長の光信号を受信する受信用フォトダイオード1103を使用する。
【0015】
また、光ファイバ端面の反射を防止し、光学部品間の距離を実質的に小さくすることを目的として、光ファイバ1104と屈折率整合した樹脂1110で光学系全体を埋め込んでいる。
本実施形態では、半導体レーザ1101と光ファイバ1104の端面との間に波長分岐フィルタ1107を配置しているため、半導体レーザ1101と光ファイバ1104端面との間の距離は、図1(a)に示した波長分岐フィルタ1107の実装角度θに依存する。半導体レーザ1101と光ファイバ1104の端面間の距離は、近いほうが高い結合を得られるが、両者間の実装許容度は小さくなる。また、両者間の距離を小さくするために、波長分岐フィルタ1107の実装角度θを小さくすると、受信用フォトダイオード1103を光ファイバ1104に干渉しないよう配置する必要が生じ、光ファイバ1104と受信用フォトダイオード1103の距離が大きくなり、受光感度が小さくなる。そのため、本実施形態では、半導体レーザ1101と光ファイバ1104の光結合と光ファイバ1104と受信用フォトダイオードの結合の両者がともに十分な実装許容度が得られるよう、図1(a)で示した実装角度θをほぼ120°としている。
【0016】
ここで、図2を用いて、本実施形態のモニタ用フォトダイオード1102及び受信用フォトダイオード1103について説明する。
本実施形態の光送受信装置では、半導体レーザ1101の後端面から出射された光は、図2(b)に示すように、モニタ用フォトダイオード1102の端面より入射し、立上ミラー1202で屈折され、受光部1201に入射する。このとき、半導体レーザ1101の後端面から出射された光を効率よく受光するために、半導体レーザ1101とモニタ用フォトダイオード1102間の距離は、出来るだけ近いことが望ましい。また光軸に垂直な方向に対しては、半導体レーザ1101と光ファイバ1104との位置関係と同様に光軸ずれが発生しないことが望ましいが、図2(a)、(b)に示すような立上ミラー付端面入射型のものを使用する場合、受光径が100μm以上ある大きなものを使用すれば、位置ずれに対する感度劣化は小さく、後述する実装許容度を大きく取ることが出来る。
【0017】
受信用フォトダイオード1103で受信する光信号は、光ファイバ1104から出射されたのち、波長分岐フィルタ1107で反射され、受信用フォトダイオード1103の端面に入射し図2(b)に示すように、立上ミラー1202で屈折され、受光部1201に入射する。このとき、光軸は図1(a)に示すA−A’からB−B’に移行する。受信用フォトダイオードは、光軸B−B’上に正確に位置決めされ実装される必要があるが、モニタ用フォトダイオード同様に、光ファイバ1104端面から受信用フォトダイオード1103の信号入射側端面までの距離は、出来るだけ短いことが望ましい。しかし、受光信号は、波長分岐フィルタ1107で反射し光軸が変化するので、受信用フォトダイオード1103と光ファイバ1104が干渉しないように注意する必要がある。
【0018】
また、受信用フォトダイオード1103として、図2(a)、(b)に示すような立上ミラー付端面入射型のものを使用する場合、受光径が100μm以上ある大きなものを使用すれば、光軸B−B’に対して垂直な方向の位置ずれに対する感度劣化は非常に小さく、光検出感度が10%劣化するずれ量を実装許容度とすると、約20μm程度取ることが可能である。
【0019】
<従来装置との比較>
ここで、従来の光送受信装置の製造におけるアセンブリ条件について述べ、その後、本実施形態に係る光送受信装置の構成と従来の構成とを比較する。
まず、従来の光送受信装置の製造におけるアセンブリ条件において一番厳かった条件は、半導体レーザと導波路間における光信号の結合効率に影響を及ぼす半導体レーザの実装許容度を満足するかどうかであった。次に厳しい条件は、導波路と外部伝送路間における光信号の結合効率に影響を及ぼす光ファイバの実装許容度を満足するかどうかであった。3点目としては、半導体レーザから送信される光信号を反射させ、再び導波路に結合させる際の結合効率に影響を及ぼすWDMフィルタのスリット加工位置精度が条件を満足するかどうかであった。
【0020】
まず、従来の光送受信装置における半導体レーザの実装許容度について述べる。
図13で示すような従来の光送受信装置の構成では、半導体レーザと光ファイバとの間の過剰損失が2dB低下する位置ずれ量を設計位置ずれ許容量と考えると、その許容量は、図3(a)に示すように1.6μmとなり、アセンブリ条件としては、非常に厳しい。
【0021】
従来の光送受信装置では、半導体レーザと導波路とは、ほぼ接する形で直接結合させるか、あるいはレンズ等の集光手段や回折格子等の回折手段を介して、結合効率を低下させないようにすることが第一の課題であった。しかし、それに伴って、半導体レーザと導波路との相対位置ずれに対する過剰損失の増加率が大きくなる結果を招いていた。
【0022】
一方、本実施形態に係る光送受信装置では、半導体レーザ1101と光ファイバ1104の端面との距離を100μm以上離して配置している。このことにより、図3(b)に示すように、半導体レーザ1101の位置ずれがないとした場合の結合効率は従来例より低下するが、過剰損失が2dB低下するまでの半導体レーザ1101の位置ずれの実装許容度は、図3(a)に示すように、逆に4μm以上にまで拡大する。
【0023】
本実施形態に係る光送受信装置の構成のように、半導体レーザ1101と光ファイバ1104との間の距離が十分に離れていれば、レーザ光に拡がりが生じるため、位置ずれによる両者の光結合の度合いは、さほど変化しない。すなわち、4μmの位置ずれが起こっても、過剰損失が抑えられ、結合効率に関しては向上する結果が得られ、アセンブリ条件のマージンが大幅に拡大する。
【0024】
また、30km程度の中距離通信網の光加入者系システムにおいて必要とされる光出力は、0.1〜0.2mW程度であるので、本実施形態に係る光送受信装置の構成のように半導体レーザ1101と光ファイバ1104の端面との距離が大きくなっても、結合効率の変動は光信号の送受信にほとんど影響しない。
次に、従来の光送受信装置における光ファイバの実装許容度について述べる。
【0025】
従来の光送受信装置の構成では、図4に示すように結合効率を−2dB以上得ようとすれば、実装許容度は±2μm程度しかないことになる。この精度を実現しようとすると、パッシブアライメントは非常に困難であるといえる。また、アクティブアライメントで行うとしても、実装コストが大幅に増大する。
一方、本実施形態に係る光送受信装置の構成では、波長分岐フィルタ1107や樹脂1110を介してはいるものの、半導体レーザ1101と光ファイバ1104とは直接結合している。本実施形態における光ファイバ1104は、外部伝送路を兼ねているため、前記したような導波路と外部伝送路との結合については考慮する必要がない。よって、半導体レーザ1101の実装許容度と合せて、光ファイバの実装許容度は、±4μm以内であればよい。
【0026】
次に、従来の光送受信装置における波長分岐フィルタのスリット加工位置精度について述べる。
従来の光送受信装置の構成では、半導体レーザから出射する光信号は、導波路を伝播して、途中にWDMフィルタで反射され、外部伝送路である光ファイバへ送信される光学設計となっているが、このような反射系の光路設計を用いると、WDMフィルタの位置ずれにより、光路上で結合損失が発生する場合があった。
【0027】
一方、本実施形態に係る光送受信装置では、10〜30μm程度の厚さの波長分岐フィルタ1107と、光ファイバ1108の屈折率と近い屈折率を有する基板材料の凹溝付光学プラットホーム1105とを用いており、半導体レーザ1101と光ファイバ1104との間には、当該光ファイバ1104の屈折率と整合した樹脂1110を充填している。そして、半導体レーザ1101が発光する光は、波長分岐フィルタ1107を透過するので、波長分岐フィルタ1107の実装位置ずれおよび角度ずれは、半導体レーザ1101から送信される光信号の光ファイバ1104の先端における光結合にほとんど影響しない。また、波長分岐フィルタ1107の厚さが十分薄いため、半導体レーザ1101から送信された光信号が当該フィルタを通過する際の損失を小さく抑えることができる。
【0028】
波長分岐フィルタ1107の実装精度は、波長分岐フィルタ実装用ダイシング溝の加工精度で決まるが、通常のダイシング装置であれば、±10μm程度の精度で加工可能である。これは、受信用フォトダイオード1103として受光径100μm以上のものを使用する場合、受光感度劣化を10%以内に抑制できる十分な精度である。
【0029】
なお、受光素子の位置ずれ実装許容度は、実装条件および受光素子の形態にもよるが、半導体レーザの位置ずれ実装許容度と比較すれば非常に大きいので、実装上の大きな問題とはならない。
以上より、各部品の実装において、本実施形態に係る光送受信装置では、従来の光送受信装置より大きな実装許容度が得られることがわかる。
【0030】
また、従来の導波路を用いた光送受信装置は、導波路基板自体のダウンサイズが困難であるため小型化が困難であったが、本実施形態に係る光送受信装置では、本装置内に光ファイバ1104を導入して設置する溝を公知のリソグラフィー技術とエッチング技術により形成することができるので、凹溝付光学プラットホーム1105の小型化が容易となる。特に凹溝付光学プラットホーム1105にSi(100)基板を用いれば、ウエットエッチングによりV字形状の溝を精度よく形成できる。
【0031】
<変形例>
実施形態1の変形例として、図5に示す光送受信装置が挙げられる。図5に示す光送受信装置では、半導体レーザ1101から出射される光信号を、受信用フォトダイオード1103が受信するのを防ぐために、波長分岐フィルタ1107に遮光部1801を有する。遮光部としては、メタルの蒸着膜を使用することにより簡単に有効な遮光特性を得ることができるが、メタルに変わって、半導体レーザの波長に対して反射率の高い、波長選択膜を使用しても良い。
【0032】
遮光部1801は、図5(b)、(c)に示すように、波長分岐フィルタ1107のフィルタ面の全面を覆っているのではなく、入射&反射窓1802は遮光されていない。なお、入射&反射窓1802の大きさは、半導体レーザ1101と光ファイバ1104間の結合の妨げにならない程度の大きさにする必要があり、フィルタの実装精度を考慮すると、光軸を中心として50〜150μm程度の直径および幅が望ましい。
【0033】
遮光部1801の配置条件として、遮光部1801およびの加工位置および実装位置は、半導体レーザ1101と光ファイバ1104との結合を妨げないよう十分配慮する必要がある。
<補足>
(1)なお、波長1.3μm帯受信用の受信用フォトダイオードの受光部1201として波長1.55μm帯の光に対する感度がない、パスバンド構造のものを使用してもよい。
(2)波長1.55μm帯受信用の受信用フォトダイオードには、波長1.3μm帯に対する感度が出来るだけ小さくなるよう、図4(d)に示すように受光部の直下に1.55μm帯の光を透過し、波長1.3μm帯の光のみを吸収する1.3μm帯光吸収層1204を有した逆パスバンド構造のものを使用してもよいし、波長1.55μm帯受信用のフォトダイオードでは、図4(c)、(d)に示すように受信光以外の散乱光に対する感度を抑制するために、チップ表面にメタル遮光パターン1205を形成してもよい。
(3)反射による受光感度の劣化を防止するために、受信用フォトダイオードの立上ミラー1202には、無反射コーティングを施してもよい。
(4)波長分岐フィルタ1107の基板材料としては、余分な反射が発生しないよう、光ファイバの屈折率に近いものを使用してもよい。
(5)半導体レーザ1101は、通常のファブリペロー構造のものに限られず、DFBレーザを用いてもよい。
(6)半導体レーザ1101の導波路構造は、通常の平行ストライプ構造に限られず、出射光のスポットサイズを変換することができる機能を有するテーパストライプ構造であってもよい。
(7)半導体レーザ1101から受信用フォトダイオード1103に入射する光信号を遮断するために、図2(e)に示すような、受信用フォトダイオードの入射面に裏面電極と同じメタル材料を使用した遮光メタル1207を設けてもよい。
(8)半導体レーザ1101と光ファイバ1104との間における光信号の結合効率を高める必要がある場合は、図5(a)に示すような斜めカットファイバ1301や図5(b)に示すような円錐形に面取り加工されている、先端面取りファイバ1302を使用してもよい。
<実施形態2>
以下、実施形態2に係る光送受信装置について図面を用いて説明する。実施形態2に係る光送受信装置は、実施形態1に係る光送受信装置と多くの点で共通するため、異なる点についてのみ説明する。異なる点は、波長分岐フィルタとして、フィルタブロックを用いている点である。
【0034】
<構成>
図6(a)に示すように、本実施形態に係る光送受信装置において、フィルタブロック1401は、半導体レーザ1101と光ファイバ1104との間に配置されている。波長分岐フィルタ1405は、光ファイバ1104の光軸に対して、ほぼ120°の角度をもって実装されるよう、凹溝付光学プラットホーム1402に形成されたフィルタブロック実装用ダイシング溝1403に挿入されている。
【0035】
図6(b)に示すように、波長分岐フィルタ1405は、ガラス基板でできたフィルタブロック1401の凹部1404に誘電体多層膜などのフィルタ特性が得られるコーティングを行うことで形成されている。
実施形態1では、厚さ10〜30μmの非常に薄い波長分岐フィルタを使用していたが、この場合だと裏表の区別が難しく、また、薄さゆえに波長分岐フィルタに反りができる等の原因により自動実装の効率を下げる恐れがあったが、本実施形態で示すような波長分岐フィルタ1405を設けた100μm以上の厚さを有するフィルタブロック1401を使用することにより、図1に示す薄板状の波長分岐フィルタ1107と比較すると、位置合わせ時の画像認識が行いやすく、またハンドリング時の破損も起こりにくいため、実装歩留率の低下を防止することができる。
【0036】
<変形例>
また、図6(c)に示すように、半導体レーザ1101から出射される光が、受信用フォトダイオード1103に入射されるのを防ぐために、フィルタブロック1401の波長分岐フィルタ1405以外の部分に遮光膜1406を加工してもよい。遮光膜1406の加工条件としては、半導体レーザ1101と光ファイバ1104との結合を妨げないことが挙げられる。
【0037】
遮光膜1406として、メタルの蒸着膜を使用してもよい。これにより、簡単に遮光膜を形成することができ、有効な遮光特性を得ることができる。また、メタルに変わって、半導体レーザの波長に対して反射率の高い、波長選択膜を使用してもよい。
<補足>
(1)なお、光ファイバ1104と半導体レーザ1101との相対的な光軸ずれが発生しないように実装することが望ましいが、その相対的な光軸のずれが±4μm以内であれば、ばらつきの小さい安定した光結合特性を得ることができる。
(2)フィルタブロック1401の実装精度は、フィルタブロック実装用ダイシング溝1403の加工精度には影響されず、ファルタブロック1401の実装精度に依存するが、通常の設備を用いれば、その精度は±10μm程度で、感度劣化も5%程度である。
(3)半導体レーザ1101と光ファイバ1104との距離を近づけることにより高い結合効率を得ようとする場合は、フィルタブロック1401の厚さを薄くすることで対応できる。
(4)フィルタブロック1401の材料としては、基本的には何でも良いが、屈折率は、光ファイバ1104と屈折率整合がとれるものが望ましい。フィルタブロック1401の材料としてガラスを使用した場合、凹部の加工は、ガラスプレス加工により可能である。また、プラスチック材料を使用する場合は、金型によるモールド加工により簡単に加工可能である。また、Si基板を用いる場合は、オフ基板を用いて選択エッチングすることで加工可能である。ただし、Si基板で設計する場合は、凹部の反対側の面に無反射コーティングを行う必要がある。また、光ファイバ等と、材料の屈折率が異なるので、屈折率の差を考慮した光学系に設計変更する必要がある。
(5)図6に示すフィルタブロック1401の凹部1404は、光ファイバ1104側に形成しているが、半導体レーザ1101側に形成してもよい。
<実施形態3>
以下、実施形態3に係る光送受信装置について図面を用いて説明する。実施形態3に係る光送受信装置は、実施形態1に係る光送受信装置と多くの点で共通するため、異なる点についてのみ説明する。異なる点は、光ファイバの光軸と半導体レーザの光軸とを少しずらしている点と、半導体レーザから送信される光信号が受信用フォトダイオードに入射しないように防ぐための送信光遮断フィルタを備えている点である。
【0038】
本実施形態に係る光送受信装置は、図7(a)から図7(d)に示す構成になっている。
送信光遮断フィルタ1601は、凹溝付光学プラットホーム1105に形成された送信光遮断フィルタ実装用ダイシング溝1602に挿入され、波長分岐フィルタ1107と受信用フォトダイオード1103との間に、波長分岐フィルタ1107と平行となるように配置されている。送信光遮断フィルタ実装用ダイシング溝1602は、凹溝付光学プラットホーム1105の表面付近を通る半導体レーザ1101から送信された光信号を送信光遮断フィルタ1601が確実に遮断するために十分な深さが必要である。
【0039】
送信光遮断フィルタ1601のフィルタ面には、半導体レーザ1101から送信される光信号の波長に対する反射率が高い波長選択膜が覆われている。
これにより、半導体レーザ1101から送信された光信号を受信用フォトダイオード1103が受信することを防ぐことができる。
なお、送信光遮断フィルタ1601の配置として、図7(a)では、光ファイバ1104に突き当てるように配置されているが、半導体レーザ1101と光ファイバ間の結合の妨げとならなければ、光ファイバ1104の端面にかかるように配置してもよい。
<実施形態4>
以下、実施形態4に係る光送受信装置について図面を用いて説明する。実施形態4に係る光送受信装置は、実施形態1に係る光送受信装置と多くの点で共通するため、異なる点についてのみ説明する。異なる点は、光ファイバの光軸に対して半導体レーザの光軸を、当該半導体レーザ出射位置を頂点として傾斜させている点と、半導体レーザから送信される光信号が受信用フォトダイオードに入射しないようにするための金属遮光壁を備えている点である。
【0040】
本実施形態に係る光送受信装置は、図8(a)から図8(d)に示す構成になっている。
図8(a)に示すように、半導体レーザ1101及びモニタ用フォトダイオード1102は、半導体レーザ出射位置1702を頂点として光ファイバ1108の光軸と半導体レーザ1101の光軸とが所定角度を形成するように配置されている。傾斜配置する理由は、半導体レーザ1101から送信される光信号が、受信用フォトダイオード1103に入射する量を軽減するためである。
【0041】
図10は、半導体レーザと光ファイバの実装傾斜角と結合効率の関係を示すグラフ図である。図10に示すグラフからわかるように、光ファイバ1108の光軸と半導体レーザ1101の光軸との間の傾斜角度αが3乃至5度程度であれば、半導体レーザ1101と光ファイバ1108との間における光信号の結合効率の損失は、1〜2dB程度で済むので大きな問題にはならない。
【0042】
また、波長分岐フィルタ1107と受信用フォトダイオード1103の間には、図8(a)、(d)に示すように半導体レーザ1101からの光を遮断するために、金属遮光壁1701が配置されている。金属遮光壁1701は、凹溝付光学プラットホーム1105上のメタルから金属メッキ加工されたものである。金属遮光壁1701の高さは、図9(e)に示すように、半導体レーザ1101から放射された光信号の放射角を考慮した設計にする必要がある。また、受信用フォトダイオード1103の入射面1202の位置より高くする必要がある。例えば、半導体レーザ1101の放射角を20°程度に設定した場合、金属遮光壁1701の高さは、30〜40μm程度必要となる。
【0043】
これにより、半導体レーザ1101から送信された光信号を受信用フォトダイオード1103が受信することを防ぐことができる。
<補足>
(1)なお、波長分岐フィルタ実装用ダイシング溝1106のダイシング面で乱反射した光信号が、受信用フォトダイオード1103に入射することを防ぐために、図9(f)に示すような、遮光用エッチング溝1704を凹溝付光学プラットホーム1105に形成してもよい。
(2)高い遮光特性を実現するために、できるだけ半導体レーザ出射位置1702から見て、受信用フォトダイオード1103が隠れるよう、できるだけ遮光用金属壁1701を、凹溝1108に近い位置に配置してもよい。また、受信用フォトダイオード1103を、半導体レーザ1101の放射角の範囲から外れるように配置することによって、遮光特性を高めることが可能であるが、図11に示す、受光用フォトダイオード1103と波長分岐フィルタ1107と間の距離と結合効率の関係を示すグラフからわかるように、受光用フォトダイオード1103の配置位置が、波長分岐フィルタ1107から離れるに連れて結合効率が小さくなるので、所望の結合効率に合わせて受光用フォトダイオード1103の配置位置を決定すればよい。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明に係る光送受信装置は、各部品の実装精度をさほど向上させなくても、送信部と光ファイバの先端との間における光信号の送受において所望の結合効率が得られる上に、高い実装許容度が得られる。つまり、歩留率が高くなるので、製造コストを低くすることができる。また、従来のように立体実装により導波路を形成する必要がなく、表面実装で容易に製造することができるので、製造コストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る光送受信装置の構成図であり、
(a)は上面から見た図
(b)は(a)図で示したA−A’軸での断面図
(c)は(a)図で示したB−B’軸での断面図
(d)は(a)図で示したC−C’軸での断面図
である。
【図2】本発明に係る立上ミラー型フォトダイオードの構造図であり、
(a)は上面から見た図
(b)は断面図
(c)は1.55μm帯受光用受信用フォトダイオードの上面から見た図
(d)は1.55μm帯受光用受信用フォトダイオードの断面図
(e)は下から見た図
である。
【図3】半導体レーザと光ファイバ間の光結合効率の関係を示す図であり、
(a)は過剰損失の位置ずれ量依存性を示した図
(b)は結合効率の位置ずれ量依存性を示した図
である。
【図4】従来の光送受信装置の構成における導波路と光ファイバ間の結合効率の位置ずれ依存性を示した図である。
【図5】実施形態1の変形例に係る光送受信装置の構成図であり、
(a)は上面から見た図
(b)は波長分岐フィルタ表面の遮光部の形状例1
(c)は波長分岐フィルタ表面の遮光部の形状例2
である。
【図6】実施形態2に係る光送受信装置の構成図であり、
(a)は上面から見た図
(b)はフィルタブロックの構造図
(c)は遮光膜を形成したフィルタブロックの構造図
である。
【図7】実施形態3に係る光送受信装置の構成図であり、
(a)は上面から見た図
(b)は(a)図で示したA−A’軸での断面図
(c)は(a)図で示したB−B’軸での断面図
(d)は(a)図で示したC−C’軸での断面図
である。
【図8】実施形態4に係る光送受信装置の構成図であり、
(a)は上面から見た図
(b)は(a)図で示したA−A’軸での断面図
(c)は(a)図で示したB−B’軸での断面図
(d)は(a)図で示したC−C’軸での断面図
【図9】実施形態4に係る光送受信装置の構成図であり、
(e)は金属遮光壁の高さに関する説明図
(f)は遮光用エッチング溝と金属遮光壁の例を示す図
である。
【図10】半導体レーザと光ファイバの実装傾斜角と結合効率の関係を示すグラフ図である。
【図11】受光用フォトダイオードと波長分岐フィルタの距離と結合効率の関係を示すグラフ図である。
【図12】波長分岐フィルタと対峙する光ファイバの先端部分の形状を示した図であり、
(a)は斜めにカットした先端形状を示した図
(b)は面取りした先端形状を示した図
である。
【図13】従来の光送受信装置の構成図の一例である。
【符号の説明】
1101      半導体レーザ
1102      モニタ用フォトダイオード
1103      受信用フォトダイオード
1104      光ファイバ
1105、1402 凹溝付光学プラットホーム
1106      波長分岐フィルタ実装用ダイシング溝
1107、1405 波長分岐フィルタ 波長分岐フィルタ
1108      光ファイバ精密位置決め機構付凹溝
1109      ファイバ押え
1110      樹脂
1201      受光部
1202      立上ミラー
1203      メタルパターン
1204      1.3μm帯光吸収層
1205      メタル遮光パターン
1206      入射窓
1207      遮光メタル
1301      斜めカットファイバ
1302      先端面取りファイバ
1401      フィルタブロック
1403      フィルタブロック実装用ダイシング溝
1404      凹部
1406      遮光膜
1601      送信光遮断フィルタ
1602      送信光遮断フィルタ実装用ダイシング溝
1701      金属遮光壁
1702      半導体レーザ出射位置
1703      メタル
1704      遮光用エッチング溝
1801      遮光部
1802      入射&反射窓

Claims (30)

  1. 発光素子を有し光信号を送信する送信部と、受光素子を有し光信号を受信する受信部とを備えた光送受信装置であって、
    波長に応じて光信号を分岐する波長分岐フィルタを備え、
    光ファイバの一端が本装置内に導入され、
    前記送信部、前記波長分岐フィルタ及び前記光ファイバの一端は、当該送信部から送信されて当該波長分岐フィルタにより分岐された光信号を、当該光ファイバの一端が受信可能なように、且つ当該送信部から送信された光信号が当該光ファイバの一端に到達するまでの最短の経路上に、光信号の進行方向を一定方向に特定することのない領域を設けるように配置され、
    前記受信部は、前記光ファイバの一端から放出されて前記波長分岐フィルタにより分岐された光信号を、前記領域を介して当該受信部が受信可能なように配置されている
    ことを特徴とする光送受信装置。
  2. 前記経路の距離は、100μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の光送受信装置。
  3. 前記波長分岐フィルタは、波長が異なる2つの光信号を反射又は透過させるものであって、前記光ファイバの先端から放出された光信号を反射し、前記送信部から送信された光信号を透過することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光送受信装置。
  4. 前記受信部において受信する光信号は、波長が1.55μm帯のものであり、前記送信部により送信される光信号は、波長が1.3μm帯のものであることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  5. 前記受信部において受信する光信号は、波長が1.3μm帯のものであり、前記送信部により送信される光信号は、波長が1.55μm帯のものであることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  6. 前記波長分岐フィルタは、光学的に透明な光学基板上に、誘電体多層膜を覆ったものであることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  7. 前記波長分岐フィルタのフィルタ面の厚さは、10〜30μmであることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  8. 前記光学基板には、凹状の斜面が形成されており、当該斜面上に前記誘電体多層膜が覆われていることを特徴とする請求項6に記載の光送受信装置。
  9. 前記領域には、前記光ファイバと屈折率整合した、光学的に透明な樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  10. 一つの光学プラットホーム上に、前記送信部、前記受信部及び前記波長分岐フィルタを搭載していることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  11. 前記受信部は、端面入射型であることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  12. 前記受信部は、立上ミラーを有していることを特徴とする請求項11に記載の光送受信装置。
  13. 前記立上ミラーには、受信すべき光信号の波長と一致した無反射コート処理が施されていることを特徴とする請求項12に記載の光送受信装置。
  14. 前記光ファイバの一端は、斜めにカットしたものであることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  15. 前記光ファイバの一端における先端面は、前記波長分岐フィルタの光入射面と略平行になるように加工されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  16. 前記光ファイバの一端は、円錐形に面取り加工されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  17. 前記波長分岐フィルタのフィルタ面には、前記送信部から送信された光信号が前記受信部に受信されることを防ぐための遮光膜が覆われていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  18. 前記遮光膜は、前記送信部から送信された光信号の前記経路上にあたる前記フィルタ面の所定部分を除いて、当該フィルタ面に覆われていることを特徴とする請求項17に記載の光送受信装置。
  19. 前記遮光膜は、メタルの蒸着膜であるであることを特徴とする請求項17に記載の光送受信装置。
  20. 前記波長分岐フィルタと前記受信部との間に、前記送信部から送信される光信号のうち当該受信部方向に進行する成分を遮断する遮光フィルタを配置することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  21. 前記遮光フィルタは、送信部から送信される光信号を反射し、前記光ファイバから放出される光信号を透過する波長分岐フィルタであることを特徴とする請求項20に記載の光送受信装置。
  22. 前記遮光フィルタを配置するためのダイシング溝は、前記送信部から送信される光信号を当該遮光フィルタが十分にさえぎるだけの深さを有していることを特徴とする請求項20に記載の光送受信装置。
  23. 前記波長分岐フィルタと前記受信部との間に、前記送信部から送信される光信号のうち当該受信部方向に進行する成分を遮断する遮光壁を配置することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  24. 前記遮光壁は、前記受信部の入射面の高さよりも高いことを特徴とする請求項23に記載の光送受信装置。
  25. 前記遮光壁は、金属メッキされていることを特徴とする請求項24に記載の光送受信装置。
  26. 前記受信部の入射面は、送信部から送信される光信号を反射し、前記光ファイバから放出される光信号を透過する波長選択層を有するすることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  27. 前記受信部の入射面には遮光膜が覆われ、当該遮光膜に、前記光ファイバから放出される光信号のみを入射させるための入射窓を形成していることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  28. 前記受信部は、前記送信部から送信される光信号の光軸からできるだけ遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  29. 前記送信部は、光信号の送信方向が前記光ファイバの光軸に対して前記受信部から離れる方向に傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光送受信装置。
  30. 前記傾斜角度は、3〜5°であることを特徴とする請求項29に記載の光送受信装置。
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